JPH01127683A - 耐食性に優れたZn−Mg合金蒸着めっき材料 - Google Patents
耐食性に優れたZn−Mg合金蒸着めっき材料Info
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- JPH01127683A JPH01127683A JP28571287A JP28571287A JPH01127683A JP H01127683 A JPH01127683 A JP H01127683A JP 28571287 A JP28571287 A JP 28571287A JP 28571287 A JP28571287 A JP 28571287A JP H01127683 A JPH01127683 A JP H01127683A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はより高い耐食性を有するZn−Mg合金蒸着め
っき材料に関するものである。
っき材料に関するものである。
本発明の適用対象となる金属材料としては鉄・鋼、各種
合金鋼、アルミニウムなど様々の金属材料が挙げられ、
その形状も板状、棒状、管状、波板状あるいはL字もし
くはH字断面の異形棒状等様々の形状のものが対象とな
るが、本明細書では最も代表的な鋼材の板状物即ち鋼板
を主体にして説明する。
合金鋼、アルミニウムなど様々の金属材料が挙げられ、
その形状も板状、棒状、管状、波板状あるいはL字もし
くはH字断面の異形棒状等様々の形状のものが対象とな
るが、本明細書では最も代表的な鋼材の板状物即ち鋼板
を主体にして説明する。
[従来の技術]
自動車や車輌のボティ材、家庭用電化製品の外板あるい
は各種建材等に用いられる防錆鋼板としては、これまで
主としてZnめっき鋼板が使用されてぎた。しかしなが
ら上記用途に求められる防錆レベルが高まってくるにつ
れて従来のZnめつき鋼板では要求を満たすことができ
なくなってきており、防錆効果の向上を期してさまざま
のZn合金めっきが検討されている。
は各種建材等に用いられる防錆鋼板としては、これまで
主としてZnめっき鋼板が使用されてぎた。しかしなが
ら上記用途に求められる防錆レベルが高まってくるにつ
れて従来のZnめつき鋼板では要求を満たすことができ
なくなってきており、防錆効果の向上を期してさまざま
のZn合金めっきが検討されている。
その中でZn−Mg合金めっきは防錆効果の優れたもの
であるとされている。
であるとされている。
[発明が解決しようとする問題点コ
Zn−Mg合金めつき方法として従来−船釣に行われて
いるのは溶融めっきである。しかしZnの融点(419
℃)に対してMgの融点(651℃)が高すぎるので、
溶融めつぎの場合はZn溶渦中に添加できるMgの量に
限りがあり、Zn−Mg合金めっき組成を自由に調整す
ることができない。従ってMgの添加効果を十分に発揮
できないことや、また溶融めっきは高温環境下で行うの
でめっき層と鋼板との界面に酸化層や金属間化合物層が
形成されてめっき密着性や加工性に劣ったものとなり、
更には鋼板自体が熱処理効果によって変質するなどの問
題を有していた。
いるのは溶融めっきである。しかしZnの融点(419
℃)に対してMgの融点(651℃)が高すぎるので、
溶融めつぎの場合はZn溶渦中に添加できるMgの量に
限りがあり、Zn−Mg合金めっき組成を自由に調整す
ることができない。従ってMgの添加効果を十分に発揮
できないことや、また溶融めっきは高温環境下で行うの
でめっき層と鋼板との界面に酸化層や金属間化合物層が
形成されてめっき密着性や加工性に劣ったものとなり、
更には鋼板自体が熱処理効果によって変質するなどの問
題を有していた。
また通常の水溶液による電気めっき法を採用しようとし
てもZnとMgの単極電位が違いすぎることから最適な
Zn−Mg合金めつき層を形成することができない。
てもZnとMgの単極電位が違いすぎることから最適な
Zn−Mg合金めつき層を形成することができない。
