JPH0110493Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0110493Y2 JPH0110493Y2 JP1983004433U JP443383U JPH0110493Y2 JP H0110493 Y2 JPH0110493 Y2 JP H0110493Y2 JP 1983004433 U JP1983004433 U JP 1983004433U JP 443383 U JP443383 U JP 443383U JP H0110493 Y2 JPH0110493 Y2 JP H0110493Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- shaft
- thread
- base end
- inclined surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Stringed Musical Instruments (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、ネジ山の進み側傾斜面の角度をネ
ジ軸の挿込み先端側から軸基端側の全長にかけて
順次変位させ、ネジ軸のいずれのネジ山部分がメ
ネジに螺合した場合であつても、弛止め効果を発
揮し得る弛止めネジに関する。
ジ軸の挿込み先端側から軸基端側の全長にかけて
順次変位させ、ネジ軸のいずれのネジ山部分がメ
ネジに螺合した場合であつても、弛止め効果を発
揮し得る弛止めネジに関する。
(ロ) 従来の技術
第4図は、従来のネジを示す断面図である。従
来のネジは、ネジ山61の断面形状を同一の山形
形状に形成し、ネジ山61の進み側傾斜面62と
追い側傾斜面63とを対称に設定している。そし
て、この複数のネジ山61はネジ軸64の挿込み
先端側から軸基端側にかけて同一ピツチで複数形
成した構造である。このような基準山形(対称山
形)に対応するネジ溝を有するメネジ65に対
し、ネジを螺合させる時は、第4図で示すように
ネジ山61の追い側傾斜面63とメネジ65山の
傾斜面とが接面し、この接面圧によつてネジ込み
が実行される。しかし、螺着状態においては進み
側傾斜面62と、これに対応するメネジ65の山
傾斜面間に僅かな間隙が生じ、これが振動等によ
る弛みの原因となつていることが知られている。
来のネジは、ネジ山61の断面形状を同一の山形
形状に形成し、ネジ山61の進み側傾斜面62と
追い側傾斜面63とを対称に設定している。そし
て、この複数のネジ山61はネジ軸64の挿込み
先端側から軸基端側にかけて同一ピツチで複数形
成した構造である。このような基準山形(対称山
形)に対応するネジ溝を有するメネジ65に対
し、ネジを螺合させる時は、第4図で示すように
ネジ山61の追い側傾斜面63とメネジ65山の
傾斜面とが接面し、この接面圧によつてネジ込み
が実行される。しかし、螺着状態においては進み
側傾斜面62と、これに対応するメネジ65の山
傾斜面間に僅かな間隙が生じ、これが振動等によ
る弛みの原因となつていることが知られている。
このため、従来よりネジの弛み止めを達成する
手段として、ネジ軸先端部に割溝を形成したクサ
ビ部を設けた構造のものや、ばね座金をネジ部品
として備えた構造のもの等が実施されている。と
ころが、これらの弛止めネジはいずれも、高価な
許かりでなく、充分な弛止め効果を期待し得なか
つた。
手段として、ネジ軸先端部に割溝を形成したクサ
ビ部を設けた構造のものや、ばね座金をネジ部品
として備えた構造のもの等が実施されている。と
ころが、これらの弛止めネジはいずれも、高価な
許かりでなく、充分な弛止め効果を期待し得なか
つた。
そこで、近年、ネジ軸の基端側(頭部側)に数
条の変形山形から成る第1のネジ山部を設け、ネ
ジ軸の挿込み先端側に第1のネジ山部に連続する
基準山形の第2のネジ山部を設けた弛止めネジが
提案されている(図示せず)。この弛止めネジで
は、軸挿込み先端から軸長さ中央部に亘り、メネ
ジに対応した基準山形(第2のネジ山部)を形成
し、軸長さ中央から軸基端に亘り変形山形、つま
り第1のネジ山部を構成している。この弛止めネ
ジによれば、第2のネジ山部(変形山形部)は、
