JPH01155061A - シリンダライナ - Google Patents
シリンダライナInfo
- Publication number
- JPH01155061A JPH01155061A JP31346087A JP31346087A JPH01155061A JP H01155061 A JPH01155061 A JP H01155061A JP 31346087 A JP31346087 A JP 31346087A JP 31346087 A JP31346087 A JP 31346087A JP H01155061 A JPH01155061 A JP H01155061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder liner
- coating film
- wear
- resistant material
- sliding surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/004—Cylinder liners
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B77/00—Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
- F02B77/02—Surface coverings of combustion-gas-swept parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明はシリンダライナに係り、特に耐摩耗性、耐焼付
性が改善されたシリンダライナに関する。
性が改善されたシリンダライナに関する。
[従来の技術]
舶用ディーゼルエンジンなどの大型の往復式内燃機関に
おいては、通常、シリンダブロックに筒状のシリンダラ
イナが装着されている。
おいては、通常、シリンダブロックに筒状のシリンダラ
イナが装着されている。
このシリンダライナは、ピストンリングと摺動するもの
であることから、摺動面の潤滑油保持性(保油性)が高
く耐摩耗性、耐焼付性に優れていること及び十分な強度
を有することが特性として要求されており、従来は一般
に、片状黒鉛鋳鉄品が用いられている。
であることから、摺動面の潤滑油保持性(保油性)が高
く耐摩耗性、耐焼付性に優れていること及び十分な強度
を有することが特性として要求されており、従来は一般
に、片状黒鉛鋳鉄品が用いられている。
しかして近年、舶用ディーゼルエンジン等の内燃機関の
燃費の低減、機関出力の増大を図るために燃焼室内の燃
焼圧力が高められつつあると共に燃料油・潤滑油の低質
化も進められており、これに対応すべくシリンダライナ
にも一層耐摩耗性能及び耐焼付性能に優れたものが要求
されている。
燃費の低減、機関出力の増大を図るために燃焼室内の燃
焼圧力が高められつつあると共に燃料油・潤滑油の低質
化も進められており、これに対応すべくシリンダライナ
にも一層耐摩耗性能及び耐焼付性能に優れたものが要求
されている。
従来、シリンダライナの摺動面の耐摩耗性能及び耐焼付
性能の向上のために、シリンダライナにプラズマ溶射法
により、セラミックスや耐摩耗金属等のコーティング層
を形成している。この方法は、まず第3図(a)に示す
如く、加工によりシリンダライナ10の内面に0.3〜
0.5mm程度のアンダーカット部11を形成した後、
プラズマ溶射法によりコーティング層12を形成する(
第3図(b))。ところで溶射法によるコーティングは
、膜厚の管理が非常に難しく、得られるコーティング層
12には、12a部の如く盛り上がりや12b部のよう
な寸法による加工代が残る。また溶射後のコーティング
層12の表面の粗度は粗く、そのままては摺動面として
使用に耐えない。そこで、まず研削により仕上げライン
(第3図(b)のp)まで寸法を仕上げて第3図(C)
の如く面一とし、その後、ホーニングにより面粗さを調
節する必要がある。
性能の向上のために、シリンダライナにプラズマ溶射法
により、セラミックスや耐摩耗金属等のコーティング層
を形成している。この方法は、まず第3図(a)に示す
如く、加工によりシリンダライナ10の内面に0.3〜
0.5mm程度のアンダーカット部11を形成した後、
プラズマ溶射法によりコーティング層12を形成する(
