JPH01165530A - 被覆薬剤の製造方法 - Google Patents

被覆薬剤の製造方法

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JPH01165530A
JPH01165530A JP62326589A JP32658987A JPH01165530A JP H01165530 A JPH01165530 A JP H01165530A JP 62326589 A JP62326589 A JP 62326589A JP 32658987 A JP32658987 A JP 32658987A JP H01165530 A JPH01165530 A JP H01165530A
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泰明 武藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、被覆薬剤の製造方法、とくには固形薬剤の被
覆後のワックス処理効果を高め、味のマスキングを可能
とし、粒度の小さい顆粒剤、細粒剤を含むすべての剤型
の製剤に適用できる被覆薬剤の製造方法に関するもので
ある。
(従来技術とその問題点) 一般に錠剤、顆粒剤、細粒剤、カプセル剤等の固形薬剤
では薬効成分の保護や外観美粧などのために、水溶性セ
ルロースエーテルによるフィルムコーティングが行われ
ている。このコーティング液として有機溶媒を用いる方
法は経済的見地から、また残留溶媒の点から不利なため
、最近は専らこれらの水溶液を直接スプレーする方法が
採用されている。
このコーティング製剤の現状を剤型別に、さらに詳しく
説明すると、まず錠剤については従来充分なマスキング
効果を期待する場合には糖衣錠としていたが、糖衣掛け
の工程は煩雑で生産性が悪く、近年水溶性セルロースエ
ーテルによるフィルムコーティングに置き換えられつつ
あった。しかし、このコーティングにおいてもマスキン
グ力の不足、日中でのぬめり感などに問題があった。
また顆粒剤については、従来水溶性セルロースエーテル
あるいは腸溶性基剤によるコーティングが行われていた
が、前者ではマスキング効果が不十分で服用したときに
日中で苦みを感じたり、日中で屡々粘着することがある
。また後者においてコーティング量を上げてマスキング
効果を高めようとすると、薬物の放出が遅くなるという
問題があった。
一方これらとは別に、調剤上の理由や同一薬効成分の製
品のラインアップの充実など製剤の高度化とともに、近
年細粒剤の需要が増加してきている。このため従来顆粒
剤であったものを細粒剤に変えたり、新たに細粒剤製品
を付は加えたりすることが多くなってきている。しかし
剤型を細粒剤に変えたことによって粒子の表面積が著し
く太きくなり、その結果としてこれまで顆粒剤や錠剤で
得られていたのと同様のマスキング効果を得るには、よ
り多くのコーティング時間が必要となるなど、他の剤型
では従来全く問題にならないか、既に水溶性セルロース
エーテルあるいは腸溶性基剤によるコーティングの採用
などにより解決されていたことが、製剤技術上の新たな
問題として浮かび上がってきた。とくに従来の水溶液や
有機溶剤溶液を用いる方法において粒子が小さくなると
、コーティング時における造粒の防止が困難になるとい
う問題がある。
さらに固形製剤のワックスによる被覆方法として、錠剤
に対しては有機溶媒の溶液または有機溶剤を使わずにポ
リッシングなどでワックスを溶融するかして、コーティ
ングパン中に法論するか、あるいはワックス微粉末をコ
ーティングパン中に散布し加熱する方法が知られている
が、これは専ら艶出しの目的で行われ、その被覆量も通
常0.5%以下と少なく、この方法でのワックスによる
マスキング効果は期待できない。顆粒剤、細粒剤につい
てもワックスの被覆量が5%を超える例はなく、溶剤を
用いたコーティングによる一般的な方法しか知られてい
ない。
また水溶性セルロースエーテルを用いたコーティング方
法として、ヒドロキシプロピルセルロース水溶液を加熱