ネジ山の進み側傾斜面が追い側傾斜面よりも軸線
に対する傾斜角が小さい。従つて、基準山形を有
するメネジに螺合する時、締結完了寸前で、つま
り第1のネジ山部がメネジに螺合した時点で、進
み側傾斜面によつてメネジの傾斜面が削られ、こ
の削粉がメネジと追い側傾斜面との螺合間隙に埋
入位置する結果、接面圧が増加し弛止め効果を発
揮する。
条の変形山形から成る第1のネジ山部を設け、ネ
ジ軸の挿込み先端側に第1のネジ山部に連続する
基準山形の第2のネジ山部を設けた弛止めネジが
提案されている(図示せず)。この弛止めネジで
は、軸挿込み先端から軸長さ中央部に亘り、メネ
ジに対応した基準山形(第2のネジ山部)を形成
し、軸長さ中央から軸基端に亘り変形山形、つま
り第1のネジ山部を構成している。この弛止めネ
ジによれば、第2のネジ山部(変形山形部)は、
ネジ山の進み側傾斜面が追い側傾斜面よりも軸線
に対する傾斜角が小さい。従つて、基準山形を有
するメネジに螺合する時、締結完了寸前で、つま
り第1のネジ山部がメネジに螺合した時点で、進
み側傾斜面によつてメネジの傾斜面が削られ、こ
の削粉がメネジと追い側傾斜面との螺合間隙に埋
入位置する結果、接面圧が増加し弛止め効果を発
揮する。
(ハ) 考案が解決しようとする課題
上記、提案されている弛止めネジは、軸上の複
数の連続するネジ山を、軸先端部側と軸基端部側
とで2分し、軸先端部側のネジ山をメネジに対応
する基準山形(第2のネジ山部)、軸基準部側の
ネジ山を変形山形(第1のネジ山部)に設定して
いる。そして、基端部側(第1ネジ山部)のネジ
山の進み側傾斜面の軸線に対する傾斜角を順次、
小さく設定している。これにより、上記、従来の
ネジに比較して安価で一応の弛止め効果を達成し
得る利点がある。
数の連続するネジ山を、軸先端部側と軸基端部側
とで2分し、軸先端部側のネジ山をメネジに対応
する基準山形(第2のネジ山部)、軸基準部側の
ネジ山を変形山形(第1のネジ山部)に設定して
いる。そして、基端部側(第1ネジ山部)のネジ
山の進み側傾斜面の軸線に対する傾斜角を順次、
小さく設定している。これにより、上記、従来の
ネジに比較して安価で一応の弛止め効果を達成し
得る利点がある。
ところが、この弛止めネジは軸挿込み先端側の
第2ネジ山部を標準の基準山形、つまり被締結部
材に備えるメネジに対応した山形に形成してい
る。このため、第2のネジ山部には弛止め効果は
なく、第1のネジ山部がメネジに螺合して初めて
弛止め効果を発揮することとなる。従つて、例え
ばバカ孔を備えた厚みの大きい板材と、メネジを
備えた厚みの薄い被締結板材とを、バカ孔側から
弛止めネジを挿入して締結する場合、第1のネジ
山部(変形山形部)はバカ孔に位置し、第2のネ
ジ山部(基準山形部)のみが、メネジに螺合する
こととなり、弛止め効果は全く発揮し得ない。つ
まり、この弛止めネジは軸基端側に配置された第
2のネジ山部(変形山形部)がメネジに螺合する
ような締結部材間のケースにおいてのみ弛止め効
果を発揮し得、使用態様に大きな制約がある。
第2ネジ山部を標準の基準山形、つまり被締結部
材に備えるメネジに対応した山形に形成してい
る。このため、第2のネジ山部には弛止め効果は
なく、第1のネジ山部がメネジに螺合して初めて
弛止め効果を発揮することとなる。従つて、例え
ばバカ孔を備えた厚みの大きい板材と、メネジを
備えた厚みの薄い被締結板材とを、バカ孔側から
弛止めネジを挿入して締結する場合、第1のネジ
山部(変形山形部)はバカ孔に位置し、第2のネ
ジ山部(基準山形部)のみが、メネジに螺合する
こととなり、弛止め効果は全く発揮し得ない。つ
まり、この弛止めネジは軸基端側に配置された第
2のネジ山部(変形山形部)がメネジに螺合する
ような締結部材間のケースにおいてのみ弛止め効
果を発揮し得、使用態様に大きな制約がある。
この考案は、ネジ軸のいかなるネジ山部分が被
締結部材のメネジに螺合する場合であつても、充
分な弛止め効果を発揮し得る弛止めネジを提供す
ることを目的とする。
締結部材のメネジに螺合する場合であつても、充
分な弛止め効果を発揮し得る弛止めネジを提供す
ることを目的とする。
(ニ) 課題を解決するための手段及び作用
この目的を達成させるために、この考案の弛止
めネジは、次のような構成としている。
