JPH0116262B2 - - Google Patents
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- JPH0116262B2 JPH0116262B2 JP56067685A JP6768581A JPH0116262B2 JP H0116262 B2 JPH0116262 B2 JP H0116262B2 JP 56067685 A JP56067685 A JP 56067685A JP 6768581 A JP6768581 A JP 6768581A JP H0116262 B2 JPH0116262 B2 JP H0116262B2
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- JP
- Japan
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- weather resistance
- light stabilizer
- parts
- weight
- crystalline polyolefin
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は耐候性を改良したポリオレフイン組成
物に関するもので、更に詳しくは結晶性ポリオレ
フイン系重合体に耐候剤とカルボキシル基含有エ
チレン重合体とを配合し、すぐれた耐候性を有す
るポリオレフイン組成物を提供するものである。 結晶性ポリオレフイン系重合体は、耐薬品性、
耐久性、防湿性、加工性等に優れた材料であり、
その利点を生かしてフイルム、パイプ等の各種成
形品として広く利用されている。ところが、単な
るポリオレフイン系重合体の成形品を土木建築、
農業、その他の屋外用途で利用した場合には、紫
外線や太陽熱などにより、短期間の屋外暴露で光
沢が著しく低下し、ヒビ割れ等の劣化現象を生じ
る欠点があり、その利用範囲に大きな制約を受け
ている。 このような劣化現象を未然に防止する方法とし
ては、従来より適当な紫外線吸収剤、光安定剤あ
るいはこれらを併用した耐候剤を添加する方法、
特えば特公昭45−30567号、特公昭46−31733号、
特公昭54−39019号等が提案されている。 しかしながら、これら耐候剤を単に配合した場
合は結晶性ポリオレフイン系重合体との相溶性が
低く、配合された耐候剤は短期間に成形品の表面
に移行して滲出し、発汗現象や固体の析出が起
り、外観を著しく損うことからその配合量に制限
が生じる。その結果、十分満足すべき耐候性が得
られず、その解決が要望されている。 本発明者等は、この様な耐候剤の滲出し抑制に
ついて鋭意研究した結果、驚くべきことにカルボ
キシル基含有エチレン重合体単独では、結晶性ポ
リオレフイン系重合体より耐候性が劣るにもかか
わらず、結晶性ポリオレフイン系重合体に耐候剤
とカルボキシル基含有量エチレン重合体とを併用
して配合することにより従来の組成物では実現さ
れなかつた高度の耐候性が容易に得られることを
見い出し本発明に到達した。 すなわち、本発明は結晶性ポリオレフイン系重
合体100重量部に対し紫外線吸収剤および/また
は光安定剤を0.05〜2.5重量部とカルボキシル基
含有エチレン重合体0.5〜50重量部とを配合して
成ることを特徴とする結晶性ポリオレフイン組成
物に関する。(ただし、前記組成物にさらに抗酸
化剤を添加しないものとする。) しかして、耐候剤の滲出しが著しく抑制され、
その結果耐候性の配合が増量でき、かつ耐候剤の
持続性に優れることか、結晶性ポリオレフイン系
重合体の劣化現象が長期間実質的に防止された結
晶性ポリオレフイン組成物を提供するものであ
る。 本発明で用いられる結晶性ポリオレフイン系重
合体とは、中・低圧法、高圧法で重合されるポリ
エチレン、エチレン含有量が90重量%以上のエチ
レン重合体、またはエチレンと10重量%以下のプ
ロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1,3−メチ
ル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、オ
クテン−1など他のα−オレフインとの共重合
体、酢酸ビニル等のビニル共重合体、メタクリル
酸メチル等とのアクリル系共重合体、結晶性アイ
ソタクチツクポリプロピレン、結晶性ポリブテン
およびこれらの組成物である。 本発明で用いられる紫外線吸収剤または光安定
剤は、公知の適当なものであり、たとえば2−n
−オクチルチオ−4・6−ジ(4−ヒドロキシ−