することにより水溶液の粘度低下を来す性質を利用した
方法が知られている(特開昭62−91272号公報)
。しかしこの方法は調製されたセルロースエーテルの水
溶液が高濃度であったり、セルロースエーテルが高重合
度であると、得られる水溶液の粘度が高粘度となって適
用できないという制約があり、また得られる被膜も溶液
系に近い均一なものとなってワックスによる被覆が充分
に行われずマスキング効果が期待できない。
(問題点を解決するための手段) この問題に関連して本出願人は先に熱水不溶性のセルロ
ースエーテルの粉末を熱水中に分散したコーティング液
を用いて固形薬剤を被覆する被覆薬剤の製造方法につい
ての出願を行った(特願昭61−147933号)。本
発明者らはこの方法についてさらに検討の結果、熱水不
溶性で水溶性のセルロースエーテルの粉末を熱水中に分
散したコーティング液を用いて固形薬剤を被覆すると、
コーティングによる造粒が少なく、また得られる製剤の
被膜が多孔質のものとなるため、これにワックス類を熱
処理すると、その付着率が向上し、その結果として徐放
性を備えた、あるいは苦みなどが隠蔽された、良好な被
覆薬剤の得られることを見出し、本発明を完成させるの
至ったものである。
これをさらに詳細に説明すると、本発明で用いられる熱
水不溶性で水溶性のセルロースエーテルとしては、例え
ばヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチ
ルメチルセルロースなどが挙げられ、これらは単独また
は2種以上の混合物として粉末状で使用される。
このセルロースエーテルを用いたコーティング液は、ま
ずこのセルロースエーテルを80℃程度の熱水に分散さ
せた後、コーティングの間中分散状態が維持できる、例
えば60℃以上の温度に保って攪拌を続けながらコーテ
ィングしこ供する。
この分散液中の固形分含量は5〜30%、好ましくは5
〜15%が適当で、この上限以上で11攪拌力1困難と
なって分散が不均一になり、セルロースエーテルの沈降
が生じてスプレーガンの詰まりなどを起こす恐れがあり
、また下限以下でlまコーティング操作に長時間を要す
るよう番こなるので経済的に好ましくない。
この水分散液をコーティング液として用t)るしこ際し
ては、添加剤として食用色素、食用レーキ顔料、酸化チ
タン等の着色剤;タルク、微粉末シIJ力等の体質顔料
;ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、クエン酸トjノエチル、ジブチルフタレート
等の可塑剤;ノベニラエノセンス、オレンジオイル等の
香料:などをカロえてもよい。また熱水不溶性でなし1
水溶性高分子を加えることでスラリーを安定化させるこ
と力1でき。
スプレーに支障のない濃度範囲で加えることもできる。
同様に水可溶性分として1例えif乳糖、しょ糖、マン
ニール等の糖類を加えることもできるなお、これらの添
加剤において水に不溶のもの。
例えばタルク、酸化チタン、水不溶性の高分子物質等を
加えるときは、上記した分散液中の固形分としてのセル
ロースエーテル含量を調節する必要がある。
このようなコーティング液を用いて錠剤、丸剤、顆粒剤
、細粒剤、カプセル剤等の固形製剤に被覆を施すには、
従来から用いられてきた。いわゆる被覆用パンは勿論、
英国マネスティー(MANESTY)社製のアクセラコ
ータ(ACCELACOTA)型の回転ドラム方式の被
覆装置、米国ライスコンシン(WISCON−5IN)
大学財団によって開発されたワースター(WUR−3T
ER)型の流動層被覆装置、あるいは西独ブラット(G
LATT)社製の流動層被覆装置等いずれも使用可能で
あり、これらは従来のフィルムコーティングを行う操作
条件と同様に取扱うことができる。
一般に従来の水溶性あるいは有機溶剤溶液から得られる
被膜が緻密であったのに対し、本発明の方法によって得
られる製剤の被膜は多孔質であり。
このために次のワックス処理工程でのワックスの付着率
を格段に向上させることができる。
ここで使用されるワックス類としては、例えばパラフィ
