JPH01167280A - 炭素繊維強化炭素材料 - Google Patents

炭素繊維強化炭素材料

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JPH01167280A
JPH01167280A JP32471687A JP32471687A JPH01167280A JP H01167280 A JPH01167280 A JP H01167280A JP 32471687 A JP32471687 A JP 32471687A JP 32471687 A JP32471687 A JP 32471687A JP H01167280 A JPH01167280 A JP H01167280A
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JP
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resin
carbon fiber
phenol
carbon
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JP32471687A
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Osamu Ebato
修 江波戸
Shigeru Takano
茂 高野
Tsuneo Kaneshiro
庸夫 金城
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、炭素繊維強化炭素材料に関し、特に層間への
ガスの巻き込みやマトリックスの割れがなく優れた層間
剪断強度、曲げ強度を有する炭素繊維強化炭素材料に関
する。
〈従来技術とその問題点〉 炭素繊維強化炭素材料の製造方法の一つとして、フェノ
ール樹脂、フラン樹脂等の炭化可能な樹脂を含浸させた
炭素繊維のシートを作り、そのシートを必要に応じた枚
数で積層し、加熱することにより樹脂を硬化させて加熱
成形板を得、次に、800℃以上の温度で炭化焼成する
方法が知られている。
このような場合に用いられる樹脂として代表的なものは
、フェノール樹脂、フラン樹脂である。 この理由は、
これらの樹脂が比較的高残炭率で炭化可能な樹脂である
ためである。
しかし、従来から使用されている一般的なフェノール樹
脂、フラン樹脂には以下の問題がある。 すなわち、 (1)フェノール樹脂やフラン樹脂では、加熱形成する
際ガスの発生が多いために層間にガスを巻き込んでしま
い、ガスふくれやマトリックス基材の割れ等が発生して
しまう。このためこれを焼成炭化した場合、優れたせん
断強度、曲げ強度を有する炭素繊維強化炭素材料を安定
して得ることかで籾ない。
(2)一般のフェノール樹脂やフラン樹脂を炭素繊維に
含浸させたシートを積層する際要求されるタック性(t
ack、粘着性)が不適当である。
即ち、フェノール樹脂ではタック性が全くなく、このた
めシートを積層した後加熱成形する時、補強MIl雑の
配列が乱れやすく、得られる加熱成形板に反りが生じて
しまうという問題がある。
一方、フラン樹脂の場合は、タック性が高ずぎるためシ
ートを積層する際積層の修正が不可能であり、極めて作
業性が悪い。
(3)一般のフェノール樹脂は可使時間が短いので、フ
ェノール樹脂を含浸させたシートを常温で長期保存する
ことができない。また、フラン樹脂は触媒と混合した後
に炭素繊維に含浸させるために、フラン樹脂を含浸させ
た炭素1mmレシート同様に常温にて長期保存すること
ができない。
〈発明の目的〉 本発明の目的は従来技術におけるこれらの問題点を解決
しようとするものであって、眉間へのガスの巻き込み、
マトリックスの割れがなく、優れたせん断強度、曲げ強
度をもつ炭素繊維強化炭素材料を提供することにある。
また、本発明の目的は、炭素繊維強化炭素材料に使用さ
れる炭素繊維シートのタック性、可使時間を適度なもの
とすることにより、作業性良く製造される炭素繊維強化
炭素材料を提供することにある。
〈発明の構成〉 本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究した結果炭
素繊維に含浸させる樹脂混合物として、高残炭率て炭化
可能てあり可使時間か長い、熱融着性を示すフェノール
