JPH01119628A - ステンレス冷延鋼帯の熱処理方法 - Google Patents
ステンレス冷延鋼帯の熱処理方法Info
- Publication number
- JPH01119628A JPH01119628A JP27345387A JP27345387A JPH01119628A JP H01119628 A JPH01119628 A JP H01119628A JP 27345387 A JP27345387 A JP 27345387A JP 27345387 A JP27345387 A JP 27345387A JP H01119628 A JPH01119628 A JP H01119628A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- steel strip
- carbon
- radiant heat
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title claims abstract description 86
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 68
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 title claims abstract description 68
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 27
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 60
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 58
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims abstract description 18
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims abstract description 18
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 12
- 239000004215 Carbon black (E152) Substances 0.000 claims abstract description 5
- 229930195733 hydrocarbon Natural products 0.000 claims abstract description 5
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 claims abstract description 5
- 238000000137 annealing Methods 0.000 abstract description 6
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 abstract description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 24
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 11
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 11
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 10
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 229910000963 austenitic stainless steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 4
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 3
- ATUOYWHBWRKTHZ-UHFFFAOYSA-N Propane Chemical compound CCC ATUOYWHBWRKTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 239000002912 waste gas Substances 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 150000001721 carbon Chemical class 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000003345 natural gas Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000001294 propane Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000004071 soot Substances 0.000 description 1
- 238000005482 strain hardening Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ステンレス冷延鋼帯を主として輻射熱により
所定温度に加熱して行う焼鈍において、輻射熱の吸収効
率良く熱処理炉で加熱することのできるステンレス冷延
鋼帯の熱処理方法に関するものである。
所定温度に加熱して行う焼鈍において、輻射熱の吸収効
率良く熱処理炉で加熱することのできるステンレス冷延
鋼帯の熱処理方法に関するものである。
一般にステンレス冷延鋼帯の製造工程においては、圧延
によって起こる加工硬化による加工歪などを除去するた
めに焼鈍工程が酸洗工程を伴って組み込まれており、か
かる焼鈍にはカテナリー炉に代表される連続式加熱装置
が広く使用されている。
によって起こる加工硬化による加工歪などを除去するた
めに焼鈍工程が酸洗工程を伴って組み込まれており、か
かる焼鈍にはカテナリー炉に代表される連続式加熱装置
が広く使用されている。
このような連続式加熱装置は、安価な天然ガス。
軽油9重油等をバーナで燃焼させ、加熱された炉壁、バ
ーナフレーム更には高温の燃焼ガス自体からそれぞれ発
生する輻射熱が主となって鋼帯を加熱するものである。
ーナフレーム更には高温の燃焼ガス自体からそれぞれ発
生する輻射熱が主となって鋼帯を加熱するものである。
このような連続式加熱装置において、ステンレス冷延鋼
帯(以下、ステンレス鋼帯と略記することがある)はそ
の良好な表面光沢のために熱線を反射するので輻射熱の
吸収効率が小さく、昇温に時間がかかつて加熱装置の熱
処理能力が低い、そこでステンレス鋼帯に対する熱処理
能力を向上させるための種々な技術が提案されてきた6
例えば、銅帯を予熱するための予熱部分(予熱帯)を設
ける技術として、廃ガスのみで鋼帯を加熱できる予熱帯
域を設けた銅帯連続焼鈍炉(特公昭52−26723号
)、予熱帯域として対流予熱帯と放射型予熱帯とを設け
た直火式連続熱処理炉(特公昭54−42804号)、
加熱帯入側から均熱帯出側までの間に誘導加熱炉を配し
た銅帯連続加熱方式(特開昭60−2634号)等が知
られている。その他に、炉長を長くしてそれだけ通板速
度を速めることも知られている。
帯(以下、ステンレス鋼帯と略記することがある)はそ
の良好な表面光沢のために熱線を反射するので輻射熱の
吸収効率が小さく、昇温に時間がかかつて加熱装置の熱
処理能力が低い、そこでステンレス鋼帯に対する熱処理
能力を向上させるための種々な技術が提案されてきた6
例えば、銅帯を予熱するための予熱部分(予熱帯)を設
ける技術として、廃ガスのみで鋼帯を加熱できる予熱帯
域を設けた銅帯連続焼鈍炉(特公昭52−26723号
)、予熱帯域として対流予熱帯と放射型予熱帯とを設け
た直火式連続熱処理炉(特公昭54−42804号)、
加熱帯入側から均熱帯出側までの間に誘導加熱炉を配し
た銅帯連続加熱方式(特開昭60−2634号)等が知
られている。その他に、炉長を長くしてそれだけ通板速
度を速めることも知られている。
また、熱処理炉の炉内雰囲気温度を可及的に高くする方
法も考えられるが、ステンレス鋼帯の焼鈍では熱処理温
度が750℃〜1100℃と可成り高いため、炉壁の耐
熱温度に素材からくる制約(通常1300℃程度まで)
があってそれ程の成果は得られない。
法も考えられるが、ステンレス鋼帯の焼鈍では熱処理温
度が750℃〜1100℃と可成り高いため、炉壁の耐
熱温度に素材からくる制約(通常1300℃程度まで)
があってそれ程の成果は得られない。
これらの従来技術における廃ガスによる予熱や誘導加熱
はステンレス鋼帯の加熱全体に消費される熱量の一部を
通常燃料以外のものでまかなったことになるにすぎず、
炉長を長くする技術も含めて加熱ゾーンにおけるステン
レス鋼帯への輻射熱の吸収効率の向上には直接寄与して
いない欠点があった。
はステンレス鋼帯の加熱全体に消費される熱量の一部を
通常燃料以外のものでまかなったことになるにすぎず、
炉長を長くする技術も含めて加熱ゾーンにおけるステン
