JPH0119370B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0119370B2 JPH0119370B2 JP15116584A JP15116584A JPH0119370B2 JP H0119370 B2 JPH0119370 B2 JP H0119370B2 JP 15116584 A JP15116584 A JP 15116584A JP 15116584 A JP15116584 A JP 15116584A JP H0119370 B2 JPH0119370 B2 JP H0119370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- reaction
- dialkyl
- hydroxybenzyl
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の分野〕
本発明は、1,3,5―トリアルキル―2,
4,6―トリス(3,5―ジアルキル―4―ヒド
ロキシベンジル)ベンゼンの改良された製造法に
関する。
4,6―トリス(3,5―ジアルキル―4―ヒド
ロキシベンジル)ベンゼンの改良された製造法に
関する。
1,3,5―トリアルキル―2,4,6―トリ
ス(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼンは酸化防止剤として有用な化合物で
ある。
ス(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼンは酸化防止剤として有用な化合物で
ある。
1,3,5―トリアルキル―2,4,6―トリ
ス(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼンの従来の製法については、例えば特
公昭46−41536号公報に以下の方法が記載されて
いる。すなわち、2,6―ジアルキルフエノール
をホルムアルデヒドまたはその重合物、第二級ア
ミンおよびカルボン酸と反応させることにより
3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジルア
ルコールのエステルを作り、次いでこのベンジル
エステルを硫酸および不活性溶媒の存在下に1,
3,5―トリアルキルベンゼンと反応させて1,
3,5―トリアルキル―2,4,6―トリス
(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジル)
ベンゼンを製造する方法は公知である。更に該公
報には、ベンジルエステルを単離したり精製した
りする操作を省略して、1,3,5―トリアルキ
ル―2,4,6―トリス(3,5―ジアルキル―
4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンの製造の中間
体であるベンジルエステルを含有する反応混合物
全体の存在下に該ベンジルエステルを1,3,5
―トリメチルベンゼンと反応させて1,3,5―
トリメチル―2,4,6―トリス(3,5―ジア
ルキル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンを製
造する工程の簡略な方法が記載されている。
ス(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼンの従来の製法については、例えば特
公昭46−41536号公報に以下の方法が記載されて
いる。すなわち、2,6―ジアルキルフエノール
をホルムアルデヒドまたはその重合物、第二級ア
ミンおよびカルボン酸と反応させることにより
3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジルア
ルコールのエステルを作り、次いでこのベンジル
エステルを硫酸および不活性溶媒の存在下に1,
3,5―トリアルキルベンゼンと反応させて1,
3,5―トリアルキル―2,4,6―トリス
(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジル)
ベンゼンを製造する方法は公知である。更に該公
報には、ベンジルエステルを単離したり精製した
りする操作を省略して、1,3,5―トリアルキ
ル―2,4,6―トリス(3,5―ジアルキル―
4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンの製造の中間
体であるベンジルエステルを含有する反応混合物
全体の存在下に該ベンジルエステルを1,3,5
―トリメチルベンゼンと反応させて1,3,5―
トリメチル―2,4,6―トリス(3,5―ジア
