JPH01111654A - 開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープン缶蓋 - Google Patents
開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープン缶蓋Info
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- JPH01111654A JPH01111654A JP27285587A JP27285587A JPH01111654A JP H01111654 A JPH01111654 A JP H01111654A JP 27285587 A JP27285587 A JP 27285587A JP 27285587 A JP27285587 A JP 27285587A JP H01111654 A JPH01111654 A JP H01111654A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、初期開口後の引裂き力を低減して、開缶性を
改善したベントタイプのフルイージーオープン缶蓋に関
する。 〔従来の技術〕 イージーオープン缶蓋は、罐切り等の道具を必要とする
ことなく、指先の引張り力によって開缶することができ
る。この便利さから、現在では食料缶、炭酸飲料缶、ビ
ール缶等として多用されている。このイージーオープン
缶蓋は、缶蓋の一部を開口する部分開口缶(以下、これ
をパーシャルイージーオープン缶蓋という)と、缶蓋を
全面的に開口するフルイージーオープン缶蓋とに分類さ
れる。 パーシャルイージーオープン缶蓋は、開口片に固着され
た引張り摘み片、を引っ張ることにより缶蓋を開口する
際、引張り摘み片側の開口片の頂点が引っ張られて持ち
上げられ、開口が開始され、更に引張り摘み片を引っ張
り続けることにより開口を完了する。これに対し、フル
イージーオープン缶蓋においては、引張り摘み片が固着
された開口片の先端が、−旦、缶体内側に折り曲げられ
、開口が開始される。そして、この開口片を引き上げる
ことによって、開口作業を継続し、缶体全体にわたる開
口が行われる。 このように、パーシャルイージーオープン缶蓋とフルイ
ージーオープン缶蓋とでは、初期開口の形式が異なって
いる。また、フルイージーオープン缶蓋では、開口を開
始する側の頂点部形状の曲率半径がパーシャルイージー
オープン缶蓋のそれに比較して大きいため、開口開始時
に応力が集中し難く、初期開缶性が劣る。更に、フルイ
ージーオープン缶蓋は、パーシャルイージーオープン缶
蓋よりも開口片が大きい′ために、初期開口後の引裂き
力が非常に大きくなる。 このようなことから、フルイージーオープン缶蓋ハ、パ
ーシャルイージーオープン缶蓋に比べて開缶性が劣るも
のである。 このフルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善するため
、種々の検討がこれまで行われている。 たとえば、缶蓋の周辺部に刻設した開口用スコアーのラ
イン上に、破壊部用スコアーを形成することによって、
開口用スコアーの残厚よりもこの部分の残厚を小さくし
、最初の破壊部分とすることが実開昭57−43239
号公報で提案されている。このように、開口用スコアー
のライン上の一部を薄肉化することにより、初期開缶性
の向上が図られる。 また、特開昭52−94291号公報においては、ノー
ズと最も接近した開口用スコアーとの距離を規定するこ
とによって、初期開缶性を改善している。 これらの手段によって、引張り摘み片を引き起こすこと
によって缶蓋の開口を開始する作業が容易なものとなる
。しかし、初期開口後の引裂き力を低減させることにつ
いては、これまでのところ有効な手段が提案されていな
い。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、イージーオープン缶蓋を開ける際に人が感じ
る開は易さ、開は難さは、開口開始時の初期開缶性の他
に、この開口が開始された缶蓋を缶体から引き裂くとき
の力の大小によっても大きく影響される。たとえば、初
期開缶性が優れたものであっても、引裂き力が大きなも
のである場合、缶蓋を引き裂くときの衝撃や振動等が缶
体に伝えられ、内容物がこぼれだすことにもなりかねな
い。 特に、フルイージーオープン缶蓋にあっては、缶体から
分離される開口片が大きなものであるため、引裂き力が
大きくなる。 そこで、本発明は、この引裂き力を軽減することによっ
て、フルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善すること
を目的とする。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明のフル
イージーオープン缶蓋は、その目的を達成するために、
缶蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口用スコ
アーの近傍に設けた引張り摘み片の固着部に関して前記
開口用スコアーとは反対側にベントスコアーを刻設した
フルイージーオープン缶蓋において、前記ベントスコア
ーの両側に引裂き方向に沿った成分をもつビードを形成
したことを特徴とする。 ここで、ベントスコアーの上端部とビードの始端部との
間の引裂き方向Xに関する距離aは、4叩以下にするこ
とが好ましい。また、ビードの終端部は、引裂き方向X
に関してベントスコアーの上端部から25IIII11
以下の範囲に設けることが好ましい。更に、ビードは、
それが引裂き方向Xとなす角度θを一10〜60度の範
囲で、ベントスコアーの両側に形成することができる。 第1図は、本発明に従ったベントタイプのフルイージー
オープン缶蓋を示す。缶蓋lの周辺部には、開口用スコ
アー2が刻設されている。この開口用スコアー2の一部
近傍に、引張り摘み片3を缶蓋1に取り付けた固着部4
が形成されている。 そして、固着部4に関して開口用スコアー2とは反対側
にベントスコアー5が刻設されている。 この引張り摘み片3を引き起こすことにより、先ず固着
部4に最も近いベントスコアー5の部分が破断し、固着
部4に最も接近した開口用スコアー2の頂点が開口開始
点6となって、ベントスコアー5と開口用スコアー2と