ホルムアルデヒド縮金物を主体とし、それに常温で流動
性をもつレゾールタイプフェノール樹脂を適量添加して
樹脂混合物をシートに含浸させた際のタック性を付与し
、さらに炭化珪素および/または窒化珪素を適量混合し
たものを用いると、作業性よく優れた強度を有する炭素
繊維強化炭素材料か得られること、特に層間せん断強度
が著しく向上した炭素繊維強化炭素材料か得られること
を知見して本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、常温で流動性をもつレゾールタイプ
フェノール樹脂、熱融着性を示すフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂および炭化珪素ウィスカーおよび/または
窒化珪素ウィスカーを含む樹脂混合物を炭素繊維の周囲
および/または内部に被着させて得た少なくとも一層の
炭素繊維シートを加熱成形し、さらに800℃以上の温
度で炭化焼成してなることを特徴とする炭素繊維強化炭
素材料を提供する。
ここで、前記常温て流動性をもつレゾールタイプフェノ
ール樹脂は、前記熱融着性を示すフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂100重量部に対して5〜50重量部であ
ることが好ましい。
前記常温で流動性をもつレゾールタイプフェノール樹脂
の粘度が常温で40000CPS以下であり、また、フ
ェノールとホルムアルデヒドのモル比を1・1.1〜1
・1.3とし、アルカリ触媒下で反応させたものである
ことが好ましい。
さらに前記熱融着性を示すフェノールホルムアルデヒド
樹脂が、 粒径0.1〜150μmの粒状一次粒子およびその二次
凝集物を含有し、 KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルにおいて 1600cm−’の吸収強度をDi 600.990〜
1015cm−1の範囲の最も大きな吸収強度をD99
0〜1015. 890cm−’の吸収強度をD890とした場合、 D990〜1015/D1600=0.2〜09、 D890/D1600=0.09〜10を示す、 粒状ないし粉末状のフェノール・ホームアルデヒド樹脂
であることが好ましい。
また、前記炭化珪素ウィスカーおよび/または窒化珪素
ウィスカーが、前記常温て流動性をもつレゾールタイプ
フェノール樹脂と熱融着性を示すフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂との合計100重量部に対して1〜30重
量部であることが好ましい。
以下に本発明の構成を詳述する。
本発明に用いる常温で流動性をもつレゾールタイプフェ
ノール樹脂は、フェノール類とホルムアルデヒドとアル
カリ性物質を触媒に用いて縮重合させた常温で流動性を
持つものであればいかなるものでもよいが、好ましくは
粘度か40000cps (温度25℃)以下のものが
よい。 この範囲より高い粘度のものでは添加量を著し
く増大させなければ適度のタック性を付与することがで
きない。
さらに好ましくは、常温て流動性をもつレゾールタイプ
フェノール樹脂は以下のようにして製造されたものを用
いる。
即ち、常温で流動性をもつレゾールタイプのフェノール
樹脂は、フェノールとホルムアルデヒドとを、それらの
モル比1:1.1〜1゜13で、アルカリ触媒下で反応
させ、生成物の平均分子量が250〜600の範囲内に
あるようにしたものである。 この範囲よりホルムアル
デヒドの量が少ないと反応性か著しく低下してしまい加
熱成形に長時間が必要とされるのて好ましくない。 一
方、この範囲よりホルムアルデヒドの量が多いと反応性
が高くなり過ぎ可使時間が著しく短くなるので好ましく
ない。
本発明に用いる熱融着性を示すフェノール・ホルムアル
デヒド樹脂としては、例えば、特開昭58−12050
9号に記載されている、粒径0.1〜150μmの球状
一次粒子及びその二次凝集物を含有し、KBr錠剤法に
よる赤外線吸収スペクトルにおいて1600cm−’の
吸収強度をDi 600.990〜1015 cm−’
の範囲の最も大きな吸収強度をD990〜1015.8
90cm−’の吸収強度をD890とした場合、D99
0〜1015/Di 600=0,2〜0.9、D89
0/D1600=009〜1.0を示す粒状ないし粉末