ルキル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンを製
造する工程の簡略な方法が記載されている。
しかし、該方法では、先のベンジルエステルを
含有する反応混合物をそのまま第2段目の反応の
原料に使用すると、酸触媒を1,3,5―トリア
ルキルベンゼンに対して例えば10倍モルと多量必
要であるという欠点がある。これを改善する方法
として、該公報中、第3頁右欄12〜16行および実
施例には、ベンジルエステルを含む反応混合物
を水と混和しない不活性有機溶媒、例えばメチレ
ンクロライドで希釈し、次いでこの希釈混合物を
水で抽出する操作を施してから該混合物の有機相
を硫酸マグネシウム等の乾燥剤で乾燥処理し、次
にこれを第二段目の反応の原料に使用する方法を
採用した場合には、目的生成物の収率をほとんど
変えることなく、酸触媒(硫酸)の使用量を減ら
せる旨の記載がある。しかし、該方法は処理操作
が煩雑であり工業化を考えた場合実用的な方法と
は言えない。
含有する反応混合物をそのまま第2段目の反応の
原料に使用すると、酸触媒を1,3,5―トリア
ルキルベンゼンに対して例えば10倍モルと多量必
要であるという欠点がある。これを改善する方法
として、該公報中、第3頁右欄12〜16行および実
施例には、ベンジルエステルを含む反応混合物
を水と混和しない不活性有機溶媒、例えばメチレ
ンクロライドで希釈し、次いでこの希釈混合物を
水で抽出する操作を施してから該混合物の有機相
を硫酸マグネシウム等の乾燥剤で乾燥処理し、次
にこれを第二段目の反応の原料に使用する方法を
採用した場合には、目的生成物の収率をほとんど
変えることなく、酸触媒(硫酸)の使用量を減ら
せる旨の記載がある。しかし、該方法は処理操作
が煩雑であり工業化を考えた場合実用的な方法と
は言えない。
本発明者等は1,3,5―トリアルキル―2,
4,6―トリス(3,5―ジアルキル―4―ヒド
ロキシベンジル)ベンゼンの製造に関する従来技
術が前記状況にあることを認知した上で、該目的
物を工程数の少ない簡単な方法によつて高収率で
製造する方法について検討した。
4,6―トリス(3,5―ジアルキル―4―ヒド
ロキシベンジル)ベンゼンの製造に関する従来技
術が前記状況にあることを認知した上で、該目的
物を工程数の少ない簡単な方法によつて高収率で
製造する方法について検討した。
その結果、下記方法を栽用すれば該目的を達成
できることを見出し、本発明を完成するに到つ
た。すなわち、本発明によれば、2,6―ジアル
キルフエノール、ホルムアルデヒド(またはその
重合物)、第二級アミン及びカルボン酸の混合物
を加熱下に生成する水を反応系外に除去しながら
反応させて1―アシルオキシメチル―3,5―ジ
アルキル―4―ヒドロキシベンゼンを含む反応混
合物を得、次いで得られた反応混合物を酸触媒の
存在下に1,3,5―トリアルキルベンゼンと反
応させて1,3,5―トリアルキル―2,4,6
―トリス(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼンの製造法が提供される。
できることを見出し、本発明を完成するに到つ
た。すなわち、本発明によれば、2,6―ジアル
キルフエノール、ホルムアルデヒド(またはその
重合物)、第二級アミン及びカルボン酸の混合物
を加熱下に生成する水を反応系外に除去しながら
反応させて1―アシルオキシメチル―3,5―ジ
アルキル―4―ヒドロキシベンゼンを含む反応混
合物を得、次いで得られた反応混合物を酸触媒の
存在下に1,3,5―トリアルキルベンゼンと反
応させて1,3,5―トリアルキル―2,4,6
―トリス(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼンの製造法が提供される。
〔第1段目の反応の構成〕
本発明の方法において実施される第1段目の反
応においては、2,6―ジアルキルフエノール、
ホルムアルデヒド(又はその重合物)、第二級ア
ミン及びカルボン酸の混合物を、加熱下に水を反
応系外に除去しながら、反応させて1―アシルオ
キシメチル3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシ
ベンゼンを含む反応混合物が得られる。
応においては、2,6―ジアルキルフエノール、
ホルムアルデヒド(又はその重合物)、第二級ア
ミン及びカルボン酸の混合物を、加熱下に水を反
応系外に除去しながら、反応させて1―アシルオ
キシメチル3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシ
ベンゼンを含む反応混合物が得られる。
本発明で使用される2,6―ジアルキルフエノ
ールは、炭素数が1ないし5程度の低級アルキル
を有する化合物であり、具体的には2,6―ジメ
