JPH01159455A - 車両用蒸発燃料処理装置 - Google Patents

車両用蒸発燃料処理装置

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JPH01159455A
JPH01159455A JP21958288A JP21958288A JPH01159455A JP H01159455 A JPH01159455 A JP H01159455A JP 21958288 A JP21958288 A JP 21958288A JP 21958288 A JP21958288 A JP 21958288A JP H01159455 A JPH01159455 A JP H01159455A
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evaporated fuel
port
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英徳 佐藤
Michiyasu Nosaka
倫保 野坂
Takashi Umeno
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の燃料タンク等の燃料貯溜室より蒸発し
た燃料を吸着処理して、蒸発燃料が大気中に放出される
のを防止する蒸発燃料処理装置(以下キャニスタと称す
る)に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のキャニスタとしては、例えば実開昭53
−162214号公報に示されるように、車両用燃料タ
ンクから蒸発した燃料はパイプを介してキャニスタ内の
吸着剤層の上面に導入されるとともに、この吸着剤層に
より蒸発燃料が吸着されるようになっている。
上述したような従来のキャニスタにおいては、一般に第
12図に示すような吸着特性がある。第12図はキャニ
スタの高さをし、キャニスタの直径をDとした時、L/
Dと蒸発燃料の吸着量との関係を本発明者らが実験検討
を行うことにより求めた図である。この図からもわかる
ようにL/D〉1となるようにキャニスタの高さおよび
直径を設定すれば吸脱着効率の良いキャニスタが実現で
きる。
ところが、この設定は例えば、燃料タンク内に貯えられ
た燃料からの蒸発燃料や車両の気化器に設けられたフロ
ート室内で蒸発した燃料のようなキャニスタへの流入速
度が遅い場合については当てはまるものの、例えばガソ
リン給油時のように発生蒸気大量でかつ流入速度が速い
場合については、単にL/Dを大きくするだけでは第1
3図に示すように吸脱着効率はあまり向上しない。第1
3図は、キャニスタへの流入速度が30〜40f/mi
nの場合のL/Dと蒸発燃料の吸着量との関係を実験検
討により求めた図である。従って、発生蒸気が大量でか
つ流速が速い場合についても充分な吸脱着効率が得られ
るようにするためには、キャニスタを大型化せざるを得
す、その結果車両への搭載性が悪くなるという問題があ
る。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもので、
発生蒸気が大量でかつ流入速度が速い場合であっても充
分な吸脱着効率が得られるコンパクトなキャニスタを提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するために本発明では次のような技術
的手段を講じた。
すなわち、燃料タンクからの蒸発燃料を導入する導入ポ
ートを有するケーシングと、このケーシング内に配設さ
れ、前記導入ポートから導入された蒸発燃料を吸着する
蒸発燃料吸着剤と、前記ケーシングの前記導入ポート開
口部において形成され、前記導入ポートから導入された
蒸発燃料を拡散させて、この蒸発燃料の前記蒸発燃料吸
着剤による吸着方向の速度成分を低減する拡散室とを備
えたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下図面に基づき本発明の詳細な説明する。
第1図において、樹脂より成形されるケーシング1は円
柱形状をなすものであり、その底面1aには大気に開放
される大気ポート2が形成されている。
ケーシングlの内部には、例えば活性炭等よりなる吸着
剤3が充填されており、この吸着剤3により吸着剤層4
が形成されている。この吸着剤層4の図中下面には不織
布等よりなるフィルター5が配され、さらにその下面に
は連通孔6aを有する下押え板6が配されている。また
、吸着剤N4の図中上面にも不織布等よりなるフィルタ
ー7が配され、さらにその上面には連通孔8aを有する
上押え板8が配されている。なお、フィルター5、下押
え板6、フィルター7、上押え板8はケーシング1の内
周面に固定されることにより、その位置が固定されてい
る。
ケーシング1の内部において、吸着剤層4の上方には第
1の空間部9が形成されており、吸着剤層4の下方には
第2の空間部10が形成されている。
ケーシング1の内部には仕切板11が設けられており、
この仕切板11により吸着剤N4はA層4aSBii4
bの2つの層に分割されている。また、仕切板11によ
り第2の空間部10も2つの空間10a、10bに分割
されており、大気ポート2は空間10bに連通している
