JPH01159448A - ピストンの表面処理方法 - Google Patents

ピストンの表面処理方法

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JPH01159448A
JPH01159448A JP29741788A JP29741788A JPH01159448A JP H01159448 A JPH01159448 A JP H01159448A JP 29741788 A JP29741788 A JP 29741788A JP 29741788 A JP29741788 A JP 29741788A JP H01159448 A JPH01159448 A JP H01159448A
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天孝 篤志
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好敏 萩原
Hitoshi Yamamoto
均 山本
Tadashi Kobayashi
正 小林
Ichiji Watanabe
一司 渡邊
Toshiaki Kobayashi
敏明 小林
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    • F02F3/10Pistons  having surface coverings

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動2輪車等の車両用エンジンに用いられ
るピストンであって、そのトップ部にニッケルメッキを
、トップリング溝に陽極酸化処理を、それぞれ施すため
の表面処理方法に関する。
[従来の技術] 燃焼温度の高い高出力エンジンにおけるピストンの熱対
策等を目的として、そのトップ部にニッケルメッキを施
してから、ピストンリングのトップリングを収容するト
ップリング溝に陽極酸化処理を施したものが既に提案さ
れている(例えば、特願昭62−227788号、同6
2−227789号参照)。
第1図はこの陽極酸化処理におけるマスキング構造を示
し、1はピストン、2はニッケルメッキが施されている
トップ部である。3は陽極酸化処理層が形成されている
トップリング溝、4はトップリングのための鉄製の回り
止めピン、5はセカンドリング溝である。6は第2図に
示したキャップ状をなすトップ部のマスクであり、トッ
プリング溝3より上方部分を覆う。7はその開口縁部に
一体に形成された回り止めピン4用のマスク片であり、
大半の金属に対して腐食作用のある強酪性の陽極酸化処
理液が回り止めピン4の露出部分(以下、頭部という)
を侵さないよう液密にシールするべくトップリング溝3
に嵌合している。
8はキャップ型マスク6に埋設一体化された内装式の板
バネであり、マスク片7をトップリング溝3内へ圧接し
ている。9はセカンドリング4の下方のスカート部を覆
うマスクである。
[発明が解決しようとする課題] ところで上記表面処理方法では、ニッケルメッキの後に
陽極酸化処理を行うので、ニッケルメッキ層が処理液に
より剥離されないよう、高精度のマスキングを必要とす
る。すなわち、陽極酸化処理を行うとき、既に形成され
ているニッケルメッキ層にとって逆電解となるから、ト
ップ部のマスク6の微細な隙間から処理液やそのガスが
僅かでも侵入すれば、ニッケルメッキ層が剥離し易くな
る。ニッケルメッキ層に対するこの液漏れ又はガス漏れ
の危険性は、トップリング溝3がトップ部2の近傍に形
成されかつニッケルメッキ層と陽極酸化処理層が隣接し
ているので極めて大きいものである。したがって、この
場合におけるマスキングは極めて厳重な注意のもとに行
わなければならず、しかも、トップ部のマスク6等のマ
スキング部材は反復使用中に摩耗等するので、このよう
な厳格な用途における使用可能回数も比較的少なくなる
そこで本発明の目的は、上記の諸問題を解消できる表面
処理方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るピストンの表面処理方法は、ピストンのト
ップ部をマスクしてから、陽極酸化処理によりピストン
リングのトップリングが収容されているトップリング溝
に沿って陽極酸化処理層を形成し、次に該陽極酸化処理
層をマスクして前記トップ部にニッケルメッキ層を形成
することを特徴とする。
[発明の作用コ 本発明に係るピストンの表面処理は、最初にトップ部を
マスクしてからトップリング溝に沿って陽極酸化処理を
行い、その後陽極酸化処理層をマスクしてトップ部にニ
ッケルメッキをするので、ニッケルメッキ層が逆電解さ
れることがなくなり、陽極酸化処理液によるニッケルメ
ッキ層の剥離が生じない。
[実施例] 第3図乃至第10図に基づいて、木゛発明の一実施例を
説明する。
まず、第3図及び第4図は本実施例によって表面処理さ
れた自動2輪車用2サイクルエンジンのピストンを示す
ものであり、アルミ合金製のピストン10にはその頭部
をなすトップ部11と側面のスカート部12が形成され
、両者の接続部分はテーパ一部10aとされ、スカート
部12のトップ部11近くには、トップリング溝13及
びセカンドリング溝14がこの順で上下に所定間隔をも
って形成されている。これらの溝にはそれぞれピストン
リングのトップリングRt及びセカンドリングR,(第
4図参照)が収容される。
トップリング溝13の一部には、第7図においても明ら
かなように、ピストン10の半径方向に向かうピン穴1
5が上縁部10bへ食い込むようにオフセットされて形
成され、これにトップリングR1の回転を止める鉄製の
回り止めピン16が圧入されている。回り止めピン16
の一端部はトップリング溝13内へ露出している。但し
、回り止めピン16の取付けは、トップ部11からピス
トン10の軸心方向に沿って圧入し、トップリング溝1
3を横断させてカシメ止めしたものであってもよい。
第4図に示すように、トップリング溝13は上部が内方
へ向って傾斜している上壁面13aと下壁面13b及び
奥壁面13cからなる。なお、第4図はピストン10の
回り止めどン16以外の部位における断面を示すもので
あり、図中の符号10cはトップリング溝13下側の下
縁部、17はニッケルメッキ層、18は陽極酸化処理に
より形成された硬質アルマイト層、19はスズメツキ層
である。
硬質アルマイト層18は、第3図に示すようにトップリ
ング溝13を含み、かつその上下の縁部10b及び10
c部分まで幅Aで示す一定の範囲でほぼ全周に形成され
ている。また、ピン穴16の周囲には幅AXBなる長方
形のマスキング部Cが形成され、この部分だけには硬質
アルマイト層が形成されていない。
第5図及び第6図は、陽極酸化処理に使用されるマスキ
ング部材の構成を示すものであり、第1のキャップ型マ
スク20、ビン用マスク30及び第1の筒型マスク50
とからなる。なお符号40はスプリングである。
第1のキャップ型マスク20はトップ部11及びテーパ
一部10aを被覆対象とする有底筒状のマスキング部材
であり、その開口縁部の内周面にはリップ21が形成さ
れ、またコーナ一部には肉抜き部22がそれぞれ全周に
形成されている。
ビン用マスク30はビン穴15の周囲に形成されるマス
キング部Cft覆う部材であり、第6図にその詳細形状
を示すように、トップリング溝13の上下の縁部10b
及び10cと接する本体部31と、その内周面にトップ
リング溝13内へ嵌合可能に一体に突設された略U字状
をなす一対のリップ32と、左右のリップ32間に形成
され、回り止めどン16の露出する頭部両側を密に収容
するための溝33とからなる。溝33の幅Wは回り止め
どン16の外径に略等しく、かつリップ32の側面形状
はトップリング溝13の断面形状に−致し、したが9て
その高さHも変化している。符号32aはリップ32の
上面であり、トップリング溝13の上壁面13aに密接
して沿うよう傾斜している。32bは下面でありトップ
リング溝13の下壁面13bに密接可能である。32c
は先端部であり、トップリング溝13の底部をなす奥壁
面13cと密接可能である。したがってリップ32をト
ップリング溝13に嵌合すると、その内部を液密に仕切
ることがモきる。
第1の筒型マスク50は硬質アルマイト層18より下方
のスカート部12を被覆対象とする筒状の部材でり、そ
の内周面には開口縁部にリップ51が、セカンドリング
溝14の対応位置には、これと係合可能な突部52が形
成されている。
なお、これらマスキング部材は、例えばエチレンプロピ
レンゴム(EPDM)やブチル系ゴムのような耐薬品性
良好の弾性材料を用いている。
スプリング40は全周にポリエチレンコートが施された
ステンレス鋼製の略コ字形をなすバネ材であり、トップ
リング溝13に保合可能な程度の線径を有し、対向する
腕部41及び42の間隔はピストンlOの外径より若干
狭くされ、各自由端43及び44は外方へ拡開している
。また、一方の腕部42の自由端44側部分に外方に向
って屈曲部45が形成されている。
次に、第7図乃至第10図に基づいてこのピストン10
の表面処理方法を説明する。なお、各図におけるピスト
ン10の断面のうち、第7図乃至第9図は回り止めどン
16を含み、第10図はこれを含まない他の部位をそれ
ぞれ示している。
まず、第7図は鋳造及び機械加工後のピストン10を示
すものであり、この機械加工は、荒仕上げ、ピン穴15
の加工、トップリング溝13及びセカンドリング溝14
の加工、回り止めどン16の圧入、プロフィール加工(
仕上げ加工)等よりなる。なお、回り止めピン16の圧
入は、ピストン10の精度を維持するためにプロフィー
ル加工に先立って行われる必要がある。
第7図のピストン10に対しては、トップリング溝13
に沿う陽極酸化処理、トップ部11及びテーパ一部10
aに対するニッケルメッキ及びセカンドリング溝14下
方のスカート部12に対するスズメツキの順に表面処理
が行われる。以下、各工程をさらに詳しく説明する。
陽極酸化処理: まず、陽極酸化処理に先立って第8図に示すマスキング
工程が行われる。これは第5図に示すようにして各マス
キング部材でピストン10の周囲を覆うものであり、ト
ップ部11及びテーパ一部10aに第1のキャップ型マ
スク20を被せてピストンlOの硬質アルマイト層18
相当部上方をマスキンタル、さらにピストン10のスカ
ート部12外周に第1の筒型マスク50を装着し、突部
52をセカンドリング溝14へ係合させて位置決めする
ことにより、硬質アルマイト層18相当部よりも下方を
マスキングする。また、ビン用マスク30を回り止めピ
ン16が取付けられているマスキング部Cに被せると、
本体部分31内側の上下部がトップリング溝13の上下
縁部lOb及び10cにそれぞれ密接し、かつリップ3
2がトップリング溝13内に嵌合する。さらに、スプリ
ング40をトップリング溝13に沿ってピストン10の
軸心と直交する方向から押込むと、腕部41及び42が
拡開しながらピストンlOの側部な弾力的に挟むので、
腕部42の屈曲部45を本体部分31の外表面に接触さ
せると、スプリング4゜は腕部41及び42の一部がト
ップリング溝13に保合位置決めされた状態でピン用マ
スク3oに外装されたことになり、ピン用マスク30は
スプリング40の復元弾性によって、ピストン10の半
径方向中心へ向かって圧接される。このため、ピン用マ
スク30の本体部分31内側の上部がトップリング溝1
3の上縁部10bにオフセットして形成されたピン穴1
5を覆って密着し、かつ、リップ32の上下面32a、
32b及び先端部32cがそれぞれトップリング溝13
内の上下壁面13a及び13b並びに奥壁面13cとそ
れぞれ密着する。同時に溝33(第6図参照)内に回り
止めどン16のトップリング溝13内に露出している頭
部が収容される。ゆえにピン用マスク3゜がピン穴15
及び回り止めどン16の頭部を液密にシールすることが
できる。
なお、ピン用マスク30とスプリング40は、それぞれ
キャップ型マスク20と別体に形成されているから、こ
れらはキャップ型マスク20によってトップ部11方向
へ引張されることながく、常時スプリング40によるピ
ストン10の半径方向中心に向うばね付勢を可能とし、
ピン用マスク30の液密なシールを確実にする。
次に、このようにしてマスキングされたピストン10を
陽極とし、15〜30%の硫酸浴中で陽極酸化処理を行
い、トップリング溝13に沿う非マスク部分に例えば膜
厚的10 ii、m程度の硬質アルマイト層18を形成
する。このとき、ピン用マスク30に覆われ硫百変浴と
接触しないピン穴15の周囲は、酸化されずに残ってマ
スキング部C(第3図参照)となる。しかもピン穴15
の内部及び回り止めピン16頭部は、ピン用マスク30
により液密にシールされているから、回り止めどン16
の周囲へ硫酸が侵入せず、その結果、ピン穴15の内周
面及び回り止めピン16の硫酸による腐食がほぼ確実に
防止される。
その後所定の後処理を行い、各マスキング部材を外す。
ニッケルメッキ処理: 前記陽極酸化処理後、第9図に示すようにスカート部1
2の周囲に第2の筒型マスク60を取付ける。このマス
クは前記第1の筒型マスク50とほぼ同様の形状をなす
筒状部材であるが、その先端部のリップ61がトップリ
ング溝13の上方で硬質アルマイト層18の上端部まで
を覆うようになっており、トップ部11及びテーパ一部
10aがマスキングされていない。符号62は位置決め
用の突部であり、セカンドリング溝14に係合している
この状態で所定の前処理を行った後、ピストン10を陰
極としてPH約4程度、約90°Cのニッケルメッキ浴
中で、例えば膜厚的307zmとなるまで無電解ニッケ
ルメッキを行う。但し、電気メツキとすることも可能で
ある。これにより、トップ部11とテーパ一部10aの
各表面のみにニッケルメッキ層17が形成される。その
後所定の後処理を行い、第2の筒型マスク60を外す。
スズメツキ処理: 前記ニッケルメッキ後のものに対して、第10図に示す
ように第2のキャップ型マスク70を被せる。第2のキ
ャップ型マスク70は第1のキャップ型マスク20と類
似した形状であるが、先端部がスカート部12の下方ま
で覆うようになっている。符号71はリップ、72は突
部である。この状態でスズメツキを行うと、セカンドリ
ング溝14より下方のスカート部12部分のみにスズメ
ツキ層19が形成される。その後所定の後処理を行い、
第2のキャップ型マスク70を外す。
このようにして、表面処理が完了し、第3図及び第4図
に図示したピストン10が得られる。
なお、このスズメツキ処理は表面処理の最終工程である
から、表面処理作業中にスズメツキ層と接触する機会が
少くなるので、これを傷つけルオそれが少ない。
以上のように本実施例では、陽極酸化処理をトップ部1
1のニッケルメッキ処理よりも先に行うようにしたので
、ニッケルメッキ層17に逆電解がかからない。したが
って、トップリング溝13がトップ部11の近傍に形成
されていることにより、ニッケルメッキ層17と陽極酸
化処理層18が隣接していても、トップ部11のマスキ
ング工程に要求される厳格な管理条件は相対的に緩和さ
れるので作業性が向上する。しかも、マスキング部材に
要求されるシール性能も緩和されるから、より多くの回
数を反復使用可能となり、マスキング部材が長寿命化す
る。
なお、同一対象物のある部分に陽極酸化処理を先に行っ
て、その後他の部分にニッケルメッキ等のメツキ処理を
施すことにより、マスキングを容易化する表面処理方法
は、回り止めピンを有しない4サイクル用ピストンに対
しても当然適用可能である。
[発明の効果コ 本発明は、陽極酸化処理を最初に行い、その後ニッケル
メッキを行うので、陽極酸化処理するとき、ニッケルメ
ッキ層に逆電解がかからず、そのためニッケルメッキ層
の剥離を防止することができる。また、トップ部に対す
るマスキングを相対的に簡単化することができるので、
マスキング工程を迅速化して作業性を向上させることが
でき、かつマスキングの使用回数を増やすことができる
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は先行技術に係り、第1図は要部工程
におけるマスキング状態を示す拡大部分断面図、第2図
は一部を切欠いたマスク部材の斜視図である。第3図乃
至第10図は一実施例を示し、第3図はピストンの斜視
図、第4図はその部分拡大断面図、第5図は陽極酸化処
理におけるマスキング部材の組付図、第6図はピン用マ
スクの斜視図、第7図は表面処理前のピストンを示す拡
大部分断面図、第8図乃至第10図は各表面処理工程に
おけるマスキング状態を示す拡大部分断面図である。 (符号の説明) 10・・・ピストン、11・・・トップ部、12・・・
スカート部、13・・・トップリング溝、14・・・セ
カンドリング溝、15・・・ピン穴、16・・・回り止
めピン、17・・・ニッケルメッキ層、18・・・硬質
アルマイト層、20・・・第1のキャップ型マスク、3
o・・・ピン用マスク、40・・・スプリング、5o・
・・第1の筒型マスク、60・・・第2の筒型マスク、
70・・・第2のキャップ型マスク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ピストンのトップ部をマスクしてから、陽極酸化処理に
    よりピストンリングのトップリングが収容されているト
    ップリング溝に沿って陽極酸化処理層を形成し、次に該
    陽極酸化処理層をマスクして前記トップ部にニッケルメ
    ッキ層を形成することを特徴とするピストンの表面処理
    方法。
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