このような状況に鑑み、本発明においては従来のZn−
Mg合金めっき材料に比べてより高い耐食性を有し、さ
らにめっき密着性(ひいては加工性)にも優れたZn−
Mg合金蒸着めっき材料について検討した。
Mg合金めっき材料に比べてより高い耐食性を有し、さ
らにめっき密着性(ひいては加工性)にも優れたZn−
Mg合金蒸着めっき材料について検討した。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決することのできた本発明とは素地金属
上にMgを3〜30%(重量%の意味、以下同じ)含有
するZn−Mg合金蒸着めっき層を施したものであって
、該Zn−Mg合金蒸着層の表面はMgと塩基性塩化亜
鉛とからなり、且つ該塩基性塩化亜鉛の六方晶結晶体が
めつき厚さ方向に配向して形成されたものであることを
構成要旨とするものである。
上にMgを3〜30%(重量%の意味、以下同じ)含有
するZn−Mg合金蒸着めっき層を施したものであって
、該Zn−Mg合金蒸着層の表面はMgと塩基性塩化亜
鉛とからなり、且つ該塩基性塩化亜鉛の六方晶結晶体が
めつき厚さ方向に配向して形成されたものであることを
構成要旨とするものである。
[作用]
本発明者らはZn系めっき鋼板に見られる前述の様な問
題点を解消すべく、様々のZn系合金やめっ籾手段等に
ついて研究を行なった結果、蒸着法によって形成された
Mgを3〜30%含有するZn−Mg合金蒸着めっきは
優れた耐食性を有し成形加工性においても非常に優れた
ものであることを知った。
題点を解消すべく、様々のZn系合金やめっ籾手段等に
ついて研究を行なった結果、蒸着法によって形成された
Mgを3〜30%含有するZn−Mg合金蒸着めっきは
優れた耐食性を有し成形加工性においても非常に優れた
ものであることを知った。
さらに、本発明者らの検討結果によると単にZnとMg
の混合蒸気を鋼板表面に付着させるだけでなく、その後
塩素イオンが混在する様な腐食性雰囲気を形成した環境
に置くとめつき層中のMgが塩素イオンと反応して一定
限度まで溶出し、めっき層表面にMgと塩基性塩化亜鉛
からなり、且つ塩基性塩化亜鉛の六方晶結晶体がめつき
厚さ方向に配列した特殊な層が形成され、そのことによ
って優れた耐食性を発揮することが分かった。その点状
が国のように周囲を海に囲まれている土地(特に海岸近
く)では空気中にNaC1が多く含まれており、このよ
うな環境下にあってはZn−Mg合金蒸着めっぎ層の表
面には前述の如きMgおよび塩基性塩化亜鉛層よりなり
且つ塩基性塩化亜鉛の六方晶結晶体が緻密にしかもめつ
き厚さ方向に配向した構造になることを知った。そして
、−船釣な腐食環境下においてはめつき層中のMgがZ
n −h Z n Oの進行を抑制することも分かっ
た。ZnOの生成はめつき層の腐食減量と相関があるの
でZnOの生成が抑制されることは耐食性が向上するこ
とを意味する。まためっき層表面には塩基性塩化亜鉛の
六方晶結晶体が緻密にしかもめっき厚さ方向に配向して
いるので溶存酸素の拡散を防ぎZnOのめっき層深部へ
の侵入を防ぐという作用を発揮することも分かり、この
ような構造を有するZn−Mg合金めつき材料は耐食性
を発揮する上で非常に合目的なものであると言える。さ
らに本発明では後述のような蒸着めっき方法を採用して
いるのでめっき組成のコントロールが容易であり、Mg
添加効果を十分に発揮させることができる。
の混合蒸気を鋼板表面に付着させるだけでなく、その後
塩素イオンが混在する様な腐食性雰囲気を形成した環境
に置くとめつき層中のMgが塩素イオンと反応して一定
限度まで溶出し、めっき層表面にMgと塩基性塩化亜鉛
からなり、且つ塩基性塩化亜鉛の六方晶結晶体がめつき
厚さ方向に配列した特殊な層が形成され、そのことによ
って優れた耐食性を発揮することが分かった。その点状
が国のように周囲を海に囲まれている土地(特に海岸近
く)では空気中にNaC1が多く含まれており、このよ
うな環境下にあってはZn−Mg合金蒸着めっぎ層の表
面には前述の如きMgおよび塩基性塩化亜鉛層よりなり
