JPH0114960B2 - - Google Patents
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- JPH0114960B2 JPH0114960B2 JP57153823A JP15382382A JPH0114960B2 JP H0114960 B2 JPH0114960 B2 JP H0114960B2 JP 57153823 A JP57153823 A JP 57153823A JP 15382382 A JP15382382 A JP 15382382A JP H0114960 B2 JPH0114960 B2 JP H0114960B2
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Description
(発明の技術分野)
本発明は、希土類の酸硫化物螢光体の製造方法
に関し、特に高い電流密度となる螢光面に適する
希土類酸硫化物螢光体の製造方法の改良に関す
る。 (発明の技術的背景とその問題点) 近年、従来の直視型カラーテレビジヨンの他に
大型映像の得られる投写型カラーテレビジヨンの
普及は著しいものがある。この映像装置は青色、
緑色、赤色、三原色を発光する3つの高輝度陰極
細管の映像の光学レンズによつて拡大合成し大型
スクリーンに投影してカラー画像を再生するもの
である。この投写型映像装置ではスクリーンでの
明るさをできるだけ大きくするために上記陰極線
管の螢光面は、通常の直視型カラーブラウン管に
比較して10倍以上の高い電流密度の電子線によつ
て刺激される。このため螢光面の温度は、通常動
作で60℃以上に上昇する。一般的に螢光面の明る
さは温度上昇によつて低下することが多いので投
写型陰極線管の螢光面には直視型陰極線管とは異
なつた考慮が要求される。 螢光面の温度を下げる方法としてたとえば管の
螢光面の外側に、水の層を保持できるようにした
構造にして、温度上昇を減じる方法が知られてい
る。又フアンにより螢光面の外側に空気を吹きつ
ける工夫も知られている。しかしこれらの方法で
は、陰極線管の構造が複雑になつたり製造費が上
がつたりする欠点があるので、できるだけ動作状
態で効率のよい螢光体を使用することが望まし
い。 すなわち投写型陰極線管に用いられる螢光体は
温度特性のよいこと、高電流密度励起密度での揮
度飽和の少ないことが必要である。 投写型陰極線管の赤色螢光体では直視型ブラウ
ン管で多用されているユーロピウム付活酸硫化イ
ツトリウム(Y2O2S:Eu)螢光体が温度上昇に
よる発光効率の低下が著しいため、温度特性のす
ぐれたユーロピウム付活酸イツトリウム
(Y2O3:Eu)螢光体が使用されている。青色螢
光体では発光効率の高い銀付活硫化亜鉛(ZnS:
Ag)螢光体が使用されている。緑色螢光体では、
直視型ブラウン管で多用される硫化亜鉛系螢光体
が輝度の電流飽和特性が著しいため、マンガン付
活珪素亜鉛(Zn2S:O4:Mn)螢光体やテルビウ
ム付活酸硫化ガドリニウム(Gd2O2S:Tb)螢光
体、Y2O2S:Tb螢光体等が使用されている。 しかしながら上記Zn2SiO4:Mn螢光体は電子
線刺激による発光のエネルギー効率が約7%と低
く、高電子エネルギー刺激ではいわゆるヤケと称
する螢光面劣化を生じやすい。 又前述のGd2O2S:Tb、Y2O2S:Tb螢光体の
製造方法は例えば特公昭47−9562号に上記螢光体
と類似の赤色螢光体(Y、La、Gd、Ln)2O2S:
Euの製造方法が記載されている。この方法によ
つて得られたテルビウム付活希土類酸硫化物螢光
体は10%以上のエネルギー効率を有するが、温度
特性の悪いという欠点をもつていた。 (発明の目的) 本発明は希土類酸硫化物螢光体の温度に対する
輝度特性を改良する螢光体の製造方法を提供する