めネジは、次のような構成としている。
弛止めネジは、基端に頭部、先端に挿込む端部
を備えた軸の全長上にピツチが一定である複数の
ネジ山を形成したネジであつて、前記各ネジ山の
追い側傾斜面の傾斜角度を同一に形成すると共
に、各ネジ山の進み側傾斜面の軸線に対する傾斜
角を、ネジ軸の挿込み先端側から軸基端側の全長
にかけて順次小さく設定して構成されている。
を備えた軸の全長上にピツチが一定である複数の
ネジ山を形成したネジであつて、前記各ネジ山の
追い側傾斜面の傾斜角度を同一に形成すると共
に、各ネジ山の進み側傾斜面の軸線に対する傾斜
角を、ネジ軸の挿込み先端側から軸基端側の全長
にかけて順次小さく設定して構成されている。
このような構成を有する弛止めネジでは、各ネ
ジ山は山径を等しくし、且つピツチも一致させて
ある。そして、各ネジ山の追い側傾斜面の軸線に
対する傾斜角は等しく設定してある。つまり、メ
ネジの基準山形に対応させてある。従つて、基準
山形を有するメネジに対し螺着させる時は、螺入
操作に無理がなく締結作業が簡易である。更に、
各ネジ山の進み側傾斜面は、軸挿込み先端側から
軸頭部基端側の軸全長にかけて順次、軸線に対す
る傾斜角を縮小させてある。つまり、軸挿込み先
端側から軸頭部基端側方向にかけて、順次、ネジ
山の進み側傾斜面と追い側傾斜面との対向間隔を
狭めてある。従つて、螺入に際してはメネジ側の
山は、軸先端側から軸基端側にかけて徐々に増加
して行く挟圧力を受け、ネジ山全体で弛止め効果
を受けることとなる。従つて、例えばバカ孔を備
えた厚みの大きい板材に、メネジを備えた薄い被
締結板材を、バカ孔側から弛止めネジを挿入して
締結する必要がある場合であつても、軸挿込み先
端側の数条の変形山形(ネジ山部)がメネジに螺
合し、強固に締結し得る。つまり、薄い被締結板
材に対し弛止め効果を発揮し得る。
ジ山は山径を等しくし、且つピツチも一致させて
ある。そして、各ネジ山の追い側傾斜面の軸線に
対する傾斜角は等しく設定してある。つまり、メ
ネジの基準山形に対応させてある。従つて、基準
山形を有するメネジに対し螺着させる時は、螺入
操作に無理がなく締結作業が簡易である。更に、
各ネジ山の進み側傾斜面は、軸挿込み先端側から
軸頭部基端側の軸全長にかけて順次、軸線に対す
る傾斜角を縮小させてある。つまり、軸挿込み先
端側から軸頭部基端側方向にかけて、順次、ネジ
山の進み側傾斜面と追い側傾斜面との対向間隔を
狭めてある。従つて、螺入に際してはメネジ側の
山は、軸先端側から軸基端側にかけて徐々に増加
して行く挟圧力を受け、ネジ山全体で弛止め効果
を受けることとなる。従つて、例えばバカ孔を備
えた厚みの大きい板材に、メネジを備えた薄い被
締結板材を、バカ孔側から弛止めネジを挿入して
締結する必要がある場合であつても、軸挿込み先
端側の数条の変形山形(ネジ山部)がメネジに螺
合し、強固に締結し得る。つまり、薄い被締結板
材に対し弛止め効果を発揮し得る。
(ホ) 実施例
第1図は、この考案に係る弛止めネジの具体的
な一実施例を示す要部拡大断面図である。
な一実施例を示す要部拡大断面図である。
弛止めネジは、公知のように軸(ネジ軸)1の
基端に頭部11、先端に挿込み先端部12を備
え、この軸1上の全長に亘り複数のネジ山2の形
成している。各ネジ山2は、それぞれ山径が同一
で、且つ同一ピツチに設定してある。
基端に頭部11、先端に挿込み先端部12を備
え、この軸1上の全長に亘り複数のネジ山2の形
成している。各ネジ山2は、それぞれ山径が同一
で、且つ同一ピツチに設定してある。
この考案の特徴は、ネジ軸1の全長(軸挿込み
先端12から軸頭部11基端)にかけて設けた各
ネジ山2の断面形状を、ネジ軸1の挿任み先端1
2側から軸頭部基端11の全長にかけて、順次変
形させ、変形山形とした点にある。
先端12から軸頭部11基端)にかけて設けた各
ネジ山2の断面形状を、ネジ軸1の挿任み先端1
2側から軸頭部基端11の全長にかけて、順次変
形させ、変形山形とした点にある。
実施例では、第1図で示すように各ネジ山2の
追い側傾斜面(ネジ軸1の頭部基端11側方向の
ネジ山傾斜面)21を、それぞれ同一に形成して
いる。つまり、ネジ山2の追い側傾斜面21の軸
線(ネジ軸1)に対する傾斜角を同一に設定して