レス鋼帯への輻射熱の吸収効率の向上には直接寄与して
いない欠点があった。
輻射熱の吸収効率の向上に寄与する従来技術としては、
本発明者らの一部がなした先の発明、すなわち加熱炉に
導入される前の銅帯を酸素富化雰囲気に維持した誘導加
熱炉に通板して銅帯表面に黒色の酸化スケール層を強制
的に形成させる方法(特開昭61−257430号)が
ある。この方法は輻射熱の吸収効率を可成りの程度に向
上させるが必ずしも充分ではなく高価な電力を使用する
ので不経済でもあり、その上、装置としても簡単でない
欠点があった。
本発明者らの一部がなした先の発明、すなわち加熱炉に
導入される前の銅帯を酸素富化雰囲気に維持した誘導加
熱炉に通板して銅帯表面に黒色の酸化スケール層を強制
的に形成させる方法(特開昭61−257430号)が
ある。この方法は輻射熱の吸収効率を可成りの程度に向
上させるが必ずしも充分ではなく高価な電力を使用する
ので不経済でもあり、その上、装置としても簡単でない
欠点があった。
また、表面光沢の良好なステンレス鋼帯の輻射熱吸収効
率を上げるためにステンレス鋼帯表面に黒色塗料を塗布
することも提案されたが、この方法はステンレス鋼帯表
面に塗料との化合物を生成させるために製品品質に悪い
影響を及ぼすという欠点があった。
率を上げるためにステンレス鋼帯表面に黒色塗料を塗布
することも提案されたが、この方法はステンレス鋼帯表
面に塗料との化合物を生成させるために製品品質に悪い
影響を及ぼすという欠点があった。
本発明は、上記従来技術のような欠点のないステンレス
冷延鋼帯の熱処理方法の提供を目的とする。この目的を
達成するためには、如何番として簡単な方法でステンレ
ス鋼帯の表面を高い輻射熱吸収効率を有するように且つ
ステンレス鋼帯表面に悪い影響を残さないように構成す
るかについて解決困難な問題点があった。
冷延鋼帯の熱処理方法の提供を目的とする。この目的を
達成するためには、如何番として簡単な方法でステンレ
ス鋼帯の表面を高い輻射熱吸収効率を有するように且つ
ステンレス鋼帯表面に悪い影響を残さないように構成す
るかについて解決困難な問題点があった。
本発明者らは上記問題点を解決すべく鋭意研究の結果、
主として輻射熱により加熱する熱処理炉の輻射熱加熱ゾ
ーンより上流側で完全黒体に近い物質としてカーボンを
ステンレス鋼帯に付着させて被覆すれば、その輻射熱の
吸収効率が著しく向上すると共にステンレス鋼帯表面に
悪い影響を残さないことを究明して本発明を完成した。
主として輻射熱により加熱する熱処理炉の輻射熱加熱ゾ
ーンより上流側で完全黒体に近い物質としてカーボンを
ステンレス鋼帯に付着させて被覆すれば、その輻射熱の
吸収効率が著しく向上すると共にステンレス鋼帯表面に
悪い影響を残さないことを究明して本発明を完成した。
すなわち本発明は、主として輻射熱により加熱する熱処
理炉にステンレス冷延鋼帯を通板して所定温度に加熱す
るに際し、該熱処理炉の輻射熱加熱ゾーンより上流側で
該ステンレス冷延鋼帯をカーボンで被覆してから加熱ゾ
ーンで加熱することを特徴するステンレス冷延鋼帯の熱
処理方法に関するものである。
理炉にステンレス冷延鋼帯を通板して所定温度に加熱す
るに際し、該熱処理炉の輻射熱加熱ゾーンより上流側で
該ステンレス冷延鋼帯をカーボンで被覆してから加熱ゾ
ーンで加熱することを特徴するステンレス冷延鋼帯の熱
処理方法に関するものである。
以下に本発明方法を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明方法の実施に好適な連続熱処理装置の1
例の配置系統図、第2図はオーステナイト系ステンレス
冷延鋼帯そのままとカーボン被覆したものとを大気中で
各種温度に加熱した後の熱吸収率と鋼帯温度の関係を示
す比較図、第3図はカーボン被覆したオーステナイト系
ステンレス冷延鋼帯を各種温度に加熱した後の加熱温度
とカーボン被覆率との関係図である。
例の配置系統図、第2図はオーステナイト系ステンレス
冷延鋼帯そのままとカーボン被覆したものとを大気中で
各種温度に加熱した後の熱吸収率と鋼帯温度の関係を示
す比較図、第3図はカーボン被覆したオーステナイト系
ステンレス冷延鋼帯を各種温度に加熱した後の加熱温度
とカーボン被覆率との関係図である。
本発明の最も特徴とするところは、主として輻射熱によ
り加熱する熱処理炉の輻射熱加熱ゾーンよりも上流側で
ステンレス鋼帯をカーボンで被覆することにより、鋼帯
表面に均一な黒色被覆(カーボン被覆層)を強制的に形
成させ、引き続く加熱ゾーンでの輻射熱の吸収効率を良
くして昇温速度を速くした点にある。
り加熱する熱処理炉の輻射熱加熱ゾーンよりも上流側で
ステンレス鋼帯をカーボンで被覆することにより、鋼帯