ことを目的とする。 (発明の概要) 発明者等は上記目的を達成するために希土類酸
硫化物螢光体の製造法に関して種々検討した。 まず一般的に行われる方法として、出発発原
料、フラツクスの混合物を焼成し、冷却、焼成、
冷却、焼成を繰返してみた。その結果輝度の温度
特性はわずかに改善されるだけであつた。次に同
様に焼成、冷却、焼成、冷却を繰返すとき、焼成
の前に硫黄や融剤を添加混合してみたがこの方法
によつても特性の改善はわずかであり、むしろ結
晶粒径が異状に大きくなり粒径の制御が困難にな
るという欠点を生じた。これは酸硫化物螢光体の
場合には焼成物中の融剤量が多くなることによる
現象と考えた。そこで発明者等は上記実験条件に
おいて焼成の前に融剤を添加混合する工程に加
え、焼成後に水洗を行い不用な融剤を洗い流す工
程を追加してみたところ輝度の温度特性が著しく
向上することを見出し、本発明を完成した。 すなわち本発明は一般式Re2O2S:Re′で表わさ
れる希土類酸硫化物螢光体の製造方法において、
出発原料Re2O3、Re′2O3の原料混合物に融剤を添
加混合して所定の温度で焼成する工程と、この焼
成物を水洗して融剤残留物を洗い流す工程と、前
記水洗した焼成物を乾燥して再び融剤を添加混合
して所定の温度で焼成する工程とを有することを
特徴とする螢光体の製造方法である。 たゞしReはY、Gdの少なくとも一つ、Re′は
Tb又はTb、Dy又はEuである。 本発明の螢光体の製造方法は、以下に述べる方
法でなされる。まず螢光体原料としては、 酸化イツトリウム(Y2O3)酸化ガドリニウ
ム(Gd2O3)酸化ランタン(La2O3)の少なく
共一つ 酸化テルビウム(Tb4O7)又は酸化テルビウ
ムと酸化デイスプロシウム(Dy2O3) 硫黄(S) 炭酸ナトリウム(Na2CO3) リン酸カリウム(K3PO4)、リン酸ナトリウ
ム(Na3PO4)、リン酸リチウム(Li3PO4)の
少なく共一つ を充分よく混合し、アルミナルツボに充填し、高
温電気炉にて中性ないし弱還え性雰囲気中で一次
焼成を行なう。焼成温度は1000℃〜1300℃の範囲
であることが望ましい。焼成時間は、原料の充填
量、焼成温度等によつて異なるが、3ないし6時
間が適当である。上記の焼成条件で一次焼成後、
焼成物を洗浄して変性した融剤残留物を除去す
る。さらに、上記の物質を混合して上記一
次焼成とほぼ同じ条件で二次焼成を行なう。焼成
物は洗浄乾燥、篩別等の螢光体製造において一般
的に採用されている各種操作を行なつて本発明の
螢光体を得る。 このようにして製造された螢光体は、従来の方
法(一次焼成のみ)で製造された螢光体に比較し
て、結晶性、粒状性がすぐれており、温度特性す
なわち、温度上昇による螢光体の輝度低下が著し
く改良される。 第1図の曲線aは本発明の製造方法のY2O2S:
Tb螢光体を用いて製造した投写型陰極線管の輝
度と温度との関係を示したものである。温度は管
の外側から赤外線ランプを用いて加熱しコントロ
ールした。 比較例1として、従来から製造している第1次
焼成のみの螢光体の特性を曲線bとして示す。 第1図から従来法の螢光体の60゜での輝度が20
℃でそれの60%であるのに対して、本発明の製造
方法では約85%であり、極めて温度特性が改良さ
れている。 なお本発明の製造方法を更に進めて焼成回数を
更にふやしても差しつかえないが、結晶性、粒状
性、温度特性の点から本発明の二回焼成で充分で
ある。 (発明の実施例) 次に実施例をもつて本発明を説明する。 実施例 1 酸化イツトリウム(Y2O3)95g酸化テルビウ
ム(Tb4O7)5g硫黄(S)30g炭酸ナトリウム
(Na2CO3)30gリン酸カリウム(K3PO4)8g
を充分よく混合する。得られた混合物をアルミナ
ルツボに充填し高温電気炉に入れてN2雰囲気中
で1100℃の温度で4時間一次焼成する。焼成後、
焼成物を脱イオン水で5回洗浄し、1規定の