3′・5′−ジオブチル)フエノキシ−1・3・5−
トリアジン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキ
シベンゾフエノン、2・2′−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフエノンなどのベンゾフエノン系ま
たは、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニ
ール)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−3′−ターシヤリブチル−5′−メチルフエニー
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′・5′−ジターシヤリブチルフエニ
ール)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′・5′−ジターシヤリアミルフ
エニール)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−4−n−オクトキシフエニール)ベンゾ
トリアゾールなどのベンゾトリアゾール誘導体の
紫外線吸収剤および/または4−ベンゾイルオキ
シ−2・2・6・6−テトラメチルピペリジン、
4−(4′−トルオイルオキシ)−2・2・6・6−
テトラメチルピペリジン、4−(4′−トルオイル
オキシ)−2・2・6・6−テトラメチルピペリ
ジン、4−ベンゾイルオキシ−2・2−ジメチル
−6・6−ジエチルピペリジン、4−アセトキシ
−2・2・6・6−テトラメチルピペリジン、4
−n−ブチロイルオキシ−2・2・6・6−テト
ラメチルピペリジン、4−シクロヘキサノイルオ
キシ−2・2・6・6−テトラメチルピペリジ
ン、ビス−(2・2・6・6−テトラメチルピペ
リジン)オキザレート、ビス−(2・2・6・6
−テトラメチルピペリジン)マロネート、ビス−
(2・2・6・6−テトラメチルピペリジン)サ
クシネート、ビス−(2・2・6・6−テトラメ
チルピペリジン)フマレート、ビス−(2・2・
6・6−テトラメチルピペリジン)セバケート、
ビス−(2・2・6・6−テトラメチルピペリジ
ン)テレフタレート、ビス−(2・2・6・6−
テトラメチルピペリジン)ヘキサヒドロテレフタ
レートなどのピペリジン誘導体ならびに1・3・
8−トリアザ−7・7・9・9−テトラメチル−
3−n−ヘキシル−スピロ(4・5)デカン−
2・4−ジオン、1・3・8−トリアザ−7・
7・9・9−テトラメチル−3−n−オクチル−
スピロ(4・5)デカン−2・4−ジオン、1・
3・8−トリアザ−7・7・9・9−テトラメチ
ル−3−n−デシル−スピロ(4・5)デカン−
2・4−ジオン、1・3・8−トリアザ−7・7
−ジメチル−9・9−ジエチル−3−n−デシル
−スピロ(4・5)デカン−2・4−ジオンなど
のスピロ化合物等の光安定剤であり、これを単独
あるいは併用して用いられる。 紫外線吸収剤および/または光安定剤の配合量
は、結晶性ポリオレフイン系重合体100重量部に
対して0.05〜2.5重量部で紫外線吸収剤と光安定
剤を略等量配合するのが望ましい。 本発明でいうカルボキシル基含有エチレン重合
体とは、エチレンとα,β−エチレン性不飽和モ
ノあるいはジカルボン酸たとえばアクリル酸、メ
タクリル酸、エタクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、フマール酸、メザコン酸、シ
トラコン酸などとを共重合する方法、ポリエチレ
ンまたはエチレン重合体に前記α,β−エチレン
性不飽和モノあるいはジカルボン酸またはその無
水物をグラフト重合する方法、エチレンにα,β
−エチレン性不飽和カルボン酸誘導体のエステ
ル、無水物、アミドの如き単量体を共重合体した
のち、遊離カルボン酸に転化する方法、たとえば
メタクリル酸メチルエステル5〜35重量%を含有
するエチレン/メタクリル酸メチル共重合体のエ
ステル部分を水酸化ナトリウムなどの水酸化物で
鹸化したのち、硫酸などの酸と反応せしめること
によつて得られる。更にこの様にして得られるカ
ルボキシル基の水素をナトリウム、リチウム、亜
鉛、マグネシウムなどに置き換えて得られるエチ
レン系アイオノマー樹脂(商品名、コーボレン
、旭ダウ(株)製)等である。これらの中で樹脂の
特性に優れたエチレン系アイオノマー樹脂が最も
好ましい。 カルボキシル基含有エチレン重合体の配合量
は、結晶性ポリオレフイン100重量部に対し0.5〜