状のフェノール・ホルムアルデヒド樹脂を含むもの等を
あげることかでき、具体的には、例えば鐘紡■製“ベル
パール゛°として市販されているものか使用てきる。
このような熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂は加熱成形の際、それ自体反応性を有するメチロ
ール基を多く含有しているのて、加熱により均一に内部
まて反応・硬化し、ガスの発生量も少ない。 従って、
加熱成形により優れた耐熱性、強度、硬度等を示す。
なお、前述特開昭58−120509号の内容は引用文
献として本明細書中に加入する。
本発明においては、炭素繊維に含浸させる樹脂混合物中
に、上記のような常温で流動性をもつレゾールタイプフ
ェノール樹脂及び熱融着性を示すフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂の他、さらに炭化珪素ウィスカーおよび/
または窒化珪素ウィスカーが混合されていることが重要
である。 これにより、形成される炭素繊維強化炭素材
料の層間せん断強度を著しく向上させることができる。
 また炭素繊維強化炭素材料に施される緻密化処理回数
を低減することができ、製品のコストを下げることがで
きる。
なお、上記緻密化処理とは形成された炭素繊維強化炭素
材料の曲げ強度、層間せん断強度の向上を図るため、炭
素繊維強化炭素材料にフラン樹脂、ピッチ等を含浸させ
、必要に応じて加熱硬化後、さらに加熱炭化する工程を
いう。 炭素繊維強化炭素材料の用途にもよるが、通常
2〜4回程度の緻密化処理がくり返し施される。
本発明に用いる炭化珪素ウィスカーおよび/または窒化
珪素ウィスカーは、それぞれ炭化珪素および窒化珪素の
短繊維状の単結晶で、2000 kg/mm2以上の引
張り強さと50、 000kg/mm2を超える弾性率
を有する熱的・化学的に極めて安定な超硬物質である。
本発明で使用するウィスカーの性状は、一般に試作また
は製造されている直径0.1〜0.5μm1アスペクト
比200〜5000の範囲にあるものが使用出来る。 
かかるウィスカーは、例えば、酸化珪素(SiO2)含
有粉末をカーボンブラックのような炭材と混合し、不活
性雰囲気あるいは窒素気流中で1.400〜1.700
℃の温度により気相反応させて得ることができる。
次に、本発明で使用する樹脂混合物中の配合割合につい
て説明する。
常温で流動性をもつレゾールタイプフェノール樹脂と熱
融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒド樹脂の配合
割合は、熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒド
樹脂100重量部に対して常温で流動性をもつレゾール
タイプフェノール樹脂が5〜50重量部の範囲内となる
よう調節するのがよい。 この範囲よりも常温で流動性
をもつレゾールタイプフェノール樹脂の割合が低いと、
樹脂を炭素繊維に含浸させて得たシートのタック性が低
くなるのでシート積層時の作業性が悪い。 一方、この
範囲よりも常温で流動性をもつレゾールタイプフェノー
ル樹脂の割合が高いと、上記シートのタック性が高すぎ
てシート積層時の作業性が悪く、また積層されたシート
の加熱成形時には、ガスの発生が多くなり、成形体中へ
ガスが巻き込まれて層間せん断強度か低下するのて好ま
しくない。
また、炭化珪素ウィスカーおよび/または窒化珪素ウィ
スカーの混合割合は、前記常温で流動性をもつレゾール
タイプフェノール樹脂と熱融着性を示すフェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂との総量100重量部に対して1〜
30重量部の範囲内になるように調節するのが好ましい
。  この範囲よりウィスカーの量か少ないと機械的強
度、特に層間せん断強度の向上がなされず、一方、この
範囲より多くしても強度は向上せずむしろ低下してくる
ので好ましくない。
本発明の炭素繊維強化炭素材料は、上記のような樹脂混
合物かます炭素繊維の内部および/または周囲に被着さ
れることにより製造される。
本発明に用いる炭素繊維の種類はレーヨン系、パン系、
ピッチ系等いかなる系の炭素繊維を用いてもよく、また
、それらの高強度タイプ、高伸度タイプ、高弾性タイプ