HNO3で洗浄した後、脱イオン水で洗浄し乾燥す
る。乾燥後得られた粉体にS30g、Na2CO330g、
K3PO48gを加え充分よく混合する。得られた混
合物をアルミナルツボに充填し高温電気炉に入れ
ててN2雰囲気中で1100℃の温度で3時間二次焼
成する。焼成後焼成物を脱イオン水で5回洗浄
し、1規定のHNO3で3回洗浄する。次いで脱イ
オン水で洗浄した後、乾燥し篩別することによつ
てY2O2S:Tb0.03螢光体を得ることができる。こ
のようにして得られた螢光体は後述する従来法
(比較例1)(比較例2)によつて得られた螢光体
に比較して表に示すように特性のすぐれたもので
あつた。 比較例 1 酸化イツトリウム(Y2O3)95g酸化テルビウ
ム(Tb4O7)5g硫黄(S)30g炭酸ナトリウム
(Na2CO3)30gリン酸カリウム(K3PO4)8g
を充分よく混合する。得られた混合物をアルミナ
ルツボに充填し、高温電気炉に入れてN2雰囲気
中で1100℃の温度で8時間焼成する。焼成後焼成
物を脱イオン水で5回洗浄し、1規定のHNO3で
洗浄する。次いで脱イオン水で洗浄後、乾燥、篩
別することによつてY2O2S:Tb0.03螢光体を得
る。この螢光体の特性を表に示す。 比較例 2 酸化イツトリウム(Y2O3)95g酸化テルビウ
ム(Tb4O7)5g硫黄(S)30g炭酸ナトリウム
(Na2CO3)30gリン酸カリウム(K3PO4)8g
を充分よく混合する。得られた混合物をアルミナ
ルツボに充填して高温電気炉でN2雰囲気中で
1100℃の温度で3時間焼成する。焼成後乳鉢で充
分よく粉砕した後、硫黄(S)30g炭酸ナトリウ
ム(Na2CO3)30gリン酸カリウム(K3PO4)8
gを混合し、アルミナルツボに充填し、N2雰囲
気中で1100℃の温度で3時間2次焼成する。以下
実施例1と同様な処理を行ないY2O2S:Tb0.03螢
光体を得る。この螢光体の特性を表にする。 表は実施例1、比較例1、比較例2の螢光体の
特性結果を表にしたものである。
に関し、特に高い電流密度となる螢光面に適する
希土類酸硫化物螢光体の製造方法の改良に関す
る。 (発明の技術的背景とその問題点) 近年、従来の直視型カラーテレビジヨンの他に
大型映像の得られる投写型カラーテレビジヨンの
普及は著しいものがある。この映像装置は青色、
緑色、赤色、三原色を発光する3つの高輝度陰極
細管の映像の光学レンズによつて拡大合成し大型
スクリーンに投影してカラー画像を再生するもの
である。この投写型映像装置ではスクリーンでの
明るさをできるだけ大きくするために上記陰極線
管の螢光面は、通常の直視型カラーブラウン管に
比較して10倍以上の高い電流密度の電子線によつ
て刺激される。このため螢光面の温度は、通常動
作で60℃以上に上昇する。一般的に螢光面の明る
さは温度上昇によつて低下することが多いので投
写型陰極線管の螢光面には直視型陰極線管とは異
なつた考慮が要求される。 螢光面の温度を下げる方法としてたとえば管の
螢光面の外側に、水の層を保持できるようにした
構造にして、温度上昇を減じる方法が知られてい
る。又フアンにより螢光面の外側に空気を吹きつ
ける工夫も知られている。しかしこれらの方法で
は、陰極線管の構造が複雑になつたり製造費が上
がつたりする欠点があるので、できるだけ動作状
態で効率のよい螢光体を使用することが望まし
い。 すなわち投写型陰極線管に用いられる螢光体は
温度特性のよいこと、高電流密度励起密度での揮
度飽和の少ないことが必要である。 投写型陰極線管の赤色螢光体では直視型ブラウ
ン管で多用されているユーロピウム付活酸硫化イ
ツトリウム(Y2O2S:Eu)螢光体が温度上昇に
よる発光効率の低下が著しいため、温度特性のす
ぐれたユーロピウム付活酸イツトリウム
(Y2O3:Eu)螢光体が使用されている。青色螢