第3図(b))。ところで溶射法によるコーティングは
、膜厚の管理が非常に難しく、得られるコーティング層
12には、12a部の如く盛り上がりや12b部のよう
な寸法による加工代が残る。また溶射後のコーティング
層12の表面の粗度は粗く、そのままては摺動面として
使用に耐えない。そこで、まず研削により仕上げライン
(第3図(b)のp)まで寸法を仕上げて第3図(C)
の如く面一とし、その後、ホーニングにより面粗さを調
節する必要がある。
[発明が解決しようとする問題点]
このように、従来の溶射法によるコーティング層の形成
方法では、仕上げのための加工や後処理が必要であり、
製造工程か多い。このため、シリンダライナの生産効率
が低く、生産コストが高くつくという問題があった。
方法では、仕上げのための加工や後処理が必要であり、
製造工程か多い。このため、シリンダライナの生産効率
が低く、生産コストが高くつくという問題があった。
[問題点を解決するための手段]
本発明は上記従来の問題点を解決し、耐摩耗性、耐焼付
性に優れたシリンダライナであって、高い生産性で低コ
ストに製造することができるものを提供することを目的
とするものである。
性に優れたシリンダライナであって、高い生産性で低コ
ストに製造することができるものを提供することを目的
とするものである。
本発明のシリンダライナは、内周面がピストンと摺動す
る摺動面とされているシリンダライナにおいて、前記摺
動面の少なくとも上死点近傍には気相法による耐摩耗性
材料のコーティング膜が設けられており、該コーティン
グ膜は少なくとも下死点側の部分が下死点側に向けてそ
のIt!i!厚が次第に薄くなるように形成されている
ことを特徴とする。
る摺動面とされているシリンダライナにおいて、前記摺
動面の少なくとも上死点近傍には気相法による耐摩耗性
材料のコーティング膜が設けられており、該コーティン
グ膜は少なくとも下死点側の部分が下死点側に向けてそ
のIt!i!厚が次第に薄くなるように形成されている
ことを特徴とする。
[作用コ
本発明のシリンダライナは、内面の摺動面の最も摩耗の
激しい上死点近傍に、気相法により耐摩耗性材料のコー
ティング膜が形成されている。
激しい上死点近傍に、気相法により耐摩耗性材料のコー
ティング膜が形成されている。
気相法により形成されたコーティング膜は、極めて緻密
で高純度であることから、コーティングされる耐摩耗性
材料の特性が著しく優れたものとなる。
で高純度であることから、コーティングされる耐摩耗性
材料の特性が著しく優れたものとなる。
また、気相法による場合、コーティング膜は膜厚等の寸
法精度が非常に良く、形成された膜表面も平滑で、基材
(シリンダライナ内面)への接着強度も極めて高いので
優れた位置精度で良好なコーティング膜を後処理を要す
ることなく形成することができる。
法精度が非常に良く、形成された膜表面も平滑で、基材
(シリンダライナ内面)への接着強度も極めて高いので
優れた位置精度で良好なコーティング膜を後処理を要す
ることなく形成することができる。
しかも、本発明においては、コーティング膜は少なくと
も下死点側の部分が下死点に向けてその膜厚か次第に薄
くなるように形成されているので、コーティング膜に段
差が生じることがなく、ピストンの摺動が円滑に行なわ
れ、段差による膜剥離の問題がない。
も下死点側の部分が下死点に向けてその膜厚か次第に薄
くなるように形成されているので、コーティング膜に段
差が生じることがなく、ピストンの摺動が円滑に行なわ
れ、段差による膜剥離の問題がない。
[実施例]
以下、図面を参照して、本発明の一実施例について説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例に係るシリンダライナを採用
した内燃機関の上死点近傍の断面図、第2図は第1図1
1部の拡大図である。
した内燃機関の上死点近傍の断面図、第2図は第1図1
1部の拡大図である。
図示の如く、本発明のシリンダライナ1は、内周面がピ
ストン2と摺動する摺動面3とされているものであって
、前記摺動面3の少なくとも上死点近傍に気相法による
耐摩耗性材料のコーティング膜4が設けられている。こ
のコーティング膜4は、本実施例ては下死点側の部分が
下死点に向けてその膜厚が次第に薄くなるように形成さ
れている。なお、図中、符号5はピストンリング、6は
ブロックである。
