JPH0111455Y2 - - Google Patents
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- JPH0111455Y2 JPH0111455Y2 JP6246385U JP6246385U JPH0111455Y2 JP H0111455 Y2 JPH0111455 Y2 JP H0111455Y2 JP 6246385 U JP6246385 U JP 6246385U JP 6246385 U JP6246385 U JP 6246385U JP H0111455 Y2 JPH0111455 Y2 JP H0111455Y2
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(技術分野)
本考案は射出成形機におけるブースタラム式型
締装置に係り、詳しくはブースタラム式型締装置
の金型保護能力を向上させる技術に関するもので
ある。
締装置に係り、詳しくはブースタラム式型締装置
の金型保護能力を向上させる技術に関するもので
ある。
(従来技術)
射出成形機における型締装置では、金型に作用
する射出樹脂圧に対抗するように、可動盤に対し
て充分大きな型締力を作用させる機能が要求され
る。また、成形サイクルの短縮化を図るために、
可動盤を高速で前進させる機能が要求される。
する射出樹脂圧に対抗するように、可動盤に対し
て充分大きな型締力を作用させる機能が要求され
る。また、成形サイクルの短縮化を図るために、
可動盤を高速で前進させる機能が要求される。
ブースタラム式型締装置は、このような機能を
併せ備えた型締装置の一つであり、一般に、主シ
リンダ室内に滑動可能に嵌合せしめられた、可動
盤を移動せしめるための主ラムに対して、その中
心軸と同軸上に該主ラムの直径よりも小さな直径
のブースタラムを挿入せしめて、該主ラムに対す
る油圧の作用に先立ち、該ブースタラムに対する
油圧の作用によつて該主ラムを高速前進せしめ得
るようにした構成とされている。
併せ備えた型締装置の一つであり、一般に、主シ
リンダ室内に滑動可能に嵌合せしめられた、可動
盤を移動せしめるための主ラムに対して、その中
心軸と同軸上に該主ラムの直径よりも小さな直径
のブースタラムを挿入せしめて、該主ラムに対す
る油圧の作用に先立ち、該ブースタラムに対する
油圧の作用によつて該主ラムを高速前進せしめ得
るようにした構成とされている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、このようなブースタラム式型締装置
では、他の形式の型締装置と同様、金型の保護を
図るために、金型を閉じる直前において可動盤の
前進速度を低速に切り換え、金型を低速且つ低圧
で閉じることが行われるが、従来は、かかる可動
盤の前進速度の切換え時、すなわち主ラムの高速
前進作動後の低速前進作動切換え時において、主
ラムの主シリンダ室内面に対する摺接面に配置さ
れた複数のピストンリング間に圧力が残り、これ
が主ラムの前進作動に対する抵抗として作用して
いた。そのため、主ラムの低速前進作動時におい
てブースタラムに対して作用させる油圧を充分低
くすることができず、それ故金型の型閉じ時にお
いて金型を充分保護できないという問題があつ
た。
では、他の形式の型締装置と同様、金型の保護を
図るために、金型を閉じる直前において可動盤の
前進速度を低速に切り換え、金型を低速且つ低圧
で閉じることが行われるが、従来は、かかる可動
盤の前進速度の切換え時、すなわち主ラムの高速
前進作動後の低速前進作動切換え時において、主
ラムの主シリンダ室内面に対する摺接面に配置さ
れた複数のピストンリング間に圧力が残り、これ
が主ラムの前進作動に対する抵抗として作用して
いた。そのため、主ラムの低速前進作動時におい
てブースタラムに対して作用させる油圧を充分低
くすることができず、それ故金型の型閉じ時にお
いて金型を充分保護できないという問題があつ
た。
ブースタラム式型締装置では、主ラムの高速前
進作動時において、主ラムによつて収縮させられ
る型開き側の室に配管等の抵抗に基づいて比較的
大きな圧力が発生するため、かかる圧力により主
ラムの外周部に配置されたピストンリングが、そ
の収容溝内において主ラムの後退側に押し付けら
れた状態となる。しかし、主ラムの前進作動速度
が高速から低速に切り換わると前記型開き側の室
の圧力が解消されるため、ピストンリングは内外
の圧力差によつて前後方向の両端部のものが収容
