JPH0119487B2 - - Google Patents
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- JPH0119487B2 JPH0119487B2 JP22326583A JP22326583A JPH0119487B2 JP H0119487 B2 JPH0119487 B2 JP H0119487B2 JP 22326583 A JP22326583 A JP 22326583A JP 22326583 A JP22326583 A JP 22326583A JP H0119487 B2 JPH0119487 B2 JP H0119487B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- steel pipe
- head
- reinforced concrete
- bending moment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/22—Piles
- E02D5/50—Piles comprising both precast concrete portions and concrete portions cast in situ
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
本発明は、地震等の地盤変位に対処した二重管
杭頭場所打ち鉄筋コンクリート杭を提供すること
を目的とするものである。 現在行なわれている場所打ち鉄筋コンクリート
杭の耐震設計においては、第1図に示すように、
杭頭に水平力Pの作用した状態を考え、これによ
り発生した曲げモーメントに対し杭断面の設計を
行つている。結果的には、杭1の杭頭近傍(例え
ば杭径1250mmの場所打ち杭においては杭頭からほ
ぼ10mの間)に大きな曲げモーメントが発生する
ことから、杭頭近傍においてのみ耐震設計を行
い、杭1の中間部及び下部においては実質的に耐
震設計を行なつていなかつた。なお第1図におい
て、aは杭構造、bは杭の曲げモーメント分布を
示す。 しかしながら、実際に地震が発生した場合に
は、杭頭近傍以外の場所に、大きな曲げ歪が発生
していることが観測され始めている。例えば第2
図のように、上部が軟弱沖積層でN≒O、深さ約
21m以下の沖積層でN>50のN値分布を有する地
盤に、直杭1aとして径600mm、肉厚9mmの鋼管
杭を、斜杭1bとして径600mm、肉厚12mmの鋼管
杭が、第3図aに示すように合計64本打設されて
おり、この基礎に対し地震が発生したときの杭各
部における歪が観測されている。地震の強さが基
盤最大加速度2.4galの場合、直杭1aの深度に対
する歪は第3図bに、また斜杭1bの深度に対す
る歪はcに示す如くなる。すなわち、直杭1aの
杭頭部の曲げ歪は最大15.4μであるが、従来耐震
設計上考慮に入れていない支持層上端部において
も最大8.9μの曲げ歪が生じている。 この観測結果から、地震の強さが基盤最大加速
度200galの場合の歪を推定すると、第1表のよう
になる。
杭頭場所打ち鉄筋コンクリート杭を提供すること
を目的とするものである。 現在行なわれている場所打ち鉄筋コンクリート
杭の耐震設計においては、第1図に示すように、
杭頭に水平力Pの作用した状態を考え、これによ
り発生した曲げモーメントに対し杭断面の設計を
行つている。結果的には、杭1の杭頭近傍(例え
ば杭径1250mmの場所打ち杭においては杭頭からほ
ぼ10mの間)に大きな曲げモーメントが発生する
ことから、杭頭近傍においてのみ耐震設計を行
い、杭1の中間部及び下部においては実質的に耐
震設計を行なつていなかつた。なお第1図におい
て、aは杭構造、bは杭の曲げモーメント分布を
示す。 しかしながら、実際に地震が発生した場合に
は、杭頭近傍以外の場所に、大きな曲げ歪が発生
していることが観測され始めている。例えば第2
図のように、上部が軟弱沖積層でN≒O、深さ約
21m以下の沖積層でN>50のN値分布を有する地
盤に、直杭1aとして径600mm、肉厚9mmの鋼管
杭を、斜杭1bとして径600mm、肉厚12mmの鋼管