ストン2と摺動する摺動面3とされているものであって
、前記摺動面3の少なくとも上死点近傍に気相法による
耐摩耗性材料のコーティング膜4が設けられている。こ
のコーティング膜4は、本実施例ては下死点側の部分が
下死点に向けてその膜厚が次第に薄くなるように形成さ
れている。なお、図中、符号5はピストンリング、6は
ブロックである。
この耐摩耗性材料のコーティング膜4を形成する範囲は
、ピストン2が上死点位置に達した時(第1図の状態)
にピストンリング5が位置する範囲(第1図のW)とす
るのが好適である。
、ピストン2が上死点位置に達した時(第1図の状態)
にピストンリング5が位置する範囲(第1図のW)とす
るのが好適である。
耐摩耗性材料としては、ピストン作動時にシリンダライ
チの内周面に付与される高熱や腐食性7囲気等に対して
耐久性が高く、しかも優れた耐摩耗性を備えるものてあ
れば良く、例えばセラミックス、アモルファス金属を採
用するのが好適である。
チの内周面に付与される高熱や腐食性7囲気等に対して
耐久性が高く、しかも優れた耐摩耗性を備えるものてあ
れば良く、例えばセラミックス、アモルファス金属を採
用するのが好適である。
一般に、セラミックスは耐熱性、耐摩耗性、耐食性、そ
の他の機械的強度に優れた材質である。
の他の機械的強度に優れた材質である。
このため、セラミックスのコーティング膜を施したシリ
ンダライチは、極めて耐熱性、耐摩耗性、機械的強度、
耐食性等に優れたものとなり、摺動による摩耗や腐食性
7囲気下における腐食、及びこれらによる損傷が効果的
に防止され、その寿命は大幅に延長される。特に気相法
によるセラミックスコーティング膜は、極めて緻密で高
純度であるという優れた特徴を有することから、セラミ
ックスの有する特性が著しく優れたものとなる。
ンダライチは、極めて耐熱性、耐摩耗性、機械的強度、
耐食性等に優れたものとなり、摺動による摩耗や腐食性
7囲気下における腐食、及びこれらによる損傷が効果的
に防止され、その寿命は大幅に延長される。特に気相法
によるセラミックスコーティング膜は、極めて緻密で高
純度であるという優れた特徴を有することから、セラミ
ックスの有する特性が著しく優れたものとなる。
セラミックスコーティング膜のセラミックス材料として
は、炭化珪素、窒化珪素などの非酸化物系セラミックス
の他、マグネシア、アルミナ、クロム酸化物等の酸化物
系のものでもよいが、特に耐食性、耐熱性、耐摩耗性に
優れ、機械的強度も高いことから、炭化珪素が好適であ
る。
は、炭化珪素、窒化珪素などの非酸化物系セラミックス
の他、マグネシア、アルミナ、クロム酸化物等の酸化物
系のものでもよいが、特に耐食性、耐熱性、耐摩耗性に
優れ、機械的強度も高いことから、炭化珪素が好適であ
る。
一方、アモルファス金属は、周知のように、■ 極めて
耐食性が高い、 ■ 高硬度で、耐摩耗性に優れる、 ■ 機械的強度が高く靭性に優れる、 等の従来の結晶質の金属・合金には見られない優れた特
徴を有している。(なお、本明細書において、アモルフ
ァス金属とは、金属単体の他、合金をも含む。) 本発明において、用い得るアモルファス金属の組成をM
−X又はM−X−Y (M・ベースとなる金属又は合金
、X;耐食性を与える金属、Y−半金属)とすると、M
としては例えばFe、Ni、Cu又はこれらの合金、X
としてはCr、Ta、Ti、W、Zr、Nbの1種又は
2種以上、YとしてはP、B、Cなどか用いられ、これ
らを適当な割合で含有するものが用いられる。
耐食性が高い、 ■ 高硬度で、耐摩耗性に優れる、 ■ 機械的強度が高く靭性に優れる、 等の従来の結晶質の金属・合金には見られない優れた特
徴を有している。(なお、本明細書において、アモルフ
ァス金属とは、金属単体の他、合金をも含む。) 本発明において、用い得るアモルファス金属の組成をM
−X又はM−X−Y (M・ベースとなる金属又は合金
、X;耐食性を与える金属、Y−半金属)とすると、M
としては例えばFe、Ni、Cu又はこれらの合金、X
としてはCr、Ta、Ti、W、Zr、Nbの1種又は
2種以上、YとしてはP、B、Cなどか用いられ、これ
らを適当な割合で含有するものが用いられる。
なお、本発明においては、熱膨張率の差によって、コー
ティング膜の剥離、亀裂等が発生するのを防止するため
に、シリンダライチ基材と同じ程度の熱膨張率の耐摩耗
性材料のコーティング膜を形成させるのが好ましい。