表面に均一な黒色被覆(カーボン被覆層)を強制的に形
成させ、引き続く加熱ゾーンでの輻射熱の吸収効率を良
くして昇温速度を速くした点にある。
第1図により説明すると、ステンレス鋼帯1は上流から
矢印方向に走行して来て内部に主として輻射熱により加
熱する輻射熱加熱ゾーンを有する熱処理炉2に通板され
る。このときカーボンで被覆される位置は加熱ゾーンよ
りも上流側であり。
矢印方向に走行して来て内部に主として輻射熱により加
熱する輻射熱加熱ゾーンを有する熱処理炉2に通板され
る。このときカーボンで被覆される位置は加熱ゾーンよ
りも上流側であり。
例えば第1図に示すカーボン被覆装置3の設置位置の如
く熱処理炉2の上流側に隣接する位置でも良いし、熱処
理炉2の入口2aに続く炉内の輻射熱加熱ゾーンより上
流側の位置であっても良い、カーボンでステンレス鋼帯
1を被覆するには、走行しているステンレス鋼帯1の近
くに設置したバーナにより、炭化水素ガス、殊にカーボ
ン含有率が高く且つ燃焼性の良好な炭化水素ガスを空気
比(炭化水素ガス1に対する空気量) 0.01〜1で
不完全燃焼させることにより生成するカーボン(スス)
で被覆するのが良い。また、カーボン被覆装置3の出側
でカーボンのステンレス鋼帯被覆率(ステンレス鋼帯の
単位面積に対するカーボンにより被覆された面積の比率
)又は黒色度を例えば光沢針などで検出し、これをバー
ナ燃焼条件やステンレス鋼帯走行速度にフィードバック
して制御することもできる。
く熱処理炉2の上流側に隣接する位置でも良いし、熱処
理炉2の入口2aに続く炉内の輻射熱加熱ゾーンより上
流側の位置であっても良い、カーボンでステンレス鋼帯
1を被覆するには、走行しているステンレス鋼帯1の近
くに設置したバーナにより、炭化水素ガス、殊にカーボ
ン含有率が高く且つ燃焼性の良好な炭化水素ガスを空気
比(炭化水素ガス1に対する空気量) 0.01〜1で
不完全燃焼させることにより生成するカーボン(スス)
で被覆するのが良い。また、カーボン被覆装置3の出側
でカーボンのステンレス鋼帯被覆率(ステンレス鋼帯の
単位面積に対するカーボンにより被覆された面積の比率
)又は黒色度を例えば光沢針などで検出し、これをバー
ナ燃焼条件やステンレス鋼帯走行速度にフィードバック
して制御することもできる。
上記の如くカーボンで被覆されたステンレス鋼帯1はそ
の下流側の主として輻射熱により加熱する熱処理炉2の
輻射熱加熱ゾーンを通過する間に輻射熱により鋼帯温度
で普通750℃から1100℃までの温度範囲内の所定
温度に加熱されて焼鈍が行われるのである。
の下流側の主として輻射熱により加熱する熱処理炉2の
輻射熱加熱ゾーンを通過する間に輻射熱により鋼帯温度
で普通750℃から1100℃までの温度範囲内の所定
温度に加熱されて焼鈍が行われるのである。
一般に、主として輻射熱により加熱が行われる熱処理炉
においては、被熱処理物が吸収する輻射熱量は、その表
面放射率E (熱吸収率とも呼ばれる)及び炉内温度(
T工)と銅帯温度(T2)との差(TニーT2)に大き
く影響されることは、ステファンボルツマンの法則から
知られている。ところでステンレス鋼や普通鋼の冷延鋼
帯のεは通常0.2〜0.4程度であって比較的小さく
、またステンレス鋼に必要な高温熱処理と炉構築素材上
の制限とから(’rz−’ri)も大きくとれない。こ
こで本発明方法によれば、ステンレスt+q帯1が未だ
昇温していない状態においてはカーボン被覆装置3によ
りカーボンの微粒子をステンレス鋼帯1に付着させて表
面を被覆することが可能であって、しかもこのカーボン
の熱吸収率εが完全黒体のそれ(E=1)に近い0.9
5であることから、上記カーボン被覆された状態でのス
テンレス!帯1の熱吸収率従って輻射熱の吸収効率を従
来低かった低温のうちから格段に高めて、所定温度まで
の昇温時間を大幅に短縮するのである。その結果として
熱処理能力を大幅に向上させることができると共に熱処
理に必要な炉長を大幅に短くさせることがで曇るのであ
る。
においては、被熱処理物が吸収する輻射熱量は、その表
面放射率E (熱吸収率とも呼ばれる)及び炉内温度(
T工)と銅帯温度(T2)との差(TニーT2)に大き
く影響されることは、ステファンボルツマンの法則から
知られている。ところでステンレス鋼や普通鋼の冷延鋼
帯のεは通常0.2〜0.4程度であって比較的小さく
、またステンレス鋼に必要な高温熱処理と炉構築素材上
の制限とから(’rz−’ri)も大きくとれない。こ
こで本発明方法によれば、ステンレスt+q帯1が未だ
昇温していない状態においてはカーボン被覆装置3によ
りカーボンの微粒子をステンレス鋼帯1に付着させて表
面を被覆することが可能であって、しかもこのカーボン