いる。この傾斜面21の傾斜角は、メネジの基準
山形と対応している。そして、各ネジ山2の進み
側傾斜面(ネジ軸1の挿込み先端12側方向のネ
ジ山傾斜面)22は、それぞれ前記追い側傾斜面
の軸線に対する傾斜角よりも小さく設定し、且つ
進み側傾斜面22の傾斜角変位量を、軸挿込み先
端12側から軸頭部基端11側へかけて(軸1全
長にわたつて)徐々に小さく設定している。つま
り、進み側傾斜面22はそれぞれ軸挿込み先端1
2側から軸頭部基端11側へかけて、軸線に対す
る傾斜角を徐々に小さく形成し、軸頭部基端11
側の進み傾斜面22と追い側傾斜面21との対向
間隔は、軸挿込み先端12側と比較して徐々に狭
まくなるように設定してある。従つて、各ネジ山
2間に位置する谷部3の面積は、軸頭部基端11
側へ行くに狭い小さくなつている。これにより、
メネジの基準山形を軸挿込み先端12側から軸頭
部基端11側へかけて、暫時強く挟圧し得るよう
になつている。
追い側傾斜面(ネジ軸1の頭部基端11側方向の
ネジ山傾斜面)21を、それぞれ同一に形成して
いる。つまり、ネジ山2の追い側傾斜面21の軸
線(ネジ軸1)に対する傾斜角を同一に設定して
いる。この傾斜面21の傾斜角は、メネジの基準
山形と対応している。そして、各ネジ山2の進み
側傾斜面(ネジ軸1の挿込み先端12側方向のネ
ジ山傾斜面)22は、それぞれ前記追い側傾斜面
の軸線に対する傾斜角よりも小さく設定し、且つ
進み側傾斜面22の傾斜角変位量を、軸挿込み先
端12側から軸頭部基端11側へかけて(軸1全
長にわたつて)徐々に小さく設定している。つま
り、進み側傾斜面22はそれぞれ軸挿込み先端1
2側から軸頭部基端11側へかけて、軸線に対す
る傾斜角を徐々に小さく形成し、軸頭部基端11
側の進み傾斜面22と追い側傾斜面21との対向
間隔は、軸挿込み先端12側と比較して徐々に狭
まくなるように設定してある。従つて、各ネジ山
2間に位置する谷部3の面積は、軸頭部基端11
側へ行くに狭い小さくなつている。これにより、
メネジの基準山形を軸挿込み先端12側から軸頭
部基端11側へかけて、暫時強く挟圧し得るよう
になつている。
第2図は、上記構成を有する弛止めネジによつ
て、被締結部材4をネジ軸1の先端部で押す圧固
定する場合を示している。メネジ5に対し、ネジ
軸1を挿込み先端側12から螺入する時、各ネジ
山2の追い側傾斜面21がメネジ5の山傾斜(基
準山形)と等しく設定されている。従つて、螺入
作業を容易に行い得る。そして、メネジ5に対す
るネジ込みを進めて行く時、各ネジ山2の進み側
傾斜面22は軸挿込み先端12側から軸頭部基端
11側にかけて徐々に少しずつ変位させてある。
従つて、メネジ5側は軸1の螺入に伴い、順次、
ネジ山2の進み側傾斜面22によつて接面圧が加
えられることとなる。かくして、メネジ5側で
は、軸1の螺入によるネジ山2の噛み合いの都
度、接面圧力が強力となつた新たな押し付け力を
受けながら、螺着を完了する。ここにおいて、弛
止め効果は、複数のネジ山2、つまりネジ軸1の
挿込み先端12側から軸頭部基端11側に位置す
る全てのネジ山2のいずれの部分(ネジ山)にお
いても弛止め効果を発揮することとなる。
て、被締結部材4をネジ軸1の先端部で押す圧固
定する場合を示している。メネジ5に対し、ネジ
軸1を挿込み先端側12から螺入する時、各ネジ
山2の追い側傾斜面21がメネジ5の山傾斜(基
準山形)と等しく設定されている。従つて、螺入
作業を容易に行い得る。そして、メネジ5に対す
るネジ込みを進めて行く時、各ネジ山2の進み側
傾斜面22は軸挿込み先端12側から軸頭部基端
11側にかけて徐々に少しずつ変位させてある。
従つて、メネジ5側は軸1の螺入に伴い、順次、
ネジ山2の進み側傾斜面22によつて接面圧が加
えられることとなる。かくして、メネジ5側で
は、軸1の螺入によるネジ山2の噛み合いの都
度、接面圧力が強力となつた新たな押し付け力を
受けながら、螺着を完了する。ここにおいて、弛
止め効果は、複数のネジ山2、つまりネジ軸1の
挿込み先端12側から軸頭部基端11側に位置す
る全てのネジ山2のいずれの部分(ネジ山)にお
いても弛止め効果を発揮することとなる。
第3図は、弛止めネジにて基準山形を有する被
締結部材4を引きつけ固定する場合の例を示して
