JPH0115041Y2 - - Google Patents

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JPH0115041Y2
JPH0115041Y2 JP1983118265U JP11826583U JPH0115041Y2 JP H0115041 Y2 JPH0115041 Y2 JP H0115041Y2 JP 1983118265 U JP1983118265 U JP 1983118265U JP 11826583 U JP11826583 U JP 11826583U JP H0115041 Y2 JPH0115041 Y2 JP H0115041Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主に自動車に用いる角型車両用前照
灯に関するものである。
車両用前照灯は、遠方照射性を有するととも
に、対向車に対してグレアを与えないようにすれ
違い時にビームを下向きに変更できる構造である
ことが要求されており、一般に前面にレンズを設
置した反射鏡内に走行用フイラメント及びすれ違
い用フイラメントを有する電球を配置した構成と
し、走行用フイラメントとすれ違い用フイラメン
トを切換えることにより、走行配光パターンとす
れ違い配光パターンを得ている。
この場合、走行用フイラメントとすれ違い用フ
イラメントの配置関係によつて配光パターンに違
いがあり、第1図に示すようにレンズ1を前面に
配置した回転放物面反射鏡2の内部に走行用フイ
ラメントMとすれ違い用フイラメントSが共に灯
具軸と直角になる如く電球3を配置し、これによ
り、アメリカ型の配光を得るもの(一般にC−
6/C−6形式と呼称されているもの)、第2図
に示すように走行用フイラメントMは機械軸と平
行に、すれ違い用フイラメントSは機械軸と直角
になる如く電球3′を配置して走行ビームの光束
出力を増したもの(C−8/C−6形式)、ある
いは第3図に示すように走行用フイラメントM、
すれ違い用フイラメントSを機械軸に沿つて配置
し、すれ違い用フイラメントSの下方に遮光板
Dlを配置した電球3″を用いるH4と呼称される形
式のヨーロツパ型の配光のものがある。
C−6/C−6形式のものの走行ビームとすれ
違いビームの配光は第4図a,bのようになり、
その前面レンズの構成は第4図cのようになる。
C−8/C−6形式のものの走行ビームとすれ違
いビームの配光は第5図a,bのようになり、そ
の前面レンズの構成は第5図cのようになる。ま
た、H4形式のものの走行ビームとすれ違いビー
ムの配光は第6図a,bのようになり、その前面
レンズの構成は第6図cのようになる。
しかし、いずれの形式のものも、そのすれ違い
ビームにおいてフイラメントから発する光束を有
効に活用できず、前照灯としての効率を悪くして
いる。
それは、C−6/C−6形式及びC−8/C−
6形式では、フイラメントの光度はフイラメント
の軸に直角な方向が最大となるが、その方向には
電球封止部、ソケツト部、角型前照灯の上下の壁
があるので、その方向の光を活用できず、また、
H4形式では、すれ違い用フイラメントSの下方
に遮光板Dlが位置し、これにより光が遮られる
からである。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、光
束を有効に活用でき、かつ遮光板を用いることな
く所望の配光パターンを得ることができる角型車
両用前照灯を提供することを目的とする。
本考案は、走行用フイラメント及びすれ違い用
フイラメントを、その軸が共に機械軸と平行にな
り、かつ走行用フイラメントは前記機械軸と一致
ししかもその中心が回転放物面反射鏡の略焦点に
位置するとともに、この走行用フイラメントの軸
の上方0.5〜3.0mm、左3.0mm〜右3.0mmの範囲に前
記すれ違い用フイラメントの軸が位置し、更にす
れ違い用フイラメントの中心が走行用フイラメン
トの中心の前方0〜5.0mmの範囲に位置する如く
配置する一方、前記反射鏡の前面に位置するレン
ズを、横割りによつて3分した上段および下段を
拡散レンズとし、中段を縦割りによつて3分した
中央部分が拡散レンズ、左右部分がプリズムとな
るように形成したことを特徴とする角型車両用前
照灯である。
以下、本考案を実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第7図〜第12図は本考案の一実施例を示すも
ので、11は前面レンズ、12は回転放物面反射
鏡、13は走行用フイラメントMとすれ違い用フ
イラメントSを有する電球である。この電球13
は、その装着時に両フイラメントM,Sの軸が共
に機械軸と平行となるとともに、走行用フイラメ
ントMの中心が前記反射鏡12の略焦点に位置す
るようにフイラメントM,Sを継線している。ま
た、走行用フイラメントMの軸の上方0.5〜3mm、
左右3mmの範囲にすれ違い用フイラメントSの軸
を位置させるとともに、すれ違い用フイラメント
Sの中心を走行用フイラメントMの中心の前方0
〜5mmの範囲に位置させている。
ここで、すれ違い用フイラメントSの軸を走行
用フイラメントMの上方0.5〜3.0mmとしたのは、
走行用フイラメントMよりすれ違い用フイラメン
トSに切り換えた際の照射光の下向き具合を適度
に保つためであり、0.5mmに満たない場合は、下
向きの程度が少なくて変化が得られず、3.0mmを
越えると下向きの程度が大きくなり過ぎるからで
ある。また、左右3.0mmとしたのは、この範囲を
越えると中間部分A(第12図参照)に位置する