50重量部であり、好ましくは1〜25重量部であ
る。この量より少ない量では本発明で期待する作
用効果が得られなく耐候性の向上が見られない。
またその配合量が50重量部以上となると結晶性ポ
リオレフイン系重合体との相溶性に問題が生じる
ことおよび結晶性ポリオレフイン系重合体の有す
る特長が失われたりまた必要以上に配合しても経
済的でない。 本発明組成物の調整は、結晶性ポリオレフイン
系重合体と紫外線吸収剤および/または光安定剤
およびカルボキシル基含有エチレン重合体とを公
知の適当な方法たとえばV型ブレンダー、ヘンシ
エルミキサーなどにより混合し、押出機、バンバ
リーミキサー、ニーダー等通常の混練装置により
均一に分散されるが、紫外線吸収剤および/また
は光安定剤等の添加剤の配合においては予め結晶
性ポリオレフイン系重合体粉末に添加剤を高濃度
に配合し造粒したマスターバツチを用いた方がよ
り均一に配合できる。その際に本発明組成物の特
性を阻害しない限り他の添加剤たとえば、過酸化
物分解剤、銅害防止剤、離型剤、帯電防止剤、造
核剤、スリツプ剤、顔料等を同時に配合してもよ
い。また、前記以外の樹脂たとえばポリイソブチ
レン、ブチルゴム等のエラストマーを改質剤とし
て配合してもよい。 本発明組成物、既知の方法で容易にフイルム、
シート、パイプ等の各種成形品に成形され、たと
えば農業用フイルム、カバーシート、止水シー
ト、保護パイプ、工事保安灯カバー、ビンコンテ
ナー、農水産用運搬函等の成形品や電線保護管の
押出被覆および粉体コーテイングによる被覆パイ
プ、被覆フエンス、道路標識用ボールの被覆用
等、多くの屋外用途に利用される。 次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説
明するが本発明は、その要旨を越えない限りこれ
ら実施例に制限されるものではない。 尚、実施例および比較例中の例はすべて重量部
を示す。 実施例 1 高圧法ポリエチレン(旭ダウ(株)製、商品名旭ダ
ウポリエチレンM−6520(この商品は抗酸化剤を
含有しない。))100部にアイオノマー樹脂(旭ダ
ウ(株)製、商品名コーポレンD200)5部と前記の
ポリエチレン粉末に光安定剤としてビス(2・
2・6・6−テトラメチルピペリジル)セバケー
ト(三共(株)製商品名サトルLS−770)3重量%含
有するマスターバツチを12部とをブレンダーで混
合し、40mmφ押出機を用いて130℃〜160℃で混練
しペレツト化した。 次に180℃に加熱した圧縮成形機で厚さ0.5mmの
シートを調整し、該プレスシートについて耐候剤
の滲出し性および耐候性を次の方法に従つて試験
しその結果を第1表に示す。 滲出し性試験;プレスシートを温度23℃、相対温
度65%の恒温恒湿室中に2ケ月放置したのち、
シート表面の光沢度〔60度〕をグロスメーター
で測定し、光沢度保持率(プレス成形直後の光
沢度に対する百分率)を求める。 耐候性試験;耐候性試験機(スガ試験機(株)製サン
シヤインウエザーメーターWE−SUN−HC
型)を用いブラツクパネル温度63℃、スプレー
サイクル12回/60分の条件で2000時間の試験を
行つた。300時間の試験毎にプレスシートの引
張り破断伸度を測定し、伸び保持率(未試験シ
ートの引張破断点伸度に対する百分率)が50%
となる試験時間を求め耐候時間とした。 対照例 実施例1で用いた高圧法ポリエチレンあるいは
実施例1で用いたアイオノマー樹脂のみでプレス
シートを調節し、実施例1と同様の方法、条件で
その耐候性を試験し、その結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1の処方において光安定剤を除き実施例
1と同様の方法でプレスシートを調整し耐候性を
試験しその結果を第1表に示す。 比較例 2 実施例1の処方において、アイオノマー樹脂を
除き実施例1と同様の方法でプレスシートを調整
し、光安定剤の滲出し性および耐候性を試験しそ
の結果を第1表に示した。実施例に比較し、光安
定剤の滲出しが激しく光沢保持率が大巾に低下
し、耐候性も不充分であつた。 実施例 2 実施例1の処方において、ポリエチレン100部
に対し、アイオノマー樹脂を2部と光安定剤を
0.05部配合し、実施例1と同様の方法でプレスシ
ートを調整し、光安定剤の滲出し性および耐候性
を試験しその結果を第1表に示す。耐候剤の配合
量が少ないにもかかわらず良好な耐候性が得られ
た。 実施例 3 実施例1の処方において、ポリエチレン100部
に対し、アイオノマー樹脂を10部と光安定剤を
0.8部配合し、実施例1と同様の方法でプレスシ
ートを調整し光安定剤の滲出し性および耐候性を