ン、ワセリンなどのパラフィン類、みつろう、晒しみつ
ろうなどのみつろう類、セチルアルコール、ステアリル
アルコールなどの高級アルコール類、ステアリン酸など
の高級脂肪酸類、カルナウバワックス、ライスワックス
などの高級脂肪酸エステル類、牛脂、豚脂、硬化大豆油
、硬化ヒマシ油などのグリセリン脂肪酸エステル類、P
EG−6000,PEG−20000などのポリエチレ
ングリコール類等、さらにはLubri Wax−10
1(水素添加植物油)、Polishing Wax−
101(カルナウバワックスとパラフィンとの混合物)
、Prectrol(グリセリン−モノ、ジ、トリ混合
パルミテート)などが挙げられ、これらはその1種また
は2種以上の混合物として使用されるが、これらの内で
は疎水性が強くマスキング効果の高いパラフィン類、み
つろう類が好ましい。
また、これらのワックス類は融点が40〜90℃、好ま
しくは55〜70°Cのものが適当である。融点が40
℃以下のワックス類では通常の保存条件で粒子同志が融
着を起こす恐れがあり、また90℃以上のものでは溶融
し粒子表面に展延させるのに高温を必要とすることにな
る。
コーティングパンを用いてワックスを混合、展延する場
合は微粉状のものが好ましく、これらを加熱した錠剤に
散布すればよい。流動層を用いて混合、展延する場合に
は、これらのワックス類の粒度は被覆しようとする粒子
よりも大きくなければならず、さもなくば流動中にワッ
クス類が飛散してしまうことになる。このためワックス
類は直径数ミリの粒状であることがその取扱い上望まし
い。
ワックス類による熱処理は錠剤については従来のポリッ
シング方法と同様に行えばよく、粉末の散布の場合には
収率を高めるために数回に分けて行うのが望ましい。顆
粒剤、細粒剤についてはコーティング終了後、常法によ
る乾燥を行い、引き続き同一の流動層内でワックス類に
よる熱処理を行うことができる。これは流動層内で被覆
粒子とワックスとを加熱空気で混合加熱することにより
、溶融したワックスが被覆粒子表面に広がり、マスキン
グ効果をもたらすためである。
溶液系で被覆したときに認められるように、被覆粒子表
面が滑らかであるか、被膜がち密であるときのワックス
の付着量は、粒子径あるいは錠剤径により若干の相違が
あるにしても、概ね1〜2%に過ぎないが、本発明によ
る分散液を用いて被覆した粒子、錠剤ではコーティング
条件により、また粒子径あるいは錠剤径により多少の違
いがあっても被膜はスポンジ状を呈し、概ね5〜20%
の付着量となる。また粒子表面に展延されたワックスは
完全に粒子全体を覆っているのではなく部分的に欠陥が
あり、本発明では最初に水溶性セルロースエーテルで被
覆しているのでワックスの処理量に応じて一定時間後に
は被膜を溶解させ、薬物の放出を可能にする。通常の苦
みのマスキングでは溶出を著しく遅らすほどのワックス
の処理量は必要としない。したがって製剤の目的に応じ
てワックスの処理量を増やし徐放性製剤とすることも可
能である。
(実施例) 以下、本発明の具体的態様を実施例により説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
なお1例中、部および%とあるのは、それぞれ重量部お
よび重量%を表わす。
実施例 1゜ 〔被覆顆粒の調製〕 リボフラビン(ビタミンB2:東京田辺製薬曲製)2部
、乳糖70部、コーンスターチ17部、ポリエチレング
リコールPEG−6000(日本油脂工業■商品名)5
部、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースIIPc−
LEP(信越化学工業■商品名)5部、ヒドロキシプロ
ピルセルロースLH−21(同前)1部の混合物に水を
加えて練合し、押出し造粒機を用いて1mmφのスクリ
ーンで柱状顆粒を調製し、さらにマルメ処理し、流動乾
燥機中で80℃で2時間乾燥した。日本薬局方ふるい番
号、12号〜50号の範囲に粒度を揃えた。
〔被覆液の調製〕
メチルセルロース5M−15(20℃における2%水溶