ティング膜の剥離、亀裂等が発生するのを防止するため
に、シリンダライチ基材と同じ程度の熱膨張率の耐摩耗
性材料のコーティング膜を形成させるのが好ましい。
本発明においては、これの耐摩耗性材料のコーティング
膜を気相法により形成する。気相法としては、CVD法
又はPVD法が挙げられる。
膜を気相法により形成する。気相法としては、CVD法
又はPVD法が挙げられる。
CVD法により行なう場合には、まず少なくともシリン
ダライチのコーティング膜形成表面部をCVD反応の析
出温度域に加熱する。加熱方法は、特に限定されないか
、シリンダライチ基材が導電性である場合は、装置構成
の簡易な高周波話導加熱等が有利である。加熱方法とし
ては、その他、反応容器の外側から加熱する外部加熱法
、レーザー加熱法等も採用可能である。このようにして
加熱されたシリンダライナ摺動面にCVD反応ガスを供
給してCVD反応させ、表面に高純度耐摩耗性材料コー
ティング膜を析出させる。形成するコーティング膜の厚
さはCVD反応ガスの供給量又は加熱時間を調節するこ
とにより適宜調整することができる。
ダライチのコーティング膜形成表面部をCVD反応の析
出温度域に加熱する。加熱方法は、特に限定されないか
、シリンダライチ基材が導電性である場合は、装置構成
の簡易な高周波話導加熱等が有利である。加熱方法とし
ては、その他、反応容器の外側から加熱する外部加熱法
、レーザー加熱法等も採用可能である。このようにして
加熱されたシリンダライナ摺動面にCVD反応ガスを供
給してCVD反応させ、表面に高純度耐摩耗性材料コー
ティング膜を析出させる。形成するコーティング膜の厚
さはCVD反応ガスの供給量又は加熱時間を調節するこ
とにより適宜調整することができる。
一方、PVD法としては、真空蒸着法、スパッタリング
法のいずれをも用い得る。真空蒸着法としては、フラッ
シュ法、2源法、3温度法、分子線エピタキシー法、化
成法(反応性法)、イオンブレーティング、イオンビー
ム法などが用いられる。また、スパッタリングとしては
、直情スパッタリング、バイアススパッタリング、非対
象交流スパッタリング、高周波スパッタリング、マグネ
トロンスパッタリング、化成(反応性)スパッタリング
などを用い得る。
法のいずれをも用い得る。真空蒸着法としては、フラッ
シュ法、2源法、3温度法、分子線エピタキシー法、化
成法(反応性法)、イオンブレーティング、イオンビー
ム法などが用いられる。また、スパッタリングとしては
、直情スパッタリング、バイアススパッタリング、非対
象交流スパッタリング、高周波スパッタリング、マグネ
トロンスパッタリング、化成(反応性)スパッタリング
などを用い得る。
第4図は、代表的なスパッタリング装置を示す断面図で
ある。スパッタリングは、第4図のような装置の真空容
器20内を低圧ガス罪囲気とし、二つの電極21.22
間に電圧を加えてガスを電離してイオン化し、このカス
イオン23をターゲット24に衝突させると表面からス
パッタ原子25が外部に放出する現象をいう。スパッタ
法ては、この放出された原子25か基板26上に蒸着し
てw!、膜27か形成される。(なお、第4図中、28
はガス供給口、29は排気口、3oはスパン夕霧源であ
る。) 一般には、セラミックスのコーティング膜の形成にはC
VD法が、アモルファス金属のコーティング膜の形成に
はスパッタリング法等のPVD法か女了適である。
ある。スパッタリングは、第4図のような装置の真空容
器20内を低圧ガス罪囲気とし、二つの電極21.22
間に電圧を加えてガスを電離してイオン化し、このカス
イオン23をターゲット24に衝突させると表面からス
パッタ原子25が外部に放出する現象をいう。スパッタ
法ては、この放出された原子25か基板26上に蒸着し
てw!、膜27か形成される。(なお、第4図中、28
はガス供給口、29は排気口、3oはスパン夕霧源であ
る。) 一般には、セラミックスのコーティング膜の形成にはC
VD法が、アモルファス金属のコーティング膜の形成に
はスパッタリング法等のPVD法か女了適である。
ところで、基材表面にこのような気相法でコーティング
膜を形成した場合、膜の終端部において、段差が生じ、
この段差が円滑な摺動を阻害し、また膜剥離等の原因と
なる。このため、本発明においては、コーティング膜4
は、シリンダライナ1の下死点に向けて、そのIlN厚
が次第に薄くなるように形成する。
膜を形成した場合、膜の終端部において、段差が生じ、
この段差が円滑な摺動を阻害し、また膜剥離等の原因と
なる。このため、本発明においては、コーティング膜4
は、シリンダライナ1の下死点に向けて、そのIlN厚
が次第に薄くなるように形成する。
即ち、例えば第2図に示す如く、コーティング膜4の下
死点側にテーバ部4aを形成し、上死点側のコーティン
グ膜厚dがこのテーバ部4aにて次第に減少し、膜4の
終端部において、膜厚がゼロとなるようにする。このよ
うに、テーバ部4aを形成する場合、テーバ部4aは、
その形成範囲が小さく、テーパ角があまりに大きいと、
テーバ部による段差の解消効果が低いのであるが、逆に
テーバ部の形成範囲か大き過ぎてもテーバ形成のために
気相法による処理条件を調整する範囲か広くなり好まし
くない。一般に、テーバ部4aの形成範囲は、コーティ
ング膜4の全形成範囲の半分ないし半分以下で十分であ
る。
死点側にテーバ部4aを形成し、上死点側のコーティン
グ膜厚dがこのテーバ部4aにて次第に減少し、膜4の
終端部において、膜厚がゼロとなるようにする。このよ
うに、テーバ部4aを形成する場合、テーバ部4aは、
その形成範囲が小さく、テーパ角があまりに大きいと、
テーバ部による段差の解消効果が低いのであるが、逆に
テーバ部の形成範囲か大き過ぎてもテーバ形成のために
気相法による処理条件を調整する範囲か広くなり好まし
くない。一般に、テーバ部4aの形成範囲は、コーティ
ング膜4の全形成範囲の半分ないし半分以下で十分であ
る。
なお、コーティング膜4の厚さdとしては、特に制限は
ないが、薄過ぎると耐摩耗性等の各種特性の改善効果が
十分に得られず、厚過ぎると膜剥離の問題を起すことが
ある。そのため、シリンダライナの種類、規模等により
、シリンダライナに加えられる摺動応力等に応じて、膜
厚さは適宜決定されるが、一般には2〜10μmの範囲
とするのか好ましい。
ないが、薄過ぎると耐摩耗性等の各種特性の改善効果が
十分に得られず、厚過ぎると膜剥離の問題を起すことが
ある。そのため、シリンダライナの種類、規模等により
、シリンダライナに加えられる摺動応力等に応じて、膜
厚さは適宜決定されるが、一般には2〜10μmの範囲
とするのか好ましい。
前述の如く、気相法により形成したコーティング膜は、
寸法精度や表面性状が極めて優れているため、本発明の
シリンダライナの製造にあたり研削、ホーニング等の後
処理は不要である。従って、本発明のシリンダライナは
、例えは、基本径D :” ” (m m )の内径
を有するシリンダライナを、厚さ5μmのコーティング
膜を形成することにより製造する場合には、コーティン
グ前の基材をD::、’:;5(mm)とすることによ
り、所定の範囲内の寸法のシリンダライナを得ることか
てぎる。なお、本発明のシリンダライナには、ラップ加
工程度の仕上加工を施しても良い。
寸法精度や表面性状が極めて優れているため、本発明の
シリンダライナの製造にあたり研削、ホーニング等の後
処理は不要である。従って、本発明のシリンダライナは
、例えは、基本径D :” ” (m m )の内径
を有するシリンダライナを、厚さ5μmのコーティング
膜を形成することにより製造する場合には、コーティン
グ前の基材をD::、’:;5(mm)とすることによ
り、所定の範囲内の寸法のシリンダライナを得ることか
てぎる。なお、本発明のシリンダライナには、ラップ加
工程度の仕上加工を施しても良い。
[発明の効果コ
以上詳述した通り、本発明のシリンダライナは、内面の
摺動面の少なくとも上死点近傍に気相法による耐摩耗性
材料のコーティング膜形成されているものであって、 ■ 気相法により形成されたコーティング膜は、極めて
緻密で高純度であることから、コーティングされる耐摩
耗性材料の特性が著しく優れたものとなる。
摺動面の少なくとも上死点近傍に気相法による耐摩耗性
材料のコーティング膜形成されているものであって、 ■ 気相法により形成されたコーティング膜は、極めて
緻密で高純度であることから、コーティングされる耐摩
耗性材料の特性が著しく優れたものとなる。
■ 気相法によれば、コーティング膜は膜厚等の寸法精
度が非常に良く、形成された膜表面も平滑で、基材(シ
リンダライナ内面)への接着強度も極めて高いので優れ
た位置精度で良好なコーティング膜を形成することがで
きる。
度が非常に良く、形成された膜表面も平滑で、基材(シ