の熱吸収率εが完全黒体のそれ(E=1)に近い0.9
5であることから、上記カーボン被覆された状態でのス
テンレス!帯1の熱吸収率従って輻射熱の吸収効率を従
来低かった低温のうちから格段に高めて、所定温度まで
の昇温時間を大幅に短縮するのである。その結果として
熱処理能力を大幅に向上させることができると共に熱処
理に必要な炉長を大幅に短くさせることがで曇るのであ
る。
このようなことは第2図により裏付けされる。
第2図はオーステナイト系ステンレス鋼冷延鋼帯をその
まま(カーボン被覆なし)か又はカーボン被覆をしてか
ら大気雰囲気中で各種温度に加熱した後、その熱吸収率
ξを測定してそれと銅帯温度との関係を示したものであ
る。カーボン被覆なしの場合(従来の熱処理方法におけ
るステンレス鋼帯の状態)は銅帯温度の低温側において
熱吸収率εが低い値となっているのに対し、カーボン被
覆のある場合は鋼帯温度の高低にかかわらず熱吸収率ε
は高い値を示している。この結果、カーボン被覆された
ステンレス鋼帯は、加熱ゾーンに導入されると同時にカ
ーボン被覆なしの場合の(1,4から最高)約2倍以上
の熱量を受熱する。従って、ステンレス鋼帯を所定温度
にまで加熱するのに最高約半分の時間で済むから、従来
の炉長を保てば通板速度を最高約2倍に高めて熱処理能
力を増大せしめることが出来、また炉長を従来の最高約
半分に短縮して設備費の削減を図ることが出来るのであ
る。
まま(カーボン被覆なし)か又はカーボン被覆をしてか
ら大気雰囲気中で各種温度に加熱した後、その熱吸収率
ξを測定してそれと銅帯温度との関係を示したものであ
る。カーボン被覆なしの場合(従来の熱処理方法におけ
るステンレス鋼帯の状態)は銅帯温度の低温側において
熱吸収率εが低い値となっているのに対し、カーボン被
覆のある場合は鋼帯温度の高低にかかわらず熱吸収率ε
は高い値を示している。この結果、カーボン被覆された
ステンレス鋼帯は、加熱ゾーンに導入されると同時にカ
ーボン被覆なしの場合の(1,4から最高)約2倍以上
の熱量を受熱する。従って、ステンレス鋼帯を所定温度
にまで加熱するのに最高約半分の時間で済むから、従来
の炉長を保てば通板速度を最高約2倍に高めて熱処理能
力を増大せしめることが出来、また炉長を従来の最高約
半分に短縮して設備費の削減を図ることが出来るのであ
る。
一方、ステンレス鋼帯に付着されたカーボンは個体の状
態を呈している。そして、加熱ゾーンを通過中にステン
レス鋼帯と共に被覆していたカーボンも昇温するに従っ
て炉内で気化(CO□となる)してステンレス鋼帯の表
面から消散する。従って、加熱ゾーン通過後の銅帯表面
にはカーボンは既に付着しておらず、ステンレス鋼帯表
面への浸炭等の影響は全くない。また、前記カーボン被
覆はステンレス鋼帯が未だ加熱されていない低温側でバ
ーナ燃焼により積極的にカーボンを付着させて行うため
、ステンレス鋼帯表面に残存している油類や摩耗粉など
の付着物もカーボン付着層中に取り込むことができ、カ
ーボンの消散と共に付着物を容易に剥離し易くなってい
て後の工程で脱スケール処理した際に表面品質の良好な
製品を得ることができ1品質向上の点からも有益である
。カーボンのステンレス鋼帯被覆率は、第3図に示す如
く鋼帯温度が700℃〜800℃になると著しく低下す
る(第3図は被覆率100%にカーボン被覆したステン
レス鋼帯を各種温度に加熱した後の加熱温度とカーボン
被覆率との関係を示すものである)。熱処理炉内におい
てステンレス鋼帯の温度が未だ低くてそれ自体の熱吸収
率εが低い領域ではカーボンのステンレス鋼帯被覆率は
高くて熱吸収率εを高め、ステンレス鋼帯の温度が高く
なって所定温度(750〜l 、 100℃)になると
、カーボンの気化現象によりカーボンのステンレス鋼帯
被覆率が激減する。しかしこのような高温ではステンレ
ス鋼帯表面の酸化が進行しているため、第2図に示す如
く熱吸収率εは大きく低下しないのである6〔実施例及
び比較例〕 第1図の如く横型の熱処理炉2及びカーボン被覆装置3
が配置された連続熱処理装置を使用してオーステナイト
系ステンレス冷延鋼帯(SUS304) 1を熱処理し
た。カーボン被覆装置3は、バーナからの輝炎によるカ
ーボンのステンレス鋼帯表面への付着が均一となるよう
に配置した。熱処理炉2の炉内温度は800℃〜1,1
00℃に保った。
態を呈している。そして、加熱ゾーンを通過中にステン
レス鋼帯と共に被覆していたカーボンも昇温するに従っ
て炉内で気化(CO□となる)してステンレス鋼帯の表
面から消散する。従って、加熱ゾーン通過後の銅帯表面
にはカーボンは既に付着しておらず、ステンレス鋼帯表
面への浸炭等の影響は全くない。また、前記カーボン被
覆はステンレス鋼帯が未だ加熱されていない低温側でバ