液の粘度: 16.5cps、同前)10部を、80℃
に加熱した精製水90部に加え、よく攪拌しながら分散
した。調製した分散液は冷却することなく50℃に保ち
コーティングに供した。
〔被覆操作〕
被覆装置としてブラット流動層コーティング装置WSG
−1(■大用原製作所商品名)を用いた。顆粒の仕込み
量は1kg、流動空気温度80℃、排気温度42〜48
℃、コーティング液の供給速度50g/分で。
被覆量が素顆粒に対して50%になるように行った。
コーティング終了後、流動空気温度80℃で30分間乾
燥し、引き続きワックスとして日帰晒しみつろう(融点
60〜67℃)200gを数回に分割して投入し。
同様の条件下で流動、加熱し、ワックス処理を行った・ 〔結果〕 使用した素顆粒および本発明により得られたコーティン
グ顆粒の電子顕微鏡写真を、それぞれ第1図(a)およ
び(b)に示した。図に示されるように、熱水分散液に
よるコーティングを施した顆粒では表面が網目状で多孔
質となっている。このため引き続き行ったワックスによ
る熱処理で付着量を収率95%で素顆粒に対して19%
にすることが出来た。
比較例 1゜ 実施例1で行ったコーティングを、従来の水溶液として
コーティングした場合で示す。
〔被覆液の調製〕
メチルセルロース5M−15(前出)5部を80℃に加
熱した水95部に加え、よく攪拌しながら分散した後、
20℃まで冷却し水溶液としてコーティングに供した。
〔被覆操作〕
実施例1と同一の顆粒、被覆装置を用い、コーティング
液の濃度を2分の1、コーティング液の供給速度を造粒
を防ぐために35g/分と遅くしたほかは、同じ条件と
した。実施例1と同様にセルロースエーテルによる被覆
量は50%とし、引き続き実施例1と同様にワックスと
して晒しみつろう200 gを分割して施した。
〔結果〕
晒しみつろうによる処理は、2%を超えた段階で顆粒の
流動が止まり塊状となった。得られたコーティング顆粒
の電子顕微鏡写真を第2図に示した。図に示されるよう
にコーティングにより得られる被膜は滑らかであり、こ
のため実施例1に比ベワックスの付着量が素顆粒に対し
て2.5%と少なくなった。
実施例 2゜ 〔被覆液の調製〕 セルロースエーテルとして、メチルセルロース5M−4
000(20℃における2%水溶液の粘度: 3850
Cps、信越化学工業■商品名)とヒドロキシプロピル
メチルセルロース605+1−4000(同粘度: 4
090c:ps、同前)のそれぞれ5部を用い、それぞ
れを80℃に加熱したm製水95部に加え、よく攪拌し
ながら分散した。調製した各分散液は冷却することなく
50℃に保ちコーティングに供した。
〔被覆操作〕
実施例1と同一の顆粒、装置を用い、同じ条件で操作し
た。セルロースエーテルによる被覆量は素顆粒に対して
50%で、パラフィン(融点60〜62℃:和光純薬工
業@製)による付着量(いずれも収率95%)がそれぞ
れ2.5.10.15.20%である被覆顆粒を得た。
〔結果〕
これらのコーティング顆粒について日本薬帰方溶出試験
法に基づき下記の条件で溶出試験を実施した。
溶出液  第1液: 900m1、 コーティング顆粒=1g、 試験法     :パドル法(100rpm)温度  
    =37℃ 溶出量はビタミンB2の444nmの極大吸収により測
定した。試験結果は第3図および第4図に示した通りで
、溶出はワックスの被覆量に比例して遅くなることが判
った。
実施例 3゜ 〔被覆細粒の調製〕 乳糖70部、コーンスターチ22部、臭化プロバンチリ
ン(エーザイ■製)0.5部、低置換度ヒドロキシプロ
ピルセルロースLH−31’(信越化学工業■商品名)
4.5部、ヒドロキシプロピルセルロースIIPC−L
EP (同前)3部の混合物に水を加えて転動造粒し、
流動乾燥後、日本薬帰方ふるい番号、30号〜83号の
部分をふるい分けして用いた。
〔被覆操作〕
被覆液は実施例1で用いたのと同じものを使用し、被覆
装置は流動層のスクリーンを100号の細かいものとし
たほかは実施例1と同じものを使用した。被覆量は素細
粒に対して50%で、ワックスには実施例2で用いたの