溝内においてそれぞれピストンリング間の空間を
外部から遮断する位置に押し付けられ、その状態
に保持される。その結果、ピストンリング間に前
記主ラムの高速前進作動時に発生した圧力が保持
され、この保持された圧力が抵抗となつて主ラム
の前進作動を妨げる。従つて、主ラムをかかる抵
抗に打ち勝つて前進させるためには、ブースタラ
ムに対して作用させる油圧を大きくことが必要と
なり、その油圧を大きくする分、金型保護能力が
低下するのを免れ得ないのである。
進作動時において、主ラムによつて収縮させられ
る型開き側の室に配管等の抵抗に基づいて比較的
大きな圧力が発生するため、かかる圧力により主
ラムの外周部に配置されたピストンリングが、そ
の収容溝内において主ラムの後退側に押し付けら
れた状態となる。しかし、主ラムの前進作動速度
が高速から低速に切り換わると前記型開き側の室
の圧力が解消されるため、ピストンリングは内外
の圧力差によつて前後方向の両端部のものが収容
溝内においてそれぞれピストンリング間の空間を
外部から遮断する位置に押し付けられ、その状態
に保持される。その結果、ピストンリング間に前
記主ラムの高速前進作動時に発生した圧力が保持
され、この保持された圧力が抵抗となつて主ラム
の前進作動を妨げる。従つて、主ラムをかかる抵
抗に打ち勝つて前進させるためには、ブースタラ
ムに対して作用させる油圧を大きくことが必要と
なり、その油圧を大きくする分、金型保護能力が
低下するのを免れ得ないのである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、かかる問題を解決するために為され
たものであり、その要旨とするところは、前述の
如きブースタラム式型締装置において、前記主ラ
ムの主シリンダ室内面に対する摺接面に配置され
る複数条のピストンリングの適数のものを、それ
ぞれその主ラム後退側の面において少なくとも1
つの径方向の圧抜き溝部を有する構造のものと為
したことにある。
たものであり、その要旨とするところは、前述の
如きブースタラム式型締装置において、前記主ラ
ムの主シリンダ室内面に対する摺接面に配置され
る複数条のピストンリングの適数のものを、それ
ぞれその主ラム後退側の面において少なくとも1
つの径方向の圧抜き溝部を有する構造のものと為
したことにある。
(作用および効果)
このようなブースタラム式型締装置によれば、
主ラムの高速前進作動後の低速前進作動切換え時
においてピストンリング間に残る圧力は、ピスト
ンリングに形成された圧抜き溝部を通じて解消さ
れる。そのため、主ラムの低速前進作動時におい
て、ピストンリング間に残る圧力によつて主ラム
の前進が抵抗を受けることはない。つまり、本考
案によれば、主ラムの低速前進作動時において、
主ラムに作用させる油圧を従来よりも小さくして
も主ラムを前進させることが可能となるのであ
り、金型の型閉じ時における圧力を低減すること
が可能となるのである。従つて、その圧力を低減
できる分、金型保護能力を向上させることが可能
となるのである。
主ラムの高速前進作動後の低速前進作動切換え時
においてピストンリング間に残る圧力は、ピスト
ンリングに形成された圧抜き溝部を通じて解消さ
れる。そのため、主ラムの低速前進作動時におい
て、ピストンリング間に残る圧力によつて主ラム
の前進が抵抗を受けることはない。つまり、本考
案によれば、主ラムの低速前進作動時において、
主ラムに作用させる油圧を従来よりも小さくして
も主ラムを前進させることが可能となるのであ
り、金型の型閉じ時における圧力を低減すること
が可能となるのである。従つて、その圧力を低減
できる分、金型保護能力を向上させることが可能
となるのである。
なお、金型の型締め時においては、各ピストン
リングは主ラムに作用させられる油圧によつてそ
れぞれの収容溝内において主ラムの前進側に押圧
されることとなるが、圧抜き溝はピストンリング
の主ラム後退側の面にだけ形成されているため、
かかる圧抜き溝の存在によつて作動油が漏れるよ
うなことはなく、従つて型締力が低下するような
ことはない。
リングは主ラムに作用させられる油圧によつてそ
れぞれの収容溝内において主ラムの前進側に押圧
されることとなるが、圧抜き溝はピストンリング
の主ラム後退側の面にだけ形成されているため、
かかる圧抜き溝の存在によつて作動油が漏れるよ
うなことはなく、従つて型締力が低下するような
ことはない。
また、ピストンリングのうちの最も主ラムの前
進側に位置するものに、従来と同様の、圧抜き溝