試験しその結果を第1表に示す。 光安定剤の配合量が多いにもかかわらず光安定
剤の滲出しが少なく、良好な光沢度保持率を保
ち、かつ良好な耐候性が得られた。 比較例 3 実施例3の処方において、アイオノマー樹脂を
除き、実施例と同様の方法でプレスシートを調整
し、光安定剤の滲出し性および耐候性を試験しそ
の結果を第1表に示す。
物に関するもので、更に詳しくは結晶性ポリオレ
フイン系重合体に耐候剤とカルボキシル基含有エ
チレン重合体とを配合し、すぐれた耐候性を有す
るポリオレフイン組成物を提供するものである。 結晶性ポリオレフイン系重合体は、耐薬品性、
耐久性、防湿性、加工性等に優れた材料であり、
その利点を生かしてフイルム、パイプ等の各種成
形品として広く利用されている。ところが、単な
るポリオレフイン系重合体の成形品を土木建築、
農業、その他の屋外用途で利用した場合には、紫
外線や太陽熱などにより、短期間の屋外暴露で光
沢が著しく低下し、ヒビ割れ等の劣化現象を生じ
る欠点があり、その利用範囲に大きな制約を受け
ている。 このような劣化現象を未然に防止する方法とし
ては、従来より適当な紫外線吸収剤、光安定剤あ
るいはこれらを併用した耐候剤を添加する方法、
特えば特公昭45−30567号、特公昭46−31733号、
特公昭54−39019号等が提案されている。 しかしながら、これら耐候剤を単に配合した場
合は結晶性ポリオレフイン系重合体との相溶性が
低く、配合された耐候剤は短期間に成形品の表面
に移行して滲出し、発汗現象や固体の析出が起
り、外観を著しく損うことからその配合量に制限
が生じる。その結果、十分満足すべき耐候性が得
られず、その解決が要望されている。 本発明者等は、この様な耐候剤の滲出し抑制に
ついて鋭意研究した結果、驚くべきことにカルボ
キシル基含有エチレン重合体単独では、結晶性ポ
リオレフイン系重合体より耐候性が劣るにもかか
わらず、結晶性ポリオレフイン系重合体に耐候剤
とカルボキシル基含有量エチレン重合体とを併用
して配合することにより従来の組成物では実現さ
れなかつた高度の耐候性が容易に得られることを
見い出し本発明に到達した。 すなわち、本発明は結晶性ポリオレフイン系重
合体100重量部に対し紫外線吸収剤および/また
は光安定剤を0.05〜2.5重量部とカルボキシル基
含有エチレン重合体0.5〜50重量部とを配合して
成ることを特徴とする結晶性ポリオレフイン組成
物に関する。(ただし、前記組成物にさらに抗酸
化剤を添加しないものとする。) しかして、耐候剤の滲出しが著しく抑制され、
その結果耐候性の配合が増量でき、かつ耐候剤の
持続性に優れることか、結晶性ポリオレフイン系
重合体の劣化現象が長期間実質的に防止された結
晶性ポリオレフイン組成物を提供するものであ
る。 本発明で用いられる結晶性ポリオレフイン系重
合体とは、中・低圧法、高圧法で重合されるポリ
エチレン、エチレン含有量が90重量%以上のエチ
レン重合体、またはエチレンと10重量%以下のプ
ロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1,3−メチ
ル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、オ
クテン−1など他のα−オレフインとの共重合
体、酢酸ビニル等のビニル共重合体、メタクリル
酸メチル等とのアクリル系共重合体、結晶性アイ
ソタクチツクポリプロピレン、結晶性ポリブテン
およびこれらの組成物である。 本発明で用いられる紫外線吸収剤または光安定
剤は、公知の適当なものであり、たとえば2−n
−オクチルチオ−4・6−ジ(4−ヒドロキシ−
3′・5′−ジオブチル)フエノキシ−1・3・5−
トリアジン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキ
シベンゾフエノン、2・2′−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフエノンなどのベンゾフエノン系ま
たは、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニ
ール)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−3′−ターシヤリブチル−5′−メチルフエニー
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′・5′−ジターシヤリブチルフエニ
