JPH01112192A - 燃料集合体 - Google Patents

燃料集合体

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JPH01112192A
JPH01112192A JP62268186A JP26818687A JPH01112192A JP H01112192 A JPH01112192 A JP H01112192A JP 62268186 A JP62268186 A JP 62268186A JP 26818687 A JP26818687 A JP 26818687A JP H01112192 A JPH01112192 A JP H01112192A
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fuel
fuel assembly
water
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淳一 山下
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Kazuo Watabiki
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    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃料集合体に係り、特に沸騰水型原子炉に適
用して核燃料物質の消費を節約するのに好適な燃料集合
体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の沸騰水型原子炉は、特開昭54−121389号
公報に記載されているように、中性子の減速を促進させ
るために冷却水のみが流れる管(以下、水ロッドと称す
る)を有する燃料集合体を炉心内に装荷している。この
ような水ロッドの使用は、従来の沸騰水型原子炉の運転
条件下では、ウラン原子に対する水素原子の数が多いほ
ど反応度が高く。
炉心に装荷された核燃料物質を有効に活用できる。
しかし、さらに核燃料物質の有効活用を図るためには、
核燃料物質の燃焼に伴って炉心内の水素原子数を変えた
ほうがよい。
特開昭57−125390号公報及び特開昭57−12
5391号公報は、その1つの方法を示している。すな
わち、これらの公報は、低速中性子吸収水押棒及びこの
水押棒よりも反応度価値が大きいステンレス鋼にて構成
される中速中性子吸収水押棒を設け、これらの水押棒の
炉心内への挿入量を制御して炉心向の冷却水量を調節す
ることを述べている。水押棒が、炉心内の水素原子数を
変える手段である。
水押棒の炉心内への挿入量を増すと炉心内の冷却水量が
減り、この挿入量を減らすと炉心内の冷却水量が増加す
る。以上述べた方法は種類の異なる水押棒を新たに設け
、駆動手段にて水押棒を操作しなければならなく、構造
、製作上複雑になる。
このような問題を解決するための静的な手段を用いた燃
料集合体が特開昭61−38589号公報に示されてい
る。この公報は、水素原子数を変える手段として燃料集
合体の水ロツド内にウラン235濃度の低い燃料棒を設
置し、この燃料棒のウラン235の消失前後における水
ロツド内のボイド量の変化を利用することを記載してい
る。
また、水押棒のような新たな操作手段を設ける必要のな
い方法として、炉心を流れる冷却水流量を調節する方法
がある。燃料サイクル始めの炉心を流れる冷却水流量を
少なくし、燃料サイクル途中からその冷却水流量を増や
すものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
炉心内の水素原子数を核燃料物質の燃焼に伴って変えた
場合の利点を以下に説明する。
第9図は、沸騰水型原子炉に用いられる代表的な燃料集
合体について横軸に燃焼度、縦軸に反応度の一つの指標
である無限増倍率をとって特性を示したものである。2
本の線はいずれも同一の燃料集合体であるが、破線は燃
料集合体内の冷却材流路における蒸気泡の体積率(ボイ
ド率)を一定(ボイド率30%)にして燃焼させた場合
を、実線は最初高ボイド率(ボイド率50%)で運転し
て途中でボイド率を下げた(ボイド率30%)場合を示
す。第9図より明らかなように、始めボイド率を高くし
て燃焼させて後でボイド率を下げた方が、より高い燃焼
度を得ることができる。
これは、ボイド率が高く、ウラン原子数に対する水素原
子数の比が小さい、すなわち水素原子数が小さいほうが
、中性子の平均速度が大きく、ウラン238に吸収され
やすいためである。沸騰水型原子炉で用いられる核燃料
物質中には、ウラン235とウラン238とが含まれて
おり、ウラン235が核燃料物質全体の数%で大部分を
ウラン238が占めている。このうち、中性子を吸収し
て核分裂を生じるのは主にウラン235のみであり、ウ
ラン238はほとんど核分裂を生じない。
したがって、ウラン235が燃焼によって減少すると反
応度は低−ドする。
しかし、ウラン238も核分裂によって生じる高エネル
