JPH0116265B2 - - Google Patents

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JPH0116265B2
JPH0116265B2 JP56067686A JP6768681A JPH0116265B2 JP H0116265 B2 JPH0116265 B2 JP H0116265B2 JP 56067686 A JP56067686 A JP 56067686A JP 6768681 A JP6768681 A JP 6768681A JP H0116265 B2 JPH0116265 B2 JP H0116265B2
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JP
Japan
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weight
resin
parts
stabilizer
weather resistance
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JP56067686A
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Tokuji Ogawa
Yasuo Fukui
Hidenori Kurokawa
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0116265B2 publication Critical patent/JPH0116265B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、耐候性を改良した被覆用ポリオレフ
イン系重合体組成物に関するもので、更に詳しく
は、ポリオレフイン系重合体に樹脂安定剤として
抗酸化剤および紫外線吸収剤および/または光安
定剤とカルボキシル基含有エチレン重合体とを配
合し、樹脂安定剤の滲出しを抑制し優れた耐候性
を有するポリオレフイン系重合体組成物を提供す
るものである。 従来ポリオレフイン系重合体は、耐薬品性、耐
久性、加工性等に優れた材料であり、その利点を
生かして金属等に押出法、粉体塗装法などによる
方法で被覆し、該金属の防蝕性、装飾性を付与す
るなど広く利用されている。ところが、該被覆物
を屋外用途で利用した場合、すなわち紫外線や太
陽熱、降雨や湿分、酸素をはじめオゾン、亜硫酸
ガスや窒素酸化物等の活性ガス、昼夜の温度サイ
クル及び結露などによる光劣化、熱劣化、薬品劣
化の混在する苛酷な環境下にさらされるために短
期間の屋外暴露で光択が著しく低下し、ヒビ割れ
現象を生じる欠点があり、その利用範囲に大きな
制約を受けている。 このような劣化現象を未然に防止する方法とし
ては、従来より適当な紫外線吸収剤、耐光線安定
剤あるいはこれを併用した耐候剤を添加する方法
(例えば特公昭45−30567号公報、特公昭46−
31733号公報、特公昭54−39019号公報)が提案さ
れている。しかしながら、これら耐候剤を単に配
合した場合は、ポリオレフイン系重合体との相溶
性が低く、耐候剤は短期間に被覆表面に移行して
滲出し、発汗現象や固体の析出が起り、外観を著
しく損うことからその配合量に制限が生じる。特
に粉体塗装法による被覆の場合には、ポリオレフ
イン系重合体の粉砕性改良剤やコーテイング加工
時の熱酸化劣化を防止するため、各種の添加剤が
配されることから耐候剤の配合量が少量とならざ
るを得なくなり、その結果十分満足すべき耐候性
が得られなく、その解決が要望されている。 本発明者らは、前述した欠点を克服し、樹脂安
定剤の滲出しを抑制する配合処方を鋭意研究した
結果、驚くべきことにカルボキシル基含有エチレ
ン重合体単独では、ポリオレフイン系重合体の耐
候性より劣るにもかかわらず、ポリオレフイン系
重合体に樹脂安定剤とカルボキシル基含有エチレ
ン重合体とを併用して配合することにより、従来
の方法では実現されなかつた高度の耐候性が容易
に得られることを見い出し本発明に到達した。 すなわち、本願発明は、 1 ポリオレフイン系重合体100重量部に樹脂安
定剤として抗酸化剤0.01〜1.0重量部および紫