杭が、第3図aに示すように合計64本打設されて
おり、この基礎に対し地震が発生したときの杭各
部における歪が観測されている。地震の強さが基
盤最大加速度2.4galの場合、直杭1aの深度に対
する歪は第3図bに、また斜杭1bの深度に対す
る歪はcに示す如くなる。すなわち、直杭1aの
杭頭部の曲げ歪は最大15.4μであるが、従来耐震
設計上考慮に入れていない支持層上端部において
も最大8.9μの曲げ歪が生じている。 この観測結果から、地震の強さが基盤最大加速
度200galの場合の歪を推定すると、第1表のよう
になる。
【表】
この場合、直杭1aの支持層上部の最大歪は
1058μとなり、杭の降伏点を超えてしまうという
問題が生じる。 このように、実際に地震が発生した場合の観測
結果から、現在行われている杭の耐震設計法は不
十分であることが判明したので、地震時に杭に生
じる歪の分布を模型振動実験により詳細に調査し
たところ、以下のことが明らかになつた。実験模
型としては、第4図に示すように、地盤、杭、上
部構造物よりなるものを考え、地盤モデルが表
層、軟弱層、N値30程度の砂層からなる中間層、
粘土等の軟弱層及び支持層からなり、実地盤、基
礎及び構造物が相似律を満足している構造とし
た。 第5図は上記の実験結果を示すもので、aは場
所打ち杭モデルを使用し、入力加速度10gal、地
盤共振周波数3.3Hzの振動を加えた場合の曲げ歪
分布を示し、bは鋼管杭モデルを使用し、入力加
速度10gal、地盤共振周波数3.2Hzの振動を加え
た場合の曲げ歪分布を示す。 なお、図において、ヤング係数Emの数値は、
地盤モデルとして使用した各地盤層のヤング係数
を示す。第5図a,bから明らかなように、曲げ
歪は中間層の上下端、支持層上端等地層の境界で
大きな値を示している。 以上のように、実際に発生した地震の際の観測
結果及び模型実験の結果から、杭の曲げモーメン
トを発生させる要因は、第6図aに示すような杭
頭部の水平力Pによる歪のみならず、bに示すよ
うな地震時における地盤変位による杭の強制変位
も大きく影響する。このため杭の耐震設計にあた
つてはeに示すように、cに示す地盤変位による
曲げモーメントと、dに示す杭頭部の水平力によ
る曲げモーメントが合成した曲げモーメントを考
慮する必要がある。 ところで、従来の場所打ち鉄筋コンクリート杭
は、例えば、軸部のコンクリート許容応力度を常
時60Kg/cm2とすると、先端地盤の許容支持力度は
最大で約25Kg/cm2となることから、軸部のコンク
リート許容応力度を全部利用するために杭先端部
を約2倍程度に拡底しており、このため杭が支持
する常時鉛直荷重は約2倍に増大する。地震時に
作用する杭頭への水平力は、大略(常時鉛直荷重
×水平振動)で表わされるので、常時鉛直荷重が
増大すると水平力も増大するため、杭頭部がこの
水平力に耐え得るためには、杭頭部における鉄筋
の量を増大する必要があり、このため、第7図に
示ように杭頭部を拡径しないと配筋が不可能にな
る。したがつて、地下室等の如く、上部構造から
の水平力を軽減するものがある場合以外は、拡底
と共に拡頭した拡頭杭としなければならない。な
お、第7図において、1は杭、2はコンクリー
ト、3は拡底部、4は拡頭部、5は鉄筋である。 この拡頭杭に対する地震時の地盤変位によつて
発生する杭頭曲げモーメント分布の一例を第8図
aに示す。図において、イは軸径1250mmの非拡場
所打ち鉄筋コンクリート杭の地盤変位による曲げ
モーメント分布を示し、ロは拡頭部径1750mm、拡
頭部の長さ8m、軸径1250mmの拡頭場所打ち鉄筋
コンクリート杭の地盤変位による曲げモーメント
分布を示す。なお、杭を設置した地盤は、b図に
示すようにN=7の細砂が約5m、N=3のシル
トが約5mから約18mの間、それより深部はN=
50の砂礫からなつている。 第8図aに示した例では、杭頭曲げモーメント
が非拡頭杭においては約130t・mであるのに対
し、拡頭杭では約430t・mとなつている。すなわ
ち、地盤変位により発生する杭頭曲げモーメント
は、拡頭杭の場合は拡頭により拡頭部の曲げ剛性
が大となるため、非拡頭杭の数倍になつてしま
う。したがつて、従来の場所打ち鉄筋コンクリー