ギの中性子を吸収するとプルトニウム239に変わる。
プルトニウム239は、ウラン235と同じく、減速さ
れた熱中性子を吸収して核分裂を起こす。ボイド率が高
い程、中性子のエネルギが高くてウラン238からプル
トニウム239に転換される割合いが大きく、ウラン2
35及びプルトニウム239の核分裂が抑制される。
従って、ボイド率が高い程、ウラン235とプルトニウ
ム239の総量の減少の遅い。
ただし、ボイド率が高いと、反応度の絶対値は低い。こ
のため、ボイド率が高いままでは、ボイド率が低い場合
に比べて反応度が臨界を維持できる最低レベルに早く達
してしまう。そこで、その時点でボイド率を下げると、
中性子の減速効果が増し、高ボイド率一定で燃焼した場
合に比べてウラン235及びプルトニウム239の核分
裂が増し、反応度はより高くなる。従って、臨界に必要
な最低反応度になるまで、核燃料物質に含まれる核分裂
性物質をより長く燃焼させることができる。
以上述べたことが、核分裂性物質の燃焼に伴ってボイド
率を変化させることにより核燃料物質の有効活用を図る
原理であって、スペクトルシフト運転と呼ばれる。
構造の単純な水ロツド内に静的手段を設ける方法及び炉
心を流れる冷却水流量(炉心流量という)を変えること
によって炉心内の水素原子数を変更する方法は、いずれ
も、炉心のボイド率の変化幅があまり大きくとれないと
いう問題があり、実際の原子炉に適用が困難である。
第10図は炉心流量に対する炉心平均ボイド率の依存性
を示すものである。炉心流量は、下限を熱的限界によっ
て制限され、上限を再循環ポンプ能力および流動振動に
よって制限されている。従つて、沸騰水型原子炉が定格
の熱出力を出している状態では、定格の100%炉心流
量を中心に、ある狭い範囲でしかボイド率を変化させる
ことができない。例えば、炉心流量を変化できる幅を8
0〜120%までとすると、ボイド率の変化幅は約9%
となる。
また特開昭61−38589号公報に示されたように水
ロツド内に燃焼に伴って発熱量の低下する発熱体(核燃
料物質)を置いた構造では、水ロツド内のボイド率は高
々30%程度しか変化しない。水ロツド内の水は冷却に
寄与しないので、水ロッドの燃料集合体内に占める横断
面積はあまり大きくできない。仮りに燃料集合体内の冷
却水流路の3割を水ロッドの横断面積にあてたとしても
、30%のボイド率変化は燃料集合体全体にならすと9
%(30%XO,a)に相当する。また、発熱体として
濃縮度の低い燃料棒を用いているので、構造が複雑であ
り、製造が面倒である。
より大きなボイド率変化幅を達成するには、水ロツド内
の流量を極端に大きく変化させるか、あるいは水ロッド
内の核燃料物質の発熱量をもつと大幅に変化させるかす
れば良いが、そのような大幅な流量、発熱量の変化を可
動部なしに行うことはできない。可動部をつけた場合、
信頼性に問題が生じ、また機構が複雑となる等の問題が
ある。
本発明の目的は、単純な構造でしかも安定な状態で内部
の平均ボイド率を大幅に変化させることが可能な燃料集
合体を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、燃料集合体の下端部に抵抗体を設け、水
ロッドが、抵抗体より下方の領域に開[1した冷却材流
入口を有する冷却材上昇流路と、冷却材上昇流路に連絡
されて、抵抗体よりも上方の領域に開口した冷却材吐出
口を有し、しかも冷却材上昇流路内における冷却材の流
れ方向とは逆に冷却材を下方に導く冷却材下降流路とを
備え、しかも冷却材上昇流路がその側壁に冷却材下降流
路と連通ずる吐出口を有することによって達成できる。
〔作用〕
炉心を通過する冷却材の流量が低下すると、水ロッドの
冷却材下降流路内に蒸気が充満され、その冷却材流量が
増加すると冷却材下降流路内の蒸気量が著しく減少する
。従って、燃料サイクル末期での反応度増加が可能とな
る。また冷却材上昇流路の側壁に冷却材下降流路と連通
ずる吐出口が設けられているので、水ロツド内に供給さ
れる冷却材流量が増加しても水ロツド内に存在する蒸気
量の変化が緩やかになり核的に安定な状態でスペクトル
シフト運転が可能になる。
〔実施例〕
本発明の詳細な説明する前に、本発明の詳細な説明する
。第6図は、その構造を示している。
基本的には、燃料集合体の下部に設けられた抵抗体(例
えば下部タイプレート)6よりも下方の領域に冷却材流
入口4が開口した冷却材上昇流路2と、この冷却材上昇
流路内を流れる冷却材流を反転させて下方に導き、しか
も冷却材吐出口5が抵抗体6よりも上方の領域に開口し
た冷却材下降流路3とを有する水ロッド1を、燃料集合
体に設けたものである。抵抗体6には、複数の冷却材流
通孔7が設けられている。
抵抗体6に設けられた冷却材流通孔7を流れる冷却材(
冷却水)の流量が変化すると、抵抗体6より下方の領域
と抵抗体6より上方の領域との間の差圧へPが変化する
。縮流抗大による差圧は冷却水流量のほぼ2乗に比例す
るので、たとえば抵抗体6を通過する冷却水流量が80
%から120%に変わったとすると、差圧へPは約2.