外線吸収剤および/または光安定剤を0.01〜
4.99重量部とカルボキシル基含有エチレン重合
体0.5〜50重量部とを配合して成るポリオレフ
イン組成物 2 ポリオレフイン系重合体がエチレンと炭素数
4ないし10のα−オレフインとの共重合体であ
る前記第1項記載のポリオレフイン組成物 3 抗酸化剤がヒンダードフエノール系抗酸化剤
である前記第1項記載のポリオレフイン組成物 4 カルボキシル基含有エチレン重合体がアイオ
ノマー樹脂である前記第1項記載のポリオレフ
イン組成物を提供する。 しかして、樹脂安定剤の滲出しが大巾に抑制さ
れ、その結果、樹脂安定剤の配合が増量でき、か
つ安定剤の持続性に優れ、耐候性等の劣化現象を
長期間実質的に防止したポリオレフイン系重合体
組成物を提供するものである。また、ポリオレフ
イン系重合体は無極性樹脂であり、通常金属との
密着性に乏しいものであるが、カルボキシル基含
有エチレン重合体を含む本発明組成物は、金属と
の密着性をも改良し、防蝕性を改善する効果があ
る。 本発明で用いられるポリオレフイン系重合体と
は、中・低圧法、高圧法で重合されるポリエチレ
ン、エチレン含有量が90重量%以上のエチレン重
合体または、エチレンと10重量%以下のプロピレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、3−メチル−1
−ブテン、オクテン−1、4−メチル−1−ペン
テンなど他のα−オレフインとの共重合体、酢酸
ビニルなどとのビニル共重合体、メタクリル酸メ
チルなどとのアクリル系共重合体あるいはこれら
の混合物を意味し、さらに上記重合体を主成分と
して他の樹脂、たとえば樹脂改質剤としてプロピ
レン、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ブチ
ルゴム、酢酸ビニル含有量20重量%以上のエチレ
ン/酢酸ビニル共重合体などとの混合物も含まれ
るが、これらの中でエチレンと炭素数4ないし10
のα−オレフインとの共重合体は、樹脂特性に優
れることから最も好ましい。 本発明で用いられる樹脂安定剤は、抗酸化剤お
よび紫外線吸収剤および/または光安定剤からな
り、これらは公知の適当なものであり、抗酸化剤
としては、たとえば2・6−ジターシヤリブチル
p−クレゾール、4・4′−チオビス−(3−メチ
ル−6−ターシヤリブチルフエノール)、4・
4′−ブチリデンビス−(6−ターシヤリブチル−
3−メチルフエノール)、ペンタエリスリチル−
テトラキス〔3−(3・5−ジターシヤリブチル
−4−ヒドロキシフエニル)〕プロピオネート、
2・2′−メチレンビス(6−ターシヤリブチル−
4−メチルフエノール)、オクタデシル3−(3・
5−ジターシヤリブチル−4−ヒドロキシフエニ
ール)プロピネート、などのヒンダードフエノー
ル系およびジラウリルチオジプロピオネート、ジ
ステアリルチオジプロピオネートなどのチオジプ
ロピオネート酸系の抗酸化剤であるが、ヒンダー
ドフエノール系抗酸化剤が好適である。 特に粉体塗装法による被覆では、塗装加工温度
が200℃あるいはそれ以上の条件となる場合もあ
り、最も好ましい抗酸化剤としては、ペンタエリ
スリチル・テトラキス〔3−(3・5−ジターシ
ヤリブチル−4−ヒドロキシフエニール)〕プロ
ピオネートが推奨される。 また紫外線吸収剤または光安定剤としては、た
とえば2−n−オクチルチオ−4・6−ジ(4−
ヒドロキシ−3′・5′−ジオブチル)フエノキシ−
1・3・5−トリアジン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−
n−オクトキシベンゾフエノン、2・2′−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフエノンなどのベンゾ
フエノン系または、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチルフエニール)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′−ターシヤリブチル−5′−メ
チルフエニール)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′・5′−ジターシヤリ