チルフエノール、2,6―ジエチルフエノール、
2,6―プロピルフエノール、2,6―ジ―sec
―ブチルフエノール、2,6―ジ―tert―ブチル
フエノール、2,6―ジペンチルフエノール、2
―メチル―6―tert―ブチルフエノール等を例示
できるが、この中では2,6―ジ―tert―ブチル
フエノールが好ましい。
ールは、炭素数が1ないし5程度の低級アルキル
を有する化合物であり、具体的には2,6―ジメ
チルフエノール、2,6―ジエチルフエノール、
2,6―プロピルフエノール、2,6―ジ―sec
―ブチルフエノール、2,6―ジ―tert―ブチル
フエノール、2,6―ジペンチルフエノール、2
―メチル―6―tert―ブチルフエノール等を例示
できるが、この中では2,6―ジ―tert―ブチル
フエノールが好ましい。
本発明で使用されるホルムアルデヒドは一般に
は水溶液またはパラホルムアルデヒドなどの重合
物の形で使用される。
は水溶液またはパラホルムアルデヒドなどの重合
物の形で使用される。
本発明で使用される第二級アミンは炭素数1な
いし8程度のアルキル基を有するジアルキルアミ
ンであつて、具体的にはジメチルアミン、ジエチ
ルアミン、メチルエチルアミン、ジイソプロピル
アミン、ジブチルアミン、プロピルペンチルアミ
ン、ジヘキシルアミン、ジオクチルアミン等を例
示できるが、この中ではジエチルアミンの使用が
好ましい。
いし8程度のアルキル基を有するジアルキルアミ
ンであつて、具体的にはジメチルアミン、ジエチ
ルアミン、メチルエチルアミン、ジイソプロピル
アミン、ジブチルアミン、プロピルペンチルアミ
ン、ジヘキシルアミン、ジオクチルアミン等を例
示できるが、この中ではジエチルアミンの使用が
好ましい。
本発明で使用されるカルボン酸は炭素数1ない
し12程度の脂肪族モノカルボン酸であつて、具体
的にはギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタ
ン酸、ドデカン酸等を例示できるが、この中では
経済性および本発明の方法による第1段目の反応
を効率高く行い易い等の点から酢酸の使用が好ま
しい。
し12程度の脂肪族モノカルボン酸であつて、具体
的にはギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタ
ン酸、ドデカン酸等を例示できるが、この中では
経済性および本発明の方法による第1段目の反応
を効率高く行い易い等の点から酢酸の使用が好ま
しい。
本発明における第1段目の反応を行う場合の前
記各成分の仕込み割合は、種々変えることができ
るが、通常は2,6―ジアルキルフエノールの量
1モル部に対して、ホルムアルデヒド又はその重
合物はホルムアルデヒドに換算して1〜3モル
部、第二級アミンは0.1〜0.2モル部、およびカル
ボン酸は4〜8モル部である。これらの各成分
は、必要に応じて、反応開始時に全量を一時に仕
込む方法とは別に反応の進行と共に適宜の量を前
記範囲を満足するようにして逐次追加しながら反
応を行うこともできる。
記各成分の仕込み割合は、種々変えることができ
るが、通常は2,6―ジアルキルフエノールの量
1モル部に対して、ホルムアルデヒド又はその重
合物はホルムアルデヒドに換算して1〜3モル
部、第二級アミンは0.1〜0.2モル部、およびカル
ボン酸は4〜8モル部である。これらの各成分
は、必要に応じて、反応開始時に全量を一時に仕
込む方法とは別に反応の進行と共に適宜の量を前
記範囲を満足するようにして逐次追加しながら反
応を行うこともできる。
第1段目の反応の温度は通常80〜110℃である
ことが望ましく、反応時間は通常6〜10時間であ
る。
ことが望ましく、反応時間は通常6〜10時間であ
る。
本発明の第1段目の反応は水を反応系外に除去
しながら実施されるが、この場合の水除去の方法
としては、例えば反応器に蒸留塔を組み込んで水
を留出除去する方法を例示できる。反応は通常、
大気圧下で実施されるが必要に応じて適宜減圧し
て留出し易くすることもできる。本発明では、例
えば酢酸のような水と混和し易いカルボン酸を用
いた場合には、水に随伴されて出てゆくカルボン
酸の量に相応する量のカルボン酸を前記仕込み量
のカルボン酸とは別に逐次追加することが望まし
い。
しながら実施されるが、この場合の水除去の方法
としては、例えば反応器に蒸留塔を組み込んで水
を留出除去する方法を例示できる。反応は通常、
大気圧下で実施されるが必要に応じて適宜減圧し
て留出し易くすることもできる。本発明では、例
えば酢酸のような水と混和し易いカルボン酸を用
いた場合には、水に随伴されて出てゆくカルボン
酸の量に相応する量のカルボン酸を前記仕込み量
のカルボン酸とは別に逐次追加することが望まし
い。
〔第1段目の反応の構成による発明の効果〕