ーナ燃焼により積極的にカーボンを付着させて行うため
、ステンレス鋼帯表面に残存している油類や摩耗粉など
の付着物もカーボン付着層中に取り込むことができ、カ
ーボンの消散と共に付着物を容易に剥離し易くなってい
て後の工程で脱スケール処理した際に表面品質の良好な
製品を得ることができ1品質向上の点からも有益である
。カーボンのステンレス鋼帯被覆率は、第3図に示す如
く鋼帯温度が700℃〜800℃になると著しく低下す
る(第3図は被覆率100%にカーボン被覆したステン
レス鋼帯を各種温度に加熱した後の加熱温度とカーボン
被覆率との関係を示すものである)。熱処理炉内におい
てステンレス鋼帯の温度が未だ低くてそれ自体の熱吸収
率εが低い領域ではカーボンのステンレス鋼帯被覆率は
高くて熱吸収率εを高め、ステンレス鋼帯の温度が高く
なって所定温度(750〜l 、 100℃)になると
、カーボンの気化現象によりカーボンのステンレス鋼帯
被覆率が激減する。しかしこのような高温ではステンレ
ス鋼帯表面の酸化が進行しているため、第2図に示す如
く熱吸収率εは大きく低下しないのである6〔実施例及
び比較例〕 第1図の如く横型の熱処理炉2及びカーボン被覆装置3
が配置された連続熱処理装置を使用してオーステナイト
系ステンレス冷延鋼帯(SUS304) 1を熱処理し
た。カーボン被覆装置3は、バーナからの輝炎によるカ
ーボンのステンレス鋼帯表面への付着が均一となるよう
に配置した。熱処理炉2の炉内温度は800℃〜1,1
00℃に保った。
実施例
カーボン被覆装置3には炭化水素ガスとしてプロパンガ
スを使用し、空気比を0.1として不完全燃焼させなが
らステンレス鋼帯1を熱処理炉2に通板して炉出口で銅
帯温度が所定の800℃に昇温しでいるように加熱され
る最高通板速度を求めたところ15m/分であった。
スを使用し、空気比を0.1として不完全燃焼させなが
らステンレス鋼帯1を熱処理炉2に通板して炉出口で銅
帯温度が所定の800℃に昇温しでいるように加熱され
る最高通板速度を求めたところ15m/分であった。
比較例
カーボン被覆装置3を作動させなかったこと以外は実施
例と同様に行ったところ、炉出口で鋼帯温度が上記同じ
800℃に昇温されているように加熱される最高通板速
度は9m/分であった。
例と同様に行ったところ、炉出口で鋼帯温度が上記同じ
800℃に昇温されているように加熱される最高通板速
度は9m/分であった。
本発明方法によれば、ステンレス鋼帯の主として輻射熱
による加熱処理に当って輻射熱加熱ゾーンの上流側でカ
ーボンによりその表面を被覆することにより、加熱ゾー
ンに入ったばかりの未だ低温のときからステンレス鋼帯
の熱吸収率を高め従って輻射熱の吸収効率を高めて高温
の所定温度までの昇温時間を短縮することが出来、そし
て高温ではカーボンは気化してしまってステンレス鋼帯
の表面に何ら影響も残すことがない、その結果、加熱処
理能力を大幅に向上させることができると共にランニン
グコストの低減を図ることができ、合わせて炉長を短く
してスペースの縮小化や設備費用の低減を図ることがで
きる。しかも前記カーボン被覆は、既存の装置を利用し
て極めて簡単に実施することができる。このような本発
明方法は。
による加熱処理に当って輻射熱加熱ゾーンの上流側でカ
ーボンによりその表面を被覆することにより、加熱ゾー
ンに入ったばかりの未だ低温のときからステンレス鋼帯
の熱吸収率を高め従って輻射熱の吸収効率を高めて高温
の所定温度までの昇温時間を短縮することが出来、そし
て高温ではカーボンは気化してしまってステンレス鋼帯
の表面に何ら影響も残すことがない、その結果、加熱処
理能力を大幅に向上させることができると共にランニン
グコストの低減を図ることができ、合わせて炉長を短く
してスペースの縮小化や設備費用の低減を図ることがで
きる。しかも前記カーボン被覆は、既存の装置を利用し
て極めて簡単に実施することができる。このような本発
明方法は。
従来のステンレス鋼帯連続加熱方法にはない効果を発揮
することができる画期的な方法であり、その工業的価値
は非常に大きなものがある。
することができる画期的な方法であり、その工業的価値
は非常に大きなものがある。
第1図は本発明方法の実施に適当な連続熱処理装置の1
例の配置系統図、第2図はオーステナイト系ステンレス
冷延鋼帯そのままとカーボン被覆したものとを大気中で
各種温度に加熱した後の熱吸収率と鋼帯温度の関係を示
す比較図、第3図はカーボン被覆したオーステナイト系
ステンレス冷延鋼帯を各種温度に加熱した後の加熱温度
とカーボン被覆率との関係図である。 1・・・・鋼帯 2・・・・熱処理炉 2a・・・・入口 3・・・・カーボン被覆装置
例の配置系統図、第2図はオーステナイト系ステンレス