光体では発光効率の高い銀付活硫化亜鉛(ZnS:
Ag)螢光体が使用されている。緑色螢光体では、
直視型ブラウン管で多用される硫化亜鉛系螢光体
が輝度の電流飽和特性が著しいため、マンガン付
活珪素亜鉛(Zn2S:O4:Mn)螢光体やテルビウ
ム付活酸硫化ガドリニウム(Gd2O2S:Tb)螢光
体、Y2O2S:Tb螢光体等が使用されている。 しかしながら上記Zn2SiO4:Mn螢光体は電子
線刺激による発光のエネルギー効率が約7%と低
く、高電子エネルギー刺激ではいわゆるヤケと称
する螢光面劣化を生じやすい。 又前述のGd2O2S:Tb、Y2O2S:Tb螢光体の
製造方法は例えば特公昭47−9562号に上記螢光体
と類似の赤色螢光体(Y、La、Gd、Ln)2O2S:
Euの製造方法が記載されている。この方法によ
つて得られたテルビウム付活希土類酸硫化物螢光
体は10%以上のエネルギー効率を有するが、温度
特性の悪いという欠点をもつていた。 (発明の目的) 本発明は希土類酸硫化物螢光体の温度に対する
輝度特性を改良する螢光体の製造方法を提供する
ことを目的とする。 (発明の概要) 発明者等は上記目的を達成するために希土類酸
硫化物螢光体の製造法に関して種々検討した。 まず一般的に行われる方法として、出発発原
料、フラツクスの混合物を焼成し、冷却、焼成、
冷却、焼成を繰返してみた。その結果輝度の温度
特性はわずかに改善されるだけであつた。次に同
様に焼成、冷却、焼成、冷却を繰返すとき、焼成
の前に硫黄や融剤を添加混合してみたがこの方法
によつても特性の改善はわずかであり、むしろ結
晶粒径が異状に大きくなり粒径の制御が困難にな
るという欠点を生じた。これは酸硫化物螢光体の
場合には焼成物中の融剤量が多くなることによる
現象と考えた。そこで発明者等は上記実験条件に
おいて焼成の前に融剤を添加混合する工程に加
え、焼成後に水洗を行い不用な融剤を洗い流す工
程を追加してみたところ輝度の温度特性が著しく
向上することを見出し、本発明を完成した。 すなわち本発明は一般式Re2O2S:Re′で表わさ
れる希土類酸硫化物螢光体の製造方法において、
出発原料Re2O3、Re′2O3の原料混合物に融剤を添
加混合して所定の温度で焼成する工程と、この焼
成物を水洗して融剤残留物を洗い流す工程と、前
記水洗した焼成物を乾燥して再び融剤を添加混合
して所定の温度で焼成する工程とを有することを
特徴とする螢光体の製造方法である。 たゞしReはY、Gdの少なくとも一つ、Re′は
Tb又はTb、Dy又はEuである。 本発明の螢光体の製造方法は、以下に述べる方
法でなされる。まず螢光体原料としては、 酸化イツトリウム(Y2O3)酸化ガドリニウ
ム(Gd2O3)酸化ランタン(La2O3)の少なく
共一つ 酸化テルビウム(Tb4O7)又は酸化テルビウ
ムと酸化デイスプロシウム(Dy2O3) 硫黄(S) 炭酸ナトリウム(Na2CO3) リン酸カリウム(K3PO4)、リン酸ナトリウ
ム(Na3PO4)、リン酸リチウム(Li3PO4)の
少なく共一つ を充分よく混合し、アルミナルツボに充填し、高
温電気炉にて中性ないし弱還え性雰囲気中で一次
焼成を行なう。焼成温度は1000℃〜1300℃の範囲
であることが望ましい。焼成時間は、原料の充填
量、焼成温度等によつて異なるが、3ないし6時
間が適当である。上記の焼成条件で一次焼成後、
焼成物を洗浄して変性した融剤残留物を除去す
る。さらに、上記の物質を混合して上記一
次焼成とほぼ同じ条件で二次焼成を行なう。焼成
物は洗浄乾燥、篩別等の螢光体製造において一般
的に採用されている各種操作を行なつて本発明の
螢光体を得る。 このようにして製造された螢光体は、従来の方
法(一次焼成のみ)で製造された螢光体に比較し
て、結晶性、粒状性がすぐれており、温度特性す
なわち、温度上昇による螢光体の輝度低下が著し
く改良される。 第1図の曲線aは本発明の製造方法のY2O2S:
Tb螢光体を用いて製造した投写型陰極線管の輝
度と温度との関係を示したものである。温度は管
の外側から赤外線ランプを用いて加熱しコントロ
ールした。 比較例1として、従来から製造している第1次
焼成のみの螢光体の特性を曲線bとして示す。 第1図から従来法の螢光体の60゜での輝度が20
℃でそれの60%であるのに対して、本発明の製造
方法では約85%であり、極めて温度特性が改良さ
れている。 なお本発明の製造方法を更に進めて焼成回数を
更にふやしても差しつかえないが、結晶性、粒状
性、温度特性の点から本発明の二回焼成で充分で
ある。 (発明の実施例) 次に実施例をもつて本発明を説明する。 実施例 1 酸化イツトリウム(Y2O3)95g酸化テルビウ
ム(Tb4O7)5g硫黄(S)30g炭酸ナトリウム
(Na2CO3)30gリン酸カリウム(K3PO4)8g
を充分よく混合する。得られた混合物をアルミナ
ルツボに充填し高温電気炉に入れてN2雰囲気中
で1100℃の温度で4時間一次焼成する。焼成後、
焼成物を脱イオン水で5回洗浄し、1規定の
HNO3で洗浄した後、脱イオン水で洗浄し乾燥す
る。乾燥後得られた粉体にS30g、Na2CO330g、
K3PO48gを加え充分よく混合する。得られた混
合物をアルミナルツボに充填し高温電気炉に入れ
ててN2雰囲気中で1100℃の温度で3時間二次焼
成する。焼成後焼成物を脱イオン水で5回洗浄
し、1規定のHNO3で3回洗浄する。次いで脱イ
オン水で洗浄した後、乾燥し篩別することによつ
てY2O2S:Tb0.03螢光体を得ることができる。こ
のようにして得られた螢光体は後述する従来法
(比較例1)(比較例2)によつて得られた螢光体
に比較して表に示すように特性のすぐれたもので
あつた。 比較例 1 酸化イツトリウム(Y2O3)95g酸化テルビウ
ム(Tb4O7)5g硫黄(S)30g炭酸ナトリウム
(Na2CO3)30gリン酸カリウム(K3PO4)8g
を充分よく混合する。得られた混合物をアルミナ
ルツボに充填し、高温電気炉に入れてN2雰囲気
中で1100℃の温度で8時間焼成する。焼成後焼成
物を脱イオン水で5回洗浄し、1規定のHNO3で
洗浄する。次いで脱イオン水で洗浄後、乾燥、篩
別することによつてY2O2S:Tb0.03螢光体を得
る。この螢光体の特性を表に示す。 比較例 2 酸化イツトリウム(Y2O3)95g酸化テルビウ
ム(Tb4O7)5g硫黄(S)30g炭酸ナトリウム
(Na2CO3)30gリン酸カリウム(K3PO4)8g
を充分よく混合する。得られた混合物をアルミナ
ルツボに充填して高温電気炉でN2雰囲気中で
1100℃の温度で3時間焼成する。焼成後乳鉢で充
分よく粉砕した後、硫黄(S)30g炭酸ナトリウ
ム(Na2CO3)30gリン酸カリウム(K3PO4)8
gを混合し、アルミナルツボに充填し、N2雰囲
気中で1100℃の温度で3時間2次焼成する。以下
実施例1と同様な処理を行ないY2O2S:Tb0.03螢
光体を得る。この螢光体の特性を表にする。 表は実施例1、比較例1、比較例2の螢光体の
特性結果を表にしたものである。
【表】
この表からも明らかなように実施例1の本発明
の方法で製造された螢光体は比較例1の従来の方
法の螢光体に比較して粒度分布がシヤープであり
分散性(中央値/平均粒径の大きさが小さい方が
分散性大)にすぐれており輝度温度特性も向上す
ることがわかる。 又一次焼成で残留している変性した融剤を除去
せずに新しい融剤を加えて2次焼成したし、比較
例2の場合には、一次焼成に比べて結晶性がやや
向上するが粒度分布分散性はさほど向上せず輝
度、温度特性も比較して大差ない。 実施例 2 酸化ガドリニウム(Gd2C3)97.13g酸化テル
ビウム(Tb4O7)2.87g炭酸ソーダ(Na2CO3)
15gS15gリン酸カリウム5gを充分よく混合す