本発明の特徴の1つは第1段目の反応において
水を反応系外に除去しながら反応を行う点にあ
り、かかる方法を採用することによつて従来法を
用いた場合に比べて1―アシルオキシメチル―
3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンゼンの
収率を従来法を用いた場合の約70%から約80%と
向上させることができる。
水を反応系外に除去しながら反応を行う点にあ
り、かかる方法を採用することによつて従来法を
用いた場合に比べて1―アシルオキシメチル―
3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンゼンの
収率を従来法を用いた場合の約70%から約80%と
向上させることができる。
〔第2段目の反応の構成〕
本発明の方法において実施される第2段目の反
応は、先の第1段目の反応で得られた1―アシル
オキシメチル―3,5―ジアルキル―4―ヒドロ
キシベンゼンを含有する反応混合物を酸触媒の存
在下に1,3,5―トリアルキルベンゼンと反応
させることからなり、これによつて目的物の1,
3,5―トリアルキル―2,4,6―トリス
(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジル)
ベンゼンが得られる。
応は、先の第1段目の反応で得られた1―アシル
オキシメチル―3,5―ジアルキル―4―ヒドロ
キシベンゼンを含有する反応混合物を酸触媒の存
在下に1,3,5―トリアルキルベンゼンと反応
させることからなり、これによつて目的物の1,
3,5―トリアルキル―2,4,6―トリス
(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジル)
ベンゼンが得られる。
本発明で使用される酸触媒としては、硫酸、リ
ン酸等の鉱酸、メタンスルホン酸、パラトルエン
スルホン酸等の有機スルホン酸、塩化アルミニウ
ム等のルイス酸およびモリブデン酸、タングステ
ン酸等の例示できるが、この中では硫酸の使用が
好ましい。
ン酸等の鉱酸、メタンスルホン酸、パラトルエン
スルホン酸等の有機スルホン酸、塩化アルミニウ
ム等のルイス酸およびモリブデン酸、タングステ
ン酸等の例示できるが、この中では硫酸の使用が
好ましい。
本発明で使用される。1,3,5―トリアルキ
ルベンゼンは炭素数1ないし5程度のアルキル基
を有するベンゼンであり、具体的には1,3,5
―トリメチルベンゼン、1,3,5―トリエチル
ベンゼン、1,3,5―トリイソプロピルベンゼ
ン、1,5―ジメチル―5―エチルベンゼン、
1,3―ジメチル―5―tert―ブチルベンゼンを
例示できるが、この中では1,3,5―トリメチ
ルベンゼンの使用が好ましい。
ルベンゼンは炭素数1ないし5程度のアルキル基
を有するベンゼンであり、具体的には1,3,5
―トリメチルベンゼン、1,3,5―トリエチル
ベンゼン、1,3,5―トリイソプロピルベンゼ
ン、1,5―ジメチル―5―エチルベンゼン、
1,3―ジメチル―5―tert―ブチルベンゼンを
例示できるが、この中では1,3,5―トリメチ
ルベンゼンの使用が好ましい。
本発明における第2段目の反応は、第1段目の
反応で得られた反応混合物、酸触媒および1,
3,5―トリアルキルベンゼンだけを用いて反応
を行うこともできるが、通常はこの他に更に不活
性有機溶媒を加えて反応が行われる。
反応で得られた反応混合物、酸触媒および1,
3,5―トリアルキルベンゼンだけを用いて反応
を行うこともできるが、通常はこの他に更に不活
性有機溶媒を加えて反応が行われる。
該不活性有機溶媒としてはペンタン、シクロヘ
キサン、デカン等のパラフイン系炭化水素、メチ
ルエチルエーテル、メチルイソブチルエーテル等
のエーテル類およびクロロホルム、メチレンクロ
ライド、メチルクロライド、メチルブロマイド、
エチレンジクロライド等のハロゲン化炭化水素を
例示できるが、この中ではハロゲン化炭化水素の
使用が好ましく、中でもメチレンクロライドが最
適である。
キサン、デカン等のパラフイン系炭化水素、メチ
ルエチルエーテル、メチルイソブチルエーテル等
のエーテル類およびクロロホルム、メチレンクロ
ライド、メチルクロライド、メチルブロマイド、
エチレンジクロライド等のハロゲン化炭化水素を
例示できるが、この中ではハロゲン化炭化水素の
使用が好ましく、中でもメチレンクロライドが最
適である。
本発明における第2段目の反応では、前記各成
分の仕込み割合は、第1段目の反応混合物中の1
―アシルオキシメチル―3,5―ジアルキル―4
―ヒドロキシベンゼンの量1モル部に対して通常
下記の範囲である。
分の仕込み割合は、第1段目の反応混合物中の1
―アシルオキシメチル―3,5―ジアルキル―4