と同じパラフィンを用いて、その付着量(いずれも収率
95%)が2.5.10.15%である被覆細粒を得た
〔結果〕
得られた被覆細粒について、官能試験を実施した。試験
はサンプルを口中に30秒間含んだ後、水100m1と
共に服用した。このときの臭化プロバンチリンによる苦
みの程度を士〜++で表わした。
この結果を第1表に示した。
第1表 ± :苦みを全く感じない。
+ :服用後に僅かに苦みを感する。
++:ロ中に含むと直ぐに苦みを感する。
実施例 3゜ 〔被覆錠剤の調製〕 乳糖70部、コーンスターチ25部、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロースLl+−11(信越化学工業■商
品名)4.5部を混合し、最後にステアリン酸マグネシ
ウム0.5部を混合して1錠が200mgとなるように
8n++nφの杵を用いて打錠した。
〔被覆液の調製〕
ヒドロキシプロビルメチルセル口゛−スTC−5R(2
0℃における2%水溶液の粘度: 6,1cps、同前
)10部とタルク5部とを、80℃に加熱した精製水8
!!部に加え、よく攪拌しながら分散した。調製した分
散液は冷却することなく80℃に保ちコーティングに供
した。
〔被覆操作〕
小型の通気式のドラムコーティング装置を用い、吸気温
度80℃、排気温度40〜45℃、コーティング液の供
給速度12g/分で、錠剤1kgに対して10%の被覆
量になるようにコーティングを行った。
コーティング終了後、吸気温度70℃で30分間乾燥し
、引き続きワックスとしてポリッシングワックス50g
を送風を停止した状態で数回に分けて投入し、加熱処理
した。
〔結果〕
得られた。コーティング錠剤の電子顕微鏡写真を第5図
に示した。図に示されるように、得られた被膜は顆粒剤
同様多孔質で、ワックスの付着量を5%にすることがで
きた。
比較例 2゜ 実施例4で行ったコーティングを、従来の水溶液として
した場合で示す。
〔被覆液の調製〕
ヒドロキシプロピルメチルセルロースTC−5R(前出
)5部とタルク2,5部とを、80℃に加熱した精製水
92.5部に分散した後、30℃にまで冷却し、水溶液
としてコーティングに供した。
〔被覆操作〕
装置1条件はコーティング液の濃度を2分の1としたほ
かは実施例4と同じに行った。引き続き実施例4と同様
にしてポリッシングワックスによる処理を施した。
〔結果〕
本例ではコーティング液の濃度を2分の1としたため、
コーティング時間が2倍であった。
得られたコーティング錠剤の電子顕微鏡写真を第6図に
示した0図に示されるように、本例で得られた被膜は実
施例4に比べてち密であり、このためワックスの付着量
は1%であった。この場合、付着量を1%以上にしよう
とすると、錠剤面にワックスの塊ができ、表面全体に展
延することができなかった。
実施例 5゜ 被覆細粒としてアスピリン(アスピリンS、三井東圧化
学曲製)を用いた。
〔被覆液の調製〕
ヒドロキシプロピルメチルセルロースTC−5R(前出
)10部、乳糖2部、タルク2部、ポリエチレングリコ
ールPEG−4000(前出)1部の混合物を、80℃
に加熱した精製水85部に加え、よく攪拌しながら分散
した。調製した分散液は冷却することなく80℃に保ち
コーティングに供した6〔被覆操作〕 装置および条件を実施例3と同じにし、セルロースエー
テルによる被覆量を40%とし、ワックス類としてセチ
ルアルコール(融点49℃:和光純薬工業曲製)を用い
、2.5.10%の処理を行った。
〔結果〕
得られたコーティング細粒について実施例2と同様にし
て溶出試験を実施した。溶出量はアスピリンの276n
mの極大吸収により測定した。
試験結果は第7図に示した通りで、溶出はセチルアルコ
ールの被覆量の増加につれて遅くなっている。
(発明の効果) 本発明によれば、 ■従来の水溶性セルロースエーテルを用いる方法と比べ
て、コーティング時間が短く生産性が高いばかりでなく
、得られる被膜が多孔質であるためワックスの付着率を
高められる。
■従来の水溶液あるいは有機溶剤溶液を用いるコーティ