を有しない構造のものを採用すれば、型開き時に
おける作動油漏れを良好に抑制して、主ラムを効
率的に後退させることができるが、全てのピスト
ンリングを圧抜き溝を有する構造としても、型開
き時においては大量の作動油が用いられるため、
それら圧抜き溝からの作動油の漏れが主ラムの後
退作動に影響を及ぼすようなことはない。
進側に位置するものに、従来と同様の、圧抜き溝
を有しない構造のものを採用すれば、型開き時に
おける作動油漏れを良好に抑制して、主ラムを効
率的に後退させることができるが、全てのピスト
ンリングを圧抜き溝を有する構造としても、型開
き時においては大量の作動油が用いられるため、
それら圧抜き溝からの作動油の漏れが主ラムの後
退作動に影響を及ぼすようなことはない。
(実施例)
以下、本考案をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図は、本考案に係るブースタラム式型締装
置の一例を示すものである。この図において、1
0は主シリンダであり、その前端側(図中右側)
外周部に形成されたフランジ部12においてタイ
バー14の一端を支持している。そして、これら
のタイバー14の他端に、固定金型16を備えた
固定盤18が固定されている。また、これらのタ
イバー14の中間部には、可動金型20を備えた
可動盤22が前後方向に摺動可能に取り付けられ
ている。
置の一例を示すものである。この図において、1
0は主シリンダであり、その前端側(図中右側)
外周部に形成されたフランジ部12においてタイ
バー14の一端を支持している。そして、これら
のタイバー14の他端に、固定金型16を備えた
固定盤18が固定されている。また、これらのタ
イバー14の中間部には、可動金型20を備えた
可動盤22が前後方向に摺動可能に取り付けられ
ている。
主シリンダ10の内周面には、前端部において
前記可動盤22に固定された主ラム24が、その
後端部の大径部26において前後方向に摺動可能
に嵌合されており、かかる主ラム24の大径部2
6により、主シリンダ室が大径部26の後ろ側の
型締室28と前側の円環状を成す型開き室30と
に分けられている。また、主シリンダ10の型締
室28内には、円筒状のサージバルブ36が、前
後方向に摺動可能に、且つ主シリンダ10の後部
開口を塞ぐ閉塞部材32との間に介装された圧縮
コイルばね34によつて常時前方へ付勢された状
態で、嵌合されている。そして、かかるサージバ
ルブ36を、その内周面との間に一定の距離を隔
てた状態で貫いて、前記主ラム24の直径よりも
小さい直径の円筒状のブースタラム38が、主ラ
ム24の中心軸と同軸上に配設され、その前端部
の外周面において、主ラム24の後端部に形成さ
れた有底穴40の内周面に前後方向に摺動可能且
つ液密に嵌合されている。なお、ブースタラム3
8は後端部の外周面において閉塞部材32に液密
に固定されている。
前記可動盤22に固定された主ラム24が、その
後端部の大径部26において前後方向に摺動可能
に嵌合されており、かかる主ラム24の大径部2
6により、主シリンダ室が大径部26の後ろ側の
型締室28と前側の円環状を成す型開き室30と
に分けられている。また、主シリンダ10の型締
室28内には、円筒状のサージバルブ36が、前
後方向に摺動可能に、且つ主シリンダ10の後部
開口を塞ぐ閉塞部材32との間に介装された圧縮
コイルばね34によつて常時前方へ付勢された状
態で、嵌合されている。そして、かかるサージバ
ルブ36を、その内周面との間に一定の距離を隔
てた状態で貫いて、前記主ラム24の直径よりも
小さい直径の円筒状のブースタラム38が、主ラ
ム24の中心軸と同軸上に配設され、その前端部
の外周面において、主ラム24の後端部に形成さ
れた有底穴40の内周面に前後方向に摺動可能且
つ液密に嵌合されている。なお、ブースタラム3
8は後端部の外周面において閉塞部材32に液密
に固定されている。
サージバルブ36の外周部には、サージバルブ
36の移動位置を制御するための制御室42が形
成されており、この制御室42に電磁切換バルブ
44が接続されている。そして、サージバルブ3
6は、かかる電磁切換バルブ44の切換操作によ
つて制御室42に所定の油圧源からの油圧が作用
させられたとき、第1図で実線で示されているよ
うに、圧縮コイルばね34の付勢力に抗して閉塞
部材32に当接する位置に移動し、型締室28を
タンク46に連通させて、型締室28内の作動油
が排出することを許容する一方、制御室42内の
作動油がタンク46に排出されてその油圧が解消