の間にある缶蓋ti分が缶の内側に折り曲げられて開口
され、引張り摘み片3を充分引き起こすことによって、
初期開口が終了する。 本発明にあっては、固着部4を中心として、引裂き方向
Xに沿った成分をもつビード8を、ベントスコアー5の
両側に対称的に形成している。このビード8によって、
開口片7のベントスコアー5両側と開口用スコアー2と
の間にある開口片7の曲げ剛性が大きくなり、−点鎖線
で示す折曲げ線9部分で折れ曲がる。したがって、引張
り摘み片3を引き起こすときの力が、開口用スコアー2
に集中して伝わり、広い範囲にわたって開口する。 その結果、初期開口幅Wが大きくなる。 これに対し、ビード8を形成しないとき、開口用スコア
ー2とベントスコアー5との間にある開口片7部分の剛
性が最も弱いため、第2図に示すように、開口片7は、
−点鎖線で示す折曲げ線9aの部分で折り曲げられる。 その結果、初期開口幅Wは、第1図の場合に比較して小
さなものとなる。 初期開口幅Wの大小は、その後の開口片7の引裂き力に
大きな影響を与える。すなわち、初期開口後に開口片7
を缶体から引き裂くとき、初期開口幅Wが大きいほど、
引裂き力の作用点である固着部4と開口した開口片先端
部10との引裂き方向Xに沿った距離が長くなり、開口
片7を曲げて引き起こそうとする曲げモーメントが大き
くなる。 これによって、開口片7を分離するのに必要な引裂き力
を小さくすることができる。 このとき、引裂き方向Xに沿ったベントスコアー5の上
端とビード8の始端部8aとの間の距離aは、4 mm
以下にすることが好ましい。また、引裂き方向Xに沿っ
たベントスコアー5の上端とビード8の終端部8bとの
間の距離すは、25市以下にすること゛が好ましい。こ
こで、ベントスコアー〇上端との距離とは、第1図、第
2図においてはベントスコアーの平坦部からの距離をい
い、第3図においては5aからの距離をいう。 距離aが4 mmを超えたり、距離すが25111fl
lを超えるときには、引張り摘み片3を引き起こしてベ
ントスコアー5を破断し、固着部4に最も近い開口用ス
コアー2の頂点を開口して開口を開始する際、ビードを
付設したにも拘らずビード8が折れ曲がって、初期開口
幅Wを広くすることができない。 更に、ビード8と引裂き方向Xとのなす角度θは、−1
0〜60度の範囲にすることが好ましい。ただし、角度
θがマイナスとは、ベントスコアー5のビード8が、引
裂き方向Xの下流側で交叉するような傾斜角度をもって
開口片7に設けられていることを意味する。この角度θ
が60度を超えるようになると、ベントスコアー5と開
口用スコアー2との間にある開口片71flS分の剛性
を高める作用がなくなり、その結果、初期開口幅Wを広
げることができない。また、角度θが一1O度より更に
マイナス側になると、初期開口幅Wを安定して広げる効
果がなくなる。 なお、本発明が適用される缶蓋の材料は特に限定される
ものではなく、通常使用されるブリキ材やアルミニウム
板は勿論、次のような材料を使用することもできる。 (1)鉄及び鉄合金或いはアルミニウム及びアルミニウ
ム合金に代表される非鉄金属材料 (2)前記(1)の金属材料にメツキ或いは塗装等の表
面処理を施した金属材料 (3)前記(1)及び/又は(2)の金属材料に樹脂等
の有機材料を層状に接合した腹合金属材料 (4)前記(1)及び/又は(2)の異種の金属材料ど
うしを層状に接合した複合金属は料 〔実施例〕 缶蓋1として、板厚が0.23m+nのT−4ブリキ材
を使用し、301型(3’八へインチ)のフルイージー
オープン缶蓋を製作した。なお、この缶蓋には、スコア
ー残1iE70刷のベントスコアー5とスコアー残厚5
0JJ!nの開口用スコアー2を刻設している。更に、
第1表に示す条件で引裂き方向Xに沿った成分をもつビ
ード8を、ベントスコアー5の両側に形成した。これら
の缶蓋1と従来のビードを設けていない缶蓋を開口し、
初期開口幅W及び引裂き力を調査し、その結果を第1表
に示した。 第 1 表 第1表から明らかなように、本発明に従った缶蓋では、
初期開口幅Wが比較材に比べて広くなっており、引裂き
力が小さく、開缶性が非常に優れていることが実証され
た。 〔発明の効果〕 以上に説明したように、ベントタイプのフルイージーオ
ープン缶蓋において、引裂き方向に沿った成分をもつビ
ードをベントスコアーの両側に形成することにより、引
張り摘み片を引き起こしたときに缶体から分離する開口
片の初期開口部分の開口幅を大きくすることができる。 また、この初期開口幅は、ビードの始端部及び終端部の
位置を規制することによって、安定した値に確保するこ
とが可能となる。その結果、常に広い初期開口幅が得ら
れ、開缶性に優れたフルイージーオープン缶蓋となる。
改善したベントタイプのフルイージーオープン缶蓋に関
する。 〔従来の技術〕 イージーオープン缶蓋は、罐切り等の道具を必要とする
ことなく、指先の引張り力によって開缶することができ
る。この便利さから、現在では食料缶、炭酸飲料缶、ビ
ール缶等として多用されている。このイージーオープン
缶蓋は、缶蓋の一部を開口する部分開口缶(以下、これ
をパーシャルイージーオープン缶蓋という)と、缶蓋を
全面的に開口するフルイージーオープン缶蓋とに分類さ
れる。 パーシャルイージーオープン缶蓋は、開口片に固着され
た引張り摘み片、を引っ張ることにより缶蓋を開口する
際、引張り摘み片側の開口片の頂点が引っ張られて持ち
上げられ、開口が開始され、更に引張り摘み片を引っ張
り続けることにより開口を完了する。これに対し、フル
イージーオープン缶蓋においては、引張り摘み片が固着
された開口片の先端が、−旦、缶体内側に折り曲げられ
、開口が開始される。そして、この開口片を引き上げる
ことによって、開口作業を継続し、缶体全体にわたる開
口が行われる。 このように、パーシャルイージーオープン缶蓋とフルイ
ージーオープン缶蓋とでは、初期開口の形式が異なって
いる。また、フルイージーオープン缶蓋では、開口を開
始する側の頂点部形状の曲率半径がパーシャルイージー
オープン缶蓋のそれに比較して大きいため、開口開始時
に応力が集中し難く、初期開缶性が劣る。更に、フルイ
ージーオープン缶蓋は、パーシャルイージーオープン缶
蓋よりも開口片が大きい′ために、初期開口後の引裂き