プリズムレンズ(光を拡散させずに方向を変え
る)に到達する光量が不足するからである。
そして、すれ違い用フイラメントSの中心を走
行用フイラメントMの中心の前方0〜5.0mmの範
囲としたのは、走行用フイラメントMからすれ違
い用フイラメントSに切り換えた際に、5.0mmを
越えているとビームの変動が大きく、路面の左側
(左側通向の場合)に向き過ぎとなるからである。
このフイラメントM,Sは、その光度分布は第
11図に示すように軸と直角な方向が最大とな
り、軸方向が最小となる。このため、両フイラメ
ントM,Sが機械軸と平行になるように電球13
を取り付けた場合には、その発光は反射鏡12の
有効反斜面への入射光束として有効に利用される
ことになる。
前記レンズ11は、第12図に示すように、縦
割りによつて3分した略I字形の中央部Cと、両
側部の横割りによつて3分した上下部分Bとが拡
散レンズとなり、両側部の中間部分Aがプリズム
となるように形成している。
上記構成の前照灯は、電球13の走行用フイラ
メントMとすれ違い用フイラメントSの配置関
係、回転放物面反射鏡12内における両フイラメ
ントM,Sの位置及び状態を考慮するとともに、
前面レンズ11の構成(拡散レンズとプリズム部
分の配置)に配慮したので、その走行ビームとす
れ違いビームの配光パターンは第13図a,bに
示すように高照度ゾーンA、拡散ゾーンB、下方
拡散ゾーンCの分布が良好となる。特に、高照度
ゾーンAを横方向からの光束で形成できるため、
角型で薄型であつても所望の配光が得られる。第
13図における配光パターンのA部分は、遠方を
確認するために必要な高照度ゾーンで、走行ビー
ムではほぼ正面(H−V)を中心に照射し、すれ
違いビームでは対向車の眩惑を避けるために左側
通行では、やや左よりの下向きを照射する必要が
ある。この目的のためには、前面のレンズを外し
た状態で照射される光の拡がりが小さく、かつ走
行ビームからすれ違いビームへと切り換えたとき
に照射方向が下方に変化するセクシヨンを使う。
例えば、第7図、第8図に示すフイラメント配
置例では、第12図のAセクシヨン内の微少部分
から出る光を投影したときその大部分は第16図
のようなものになる。即ち、上下の光の拡がりが
少なく、切り換えの方向も下向きであり要件を満
たす。これらの光をプリズムレンズ(光を拡散さ
せずに方向を変える)を用い、合成光として第1
3図A部分を得る。
第13図における配光パターンのB部分は、標
識、カーブの行き先方向などを確認するために必
要な中照度ゾーンで、左右方向に拡がりを持ちそ
の上下方向の拡がりも中程度ある。また、すれ違
い時には上方への光は下方へ向かうようにしなけ
ればならない。従つて、レンズを外した状態では
光の拡がりは中程度で、走行→すれ違い切換時の
照度方向の移動がないものと下方のものとが必要
である。前の例と同様に、第7図、第8図のフイ
ラメント配置例では、第12図Bセクシヨン内の
微少部分から出る光を投影したとき、その大部分
は第17図のようなものになる。これらの光を水
平方向へ拡げ、上下方向に動かす拡散レンズを用
い合成光として第13図B部分を得る。
一方、第13図における配光パターンのC部分
は、車両から近い部分を確認する低照度ゾーン
で、B部分と重なりながらB部分の下まで照射す
る上下方向の拡がりの大きな部分である。従つ
て、レンズを外した状態で光の上下方向の拡がり
の大きな光が必要で、照射方向の移動については
大きな上方向への移動がなければ問題はない。前
二例と同様に、第7図、第8図のフイラメント配
置例では第12図Cセクシヨン内の微少部分から
出る光を投影したとき、その大部分は第18図a
のように左下向きとなり、一部分はbのように右
上向きとなる。これらの光をBセクシヨンと同様
な拡散レンズを用い、合成光として第13図C部
分を得る。反射鏡12の有効反射面への入射光束
は、フイラメントを機械軸と直角に配置した場合
(C−6形式)に比べて約20%増加する。
何故ならば、ある立体角の領域に放射される全
光束下は、フイラメントの軸に直角な方向の光度
をIpとすれば、機械軸と同じ方向のフイラメント
形式(C−8)形式の場合は、 F=Ipa∫〓sin2adadθ 機械軸に直角な方向のフイラメント形式(C−
6形式)の場合は、 F=Ipa∫〓√1−2 2・sin2adad
θ として求められる。ここで、∫θ、∫aは反射鏡の軸
回りの積分、反射鏡の軸と直交する軸回りの積分
を示しており、θはθ=0〜2π、aは一般の反
射鏡ではa=π/6〜2π/3である。
従つて、C−8形式では C−6形式では F=6.3Ip となり、C−8形式はC−6形式より約20%光出
力が多くなる。
特に、実施例のような角型反射鏡の場合に著し
い効果がある。例えば、上下及び左右の無効反射
面に放射される光束を除いて両形式を比較する
と、光出力の増加度合いは第14図のようにな
り、角型、特に薄型(寸法Yが短いもの)で顕著
である。
また、電球後部入射光束(電球軸方向の光度)
の低下に伴つて散光が低減する。例えば、すれ違
いビームにおいては、前照灯軸より10゜から90゜上
方までの範囲では、上方散光を少なくすることが
望ましく、規格ではシールドビーム型が125cd、
電球交換式が500cd以下と定められている。この
点、本実施例では、50Wのフイラメントの場合、
C−6形式が170cd、C−8形式が80cdとなるこ
とが実験によつて確かめられており、フイラメン
トを灯具軸に沿つて配置した場合には、上方散光
が大幅に減少する。これは、フイラメントが灯具