―ヒドロキシベンゼンの量1モル部に対して通常
下記の範囲である。
1,3,5―トリアルキルベンゼン
約0.25〜約0.32モル部 酸触媒 約0.1〜約3モル部 不活性有機溶媒 0〜約40モル部 本発明における第2段目の反応の温度は約0〜
約100℃、好ましくは約5〜約50℃である。反応
時間は反応温度および触媒量等によつても異なる
が通常は約5〜約10時間である。
約0.25〜約0.32モル部 酸触媒 約0.1〜約3モル部 不活性有機溶媒 0〜約40モル部 本発明における第2段目の反応の温度は約0〜
約100℃、好ましくは約5〜約50℃である。反応
時間は反応温度および触媒量等によつても異なる
が通常は約5〜約10時間である。
本発明における第2段目の反応終了後、該反応
混合物からの目的物の1,3,5―トリアルキル
―2,4,6―トリス(3,5―ジアルキル―4
―ヒドロキシベンジル)ベンゼンは晶析等の方法
によつて分離される。特に本発明では第2段目の
反応終了後、例えばハロゲン化炭化水素などの低
沸点の不活性有機溶媒を用いた場合には、該不活
性有機溶媒を留去するだけで、主として残存する
カルボン酸中より純度および色相に優れた目的物
の結晶が直接得られるので好ましい。
混合物からの目的物の1,3,5―トリアルキル
―2,4,6―トリス(3,5―ジアルキル―4
―ヒドロキシベンジル)ベンゼンは晶析等の方法
によつて分離される。特に本発明では第2段目の
反応終了後、例えばハロゲン化炭化水素などの低
沸点の不活性有機溶媒を用いた場合には、該不活
性有機溶媒を留去するだけで、主として残存する
カルボン酸中より純度および色相に優れた目的物
の結晶が直接得られるので好ましい。
本発明の方法である。水を反応系外に除去しな
がら第1段目の反応を行つて得られる反応混合物
を使用して引き続き第2段目の反応を行うことに
より1,3,5―トリアルキル―2,4,6―ト
リス(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベン
ジル)ベンゼンを製造する方法を採用した場合に
は、従来法に比べて該目的物の収率が高くなり、
又酸触媒の使用量の減少と製造工程が簡単となる
ため該目的物を経済的に安価に製造できる。
がら第1段目の反応を行つて得られる反応混合物
を使用して引き続き第2段目の反応を行うことに
より1,3,5―トリアルキル―2,4,6―ト
リス(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベン
ジル)ベンゼンを製造する方法を採用した場合に
は、従来法に比べて該目的物の収率が高くなり、
又酸触媒の使用量の減少と製造工程が簡単となる
ため該目的物を経済的に安価に製造できる。
また、本発明の第1段目の反応を水を除去しな
がら行つた場合の効果について更に言及すると、
該方法を採用した場合には従来法(特公昭46−
41536号公報)のように第1段目の反応混合物を
水抽出処理によつて水可溶性の不純物を除かなく
とも第2段目の反応を高収率で行うことができる
点を発明者等は見出し、これによつて本発明の簡
単な製造工程を完成するに到つたものである。
がら行つた場合の効果について更に言及すると、
該方法を採用した場合には従来法(特公昭46−
41536号公報)のように第1段目の反応混合物を
水抽出処理によつて水可溶性の不純物を除かなく
とも第2段目の反応を高収率で行うことができる
点を発明者等は見出し、これによつて本発明の簡
単な製造工程を完成するに到つたものである。
以下、本発明の内容を実施例によつて更に具体
的に説明する。
的に説明する。
実施例 1
第1図に示した200mlの3ツ口フラスコに2,
6―ジ―tert―ブチルフエノール20.6g、ジエチ
ルアミン0.87g、パラホルムアルデヒド(純度95
%)6.32gおよび酢酸30mlを順次加えて室温で撹
拌し、滴下漏斗Aに添加用酢酸10mlを用意した。
油浴中にフラスコを浸し100℃に加熱して8時間
反応させたが、その間窒素導入口Bから窒素を少
しずつ導入して1時間に1mlの割合で水と酢酸の
混合物を留出口Cから抜出すとともに酢酸を1時
間に1mlの割合でAから添加した。反応混合物を
高速液体クロマトグラフイーで分析したころ、エ
ステルの2,6―ジ―tert―ブチル―4―アセト
キシメチルフエノールの収率は86.5%であつた。
6―ジ―tert―ブチルフエノール20.6g、ジエチ
ルアミン0.87g、パラホルムアルデヒド(純度95
%)6.32gおよび酢酸30mlを順次加えて室温で撹
拌し、滴下漏斗Aに添加用酢酸10mlを用意した。
油浴中にフラスコを浸し100℃に加熱して8時間
反応させたが、その間窒素導入口Bから窒素を少
しずつ導入して1時間に1mlの割合で水と酢酸の
