JPH0115555B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0115555B2 JPH0115555B2 JP54043055A JP4305579A JPH0115555B2 JP H0115555 B2 JPH0115555 B2 JP H0115555B2 JP 54043055 A JP54043055 A JP 54043055A JP 4305579 A JP4305579 A JP 4305579A JP H0115555 B2 JPH0115555 B2 JP H0115555B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- pva
- adc
- film
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/10—Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
- H01J29/18—Luminescent screens
- H01J29/22—Luminescent screens characterised by the binder or adhesive for securing the luminescent material to its support, e.g. vessel
- H01J29/225—Luminescent screens characterised by the binder or adhesive for securing the luminescent material to its support, e.g. vessel photosensitive adhesive
Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
本発明は、カラー受像管の蛍光面形成方法に関
するものである。 一般にカラー受像管の蛍光面の蛍光膜の形成方
法は、まずフエースプレート内面に蛍光体スラリ
ーを塗布する。すなわち、感光性を与え得る結合
剤と、それに対する感光性付与剤および蛍光体粒
子を主成分とする水性スラリーで前記フエースプ
レート内面を被覆し、この被覆層を乾燥して所定
の被膜を形成する。続いて有孔マスクを介して所
定のパターン状に紫外光で露光し、被膜中に溶解
度の大きな領域と、小さな領域を作る。次にこの
被覆に加圧した温純水等を噴射し、溶解度の大き
な領域を溶解除去することにより所定のパターン
をもつた蛍光膜を形成している。 このような形成方法において、前記蛍光体スラ
リーを構成する水溶性感光剤は、結合剤と感光性
付与剤を主成分とするものであり、かつ前記結合
剤としてはポリビニルアルコール(以下PVAと
いう)、感光性付与剤としては重クロムアンモニ
ウム(以下ADCという)が一般に用いられてい
る。以下、これらの組合せをPVA−ADC系とい
う。 このPVA−ADC系の水溶性感光剤は蛍光体絵
素、すなわち蛍光体ドツト、蛍光体ストライプ等
の形状が非常に良好であること、またそれ自体安
価であるという特長をもつている。ところが、こ
のようなPVA−ADC系の水溶性感光剤を使用す
るものでは、蛍光面の明るさをある値以上に向上
させることができないこと、また高感度化が極め
て困難であるというカラー受像管にとつては重大
な欠点があつた。本発明は、このような従来の欠
点を解決するために、蛍光体スラリー中の樹脂量
およびADC量を減少させ、分解残渣の減少、蛍
光体粒子の充填性向上、Cr酸化物による蛍光体
着色の防止および蛍光体中のキラーセンター生成
量の減少等をはかり、蛍光面の発光輝度の向上を
可能にし、かつ高感度化による露光時間の大幅短
縮をも可能とした優れたカラー受像管の蛍光面形
成方法を提供するものである。 以下、本発明を実施例を含めて詳細に説明す
る。 まず、本発明では蛍光体スラリー中の樹脂量お
よびADC量について種々の検討を行なつた。す
なわち、蛍光体スラリー中の樹脂量およびADC
量は、蛍光体スラリーの粘度および露光時間に大
きな影響を与えることが判つた。これは量産性を
考慮すれば塗布時のスラリー粘度は約20〜40CP
(25℃、以下同じ)にする必要があり、この範囲