軸と平行になることによつて、電球封止部のガラ
ス溜に向かう光が少なくなり、ガラス溜による反
射散乱光が減少したからであると推測される。
なお、前記実施例は電球13を反射鏡12に溶
接した場合であるが、第15図に示すように電球
13′を灯具(反射鏡)12′に交換可能状態に取
り付けた電球交換式にも適用可能である。また、
第7図、第15図に示すようにブラツクトツプコ
ーテイング(電球前方遮光膜)13Aをその左右
部分に半円状の欠落部13A1を有する如く形成
すると、左右の有効反射面に向かう光を遮ること
なく、不要な光を遮光できるようになり、散光防
止効果を高めることが可能である。
以上のように本考案によれば、走行用フイラメ
ント、すれ違い用フイラメントを共に機械軸と平
行に配置するとともに、その位置関係を適宜考慮
する一方、前面レンズをフイラメント配置に準拠
して構成したので、すれ違いフイラメントの下方
に遮光板を配置することなく所望の配光パターン
が得られるとともに、光束利用率を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来の車両用前照灯の概略構
成図、第4図a,b,c〜第6図a,b,cは各
形式の配光パターン及びレンズ構成図、第7図は
本考案に係る角型車両用前照灯の一実施例を示す
縦断側面図、第8図は同正面図、第9図及び第1
0図は同実施例における電球の側面図及び平面
図、第11図は同実施例におけるフイラメントの
光度分布図、第12図は同実施例における前面レ
ンズの構成説明図、第13図a,bは同実施例の
走行ビームとすれ違いビームの配光パターン、第
14図は角型反射鏡の縦寸法YとC−8の光束利
用率/C−6の光束利用率との関係を横寸法をパ
ラメータとして表わしたグラフ、第15図は本考
案の他の実施例を示す斜視図、第16図a,b,
c、第17図a,b,c,d、第18図a,bは
いずれも走行ビームからすれ違いビームに切り換
えたときの照射方向の移動説明図である。 11……前面レンズ、12……回転放物面反射
鏡、13……電球、13A……ブラツクトツプコ
ーテイング、13A1……欠落部、M……走行用
フイラメント、S……すれ違い用フイラメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行用フイラメント及びすれ違い用フイラメン
    トを、その軸が共に機械軸と平行になり、かつ走
    行用フイラメントは前記機械軸と一致ししかもそ
    の中心が回転放物面反射鏡の略焦点に位置すると
    ともに、この走行用フイラメントの軸の上方0.5
    〜3.0mm、左3.0mm〜右3.0mmの範囲に前記すれ違い
    用フイラメントの軸が位置し、更にすれ違い用フ
    イラメントの中心が走行用フイラメントの中心の
    前方0〜5.0mmの範囲に位置する如く配置する一
    方、前記反射鏡の前面に位置するレンズを、横割
    りによつて3分した上段および下段を拡散レンズ
    とし、中段を縦割りによつて3分した中央部分が
    拡散レンズ、左右部分がプリズムとなるように形
    成したことを特徴とする角型車両用前照灯。
JP11826583U 1983-07-29 1983-07-29 角型車両用前照灯 Granted JPS6026701U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11826583U JPS6026701U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 角型車両用前照灯

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JP11826583U JPS6026701U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 角型車両用前照灯

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Publication Number Publication Date
JPS6026701U JPS6026701U (ja) 1985-02-23
JPH0115041Y2 true JPH0115041Y2 (ja) 1989-05-08

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ID=30271903

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JP11826583U Granted JPS6026701U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 角型車両用前照灯

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JP (1) JPS6026701U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4835022U (ja) * 1971-09-01 1973-04-26
JPS5142960U (ja) * 1974-09-27 1976-03-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6026701U (ja) 1985-02-23

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