ール)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′・5′−ジターシヤリアミルフ
エニール)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−4−n−オクトキシフエニール)ベンゾ
トリアゾールなどのベンゾトリアゾール誘導体の
紫外線吸収剤および/または4−ベンゾイルオキ
シ−2・2・6・6−テトラメチルピペリジン、
4−(4′−トルオイルオキシ)−2・2・6・6−
テトラメチルピペリジン、4−(4′−トルオイル
オキシ)−2・2・6・6−テトラメチルピペリ
ジン、4−ベンゾイルオキシ−2・2−ジメチル
−6・6−ジエチルピペリジン、4−アセトキシ
−2・2・6・6−テトラメチルピペリジン、4
−n−ブチロイルオキシ−2・2・6・6−テト
ラメチルピペリジン、4−シクロヘキサノイルオ
キシ−2・2・6・6−テトラメチルピペリジ
ン、ビス−(2・2・6・6−テトラメチルピペ
リジン)オキザレート、ビス−(2・2・6・6
−テトラメチルピペリジン)マロネート、ビス−
(2・2・6・6−テトラメチルピペリジン)サ
クシネート、ビス−(2・2・6・6−テトラメ
チルピペリジン)フマレート、ビス−(2・2・
6・6−テトラメチルピペリジン)セバケート、
ビス−(2・2・6・6−テトラメチルピペリジ
ン)テレフタレート、ビス−(2・2・6・6−
テトラメチルピペリジン)ヘキサヒドロテレフタ
レートなどのピペリジン誘導体ならびに1・3・
8−トリアザ−7・7・9・9−テトラメチル−
3−n−ヘキシル−スピロ(4・5)デカン−
2・4−ジオン、1・3・8−トリアザ−7・
7・9・9−テトラメチル−3−n−オクチル−
スピロ(4・5)デカン−2・4−ジオン、1・
3・8−トリアザ−7・7・9・9−テトラメチ
ル−3−n−デシル−スピロ(4・5)デカン−
2・4−ジオン、1・3・8−トリアザ−7・7
−ジメチル−9・9−ジエチル−3−n−デシル
−スピロ(4・5)デカン−2・4−ジオンなど
のスピロ化合物等の光安定剤であり、これを単独
あるいは併用して用いられる。 紫外線吸収剤および/または光安定剤の配合量
は、結晶性ポリオレフイン系重合体100重量部に
対して0.05〜2.5重量部で紫外線吸収剤と光安定
剤を略等量配合するのが望ましい。 本発明でいうカルボキシル基含有エチレン重合
体とは、エチレンとα,β−エチレン性不飽和モ
ノあるいはジカルボン酸たとえばアクリル酸、メ
タクリル酸、エタクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、フマール酸、メザコン酸、シ
トラコン酸などとを共重合する方法、ポリエチレ
ンまたはエチレン重合体に前記α,β−エチレン
性不飽和モノあるいはジカルボン酸またはその無
水物をグラフト重合する方法、エチレンにα,β
−エチレン性不飽和カルボン酸誘導体のエステ
ル、無水物、アミドの如き単量体を共重合体した
のち、遊離カルボン酸に転化する方法、たとえば
メタクリル酸メチルエステル5〜35重量%を含有
するエチレン/メタクリル酸メチル共重合体のエ
ステル部分を水酸化ナトリウムなどの水酸化物で
鹸化したのち、硫酸などの酸と反応せしめること
によつて得られる。更にこの様にして得られるカ
ルボキシル基の水素をナトリウム、リチウム、亜
鉛、マグネシウムなどに置き換えて得られるエチ
レン系アイオノマー樹脂(商品名、コーボレン
、旭ダウ(株)製)等である。これらの中で樹脂の
特性に優れたエチレン系アイオノマー樹脂が最も
好ましい。 カルボキシル基含有エチレン重合体の配合量
は、結晶性ポリオレフイン100重量部に対し0.5〜
50重量部であり、好ましくは1〜25重量部であ
る。この量より少ない量では本発明で期待する作
用効果が得られなく耐候性の向上が見られない。
またその配合量が50重量部以上となると結晶性ポ
リオレフイン系重合体との相溶性に問題が生じる
ことおよび結晶性ポリオレフイン系重合体の有す
る特長が失われたりまた必要以上に配合しても経
済的でない。 本発明組成物の調整は、結晶性ポリオレフイン
系重合体と紫外線吸収剤および/または光安定剤
およびカルボキシル基含有エチレン重合体とを公
知の適当な方法たとえばV型ブレンダー、ヘンシ
エルミキサーなどにより混合し、押出機、バンバ
リーミキサー、ニーダー等通常の混練装置により
均一に分散されるが、紫外線吸収剤および/また
は光安定剤等の添加剤の配合においては予め結晶
性ポリオレフイン系重合体粉末に添加剤を高濃度
に配合し造粒したマスターバツチを用いた方がよ
り均一に配合できる。その際に本発明組成物の特