且つ塩基性塩化亜鉛の六方晶結晶体が緻密にしかもめつ
き厚さ方向に配向した構造になることを知った。そして
、−船釣な腐食環境下においてはめつき層中のMgがZ
n −h Z n Oの進行を抑制することも分かっ
た。ZnOの生成はめつき層の腐食減量と相関があるの
でZnOの生成が抑制されることは耐食性が向上するこ
とを意味する。まためっき層表面には塩基性塩化亜鉛の
六方晶結晶体が緻密にしかもめっき厚さ方向に配向して
いるので溶存酸素の拡散を防ぎZnOのめっき層深部へ
の侵入を防ぐという作用を発揮することも分かり、この
ような構造を有するZn−Mg合金めつき材料は耐食性
を発揮する上で非常に合目的なものであると言える。さ
らに本発明では後述のような蒸着めっき方法を採用して
いるのでめっき組成のコントロールが容易であり、Mg
添加効果を十分に発揮させることができる。
次にめっき層を構成するZn−Mg合金の成分組成であ
るが、めっき層中のMgに前記のような作用をさせるた
めには、当該成分組成中のMgは3〜30%好ましくは
5〜25%とし残部は実質的にZnからなる様な蒸着め
っきを施さなければならない(第1表参照)。しかして
Mg量が3%未満である場合はMgの添加効果が実質的
に発揮されず、殊に耐食性においてZn単独のめフき層
と格別の差異が認められなくなる。一方Mg量が30%
を超えた場合は、めっき層の上へ更に塗装したときの耐
食性が劣化する。この理由は、次の様に考えることがで
きる。即ちZn−Mgめつき層に傷が生じた場合等には
、偏部がアノード部となり塗膜下がカソード部となる為
、アノード部ては4M−4M” +4e−、カソード部
では2H20+4e−−408−の反応が進行し、塗膜
下のpHが上昇することに起因して、耐アルカリ性に劣
るものとなり、結局Mgの含有量が30%を超えると塗
膜形成後の耐食性が劣化すると言える。
るが、めっき層中のMgに前記のような作用をさせるた
めには、当該成分組成中のMgは3〜30%好ましくは
5〜25%とし残部は実質的にZnからなる様な蒸着め
っきを施さなければならない(第1表参照)。しかして
Mg量が3%未満である場合はMgの添加効果が実質的
に発揮されず、殊に耐食性においてZn単独のめフき層
と格別の差異が認められなくなる。一方Mg量が30%
を超えた場合は、めっき層の上へ更に塗装したときの耐
食性が劣化する。この理由は、次の様に考えることがで
きる。即ちZn−Mgめつき層に傷が生じた場合等には
、偏部がアノード部となり塗膜下がカソード部となる為
、アノード部ては4M−4M” +4e−、カソード部
では2H20+4e−−408−の反応が進行し、塗膜
下のpHが上昇することに起因して、耐アルカリ性に劣
るものとなり、結局Mgの含有量が30%を超えると塗
膜形成後の耐食性が劣化すると言える。
これに対しMg量が3〜30%であるZn−Mg合金め
っぎ層は、純Znめっき層に比べて優れた耐食性を示す
と共に、Zn系めっき本来の犠牲防食作用も有しており
、更には鋼板等に対する密着性が非常に優れているとい
う特性とも相まフて、めっき鋼板全体の耐食性を大幅に
改善し得るばかりでなく、優れた成形加工性も確保する
ことができる。尚めっき層の厚さは特に限定されないが
一般的には1 g/m’程度以上とすることにより防食
の目的は十分に達成される。
っぎ層は、純Znめっき層に比べて優れた耐食性を示す
と共に、Zn系めっき本来の犠牲防食作用も有しており
、更には鋼板等に対する密着性が非常に優れているとい
う特性とも相まフて、めっき鋼板全体の耐食性を大幅に
改善し得るばかりでなく、優れた成形加工性も確保する
ことができる。尚めっき層の厚さは特に限定されないが
一般的には1 g/m’程度以上とすることにより防食
の目的は十分に達成される。
めっき方法としてはZnとMgを真空雰囲気工夫々別個
のるつぼで加熱蒸発させ、その上部に加熱された鋼板を
配置又は走行させつつ素地鋼板にZnとMgを混合蒸着
させる方法を採用すれば、各るつぼの加熱温度を適当に
コントロールすることによってZnとMgの蒸発量を任