ト杭では、地震時の地盤変位を考慮すると、杭頭
曲げモーメントに抗し得るためにはさらに拡頭し
なければならないが、拡頭の径を大にすると杭頭
部の剛性はさらに増大するという悪循環が生ず
る。 本発明は、上記のような問題点を解決した二重
管杭頭場所打ち鉄筋コンクリート杭を提供するこ
とを目的とするものである。 本発明に係る二重管杭頭場所打ち鉄筋コンクリ
ート杭は、杭頭部が鉛直抵抗用部材として下杭の
鉄筋コンクリート杭に植え込む内部の鋼管または
鋼管コンクリート(以下内部鋼管等という。)と、
水平抵抗用部材として内部鋼管等より管長が短か
い外部鋼管とからなり、外部鋼管が頭部以外では
内部鋼管及び下杭の鉄筋コンクリート杭に接触し
ないように設置することにより、地盤変位による
曲げモーメントの発生を小さくおさえ、かつ上部
構造からの水平力及び鉛直力を支持するものであ
る。 以下、実施例に基いて本発明を説明する。 第9図は、本発明実施例の縦断面図で、6は内
部鋼管、7は外部鋼管、8は内外管接合鋼板、9
は鉄筋コンクリート杭である。 内部鋼管6とこの内部鋼管6を取り囲む外部鋼
管7の頭部が内外管接合鋼板8により接合されて
いる。また、外部鋼管7の管長は内部鋼管6の管
長より短かく、外部鋼管7は頭部以外では内部鋼
管6及び下杭の鉄筋コンクリート杭9に接触しな
いように、内部鋼管6の下部が鉄筋コンクリート
杭9に植え込まれる。内部鋼管6と外部鋼管7と
の間隙11は空隙あるいは軟弱土又はポリウレタ
ン等の軟弱充填材10を充填して、内部鋼管6と
外部鋼管7を遮断している。この内部鋼管6及び
鉄筋コンクリート杭9が鉛直抵抗用部材として作
用し、外部鋼管7が水平抵抗用部材として作用す
る。 内部鋼管6が径600mm肉厚19mmの鋼管、外部鋼
管7が径1200mm、肉厚12mm、長さ6mの鋼管、鉄
筋コンクリート杭9の杭径が1250mmの場合の地盤
変動により発生する曲げモーメント分布を第10
図に示す。なお地盤条件は第8図bと同一構造で
ある。図においてハは外部鋼管7の曲げモーメン
ト分布、ニは内部鋼管6と鉄筋コンクリート杭9
の曲げモーメント分布を示す。また点ホは内部鋼
管6と鉄筋コンクリート杭9の境界部を示す。図
から明らかなように、外部鋼管7の杭頭曲げモー
メントは約40t・mであり、第8図aのロに示し
た拡頭・拡底場所打ち鉄筋コンクリート杭とほぼ
同一機能をもつにもかかわらず、地盤変位によつ
て発生する曲げモーメントは非常に小さくなつて
いる。すなわち第10図で対象とした杭の場合、
地震時の地盤変位により杭頭部に発生する曲げモ
ーメントは内部鋼管で約12t・m、外部鋼管で約
40t・mであり、第8図aのロで対象とした拡
頭・拡底場所打ち鉄筋コンクリート杭の約430t・
mの値を考えると、杭自体の経済設計及び基礎梁
の経済設計が図れることは明白である。 なお、第9図において、内外管接合鋼板8を用
いないで、内部鋼管6と外部鋼管7を接合せず、
フーチングに埋め込む場合も同様の経済設計がで
き、また内部の鋼管を鋼管コンクリートとする場
合も同様である。 また、第11図に本発明の他の実施例を示す。
図において、第9図と同一符号は同一構成を示
す。12は内部鋼管6の下部に接合された位置ぎ
め鋼板で、鉄筋コンクリート杭9の鉄筋5に接合
され、杭頭部の植え込みが容易となる。 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、杭頭部を拡頭鉄筋コンクリート杭ほど剛にせ
ず、地盤変位により発生する杭頭曲げモーメント
を小さく抑えることができ、さらに拡底した場合
も拡底により大きくなつた水平力を処理すること
ができ、耐振設計上経済性のある場所打ち鉄筋コ
ンクリート杭を実現でき、実施による効果が大で
ある。
1058μとなり、杭の降伏点を超えてしまうという
問題が生じる。 このように、実際に地震が発生した場合の観測
結果から、現在行われている杭の耐震設計法は不
十分であることが判明したので、地震時に杭に生
じる歪の分布を模型振動実験により詳細に調査し
たところ、以下のことが明らかになつた。実験模
型としては、第4図に示すように、地盤、杭、上
部構造物よりなるものを考え、地盤モデルが表
層、軟弱層、N値30程度の砂層からなる中間層、