性を阻害しない限り他の添加剤たとえば、過酸化
物分解剤、銅害防止剤、離型剤、帯電防止剤、造
核剤、スリツプ剤、顔料等を同時に配合してもよ
い。また、前記以外の樹脂たとえばポリイソブチ
レン、ブチルゴム等のエラストマーを改質剤とし
て配合してもよい。 本発明組成物、既知の方法で容易にフイルム、
シート、パイプ等の各種成形品に成形され、たと
えば農業用フイルム、カバーシート、止水シー
ト、保護パイプ、工事保安灯カバー、ビンコンテ
ナー、農水産用運搬函等の成形品や電線保護管の
押出被覆および粉体コーテイングによる被覆パイ
プ、被覆フエンス、道路標識用ボールの被覆用
等、多くの屋外用途に利用される。 次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説
明するが本発明は、その要旨を越えない限りこれ
ら実施例に制限されるものではない。 尚、実施例および比較例中の例はすべて重量部
を示す。 実施例 1 高圧法ポリエチレン(旭ダウ(株)製、商品名旭ダ
ウポリエチレンM−6520(この商品は抗酸化剤を
含有しない。))100部にアイオノマー樹脂(旭ダ
ウ(株)製、商品名コーポレンD200)5部と前記の
ポリエチレン粉末に光安定剤としてビス(2・
2・6・6−テトラメチルピペリジル)セバケー
ト(三共(株)製商品名サトルLS−770)3重量%含
有するマスターバツチを12部とをブレンダーで混
合し、40mmφ押出機を用いて130℃〜160℃で混練
しペレツト化した。 次に180℃に加熱した圧縮成形機で厚さ0.5mmの
シートを調整し、該プレスシートについて耐候剤
の滲出し性および耐候性を次の方法に従つて試験
しその結果を第1表に示す。 滲出し性試験;プレスシートを温度23℃、相対温
度65%の恒温恒湿室中に2ケ月放置したのち、
シート表面の光沢度〔60度〕をグロスメーター
で測定し、光沢度保持率(プレス成形直後の光
沢度に対する百分率)を求める。 耐候性試験;耐候性試験機(スガ試験機(株)製サン
シヤインウエザーメーターWE−SUN−HC
型)を用いブラツクパネル温度63℃、スプレー
サイクル12回/60分の条件で2000時間の試験を
行つた。300時間の試験毎にプレスシートの引
張り破断伸度を測定し、伸び保持率(未試験シ
ートの引張破断点伸度に対する百分率)が50%
となる試験時間を求め耐候時間とした。 対照例 実施例1で用いた高圧法ポリエチレンあるいは
実施例1で用いたアイオノマー樹脂のみでプレス
シートを調節し、実施例1と同様の方法、条件で
その耐候性を試験し、その結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1の処方において光安定剤を除き実施例
1と同様の方法でプレスシートを調整し耐候性を
試験しその結果を第1表に示す。 比較例 2 実施例1の処方において、アイオノマー樹脂を
除き実施例1と同様の方法でプレスシートを調整
し、光安定剤の滲出し性および耐候性を試験しそ
の結果を第1表に示した。実施例に比較し、光安
定剤の滲出しが激しく光沢保持率が大巾に低下
し、耐候性も不充分であつた。 実施例 2 実施例1の処方において、ポリエチレン100部
に対し、アイオノマー樹脂を2部と光安定剤を
0.05部配合し、実施例1と同様の方法でプレスシ
ートを調整し、光安定剤の滲出し性および耐候性
を試験しその結果を第1表に示す。耐候剤の配合
量が少ないにもかかわらず良好な耐候性が得られ
た。 実施例 3 実施例1の処方において、ポリエチレン100部
に対し、アイオノマー樹脂を10部と光安定剤を
0.8部配合し、実施例1と同様の方法でプレスシ
ートを調整し光安定剤の滲出し性および耐候性を
試験しその結果を第1表に示す。 光安定剤の配合量が多いにもかかわらず光安定
剤の滲出しが少なく、良好な光沢度保持率を保
ち、かつ良好な耐候性が得られた。 比較例 3 実施例3の処方において、アイオノマー樹脂を
除き、実施例と同様の方法でプレスシートを調整
し、光安定剤の滲出し性および耐候性を試験しそ
の結果を第1表に示す。
【表】
実施例 4
ポリプロピレン(チツソ(株)製、商品名チツソポ
リプロ1016)100部に光安定剤として4−ベンゾ
イルオキシ−2・2・6・6−テトラメチルピペ
リジン(三共(株)製、商品名サノールLS−744)
0.3部とカルボキシル基含有エチレン重合体とし
てアイオノマー樹脂(旭ダウ(株)製、商品名コーポ
レンD210)10部とを配合し、180℃〜230℃の押
出条件で混練し、ペレツト化した。該ペレツトを
用い、圧縮成形機で厚さ0.5mmのシートを調整し、