ブチルフエニール)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−3′・5′−ジターシヤ
リアミルフエニール)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−4−n−オクトキシフエニル)
ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール誘
導体の紫外線吸収剤および/または4−ベンゾイ
ルオキシ−2・2・6・6−テトラメチルピペリ
ジン、4−(4′−トルオイルオキシ)−2・2・
6・6−テトラメチルピペリジン、4−ベンゾイ
ルオキシ−2・2−ジメチル−6・6−ジエチル
ピペリジン、4−アセトキシ−2・2・6・6−
テトラメチルピペリジン、4−n−ブチロイルオ
キシ−2・2・6・6−テトラメチルピペリジ
ン、4−シクロヘキサノイル−2・2・6・6−
テトラメチルピペリジン、ビス(2・2・6・6
−テトラメチルピペリジン)オキザレート、ビス
(2・2・6・6−テトラメチルピペリジン)マ
ロネート、ビス−(2・2・6・6−テトラメチ
ルピペリジン)サクシネート、ビス−(2・2・
6・6−テトラメチルピペリジン)フマレート、
ビス−(2・2・6・6−テトラメチルピペリジ
ン)セバケート、ビス−(2・2・6・6−テト
ラメチルピペリジン)テレフタレート、ビス−
(2・2・6・6−テトラメチルピペリジン)ヘ
キサヒドロテレフタレートなどのピペリジン誘導
体ならびに1・3・8−トリアザ−7・7・9・
9−テトラメチル−3−n−ヘキシル−スピロ
(4・5)デカン−2・4−ジオン、1・3・8
−トリアザ−7・7・9・9−テトラメチル−3
−n−オクチル−スピロ(4・5)デカン−2・
4−ジオン、1・3・8−トリアザ−7・7・
9・9−テトラメチル−3−n−デシル−スピロ
(4・5)デカン−2・4−ジオン、1・3・8
−トリアザ−7・7−ジメチル−9・9−ジエチ
ル−3−n−デシル−スピロ(4・5)デカン−
2・4−ジオンなどのスピロ化合物等の光安定剤
であり、これらを単独あるいは併用として用いら
れる。しかして、これらの抗酸化剤とし紫外線吸
収剤およびまたは光安定剤を併用して用いた場合
には、相乗的な耐候性改良効果が得られ最も好ま
しい。 樹脂安定剤の配合量は、ポリオレフイン系重合
体100重量部に対して0.02〜5重量部であり、好
ましくは、0.05〜2.5重量部の範囲で配合するの
が望ましい。その中で抗酸化剤は、0.01〜1.0重
量部配合される。 樹脂安定剤の配合量が0.02重量部以下では、樹
脂安定効果が得られなく、またその配合量が5重
量部以上となると、一般に樹脂安定剤は高価であ
り経済的に不利となる。 本発明でいうカルボキシル基含有エチレン重合
体とは、エチレンとα,β−エチレン性不飽和モ
ノあるいはジカルボン酸たとえばアクリル酸、メ
タクリル酸、エタクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、フマール酸、メザコン酸、シ
トラコン酸などとを共重合する方法、ポリエチレ
ンまたはエチレン共重合体に前記のα,β−エチ
レン性不飽和モノあるいはジカルボン酸またはそ
の無水物をグラフト共重合する方法、あるいはエ
チレンにα,β−エチレン性不飽和カルボン酸誘
導体のエステル、無水物、アミドの如き単量体を
共重合したのち遊離カルボン酸に転化する方法、
たとえばメタクリル酸メチルエステル5〜35重量
部を含有するエチレン/メタクリル酸メチル共重
合体のエステル部分を水酸化ナトリウムなどの水
酸化物で鹸化したのち、さらに硫酸などの酸と反
応せしめることによつて得られる。更にこの様に
して得られるカルボキシル基の水素をナトリウ
ム、リチウム、亜鉛、マグネシウム等に置き換え
て得られるエチレン系アイオノマー樹脂(商品名
コーポレン、旭ダウ(株)製)等である。これらの中
で樹脂の特性に優れるエチレン系アイオノマー樹
脂が最も好ましい。 カルボキシル基含有エチレン重合体の配合量
は、ポリオレフイン系重合体100重量部に対して
0.5〜50重量部であり、好ましくは1〜25重量部
である。 この量より少ない量では、本発明で期待する作
用効果が得られず、耐候性の向上が見られない。