冷延鋼帯そのままとカーボン被覆したものとを大気中で
各種温度に加熱した後の熱吸収率と鋼帯温度の関係を示
す比較図、第3図はカーボン被覆したオーステナイト系
ステンレス冷延鋼帯を各種温度に加熱した後の加熱温度
とカーボン被覆率との関係図である。 1・・・・鋼帯 2・・・・熱処理炉 2a・・・・入口 3・・・・カーボン被覆装置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主として輻射熱により加熱する熱処理炉にステンレ
ス冷延鋼帯を通板して所定温度に加熱するに際し、該熱
処理炉の輻射熱加熱ゾーンより上流側で該ステンレス冷
延鋼帯をカーボンで被覆してから加熱ゾーンで加熱する
ことを特徴するステンレス冷延鋼帯の熱処理方法。 2 ステンレス冷延鋼帯のカーボンによる被覆を、炭化
水素ガスを不完全燃焼させたバーナの輝炎により行う特
許請求の範囲第1項に記載のステンレス冷延鋼帯の熱処
理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62273453A JPH0629457B2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | ステンレス冷延鋼帯の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62273453A JPH0629457B2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | ステンレス冷延鋼帯の熱処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01119628A true JPH01119628A (ja) | 1989-05-11 |
| JPH0629457B2 JPH0629457B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=17528125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62273453A Expired - Lifetime JPH0629457B2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | ステンレス冷延鋼帯の熱処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629457B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5306354A (en) * | 1991-07-10 | 1994-04-26 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Method of blackening treating a stainless steel strip surface |
| CN111906142A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-11-10 | 浙江博星工贸有限公司 | 一种控制冷轧不锈钢带力学性能的工艺 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55128529A (en) * | 1979-03-28 | 1980-10-04 | Nippon Steel Corp | Method and apparatus for continuously annealing steel plate |
| JPS568092A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-27 | Pfaff Ind Masch | Sewing machine with guide apparatus for sewn article |
-
1987
- 1987-10-30 JP JP62273453A patent/JPH0629457B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55128529A (en) * | 1979-03-28 | 1980-10-04 | Nippon Steel Corp | Method and apparatus for continuously annealing steel plate |