力が非常に大きくなる。 このようなことから、フルイージーオープン缶蓋ハ、パ
ーシャルイージーオープン缶蓋に比べて開缶性が劣るも
のである。 このフルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善するため
、種々の検討がこれまで行われている。 たとえば、缶蓋の周辺部に刻設した開口用スコアーのラ
イン上に、破壊部用スコアーを形成することによって、
開口用スコアーの残厚よりもこの部分の残厚を小さくし
、最初の破壊部分とすることが実開昭57−43239
号公報で提案されている。このように、開口用スコアー
のライン上の一部を薄肉化することにより、初期開缶性
の向上が図られる。 また、特開昭52−94291号公報においては、ノー
ズと最も接近した開口用スコアーとの距離を規定するこ
とによって、初期開缶性を改善している。 これらの手段によって、引張り摘み片を引き起こすこと
によって缶蓋の開口を開始する作業が容易なものとなる
。しかし、初期開口後の引裂き力を低減させることにつ
いては、これまでのところ有効な手段が提案されていな
い。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、イージーオープン缶蓋を開ける際に人が感じ
る開は易さ、開は難さは、開口開始時の初期開缶性の他
に、この開口が開始された缶蓋を缶体から引き裂くとき
の力の大小によっても大きく影響される。たとえば、初
期開缶性が優れたものであっても、引裂き力が大きなも
のである場合、缶蓋を引き裂くときの衝撃や振動等が缶
体に伝えられ、内容物がこぼれだすことにもなりかねな
い。 特に、フルイージーオープン缶蓋にあっては、缶体から
分離される開口片が大きなものであるため、引裂き力が
大きくなる。 そこで、本発明は、この引裂き力を軽減することによっ
て、フルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善すること
を目的とする。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明のフル
イージーオープン缶蓋は、その目的を達成するために、
缶蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口用スコ
アーの近傍に設けた引張り摘み片の固着部に関して前記
開口用スコアーとは反対側にベントスコアーを刻設した
フルイージーオープン缶蓋において、前記ベントスコア
ーの両側に引裂き方向に沿った成分をもつビードを形成
したことを特徴とする。 ここで、ベントスコアーの上端部とビードの始端部との
間の引裂き方向Xに関する距離aは、4叩以下にするこ
とが好ましい。また、ビードの終端部は、引裂き方向X
に関してベントスコアーの上端部から25IIII11
以下の範囲に設けることが好ましい。更に、ビードは、
それが引裂き方向Xとなす角度θを一10〜60度の範
囲で、ベントスコアーの両側に形成することができる。 第1図は、本発明に従ったベントタイプのフルイージー
オープン缶蓋を示す。缶蓋lの周辺部には、開口用スコ
アー2が刻設されている。この開口用スコアー2の一部
近傍に、引張り摘み片3を缶蓋1に取り付けた固着部4
が形成されている。 そして、固着部4に関して開口用スコアー2とは反対側
にベントスコアー5が刻設されている。 この引張り摘み片3を引き起こすことにより、先ず固着
部4に最も近いベントスコアー5の部分が破断し、固着
部4に最も接近した開口用スコアー2の頂点が開口開始
点6となって、ベントスコアー5と開口用スコアー2と
の間にある缶蓋ti分が缶の内側に折り曲げられて開口
され、引張り摘み片3を充分引き起こすことによって、
初期開口が終了する。 本発明にあっては、固着部4を中心として、引裂き方向
Xに沿った成分をもつビード8を、ベントスコアー5の
両側に対称的に形成している。このビード8によって、
開口片7のベントスコアー5両側と開口用スコアー2と
の間にある開口片7の曲げ剛性が大きくなり、−点鎖線
で示す折曲げ線9部分で折れ曲がる。したがって、引張
り摘み片3を引き起こすときの力が、開口用スコアー2
に集中して伝わり、広い範囲にわたって開口する。 その結果、初期開口幅Wが大きくなる。 これに対し、ビード8を形成しないとき、開口用スコア
ー2とベントスコアー5との間にある開口片7部分の剛
性が最も弱いため、第2図に示すように、開口片7は、
−点鎖線で示す折曲げ線9aの部分で折り曲げられる。 その結果、初期開口幅Wは、第1図の場合に比較して小
さなものとなる。 初期開口幅Wの大小は、その後の開口片7の引裂き力に
大きな影響を与える。すなわち、初期開口後に開口片7
を缶体から引き裂くとき、初期開口幅Wが大きいほど、
引裂き力の作用点である固着部4と開口した開口片先端
部10との引裂き方向Xに沿った距離が長くなり、開口
片7を曲げて引き起こそうとする曲げモーメントが大き
くなる。 これによって、開口片7を分離するのに必要な引裂き力
を小さくすることができる。 このとき、引裂き方向Xに沿ったベントスコアー5の上
端とビード8の始端部8aとの間の距離aは、4 mm
以下にすることが好ましい。また、引裂き方向Xに沿っ
たベントスコアー5の上端とビード8の終端部8bとの
間の距離すは、25市以下にすること゛が好ましい。こ
こで、ベントスコアー〇上端との距離とは、第1図、第
2図においてはベントスコアーの平坦部からの距離をい
い、第3図においては5aからの距離をいう。 距離aが4 mmを超えたり、距離すが25111fl
lを超えるときには、引張り摘み片3を引き起こしてベ
ントスコアー5を破断し、固着部4に最も近い開口用ス
コアー2の頂点を開口して開口を開始する際、ビードを
付設したにも拘らずビード8が折れ曲がって、初期開口
幅Wを広くすることができない。 更に、ビード8と引裂き方向Xとのなす角度θは、−1
0〜60度の範囲にすることが好ましい。ただし、角度
θがマイナスとは、ベントスコアー5のビード8が、引
裂き方向Xの下流側で交叉するような傾斜角度をもって
開口片7に設けられていることを意味する。この角度θ
が60度を超えるようになると、ベントスコアー5と開
口用スコアー2との間にある開口片71flS分の剛性
を高める作用がなくなり、その結果、初期開口幅Wを広