等いかなるタイプのものを用いてもよく、これらのうち
2種以上を同時に使用してもよい。
但し、・強度的な面では、パン系の炭素繊維がもっとも
好ましく、レーヨン系の炭素繊維を使用した場合に比べ
て含浸・再焼成の工程を少なくしても同等以上の強度を
得ることかでき、強度のみならず工程およびコストの削
減を計ることができる。
炭素繊維の形態も特に制限的でなく、長繊維フィラメン
トを100〜24000本束ねたロービングを一方向に
引きそろえたもの、ロービングの織り物、チョツプドフ
ァイバーあるいはチョツプドファイバーを抄紙してなる
フェルト状のもの等いかなる形態のものでもよい。
但し、特に優れた層間せん断強度を有する炭素材料を得
る必要のある場合には、長繊維フィラメントからなるロ
ービングを一方向に引きそろえたものあるいはロービン
グの織物の形態とするのが良い。
なお、炭素繊維は樹脂混合物被着時にシート状に成形さ
れていてもよく、被着後にシート状に成形されるもので
あってもよい。
次に、かかる炭素繊維への上述の樹脂混合物の被着方法
の例を以下に説明する。
まず、上述の常温で流動性をもつレゾールタイプフェノ
ール樹脂、熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂およびその他の成分をアセトン、メタノール、ト
ルエンその他の低沸点の有機溶媒あるいはその混合溶媒
等に溶解し、樹脂成分が約10〜35重量部となるよう
にする。これは、補強繊維への樹脂目付量を15〜60
重量部となるように調整するためである。
次に、これに炭化珪素ウィスカーおよび/または窒化珪
素ウィスカーを単独あるいはそれらの混合物として添加
し、攪拌分散して樹脂混合物を製造する。 なお、この
樹脂混合物の製造にあたっては、有機溶媒にウィスカー
を攪拌分散した後、上記樹脂を溶解せしめてもよい。
次に、樹脂混合物を炭素繊維のシートに含浸させた後、
オーブン、真空乾燥器等を用いて有機溶媒を除く。
上記のような被着方法の他、炭素繊維と常温で流動性を
もつレゾールタイプフェノール樹脂、熱融着性を示すフ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂および炭化珪素ウィス
カーおよび/または窒化珪素ウィスカーとの混合物に、
必要により、有機溶媒を適宜適量加えて、ロールミル、
ニーダ−等により混合しつつ炭素繊維に含浸させる方法
、また、炭素繊維シートを挟んで少なくとも一方に、本
発明で使用する樹脂混合物を離型紙に塗工したものを重
ね合せ、加熱ロールにて、加熱、加圧処理し樹脂混合物
を炭素繊維シートに転位・含浸する方法等をあげること
ができる。 なお、本発明はかかる被着方法に限定され
るものではなく、炭素繊維に樹脂を均一にむらなく含浸
することがてきる方法であればいかなる方法によっても
よい。
炭素繊維に対する目付量としては、炭素繊維と炭化珪素
ウィスカーおよび/または窒化珪素ウィスカーの総量1
00重量部に対して、常温にて流動性を示すレゾールタ
イプフェノール樹脂と熱融着性を示すフェノール・ホル
ムアルデヒド樹脂とを樹脂合計が15〜60重量部の範
囲内にするのがよい。 この範囲より樹脂成分が少ない
とバインダーとしての効果が少なく、得られる炭素繊維
強化炭素材料の強度が低いものとなるので好ましくない
。 一方、この範囲より樹脂成分が多いと炭素繊維の補
強効果が低下することにより炭素繊維強化炭素材料の強
度が低いものとなるので好ましくない。
上述のようにして樹脂混合物を被着した炭素繊維は、以
下の工程により本発明の炭素繊維強化材料とする。
即ち、樹脂混合物を被着した炭素繊維をシートとして必
要に応じた数積層し、その後ホットプレス、オートクレ
ーブ、オーブン等により加熱成形し、炭素繊維強化プラ
スチツク板とする。 なお、本発明によれば、このシー
トの積層、加熱成形工程か作業性よくなされる。
次に、この炭素繊維強化プラスチツク板を800℃以上
の温度て炭化焼成する。
炭化焼成温度は800℃以上必要であり、この温度より
低い温度では炭化反応が不十分で強度的に満足いくもの
が得られない。
また、炭化焼成工程は、好ましくはAr。
N2等の不活性ガス雰囲気で行う。
また、本発明の炭素繊維強化材料は緻密化処理を行うと
、曲げ強度、層間せん断強度がさらに向上する。
ここて、緻密化処理は、前述したように炭化焼成した炭