を逸脱すると塗布むらの発生、蛍光膜重量の過不
足などの不都合を生じ、歩留り低下の原因とな
る。現在カラー受像管に使用されているPVA、
例えばPVA224ではその3%溶液で粘度が約15〜
17CP程度であり、前述した蛍光体スラリーの粘
度にするためにはPVA量を相当多量に使用する
必要があり、このPVAの増加は感光性付与剤で
あるADCの増加を伴なうものである。PVAの増
加は蛍光膜中の樹脂量の増加に他ならず、塗布時
に蛍光体粒子の充填度を下げるとともにベーキン
グ工程の蛍光膜中に樹脂の分解残渣が増えること
になり、両者が相まつて蛍光面の発光輝度の低下
をまねくものである。PVAの増加に伴なうADC
の増加はCr酸化物による蛍光体の着色、蛍光体
中のキラーセンターの生成量が増えることにもな
り、発光輝度を低下させる。また、露光時間に対
する影響は、感光性付与剤であるADCの濃度を
上げることにより露光時間の短縮が考えられる
が、濃度を上げることは暗反応も増大することに
なり実用上不適である。すなわち、増感量は確保
できても暗反応のため、蛍光体絵素すなわち、蛍
光体ドツト、蛍光体ストライプ等の形状の悪化、
寸法精度の不安定化および2色目、3色目の蛍光
体粒子の他色蛍光体絵素への混入がみられ、形成
した蛍光膜の品質を損ない、結果的にはPVA−
ADC系では露光時間の短縮は非常に困難である
ことが判つた。 本発明はこのような知見から、PVA−ADC系
に、さらに一般式 〔但し、Rはアルコール性水酸基を含む有機体
または重合体、nは1以上の整数、Mは水素、ア
ルカリ金属、アンモニウム等からなり、かつ水溶
液中で陽イオンとなり得る原子または原子団であ
る。〕 で表わされるアジドポリマー(以下アジドポリマ
ーという)を添加することにより、蛍光体スラリ
ー中の樹脂量およびADC量を減少させ、蛍光面
の発光輝度の向上と高感度化を可能にしたもので
ある。 アジドポリマーは、前述したPVA22がその3
%溶液の粘度が約15〜17CPであるのに対し、同
じ濃度でそれが約70〜75CPと高粘度を呈する。
したがつて、このアジドポリマーを、PVA−
ADC系に添加すれば蛍光体スラリーの粘度を前
述したような値とする場合も、PVA−ADC系の
みに比べて樹脂量が減少し、またPVAも減少す
ることからADCの添加量も減少し、さらにアジ
ドポリマーはそれ自身が感光性を持つているた
め、感光性付与剤であるADCはPVAに対しての
み添加すれば良く、感度とのかね合いからみて一
層ADC量の添加は減少できるものである。 第1表は蛍光体スラリーの粘度を27CPとする
場合の樹脂量、ADC量の減少および蛍光面の明
るさ向上の割合を示したものである。
するものである。 一般にカラー受像管の蛍光面の蛍光膜の形成方
法は、まずフエースプレート内面に蛍光体スラリ
ーを塗布する。すなわち、感光性を与え得る結合
剤と、それに対する感光性付与剤および蛍光体粒
子を主成分とする水性スラリーで前記フエースプ
レート内面を被覆し、この被覆層を乾燥して所定
の被膜を形成する。続いて有孔マスクを介して所
定のパターン状に紫外光で露光し、被膜中に溶解
度の大きな領域と、小さな領域を作る。次にこの
被覆に加圧した温純水等を噴射し、溶解度の大き
な領域を溶解除去することにより所定のパターン
をもつた蛍光膜を形成している。 このような形成方法において、前記蛍光体スラ
リーを構成する水溶性感光剤は、結合剤と感光性
付与剤を主成分とするものであり、かつ前記結合
剤としてはポリビニルアルコール(以下PVAと
いう)、感光性付与剤としては重クロムアンモニ
ウム(以下ADCという)が一般に用いられてい
る。以下、これらの組合せをPVA−ADC系とい
う。 このPVA−ADC系の水溶性感光剤は蛍光体絵
素、すなわち蛍光体ドツト、蛍光体ストライプ等
の形状が非常に良好であること、またそれ自体安
価であるという特長をもつている。ところが、こ
のようなPVA−ADC系の水溶性感光剤を使用す
るものでは、蛍光面の明るさをある値以上に向上
させることができないこと、また高感度化が極め
て困難であるというカラー受像管にとつては重大
な欠点があつた。本発明は、このような従来の欠
点を解決するために、蛍光体スラリー中の樹脂量
およびADC量を減少させ、分解残渣の減少、蛍