されたとき、二点鎖線で示されているように、圧
縮コイルばね34の付勢力に従つて前方へ移動
し、型締室28内の作動油の排出を阻止するとと
もに、後述のシーケンスバルブ48から型締室2
8内に作動油が流入することを許容するようにな
つている。
36の移動位置を制御するための制御室42が形
成されており、この制御室42に電磁切換バルブ
44が接続されている。そして、サージバルブ3
6は、かかる電磁切換バルブ44の切換操作によ
つて制御室42に所定の油圧源からの油圧が作用
させられたとき、第1図で実線で示されているよ
うに、圧縮コイルばね34の付勢力に抗して閉塞
部材32に当接する位置に移動し、型締室28を
タンク46に連通させて、型締室28内の作動油
が排出することを許容する一方、制御室42内の
作動油がタンク46に排出されてその油圧が解消
されたとき、二点鎖線で示されているように、圧
縮コイルばね34の付勢力に従つて前方へ移動
し、型締室28内の作動油の排出を阻止するとと
もに、後述のシーケンスバルブ48から型締室2
8内に作動油が流入することを許容するようにな
つている。
また、ブースタラム38の内部空間は電磁切換
バルブ50の切換操作によつて可変容量ポンプ5
2乃至はタンク46に択一的に接続されるように
なつている。この電磁切換バルブ50の切換操作
により、前記主ラム24の有底穴40内に形成さ
れたブースタラム室54内に対して作動油が給排
せしめられるようになつているのである。そし
て、この電磁切換バルブ50とブースタラム室5
4とを接続する液通路56に、前記シーケンスバ
ルブ48を介して型締室28が接続されている。
また、液通路56には電磁切換バルブ57を介し
て低圧リリーフバルブ59が接続されており、電
磁切換バルブ57の切換操作によつてブースタラ
ム室54内の油圧が高圧と低圧との間で切換設定
され得るようになつている。
バルブ50の切換操作によつて可変容量ポンプ5
2乃至はタンク46に択一的に接続されるように
なつている。この電磁切換バルブ50の切換操作
により、前記主ラム24の有底穴40内に形成さ
れたブースタラム室54内に対して作動油が給排
せしめられるようになつているのである。そし
て、この電磁切換バルブ50とブースタラム室5
4とを接続する液通路56に、前記シーケンスバ
ルブ48を介して型締室28が接続されている。
また、液通路56には電磁切換バルブ57を介し
て低圧リリーフバルブ59が接続されており、電
磁切換バルブ57の切換操作によつてブースタラ
ム室54内の油圧が高圧と低圧との間で切換設定
され得るようになつている。
また、前記電磁切換バルブ50には、液通路5
8を介して前記型開き室30が接続されており、
型開き室30に対し、前記ブースタラム室54に
対する給排とは逆に作動油が給排せしめられるよ
うになつている。
8を介して前記型開き室30が接続されており、
型開き室30に対し、前記ブースタラム室54に
対する給排とは逆に作動油が給排せしめられるよ
うになつている。
なお、型締室28と液通路56との間には、シ
ーケンスバルブ48と並列にバイパス通路60が
設けられており、かかるバイパス通路60上に型
締室28から液通路56に向かう方向を順方向と
するチエツクバルブ64と絞り62とが設けられ
ている。また、第1図中、66は、可変容量ポン
プ52から吐出された油圧を一定値以下に保持す
るためのリリーフバルブである。
ーケンスバルブ48と並列にバイパス通路60が
設けられており、かかるバイパス通路60上に型
締室28から液通路56に向かう方向を順方向と
するチエツクバルブ64と絞り62とが設けられ
ている。また、第1図中、66は、可変容量ポン
プ52から吐出された油圧を一定値以下に保持す
るためのリリーフバルブである。
そして、このような型締装置において、前記主
ラム24の大径部26の外周面(摺接面)に、第
2図に示されているように、複数条(ここでは3
条)のピストンリング収容溝68が形成され、そ
れら収容溝68内に、主ラム24の後退側の面に
径方向の圧抜き溝70を有するピストンリング7
2がそれぞれ収容されている。なお、上記圧抜き
溝70は、第3図および第4図に示されているよ
うに、ピストンリング72の周方向において等間
隔に、4条形成されている。また、ピストンリン
グ72の合口74は、第5図および第6図に示さ
れているように、一方の合口部の断面が三角形状
とされるとともに、他方の合口部の断面が、かか
る三角形状の合口部に対応する部分を切り欠かれ
た形状とされた、液漏れの少ない段付構造とされ