。なお、第1の空間部9については仕切板11により分
割されておらず、空間全体が連通している。
ケーシング1の内部には、上方外部より導入管12およ
びパージパイプ13が挿入されており、この導入管12
およびパージパイプ13は第1の空間部9、第1の吸着
剤JW4aを貫通して第2の空間部10の空間10aに
各々連通している。なお、第1の空間部9内の流体が漏
れないように、導入管12およびパージパイプ13はケ
ーシング1に溶着固定されている。
上記構成から成る本実施例のキャニスタ1(10)は、
第2図に示すように接続されて車両に搭載される。第2
図において、キャニスタ1(10)の導入管12は燃料
タンク20の導入口20a付近に切替弁21およびタン
クホース22を介して連通している。切替弁21は燃料
給油時のみ所定時間だけ開となる弁で、燃料タンク20
とキャニスタ1(10)との連通の切替えを行う。
キャニスタ1(10)のパージパイプ13は、連通ホー
ス23およびパージコントロールバルブ24を介して図
示しないエンジンの吸気管に接続されている。パージコ
ントロールバルブ24は、キャニスタ1(10)から脱
離した蒸発燃料の吸気管への導入量を調整するための弁
である。
なお、本実施例では、キャニスタ1(10)を燃料タン
クの燃料給油時に発生する蒸発燃料のみを吸着するため
のオンボード用キャニスタとして使用し、燃料タンク2
0内に貯蔵された燃料からの蒸発燃料は従来公知のエバ
ポエミッション用キャニスタ25により吸着するように
している。キャニスタ25はタンクホース26を介して
燃料タンク20に接続されており、連結ケース27を介
して図示しない吸気管に接続されている。
次に、本実施例の作動について説明する。
燃料タンク20の導入口20aへ供給された燃料は約3
0〜40!2/minの流速で燃料タンク20へ流入す
る。この時、燃料導入口20aはシールされ、また切替
弁21は開となっており、燃料タンク20内で発生した
蒸発燃料はタンクホース22を介して導入管12内へ流
入する。導入管12を通ってケーシング1内に流入した
蒸発燃料は、導入管12の開口橋12aから第2の空間
部゛10の空間10aへ吐出される。この吐出された蒸
発燃料は変向板として作用するケーシング1の底面1a
の内壁に衝突して空間10a内で均等に拡′散し、流速
が低下する。なお、導入管12の開放端12aから底面
1aの内壁までの距離は約6閣程度に設定されている。
その後、蒸発燃料は上押え板6の連通孔6aよリフィル
ター5を介して吸着剤M4のA層4aの下方から上方へ
流通し、徐々に吸着現象が進行していく。
ここで、蒸発燃料は底面1aの内壁に衝突して空間10
a内で拡散した後で吸着剤層4のA層4aを流通するの
で、流速の速い蒸発燃料が直接吸着剤層を流通した場合
のように蒸発燃料が充分に吸着されずに通り抜けてしま
うことなく、蒸発燃料は吸着剤層4のA層4aの全領域
において吸着され、吸着剤層4の利用効率は極めて高く
なる。
次に、吸着剤N4のA層4aから漏れ出た蒸発燃料は、
第1の空間部9に吐出されて拡散された後、吸着剤層4
の8層4bの上方から下方へ流通し吸着される。この場
合についても、蒸発燃料は一旦拡散された後吸着剤層4
の8層4bを通過するため吸着剤層4の利用効率は高く
なる。
また、機関運転時には、図示しない吸気曽に負圧が発生
し、この負圧はパージホースおよびパージパイプ13よ
りキャニスタ1(10)内に導入される。この負圧によ
り大気が大気ポート2よりキャニスタ1(10)内に導
入され、第2の空間部10の空間iob、吸着剤層4の
BJii4b、第1の空間部9、吸着剤層4のA層4a
、第2の空間部10の空間10aを順次通過する。この
大気により、吸着剤層4に吸着されていた蒸発燃料が脱
離され、パージパイプ13内へ流入する。パージパイプ
13内へ流入した蒸発燃料は、パージホース23を通っ
て、パージコントロールパルプ24によってその流量が
調整されて図示しない吸気管内へ吸引される。
次に、本発明者らが行った実験および検討に基づき本実
施例のキャニスタ1(10)について説明する。第3図
および第4図は本実施例の比較対照となった試料のキャ
ニスタを各々示している。
第3図に示すキャニスタ(試料1)は、円柱状のケーシ
ング1の内部に吸着剤層4をその両端に空間部9および
10を形成するように配設し、ケーシング1の上面に導
入ポー)1bおよびパージポートIC1下面に大気ポー
ト1aを形成した従来公知のタイプである。なお、この
キャニスタ30の高さLと直径りとの比L/Dは1.8
に設定されており、吸着剤層4の容量は41である。
第4図に示すキャニスタ(試料2)は、第3図のキャニ
スタを改良したタイプのもので、吸着剤層4を仕切板1
1によって2つの層4a、4bに分割したものである。
なお、この吸着剤N4の容量は3.52である。
また、第1図に示す本実施例のキャニスタ1(10)の
吸着剤層4の容量は3.51!、であり、第3図および
第4図に示すキャニスタの材質やその使用する吸着剤は
このキャニスタ1(10)と同一のものである。
次に、その実験方法について第5図を用いて説明する。
第5図において、最初、燃料溜り40内に貯えられたガ
ソリンを、エアモータ41によって吸い上げ、その燃料
を燃料タンク20内へ流速30〜38I!、/minで