混合物を留出口Cから抜出すとともに酢酸を1時
間に1mlの割合でAから添加した。反応混合物を
高速液体クロマトグラフイーで分析したころ、エ
ステルの2,6―ジ―tert―ブチル―4―アセト
キシメチルフエノールの収率は86.5%であつた。
上記反応混合物にメチレンクロライド30mlを加
えながら15℃まで冷却し、1,3,5―トリメチ
ルベンゼン2.75gを加えたのち撹拌しつつ濃硫酸
4g(1,3,5―トリメチルベンゼンに対し
1.7倍モル)を30分かけて滴下した。その後15℃
で2時間、40℃で5時間撹拌したのち反応液をガ
スクロマトグラフイーで分析したところ、1,
3,5―トリメチル―2,4,6―トリス(3,
5―ジ―tert―ブチル―4―ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼンの生成量は16.0g(1,3,5―ト
リメチルベンゼン基準の収率は90.4%)であつ
た。
えながら15℃まで冷却し、1,3,5―トリメチ
ルベンゼン2.75gを加えたのち撹拌しつつ濃硫酸
4g(1,3,5―トリメチルベンゼンに対し
1.7倍モル)を30分かけて滴下した。その後15℃
で2時間、40℃で5時間撹拌したのち反応液をガ
スクロマトグラフイーで分析したところ、1,
3,5―トリメチル―2,4,6―トリス(3,
5―ジ―tert―ブチル―4―ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼンの生成量は16.0g(1,3,5―ト
リメチルベンゼン基準の収率は90.4%)であつ
た。
反応混合物を40℃に保ちながな窒素導入下にメ
チレンクロライドを留出させると1,3,5―ト
リメチル―2,4,6―トリス(3,5―ジ―
tert―ブチル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ンの晶析が始まつた。10℃まで冷却して晶析を完
了し、採取した結晶を少量の酢酸で洗浄すると白
色で高純度の1,3,5―トリメチル―2,4,
6―トリス(3,5―ジ―tert―ブチル―4―ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン13.9gが得られた。
チレンクロライドを留出させると1,3,5―ト
リメチル―2,4,6―トリス(3,5―ジ―
tert―ブチル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ンの晶析が始まつた。10℃まで冷却して晶析を完
了し、採取した結晶を少量の酢酸で洗浄すると白
色で高純度の1,3,5―トリメチル―2,4,
6―トリス(3,5―ジ―tert―ブチル―4―ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン13.9gが得られた。
実施例 2
実施例1において78%パラホルムアルデヒド
7.69gを使用した以外は全く同様に実施した。
2,6―ジ―tert―ブチル―4―アセトキシメチ
ルフエノールの収率は82.2%、1,3,5―トリ
メチル―2,4,6―トリス(3,5―ジ―tert
―ブチル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンの
生成量は15.8g(1,3,5―トリメチルベンゼ
ン基準の収率は89.0℃)、晶析収量は13.6gであ
つた。
7.69gを使用した以外は全く同様に実施した。
2,6―ジ―tert―ブチル―4―アセトキシメチ
ルフエノールの収率は82.2%、1,3,5―トリ
メチル―2,4,6―トリス(3,5―ジ―tert
―ブチル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンの
生成量は15.8g(1,3,5―トリメチルベンゼ
ン基準の収率は89.0℃)、晶析収量は13.6gであ
つた。
実施例 3
エステル合成段階までは実施例1と同様に行
い、引続く反応を硫酸のかわりにp―トルエンス
ルホン酸4g(1,3,5―トリメチルベンゼン
に対し0.9倍モル)を使用した以外は全く同様に
実施した。反応混合物の分析の結果、1,3,5
―トリメチル―2,4,6―トリス(3,5―ジ
―tert―ブチル―4―ヒドロキシベンジル)ベン
ゼンの生成量は15.8g(1,3,5―トリメチル
ベンゼン基準の収率は89.0%)であつた。
い、引続く反応を硫酸のかわりにp―トルエンス
ルホン酸4g(1,3,5―トリメチルベンゼン
に対し0.9倍モル)を使用した以外は全く同様に
実施した。反応混合物の分析の結果、1,3,5
―トリメチル―2,4,6―トリス(3,5―ジ
―tert―ブチル―4―ヒドロキシベンジル)ベン
ゼンの生成量は15.8g(1,3,5―トリメチル