げることができない。また、角度θが一1O度より更に
マイナス側になると、初期開口幅Wを安定して広げる効
果がなくなる。 なお、本発明が適用される缶蓋の材料は特に限定される
ものではなく、通常使用されるブリキ材やアルミニウム
板は勿論、次のような材料を使用することもできる。 (1)鉄及び鉄合金或いはアルミニウム及びアルミニウ
ム合金に代表される非鉄金属材料 (2)前記(1)の金属材料にメツキ或いは塗装等の表
面処理を施した金属材料 (3)前記(1)及び/又は(2)の金属材料に樹脂等
の有機材料を層状に接合した腹合金属材料 (4)前記(1)及び/又は(2)の異種の金属材料ど
うしを層状に接合した複合金属は料 〔実施例〕 缶蓋1として、板厚が0.23m+nのT−4ブリキ材
を使用し、301型(3’八へインチ)のフルイージー
オープン缶蓋を製作した。なお、この缶蓋には、スコア
ー残1iE70刷のベントスコアー5とスコアー残厚5
0JJ!nの開口用スコアー2を刻設している。更に、
第1表に示す条件で引裂き方向Xに沿った成分をもつビ
ード8を、ベントスコアー5の両側に形成した。これら
の缶蓋1と従来のビードを設けていない缶蓋を開口し、
初期開口幅W及び引裂き力を調査し、その結果を第1表
に示した。 第 1 表 第1表から明らかなように、本発明に従った缶蓋では、
初期開口幅Wが比較材に比べて広くなっており、引裂き
力が小さく、開缶性が非常に優れていることが実証され
た。 〔発明の効果〕 以上に説明したように、ベントタイプのフルイージーオ
ープン缶蓋において、引裂き方向に沿った成分をもつビ
ードをベントスコアーの両側に形成することにより、引
張り摘み片を引き起こしたときに缶体から分離する開口
片の初期開口部分の開口幅を大きくすることができる。 また、この初期開口幅は、ビードの始端部及び終端部の
位置を規制することによって、安定した値に確保するこ
とが可能となる。その結果、常に広い初期開口幅が得ら
れ、開缶性に優れたフルイージーオープン缶蓋となる。
第1図は本発明のベントタイプのフルイージーオープン
缶蓋を示し、第2図はビードを設けない比較例を示し、
第3図は別のベントスコアーを有する拡大図を示す。 特許出願人 新日本a!!鐵 株式會社代 理
人 小 堀 益(ほか2名)手続補正書 昭和62年11月25日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 昭和62年10月27日提出の特許軸(2)2、発明の
名称 開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープン缶
蓋3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区大手町2丁目6番3号氏 名
(665)新日本製鐵 株式!社代表者 齋
藤 裕 4、代理人 明細書 6、補正の内容 明細書全文を別紙の通り補正する。 明 細 書1、発明の名
称 開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープ
ン缶蓋 2、特許請求の範囲 1、 缶蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口
用スコアーの近傍に設けた引張り摘み片の固着部に関し
て前記開口用スコアーとは反対側にベントスコアーを刻
設したフルイージーオープン缶蓋において、前記ベント
スコアーの両側に引裂き方向に沿った成分をもつビード
を形成したことを特徴とする開缶性に浸れたベントタイ
プのフルイージーオープン缶蓋。 2、特許請求の範囲第1項記載のベントスコアーの上端
部とビードの始端部との間の引裂き方向Xに関する距離
aを、4關以下としたことを特徴とする開缶性に優れた
ベントタイプのフルイージーオープン缶蓋。 3、 特許請求の範囲第1項記載のビードの終端部を、
引裂き方向Xに関してベントスコアーの上端部から25
圓以下の範囲に設けたことを特徴とする開缶性に優れた
ベントタイプのフルイージーオープン缶蓋。 4、 特許請求の範囲第1項記載のビードを、それが引
裂き方向Xとなす角度θを一10〜60度の範囲で形成
したことを特徴とする開缶性に優れたベントタイプのフ
ルイージーオープン缶蓋。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、初期開口後の引裂き力を低減して、開缶性を
改善したベントタイプのフルイージーオープン缶蓋に関
する。 〔従来の技術〕 イージーオープン缶蓋は、罐切り等の道具を必要とする
ことなく、指先の引張り力によって開缶することができ
る。この便利さから、現在では食料缶、炭酸飲料缶、ビ
ール缶等として多用されている。このイージーオープン
缶蓋は、缶蓋の一部を開口する部分開口缶(以下、これ
をパーシャルイージーオープン缶蓋という) と、缶蓋
を全面的に開口するフルイージーオープン缶蓋とに分類
される。 パーシャルイージーオープン缶蓋は、開口片に固着され
た引張り摘み片を引っ張ることにより缶蓋を開口する際
、引張り摘み片側の開口片の頂点が引っ張られて持ち上
げられ、開口が開始され、更に引張り摘み片を引っ張り
続けることにより開口を完了する。これに対し、フルイ
ージーオープン缶蓋においては、引張り摘み片が固着さ
れた開口片の先端が、−旦、缶体内側に折り曲げられ、
開口が開始される。そして、この開口片を引き上げるこ
とによって、開口作業を継続し、缶体全体にわたる開口
が行われる。 このヨウに、パーシャルイージーオープン缶蓋とフルイ
ージーオープン缶蓋とでは、初期開口の形式が異なって
いる。また、フルイージーオープン缶蓋では、開口を開
始する側の頂点部形状の曲率半径がパーシャルイージー
オープン缶蓋のそれに比較して大きいため、開口開始時
に応力が集中し難く、初期開缶性が劣る。更に、フルイ
ージーオープン缶蓋は、パーシャルイージーオープン缶
蓋よりも開口片が大きいために、初期開口後の引裂き力
が非常に大きくなる。 このようなことから、フルイージーオープン缶蓋ハ、パ
ーシャルイージーオープン缶蓋に比べて開缶性が劣るも
のである。 このフルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善するため
、種々の検討がこれまで行われている。 たとえば、缶蓋の周辺部に刻設した開口用スコアーのラ