| JPS568092A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-27 | Pfaff Ind Masch | Sewing machine with guide apparatus for sewn article |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5306354A (en) * | 1991-07-10 | 1994-04-26 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Method of blackening treating a stainless steel strip surface |
| US5360202A (en) * | 1991-07-10 | 1994-11-01 | Chugai Ro Co., Ltd. | Blackening Treating furnace for treating stainless steel strip surface |
| CN111906142A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-11-10 | 浙江博星工贸有限公司 | 一种控制冷轧不锈钢带力学性能的工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0629457B2 (ja) | 1994-04-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5268650B2 (ja) | 酸素−燃料バーナーを備えた連続熱処理炉内における鋼帯の熱処理方法 | |
| US3109877A (en) | Apparatus for modifying the composition of strip metal | |
| CA3021015C (en) | Method and furnace plant for heat treatment of metal strip | |
| EP0233944B1 (en) | Continuous strip steel processing line having direct firing furnace | |
| JPS6056213B2 (ja) | 鋼板の連続焼鈍法および装置 | |
| JP2001294941A (ja) | メタルストリップの予備加熱の改良、特には亜鉛めっき又は焼きなましラインにおけるメタルストリップの予備加熱の改良 | |
| JPH0629457B2 (ja) | ステンレス冷延鋼帯の熱処理方法 | |
| SU1525219A1 (ru) | Способ термической обработки холоднодеформированных труб из перлитных сталей | |
| JP2005517813A (ja) | ステンレス鋼処理方法 | |
| CA1103569A (en) | Preheat and cleaning system | |
| JPS55110735A (en) | Method and equipment for producing galvanized steel plate for deep drawing use | |
| JP2733885B2 (ja) | 鋼帯の連続熱処理方法 | |
| JPS6160899B2 (ja) | ||
| JPS61257430A (ja) | 鋼帯の連続加熱方法および設備 | |
| JPS63130718A (ja) | 鋼帯の連続焼鈍方法 | |
| JPH0230720A (ja) | 鋼板の加熱方法 | |
| JPS63157819A (ja) | 鋼帯の熱処理方法 | |
| JPS55104432A (en) | Continuous annealing treating method of cold rolled steel plate | |
| JP2665431B2 (ja) | 竪型直火加熱炉 | |
| JPH0466615A (ja) | 鋼材の熱処理方法 | |
| JPH0368934B2 (ja) | ||
| Johnen et al. | Method and arrangement for reduction annealing of iron powder | |
| KR850000348B1 (ko) | 냉간 압연된 저탄소 강스트립을 연속적으로 아닐링하는 공정 | |
| JPH0368933B2 (ja) | ||
| Hu | Continuous Annealing Technique of Tinning Black Plate |