25倍になる。
一方、水ロツドl内の冷却水量と水ロッドlにおける出
入口間の差圧(冷却材流入口4と冷却材吐出口5との間
の差圧との関係は第8図に示すようになる。冷却水流量
を零から増加させると水ロッド1の出入口間の差圧は極
大値に達し、さらに冷却水流量を増加すると水ロッド1
の出入口間の差圧は−たん極小になったのち単調に増加
する。
これは、第8図に示した現象に起因している。第8図(
a)は第7図の8点での水ロツド1内の状態を示し、第
8図(b)は第7図のT点での、及び第8図(Q)は第
7図のU点での水ロツド1内の状態をそれぞれ示してい
る。
水ロツド1内の冷却水も、水ロッド1の周囲にある燃料
棒から照射される中性子及びガンマ線によって、0.5
〜2W /cJ程度の割合で発熱する。
水ロツド1内を流れる冷却水の流量が非常に少ない場合
(第7図の8点の状態)は、水ロツド1内の冷却水が中
性子等の照射によって発熱するとともに蒸発し、この蒸
気が第8図(a)に示すように冷却材上昇流路2及び冷
却材下降流路3の上部に充満する。冷却材上昇流路2内
には液面Llができ、水ロッド1の出入口間の差圧はこ
の液面L1と水ロッドlの冷却材吐出口5(冷却材下降
流路3の出1])の液面L2の静水頭差によって発生す
る。冷却材上昇流路2内に流入する冷却材流量は、蒸気
になって冷却材吐出口5から流出する流量とバランスす
る。
冷却水流量を第7図の8点から増加していくと、冷却材
上昇流路2内への冷却水の流入量が冷却水の蒸気量を上
回わる。このような場合(例えば第7図のT点)には第
8図(b)に示すように冷却水が冷却下降流路3内を流
下する。このとき、冷却水上昇流路2内の静水頭の一部
分が冷却材下降流路3内を流れる冷却水の重量によって
打消されるため、水ロッド1の出入口間の差圧は極大値
Soよりも減少する。しかし、さらに冷却水流量を増加
すると、冷却材流入口4から流入した未飽和水は冷却材
上昇流路2及び冷却材下降流路3内で沸騰が抑制された
まま(ボイド率が著しく低減された状態で)冷却材吐出
口5から流出する(第7図のU点の状態、第8図(C)
)。このため冷却材上昇流路2及び冷却材下降流路3内
はほとんど単相流となる。従って、第8図(a)の状態
で冷却材上昇流路2及び冷却材下降流路3内の冷却材吐
出口5のレベルにおける各静水頭は打消し合ってそれら
の静水頭差が非常に小さくなる。しかし、水ロツド1内
を流れる冷却水流量が大きいため、摩擦や冷却水流れの
反転による圧力損失が増大し、水ロッド1の出入口間の
差圧は再び上昇する。
以上述べた現象によって、水ロッド1の出入[1間の差
圧の変化量が少なくても、水ロツド1内の冷却水流量の
変化幅は非常に大きくなり、ボイド率の変化幅も著しく
増大する。
従って、例えば炉心流量が80%の時における水ロッド
1の出入「」間の差圧が第7図の極小値1゛oに対応す
る水ロッド1の出入[1間の差圧以十で、炉心流量12
0%の時における水ロッド1の出入口間の差圧が第7図
の極大値Soに対応する水ロッド1の出入口間の差圧を
超えるように抵抗体6の抵抗を調節しておけば、燃料集
合体内を流れる冷却水流量(炉心流量)の変化によって
大幅なボイド率変化を実現することができる。上記の例
で炉心流量80%は極大値Soよりも左側、好ましくは
第7図のQ点(極小値Toと同じ出入L」間の差圧)よ
りも左側にあり、炉心流量120%は極小値Toよりも
右側、好ましくは第7図のR点(極大値Soと同じ出入
【コ間の差圧)よりも右側にある。
上記の原理の構成において、冷却材流量が増加するとあ
る時点で急激に水ロツド内の蒸気斌が減少し核的に不安
定が生じることがわかった。この不安定現象を解消する
ために、冷却材上昇流路の側壁に冷却材下降流路と連通
ずる吐出口を設けたのである。
以上述べた原理を利用した本発明の好適な一実施例、す