イン上に、破壊部用スコアーを形成することによって、
開口用スコアーの残厚よりもこの部分の残厚を小さくし
、最初の破壊部分とすることが実開昭57−43239
号公報で提案されている。このように、開口用スコアー
のライン上の一部を薄肉化することにより、初期開缶性
の向上が図られる。 また、特開昭52−94291号公報においては、ノー
ズと最も接近した開口用スコアーとの距離を規定するこ
とによって、初期開缶性を改善している。 これらの手段によって、引張り摘み片を引き起こすこと
によって缶蓋の開口を開始する作業が容易なものとなる
。しかし、初期開口後の引裂き力を低減させることにつ
いては、これまでのところ有効な手段が提案されていな
い。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、イージーオープン缶蓋を開ける際に人が感じ
る開は易さ、開は難さは、開口開始時の初期開缶性の他
に、この開口が開始された缶蓋を缶体から引き裂くとき
の力の大小によっても大きく影響される。たとえば、初
期開缶性が優れたものであっても、引裂き力が大きなも
のである場合、缶蓋を引き裂くときの衝撃や振動等が缶
体に伝えられ、内容物がこぼれだすことにもなりかねな
い。 特に、フルイージーオープン缶蓋にあっては、缶体から
分離される開口片が大きなものであるため、引裂き力が
大きくなる。 そこで、本発明は、この引裂き力を軽減することによっ
て、フルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善すること
を目的とする。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明のフル
イージーオープン缶蓋は、その目的を達成するために、
缶蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口用スコ
アーの近傍に設けた引張り摘み片の固着部に関して前記
開口用スコアーとは反対側にベントスコアーを刻設した
フルイージーオープン缶蓋において、前記ベントスコア
ーの両側に引裂き方向に沿った成分をもつビードを形成
したことを特徴とする。 ここで、ベントスコアーの上端部とビードの始端部との
間の引裂き方向Xに関する距離aは、4市以下にするこ
とが好ましい。また、ビードの終端部は、引裂き方向X
に関してベントスコアーの上端部から25IQ11以下
の範囲に設けることが好ましい。更に、ビードは、それ
が引裂き方向Xとなす角度θを一10〜60度の範囲で
、ベントスコアーの両側に形成することができる。 第1図は、本発明に従ったベントタイプのフルイージー
オープン缶蓋を示す。缶蓋1の周辺部には、開口用スコ
アー2が刻設されている。この開口用スコアー2の一部
近傍に、引張り摘み片3を缶蓋1に取り付けた固着部4
が形成されている。 そして、固MR4に関して開口用スコアー2とは反対側
にベントスコアー5が刻設されている。 この引張り摘み片3を引き起こすことにより、先ず固着
部4に最も近いベントスコアー5の部分が破断し、固着
部4に最も接近した開口用スコアー2の頂点が開口開始
点6となって、ベントスコアー5と開口用スコアー2と
の間にある開口片7部分が缶の内側に折り曲げられて開
口され、引張り摘み片3を充分引き起こすことによって
、初期開口が終了する。 本発明にあっては、固着部4を中心として、引裂き方向
Xに沿った成分をもつビード8を、ベントスコアー5の
両側に対称的に形成している。このビード8によって、
開口片7のベントスコアー5両側と開口用スコアー2と
の間にある開口片7の曲げ剛性が大きくなり、−点鎖線
で示す折曲げ線9部分で折れ曲がる。したがって、引張
り摘み片3を引き起こすときの力が、開口用スコアー2
に集中して伝わり、広い範囲にわたって開口する。 その結果、初期開口幅Wが大きくなると同時に、引裂き
時に曲げモーメントを付与するための腕の長さを確保で
きる。 これに対し、ビード8を形成しないとき、開口用スコア
ー2とベントスコアー5との間にある開口片7部分の剛
性が最も弱いため、第2図に示すように、開口片7は、
−点鎖線で示す折曲げ線9aの部分で折り曲げられる。 その結果、初期開口幅Wは、第1図の場合に比較して小
さなものとなり、かつ曲げモーメントを付与するための
腕の長さを確保できない。 初期開口幅Wの大小は、その後の開口片7の引裂き力に
大きな影響を与える。すなわち、初期開口後に開口片7
を缶体から引き裂くとき、初期開口幅Wが大きいほど、
引裂き力の作用点である固着部4と開口した開口片先端
部10との引裂き方向Xに沿った距離が長くなり、開口
片7を曲げて引き起こそうとする曲げモーメントが大き
くなる。 これによって、開口片7を分離するのに必要な引裂き力
を小さくすることができる。 このとき、引裂き方向Xに沿ったベントスコアー5の上
端とビード8の始端部8aとの間の距離aは、4市以下
にすることが好ましい。また、引裂@方向Xに沿ったベ
ントスコアー5の上端とビード8の終端部8bとの間の
距離すは、25關以下にすることが好ましい。ここで、
ベントスコアーの上端との距離とは、第1図、第2図に
おいてはベントスコアーの平坦部からの距離をいい、第
3図においては5aからの距離をいう。 距離aが411IImを超えたり、距離すが25mmを
超えるときには、引張り摘み片3を引き起こしてベント
スコアー5を破断し、固着部4に最も近い開口用スコア
ー2の頂点を開口して開口を開始する際、ビードを付設
したにも拘らずビード8が折れ曲がって、初期開口幅W
を広くすることができない。 なあ、本発明の効果を安定して発揮するためには距離す
の下限を3fflIIとすることが好ましい。 更に、ビード8と引裂き方向Xとのなす角度θは、−1
0〜60度の範囲にすることが好ましい。ただし、角度
θがマイナスとは、ベントスコアー5のビード8が、引
裂き方向Xの下流側で交叉するような傾斜角度をもって
開口片7に設けられていることを意味する。この角度θ
が60度を超えるよウニなると、ベントスコアー5と開
口用スコアー2との間にある開口片7部分の剛性を高め
る作用がな(なり、その結果、初期開口幅Wを広げるこ
とができない。また、角度θが一1O度より更にマイナ
ス側になると、初期開口幅Wを安定して広げる効果がな