ている。
ラム24の大径部26の外周面(摺接面)に、第
2図に示されているように、複数条(ここでは3
条)のピストンリング収容溝68が形成され、そ
れら収容溝68内に、主ラム24の後退側の面に
径方向の圧抜き溝70を有するピストンリング7
2がそれぞれ収容されている。なお、上記圧抜き
溝70は、第3図および第4図に示されているよ
うに、ピストンリング72の周方向において等間
隔に、4条形成されている。また、ピストンリン
グ72の合口74は、第5図および第6図に示さ
れているように、一方の合口部の断面が三角形状
とされるとともに、他方の合口部の断面が、かか
る三角形状の合口部に対応する部分を切り欠かれ
た形状とされた、液漏れの少ない段付構造とされ
ている。
このような型締装置によつて型閉じを行なう場
合には、第1図に実線で示されているように、電
磁切換バルブ44の切換操作によつてサージバル
ブ36を後退位置に保持させ、且つ電磁切換バル
ブ57の切換操作によつて液通路56を低圧リリ
ーフバルブ59から遮断させた状態で、電磁切換
バルブ50の切換操作により、可変容量ポンプ5
2をブースタラム室54に接続させる。そして、
可変容量ポンプ52の容量を大きくした状態で、
ブースタラム室54内に作動油を供給させる。こ
のようにすれば、ブースタラム室54に作用させ
られる油圧によつて主ラム24が高速で前進する
のである。
合には、第1図に実線で示されているように、電
磁切換バルブ44の切換操作によつてサージバル
ブ36を後退位置に保持させ、且つ電磁切換バル
ブ57の切換操作によつて液通路56を低圧リリ
ーフバルブ59から遮断させた状態で、電磁切換
バルブ50の切換操作により、可変容量ポンプ5
2をブースタラム室54に接続させる。そして、
可変容量ポンプ52の容量を大きくした状態で、
ブースタラム室54内に作動油を供給させる。こ
のようにすれば、ブースタラム室54に作用させ
られる油圧によつて主ラム24が高速で前進する
のである。
次いで、このような主ラム24の高速前進作動
状態において、可動金型20が固定金型16に当
接する直前に達したとき、可変容量ポンプ52の
容量を小さくするとともに、電磁切換バルブ57
の切換操作によつて液通路57を低圧リリーフバ
ルブ59に接続させる。このようにすれば、主ラ
ム24の前進作動を低速に切り換えて、この低速
前進作動状態下で可動金型20を固定金型16に
当接させることができるのであり、当接時におけ
る衝撃を緩和して、金型16,20をその衝撃な
どから保護できるのである。
状態において、可動金型20が固定金型16に当
接する直前に達したとき、可変容量ポンプ52の
容量を小さくするとともに、電磁切換バルブ57
の切換操作によつて液通路57を低圧リリーフバ
ルブ59に接続させる。このようにすれば、主ラ
ム24の前進作動を低速に切り換えて、この低速
前進作動状態下で可動金型20を固定金型16に
当接させることができるのであり、当接時におけ
る衝撃を緩和して、金型16,20をその衝撃な
どから保護できるのである。
ところで、上記主ラム24の前進作動時におい
ては、電磁切換弁50によつて液通路58がタン
ク46に接続され、型開き室30の収縮に応じて
その型開き室30内の作動油が液通路58を通じ
て排出されることとなるが、主ラム24の高速前
進作動時においては、型開き室30が急速に収縮
させられることから、液通路58の抵抗に基づい
て型開き室30内に比較的大きな圧力が発生す
る。また、この型閉じ時には、前述のように、サ
ージバルブ36がその後退位置に保持されている
ことから、型締室28内には油圧は発生せず、そ
のため、主ラム24の外周部に設けられたピスト
ンリング72は、第2図に示されているように、
それぞれの収容溝68内において主ラム24の後
退側、つまり型締室28側に押し付けられる。
ては、電磁切換弁50によつて液通路58がタン
ク46に接続され、型開き室30の収縮に応じて
その型開き室30内の作動油が液通路58を通じ
て排出されることとなるが、主ラム24の高速前
進作動時においては、型開き室30が急速に収縮
させられることから、液通路58の抵抗に基づい
て型開き室30内に比較的大きな圧力が発生す
る。また、この型閉じ時には、前述のように、サ
ージバルブ36がその後退位置に保持されている
ことから、型締室28内には油圧は発生せず、そ
のため、主ラム24の外周部に設けられたピスト
ンリング72は、第2図に示されているように、
それぞれの収容溝68内において主ラム24の後