素繊維強化材料にさらに樹脂を含浸、硬化させ、炭化焼
成することによりなされ、例えはフラン樹脂、ピッチ等
常温あるいは加熱することにより流動性を示す樹脂を真
空中で4時間〜24時間含浸させたのち、ざらに5 k
g/cm2以上の加圧下で4〜24時間含浸させ、オー
ブン中で加熱処理し再度炭化焼成する方法がある。
また、緻密化処理は通常2回〜4回行われる。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例および比較例に基づき具体的に説
明する。
(実施例1および2) 直径01〜0.5μm1長さ100〜 500μmのβ型炭化珪素ウィスカーを2.7重量部メ
タノール73重量部中に攪拌機にて分散させた後、これ
に熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒド樹脂(
鐘紡■製、゛ベルパール゛Sタイプの樹脂)と常温にて
流動性を示すレゾールタイプフェノール樹脂(フェノー
ルとホルムアルデヒドのモル比を1:12で反応させた
粘度38000cpsの樹脂)とを100・10あるい
は100・30重量部の割合で混合した樹脂組成物24
.3重量部を混合し、2種の樹脂混合物を製造した。
この樹脂混合物を不揮発成分か70重量%になるように
東邦レーヨン製、炭素繊維織り物゛°ベスファイト”#
3101(強硬度タイプ炭素繊維使用)に含浸させた。
 次に、オーブン中で80℃30分間乾燥し、樹脂を含
浸した炭素繊維シートを得た。このシートを10枚積層
し、ホットプレスにより100 kg/cm2の圧力下
150℃60分間加熱加圧成形し、炭素繊維強化プラス
チツク板を得た。
次に不活性ガス雰囲気中で10℃/ h rの昇温速度
で1000℃まで昇温焼成して目的とする厚さ2mmの
炭素繊維強化炭素材料を得た。
また別に、上記と同様にして得られた炭素繊維強化炭素
材料に緻密化処理を行って炭素繊維強化炭素材料を得た
緻密化処理は、フラン樹脂(日立化成工業■製、ヒタフ
ラン)を真空中で4時間含浸後、さらに10Kg/cm
2の圧力のもとて4時間含浸した。 これをオーブン中
100℃15時間、加熱してフラン樹脂硬化させた後、
非酸化性雰囲気中て10℃/ h rの昇温速度で10
0℃まで加熱炭化するという処理を3回くり返した。
(比較例1および2) 炭素繊維に含浸させる樹脂混合物に炭化珪素ウィスカー
を混合しなかった以外は実施例と全く同様にして炭素繊
維強化炭素材料を得た。
また別に、上記と同様にして得られた炭素繊維強化炭素
材料に実施例と同様の緻密化処理を行って炭素繊維強化
炭素材料を得た。
(比較例3および4) 炭素繊維に含浸される樹脂混合物に炭化珪素ウィスカー
を使用せず、熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂と常温にて流動性を示すレゾールタイプフェノ
ール樹脂とを1000及び0・100とした以外は実施
例と同様にして炭素繊維強化炭素材料を得、また別に、
得られた炭素繊維強化炭素材料に実施例と同様にして、
緻密化処理を行なって炭素繊維強化炭素材料を得た。
(比較例5) 炭素繊維に含浸させる樹脂混合物に炭化珪素ウィスカー
を使用せず、−船釣なレゾールタイプフェノール樹脂(
フェノールとホルムアルデヒドのモル比を1・1.5で
反応させた常温にて固体の樹脂)を不揮発分が25%と
なるようにアセトンで希釈して使用した以外は実施例と
同様にして炭素繊維強化炭素材料を得た。
また別に、上記と同様にして得られた炭素繊維強化炭素
材料に実施例と同様の緻密化処理を行って炭素繊維強化
炭素材料を得た。
評価方法 実施例および比較例で得られた炭素繊維シートの積層作
業性および炭素繊維強化炭素材料の特性を以下のように
評価し、結果を表1に示した。
(1)積層作業性 得られた炭素繊維シートを積層し、ホットプレスにより
加圧加熱成形する際のタック性を触手および積層するこ
とにより評価した。
良・・・・・・適度のタック性及び粘着性を有し、積層
加圧することて一体となる。 また、積層した段階では
引きはがすこともでき積層の修正が可能である。
不良・・・・・・粘着性がなく、積層しても形がくずれ
てしまう。 あるいは粘着性が高すぎて積層の修正がで
きない。
(2)層間せん断強度 実施例および比較例で得られた炭素繊維強化炭素材料の