意に調節することができ、めっき合金の成分組成を任意
に変更することができる。尚蒸着に当たっては蒸着金属
の酸化を防止するため前述の如く真空下で行なうのが通
例であるが、本発明においても例外ではなく、通常は圧
力が1O−2Torr程度以下の真空条件下で行なう。
のるつぼで加熱蒸発させ、その上部に加熱された鋼板を
配置又は走行させつつ素地鋼板にZnとMgを混合蒸着
させる方法を採用すれば、各るつぼの加熱温度を適当に
コントロールすることによってZnとMgの蒸発量を任
意に調節することができ、めっき合金の成分組成を任意
に変更することができる。尚蒸着に当たっては蒸着金属
の酸化を防止するため前述の如く真空下で行なうのが通
例であるが、本発明においても例外ではなく、通常は圧
力が1O−2Torr程度以下の真空条件下で行なう。
Zn及びMgの加熱にはどの様な手段を採用してもよく
、特にZnは融点が低く(419℃)且つ蒸気圧も低い
ので一般の電気抵抗加熱でも十分に目的を果たすことが
できる。−方、Mgは低融点(651℃)であるが蒸気
圧が高いので熱収束性に冨んだ電子ビーム等の高エネル
ギービームを採用して加熱蒸発を行なう必要がある。何
れにしてもZnとMgの加熱温度を夫々コントロールす
ることによって両金属の蒸発量の比率を自由に調節する
ことができるので、蒸着めっき層を構成するZ n /
M gの構成比率等を自由に変えることができる。し
かも蒸着めっきは前述の如く高真空条件下で行なわれる
ので鋼板のめっき要件着面に酸化物被膜が形成されて密
着性が低下する様な恐れがなく、また鋼板の境界面に脆
弱な合金層等が形成されて層間接合力が低下する様な恐
れもない。尚蒸着めっきを行なう際の具体的な手法は格
別特殊なものではなく、たとえば真空室内で別個のるつ
ぼからZ n’とMgを同時に加熱蒸発させ、その上方
部に適度に加熱した鋼板を走行させながら連続的に蒸着
めっきを行なう方法、あるいは上記操作をバッチ方式で
実施する方法等を採用することができ、更には金属蒸気
をイオン化させて素地金属表面に付着させるイオンブレ
ーティング法も本発明で採用される蒸着めっき法の1種
として適用可能である。
、特にZnは融点が低く(419℃)且つ蒸気圧も低い
ので一般の電気抵抗加熱でも十分に目的を果たすことが
できる。−方、Mgは低融点(651℃)であるが蒸気
圧が高いので熱収束性に冨んだ電子ビーム等の高エネル
ギービームを採用して加熱蒸発を行なう必要がある。何
れにしてもZnとMgの加熱温度を夫々コントロールす
ることによって両金属の蒸発量の比率を自由に調節する
ことができるので、蒸着めっき層を構成するZ n /
M gの構成比率等を自由に変えることができる。し
かも蒸着めっきは前述の如く高真空条件下で行なわれる
ので鋼板のめっき要件着面に酸化物被膜が形成されて密
着性が低下する様な恐れがなく、また鋼板の境界面に脆
弱な合金層等が形成されて層間接合力が低下する様な恐
れもない。尚蒸着めっきを行なう際の具体的な手法は格
別特殊なものではなく、たとえば真空室内で別個のるつ
ぼからZ n’とMgを同時に加熱蒸発させ、その上方
部に適度に加熱した鋼板を走行させながら連続的に蒸着
めっきを行なう方法、あるいは上記操作をバッチ方式で
実施する方法等を採用することができ、更には金属蒸気
をイオン化させて素地金属表面に付着させるイオンブレ
ーティング法も本発明で採用される蒸着めっき法の1種
として適用可能である。
また最近自動車業界や建材草界においては軽量化を主目
的としてAl板やA1合金板の需要が急増しているが、
これらAl板やA1合金板は、耐食性向上あるいは塗料
との接着性向上のための化成処理として行なわれるりん
酸塩被膜の形成が困難であるばかりでなく、該処理工程
でA13+のりん酸塩が溶出して処理液の寿命を著しく
短縮させるという問題があるが、本発明によりA1又は
A1合金板をZn−Mg合金めっき処理しておけばその
様な問題を生ずることもなくなる。
的としてAl板やA1合金板の需要が急増しているが、
これらAl板やA1合金板は、耐食性向上あるいは塗料
との接着性向上のための化成処理として行なわれるりん
酸塩被膜の形成が困難であるばかりでなく、該処理工程
でA13+のりん酸塩が溶出して処理液の寿命を著しく
短縮させるという問題があるが、本発明によりA1又は
A1合金板をZn−Mg合金めっき処理しておけばその
様な問題を生ずることもなくなる。
[実施例]
犬五■ユ
厚さO,f3nmの冷延鋼板を素地金属とし、その表面
を電解脱脂により清浄化した後、真空蒸着めフき法によ
ってMg含有量の異なるZn−Mg合金めっきを行なっ
た。尚真空蒸着めっきを行なうに当たっては、to−2
Torr以下の圧力に減圧された装置内に2個のるつぼ
を隣り合って配設して各るつぼにZnとMgを装入し、
Zn及びMgを加熱して蒸発せしめつつ、その上部に2
00℃に予熱された上記冷延鋼板を走行させながら、該
鋼板の下面にZn−Mg合金蒸着めっきを施した。得ら
れたZn−Mg合金蒸着めっき鋼板に対して塩水噴震を
行ない赤錆発生時間を調べた結果を第1図に示す。
を電解脱脂により清浄化した後、真空蒸着めフき法によ
ってMg含有量の異なるZn−Mg合金めっきを行なっ
た。尚真空蒸着めっきを行なうに当たっては、to−2
Torr以下の圧力に減圧された装置内に2個のるつぼ
を隣り合って配設して各るつぼにZnとMgを装入し、
Zn及びMgを加熱して蒸発せしめつつ、その上部に2
00℃に予熱された上記冷延鋼板を走行させながら、該
鋼板の下面にZn−Mg合金蒸着めっきを施した。得ら
れたZn−Mg合金蒸着めっき鋼板に対して塩水噴震を
行ない赤錆発生時間を調べた結果を第1図に示す。
第1図から明らかなようにMg含有量3〜30%特に5
〜25%のものは耐食性に優れていることが分かる。
〜25%のものは耐食性に優れていることが分かる。
実施例2
実施例1と同様にしてZn−10%Mg合金蒸着めっき
鋼板を作成した。得られたZn−10%Mg合金蒸着め
っき鋼板について後述するような(1)〜 (6)の試
験を行なった。尚比較のため上記と同じ脱脂鋼板に電気
Znめっきを施したもの及び実施例1と同じようにして
得たZn−12%Ni合金蒸着めっきを施したものにつ
いても同様の試験を行なフた。Zn−12%Ni合金蒸
着めっきを施したものは本発明者等の研究の結果耐食性
に優れたZn合金蒸着めっき材料の一つに挙げられるも
のである。
鋼板を作成した。得られたZn−10%Mg合金蒸着め
っき鋼板について後述するような(1)〜 (6)の試
験を行なった。尚比較のため上記と同じ脱脂鋼板に電気
Znめっきを施したもの及び実施例1と同じようにして
得たZn−12%Ni合金蒸着めっきを施したものにつ
いても同様の試験を行なフた。Zn−12%Ni合金蒸
着めっきを施したものは本発明者等の研究の結果耐食性
に優れたZn合金蒸着めっき材料の一つに挙げられるも
のである。
(1)赤錆発生時間
各種めっ縫鋼板に対して耐食性を評価するために塩水噴
霧試験による赤錆発生時間を測定した。
霧試験による赤錆発生時間を測定した。
第 1 表
第1表から明らかなようにZn−10%Mg合金蒸着め
っき鋼板は他のものに比べて赤錆発生時間がはるかに長
く耐食性に優れていることがわかる。このことは後述の
試験(2) 、 (3) 、 (4) 、 (5)およ
び(6)の結果によっても裏付けられる。
っき鋼板は他のものに比べて赤錆発生時間がはるかに長
く耐食性に優れていることがわかる。このことは後述の
試験(2) 、 (3) 、 (4) 、 (5)およ
び(6)の結果によっても裏付けられる。
(2)塩水噴霧後における腐食電流
前記のようにして得た第1表に示しためっき鋼板に対し
て塩水噴霧を行い塩水噴霧後の腐食電流と塩水噴霧時間
との関係を第2図に示す。尚分極測定条件は開放状態で
35℃、5%NaC1溶液中で分極測定を行い腐食電流
を求めた。
て塩水噴霧を行い塩水噴霧後の腐食電流と塩水噴霧時間
との関係を第2図に示す。尚分極測定条件は開放状態で
35℃、5%NaC1溶液中で分極測定を行い腐食電流
を求めた。
第2図から明らかなようにZn電気めっき鋼板では腐食
電流が大きく塩水噴霧試験では50時間程度で赤錆が発
生している。本発明例のZn−10%Mg合金蒸着めワ
き鋼板ではZn電気めっき鋼板やZn−12%Ni合金
蒸着めっき鋼板に比べて腐食電流が小さくまた立ち上が
りが遅くカーブもゆるやかである。このことはめっき層
が安定で耐食性に優れているということを意味する。
電流が大きく塩水噴霧試験では50時間程度で赤錆が発
生している。本発明例のZn−10%Mg合金蒸着めワ
き鋼板ではZn電気めっき鋼板やZn−12%Ni合金
蒸着めっき鋼板に比べて腐食電流が小さくまた立ち上が
りが遅くカーブもゆるやかである。このことはめっき層
が安定で耐食性に優れているということを意味する。
(3)塩水噴霧後の錆層のX線回折
第1表に示しためっき鋼板に対して塩水噴霧を行い、生
じた錆層のX線回折結果を第3図(b) 、 (c)
、 (d)に示す。尚第3図(a)はZnCl2・4
Z n (OH) 2 [ASTM 5tandar
d]標準品の回折ピークである。
じた錆層のX線回折結果を第3図(b) 、 (c)
、 (d)に示す。尚第3図(a)はZnCl2・4
Z n (OH) 2 [ASTM 5tandar
d]標準品の回折ピークである。
第3図(b)はZn電気めっきの塩水噴霧(SSTと記
すこともある)を48時間行なった後の錆層のX線回折
結果であるが、ZnCO3・3Zn (OH)2やZn
Oのピークが出ている。
すこともある)を48時間行なった後の錆層のX線回折
結果であるが、ZnCO3・3Zn (OH)2やZn
Oのピークが出ている。
第3図(c)はZn−12%Ni合金蒸着めっき5ST
192時間後のものであるがZnCO3・3Zn(OH
)2のピークが出ておりZnC1□ ・4Zn(OH)
zのピークは出ていない。
192時間後のものであるがZnCO3・3Zn(OH
)2のピークが出ておりZnC1□ ・4Zn(OH)
zのピークは出ていない。
第3図(C)はZn−10%Mg合金蒸着めっきの5S
7192時間後の錆層のX線回折結果であるが、塩基性
塩化亜鉛の六方晶結晶体の底面のピーク((003)、
(006)コが表われている。これは塩基性塩化亜鉛の
みのピークであり、第3図(a)のようにばらばらでは
なく、一方向にきれいに配向した優先配向の傾向がはっ
きりと表われている。
7192時間後の錆層のX線回折結果であるが、塩基性
塩化亜鉛の六方晶結晶体の底面のピーク((003)、
(006)コが表われている。これは塩基性塩化亜鉛の
みのピークであり、第3図(a)のようにばらばらでは
なく、一方向にきれいに配向した優先配向の傾向がはっ
きりと表われている。
(4)塩水噴霧後のめっき層組成
前記第1表に示した各種めっき鋼板に対して塩水噴霧を
行いめっき層中の合金化元素の含有量およびめっき表層
部の合金化元素含有量について調べた結果を第4図に示
す。
行いめっき層中の合金化元素の含有量およびめっき表層
部の合金化元素含有量について調べた結果を第4図に示
す。
第4図から明らかなように本発明例であるZn−10%
Mg蒸着めっきでは表層部におけるMg含有量が減少し
Mgが溶出していることがわかる。またZn−12%N
i合金めっき層においては表層部のNi量が減少してお
りめっき層における含有量は増大している。これはめっ
き層の腐食に伴ってNiが濃縮されていくことを意味し
、Niが濃縮されていくと電位が素地鋼と逆転してしま
い(第5図参照)犠牲防食効果をなくしてしまうのに対
し、前述のようにZn−10%Mg合全Mgつぎ層中の
Mgはやや減少しているもののほとんど変化はなく犠牲
防食効果を有する。
Mg蒸着めっきでは表層部におけるMg含有量が減少し
Mgが溶出していることがわかる。またZn−12%N
i合金めっき層においては表層部のNi量が減少してお
りめっき層における含有量は増大している。これはめっ
き層の腐食に伴ってNiが濃縮されていくことを意味し
、Niが濃縮されていくと電位が素地鋼と逆転してしま
い(第5図参照)犠牲防食効果をなくしてしまうのに対
し、前述のようにZn−10%Mg合全Mgつぎ層中の
Mgはやや減少しているもののほとんど変化はなく犠牲
防食効果を有する。
(5)塩水噴霧後の自然電位
各種めっき鋼板に対して塩水噴霧を行い自然電位を測定
した。結果を第5図に示す。第5図から明らかなように
(前記塩水噴霧後のめっき層組成変化からも推測される
が)、Zn−12%Ni合金蒸着めっきにおいてはZn
−10%Mg合金蒸着めフぎおよびZn電気めっきより
も自然電位が高く電位の上昇が激しい。またこのことは
Zn−12%Ni合金めっきは素地鋼に対して犠牲防食
能が低下していくことを示しており、本発明に係るZn
−10%Mg蒸着めっきが耐食性に優れていることを示
す。
した。結果を第5図に示す。第5図から明らかなように
(前記塩水噴霧後のめっき層組成変化からも推測される
が)、Zn−12%Ni合金蒸着めっきにおいてはZn
−10%Mg合金蒸着めフぎおよびZn電気めっきより
も自然電位が高く電位の上昇が激しい。またこのことは
Zn−12%Ni合金めっきは素地鋼に対して犠牲防食
能が低下していくことを示しており、本発明に係るZn
−10%Mg蒸着めっきが耐食性に優れていることを示
す。
(6)塩水噴霧後の腐食減量
各種めっき鋼板に対して塩水噴霧を行い腐食減量につい
て調べた結果を第6図に示す。またZ n−0,34%
Mg合全Mgめっきをしたものに関しても併記する。
て調べた結果を第6図に示す。またZ n−0,34%
Mg合全Mgめっきをしたものに関しても併記する。
第6図から明らかなように本発明に係るZn−10%M
g蒸着めっきを行ったものは他のめっきを施したものに
比べて腐食減量が少なく耐食性に優れていることが分か
る。尚第6図ではスケールアウトしているが更に長時間
の塩水噴霧試験を行なった結果によるとZ n −0,
34%Mg合全Mgめっきではめつき減量が急上昇した
。
g蒸着めっきを行ったものは他のめっきを施したものに
比べて腐食減量が少なく耐食性に優れていることが分か
る。尚第6図ではスケールアウトしているが更に長時間
の塩水噴霧試験を行なった結果によるとZ n −0,
34%Mg合全Mgめっきではめつき減量が急上昇した
。
[発明の効果]
本発明は以上のように構成されているので、本発明のZ
n−Mg合金蒸着めっき材料はMgの添加効果が十分発
揮され、緻密にしかもめつき厚さ方向に配向した塩基性
塩化亜鉛の六方晶結晶体がめつき層表面に形成されるの
で、より高い耐食性を示す。また蒸着めっきであるので
、めっき層と素地金属界面に金属間化合物や酸化被膜層
等が形成されることなくめつき密着性(加工性)に優れ
たものである。
n−Mg合金蒸着めっき材料はMgの添加効果が十分発
揮され、緻密にしかもめつき厚さ方向に配向した塩基性
塩化亜鉛の六方晶結晶体がめつき層表面に形成されるの
で、より高い耐食性を示す。また蒸着めっきであるので
、めっき層と素地金属界面に金属間化合物や酸化被膜層
等が形成されることなくめつき密着性(加工性)に優れ
たものである。
第1図はZn−Mg合金蒸着めっき層中のMg含有量と
赤錆発生時間との関係を示す図、第2図は各種めっき鋼
板の塩水噴霧における塩水噴霧時間と腐食電流の関係を
示す図、第3図はX線回折図、第4図は各種めっき鋼板
の塩水噴霧における塩水噴霧時間とめつき層中合金化元
素含有量との関係を示す図、第5図は同塩水噴霧時間と
自然電位の関係を示す図、第6図は同塩水噴霧時間とめ
っき層減量の関係を示す図である。
赤錆発生時間との関係を示す図、第2図は各種めっき鋼
板の塩水噴霧における塩水噴霧時間と腐食電流の関係を
示す図、第3図はX線回折図、第4図は各種めっき鋼板
の塩水噴霧における塩水噴霧時間とめつき層中合金化元
素含有量との関係を示す図、第5図は同塩水噴霧時間と
自然電位の関係を示す図、第6図は同塩水噴霧時間とめ
っき層減量の関係を示す図である。
Claims (1)
- 素地金属上にMgを3〜30重量%含有するZn−Mg
合金蒸着めっき層が施され、該Zn−Mg合金蒸着層の