くなる。 なお、本発明が適用される缶蓋の材料は特に限定される
ものではなく、通常使用されるブリキ材やアルミニウム
板は勿論、次のような材料を使用することもできる。 (1)鉄及び鉄合金或いはアルミニウム及びアルミニウ
ム合金に代表される非鉄金属材料 (2) 前記(1)の金属材料にメツキ或いは塗装等
の表面処理を施した金属材料 (3)前記(1)及び/又は(2)の金属材料に樹脂等
の有機材料を層状に接合した複合金属材料 (4) 前記(1)及び/又は(2)の異種の金属材
料どうしを層状に接合した複合金属材料 また、本発明のフルイージーオープン缶蓋は、缶の切り
口及び開口された開口片で怪我をしないようにしたセイ
フティタイプの缶蓋にも適用できる。 〔実施例〕 缶蓋1として、板厚が0.23mmのT−4ブリキ材を
使用し、301型(3’八へインチ)のフルイージーオ
ープン缶蓋を製作した。な右、この缶蓋には、スコアー
残厚70junのベントスコアー5とスコアー残厚50
pの開口用スコアー2を刻設している。更に、第1表に
示す条件で引裂き方向Xに沿った成分をもつビード8を
、ベントスコアー5の両側に形成した。これらの缶蓋1
と従来のビードを設けていない缶蓋を開口し、初期開口
幅W及び引裂き力を調査し、その結果を第1表に示した
。 第 1 表 第1表から明らかなように、本発明に従った缶蓋では、
初期開口幅Wが比較材に比べて広くなっており、引裂き
力が小さく、開缶性が非常に優れていることが実証され
た。 また、本発明にて設けるビード8は図面に示しているよ
うな一対に限らず、本発明の前記条件を満足すればその
本数は任意である。 〔発明の効果〕 以上に説明したように、ベントタイプのフルイージーオ
ープン缶蓋において、引裂き方向に沿った成分をもつビ
ードをベントスコアーの両側に形成することにより、引
張り摘み片を引き起こしたときに缶体から分離する開口
片の初期開口部分の開口幅を大きくすることができる。 また、この初期開口幅は、ビードの始端部及び終端部の
位置を規制することによって、安定した値に確保するこ
とが可能となる。その結果、常に広い初期開口幅が得ら
れ、開缶性に優れたフルイージーオープン缶蓋となる。
缶蓋を示し、第2図はビードを設けない比較例を示し、
第3図は別のベントスコアーを有する拡大図を示す。 特許出願人 新日本a!!鐵 株式會社代 理
人 小 堀 益(ほか2名)手続補正書 昭和62年11月25日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 昭和62年10月27日提出の特許軸(2)2、発明の
名称 開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープン缶
蓋3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区大手町2丁目6番3号氏 名
(665)新日本製鐵 株式!社代表者 齋
藤 裕 4、代理人 明細書 6、補正の内容 明細書全文を別紙の通り補正する。 明 細 書1、発明の名
称 開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープ
ン缶蓋 2、特許請求の範囲 1、 缶蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口
用スコアーの近傍に設けた引張り摘み片の固着部に関し
て前記開口用スコアーとは反対側にベントスコアーを刻
設したフルイージーオープン缶蓋において、前記ベント
スコアーの両側に引裂き方向に沿った成分をもつビード
を形成したことを特徴とする開缶性に浸れたベントタイ
プのフルイージーオープン缶蓋。 2、特許請求の範囲第1項記載のベントスコアーの上端
部とビードの始端部との間の引裂き方向Xに関する距離
aを、4關以下としたことを特徴とする開缶性に優れた
ベントタイプのフルイージーオープン缶蓋。 3、 特許請求の範囲第1項記載のビードの終端部を、
引裂き方向Xに関してベントスコアーの上端部から25
圓以下の範囲に設けたことを特徴とする開缶性に優れた
ベントタイプのフルイージーオープン缶蓋。 4、 特許請求の範囲第1項記載のビードを、それが引
裂き方向Xとなす角度θを一10〜60度の範囲で形成
したことを特徴とする開缶性に優れたベントタイプのフ
ルイージーオープン缶蓋。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、初期開口後の引裂き力を低減して、開缶性を
改善したベントタイプのフルイージーオープン缶蓋に関
する。 〔従来の技術〕 イージーオープン缶蓋は、罐切り等の道具を必要とする
ことなく、指先の引張り力によって開缶することができ
る。この便利さから、現在では食料缶、炭酸飲料缶、ビ
ール缶等として多用されている。このイージーオープン
缶蓋は、缶蓋の一部を開口する部分開口缶(以下、これ
をパーシャルイージーオープン缶蓋という) と、缶蓋
を全面的に開口するフルイージーオープン缶蓋とに分類
される。 パーシャルイージーオープン缶蓋は、開口片に固着され
た引張り摘み片を引っ張ることにより缶蓋を開口する際
、引張り摘み片側の開口片の頂点が引っ張られて持ち上
げられ、開口が開始され、更に引張り摘み片を引っ張り
続けることにより開口を完了する。これに対し、フルイ
ージーオープン缶蓋においては、引張り摘み片が固着さ
れた開口片の先端が、−旦、缶体内側に折り曲げられ、
開口が開始される。そして、この開口片を引き上げるこ
とによって、開口作業を継続し、缶体全体にわたる開口
が行われる。 このヨウに、パーシャルイージーオープン缶蓋とフルイ
ージーオープン缶蓋とでは、初期開口の形式が異なって
いる。また、フルイージーオープン缶蓋では、開口を開
始する側の頂点部形状の曲率半径がパーシャルイージー
オープン缶蓋のそれに比較して大きいため、開口開始時
に応力が集中し難く、初期開缶性が劣る。更に、フルイ
ージーオープン缶蓋は、パーシャルイージーオープン缶
蓋よりも開口片が大きいために、初期開口後の引裂き力
が非常に大きくなる。 このようなことから、フルイージーオープン缶蓋ハ、パ
ーシャルイージーオープン缶蓋に比べて開缶性が劣るも
のである。 このフルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善するため