また、その配合量が50重量部以上となると、ポリ
オレフイン系重合体と相溶性に問題が生じること
および被覆用としてポリオレフイン系重合体の有
する特長が失われたりまた必要以上に配合しても
経済的でない。 本発明組成物の調整は、ポリオレフイン系重合
体と樹脂安定剤およびカルボキシル基含有エチレ
ン重合体とを公知の適当な方法たとえばV型ブレ
ンダー、ヘンシエルミキサーなどにより混合し、
押出機、バンバリーミキサー、ニーダー等通常の
混練装置により均一に分散されるが、樹脂安定剤
の配合においては、予めポリオレフイン系重合体
粉末に樹脂安定剤を高濃度に配合し造粒したマス
ターバツチを用いた方がより均一に配合でき好ま
しい。その際に例えば過酸化物分解剤、銅害防止
剤、粉砕性改良剤、顔料等の他の添加剤も同時に
配合しても良い。 本発明組成物は、既知の方法で容易にフイル
ム、シート、パイプ等の各種成形品に成形され、
たとえば農業用フイルム、カバーシート、止水シ
ート、保護パイプ、工事保安灯カバー、ビンコン
テナー、農水産用運搬函等の成形品や電線保護パ
イプ等の押出被覆物、および本発明組成物を機械
的にあるいは、溶剤などを用いて粉末とし、流動
浸漬法、静電粉体塗装法といわれる粉体コーデイ
ングによる被覆パイプ、被覆フエンス、道路標識
用ボールの被覆用等多くの屋外用途に利用され
る。 次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれ
ら実施例に制限されるものではない。 尚、実施例および比較例中の部は、すべて重量
部を示す。 実施例 1 高圧法ポリエチレン(旭ダウ(株)製、商品名、旭
ダウポリエチレンM−6525)100部にカルボキシ
ル基含有エチレン重合体としてアイオノマー樹脂
(旭ダウ(株)製、商品名、コーポレンD200)5部と
あらかじめ前記ポリエチレン粉末に抗酸化剤とし
て、オクタデシル−3(3・5−ジターシヤリブ
チル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート
(チバガイギー社製、商品名、イルガノツクス
1076)1重量%、光安定剤としてビス(2・2・
6・6−テトラメチルピペリジル)セバケート
(三共(株)製、商品名、サノールLS−770)3重量
部及び着色剤としてシアニングリーン2重量%、
イルガジンイエロー2.5重量%とを配合し、ペレ
ツト化した樹脂安定剤及び着色剤を含有するマス
ターバツチを12部とをブレンダーで混合し、40mm
φ押出機を用いて130℃〜160℃で混練しペレツト
化した。次にこのペレツトを使用して次の方法に
より金属に被覆し、樹脂安定剤の滲出し性及び耐
候性を試験し、その結果を第1表に示す。 金属への被覆、 あらかじめトリクロルエチレンで脱脂した厚さ
0.8mmの冷間圧延鋼板を圧縮成形機上に置き、0.5
mm厚さのスペーサーを使用し温度160℃、圧力5
Kg/cm2の条件で試験片を調整した。 滲出し性試験、 試験片を温度23℃、相対湿度65%の恒温恒湿中
に2ケ月放置したのち、試料表面の光沢度(60
度)をグロスメーターで測定し、光沢度保持率
(被覆直后の光沢度に対する百分率)を求める。 耐候性試験、 試験片より0.5mmtの被膜を剥がし、サンシヤ
インウエザーメーター(スガ試験機(株)製、WE−
SUN−HC型)を用い、2500時間の試験を行つ
た。300時間の試験毎に被膜の引張破断点伸度を
測定し、伸び保持率(未試験片の引張破断点伸度
に対する百分率)が50%となる試験時間を求め耐
候時間とした。 実施例 2〜4 実施例1の処方において、第1表に示すよう
に、紫外線吸収剤2−(2−ヒドロキシ−3′・
5′−ジターシヤリブチルフエニル)−5−クロロ
ベンゾトリアゾール(チバガイギー社製、商品
名、チヌビン327)または、光安定剤1・3・6
トリアゾ−7・7・9・9−テトラメチル−3−
n−オクチルスピロ(4・5)−デカン−2・4
−ジオン(3共(株)製、商品名、サノール772)お
よびこれらを併用して用い実施例1の方法に従つ
樹脂安定剤の滲出し性および耐候性を試験した。
その結果を第1表に示す。 このように、他の紫外線吸収剤または光安定剤
を用いた場合にも樹脂安定剤の滲出しが抑制さ
れ、良好な耐候性が得られた。 対照例 実施例1で用いた高圧法ポリエチレンあるいは
実施例1で用いたアイオノマー樹脂のみで耐候剤
を配合せずにプレスシートを調整し、実施例1と
同一条件でその耐候性を試験しその結果を第1表
に示す。 比較例 1 実施例1の処方において、樹脂安定剤を除いた
組成物とし、実施例1の方法に従つて耐候性を試
験した。その結果を第1表に示す。 比較例 2〜5 実施例1の処方において、アイオノマー樹脂を
除いた組成物とし、実施例1の方法に従つて樹脂
安定剤の滲出し性および耐候性を試験した。 その結果を第1表に示す。 実施例に比較し、樹脂安定剤の滲出しが激し
く、光沢保持率が大巾に低下し、かつ耐候性にお
いても不充分なものであつた。 実施例 5 実施例1の処方において、ポリエチレン100部
に対し、アイオノマー樹脂を2部と抗酸化剤のイ
ルガノツクス1076を0.05部、光安定剤のサノール
LS−770を0.05部を配合し、実施例1と同様の着
色処方で組成物を調整し、実施例1の方法に従つ
て樹脂安定剤の滲出し性および耐候性を試験し
た。 その結果を第1表に示す。 樹脂安定剤の配合量が少ないにもかかわらず、
良好な耐候性が得られた。 比較例 6、7 実施例5の処方において、樹脂安定剤として抗
酸化剤のみ配合した場合あるいは、光安定剤のみ
配合した場合の組成物を調整し、実施例1の方法
に従つて樹脂安定剤の滲出し性および耐候性を試
験した。その結果を第1表に示す。 樹脂安定剤が抗酸化剤あるいは光安定剤単独で
は良好な耐候性が得られない。 比較例 8 実施例5の処方において、アイオノマー樹脂を
除いた組成物とし、実施例1の方法に従つて樹脂
安定剤の滲出し性および耐候性を試験し、その結
果を第1表に示す。 樹脂安定剤の配合量が少ないにもかかわらず、
その滲出し現象が見られ、かつ耐候性の低いもの
である。
【表】
【表】 実施例 6 エチレンとα−オレフイン(オクテン−1)と
の共重合体(ダウケミカル社製、商品名、ダウレ
ツクス2552)100部にアイオノマー樹脂(旭ダウ
(株)製、商品名コーポレンD200)5部とあらかじ
め高圧法ポリエチレン粉末(旭ダウ(株)製、商品名
旭ダウ粉末ポリエチレンM−6525)に抗酸化剤と
して、ペンタエリスリチルテトラキス〔3−
(3・5−ジターシヤリブチル−4−ヒドロキシ
フエニル)〕プロピオネート(チバガイギー社製、
商品名イルガノツクス1010)1重量%と光安定剤
としてビス(2・2・6・6−テトラメチルピペ
リジル)セバケート(三共(株)製、商品名サノール
LS770)2重量%、紫外線吸収剤として2−(2
−ヒドロキシ−3′・5′−ジターシヤリブチルフエ
ニル)5−クロロベンゾトリアゾール(チバガイ
ギー社製、商品名チヌビン327)2重量%、着色
剤としてシアニングリーン2重量%、イルガジン
イエロー2.5重量%、ベンガラ0.5重量%を配合し
てペレツト化した樹脂安定剤および着色剤を含有
するマスターバツチ12部とをブレンダーで混合し
実施例1の方法に従つて組成物を調整し、樹脂安
定剤の滲出し性および耐候性を試験した。その結
果を第2表に示す。 実施例 7〜9 実施例6の処方においてカルボキシル基含有エ
チレン重合体として、アイオノマー樹脂の代わり
にアクリル酸含有量8重量%あるいは20重量%の
エチレン/アクリル酸共重合体(ダウケミカル社
製、商品名、EAA−455あるいはEAA−X033)
を5部またはポリエチレンにマレイン酸および無
水マレイン酸を0.5重量%グラフトした重合体を
10部用いた他は、実施例6と同様の方法に従つて
組成物を調整し、樹脂安定剤の滲出し性および耐
候性を試験した。その結果を第2表に示す。 実施例 10、11 実施例6の処方において、エチレンとオクテン
−1との共重合体の代わりに酢酸ビニル含有量8
重量%のエチレン/酢酸ビニル共重合体、あるい
はエチレンとブテン−1との共重合体(三井石油
化学(株)製、商品名、ネオゼツクス2540R)を用い
た他は、実施例6と同様の方法に従つて組成物を
調整し、樹脂安定剤の滲出し性および耐候性を試
験した。その結果を第2表に示す。 比較例 9 実施例6の処方からアイオノマー樹脂を除いた
組成物とし、実施例6の方法に従つて、樹脂安定
剤の滲出し性および耐候性を試験し、その結果を
第2表に示す。
【表】 実施例 12 高圧法ポリエチレン(旭ダウ(株)製、商品名旭ダ