る。得られた混合物をアルミナルツボに充填し、
高温電気炉に入れてN2雰囲気中で1100℃の温度
で4時間一次焼成する。焼成後、焼成物を脱イオ
ン水で5回洗浄し、1規定のHNO3で洗浄した後
脱イオン水で洗浄し乾燥する。乾燥後得られた粉
体にS15g、Na2CO315g、K3PO45gを加え充分
よく混合する。得られた混合物をアルミナルツボ
に充填し高温電気炉に入れてN2雰囲気中で1100
℃の温度で3時間二次焼成する。焼成後焼成物を
脱イオン水で5回洗浄し、1規定の塩酸で3回洗
浄する。次いで脱イオン水で洗浄した後、乾燥し
篩別することによつてGd2O2S:Tb螢光体を得る
ことができる。このようにして得られた螢光体は
従来法によつて得られた螢光体に比較して20℃の
陰極線励起による輝度は106であり、60℃で輝度
維持率は80%であり従来法63%(60℃)に比較し
て高いものであつた。 実施例 3 酸化イツトリウム(Y2O3)100g酸化テルビウ
ム(Tb4O7)4.21g酸化デイスプロシウム
(Dy2O3)1.05g炭酸ソーダ30g硫黄(S)30g
リン酸カリウム(K3PO4)9gを充分よく混合
する。得られた混合物をアルミナルツボに充填し
高温電気炉に入れてN2雰囲気中で1100℃の温度
で4時間一次焼成する。焼成後、焼成物を脱イオ
ン水で5回洗浄し、1規定のHNO3で洗浄した後
脱イオン水で洗浄し乾燥する。乾燥後得られた粉
体にS30g、Na2CO330g、K3PO49gを加え充分
よく混合する。得られた混合物をアルミナルツボ
に充填し高温電気炉に入れてN2雰囲気中で1100
℃の温度で3時間二次焼成する。焼成後焼成物を
脱イオン水で5回洗浄し、1規定のHNO3で3回
洗浄する。次いで脱イオン水で洗浄した後、乾燥
し篩別することによつてY2O2S:Tb、Dy3螢光
体を得ることができる。このようにして得られた
螢光体は従来法(比較例1)によつて得られた螢
光体に比較して20℃での陰極線励起による輝度は
107であり、60℃で輝度維持率は87%であり従来
法67%に比較して高いものであつた。 実施例 4 酸化イツトリウム(Y2O3)100g酸化ユーロピ
ウム59g炭酸ソーダ30g硫黄(S)30gリン酸カ
リウム(K3PO4)9gを充分よく混合する。得
られた混合物をアルミナルツボに充填して高温電
気炉で1100℃の温度で4時間一次焼成する。焼成
後、焼成物を脱イオン水で5回洗浄し、1規定の
硝酸で洗浄した後脱イオン水で洗浄し乾燥する。
乾燥後得られた粉体にS30g、Na2CO330g、
K3PO49gを加え十分よく混合する。得られた混
合物をアルミナルツボに充填して高温電気炉で
1100℃の温度で3時間二次焼成する。焼成後焼成
物を脱イオン水で5回洗浄し、1規定の硝酸で3
回洗浄する。次いで脱イオン水で洗浄した後、乾
燥ふるい工程を経て本発明のY2O2S:Eu蛍光体
を得ることができる。 このようにして得られた蛍光体は比較例1とほ
ぼ同様の方法で作られた従来法の蛍光体に比べて
20℃での陰極線励起による輝度は105であり、60
℃での輝度維持率は83%であり、従来法65%に対
して高いものであつた。 (発明の効果) 以上説明した通り本発明の螢光体の製造方法に
よれば高温度に対する輝度特性が向上し、さらに
分散性の向上した希土類酸硫化物螢光体が得られ
る。
の方法で製造された螢光体は比較例1の従来の方
法の螢光体に比較して粒度分布がシヤープであり
分散性(中央値/平均粒径の大きさが小さい方が
分散性大)にすぐれており輝度温度特性も向上す
ることがわかる。 又一次焼成で残留している変性した融剤を除去
せずに新しい融剤を加えて2次焼成したし、比較
例2の場合には、一次焼成に比べて結晶性がやや
向上するが粒度分布分散性はさほど向上せず輝
度、温度特性も比較して大差ない。 実施例 2 酸化ガドリニウム(Gd2C3)97.13g酸化テル