粘土等の軟弱層及び支持層からなり、実地盤、基
礎及び構造物が相似律を満足している構造とし
た。 第5図は上記の実験結果を示すもので、aは場
所打ち杭モデルを使用し、入力加速度10gal、地
盤共振周波数3.3Hzの振動を加えた場合の曲げ歪
分布を示し、bは鋼管杭モデルを使用し、入力加
速度10gal、地盤共振周波数3.2Hzの振動を加え
た場合の曲げ歪分布を示す。 なお、図において、ヤング係数Emの数値は、
地盤モデルとして使用した各地盤層のヤング係数
を示す。第5図a,bから明らかなように、曲げ
歪は中間層の上下端、支持層上端等地層の境界で
大きな値を示している。 以上のように、実際に発生した地震の際の観測
結果及び模型実験の結果から、杭の曲げモーメン
トを発生させる要因は、第6図aに示すような杭
頭部の水平力Pによる歪のみならず、bに示すよ
うな地震時における地盤変位による杭の強制変位
も大きく影響する。このため杭の耐震設計にあた
つてはeに示すように、cに示す地盤変位による
曲げモーメントと、dに示す杭頭部の水平力によ
る曲げモーメントが合成した曲げモーメントを考
慮する必要がある。 ところで、従来の場所打ち鉄筋コンクリート杭
は、例えば、軸部のコンクリート許容応力度を常
時60Kg/cm2とすると、先端地盤の許容支持力度は
最大で約25Kg/cm2となることから、軸部のコンク
リート許容応力度を全部利用するために杭先端部
を約2倍程度に拡底しており、このため杭が支持
する常時鉛直荷重は約2倍に増大する。地震時に
作用する杭頭への水平力は、大略(常時鉛直荷重
×水平振動)で表わされるので、常時鉛直荷重が
増大すると水平力も増大するため、杭頭部がこの
水平力に耐え得るためには、杭頭部における鉄筋
の量を増大する必要があり、このため、第7図に
示ように杭頭部を拡径しないと配筋が不可能にな
る。したがつて、地下室等の如く、上部構造から
の水平力を軽減するものがある場合以外は、拡底
と共に拡頭した拡頭杭としなければならない。な
お、第7図において、1は杭、2はコンクリー
ト、3は拡底部、4は拡頭部、5は鉄筋である。 この拡頭杭に対する地震時の地盤変位によつて
発生する杭頭曲げモーメント分布の一例を第8図
aに示す。図において、イは軸径1250mmの非拡場
所打ち鉄筋コンクリート杭の地盤変位による曲げ
モーメント分布を示し、ロは拡頭部径1750mm、拡
頭部の長さ8m、軸径1250mmの拡頭場所打ち鉄筋
コンクリート杭の地盤変位による曲げモーメント
分布を示す。なお、杭を設置した地盤は、b図に
示すようにN=7の細砂が約5m、N=3のシル
トが約5mから約18mの間、それより深部はN=
50の砂礫からなつている。 第8図aに示した例では、杭頭曲げモーメント
が非拡頭杭においては約130t・mであるのに対
し、拡頭杭では約430t・mとなつている。すなわ
ち、地盤変位により発生する杭頭曲げモーメント
は、拡頭杭の場合は拡頭により拡頭部の曲げ剛性
が大となるため、非拡頭杭の数倍になつてしま
う。したがつて、従来の場所打ち鉄筋コンクリー
ト杭では、地震時の地盤変位を考慮すると、杭頭
曲げモーメントに抗し得るためにはさらに拡頭し
なければならないが、拡頭の径を大にすると杭頭
部の剛性はさらに増大するという悪循環が生ず
る。 本発明は、上記のような問題点を解決した二重
管杭頭場所打ち鉄筋コンクリート杭を提供するこ
とを目的とするものである。 本発明に係る二重管杭頭場所打ち鉄筋コンクリ
ート杭は、杭頭部が鉛直抵抗用部材として下杭の
鉄筋コンクリート杭に植え込む内部の鋼管または
鋼管コンクリート(以下内部鋼管等という。)と、
水平抵抗用部材として内部鋼管等より管長が短か
い外部鋼管とからなり、外部鋼管が頭部以外では
内部鋼管及び下杭の鉄筋コンクリート杭に接触し
ないように設置することにより、地盤変位による
曲げモーメントの発生を小さくおさえ、かつ上部
構造からの水平力及び鉛直力を支持するものであ
る。 以下、実施例に基いて本発明を説明する。 第9図は、本発明実施例の縦断面図で、6は内
部鋼管、7は外部鋼管、8は内外管接合鋼板、9
は鉄筋コンクリート杭である。 内部鋼管6とこの内部鋼管6を取り囲む外部鋼