実施例1と同様の条件で耐候剤の滲出し性および
耐候性を試験した。 その結果を第2表に示す。 比較例 4 実施例4の処方からアイオノマー樹脂を除き、
実施例と同様の方法でプレスシートを調整し、耐
候剤の滲出し性および耐候性を試験し、その結果
を第2表に示す。 実施例 5〜7 実施例4の処方において、第2表に示す紫外線
吸収剤2−(2−ヒドロキシ−3′・5′−ジターシ
ヤリブチルフエノール)−5−クロロベンゾトリ
アゾール(チバ・ガイギー社製、商品名チヌビン
327)または光安定剤1・3・6−トリアゾ−
7・7・9・9−テトラメチル−3−n−オクチ
ルスピロ(4・5)デカン−2・4−ジオン(三
共(株)製、商品名サノールLS−772)およびこれら
を併用して用い実施例4の方法に従つてプレスシ
ートを調整し、実施例1と同様の条件で紫外線吸
収剤または光安定剤の滲出し性および耐候性を試
験し、その結果を第2表に示す。このように紫外
線吸収剤と光安定剤を併用して用いた場合でも滲
出し抑制され、良好な耐候性が得られた。 実施例 8 実施例4の処方において、カルボキシル基含有
エチレン重合体としてアイオノマー樹脂の代わり
にアクリル酸含有量8重量%のエチレン/アクリ
ル酸共重合体(ダウケミカル社製、商品名EAA
−455)を5部用いた他は、実施例4と同様の処
方とし、0.5mm厚さのプレスシートを調整し、光
安定剤の滲出し性および耐候性を試験し、その結
果を第2表に示す。エチレン/アクリル酸共重合
体を用いた場合にも光安定剤の滲出しが抑制され
良好な耐候性が得られる。
リプロ1016)100部に光安定剤として4−ベンゾ
イルオキシ−2・2・6・6−テトラメチルピペ
リジン(三共(株)製、商品名サノールLS−744)
0.3部とカルボキシル基含有エチレン重合体とし
てアイオノマー樹脂(旭ダウ(株)製、商品名コーポ
レンD210)10部とを配合し、180℃〜230℃の押
出条件で混練し、ペレツト化した。該ペレツトを
用い、圧縮成形機で厚さ0.5mmのシートを調整し、
実施例1と同様の条件で耐候剤の滲出し性および
耐候性を試験した。 その結果を第2表に示す。 比較例 4 実施例4の処方からアイオノマー樹脂を除き、
実施例と同様の方法でプレスシートを調整し、耐
候剤の滲出し性および耐候性を試験し、その結果
を第2表に示す。 実施例 5〜7 実施例4の処方において、第2表に示す紫外線
吸収剤2−(2−ヒドロキシ−3′・5′−ジターシ
ヤリブチルフエノール)−5−クロロベンゾトリ
アゾール(チバ・ガイギー社製、商品名チヌビン
327)または光安定剤1・3・6−トリアゾ−
7・7・9・9−テトラメチル−3−n−オクチ
ルスピロ(4・5)デカン−2・4−ジオン(三
共(株)製、商品名サノールLS−772)およびこれら
を併用して用い実施例4の方法に従つてプレスシ
ートを調整し、実施例1と同様の条件で紫外線吸
収剤または光安定剤の滲出し性および耐候性を試
験し、その結果を第2表に示す。このように紫外
線吸収剤と光安定剤を併用して用いた場合でも滲
出し抑制され、良好な耐候性が得られた。 実施例 8 実施例4の処方において、カルボキシル基含有
エチレン重合体としてアイオノマー樹脂の代わり
にアクリル酸含有量8重量%のエチレン/アクリ
ル酸共重合体(ダウケミカル社製、商品名EAA
−455)を5部用いた他は、実施例4と同様の処
方とし、0.5mm厚さのプレスシートを調整し、光
安定剤の滲出し性および耐候性を試験し、その結
果を第2表に示す。エチレン/アクリル酸共重合
体を用いた場合にも光安定剤の滲出しが抑制され
良好な耐候性が得られる。
【表】
以上、本発明を詳述したように結晶性ポリオレ
フイン系重合体に単に光安定剤を配合した従来の
組成物は十分な耐候性を発揮しないが、本発明組
成物は、紫外線吸収剤および/または光安定剤の
成形品表面への滲出し抑制されて良好な光沢が長
期間保持され、かつ耐候性が格段にすぐれている
ことが認められる。
フイン系重合体に単に光安定剤を配合した従来の
組成物は十分な耐候性を発揮しないが、本発明組
成物は、紫外線吸収剤および/または光安定剤の
成形品表面への滲出し抑制されて良好な光沢が長
期間保持され、かつ耐候性が格段にすぐれている
ことが認められる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 結晶性ポリオレフイン系重合体100重量部に
対し、紫外線吸収剤および/または光安定剤を
0.05〜2.5重量部とカルボキシル基含有エチレン
重合体0.5〜50重量部とを配合して成る耐候性ポ
リオレフイン組成物。 2 結晶性ポリオレフインがポリエチレンである