退側、つまり型締室28側に押し付けられる。
一方、主ラム24の前進作動速度が高速から低
速に切り換えられた後は、型開き室30の収縮速
度が遅くなるため、型開き室30内の油圧は解消
される。そのため、ピストンリング72間の空間
と型開き室30および型締室28との間に圧力差
が生じるが、かかる圧力差は、前述のように、各
ピストンリング72の主ラム24後退側の面に径
方向の圧抜き溝70が形成されているところか
ら、それら圧抜き溝70を通じて解消される。
速に切り換えられた後は、型開き室30の収縮速
度が遅くなるため、型開き室30内の油圧は解消
される。そのため、ピストンリング72間の空間
と型開き室30および型締室28との間に圧力差
が生じるが、かかる圧力差は、前述のように、各
ピストンリング72の主ラム24後退側の面に径
方向の圧抜き溝70が形成されているところか
ら、それら圧抜き溝70を通じて解消される。
つまり、本実施例の型締装置によれば、前記高
速前進作動時において発生した圧力が、主ラム2
4の低速前進作動時においてピストンリング72
間の空間内に残ることが回避されるのであり、従
つて主ラム24の低速前進作動時においてブース
タラム室54に作用せしめる油圧を小さくするこ
とが可能となつて、金型16,20を有効に保護
することが可能となるのである。
速前進作動時において発生した圧力が、主ラム2
4の低速前進作動時においてピストンリング72
間の空間内に残ることが回避されるのであり、従
つて主ラム24の低速前進作動時においてブース
タラム室54に作用せしめる油圧を小さくするこ
とが可能となつて、金型16,20を有効に保護
することが可能となるのである。
なお、従来においては、収容溝68内に収容さ
れるピストンリングに本実施例のような圧抜き溝
が形成されていなかつたため、主ラム24の前進
作動の高速から低速への切換え時において、第8
図に示されているように、ピストンリング80間
の空間と型締室28および型開き室30との圧力
差により、前後端部に位置するピストンリング8
0がそれぞれピストンリング80間の空間と型締
め室28および型開き室30とを遮断する位置に
押し付けられ、これによつてピストンリング80
間に圧力が保持されていたのであり、これが主ラ
ム24の前進時において抵抗として作用していた
のである。そして、そのため、主ラム24の低速
前進作動時においてブースタラム室54に作用さ
せる油圧を充分低く設定することができず、金型
16,20を必ずしも充分に保護し得なかつたの
である。
れるピストンリングに本実施例のような圧抜き溝
が形成されていなかつたため、主ラム24の前進
作動の高速から低速への切換え時において、第8
図に示されているように、ピストンリング80間
の空間と型締室28および型開き室30との圧力
差により、前後端部に位置するピストンリング8
0がそれぞれピストンリング80間の空間と型締
め室28および型開き室30とを遮断する位置に
押し付けられ、これによつてピストンリング80
間に圧力が保持されていたのであり、これが主ラ
ム24の前進時において抵抗として作用していた
のである。そして、そのため、主ラム24の低速
前進作動時においてブースタラム室54に作用さ
せる油圧を充分低く設定することができず、金型
16,20を必ずしも充分に保護し得なかつたの
である。
前記主ラム24の前進作動による型閉じ操作が
終了したならば、電磁切換弁44の切換操作によ
つてサージバルブ36を第1図に二点鎖線で示さ
れる位置まで前進させ、型締室28からの作動油
の排出を阻止させる。また、電磁切換弁57を切
換操作して液通路56を低圧リリーフ弁59から
遮断させる。そして、ブースタラム室54内の油
圧が一定値以上になつたとき、シーケンスバルブ
48を作動させて型締室28内に作動油を供給さ
せる。これによつて、型締室28内に大きな油圧
を発生させ、主ラム24に対して射出樹脂圧に対
抗し得る大きな型締力を作用させることができ
る。なお、この場合には、ピストンリング72
は、第7図に示されているように、それぞれの収
容溝68の前方の壁に押し付けられるため、型締
室28内の作動油がピストンリング78の圧抜き
溝70を通じて漏れることはなく、ブースタラム
室54内に発生した油圧が型締力として主ラム2
4に対して有効に作用させられることとなる。
終了したならば、電磁切換弁44の切換操作によ
つてサージバルブ36を第1図に二点鎖線で示さ
れる位置まで前進させ、型締室28からの作動油
の排出を阻止させる。また、電磁切換弁57を切