、種々の検討がこれまで行われている。 たとえば、缶蓋の周辺部に刻設した開口用スコアーのラ
イン上に、破壊部用スコアーを形成することによって、
開口用スコアーの残厚よりもこの部分の残厚を小さくし
、最初の破壊部分とすることが実開昭57−43239
号公報で提案されている。このように、開口用スコアー
のライン上の一部を薄肉化することにより、初期開缶性
の向上が図られる。 また、特開昭52−94291号公報においては、ノー
ズと最も接近した開口用スコアーとの距離を規定するこ
とによって、初期開缶性を改善している。 これらの手段によって、引張り摘み片を引き起こすこと
によって缶蓋の開口を開始する作業が容易なものとなる
。しかし、初期開口後の引裂き力を低減させることにつ
いては、これまでのところ有効な手段が提案されていな
い。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、イージーオープン缶蓋を開ける際に人が感じ
る開は易さ、開は難さは、開口開始時の初期開缶性の他
に、この開口が開始された缶蓋を缶体から引き裂くとき
の力の大小によっても大きく影響される。たとえば、初
期開缶性が優れたものであっても、引裂き力が大きなも
のである場合、缶蓋を引き裂くときの衝撃や振動等が缶
体に伝えられ、内容物がこぼれだすことにもなりかねな
い。 特に、フルイージーオープン缶蓋にあっては、缶体から
分離される開口片が大きなものであるため、引裂き力が
大きくなる。 そこで、本発明は、この引裂き力を軽減することによっ
て、フルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善すること
を目的とする。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明のフル
イージーオープン缶蓋は、その目的を達成するために、
缶蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口用スコ
アーの近傍に設けた引張り摘み片の固着部に関して前記
開口用スコアーとは反対側にベントスコアーを刻設した
フルイージーオープン缶蓋において、前記ベントスコア
ーの両側に引裂き方向に沿った成分をもつビードを形成
したことを特徴とする。 ここで、ベントスコアーの上端部とビードの始端部との
間の引裂き方向Xに関する距離aは、4市以下にするこ
とが好ましい。また、ビードの終端部は、引裂き方向X
に関してベントスコアーの上端部から25IQ11以下
の範囲に設けることが好ましい。更に、ビードは、それ
が引裂き方向Xとなす角度θを一10〜60度の範囲で
、ベントスコアーの両側に形成することができる。 第1図は、本発明に従ったベントタイプのフルイージー
オープン缶蓋を示す。缶蓋1の周辺部には、開口用スコ
アー2が刻設されている。この開口用スコアー2の一部
近傍に、引張り摘み片3を缶蓋1に取り付けた固着部4
が形成されている。 そして、固MR4に関して開口用スコアー2とは反対側
にベントスコアー5が刻設されている。 この引張り摘み片3を引き起こすことにより、先ず固着
部4に最も近いベントスコアー5の部分が破断し、固着
部4に最も接近した開口用スコアー2の頂点が開口開始
点6となって、ベントスコアー5と開口用スコアー2と
の間にある開口片7部分が缶の内側に折り曲げられて開
口され、引張り摘み片3を充分引き起こすことによって
、初期開口が終了する。 本発明にあっては、固着部4を中心として、引裂き方向
Xに沿った成分をもつビード8を、ベントスコアー5の
両側に対称的に形成している。このビード8によって、
開口片7のベントスコアー5両側と開口用スコアー2と
の間にある開口片7の曲げ剛性が大きくなり、−点鎖線
で示す折曲げ線9部分で折れ曲がる。したがって、引張
り摘み片3を引き起こすときの力が、開口用スコアー2
に集中して伝わり、広い範囲にわたって開口する。 その結果、初期開口幅Wが大きくなると同時に、引裂き
時に曲げモーメントを付与するための腕の長さを確保で
きる。 これに対し、ビード8を形成しないとき、開口用スコア
ー2とベントスコアー5との間にある開口片7部分の剛
性が最も弱いため、第2図に示すように、開口片7は、
−点鎖線で示す折曲げ線9aの部分で折り曲げられる。 その結果、初期開口幅Wは、第1図の場合に比較して小
さなものとなり、かつ曲げモーメントを付与するための
腕の長さを確保できない。 初期開口幅Wの大小は、その後の開口片7の引裂き力に
大きな影響を与える。すなわち、初期開口後に開口片7
を缶体から引き裂くとき、初期開口幅Wが大きいほど、
引裂き力の作用点である固着部4と開口した開口片先端
部10との引裂き方向Xに沿った距離が長くなり、開口
片7を曲げて引き起こそうとする曲げモーメントが大き
くなる。 これによって、開口片7を分離するのに必要な引裂き力
を小さくすることができる。 このとき、引裂き方向Xに沿ったベントスコアー5の上
端とビード8の始端部8aとの間の距離aは、4市以下
にすることが好ましい。また、引裂@方向Xに沿ったベ
ントスコアー5の上端とビード8の終端部8bとの間の
距離すは、25關以下にすることが好ましい。ここで、
ベントスコアーの上端との距離とは、第1図、第2図に
おいてはベントスコアーの平坦部からの距離をいい、第
3図においては5aからの距離をいう。 距離aが411IImを超えたり、距離すが25mmを
超えるときには、引張り摘み片3を引き起こしてベント
スコアー5を破断し、固着部4に最も近い開口用スコア
ー2の頂点を開口して開口を開始する際、ビードを付設
したにも拘らずビード8が折れ曲がって、初期開口幅W
を広くすることができない。 なあ、本発明の効果を安定して発揮するためには距離す
の下限を3fflIIとすることが好ましい。 更に、ビード8と引裂き方向Xとのなす角度θは、−1
0〜60度の範囲にすることが好ましい。ただし、角度
θがマイナスとは、ベントスコアー5のビード8が、引
裂き方向Xの下流側で交叉するような傾斜角度をもって
開口片7に設けられていることを意味する。この角度θ
が60度を超えるよウニなると、ベントスコアー5と開
口用スコアー2との間にある開口片7部分の剛性を高め