ングでは、細粒剤のような粒度の細かいものに対しては
生産性が悪く適用不可能であり、またワックス処理工程
におけるワックスの付着率が1〜2%に過ぎなかったの
が、剤型による制約が無く、ワックスの付着率を5〜2
0%にも上げることができ、その結果マスキングが完べ
きなものとなるばかりでなく、有機溶剤を使用しないこ
とから最終製品における残留溶剤についての心配が全く
無い。
■腸溶性基材のコーティングにおいて一定量以上のコー
ティングでは被膜が腸溶性となってしまって速放性を期
待する製剤には適用できなかったのが、十分なマスキン
グを行っても薬物の溶出を遅らせることが少なくなった
などの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)はそれぞれ本発明の実施例】にお
いて使用した素顆粒および得られたコーティング顆粒の
電子顕微鏡写真、第2図は比較例1で得られたコーティ
ング顆粒の電子顕微鏡写真、第3図および第4図はそれ
ぞれ本発明の実施例2において得られたセルロースエー
テルの種類の異なる被覆液を用いてコーティングした、
異なるワックス付着量の被覆顆粒についての溶出試験の
結果を示すグラフで、いずれも縦軸は溶出量(%)、横
軸は時間(分)である。第5図および第6図はそれぞれ
本発明の実施例4および比較例2で得られた図面の浄書
( コーティング顆粒の電子顕微鏡写真であり、第7図は本
発明の実施例5で得られたコーティング細粒についての
溶出試験の結果を示すグラフで、縦軸および横軸は第3
図および第4図と同じである。 内容に変更なし) 第2図 第3図 メチルセルクースコーチインク[50’ム ヮ、クス付
着量第4図 時間(分) 31み、)、S、−。  ユ、ミ、721、第5図 第6図 手続補正書働式) 昭和63年4月25日 1、事件の表示 昭和62年特許願第326589号 2、発明の名称 被覆薬剤の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称     信越化学工業株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付(発進口) 昭和63年3月29日 「図面、         G3. /1..267、
補正の内容 1)明細書の「図面の簡単な説明の欄」における、第2
3頁第12行および第13行、並びに第24行第1行に
[顆粒の電子顕微鏡写真」とあるのを、それぞれ「顆粒
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真」と補正する。 2)図面の「第1図」、「第2図」、「第5図」、およ
び「第6図」をそれぞれ添付の図面に差し換える。 以    上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱水不溶性で水溶性のセルロースエーテルの粉末を
    熱水中に分散したコーティング液を用いて固形薬剤を被
    覆した後、さらにワックス類による熱処理を行うことを
    特徴とする被覆薬剤の製造方法。 2、熱水不溶性で水溶性のセルロースエーテルが、ヒド
    ロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、
    ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチ
    ルセルロースから選択される少なくとも1種である特許
    請求の範囲第1項記載の被覆薬剤の製造方法。 3、ワックス類が、パラフィン類、みつろう類、高級ア
    ルコール類、高級脂肪酸類、高級脂肪酸エステル類、グ
    リセリン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール類
    から選択される少なくとも1種である特許請求の範囲第
    1項記載の被覆薬剤の製造方法。
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