なわち沸騰水型原子炉に適用する燃料集合体を第1図、
第2図及び第3図に基づいて説明する。
本実施例の燃料集合体10は、燃料棒11、上部タイプ
レート12、下部タイプレート13、燃料スペーサ16
、チャンネルボックス17、及び水ロッド18からなっ
ている。燃料棒11の上下端部は、上部タイプレート1
2及び下部タイプレート13にて保持される。水ロッド
19も、両端部が上部タイプレート12及び下部タイプ
レート13に保持される。燃料スペーサ16は、燃料集
合体10の軸方向に幾つが配置され、燃料棒11相互間
の間隙を適切な状態に保持している。燃料スペーサ16
は、水ロッド19にて保持される。
チャンネルボックス17は、上部タイブレー1−12に
取付けられ、燃料スペーサ16で保持された燃料棒11
の束の外周を取囲んでいる。下部タイプレート13は、
上端部に燃料棒支持部14を有し、しかも燃料棒支持部
14の下方に空間15を有している。燃料棒支持部14
が、燃料棒11及び水ロッド19の下端部を支持してい
る。燃料棒11は、第5図に示すように上部端栓31及
び下部端栓32にて両端が密封された被覆管30内に多
数の燃料ペレット33を装荷したものである。
ガスプレナム34が、被覆管30内の上端部に形成され
る。水ロッド19の直径(後述する外管21の外径)は
燃料棒11の直径よりも大きく、水ロッド19は燃料集
合体10の横断面の中央部に配置されている。
水ロッド19の詳細構造を第1図により説明する。水ロ
ッド19は、内管20.外管21及びスペーサ22から
構成される。外管21と内管20とは円心円状に配置さ
れ、外管21が内管2oの外周を取囲んでいる。外管2
1の上端はカバ一部23にて密封されており、カバ一部
23の上部が上部タイプレート12内に挿入されて保持
される。
カバ一部23は、内管20の上端との間に間隙を形成す
るように内管20の上端を被っている。内管20の上端
部は、水ロッド19の軸心から放射状に配置された板状
のスペーサ22を介して外管21の内面に固定される。
外管21の下端は封鎖部24にて封鎖される。内管20
の下端部は、封鎖部24を貫通してそれよりも下方に突
出している。内管20の下端部は、下部タイプレート1
3の燃料棒支持部14を貫通している。内管20の下端
に形成された冷却水流入口28は、下部タイプレート1
3の空間15に開口している。内管20の内部が、冷却
水上昇流路25である。内管20と外管21との間に形
成される環状通路が、冷却水下降流路26である。外管
21の下端部の管壁に、周方向に複数の冷却水吐出口2
9が形成される。これらの冷却水吐出口29は、周方向
に等間隔に設けられている。冷却水吐出口29は、燃料
棒支持部14よりも上方の領域に開口している。内管2
0の側壁には、冷却水−上昇流が冷却水下降流路26に
流れることが可能な側面吐出口36が設けられている。
側面吐出[136は、内管20の上部で軸方向に等間隔
に複数個配置され、しかも内管20の周方向にも複数個
配置されている。
本実施例では、燃料棒支持部14が第6図に示す抵抗体
6の機能を有している。冷却水上昇流路25と冷却水下
降流路26とは、水ロッド19の上端部に形成された反
転部27によって連絡されている。このように水ロッド
19は、内部に冷却水上昇流路25、冷却水下降流路2
6及び反転部27からなる逆IJ字状の冷却水流路を有
している。
本実施例の燃料集合体1を沸騰水型原子炉の炉心内に装
荷して(全燃料集合体が燃料集合体1)沸騰水型原子炉
を運転すると、冷却水の大部分は、下部タイブレート1
3の空間15及び燃料棒支持部14に設けられた貫通孔
18(第1図)を通って炉心に装荷された燃料集合体1
0の燃料棒11相互間に直接導入される。下部タイプレ
ート13の空間に流入した冷却水の残りの部分は、冷却