光体粒子の充填性向上、Cr酸化物による蛍光体
着色の防止および蛍光体中のキラーセンター生成
量の減少等をはかり、蛍光面の発光輝度の向上を
可能にし、かつ高感度化による露光時間の大幅短
縮をも可能とした優れたカラー受像管の蛍光面形
成方法を提供するものである。 以下、本発明を実施例を含めて詳細に説明す
る。 まず、本発明では蛍光体スラリー中の樹脂量お
よびADC量について種々の検討を行なつた。す
なわち、蛍光体スラリー中の樹脂量およびADC
量は、蛍光体スラリーの粘度および露光時間に大
きな影響を与えることが判つた。これは量産性を
考慮すれば塗布時のスラリー粘度は約20〜40CP
(25℃、以下同じ)にする必要があり、この範囲
を逸脱すると塗布むらの発生、蛍光膜重量の過不
足などの不都合を生じ、歩留り低下の原因とな
る。現在カラー受像管に使用されているPVA、
例えばPVA224ではその3%溶液で粘度が約15〜
17CP程度であり、前述した蛍光体スラリーの粘
度にするためにはPVA量を相当多量に使用する
必要があり、このPVAの増加は感光性付与剤で
あるADCの増加を伴なうものである。PVAの増
加は蛍光膜中の樹脂量の増加に他ならず、塗布時
に蛍光体粒子の充填度を下げるとともにベーキン
グ工程の蛍光膜中に樹脂の分解残渣が増えること
になり、両者が相まつて蛍光面の発光輝度の低下
をまねくものである。PVAの増加に伴なうADC
の増加はCr酸化物による蛍光体の着色、蛍光体
中のキラーセンターの生成量が増えることにもな
り、発光輝度を低下させる。また、露光時間に対
する影響は、感光性付与剤であるADCの濃度を
上げることにより露光時間の短縮が考えられる
が、濃度を上げることは暗反応も増大することに
なり実用上不適である。すなわち、増感量は確保
できても暗反応のため、蛍光体絵素すなわち、蛍
光体ドツト、蛍光体ストライプ等の形状の悪化、
寸法精度の不安定化および2色目、3色目の蛍光
体粒子の他色蛍光体絵素への混入がみられ、形成
した蛍光膜の品質を損ない、結果的にはPVA−
ADC系では露光時間の短縮は非常に困難である
ことが判つた。 本発明はこのような知見から、PVA−ADC系
に、さらに一般式 〔但し、Rはアルコール性水酸基を含む有機体
または重合体、nは1以上の整数、Mは水素、ア
ルカリ金属、アンモニウム等からなり、かつ水溶
液中で陽イオンとなり得る原子または原子団であ
る。〕 で表わされるアジドポリマー(以下アジドポリマ
ーという)を添加することにより、蛍光体スラリ
ー中の樹脂量およびADC量を減少させ、蛍光面
の発光輝度の向上と高感度化を可能にしたもので
ある。 アジドポリマーは、前述したPVA22がその3
%溶液の粘度が約15〜17CPであるのに対し、同
じ濃度でそれが約70〜75CPと高粘度を呈する。
したがつて、このアジドポリマーを、PVA−
ADC系に添加すれば蛍光体スラリーの粘度を前
述したような値とする場合も、PVA−ADC系の
みに比べて樹脂量が減少し、またPVAも減少す
ることからADCの添加量も減少し、さらにアジ
ドポリマーはそれ自身が感光性を持つているた
め、感光性付与剤であるADCはPVAに対しての
み添加すれば良く、感度とのかね合いからみて一
層ADC量の添加は減少できるものである。 第1表は蛍光体スラリーの粘度を27CPとする
場合の樹脂量、ADC量の減少および蛍光面の明
るさ向上の割合を示したものである。
【表】
蛍光体スラリー全量に対する重量比で表示、
ADC/PVA=9%一定。 蛍光体:23.5%で一定。 この第1表から明らかなように、樹脂量および
ADC量の減少に伴ない明るさが向上する。一方、
蛍光体スラリーの粘度は同一であることから、塗
布作業性そのものの低下はない。また、アジドポ
リマーの添加により、感度向上がはかれたことか
ら露光時間の短縮ができた。 次に実施例で説明する。 実施例 1 まず、蛍光体スラリー組成としては 緑蛍光体 23.5% (PVA224 0.875%、 アジドポリマー 0.875%) アジドポリマー/PVA224=100% ADC 0.079% 界面活性剤 0.06% 純 水 残 なお、アジドポリマーは、R=重合度2400、ケ
ン化度88%のPVA,n=3,M=Naである。 上記蛍光体スラリーを20形パネルフエースプレ