ビウム(Tb4O7)2.87g炭酸ソーダ(Na2CO3)
15gS15gリン酸カリウム5gを充分よく混合す
る。得られた混合物をアルミナルツボに充填し、
高温電気炉に入れてN2雰囲気中で1100℃の温度
で4時間一次焼成する。焼成後、焼成物を脱イオ
ン水で5回洗浄し、1規定のHNO3で洗浄した後
脱イオン水で洗浄し乾燥する。乾燥後得られた粉
体にS15g、Na2CO315g、K3PO45gを加え充分
よく混合する。得られた混合物をアルミナルツボ
に充填し高温電気炉に入れてN2雰囲気中で1100
℃の温度で3時間二次焼成する。焼成後焼成物を
脱イオン水で5回洗浄し、1規定の塩酸で3回洗
浄する。次いで脱イオン水で洗浄した後、乾燥し
篩別することによつてGd2O2S:Tb螢光体を得る
ことができる。このようにして得られた螢光体は
従来法によつて得られた螢光体に比較して20℃の
陰極線励起による輝度は106であり、60℃で輝度
維持率は80%であり従来法63%(60℃)に比較し
て高いものであつた。 実施例 3 酸化イツトリウム(Y2O3)100g酸化テルビウ
ム(Tb4O7)4.21g酸化デイスプロシウム
(Dy2O3)1.05g炭酸ソーダ30g硫黄(S)30g
リン酸カリウム(K3PO4)9gを充分よく混合
する。得られた混合物をアルミナルツボに充填し
高温電気炉に入れてN2雰囲気中で1100℃の温度
で4時間一次焼成する。焼成後、焼成物を脱イオ
ン水で5回洗浄し、1規定のHNO3で洗浄した後
脱イオン水で洗浄し乾燥する。乾燥後得られた粉
体にS30g、Na2CO330g、K3PO49gを加え充分
よく混合する。得られた混合物をアルミナルツボ
に充填し高温電気炉に入れてN2雰囲気中で1100
℃の温度で3時間二次焼成する。焼成後焼成物を
脱イオン水で5回洗浄し、1規定のHNO3で3回
洗浄する。次いで脱イオン水で洗浄した後、乾燥
し篩別することによつてY2O2S:Tb、Dy3螢光
体を得ることができる。このようにして得られた
螢光体は従来法(比較例1)によつて得られた螢
光体に比較して20℃での陰極線励起による輝度は
107であり、60℃で輝度維持率は87%であり従来
法67%に比較して高いものであつた。 実施例 4 酸化イツトリウム(Y2O3)100g酸化ユーロピ
ウム59g炭酸ソーダ30g硫黄(S)30gリン酸カ
リウム(K3PO4)9gを充分よく混合する。得
られた混合物をアルミナルツボに充填して高温電
気炉で1100℃の温度で4時間一次焼成する。焼成
後、焼成物を脱イオン水で5回洗浄し、1規定の
硝酸で洗浄した後脱イオン水で洗浄し乾燥する。
乾燥後得られた粉体にS30g、Na2CO330g、
K3PO49gを加え十分よく混合する。得られた混
合物をアルミナルツボに充填して高温電気炉で
1100℃の温度で3時間二次焼成する。焼成後焼成
物を脱イオン水で5回洗浄し、1規定の硝酸で3
回洗浄する。次いで脱イオン水で洗浄した後、乾
燥ふるい工程を経て本発明のY2O2S:Eu蛍光体
を得ることができる。 このようにして得られた蛍光体は比較例1とほ
ぼ同様の方法で作られた従来法の蛍光体に比べて
20℃での陰極線励起による輝度は105であり、60
℃での輝度維持率は83%であり、従来法65%に対
して高いものであつた。 (発明の効果) 以上説明した通り本発明の螢光体の製造方法に
よれば高温度に対する輝度特性が向上し、さらに
分散性の向上した希土類酸硫化物螢光体が得られ
る。
第1図はY2O2S:Tb螢光体を用いた陰極線管
の輝度温度特性を示す図である。曲線aは本発明
の製造方法、破線bは従来法による螢光体の特性
を示す。
の輝度温度特性を示す図である。曲線aは本発明
の製造方法、破線bは従来法による螢光体の特性