ベンゼン基準の収率は89.0%)であつた。
比較例
実施例1において水の抜出しを行わずに第1段
目を行つて2,6―ジ―tert―ブチル―4―アセ
トキシメチルフエノールを合成した。なお、この
ときには78%パルホルムアルデヒド4.23gを用い
た以外は実施例1と同様に実施した。2,6―ジ
―tert―ブチル―4―アセトキシメチルフエノー
ル合成時の反応混合物を分析した結果、該化合物
の収率は69%であつた。これにメチレンクロライ
ド30ml、1,3,5―トリメチルベンゼン2.10g
および濃硫酸8g(1,3,5―トリメチルベン
ゼンに対し3.5倍モル)を実施例1に従つて添加
し、15℃で3時間、40℃で5時間撹拌した。反応
混合物を分析した結果、1,3,5―トリメチル
―2,4,6―トリス(3,5―ジ―tert―ブチ
ル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンの生成量
は12.6gでメチレンクロライド留出後の晶析収量
は10.1gであつた。
目を行つて2,6―ジ―tert―ブチル―4―アセ
トキシメチルフエノールを合成した。なお、この
ときには78%パルホルムアルデヒド4.23gを用い
た以外は実施例1と同様に実施した。2,6―ジ
―tert―ブチル―4―アセトキシメチルフエノー
ル合成時の反応混合物を分析した結果、該化合物
の収率は69%であつた。これにメチレンクロライ
ド30ml、1,3,5―トリメチルベンゼン2.10g
および濃硫酸8g(1,3,5―トリメチルベン
ゼンに対し3.5倍モル)を実施例1に従つて添加
し、15℃で3時間、40℃で5時間撹拌した。反応
混合物を分析した結果、1,3,5―トリメチル
―2,4,6―トリス(3,5―ジ―tert―ブチ
ル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンの生成量
は12.6gでメチレンクロライド留出後の晶析収量
は10.1gであつた。
第1図は本発明の方法による1,3,5―トリ
アルキル―2,4,6―トリス(3,5―ジアル
キル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンの製造
装置の1例を示す。 A;溶媒追加用滴下装置、B;窒素導入口、
C;水抜出口、D;撹拌機。
アルキル―2,4,6―トリス(3,5―ジアル
キル―4―ヒドロキシベンジル)ベンゼンの製造
装置の1例を示す。 A;溶媒追加用滴下装置、B;窒素導入口、
C;水抜出口、D;撹拌機。
Claims (1)
- 1 2,6―ジアルキルフエノール、ホルムアル
デヒド(またはその重合物)、第二級アミン及び
カルボン酸の混合物を加熱下に生成する水を反応
系外に除去しながら反応させて1―アシルオキシ
メチル―3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベ
ンゼンを含む反応混合物を得、次いで得られた反
応混合物を酸触媒の存在下に1,3,5―トリア
ルキルベンゼンと反応させることを特徴とする
1,3,5―トリアルキル―2,4,6―トリス
(3,5―ジアルキル―4―ヒドロキシベンジル)
ベンゼンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15116584A JPS6130544A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 1,3,5−トリアルキル−2,4,6−トリス(3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15116584A JPS6130544A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 1,3,5−トリアルキル−2,4,6−トリス(3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6130544A JPS6130544A (ja) | 1986-02-12 |
| JPH0119370B2 true JPH0119370B2 (ja) | 1989-04-11 |
Family
ID=15512743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15116584A Granted JPS6130544A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 1,3,5−トリアルキル−2,4,6−トリス(3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6130544A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5292969A (en) * | 1993-04-01 | 1994-03-08 | Ethyl Corporation | Phenolic antioxidant and process |