ート内面に回転法により塗布して乾燥後、露光装
置上でシヤドウマスクを通して所定の露光照度で
露光し、未露光部を温純水で溶解除去して縁色蛍
光体ストライプパターンを形成した。以後公知の
工程によりカラー受像管の蛍光面を形成した。得
られた蛍光面は、アジドポリマーを添加しない組
成のスラリーを用いて形成したストライプパター
ンのものに比べて緑色の明るさが5%向上した。
さらにストライプパターンの形状も良好であり、
かつ露光照度を同一とした場合、所定のストライ
プパターン幅を得るに要する露光時間を従来のも
のに比べて1/6と大幅に短縮することができた。 実施例 2 蛍光体スラリー組成としては 赤蛍光体 23.5% (PVA224 1.27%、 アジドポリマー 0.63%) アジドポリマー/PVA224=50% ADC 0.11% 界面活性剤 0.15% 純 水 残 なお、アジドポリマーは、R=重合度2400、ケ
ン化度88%のPVA,n=4,M=Naである。 上記蛍光体スラリーを、緑、青蛍光体ストライ
プ形成済の20形パネルフエースプレート内面に、
回転法により塗布し、実施例1と同様の工程によ
り、赤蛍光体ストライプパターンを形成した。以
後公知の工程によりカラー受像管の蛍光面を形成
した。得られた蛍光面は従来のものに比べて赤色
の明るさが3%向上すると共にアジドポリマーを
添加しない組成の蛍光体スラリーを用いて形成し
た蛍光体ストライプパターンと同等の端部形状を
持ち、かつ緑、青蛍光体ストライプ上の赤蛍光体
粒子残存量も許容範囲内であつた。また露光照度
を同一にした場合、所定のストライプパターン幅
を得るに要する露光時間を1/3に短縮することが
できた。また3色共に本案を適用すれば蛍光面の
白色輝度は3〜5%向上することが判つた。アジ
ドポリマーは現行のPVA−ADC系に対し、10〜
15倍高感度で、かつ暗反応に対しても高い安定性
を持つている。 しかし、アジドポリマーと蛍光体を混合して蛍
光体絵素を形成する際、露光部と未露光部の境界
の“きれ”が悪い。すなわちパターン端部の形状
が悪いこと、2色目、3色目の蛍光体パターンを
形成する際以前に形成したパターンの上に蛍光体
粒子が残存しやすいなどの欠点がある。またアジ
ドポリマーは合成工程が長いため、コストが高
く、単体での実用化は困難であつた。本発明によ
れば、PVA−ADC系にアジドポリマーを添加す
ることにより、樹脂量およびADC量を減少して
明るさの向上がはかれると共に、暗反応を促進す
ることなしに高感度化を達成でき、現行PVA−
ADC系の良好な膜品質を得ることのできる利点
を合せ持つなど極めて実用性の高い高感度のカラ
ーブラウン管蛍光膜形成用水溶性感光剤を得るこ
とができる。アジドポリマーについては、PVA
−ADC系と相溶性の良いものとして、前述の一
般式において、RはPVAが適当であり、とくに
重合度2400、ケン化度88%付近が好適である。ま
たMはアルカリ金属、とくにNaが適当で、2重
結合数nはPVA−ADC系の感光波長域と一致す
るものとして2〜5が適当である。PVA−ADC
とアジドポリマーの混合比は、蛍光面の明るさの
向上と、感度と、形成する蛍光パターンの端部形
状および他色パターン上の蛍光体粒子残存量によ
つて決まり添加によつて効果は得られるが、望ま
しい範囲はアジドポリマー/PVA=20〜100%(1/5〜 等量)である。100%より大では樹脂量が多くな
ることと、蛍光体パターン端部の形状が実用レベ
ル以下に悪化し、かつ2色目、3色目の蛍光体パ
ターンを形成する際、以前に形成したパターン上
に蛍光体粒子の残存する量が許容範囲を超えるた
め不適である。 ここで、前述では結合剤としてPVAを、また
感光性付与剤としてADCをそれぞれ示したが、
これらは例示であり、他の材料が同様に使用でき
ることはもちろんである。 以上のように、本発明によるカラー受像管の蛍
光面形成方法は、蛍光体スラリー中の水溶性感光
剤としてアジドポリマーを含む構成とし、蛍光体
スラリー中の樹脂量を減少させたものであり、こ
れにより蛍光面の明るさ向上を可能にすると共
に、露光時間を短縮して作業能率の向上をはか
り、さらには蛍光体絵素の形状を良好なものにす
ることができるなど優れたものである。
ADC/PVA=9%一定。 蛍光体:23.5%で一定。 この第1表から明らかなように、樹脂量および
ADC量の減少に伴ない明るさが向上する。一方、
蛍光体スラリーの粘度は同一であることから、塗
布作業性そのものの低下はない。また、アジドポ
リマーの添加により、感度向上がはかれたことか
ら露光時間の短縮ができた。 次に実施例で説明する。 実施例 1 まず、蛍光体スラリー組成としては 緑蛍光体 23.5% (PVA224 0.875%、 アジドポリマー 0.875%) アジドポリマー/PVA224=100% ADC 0.079% 界面活性剤 0.06% 純 水 残 なお、アジドポリマーは、R=重合度2400、ケ
ン化度88%のPVA,n=3,M=Naである。 上記蛍光体スラリーを20形パネルフエースプレ
ート内面に回転法により塗布して乾燥後、露光装
置上でシヤドウマスクを通して所定の露光照度で
露光し、未露光部を温純水で溶解除去して縁色蛍
光体ストライプパターンを形成した。以後公知の
工程によりカラー受像管の蛍光面を形成した。得
られた蛍光面は、アジドポリマーを添加しない組
成のスラリーを用いて形成したストライプパター
ンのものに比べて緑色の明るさが5%向上した。
さらにストライプパターンの形状も良好であり、
かつ露光照度を同一とした場合、所定のストライ
プパターン幅を得るに要する露光時間を従来のも
のに比べて1/6と大幅に短縮することができた。 実施例 2 蛍光体スラリー組成としては 赤蛍光体 23.5% (PVA224 1.27%、 アジドポリマー 0.63%) アジドポリマー/PVA224=50% ADC 0.11% 界面活性剤 0.15% 純 水 残 なお、アジドポリマーは、R=重合度2400、ケ
ン化度88%のPVA,n=4,M=Naである。 上記蛍光体スラリーを、緑、青蛍光体ストライ
プ形成済の20形パネルフエースプレート内面に、
回転法により塗布し、実施例1と同様の工程によ
り、赤蛍光体ストライプパターンを形成した。以
後公知の工程によりカラー受像管の蛍光面を形成
した。得られた蛍光面は従来のものに比べて赤色
の明るさが3%向上すると共にアジドポリマーを
添加しない組成の蛍光体スラリーを用いて形成し
た蛍光体ストライプパターンと同等の端部形状を
持ち、かつ緑、青蛍光体ストライプ上の赤蛍光体
粒子残存量も許容範囲内であつた。また露光照度
を同一にした場合、所定のストライプパターン幅
を得るに要する露光時間を1/3に短縮することが
できた。また3色共に本案を適用すれば蛍光面の
白色輝度は3〜5%向上することが判つた。アジ
ドポリマーは現行のPVA−ADC系に対し、10〜
15倍高感度で、かつ暗反応に対しても高い安定性
を持つている。 しかし、アジドポリマーと蛍光体を混合して蛍
光体絵素を形成する際、露光部と未露光部の境界
の“きれ”が悪い。すなわちパターン端部の形状
が悪いこと、2色目、3色目の蛍光体パターンを
形成する際以前に形成したパターンの上に蛍光体
粒子が残存しやすいなどの欠点がある。またアジ
ドポリマーは合成工程が長いため、コストが高
く、単体での実用化は困難であつた。本発明によ
れば、PVA−ADC系にアジドポリマーを添加す
ることにより、樹脂量およびADC量を減少して
明るさの向上がはかれると共に、暗反応を促進す
ることなしに高感度化を達成でき、現行PVA−
ADC系の良好な膜品質を得ることのできる利点
を合せ持つなど極めて実用性の高い高感度のカラ
ーブラウン管蛍光膜形成用水溶性感光剤を得るこ
とができる。アジドポリマーについては、PVA
−ADC系と相溶性の良いものとして、前述の一
般式において、RはPVAが適当であり、とくに
重合度2400、ケン化度88%付近が好適である。ま
たMはアルカリ金属、とくにNaが適当で、2重
結合数nはPVA−ADC系の感光波長域と一致す
るものとして2〜5が適当である。PVA−ADC
とアジドポリマーの混合比は、蛍光面の明るさの
向上と、感度と、形成する蛍光パターンの端部形
状および他色パターン上の蛍光体粒子残存量によ
つて決まり添加によつて効果は得られるが、望ま
しい範囲はアジドポリマー/PVA=20〜100%(1/5〜 等量)である。100%より大では樹脂量が多くな
ることと、蛍光体パターン端部の形状が実用レベ
ル以下に悪化し、かつ2色目、3色目の蛍光体パ
ターンを形成する際、以前に形成したパターン上