水流入口28から水ロッド19の冷却水上昇流路25内
に流入し、さらに反転部27及び冷却水下降流路26を
介して冷却水吐出口29から燃料棒支持部14より上方
の領域に吐出される。冷却水吐出口29から吐出される
冷却水は、冷却水流入口28から水ロツド19内に流入
する冷却水の流量の多少に応じて前述したように液体ま
たは気体(蒸気)とする。
本実施例は、炉心流量100%(水ロツド19内では第
8図の極大値Soでの流量状態)以下で第8図(a)の
状態が水ロツド19内に生じ、炉心流量110%(水ロ
ツド19内では第7図のR点での流量状態)で第8図(
C)の状態が水ロツド19内に生じるように、燃料棒支
持部14の圧力損失、内管20及び外管21の仕様があ
らかじめ設定されている。
次に内管20の側壁に設けた吐出口36による効果を第
5図を用いて説明する。第5図は水ロツド19内に供給
される冷却水流量と水ロッド19内の平均ボイド率の関
係を示している。水ロツド19内の平均ボイド率は、第
6図の水ロッドの構造では曲線Xに示すように水ロッド
19の冷却水流量7以上に冷却水流量が増加すると水ロ
ッド19の出入口間の差圧変化により急激に減少する。
冷却水流量■の状態は冷却水流量増加によって内管20
内の蒸気層が消失する時点での状態(第8図でいえば(
b)のような状態)である。すなわち内管20内の液相
状態の冷却水が冷却水下降流路26内に流入し始める時
点の状態ともいえる。
本実施例は内管20の側壁に複数の吐出1136を設け
ているので、冷却水が全て蒸気相に変化する遷移点が液
相状態の冷却水が冷却水上昇流路25から冷却水下降流
路26に流入する時点(遷移点)が早くなる。すなわち
、本実施例では、遷移点の冷却水流量がVよりも小さい
Wに移動する。このため、本実施例では冷却水流量Wを
超えると平均ボイド率が第5図の曲線Yのように曲線X
よりも緩やかに減少する。これにより第6図の構造に比
較し本実施例は安定性を保ちながらスペクトルシフト運
転を行うことが可能となる。この吐出口36の口径は、
冷却水上昇流路25の入口と冷却水下降流路26の管出
口との間での差圧の値により決定される。
第11図には、本発明の他の実施例を示している。本実
施例における水ロッド19Aは、冷却水上昇流路2の側
壁に設けた複数の吐出口37の軸方向における間隔が上
部の吐出口37間で密に下部の吐出口37間で粗になっ
ている。なお、相互の間隔が粗になっている部分の吐出
口37の開口面積は、それが密になっている部分での吐
出口37の開口面積よりも大きくなっている。吐出口3
7は、冷却材上昇流路2と冷却材下降流路3とを連通し
ている。本実施例のように吐出ロ3°7相互間の間隔を
上部で密に下部で粗に配置することにより前述の遷移点
が冷却水流量W1の位置に移動し冷却水流量W1以上に
なると第5図の曲線Z1のように平均ボイド率が緩やか
に減少する。
曲線21の傾きは、曲線Yよりも急であるが曲線Xより
も緩やかである。本実施例は、前述の実施例よりも安定
性の面で若干劣るが、プルトニウムの有効利用を図りつ
つ安定性を保持しながらスペクトルシフト運転が可能と
なる。
第12図に本発明における他の実施例を示す。
本実施例の水ロッド19Bは、水ロッド19Aとは逆に
複数の吐出口37の軸方向における間隔が上部の吐出「
137間で粗に下部の吐出1137間で密になっている
。粗になっている部分の吐出口37の開口面積が、水ロ
ッド19Aと同様に大きくなっている。本実施例のよう
に、吐出ロ37相互間の間隔を上部に比較して下部で粗
となるように配置することにより水ロッド19Bの冷却
材入口と出口との間での差圧が小さくなり、吐出口を等
間隔で配置した(水ロッド19)に比較して水ロツド内
の平均ボイド率変化が第5図の曲線Z2(遷移点の冷却