おり、この場合ネジ山2の進み側傾斜面22にて
メネジ部5の山傾斜(基準山形)を挟圧すること
となり、強固に固定する。例えば、バカ孔を備え
た厚みの大きい板材に、メネジを備えた薄い被締
結板材4を、バカ孔側から弛止めネジを挿入して
締結する場合、ネジ軸1の頭部基端11側のネジ
山部は、バカ孔に対応位置するため弛止め効果を
発揮し得ないが、ネジ軸1の挿込み先端12側の
数条のネジ山部が薄い被締結板材4のメネジ5に
螺合する。この弛止めネジでは、軸1の挿込み先
端12側から軸頭部基端11の全長に亘り、各ネ
ジ山2の進み側傾斜面22の軸線に対する傾斜角
をネジ軸先端12側から基端11側にかけて順
次、小さく設定してある。従つて、ネジ軸1の挿
込み先端部12の数条のネジ山部が、メネジ5に
螺着することとなり、メネジ5の山傾斜に対し螺
入深さに対応した挟圧力を作用させ、充分な弛止
め効果を達成する。
締結部材4を引きつけ固定する場合の例を示して
おり、この場合ネジ山2の進み側傾斜面22にて
メネジ部5の山傾斜(基準山形)を挟圧すること
となり、強固に固定する。例えば、バカ孔を備え
た厚みの大きい板材に、メネジを備えた薄い被締
結板材4を、バカ孔側から弛止めネジを挿入して
締結する場合、ネジ軸1の頭部基端11側のネジ
山部は、バカ孔に対応位置するため弛止め効果を
発揮し得ないが、ネジ軸1の挿込み先端12側の
数条のネジ山部が薄い被締結板材4のメネジ5に
螺合する。この弛止めネジでは、軸1の挿込み先
端12側から軸頭部基端11の全長に亘り、各ネ
ジ山2の進み側傾斜面22の軸線に対する傾斜角
をネジ軸先端12側から基端11側にかけて順
次、小さく設定してある。従つて、ネジ軸1の挿
込み先端部12の数条のネジ山部が、メネジ5に
螺着することとなり、メネジ5の山傾斜に対し螺
入深さに対応した挟圧力を作用させ、充分な弛止
め効果を達成する。
また、上記実施例の弛止めネジで、薄い板状物
(被締結部材)を固定する場合、基端側のネジ山
間の谷底部の面積が殆どなく、それだけ進み側傾
斜面と追い側傾斜面との対向距離が少ないため、
薄い板材といえども強力に挟圧され逃げがない。
(被締結部材)を固定する場合、基端側のネジ山
間の谷底部の面積が殆どなく、それだけ進み側傾
斜面と追い側傾斜面との対向距離が少ないため、
薄い板材といえども強力に挟圧され逃げがない。
かくして、この弛止めネジでは、ネジ軸1の軸
長さのいかなるネジ山部分が、薄い被締結部材の
メネジに螺合した場合であつても、充分な弛止め
効果を発揮し得、締結範囲、つまり使用態様が広
い。
長さのいかなるネジ山部分が、薄い被締結部材の
メネジに螺合した場合であつても、充分な弛止め
効果を発揮し得、締結範囲、つまり使用態様が広
い。
なお、上記実施例は弛止めネジとしてボルトネ
ジを例に上げたが、木ネジにも同様に適用でき
る。
ジを例に上げたが、木ネジにも同様に適用でき
る。
(ヘ) 考案の効果
この考案では、以上のように、各ネジ山の進み
側傾斜面のネジ軸線に対する傾斜角を、軸挿込み
先端側から軸頭部基端側に亘る全長にかけて、順
次小さく変位させることとしたから、ネジ軸挿込
み先端側から軸基端側にかけてネジ山の進み側傾
斜面と追い側傾斜面との対向間隔が、順次狭まる
こととなり、メネジの基準山形を強力に挟圧で
き、優れた弛止め効果を発揮する。
側傾斜面のネジ軸線に対する傾斜角を、軸挿込み
先端側から軸頭部基端側に亘る全長にかけて、順
次小さく変位させることとしたから、ネジ軸挿込
み先端側から軸基端側にかけてネジ山の進み側傾
斜面と追い側傾斜面との対向間隔が、順次狭まる
こととなり、メネジの基準山形を強力に挟圧で
き、優れた弛止め効果を発揮する。
しかも、この考案では各ネジ山の追い側傾斜面
を同一に設定し、進み側傾斜面を軸挿込み先端側
から軸基端側にかけて徐々に角度変位させたか
ら、メネジに対する螺入作業が簡易で、且つメネ
ジを損傷することなく、複数のネジ山の全体で弛
み止め作業を果たす。また、仮にこの弛止めネジ
を肉厚板材のバカ孔側から薄い被締結板材のメネ
ジに挿入し、締結する場合であつても、メネジに
螺着する軸挿込み先端部の数条のネジ部が、確実
に弛止め効果を発揮し得、使用締結態様の制約が
ない等、考案目的を達成した優れた効果を有す
る。