に蛍光体粒子の残存する量が許容範囲を超えるた
め不適である。 ここで、前述では結合剤としてPVAを、また
感光性付与剤としてADCをそれぞれ示したが、
これらは例示であり、他の材料が同様に使用でき
ることはもちろんである。 以上のように、本発明によるカラー受像管の蛍
光面形成方法は、蛍光体スラリー中の水溶性感光
剤としてアジドポリマーを含む構成とし、蛍光体
スラリー中の樹脂量を減少させたものであり、こ
れにより蛍光面の明るさ向上を可能にすると共
に、露光時間を短縮して作業能率の向上をはか
り、さらには蛍光体絵素の形状を良好なものにす
ることができるなど優れたものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリビニルアルコールと重クロム酸アンモニ
ウムとを主成分とする水溶性感光剤と蛍光体とを
少なくとも含む蛍光体スラリーをフエースプレー
ト内面に塗布して被膜を形成する工程と、この被
膜をシヤドウマスクを介して露光する工程と、前
記被膜の未露光部分を除去して所定のパターンの
蛍光膜を形成する工程を有するカラー受像管の蛍
光面成形方法において、前記蛍光体スラリーは一
般式 〔R=重合度2400、ケン化度88%のPVA、 n=2〜5の整数、 M=Na〕 で表わされるアジドポリマーを前記ポリビニルア
ルコールに対して1/5〜等量の範囲内で更に含む
ことを特徴とするカラー受像管蛍光面形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4305579A JPS55136426A (en) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | Formation of fluorescent screen for color picture tube |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4305579A JPS55136426A (en) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | Formation of fluorescent screen for color picture tube |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55136426A JPS55136426A (en) | 1980-10-24 |
| JPH0115555B2 true JPH0115555B2 (ja) | 1989-03-17 |
Family
ID=12653186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4305579A Granted JPS55136426A (en) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | Formation of fluorescent screen for color picture tube |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55136426A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63279539A (ja) * | 1987-05-09 | 1988-11-16 | Sony Corp | 陰極線管の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514956A (en) * | 1974-07-03 | 1976-01-16 | Hitachi Ltd | Keikomakuno keiseihoho |
-
1979
- 1979-04-11 JP JP4305579A patent/JPS55136426A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55136426A (en) | 1980-10-24 |
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