を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式Re2O2S:Re′で表わされる希土類酸硫
化物螢光体の製造方法において、 出発原料Re2O3、Re′2O3の原料混合物に融剤を
添加混合して所定の温度で焼成する工程と、この
焼成物を水洗して融剤残留物を洗い流す工程と、
前記水洗した焼成物を乾燥して再び融剤を添加混
合して所定の温度で焼成する工程とを有すること
を特徴とする螢光体の製造方法。 たゞしReはY、Gdの少なくとも一つ、Re′は
Tb又はTb、Dy又はEuである。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15382382A JPS5943090A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 螢光体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15382382A JPS5943090A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 螢光体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5943090A JPS5943090A (ja) | 1984-03-09 |
| JPH0114960B2 true JPH0114960B2 (ja) | 1989-03-15 |
Family
ID=15570866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15382382A Granted JPS5943090A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 螢光体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943090A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0737613B2 (ja) * | 1990-03-01 | 1995-04-26 | 化成オプトニクス株式会社 | 希土類酸硫化物蛍光体の製造方法 |
| JP4131139B2 (ja) * | 2002-07-30 | 2008-08-13 | 日亜化学工業株式会社 | 電子線励起ディスプレイ、及びそれに用いる赤色発光蛍光体 |
| JP2006137851A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ケイ酸塩蛍光体粉末およびその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3850837A (en) * | 1972-08-11 | 1974-11-26 | Gen Electric | Preparation of rare-earth oxysulfide luminescent material |
| JPS5186087A (ja) * | 1975-01-25 | 1976-07-28 | Tokyo Shibaura Electric Co | Kidoruiokishiryukabutsukeikotai oyobi sonoseizohoho |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP15382382A patent/JPS5943090A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5943090A (ja) | 1984-03-09 |
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