流入させる。この燃料タンク20は、燃料の導入時のみ
ONとなる切替弁21を介して試料に接続されており、
燃料を導入して破過吸着させた後の吸着剤重量を計測し
、前記重量から所定の空気流量パージ後の重量を差し引
いた値、即ち吸脱着能力を評価する。
その実験結果を第6図に示す。第6図から明らかなよう
に、本実施例の活性炭11当りの吸脱着能力は試料1お
よび試料2と比較して非常に大きくなっており、このこ
とは吸着剤層4の利用効率が高いことを示している。
また、この実験経過において、試料1のキャニスタでは
導入ポート1bから導入された蒸発燃料は、第7図に示
すように、不均一な進行速度で吸着剤層4に吸着されて
いき、外周側が進行速度が速く、内周側が遅くなる結果
であった。このことは、導入ポー)1bから導入される
蒸発燃料が大量でかつ流入速度が速いことが原因である
と考察される。
一方、本実施例のキャニスタ1(10)では、導入バイ
ブから導入された蒸発燃料は、底面1aの内壁に衝突し
て第1の空間部lOの空間10a内に拡散された後で吸
着剤層4により吸着されていくため、その吸着は第8図
に示すように全体的にほぼ均等に進行していく。そのた
め、吸着剤層4の吸着効率が高められる。
以上のように、本実施例によれば、大量でかつ流入速度
の速い蒸発燃料であっても、体格を大きくすることなく
充分な吸着効率を得ることができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるもあではなく、
その要旨を逸脱しない限り種々変形可能である。以下、
その変形例について第9図〜第11図を用いて説明する
第9図に示す実施例は、吸着剤N4を仕切板11a、l
lbにより三層構造としたもので、これにより吸着効率
をさらに高めるようにしている。
第10図に示す実施例は、吸着剤層4を内周側の層4a
と外周側の層4bとに分割するとともに、導入管12お
よびパージバイブ13は内周側の層4aを貫通して第1
の空間部10の空間10aに開口するように配設されて
おり、導入管12を介して導入された蒸発燃料は空間1
0aを形成するインナーケース30の底面30aに衝突
して、空間10a内で拡散した後、内周側の層4a、外
周側の層4bにより順次吸着されるようにしたものであ
る。
第11図に示す実施例は、吸着剤N4を内周側の層4a
と外周側の層4bとに分割するとともに、大気バイブ3
1は内周側の層4aを貫通して第2の空間部9の空間9
bに開口するように配設されており、導入ボー)12を
介して導入された蒸発燃料は空間9bを形成するインナ
ーケース30の上面30aに衝突して空間9内で拡散し
た後、外周側の層4b、内周側の層4aにより順次吸着
されるようにしたものである。
次に、本発明のさらに別の実施例を第14図を用いて説
明する。
第14図において、キャニスタ2(10)は、樹脂ある
いは鉄板により成形される円柱形状の外ケーシング20
2と、この外ケーシング202の内部に配設され、樹脂
あるいは鉄板により成形される円柱形状の内ケーシング
203とを有している。
外ケーシング202の内部であって内ケーシング203
の外周には、例えば活性炭等によりなる吸着剤206が
充填されており、この吸着剤206により吸着剤層20
5が形成されている。この吸着剤205の図中下面には
不織布等よりなるフィルター220が配され、さらにそ
の下面には連通孔230aを有する内ケーシング203
の底面部230が配されている。また、吸着剤層205
の図中上面にも不織布等よりなるフィルター217が配
され、さらにその上面には連通孔214aを有する上押
え板214が配されている。なお、フィルター220、
内ケーシング203の底面部230、フィルター217
、上押え板214は外ケーシング202の内周面に固定
されることにより、その位置が固定されている。
また、内ケーシング203の内部にも、吸着剤206に
よる吸着剤204が形成されており、この吸着剤N2O
4の図中下面にはフィルター219および連通孔216
aを有する上押え板216が配され、さらに吸着剤層2
04の図中上方にはフィルター218および連通孔21
5aを有する上押え仮215が配されている。なお、第
2導入ポート245に対向する位置には連通孔215a
は形成されていない。また、内ケーシング203の内部
であって、吸着剤N2O4の図中下方には第1空間部2
07が形成されている。なお、外ケーシング202の内
部であって、吸着剤層5の上方には第2空間部208が
形成されており、吸着剤層205の下方には第3空間部
209が形成されている。
外ケーシング202の図中上面には、第1導入管210
、第2導入ポート245およびパージパイプ211が形
成されている。第1導入管210の一端210aは配管
231を介して燃料タンク20の燃料供給管20aに連
通し、他端210bは第2空間部208および吸着剤層
204を貫通して第1空間部207に連通している。第
2導入ポート245は第2空間部208に連通して形成
され、一端245aは配管243を介して燃料タンク2
0の上面に形成されたポート22に連通している。パー
ジパイプ211の一端211aは第2空間部208およ
び吸着剤層204を貫通して第1空間部207に連通し