特許請求の範囲第1項記載のポリオレフイン組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56067685A JPS57182339A (en) | 1981-05-07 | 1981-05-07 | Weathering resistant polyolefin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56067685A JPS57182339A (en) | 1981-05-07 | 1981-05-07 | Weathering resistant polyolefin composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57182339A JPS57182339A (en) | 1982-11-10 |
| JPH0116262B2 true JPH0116262B2 (ja) | 1989-03-23 |
Family
ID=13352088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56067685A Granted JPS57182339A (en) | 1981-05-07 | 1981-05-07 | Weathering resistant polyolefin composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57182339A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6092521A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-24 | Nippon Steel Corp | 着色被覆層付きの鋼矢板 |
| JPS61159436A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-19 | Nippon Carbide Ind Co Ltd | 紫外線遮蔽性マルチングフイルム |
| JPS61159435A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-19 | Nippon Carbide Ind Co Ltd | 紫外線遮蔽性マルチングフイルム |
| CA1290884C (en) * | 1985-10-17 | 1991-10-15 | Kunio Yamada | Polyolefin composition |
| KR101882044B1 (ko) * | 2011-04-01 | 2018-07-25 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 | 트라이아진계 자외선 흡수제를 포함하는 필름 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52155687A (en) * | 1976-06-22 | 1977-12-24 | Toray Ind Inc | Modified polypropylene composite film |
| JPS5571733A (en) * | 1978-11-27 | 1980-05-30 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Polyethylene composition |
| JPS565258A (en) * | 1979-06-25 | 1981-01-20 | Mitsubishi Electric Corp | Brake control device for electric rolling stock |
| JPS5667686A (en) * | 1979-11-05 | 1981-06-06 | Hosoya Kako Kk | Self-sinker for radio floating buoy |
-
1981
- 1981-05-07 JP JP56067685A patent/JPS57182339A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57182339A (en) | 1982-11-10 |
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