る作用がな(なり、その結果、初期開口幅Wを広げるこ
とができない。また、角度θが一1O度より更にマイナ
ス側になると、初期開口幅Wを安定して広げる効果がな
くなる。 なお、本発明が適用される缶蓋の材料は特に限定される
ものではなく、通常使用されるブリキ材やアルミニウム
板は勿論、次のような材料を使用することもできる。 (1)鉄及び鉄合金或いはアルミニウム及びアルミニウ
ム合金に代表される非鉄金属材料 (2) 前記(1)の金属材料にメツキ或いは塗装等
の表面処理を施した金属材料 (3)前記(1)及び/又は(2)の金属材料に樹脂等
の有機材料を層状に接合した複合金属材料 (4) 前記(1)及び/又は(2)の異種の金属材
料どうしを層状に接合した複合金属材料 また、本発明のフルイージーオープン缶蓋は、缶の切り
口及び開口された開口片で怪我をしないようにしたセイ
フティタイプの缶蓋にも適用できる。 〔実施例〕 缶蓋1として、板厚が0.23mmのT−4ブリキ材を
使用し、301型(3’八へインチ)のフルイージーオ
ープン缶蓋を製作した。な右、この缶蓋には、スコアー
残厚70junのベントスコアー5とスコアー残厚50
pの開口用スコアー2を刻設している。更に、第1表に
示す条件で引裂き方向Xに沿った成分をもつビード8を
、ベントスコアー5の両側に形成した。これらの缶蓋1
と従来のビードを設けていない缶蓋を開口し、初期開口
幅W及び引裂き力を調査し、その結果を第1表に示した
。 第 1 表 第1表から明らかなように、本発明に従った缶蓋では、
初期開口幅Wが比較材に比べて広くなっており、引裂き
力が小さく、開缶性が非常に優れていることが実証され
た。 また、本発明にて設けるビード8は図面に示しているよ
うな一対に限らず、本発明の前記条件を満足すればその
本数は任意である。 〔発明の効果〕 以上に説明したように、ベントタイプのフルイージーオ
ープン缶蓋において、引裂き方向に沿った成分をもつビ
ードをベントスコアーの両側に形成することにより、引
張り摘み片を引き起こしたときに缶体から分離する開口
片の初期開口部分の開口幅を大きくすることができる。 また、この初期開口幅は、ビードの始端部及び終端部の
位置を規制することによって、安定した値に確保するこ
とが可能となる。その結果、常に広い初期開口幅が得ら
れ、開缶性に優れたフルイージーオープン缶蓋となる。
第1図は本発明のベントタイプのフルイージーオープン
缶蓋を示し、第2図はビードを設けない比較例を示し、
第3図は別のベントスコアーを存する拡大図を示す。
缶蓋を示し、第2図はビードを設けない比較例を示し、
第3図は別のベントスコアーを存する拡大図を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、缶蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口用
スコアーの近傍に設けた引張り摘み片の固着部に関して
前記開口用スコアーとは反対側にベントスコアーを刻設
したフルイージーオープン缶蓋において、前記ベントス
コアーの両側に引裂き方向に沿った成分をもつビードを
形成したことを特徴とする開缶性に優れたベントタイプ
のフルイージーオープン缶蓋。 2、特許請求の範囲第1項記載のベントスコアーの上端
部とビードの始端部との間の引裂き方向Xに関する距離
aを、4mm以下としたことを特徴とする開缶性に優れ
たベントタイプのフルイージーオープン缶蓋。 3、特許請求の範囲第1項記載のビードの終端部を、引
裂き方向Xに関してベントスコアーの上端部から25m
m以下の範囲に設けたことを特徴とする開缶性に優れた
ベントタイプのフルイージーオープン缶蓋。 4、特許請求の範囲第1項記載のビードを、それが引裂
き方向Xとなす角度θを−10〜60度の範囲で形成し
たことを特徴とする開缶性に優れたベントタイプのフル
イージーオープン缶蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27285587A JPH01111654A (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープン缶蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27285587A JPH01111654A (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープン缶蓋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01111654A true JPH01111654A (ja) | 1989-04-28 |
| JPH0536307B2 JPH0536307B2 (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=17519713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27285587A Granted JPH01111654A (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 開缶性に優れたベントタイプのフルイージーオープン缶蓋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01111654A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6272922U (ja) * | 1985-10-25 | 1987-05-11 |
-
1987
- 1987-10-27 JP JP27285587A patent/JPH01111654A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6272922U (ja) * | 1985-10-25 | 1987-05-11 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0536307B2 (ja) | 1993-05-28 |
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