、他端211bは配管232を介して吸気管241のス
ロットル弁242の開度ポート240に連通している。
また、配管243内には燃料タンク20からの蒸発燃料
が所定圧以上になると開弁する制御弁244が設けられ
、配管232内には吸気管240内へ吸引される蒸発燃
料の流量を制御する制御弁235が設けられている。
外ケーシング202の図中下面には大気ポート213が
形成されており、この大気ポート213は大気に開放し
ている。
次に、この実施例の作動について説明する。
機関運転中および停止中に、燃料タンク20に蓄えられ
た燃料から発生した蒸発燃料は、制御弁244の開弁圧
以上になると、配管243、第2導入ポート245を通
ってキャニスタ2(10)内に導入される。
第2導入ポート245を通って導入された蒸発燃料は、
上押え板215の穴なし部に衝突して、第2空間部20
8で拡散した後、吸着剤層204゜205にて吸着され
る。
一方、燃料給油時に、燃料タンク20の燃料供給管20
aへ供給された燃料は約30〜40!/minの流速で
燃料タンク20へ流入する。この時、切替弁21は開と
なっており、給油時に発生した蒸発燃料は配管231、
第1導入管210を通ってキャニスタ2(10)内に導
入される。
第1導入管210を通って導入された蒸発燃料は、第1
導入管210の開口端210bから第1空間部207へ
吐出される。この吐出された蒸発燃料は、変向板として
作用する内ケーシング203の底面部230の内壁に衝
突して空間207内で均等に拡散し、流速が低下する。
なお、第1導入管210の開口端210bから底面部2
30の内壁までの距離は約5 mm程度に設定されてい
る。
その後、蒸発燃料は上押え板216の連通孔216aよ
りフィルター219を介して吸着剤層204の下方から
上方へ流通し、徐々に吸着現象が進行していく。
ここで、蒸発燃料は底面部230の内壁に衝突して第1
空間部207内で拡散した後で吸着剤層204を流通す
るので、流速の速い蒸発燃料が直接吸着剤層を流通した
場合のように蒸発燃料が充分に吸着されずに通り抜けて
しまうことなく、蒸発燃料は吸着布層204の全領域に
おいて吸着され、吸着剤層204の利用効率は極めて高
くなる。
次に、吸着剤N2O4から洩れ出た蒸発燃料は、第2空
間部208に吐出されて拡散した後、吸着剤層5の上方
から下方へ流通し吸着される。この場合についても、蒸
発燃料は一端空間部208内で拡散された後、吸着剤層
205を通過するため吸着剤205の利用効率は高くな
る。
また、機関運転時には、車両の運転状態に応じて、制御
弁235が開弁する。そのため、吸気管240で発生し
た負圧は、配管232およびパージパイプ211よりキ
ャニスタ2(10)内に導入され、これによって大気が
大気ポート213が導入される。この大気は第3空間部
209、吸着剤層205、第2空間部208、吸着剤層
204、第3空間部207を順次通過し、主として吸着
剤層204に吸着されていた蒸発燃料がパージパイプ2
11を通って吸気管240内に吸引される。
上記実施例によれば、給油時において短時間に大量発生
(1(10)g/m i n)する発生頻度が少ない給
油時の蒸発燃料と、所定期間にわたって徐々に発生(2
0〜25g/h)する発生頻度が比較的多い蓄えられた
燃料からの蒸発燃料の両方を1つのキャニスタで吸着す
ることができる。
しかも、本実施例では、給油時の蒸発燃料を第1導入管
210を介して第1空間部207に導入することにより
、蒸発燃料を主として吸着剤層204により吸着し、ま
た蓄えられた燃料からの蒸発燃料を第2導入ポート24
5を介して第2空間部208に導入することにより、蒸
発燃料を吸着剤層204.205の両方により吸着する
ようにしているので、第1導入管210から両方の蒸発
燃料を導入した場合に比較して、吸着剤層204.20
5の吸着率分布を均一化することができる。
第15図は本実施例の吸着剤層204の吸着後の蒸発燃
料吸着率を実験により求めたもので、第15図の吸着剤
N2O4は左方がパージパイプ211(第14図中下方
)側を示し、右方が大気ポート213(第14図中上方
)側を示している。なお、比較例は、両方の蒸発燃料を
第1導入管210から導入した場合を示している。第1
5図から明らかなように、本実施例によれば、比較例に
比較して吸着剤N2O4の吸着率分布が均一化する。そ
のため、脱離初期の主として吸着剤N2O4から脱離さ
れる蒸発燃料の濃度を低めることができ、脱離初期に濃
度の高い蒸発燃料が脱離されることによって生じる空燃
比の大幅な変動を防止することができる。
次に、本発明のさらに異なる実施例を第16図に用いて
説明する。
第16図において、キャニスタ3(10)は、第14図
に示す実施例と同様に、外ケーシング302と内ケーシ
ング303とを有し、内部には、第1空間部307、吸
着剤層305、第2空間部308、吸着剤層304、第
3空間部が形成され、フィルター320、フィルター3
17、上押え板214、フィルター319、下押え板3
16、フィルター318、上押え板315が配されてい
る。
外ケーシング302の図中上面には、導入管310が形
成されており、この導入管310の一端310aは配管
331を介して燃料タンク20の燃料供給管20aに連
通し、他端310bは第2空間部308および吸着剤3