ILSS層間せん断試験による強度を測定した(AST
M  D2344に準じた試験を行なった)。
(3)曲げ強度 炭素繊維強化炭素材料の曲げ強度を常温でJIS  K
7203に準じた試験を行ない測定した。
(4)可使時間 炭素繊維シートを得てから25℃の状態で放置し、タッ
ク性を失うまでの期間で評価した。
〈発明の効果〉 本発明の炭素繊維強化炭素材料は、炭素繊維に被着させ
る樹脂混合物として、常温で流動性をもつレゾールタイ
プフェノール樹脂と熱融着性を示すフェノール・ホルム
アルデヒド樹脂および炭化珪素および/または窒化珪素
を含む樹脂混合物を用いて製造されるので、製造される
炭素繊維強化炭素材料の層間にガスの巻き込みがなく、
ガスふくれやマトリックスの割れがない。 従って、本
発明の炭素繊維強化炭素材料は優れた機械的強度、特に
著しく向上した層間せん断強度を有する。
また、本発明で使用される樹脂混合物は炭素繊維に被着
させた後に適度のタック性と可使時間を有するのて、本
発明の炭素繊維強化炭素材料は作業性よく製造される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)常温で流動性をもつレゾールタイプフェノール樹
    脂、熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒド樹脂
    および炭化珪素ウィスカーおよび/または窒化珪素ウィ
    スカーを含む樹脂混合物を炭素繊維の周囲および/また
    は内部に被着させて得た少なくとも一層の炭素繊維シー
    トを加熱成形し、さらに800℃以上の温度で炭化焼成
    してなることを特徴とする炭素繊維強化炭素材料。
  2. (2)前記常温で流動性をもつレゾールタイプフェノー
    ル樹脂が、前記熱融着性を示すフェノール・ホルムアル
    デヒド樹脂100重量部に対して5〜50重量部である
    特許請求の範囲第1項に記載の炭素繊維強化炭素材料。
  3. (3)前記常温で流動性をもつレゾールタイプフェノー
    ル樹脂の粘度が常温で40000CPS以下である特許
    請求の範囲第1項または第2項に記載の炭素繊維強化炭
    素材料。
  4. (4)前記常温で流動性をもつレゾールタイプフェノー
    ル樹脂が、フェノールとホルムアルデヒドのモル比を1
    :1.1〜1:1.3とし、アルカリ触媒下で反応させ
    たものである特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかに記載の炭素繊維強化炭素材料。
  5. (5)前記熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒ
    ド樹脂が、 粒径0.1〜150μmの粒状一次粒子およびその二次
    凝集物を含有し、 KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルにおいて 1600cm^−^1の吸収強度をD1600、990
    〜1015cm^−^1の範囲の最も大きな吸収強度を
    D990〜1015、 890cm^−^1の吸収強度をD890とした場合、 D990〜1015/D1600=0.2〜0.9、 D890/D1600=0.09〜1.0を示す、 粒状ないし粉末状のフェノール・ホルムアルデヒド樹脂
    である特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
    記載の炭素繊維強化炭素材料。
  6. (6)前記炭化珪素ウィスカーおよび/または窒化珪素
    ウィスカーが、前記常温で流動性をもつレゾールタイプ
    フェノール樹脂と熱融着性を示すフェノール・ホルムア
    ルデヒド樹脂との合計100重量部に対して1〜30重
    量部である特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
    かに記載の炭素繊維強化炭素材料。
JP32471687A 1987-12-22 1987-12-22 炭素繊維強化炭素材料 Pending JPH01167280A (ja)

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