水流量がW2)小さくなる。従って、本実施例は、第1
図の実施例よりも炉心の安定性を図りつつ冷却材流量を
変化させることができ、炉心安定性を向上したスペクト
ルシフト運転が可能となる。
燃料集合体1oは、第3図に示すように水ロッド19の
占める横面積は燃料集合体1の冷却水流路の横断面積の
1割程度である。しかし、燃料集合体内に2本以上の水
ロッド19を設けることによって、燃料集合体の平均の
ボイド率の変化幅をより大きくできる。燃料経済性を向
上させるため、9本の水ロッドを設けた燃料集合体が提
案されている。この場合、燃料集合体の冷却水流路の横
断面積に占める余水ロッドの横断面積の占める割合は3
割にもなる。本実施例の燃料集合体35を、第13図に
示す。燃料集合体35は、特願昭61−167972号
明細書の9頁、4行〜11頁、5行及び第3図に示され
た燃料集合体の水ロッドをすべて前述の水ロッド19に
替えたものである。本実施例の燃料集合体35は、特願
昭61−167972号明細書に示された燃料集合体1
の効果(同明細書の第3図に示す反応度利得の効果)も
得ることができる。
本発明の他の実施例である燃料集合体を以下に説明する
この実施例を具体的に述べる前に、まずそれが必要にな
った経緯について説明する。
本実施例は、第6図の水ロッドにおいて、他の課題が生
じることを発見し、その課題を解消するためになされた
ものである。その課題は、炉心に供給される冷却水流量
が何等かの原因で急激に増加した場合に水ロツド1内に
流入する冷却水流量も急激に増加し、水ロツド1内の平
均ボイド率が急激に減少することである。このような現
象は、炉心内に正の反応度を急激に投入することになり
燃料棒に破損等の悪影響を与えることになる。上記の課
題を解消するために種々の検討を行ったところ、水ロッ
ド1の冷却材上昇流路2内(例えば冷却材上昇流路2の
入口部)に、冷却材流量の急激な増加を抑制できる手段
、例えば抵抗体を配置すればよいことに発明者等は気が
付いた。この構造の一例を第14図に示す。水ロッド1
9Gの冷却材上昇流路2内の下部に、冷却材流量の急激
な増加を抑制する手段(冷却材流量急激増加抑制手段)
として、可動抵抗素子38、上部受金具39及び下部受
金具40からなる構成を設けている。
上部受金具39は、中央部に開口が設けられた円板であ
り冷却材上昇流路2の側壁に取付けらでいる。中央部の
開口は、可動抵抗素子38の大きさ(直径)よりも小さ
い。下部金具40は、冷却材上昇流路2の側壁に取付け
られその流路の中心に向って延びる4本の丸棒である。
下部金具40は、上部金具39の下方に配置され、可動
抵抗素子38が下方に落下しないように支持している。
可動抵抗素子38は、金属からなる球である。
水ロツド19C内の状態が第8図の(、)または(b)
状態になるように原子炉が運転されているとき、炉心流
量が急激に増加すると、冷却材上昇流路2内への冷却材
の流入量が急激に増加し、直ちに第8図(c)の状態に
移ろうとする。このとき、冷却水流量の急激な増加によ
って可動抵抗素子38が押上げられて、上部受金具37
の開口を閉鎖し、水ロッド19Cの冷却材上昇流路2内
へ流れ込む冷却水の流量が制限され、第8図(c)の状
態への急激な移行を防止する。冷却水流量の増加割合が
低下するにつれて可動抵抗素子38は徐々に下降して最
後に下部受金具40によって保持される。可動抵抗素子
38が徐々に下降することにより上部受金具39の開口
の面積が徐々に増大し、冷却材上昇流路2内に供給され
る冷却水流量が徐々に増加する。これによって、前述し
たように冷却材上昇流路2内への冷却水の流入量の急激
な増加が防止できる。
第14図に示す冷却材流量急激増加抑制手段を第1図の
燃料集合体に適用した本実施例の具体的な構造を第15
図に基づいて以下に述べる。第1図の構成と同じ構成は
同じ符号を付しである。第1図の構成と異なる部分につ
いてのみ説明する。
水ロッド19の冷却水上昇流路25内でその入口部に、
球形の金属製の可動抵抗素子38、その上方には可動抵
抗素子38の直径より小さい開口39A(第15図(C
))を持つ円板状の上部受金具39と、可動抵抗素子3
8の下方には可動抵抗素子38を保持する下部受金具4
oが設けられている。上部受金具39及び下部受金具4
0は、内管20に取付けられている。可動抵抗素子38
は、冷却水流量の所定変化を超える急激な増加によって
押上げられるように重量が調節されている。
次に冷却水上昇流路25内に設けた可動抵抗素子38の
機能を以■に説明する。炉心流量が所定範囲内(120
%以下)では、冷却水は下部受金具40の間隙を通り冷
却水上昇流路25内に流入する。しかし、冷却水流量が
所定変化割合を超えて急激に増加すると、可動抵抗素子
38は流入する冷却水により上方へ押し上げられて上部
受金具39に押しつけられる。この時、可動抵抗素子3
8は、上部受金具39の開口39Aを閉鎖する状態とな
り、水ロツド19内への冷却水の流入は一時的に阻止さ
れる。
従って、第8図(a)または(b)の状態で運転中に、
急激な流量変化があった場合、第8図(c)の状態に移
ることを防止し、燃料集合体内のボイド率の急激な減少
を防ぐ。
可動抵抗素子38は、水ロッド19に発生する差圧から
決定される。
本実施例では球状の可動抵抗素子の例を示したが、円柱
状、円錐状、円錐台状、板状等の形状でも同様の効果を
得ることができる。
なお、詳細には説明しなかったが、吐出口36による効
果及び冷却水−F昇流路25、冷却水下降流路26を設
けたことによる効果は、第1図の実施例と同様に得るこ
とができる。
第14図に示された機能のみがほしい場合には、第15
図の構造から吐出口36を取除いた構造にて燃料集合体
を構成すればよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、単純な構造で燃料集合体内の平均ボイ
ド率の変化幅が大幅に増大し、核燃料物質の有効利用が
著しく増加する。また、安定性を保持しながらスペクト
ルシフト運転を実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の好適な一実施例である燃料集合
体の水ロッド付近の詳細構造図、第1図(b)は第1図
(a)のIV−IV断面図、第2図は第1図の水ロッド
を有する燃料集合体の縦断面図、第3図は第2図のm−
m断面図、第4図は第2図に示された燃料棒の部分断面
図、第5図は、水ロツド内に供給される冷却水流量と水
ロツド内の平均ボイド率との関係を示す特性図、第6図
は本発明に用いられる水ロッドの原理を示す説明図、第
7図は、第6図の水ロッドの出入口間に生じる差圧特性
の概念図、第8図(a)、(b)及び(c)は第7図の
S、T及びU点での水ロツド内の流動状態を示す説明図
、第9図はスペクトルシフト運転を実施しない場合及び
それを実施した場合における燃焼度に対する無限増倍率
の変化を示す特性図、第10図は炉心流量と炉心平均ボ
イド率との関係を示す特性図、第11図、第12図及び
第13図は本発明の他の実施例である燃料集合体の構造
図、第14図は本発明の他の実施例である燃料集合体の
水ロッドの構成図、第15図は第14図に示す水ロッド
の原理を用いた本発明の他の実施例である燃料集合体の
構成図である。 10.35・・・燃料集合体、11・・・燃料棒、12
・・・上部タイプレート、13・・・下部タイプレート
、14・・・燃料棒支持部、19.19A〜19G・・
・水ロッド、2o・・・内管、21・・・外管、25・
・・冷却水上昇流路、26・・・冷却水下降流路、28
・・・冷却水流入口、29・・・冷却水吐出口、36.