リンダライナ内面)への接着強度も極めて高いので優れ
た位置精度で良好なコーティング膜を形成することがで
きる。
■ 従って、コーティング後の、後処理の必要がない。
■ コーティング膜は、シリンダライナの下死点に向け
てその膜厚が次第に薄くなるように形成されているので
、コーティング膜の段差か生じることがなく、ピストン
の摺動が円滑に行なわれ、段差による膜剥離の問題がな
い。
てその膜厚が次第に薄くなるように形成されているので
、コーティング膜の段差か生じることがなく、ピストン
の摺動が円滑に行なわれ、段差による膜剥離の問題がな
い。
等の効果を有する。
このため、本発明のシリンダライナは、耐摩耗性や耐焼
付性に著しく優れ、耐久性も極めて良く、しかも製造が
容易で低コストで提供される。
付性に著しく優れ、耐久性も極めて良く、しかも製造が
容易で低コストで提供される。
第1図は本発明のシリンダライナを装着したエンジンの
ピストンを示す部分断面図、第2図は第1図IT部の拡
大図、第3図(a)〜(c)は従来の耐摩耗性コーティ
ング膜の形成方法を示す断面図、第4図はスパッタリン
グ装置の一例を示す断面図である。 1・・・シリンダライナ、 2・・・ピストン、3・
・・摺動面、 4・・・耐摩耗性材料のコーティング膜、5・・・ピス
トンリング、 6・・・プロ・ンク。
ピストンを示す部分断面図、第2図は第1図IT部の拡
大図、第3図(a)〜(c)は従来の耐摩耗性コーティ
ング膜の形成方法を示す断面図、第4図はスパッタリン
グ装置の一例を示す断面図である。 1・・・シリンダライナ、 2・・・ピストン、3・
・・摺動面、 4・・・耐摩耗性材料のコーティング膜、5・・・ピス
トンリング、 6・・・プロ・ンク。
Claims (4)
- (1)内周面がピストンと摺動する摺動面とされている
シリンダライナにおいて、前記摺動面の少なくとも上死
点近傍には気相法による耐摩耗性材料のコーティング膜
が設けられており、該コーティング膜は少なくとも下死
点側の部分が下死点側に向けてその膜厚が次第に薄くな
るように形成されていることを特徴とするシリンダライ
ナ。 - (2)耐摩耗性材料がセラミックスであることを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載のシリンダライナ。 - (3)耐摩耗性材料がアモルファス金属であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載のシリンダライナ
。 - (4)コーティング膜の最大厚さが2〜10μmである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項の
いずれか1項に記載のシリンダライナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31346087A JPH086636B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | シリンダライナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31346087A JPH086636B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | シリンダライナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01155061A true JPH01155061A (ja) | 1989-06-16 |
| JPH086636B2 JPH086636B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=18041569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31346087A Expired - Lifetime JPH086636B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | シリンダライナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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