換操作して液通路56を低圧リリーフ弁59から
遮断させる。そして、ブースタラム室54内の油
圧が一定値以上になつたとき、シーケンスバルブ
48を作動させて型締室28内に作動油を供給さ
せる。これによつて、型締室28内に大きな油圧
を発生させ、主ラム24に対して射出樹脂圧に対
抗し得る大きな型締力を作用させることができ
る。なお、この場合には、ピストンリング72
は、第7図に示されているように、それぞれの収
容溝68の前方の壁に押し付けられるため、型締
室28内の作動油がピストンリング78の圧抜き
溝70を通じて漏れることはなく、ブースタラム
室54内に発生した油圧が型締力として主ラム2
4に対して有効に作用させられることとなる。
射出成形後において、金型16,20の型開き
を行う場合には、サージバルブ36を後退位置側
に移動させて型締室28内の油圧を解消させる一
方、電磁切換バルブ50を切り換えてブースタラ
ム室54をタンク46に接続するとともに、型開
き室30に可変容量ポンプ52を接続する。この
ようにすれば、型開き室30内に発生する油圧に
よつて主ラム24が後退作動させられ、可動金型
20が固定金型16から離間する。この場合、ピ
ストンリング72は、型開き室30内の油圧によ
つて、第2図のように移動させられる。従つて、
型開き室30内の作動油がピストンリング72の
圧抜き溝70を通じて型締室28側に漏れるが、
これは型開き室30内に流入させられる作動油量
に比べて極めて微量であるため、かかる圧抜き溝
70からの漏れが型開き速度に影響を与えるよう
なことはない。
を行う場合には、サージバルブ36を後退位置側
に移動させて型締室28内の油圧を解消させる一
方、電磁切換バルブ50を切り換えてブースタラ
ム室54をタンク46に接続するとともに、型開
き室30に可変容量ポンプ52を接続する。この
ようにすれば、型開き室30内に発生する油圧に
よつて主ラム24が後退作動させられ、可動金型
20が固定金型16から離間する。この場合、ピ
ストンリング72は、型開き室30内の油圧によ
つて、第2図のように移動させられる。従つて、
型開き室30内の作動油がピストンリング72の
圧抜き溝70を通じて型締室28側に漏れるが、
これは型開き室30内に流入させられる作動油量
に比べて極めて微量であるため、かかる圧抜き溝
70からの漏れが型開き速度に影響を与えるよう
なことはない。
以上、本考案の一実施例を説明したが、これは
文字通りの例示であり、本考案はかかる具体例に
限定して解釈されるべきものではない。
文字通りの例示であり、本考案はかかる具体例に
限定して解釈されるべきものではない。
例えば、前記実施例においては、各ピストンリ
ング72にそれぞれ4条の圧抜き溝70が形成さ
れていたが、かかる圧抜き溝70は必ずしも4条
形成されている必要はなく、少なくとも1条形成
されていれば、本考案の目的を達成することがで
きる。
ング72にそれぞれ4条の圧抜き溝70が形成さ
れていたが、かかる圧抜き溝70は必ずしも4条
形成されている必要はなく、少なくとも1条形成
されていれば、本考案の目的を達成することがで
きる。
また、前記実施例では、各ピストンリング収容
溝68に収容されるピストンリングの全てのもの
に、圧抜き溝70を有するピストンリング72が
採用されていたが、最も型開き室30に近い側の
ピストンリングについては、従来と同様の、圧抜
き溝70が形成されていないピストンリング80
を採用することが可能である。なお、このよう
に、最も型開き室30に近いピストンリングに従
来と同様の構造のものを採用した場合には、型開
き時において型開き室30内の作動油が型締室2
8側へ漏れることを良好に防止することができ
る。
溝68に収容されるピストンリングの全てのもの
に、圧抜き溝70を有するピストンリング72が
採用されていたが、最も型開き室30に近い側の
ピストンリングについては、従来と同様の、圧抜
き溝70が形成されていないピストンリング80
を採用することが可能である。なお、このよう
に、最も型開き室30に近いピストンリングに従
来と同様の構造のものを採用した場合には、型開
き時において型開き室30内の作動油が型締室2
8側へ漏れることを良好に防止することができ
る。
さらに、ピストンリングの合口としては、前記
実施例のもの以外のものを採用することが可能で
ある。
実施例のもの以外のものを採用することが可能で
ある。
その他、一々列挙はしないが、本考案がその趣
旨を逸脱しない範囲内において種々なる変形、改