04を貫通して第1空間部307に連通している。さら
に、外ケーシング302にはパージパイプ311.31
2が形成されており、パージパイプ311の一端311
aは吸着剤M304を貫通して第1空間部307に連通
し、パージパイプ312の一端312aは配管332を
介して吸気管341のスロットル弁342の下流側のポ
ート340に連通している。
また、パージパイプ311と312との間に形成された
空間333内には吸気管340内へ吸引される蒸発燃料
の流量を制御する制御弁335が設けられている。この
制御弁335は、ソレノイド336と、ソレノイド33
6への通電によって吸引されてパージパイプ311と3
12とを連通ずる弁体337とから構成されている。ソ
レノイド336の外周側には、例えばAf、Cu等の熱
伝導率の大きな材料にて形成された放熱体338が巻か
れており、この放熱体338は吸着剤層304内に延出
して埋設されている。
外ケーシング302の図中下面には大気ポート313が
形成されており、この大気ポート313は大気に開放し
ている。
次に、この実施例の作動を説明する。
導入管310を通って導入された蒸発燃料は、導入管3
10の開口端310bから第1空間部307へ吐出され
る。この吐出された蒸発燃料は、変向板として作用する
内ケーシング303の底面部330の内壁に衝突して空
間307内で均等に拡散し、流速が低下する。
その後、蒸発燃料は下押え板316、フィルター319
を介して吸着剤層304の下方から上方へ流通し、徐々
に吸着現象が進行していく。
さらに、吸着剤層304から洩れ出た蒸発燃料は、第2
空間部308に吐出されて拡散した後、吸着剤N305
にて吸着される。
一方、機関運転時には、車両の運転状態に応じて、制御
弁335のソレノイド336に通電が行われ、弁体33
7は吸引されてパージパイプ311と312とが連通ず
る。そのため、吸気管5で発生した負圧は、配管332
およびパージパイプ311.312よりキャニスタ3(
10)内に導入され、これによって大気が大気ポート3
13に導入される。この大気は第3空間部309、吸着
剤層305、第2空間部308、吸着剤層304、第3
空間部307を順次通過し、主として吸着剤層304に
吸着されていた蒸発燃料がパージパイプ311.312
を通って吸気管340内に吸引される。
この時、制御335のソレノイド336への通電により
ソレノイド336の外周に巻かれた放熱板338は、ソ
レノイド336の発熱を受けて徐々に加熱され、脱離期
間中、吸着剤層304の放熱板338の周囲が加熱され
る。
一般に、キャニスタで吸着した蒸発燃料を脱離する場合
、脱離初期には脱離される蒸発燃料の濃度が高いが、時
間の経過につれて蒸発燃料の濃度が急激に低くなるので
、空燃比が大幅に変化してしまう。しかしながら、前記
実施例によれば、脱離後、放熱板338がソレノイド3
36によって徐々に加熱されるため、時間の経過ととも
に吸着剤層304の蒸発燃料の脱離が積極的に行われる
ことになり、空燃比の急激な変化を防止することができ
る。
第17図は、温度20〜21゛cで、蒸発燃料を吸着し
たキャニスタに脱離空気101/minを作用させた場
合の経過時間と脱離空気の空燃比A/Fとの関係を示す
特性図である。第17図から明らかなように、放熱板を
設けることにより空燃比の急激な変化を防止することが
でき、空燃比の制御が容易になる。
また、前記実施例では、吸気管341への蒸発燃料の流
量を制御する制御弁335のソレノイド336の発熱を
有効に利用しているので、消費電力が増大することがな
い。なお、放熱板338は蒸発燃料の脱離効率を高める
ために吸着剤層304全体に広がるように配されるのが
望ましい。さらに、第18図に示すように、燃料タンク
20に貯蔵された燃料からの比較的流量の少ない蒸発燃
料についても、配管343、制御弁344および外ケー
シング302に形成された第2導入ポート45を介して
キャニスタ3(10)内へ導入して吸着するようにして
も良い。
次に、本発明のさらに他の実施例を第19図を用いて説
明する。
第19図において、キャニスタ4(10)は、第14図
に示す実施例と同様に、外ケーシング402と内ケーシ
ング403とを有し、内部には、第1空間部407、吸
着剤層405、第2空間部408、吸着剤層404、第
3空間部が形成され、フィルター420、フィルター4
17、上押え板414、フィルター419、下押え板4
16、フィルター418、上押え板415が配されてい
る。
外ケーシング402の図中上面には、導入管410が形
成されており、この導入管410の一端410aは配管
431を介して燃料タンク20の燃料供給管20aに連
通し、他端410bは第2空間部408および吸着剤4
04を貫通して第1空間部407に連通している。さら
に、外ケーシング402にはパージポート412が形成
されるとともに、パージポート412に連通ずる所定空
間を形成する内部ケーシング450が形成されている。
この内部ケーシング450は第2空間部408、吸着剤
層404を貫通して配設されており、その内部には、第
4空間部451、吸着剤層452、第5空間部453が
形成され、フィルター454.455、上押え板456
、下押え板457が配されている。第4空間部451は
連通孔458を介して第1空間部407に連通している
。また、パージポート412は第5空間部453に連通
するとともに、パージポート412の一端412aは配
管432を介して吸気管441のスロットル弁442の
下流側のポート440に連通している。配管432内に
は吸気管440内へ吸引される蒸発燃料の流量を制御す
る制御弁435が設けられている。
外ケーシング402の図中下面には大気ポート413が
形成されており、この大気ポート413は大気に開放し
ている。
次に、この実施例の作動を説明する。
導入管410を通って導入された蒸発燃料は、導入管4
10の開口@1410bから第1空間部407へ吐出さ
れる。この吐出された蒸発燃料は、変向板として作用す
る内ケーシング403の底面部430の内壁に衝突して
空間407内で均等に拡散し、流速が低下する。
その後、蒸発燃料は上押え板416、フィルター419
を介して吸着剤層404の下方から上方へ流通し、徐々
に吸着現象が進行していく。
この時、空間407内で拡散した蒸発燃料の一部は、連
通孔458を介して第4空間部51へ流入し、吸着剤層
452にて吸着されるが、大部分は吸着剤層404へ流
入して吸着される。
さらに、吸着剤層404から洩れ出た蒸発燃料は、第2
空間部408に吐出されて拡散した後、吸着剤層405
にて吸着される。
一方、機関運転時には、車両の運転状態に応じて制御弁
435が開になり、吸気管441の負圧がポート440
、パージポート412を通ってキャニスタ4(10)内
に導入される。そのため、主として吸着剤層404,4
05に吸着されていた蒸発燃料が、大気ポート413か
ら流入した大気とともに吸気管441内に吸引される。
この時、蒸発燃料は連通孔458を介して吸着剤層45
2を通過して吸気管441内に脱離されるが、脱離初期
において吸着剤層452は吸着残留率が小さい(吸着能
力が大きい)ため、所定の期間は吸着剤N404.40
5から脱離された蒸発燃料はその一部が吸着剤層452
にて再吸着され、その後、吸着残留率が増加するにつれ
て再吸着量は減少し、徐々に脱離量が増加していく。そ
のため、脱離初期に濃度の高い蒸発燃料が脱離されるこ
とによって生じる空燃比の変動を防止することができる
。なお、吸着剤N452の吸着効率が良すぎると、蒸発
燃料が充分に脱離されなくなるので、吸着剤層452に
充填される吸着剤は、吸着剤層404.405に充填さ
れている吸着剤よりも蒸発燃料に対する吸着力が弱く、
かつ脱離性が良い材質に設定されている(例えば、吸着
剤層404,405にやし殻系活性炭を用いた場合には
、吸着剤層452には細孔系の大きな石炭系活性炭を充
填する)。
さらに、第20図に示すように、吸着剤N452を有す
るサブキャニスタ470と吸着剤層404.405を有
するメインキャニスタ460と独立に設け、絞り465
を介して連通ずるようにしても良い。このように設定す
れば、メインキャニスタ460を雰囲気温度の低い場所
に設置し、サブキャニスタ470を雰囲気温度の高い場
所に設置すれば、同一の吸着剤を用いることができる。
また、第21図に示すように、燃料タンク20に貯蔵さ
れた比較的流量の少ない蒸発燃料についても、配管44
3、制御弁444および外ケーシング302に形成され
た第2導入ポート445を介してキャニスタ4(10)
内に導入して吸着するようにしても良い。
次に、本発明のさらに他の異なる実施例を第22図を用
いて説明する。
第22図において、キャニスタ5(10)は、樹脂ある
いは鉄板により成形される円柱形状のケーシング501
を有し、このケーシング501の内部には、例えば活性
炭等よりなる吸着剤503により吸着剤層504が形成
されている。
ケーシング501の内部には、仕切板511が設けられ
ており、この仕切板511により吸着剤層504はA層
504a(!=B層504bの2つの層に分割され、ま
た、この仕切板511によりAN 504 aと8層5
04bの吸着剤層充填量比率が1.5〜2.5:1とな
るように設定されている。
吸着剤層504aの図中上面にはフィルター515が配
されるとともに、図中下面には本実施例の変向板と作用
する多孔性拡散体506が配されている。また、吸着剤
層504bの図中上面には多孔性拡散体505が配され
るとともに、図中下面にはフィルター510が配されて
いる。
多孔性拡散体5050図中上方には、第1空間部507
が形成され、また、フィルター510および多孔性拡散
体506の図中下方には第2空間部508が形成され、
さらにフィルター515の図中上方には、第3空間部5
09が形成されている。
ケーシング501の上面には、第1空間部507に連通
ずる導入ポート512およびパージポート513が形成
されるとともに、大気に連通ずる大気ポート502が形
成されている。導入ポート512の一端512aは配管
531を介して燃料タンク20の燃料供給管20aに連
通しており、パージポート513の一端513aは配管
532を介して吸気管541に連通している。また、配
管531内には給油時のみ開となる切替弁が設けられて
おり、配管532内には吸気管541へ吸引される蒸発
燃料の流量を制御する制御弁535が設けられている。
次に、この実施例の作動を説明する。
給油時に燃料タンク20で発生した蒸発燃料は、配管5
31.導入ポート512を通ってキャニスタ5(10)
内に導入され、第1空間部507へ吐出される。この吐
出された蒸発燃料は、変向板として作用する多孔性拡散
体505により流れが分散された後、吸着剤層504a
によりほぼ均等に吸着される。また、吸着剤層504a
から洩れ出た蒸発燃料は、第2空間部508に吐出され
た拡散した後、吸着剤11504bにて吸着される。
一方、機関運転時には、車両の運転状態に応じて制御弁
535が開になり、吸気管541の負圧が、ポート54
0、パージポート513を通ってキャニスタ5(10)
内に導入される。そのため、吸着剤層504に吸着され
ていた蒸発燃料が大気ポート502から流入した大気と
ともに吸気管541内に吸引される。
上記実施例において、吸着剤層504は仕切板511に
よってA層504aと8層504bの吸着剤充填量比率
カ月、5〜2.5:1となるように分割設定されており
、これによって吸着剤層504の吸着効率はさらに向上
する。第23図は、本実施例のキャニスタ5(10)に
おいて、吸着剤層504のA層504aと8層504b
の吸着剤充填量比率を2=1に設定した場合の吸着性能
の実験結果を示すもので、燃料タンク20へ燃料を流速
30〜38f/minで導入して破過吸着させた後の吸
着剤重量を計測し、前記重量から所定の空気流量脱離後
の重量を差し引いた値、即ち吸脱着能力と給油燃料温度
との関係を示している。なお、図中試料1は第3図に示
すタイプのキャニスタの吸着性能、試料2は本実施例の
キャニスタ5(10)において、吸着剤層504のA層
504aと8層504bの吸着剤充填量比率を1:lに
設定した場合の吸着性能、試料3は本実施例のキャニス
タ5(10)において、吸着剤N504のAN504a
と8層504bの吸着剤充填量比率を2:lに設定する
とともに、多孔性拡散体505,506を取り除いた場
合の吸着性能を各々示している。
第23図に示すように、多孔性拡散体505゜506を
設けるとともに、吸着剤層504のA層504aと8層
504bの吸着剤充填量比率を2=1に設定することに
より、吸着効率は試料1に比べて25%程度向上する。
ここで、給油時に発生ずる大量の蒸発燃料は最初に吸着
剤層504のA層504aにて吸着されてから、8層5
04bで吸着されるので、蒸発燃料の流れに沿って、吸
着剤層の吸着率は徐々に低下していく。そのため、蒸発
燃料の導入側の吸着剤充填量を大きく設定し、下流側の
吸着剤充填量を小さく設定すれば、吸着剤層の吸着率は
均一化し、吸着剤層の吸着効率はさらに向上する。従っ
て、本実施例のように、導入ポート512側のA層50
4aと下流側の8層504bとの吸着剤充填量比率を1
.5〜2.571に設定することにより、吸着剤N50
4の吸着効率は大幅に向上する。
なお、第24図あるいは第25図に示すように、第2空
間部508をなくし、導入ポート512側の吸着剤充填
量を大きく設定し、大気ポート502側の吸着剤充填量
を小さくするようにしても、吸着剤N504の吸着率は
均一化し、吸着効率が向上する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、空間部内におい
て導入ポートの開口位置に対向する位置に拡散室を形成
するという簡易な構成で、導入ポートから導入された蒸
発燃料は拡散室で吸着剤による速度成分が低減され、吸
着剤により全体的にほぼ均等に吸着されるので、吸着剤
の吸着効率は非常に高くなる。そのため、大量でかつ流
入速度の速い蒸発燃料であっても、体格を大きくするこ
となく、充分に吸着することができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の実施例に関するもので、第1
図は本実施例の構成を示す断面図、第2図は本実施例を
組込んだ全体のシステムを示す構成図、第3図および第
4図は、各々、本実施例と比較検討を行ったキャニスタ
を示す断面図、第5図はその実験方法を説明するための
図、第6図はその実験結果を示す図、第7図は本実施例
の作動を説明するための図、第8図は第3図に示すキャ
ニスタの作動を説明するための図である。 第9図〜第11図は、各々、本発明の他の実施例の構成
を示す断面図である。 第12図および第13図は、各々、従来のキャニスタの
吸着特性を示す特性図である。 第14図および第15図は、本発明のさらに別の実施例
に関するもので、第14図は本実施例の構成を示す断面
図、第15図は本実施例の蒸発燃料吸着率を示す特性図
である。 第16図〜第18図は、本発明のさらに異なる実施例に
関するもので、第16図は本実施例の構成を示す断面図
、第17図はソレノイドへの通電時間とキャニスタから
の脱離空気の空燃比との関係を示す特性図、第18図は
本実施例の変形例を示す断面図である。 第19図〜第21図は、本発明のさらに他の実施例に関
するもので、第19図は本実施例の構成を示す断面図、
第20図および第21図は、各々、本実施例の変形例を
示す図である。 第22図〜第25図は、本発明のさらに他の異なる実施
例に関するもので、第22図は本実施例の構成を示す断
面図、第23図は本実施例の吸着特性を示す特性図、第
24図および第25図は、各々、本実施例の変形例を示
す図である。 1(10)・・・キャニスタ、1・・・ケーシング、l
a・・・底面(変向板)、3・・・吸着剤、4・・・吸
着剤層、9・・・第1の空間部、10・・・第2の空間
部、11・・・仕切板、12・・・導入管。 代理人弁理士  岡 部   隆 第5図 第6図 第7図 第8図 D 第9図 第10図      第11図 第12図 第13図 ハ’−シl−041” 211           
大要」チー1−213咳1列漕204 第15図 第16図 之井粕匡トーIべ憾楓昏戚Q弧トミ 第20図 921図 i@ 遺ガソソシ遥渡   ℃

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料タンクからの蒸発燃料を導入する導入ポート
    を有するケーシングと、 このケーシング内に配設され、前記導入ポートから導入
    された蒸発燃料を吸着する蒸発燃料吸着剤と、 前記ケーシングの前記導入ポート開口部において形成さ
    れ、前記導入ポートから導入された蒸発燃料を拡散させ
    て、この蒸発燃料の前記蒸発燃料吸着剤による吸着方向
    の速度成分を低減する拡散室とを備えたことを特徴とす
    る車両用蒸発燃料処理装置。
  2. (2)拡散室における蒸発燃料の導入ポートからの導入
    方向と、蒸発燃料吸着剤による吸着方向とは実質的に逆
    方向であることを特徴とする請求項1記載の車両用蒸発
    燃料処理装置。
  3. (3)蒸発燃料吸着剤は直列に連通するように複数の層
    に分割されており、拡散室で拡散した蒸発燃料は複数の
    層に分割された蒸発燃料吸着剤の一端側から順次吸着さ
    れることを特徴とする請求項1あるいは2記載の車両用
    蒸発燃料処理装置。
  4. (4)導入ポートは燃料給油時のみ開となる切替弁を介
    して燃料タンクに接続されており、給油時に発生する蒸
    発燃料は導入ポートを介して導入されることを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の車両用蒸発燃料処理装置
  5. (5)拡散室内には導入ポートの開口位置に対向する位
    置に変向板が設けられており、導入ポートから導入され
    た蒸発燃料は前記変向板に衝突し、前記拡散室内で拡散
    することを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
    車両用蒸発燃料処理装置。
  6. (6)導入ポートは外部からケーシング内に挿入して設
    けられた導入管により構成され、この導入管は第1の吸
    着剤を貫通して拡散室に開口しており、前記導入管から
    導入された蒸発燃料は変向板として作用するケーシング
    の内壁に衝突して拡散室で拡散した後、前記第1の吸着
    剤により前記導入管からの導入方向と逆方向の流れで吸
    着されることを特徴とする請求項1、2、3、4または
    5記載の車両用蒸発燃料処理装置。
  7. (7)変向板は多孔性拡散体であることを特徴とする請
    求項5記載の車両用蒸発燃料処理装置。
  8. (8)蒸発燃料吸着剤は第1の吸着剤と第2の吸着剤の
    2つの層に分割されており、拡散室で拡散した蒸発燃料
    は前記第1の吸着剤、第2の吸着剤によって順次吸着さ
    れるとともに、前記第1の吸着剤と第2の吸着剤の充填
    量比率は1.5〜2.1:1であることを特徴とする請
    求項2記載の車両用蒸発燃料処理装置。
  9. (9)内部に第1空間部、第1の蒸発燃料吸着剤、第2
    空間部、第2の蒸発燃料吸着剤および第3空間部が順次
    直列に連通するように形成されるとともに、前記第1空
    間部に開口し、燃料タンクに連通する導入ポートと、前
    記第3空間部に開口し、大気に連通する大気ポートと、
    前記第1空間部に開口し、吸気管負圧によって前記蒸発
    燃料吸着剤にて吸着した蒸発燃料を吸気管内へ脱離する
    パージポートとを有するケーシングを備え、 前記第1空間部は、前記導入ポートから導入された蒸発
    燃料を拡散させて、この蒸発燃料の前記蒸発燃料吸着剤
    による吸着方向の速度成分を低減する拡散室であること
    を特徴とする車両用蒸発燃料処理装置。
  10. (10)ケーシング内には、パージポートを通って吸気
    管内へ吸引される蒸発燃料の流量を車両の運転状態に応
    じて制御する電磁弁が設けられている請求項9記載の車
    両用蒸発燃料処理装置。
  11. (11)電磁弁は、電磁コイルとこの電磁コイルへの通
    電により移動して吸気管内へ吸引される弁体とを有し、
    前記電磁コイルの外周には第1の吸着剤に埋設される熱
    伝導性の良い材料にて形成された放熱板が設けられてい
    る請求項9記載の車両用蒸発燃料処理装置。
  12. (12)パージポートから吸気管への経路内には、第1
    および第2の吸着剤よりも蒸発燃料に対する吸着力が弱
    く、かつ脱離性が良い吸着剤を有するサブキャニスタが
    設けられている請求項9記載の車両用蒸発燃料処理装置
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