管7の頭部が内外管接合鋼板8により接合されて
いる。また、外部鋼管7の管長は内部鋼管6の管
長より短かく、外部鋼管7は頭部以外では内部鋼
管6及び下杭の鉄筋コンクリート杭9に接触しな
いように、内部鋼管6の下部が鉄筋コンクリート
杭9に植え込まれる。内部鋼管6と外部鋼管7と
の間隙11は空隙あるいは軟弱土又はポリウレタ
ン等の軟弱充填材10を充填して、内部鋼管6と
外部鋼管7を遮断している。この内部鋼管6及び
鉄筋コンクリート杭9が鉛直抵抗用部材として作
用し、外部鋼管7が水平抵抗用部材として作用す
る。 内部鋼管6が径600mm肉厚19mmの鋼管、外部鋼
管7が径1200mm、肉厚12mm、長さ6mの鋼管、鉄
筋コンクリート杭9の杭径が1250mmの場合の地盤
変動により発生する曲げモーメント分布を第10
図に示す。なお地盤条件は第8図bと同一構造で
ある。図においてハは外部鋼管7の曲げモーメン
ト分布、ニは内部鋼管6と鉄筋コンクリート杭9
の曲げモーメント分布を示す。また点ホは内部鋼
管6と鉄筋コンクリート杭9の境界部を示す。図
から明らかなように、外部鋼管7の杭頭曲げモー
メントは約40t・mであり、第8図aのロに示し
た拡頭・拡底場所打ち鉄筋コンクリート杭とほぼ
同一機能をもつにもかかわらず、地盤変位によつ
て発生する曲げモーメントは非常に小さくなつて
いる。すなわち第10図で対象とした杭の場合、
地震時の地盤変位により杭頭部に発生する曲げモ
ーメントは内部鋼管で約12t・m、外部鋼管で約
40t・mであり、第8図aのロで対象とした拡
頭・拡底場所打ち鉄筋コンクリート杭の約430t・
mの値を考えると、杭自体の経済設計及び基礎梁
の経済設計が図れることは明白である。 なお、第9図において、内外管接合鋼板8を用
いないで、内部鋼管6と外部鋼管7を接合せず、
フーチングに埋め込む場合も同様の経済設計がで
き、また内部の鋼管を鋼管コンクリートとする場
合も同様である。 また、第11図に本発明の他の実施例を示す。
図において、第9図と同一符号は同一構成を示
す。12は内部鋼管6の下部に接合された位置ぎ
め鋼板で、鉄筋コンクリート杭9の鉄筋5に接合
され、杭頭部の植え込みが容易となる。 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、杭頭部を拡頭鉄筋コンクリート杭ほど剛にせ
ず、地盤変位により発生する杭頭曲げモーメント
を小さく抑えることができ、さらに拡底した場合
も拡底により大きくなつた水平力を処理すること
ができ、耐振設計上経済性のある場所打ち鉄筋コ
ンクリート杭を実現でき、実施による効果が大で
ある。
第1図aは従来の耐震設計法による場所打ち杭
の模式図、bはその曲げモーメント分布図、第2
図は地震発生時の杭の歪を観測したときの地盤条
件図、第3図aは地震発生時の杭の歪を観測した
ときの杭構造図、bはそのときの直杭の曲げ歪分
布図、cは斜杭の曲げ歪分布図、第4図は模型振
動実験のモデル図、第5図a,bは模型振動実験
における杭の曲げ歪分布図、第6図aは場所打ち
杭の模式図、bは地盤変位図、cは地盤変位によ
る曲げモーメント分布図、dは杭頭水平力による
曲げモーメント分布図、eは両者を合成した曲げ
モーメント分布図、第7図は拡頭した場所打ち鉄
筋コンクリート杭の構成図、第8図aは地盤変位
による曲げモーメント分布図、bはその地盤構造
図、第9図は本発明実施例の構造図、第10図は
地盤変位による曲げモーメント分布図、第11図
は本発明他の実施例の構造図である。 1:杭、2:コンクリート、3:拡底部、4:
拡頭部、5:鉄筋、6:内部鋼管、7:外部鋼
管、8:内外管接合鋼管、9:場所打ち鉄筋コン
クリート杭。
の模式図、bはその曲げモーメント分布図、第2
図は地震発生時の杭の歪を観測したときの地盤条
件図、第3図aは地震発生時の杭の歪を観測した
ときの杭構造図、bはそのときの直杭の曲げ歪分
布図、cは斜杭の曲げ歪分布図、第4図は模型振
動実験のモデル図、第5図a,bは模型振動実験
における杭の曲げ歪分布図、第6図aは場所打ち
杭の模式図、bは地盤変位図、cは地盤変位によ
る曲げモーメント分布図、dは杭頭水平力による
曲げモーメント分布図、eは両者を合成した曲げ