良等を施した態様で実施し得ることは勿論であ
る。
旨を逸脱しない範囲内において種々なる変形、改
良等を施した態様で実施し得ることは勿論であ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す説明図であ
り、第2図はその要部を拡大して示す図である。
第3図は第1図の実施例に用いられているピスト
ンリングを示す平面図であり、第4図はその−
断面図である。第5図は第3図の矢視図であ
り、第6図は第5図の−拡大断面図である。
第7図は第1図の実施例の型締め時における第2
図に相当する図である。第8図は従来例を説明す
るための第2図に相当する図である。 10……主シリンダ、16……固定金型、18
……固定盤、20……可動金型、22……可動
盤、24……主ラム、28……型締室、30……
型開き室、36……サージバルブ、38……ブー
スタラム、54……ブースタラム室、68……ピ
ストンリング収容溝、70……圧抜き溝、72…
…ピストンリング。
り、第2図はその要部を拡大して示す図である。
第3図は第1図の実施例に用いられているピスト
ンリングを示す平面図であり、第4図はその−
断面図である。第5図は第3図の矢視図であ
り、第6図は第5図の−拡大断面図である。
第7図は第1図の実施例の型締め時における第2
図に相当する図である。第8図は従来例を説明す
るための第2図に相当する図である。 10……主シリンダ、16……固定金型、18
……固定盤、20……可動金型、22……可動
盤、24……主ラム、28……型締室、30……
型開き室、36……サージバルブ、38……ブー
スタラム、54……ブースタラム室、68……ピ
ストンリング収容溝、70……圧抜き溝、72…
…ピストンリング。
Claims (1)
- 主シリンダ室内に滑動可能に嵌合せしめられ
た、可動盤を移動せしめるための主ラムに対し
て、その中心軸と同軸上に該主ラムの直径よりも
小さな直径のブースタラムを挿入せしめて、該主
ラムに対する油圧の作用に先立ち、該ブースタラ
ムに対する油圧の作用によつて該主ラムを高速前
進せしめ得るようにした射出成形機におけるブー
スタラム式型締装置において、該主ラムの前記主
シリンダ室内面に対する摺接面に配置される複数
条のピストンリングの適数のものを、それぞれそ
の主ラム後退側の面において少なくとも1つの径
方向の圧抜き溝部を有する構造のものと為し、前
記主ラムの高速前進作動後の低速前進作動切換え
時に前記ピストンリング間に圧力が残るのを防止
するようにしたことを特徴とする射出成形機にお
けるブースタラム式型締装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6246385U JPH0111455Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6246385U JPH0111455Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61177821U JPS61177821U (ja) | 1986-11-06 |
| JPH0111455Y2 true JPH0111455Y2 (ja) | 1989-04-04 |
Family
ID=30591699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6246385U Expired JPH0111455Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0111455Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH043781Y2 (ja) * | 1986-08-29 | 1992-02-05 | ||
| JP6606457B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-11-13 | U−Mhiプラテック株式会社 | 油圧アクチュエータ及び型締装置 |
-
1985
- 1985-04-25 JP JP6246385U patent/JPH0111455Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61177821U (ja) | 1986-11-06 |
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