を同一に設定し、進み側傾斜面を軸挿込み先端側
から軸基端側にかけて徐々に角度変位させたか
ら、メネジに対する螺入作業が簡易で、且つメネ
ジを損傷することなく、複数のネジ山の全体で弛
み止め作業を果たす。また、仮にこの弛止めネジ
を肉厚板材のバカ孔側から薄い被締結板材のメネ
ジに挿入し、締結する場合であつても、メネジに
螺着する軸挿込み先端部の数条のネジ部が、確実
に弛止め効果を発揮し得、使用締結態様の制約が
ない等、考案目的を達成した優れた効果を有す
る。
第1図は、実施例弛止めネジを示す要部拡大断
面図、第2図は、実施例弛止めネジにて被締結部
材を固定する状態を示す断面図、第3図は、実施
例弛止めネジにて他の被締結部材を固定する状態
を示す断面図、第4図は、従来のネジを示す断面
図である。 1……ネジ軸、2……ネジ山、21……追い側
傾斜面、22……進み側傾斜面。
面図、第2図は、実施例弛止めネジにて被締結部
材を固定する状態を示す断面図、第3図は、実施
例弛止めネジにて他の被締結部材を固定する状態
を示す断面図、第4図は、従来のネジを示す断面
図である。 1……ネジ軸、2……ネジ山、21……追い側
傾斜面、22……進み側傾斜面。
Claims (1)
- 基端に頭部、先端に挿込む端部を備えた軸の全
長上にピツチが一定である複数のネジ山を形成し
たネジであつて、前記各ネジ山の追い側傾斜面の
傾斜角度を同一に形成すると共に、各ネジ山の進
み側傾斜面の軸線に対する傾斜角を、ネジ軸の挿
込み先端側から軸基端側の全長にかけて順次小さ
く設定したことを特徴とする弛止めネジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP443383U JPS59110410U (ja) | 1983-01-16 | 1983-01-16 | 弛止めネジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP443383U JPS59110410U (ja) | 1983-01-16 | 1983-01-16 | 弛止めネジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59110410U JPS59110410U (ja) | 1984-07-25 |
| JPH0110493Y2 true JPH0110493Y2 (ja) | 1989-03-27 |
Family
ID=30136032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP443383U Granted JPS59110410U (ja) | 1983-01-16 | 1983-01-16 | 弛止めネジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59110410U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7458616B2 (en) * | 2004-12-30 | 2008-12-02 | Hydril Company | Threads with perturbations |
| JP2007308946A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Sekisui Chem Co Ltd | 座金、木質建築物における接合構造及び木質建築物 |
| CN105078597A (zh) * | 2014-04-17 | 2015-11-25 | 陈俊龙 | 植牙体结构 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5388664U (ja) * | 1976-12-21 | 1978-07-20 |
-
1983
- 1983-01-16 JP JP443383U patent/JPS59110410U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59110410U (ja) | 1984-07-25 |
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