モーメント分布図、第7図は拡頭した場所打ち鉄
筋コンクリート杭の構成図、第8図aは地盤変位
による曲げモーメント分布図、bはその地盤構造
図、第9図は本発明実施例の構造図、第10図は
地盤変位による曲げモーメント分布図、第11図
は本発明他の実施例の構造図である。 1:杭、2:コンクリート、3:拡底部、4:
拡頭部、5:鉄筋、6:内部鋼管、7:外部鋼
管、8:内外管接合鋼管、9:場所打ち鉄筋コン
クリート杭。
Claims (1)
- 1 下杭の鉄筋コンクリート杭に植え込む鉛直抵
抗用部材としての鋼管または鋼管コンクリートの
内部鋼管と、内部鋼管を取り囲む水平抵抗用部材
としての前記内部鋼管より管長が短い外部鋼管と
からなり、外部鋼管をその頭部以外では内部鋼管
及び下杭の鉄筋コンクリート杭に接触しないよう
に設置したことを特徴とする二重管杭頭場所打ち
鉄筋コンクリート杭。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22326583A JPS60115717A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 二重管杭頭場所打ち鉄筋コンクリ−ト杭 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22326583A JPS60115717A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 二重管杭頭場所打ち鉄筋コンクリ−ト杭 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60115717A JPS60115717A (ja) | 1985-06-22 |
| JPH0119487B2 true JPH0119487B2 (ja) | 1989-04-12 |
Family
ID=16795398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22326583A Granted JPS60115717A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 二重管杭頭場所打ち鉄筋コンクリ−ト杭 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60115717A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07138948A (ja) * | 1993-11-18 | 1995-05-30 | Elf:Kk | 場所打ち杭工法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015063878A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-09 | 大東建託株式会社 | 鋼管杭の施工方法および鋼管杭 |
| JP6873613B2 (ja) * | 2016-06-14 | 2021-05-19 | 三谷セキサン株式会社 | 基礎杭の構築方法、基礎杭構造および二重既製杭 |
| JP7410505B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2024-01-10 | ジャパンパイル株式会社 | 二重鋼管付きコンクリート杭、その製造装置、杭頭接合構造及び継ぎ杭構造 |
-
1983
- 1983-11-29 JP JP22326583A patent/JPS60115717A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07138948A (ja) * | 1993-11-18 | 1995-05-30 | Elf:Kk | 場所打ち杭工法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60115717A (ja) | 1985-06-22 |
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