37・・・吐出口、38・・・可動抵抗素子、39・・
・上部受金具、40・・・下部受金具。 乎 l 区 (′b) 12・・・を畜pタ47°L−ト 13・・・上音pり4プL−) 、36−・口上と0 第 2 図 第 、3 圀 !! 2.5 第 4 図 II・−燃料棒 第 5 目 2にロッド内1;イ皮柔会ズLれ暑Q去ν・Kシ先量弔
 6 日 乙 、↑kVア[,42ト、 第 71!ll 第 δ 昭 (a−>     (b)     (り半 CI  
會 茫護、a  (qWし/Tつ 第 70 日 #Iじ光量(勾 第 11  図 37・Vエエロ 第 t2  ロ 早 13  目 、35 畑木什東1ナルN 第 /4 口 第 15  口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上部タイプレートと、下部タイプレートと、上端部
    が前記上部タイプレートに保持されて下端部が下部タイ
    プレートの燃料棒保持部に保持され、しかも内部に複数
    の燃料ペレットを充填した複数の燃料棒と前記燃料棒間
    に配置された水ロッドとを有する燃料集合体において、
    前記燃料集合体の下端部に抵抗体を設け、前記水ロッド
    が、前記抵抗体より下方の領域に開口した冷却材流入口
    を有する冷却材上昇流路と、前記冷却材上昇流路に連絡
    されて前記抵抗体よりも上方の領域に開口した冷却材吐
    出口を有し、しかも前記冷却材上昇流路内における冷却
    材の流れ方向とは逆に冷却材を下方に導く冷却材下降流
    路とを備えており、 前記冷却材上昇流路がその側壁に前記冷却材下降流路と
    連通する吐出口を有していることを特徴とする燃料集合
    体。 2、前記吐出口を、等間隔に設けた特許請求の範囲第1
    項記載の燃料集合体。 3、前記吐出口の間隔を、前記冷却材上昇流路の下方に
    おいて粗に、前記冷却材上昇流路の上方において密にし
    た特許請求の範囲第1項記載の燃料集合体。 4、前記吐出口の間隔を、前記冷却材上昇流路の下方に
    おいて密に、前記冷却材上昇流路の上方において粗にし
    た特許請求の範囲第1項記載の燃料集合体。 5、前記吐出口の開口面積を、前記冷却材上昇流路の下
    方において小さく前記冷却材上昇流路の上方において大
    きくした特許請求の範囲第1項記載の燃料集合体。 6、前記吐出口の開口面積を、前記冷却材上昇流路の下
    方において大きく、前記冷却材上昇流路の上方において
    小さくした特許請求の範囲第1項記載の燃料集合体。 7、上部タイプレートと、下部タイプレートと、上端部
    が前記上部タイプレートに保持されて下端部が下部タイ
    プレートの燃料棒保持部に保持され、しかも内部に複数
    の燃料ペレットを充填した複数の燃料棒と前記燃料棒間
    に配置された水ロッドとを有する燃料集合体において、
    前記燃料集合体の下端部に抵抗体を設け、前記水ロッド
    が、前記抵抗体より下方の領域に開口した冷却材流入口
    を有する冷却材上昇流路と、前記冷却材上昇流路に連絡
    されて前記抵抗体よりも上方の領域に開口した冷却材吐
    出口を有し、しかも前記冷却材上昇流路内における冷却
    材の流れ方向とは逆に冷却材を下方に導く冷却材下降流
    路とを備えており、 前記冷却材上昇流路がその側壁に前記冷却材下降流路と
    連通する吐出口を有し、前記冷却材上昇流路内に抵抗体
    が設けられていることを特徴とする燃料集合体。
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