ウポリエチレンM−6525)100部にポリイソブチ
レン(シエル社製、商品名ビスタネツクスML)
5部およびアイオノマー樹脂(旭ダウ(株)製、商品
名コーポレンD200)10部と、あらかじめ前記ポ
リエチレン粉末に抗酸化剤として、ペンタエリス
リチル−テトラキス〔3−(3・5−ジターシヤ
リブチル−4−ヒドロキシフエニール)〕プロピ
オネート(チバガイギー社製、商品名イルガノツ
クス1010)1重量%と光安定剤としてビス(2・
2・6・6−テトラメチルピペリジル)セバケー
ト(三共(株)製、商品名サノールLS−770)3重量
%、紫外線吸収剤として2−(2−ヒドロキシ−
3′・5′−ジターシヤリブチルフエニール)5−ク
ロロベンゾトリアゾール(チバガイギー社製、商
品名チヌビン327)2重量%、着色剤としてシア
ニングリーン2重量%、イルガジンイエロー2.5
重量%、ベンガラ0.5重量%および粉砕改良剤と
して、オレイン酸アミド2重量%を配合してペレ
ツト化し、樹脂安定剤、着色剤および粉砕改良剤
を含有するマスターバツチ12部とをブレンダーで
良く混合し、40mmφ押出機を用いて130℃〜160℃
の条件で混練してペレツトと成し、該ペレツトを
ビクトリミルVP−1型(細川鉄工(株)製)粉砕機
で機械的に粉砕し、40メツシユの篩を通過させ粉
末ポリエチレンを調整した。この粉末組成物を
0.8mmtの冷間圧延鋼板に流動浸漬法によりコー
テイングし、膜厚400μの外観良好な被覆鋼板を
得た。 流動浸漬法による粉体コーテイング条件は、鋼
板をあらかじめ350℃に加熱された電気炉中で3
分間予熱し、次にこれを粉末の流動している槽中
に4秒間浸漬し、槽から引き上げたのち、200℃
に加熱されたオーブンに導入し、3分間加熱し平
滑な被膜とした。 得られた被膜鋼板について、実施例1の方法に
従つて樹脂安定剤等の滲出し性を試験したとこ
ろ、2ケ月後の光沢度保持率は90℃であり、耐候
性を試験したところ、耐候時間は2500時間以上で
あり、耐候性に優れたものであつた。第1図に実
施例12の耐候性を示し、第2図に樹脂安定剤等の
滲出し性の経日変化を示した。 比較例 10 実施例12の処方からアイオノマー樹脂を除いた
組成物とし、実施例12と同様の方法に従つて粉末
ポリエチレンを調整し、鋼板にコーテイングし
て、樹脂安定剤等の滲出し性および耐候性を試験
した。 その結果、2カ月后の光沢度保持率は8%であ
り、樹脂安定剤等の滲出しの激しいものであり、
耐候時間は1300時間で樹脂安定剤を多量に配合し
ているにもかかわらず耐候性の劣るものであつ
た。第1図に比較例10の耐候性を示し、第2図に
樹脂安定剤等の滲出し性と経日変化を示した。 以上、本発明を詳述したようにポリオレフイン
系重合体に単に樹脂安定剤を配合した従来の組成
物は十分な耐光性を発揮しなく、また、樹脂安定
剤の滲出し性の問題から、その配合に限度を有し
ていたが、本発明組成物では、樹脂安定剤の滲出
し性が抑制されて良好な光沢が長期間保持される
ことから、樹脂安定剤の配合量を増すことも可能
となり、耐熱性が格段にすぐれることが認められ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、耐候性の一例で耐候性試験時間と被
覆シートの引張り伸び保持率の関係線図、第2図
は樹脂安定剤等の添加剤の滲出し性の一例で経日
数と光沢保持率の関係線図である。 図中Aは、単に抗酸化剤と紫外線吸収剤および
光安定剤を配合した従来組成物でBは本発明組成
物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリオレフイン系重合体100重量部に樹脂安
    定剤として抗酸化剤0.01〜1.0重量部および紫外
    線吸収剤および/または光安定剤を0.01〜4.99重
    量部とカルボキシル基含有エチレン重合体0.5〜
    50重量部とを配合して成るポリオレフイン組成
    物。
JP6768681A 1981-05-07 1981-05-07 Polyethylene composition Granted JPS57182340A (en)

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