表面はMgと塩基性塩化亜鉛とからなり、且つ該塩基性
塩化亜鉛の六方晶結晶体がめっき厚さ方向に配向して形
成されたものであることを特徴とする耐食性に優れたZ
n−Mg合金蒸着めっき材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28571287A JPH01127683A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 耐食性に優れたZn−Mg合金蒸着めっき材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28571287A JPH01127683A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 耐食性に優れたZn−Mg合金蒸着めっき材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01127683A true JPH01127683A (ja) | 1989-05-19 |
Family
ID=17695053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28571287A Pending JPH01127683A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 耐食性に優れたZn−Mg合金蒸着めっき材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01127683A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014176621A1 (de) | 2013-04-29 | 2014-11-06 | Voestalpine Stahl Gmbh | Verfahren zur oberflächenbehandlung eines metallischen substrats |
| US9744743B2 (en) | 2012-12-26 | 2017-08-29 | Posco | Zn—Mg alloy plated steel sheet, and method for manufacturing same |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP28571287A patent/JPH01127683A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9744743B2 (en) | 2012-12-26 | 2017-08-29 | Posco | Zn—Mg alloy plated steel sheet, and method for manufacturing same |
| WO2014176621A1 (de) | 2013-04-29 | 2014-11-06 | Voestalpine Stahl Gmbh | Verfahren zur oberflächenbehandlung eines metallischen substrats |
| CN105378153A (zh) * | 2013-04-29 | 2016-03-02 | 奥钢联钢铁公司 | 对金属基材进行表面处理的方法 |
| US10011896B2 (en) | 2013-04-29 | 2018-07-03 | Voestalpine Stahl Gmbh | Method for surface-treating a metallic substrate |
| CN105378153B (zh) * | 2013-04-29 | 2018-10-12 | 奥钢联钢铁公司 | 对金属基材进行表面处理的方法 |
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