| KR101750438B1 (ko) | 2009-07-10 | 2017-06-23 | 에스아이 그룹, 인크. | 페놀계 항산화제를 생산하기 위한 녹색 및 원자-경제적 공정 |
| CN101805245B (zh) * | 2010-04-22 | 2013-03-20 | 中国科学院新疆理化技术研究所 | 一种多取代受阻酚抗氧剂合成方法 |
| CN102399136B (zh) * | 2011-10-18 | 2013-12-11 | 池州万维化工有限公司 | 一种受阻酚类抗氧剂1,3,5-三甲基-2,4,6-三(3,5-二叔丁基-4羟基苄基)苯的制备方法 |
-
1984
- 1984-07-23 JP JP15116584A patent/JPS6130544A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6130544A (ja) | 1986-02-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4727228B2 (ja) | プソイドイオノンおよびイオノンの連続的製造方法 | |
| US6156911A (en) | Purification of lipstatin | |
| JP4749336B2 (ja) | 2,3,5−トリメチルヒドロキノンジアシレートの調製方法 | |
| JPS5826331B2 (ja) | 立体規制されたファルネシル酢酸エステルの製造方法 | |
| JPH0119370B2 (ja) | ||
| FR2658187A1 (fr) | Nouveaux acides alpha-hydroxyles, procede de preparation et leur utilisation. | |
| JP4508642B2 (ja) | トリメチルヒドロキノンジアシレートの製造 | |
| CN121318803A (zh) | 通过酯化α-羟基酸制备α-羟基酯的工艺 | |
| CN117946781A (zh) | 一种全生物基润滑油及制备方法和应用 | |
| US4700007A (en) | Process for preparing macrocyclic ketones | |
| US3979471A (en) | Process for synthesizing ethylenic compounds | |
| CN115650835B (zh) | 一种由巴豆醛和烯丙醇合成正庚醛的方法 | |
| EP0230499B1 (en) | Process for preparing macrocyclic ketones | |
| JPS5826330B2 (ja) | 立体規制されたファルネシル酢酸エステルの製造方法 | |
| CN114262264A (zh) | 一种维生素K1的Heck反应合成方法 | |
| CN114436851B (zh) | 一种n,n-二甲基苄胺及其衍生物的制备方法 | |
| JP4437586B2 (ja) | 2−アルキル−2−シクロペンテノンの製法 | |
| EP0146439B1 (fr) | Procédé de préparation de dérivés acétyléniques, nouveaux dérivés obtenus et leur emploi | |
| JPH11508255A (ja) | 1−(3−トリアルキルシリルフェニル)−2,2,2−トリフルオロメチルエタノン誘導体を製造する方法 | |
| CN115819233B (zh) | 采用吗啉阴阳离子构筑的碱性离子液体催化合成α,β-不饱和酸酯的方法 | |
| JP7846005B2 (ja) | グリニャールカップリング反応及びチオール化反応によるα-ヒドロキシエステルの製造方法 | |
| JPH11315047A (ja) | 固体酸触媒による第三級カルボン酸の合成法 | |
| CN112390701B (zh) | 一种双烯雌酚前体的制备方法与应用 | |
| JPH0321537B2 (ja) | ||
| US5243097A (en) | Process for the continuous bulk production of acrylic polymers |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |