JPH01197432A - 糖衣液、糖衣層及びその形成法 - Google Patents

糖衣液、糖衣層及びその形成法

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JPH01197432A
JPH01197432A JP63021008A JP2100888A JPH01197432A JP H01197432 A JPH01197432 A JP H01197432A JP 63021008 A JP63021008 A JP 63021008A JP 2100888 A JP2100888 A JP 2100888A JP H01197432 A JPH01197432 A JP H01197432A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、食品あるいは医薬などの分野における固形物
、たとえば細粒、顆粒及び錠剤に代表される固形製剤の
糖衣に用いる糖衣液、糖衣層およびその形成法に関する
。
従来の技術 一般に、例えばショ糖糖衣液は、人体に無害な物である
ことは勿論のこと、これにより形成される糖衣層は均一
で、さらに、内部にある?!l!錠からの力および外部
からの衝撃に対して優れた強度を有し、しかち体液中で
崩壊性の良いことが要求されている。この目的に沿うよ
う従来から糖衣用ショ糖糖衣液に、例えばゼラチン、ア
ラビアゴム末、あるいはポリビニルピロリドン、カルボ
キンメチルセルロースなどの結合剤を加えて糖衣層の強
度改舟が図られている。これまでのところ、ゼラチンお
よびアラビアゴム末などは安全で比較的安価に人手する
ことができるため、糖衣層の結合剤として繁用されてき
た。しかしながら、これらの結合剤は糖衣錠の表面を経
時的に変色さ仕たり、崩壊時間を変化させるなどの問題
点がある。さらに、アラビアゴム末に代表されるように
季節による需給バランスが不安定なものもある。
このような状況から、大量にしかも安定した品質のもの
が確保できる結合剤として、例えばトウモロコシデンプ
ンを原料として黒酵母を培養することにより得られる多
糖類(プルラン)を糖衣層における結合剤として利用す
ることが、特開昭59−219220号公報に提案され
ている。しかしながら、プルランを単独でショ糖糖衣液
に結合剤として使用した場合には、その液の粘度が増加
するため、その添加率には限度があり、粘度増加の結果
として、糖衣操作時には均一な糖衣層を形成させろため
に液の加温が必要となる。さらに形成された糖衣層は、
比較的均一にも関わらず、その衝撃に対する強度は充分
でない。この糖衣層の衝撃に対する強度の弱さを解決す
る方法として、たとえば、特開昭62−178525号
公報にポリビニルピロリドンをプルランに加えて、両成
分を結合剤として用いる方法か提案されている。しかし
ながら、液の粘度については充分な低下効果を示さず、
プルラン単独と同様に糖衣操作時には糖衣液の加温が必
要である。
また、複合薬剤を一つの処′方に配合する場合、それら
薬剤どうしの配合変化のため一部の薬剤を糖衣層へ添加
し安定化を図ることがある。例えば、臭いのきつい水溶
性の塩酸フルスルチアミンは、ショ糖糖衣液に添加し加
l益すると臭いが激しくなり、作業時に劣悪な条件とな
るため、塩酸フルスルヂアミンの粉末を散布剤として使
用している。
しかしながら粉末で添加した場合、たとえば工程中での
飛散などによりロスの増大、および作業環境の汚染など
の欠点が知られている。したがって裸錠自体に添加する
場合が多い。この場合シクロデキストリンの配合により
臭いを軽減しうろことが、 たとえば特開昭61−25
7923号公報に提案されているが、その比率はフルス
ルヂアミンに対してα−シクロデキストリンが5倍量と
多い。
一方、被覆剤にシクロデキストリンを添加する知見は特
開昭61−129138号公報にみられ、シクロデキス
トリンの添加により昇華性薬物の昇華が防止されると提
案されているが、同一溶液中に臭いのきつい水溶性の薬
剤と同居させるものではなく、被覆剤に添加するシクロ
デキストリンに上り裸錠からの昇華性薬物の昇華を防止
するものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、プルランを結合剤とするショ糖糖衣液の
実用化を図る目的で鋭意研究を続けていたところ、これ
にシクロデキストリンを添加することにより、上述の問
題点を一挙に解決しうろことを見いだした。すなわち、
プルランを結合剤とするショ糖糖衣液にさらにシクロデ
キストリンを配合することによりプルラン含有糖衣液の
粘度を低下させ、これにより室温での糖衣液の液掛を容
易にし、また粘度が低下することにより糖衣液中の固体
成分比率を増大させろこともできるため操作時間を短縮
でき、必要ならばプルランの添加量を増量することもで
きる。さらに、臭いのきつい薬剤をショ糖糖衣液へ添加
しても、その臭いの発生を防止し、粉末で散布する場合
に生じる飛散によるロスおよび作業環境の汚染を防止で
きる。また、形成された糖衣層は均質で平滑な上に、耐
衝撃性にも優れた糖衣錠を得ることができることを見い
出した。
発明の構成 本発明は(1)プルランおよびシクロデキストリンを含
有する糖衣液、(2)プルランおよびシクロデキストリ
ンを含有する糖衣液で固形物に糖衣を施すことを特徴と
する糖衣層の形成法および(3)プルランおよびシクロ
デキストリンを含有する糖衣層である。
本発明で使用するプルラン(pul 1ulan)は、
マルトトリオース(3分子のグルコースがα−1,4結
合したもの)が線上に規則正しくα−1,6結合した水
溶性の粘質多糖類である。このものは、通常澱粉、特に
トウモロコシデンプンを原料としてオーレオバシジウム
 プルランス(Aureobasidiumpullu
lanes)を培養することによって菌体外に生産され
る。このような培養液から得られるプルランは、非結晶
の不定形白色粉末であって局方性成分規格(1986年
版)に収載されている。プルランは分子量がto、oo
oから5,000,000までのものが知られているが
、いずれの分子量のものであっても本発明で用いること
ができる。また、本発明ではプルランエステル、プルラ
ンエーテルなど水溶性のプルラン誘導体を用いることし
できる。
一方、本発明の糖衣液で用いられるシクロデキストリン
としては、デンプンに特定の微生物[例、バチルス・マ
セランス・アミラーゼ(Bacillusmacera
ns  amylase)]が産生ずるシクロデキスト
リン生成酵素を作用させて得られる種々のシクロデキス
トリンの他、各種のンクロデキストIJン誘導体や共重
合体が用いられる。該シクロデキストリンとしては、た
とえばα(重合度6)、β(重合度7)、γ(重合度8
)のらのが用いられる[)7)レマノア Vol、  
l 6 、Nol  (1980)、薬学雑誌Vol。
101、(10)857−873(1981)、特開昭
53−3123号公報参照]。本発明でシクロデキスト
リンとして用いることのできるシクロデキストリン誘導
体や共重合体としては、たとえばトリー〇−メチルシク
ロデキストリン[ケミカル・ファーマシューテイカル・
ブレティン(Chemical& Pharmaceu
tical  Bulletin)第28巻。
+552−1558(1980)参照]、ジーO−メヂ
ルシクロデキストリン[産業時報、第6452号、昭和
58年3月28日発行参照]、トリアミノンクロデキス
トリン[アンゲバンテ・ヘミ−・インターナショナル・
エデイジョン・イン・イングリッツx (Angewa
ndte  Chemie: Internation
alEdition  in  English)、第
19巻、344−362(1980)参照]、およびエ
チル化されたβ−シクロデキストリン[J、 Phar
m、  Sci、 Mol。
76、No8,660−661(1987)]などを挙
げることができる。
本発明では、α−1β−1γ−シクロデキストリン、さ
らにはシクロデキストリン誘導体や共重合体の1種ある
いはこれらの2種以上を適宜の割合で混合して用いるこ
とができる。
本発明で上記2成分を含有せしめる糖衣液は、層を形成
しうる糖類、通常はショ糖の水溶液であり、プルランと
シクロデキストリンは、ショ糖と混合して水に溶解する
か、あらかじめ調整したショ糖糖衣液に配合する。プル
ランの配合mはショ糖糖衣液中の固体成分の0.5〜5
重量%である。
またシクロデキストリンの配合量はショ糖糖衣液中の固
体成分の通常0゜1〜30重量%、好ましくは0.5〜
30重量%が用いられる。α−シクロデキストリンの場
合には、特に0.5〜20重M%の範囲がさらに好まし
い。この場合、0.1重量%以下の添加ではプルランを
結合剤としたショ糖糖衣液の粘度を低下させる効果が少
なく、また30重量%以上の添加では溶解度の低いシク
ロデキストリンの場合、例えばβ−シクロデキストリン
は、そのショ糖糖衣液中で温度の変化等により再結晶な
どを生じ、常に均質なショ糖糖衣液を得るには好ましく
ない。また、0.1〜30重量%の幅で臭いの激しい薬
剤の防臭の目的を達成することもできる。
本発明の糖衣液には通常の糖衣液の製剤化に用いられる
基剤、たとえば増量剤(たとえばタルク、リン酸水素カ
ルシウム、沈降炭酸カルシウ、ム、硫酸力ルンウム、カ
オリン、乳糖、澱粉、結晶セルロースなど)、結合剤(
たとえばアラビアゴム末、ポリビニルピロリドン、ゼラ
チン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメヂルセルロースなど)、着色剤(たとえばタール
色素、カラメル、ベンガラなど)、滑剤(たとえばプロ
ピレンオキサイド−エチレンオキサイドコーポリマー、
ポリエチレングリコールなど)、隠ぺい剤(たとえば酸
化チタンなど)などが適宜配合されていてもよく、プル
ラン、シクロデキストリンなどの配合量は、これら増量
剤などを含めた固体成分によって決定する。これら基剤
の配合量は、目的に応じ適宜決定することができる。な
お、原液として用いるシロップ液の濃度[ショ糖/(シ
ヨ糖+水)]としては、例えば440〜75重量%通常
55〜70重量%が使用される。
本発明のプルランとシクロデキストリンとを含有する糖
衣層は、上述のプルランとシクロデキストリンとを含有
する糖衣液を固形物、たとえば裸錠のような固形製剤に
糖衣(コーティング)を施すことにより形成させること
ができる。本発明の糖衣液は慣用の糖衣装置を使って、
通常のコーティング工程を経て固形物に糖衣掛けされる
。この工程において、たとえばタルクのような散布剤を
散布する方法を採っても良い。たとえば裸錠に糖衣層を
形成させるには、常法により糖衣液の注加と乾燥を繰り
返す。糖衣錠の場合、通常さらにシロップ液による仕上
げ、ワックスによる艶出が行われて糖衣錠となる。本発
明の場合、ショ糖糖衣液の粘度の低下、および薬剤をシ
ョ糖糖衣液中に添加することにより、通常の公知のフィ
ルムコーティングのように、ショ糖糖衣液の注加と乾燥
を連続で施すことが可能である。さらに、ショ糖糖衣液
の粘度の低下により、従来糖衣によるコーティングが困
難とされていた、裸錠より小さい固形製剤である。たと
えば顆粒剤、細粒剤、火剤などにも糖衣を施すことが可
能である。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。
実施例 実施例1 本発明のショ糖糖衣液の調製法と処方の一例を示す。調
製法は、表−1の規定量のプルラン及びショ糖を粗混合
後、水に添加し約85℃で加温溶解、その後、規定量の
タルク及びα−シクロデキストリン(α−CyD)を攪
拌機で分散及び溶解した。
表−1=シヨ糖糖衣液の処方 実施例2 本発明のショ糖糖衣液の調製法と処方の一例を示す。調
製法は、表−2の規定量のプルラン及びショ糖を粗混合
後、水に添加し約85℃で加温溶解、その後、規定量の
塩酸フルスルヂアミン(TTFD・IIcL)、タルク
及び塩酸フルスルチアミンに対して0.5モルのα−シ
クロデキストリン(α−CYD)を攪拌機で分散及び溶
解した。
表−2:ショ糖糖衣液の処方 実施例3 本発明における糖衣錠の製造は、乳糖とデンプンを主成
分(乳糖:デンブン−73)とする裸錠635g(12
700錠、裸錠型i:50mg)を12インチのコーテ
ィングパンに仕込み、実施例1(表−1)のショ糖糖衣
液を用いて裸錠の糖衣を行った(練込掛)。この練込掛
持にはショ炉f M衣液の加温をせず、液温23〜28
6Cで操作した。このあとシロップ液(67%シ=i糖
水溶液)を用いて仕上げを行い、さらにワックス掛をし
て艶出を行った。
得られた糖衣錠は、平滑な均一に糖衣層が形成されてい
た。
コーティング条件は下表−3に示す通りである。
表−3;コーティング条件 実施例4 本発明における顆粒剤の糖衣の製造は、乳糖、デンプン
および拮品セルロースを主成分(乳糖・デンプン;結晶
セルロース−5:4:1)とする顆粒剤を遠心流動型コ
ーティング装置(CF装置、CF−360,フロイント
社製)に2000g入れ、実施例2(表−2)のショ糖
糖衣液を60℃に加温し、液速度25滅/分で噴霧しな
がらタルクを10g7分で散布し、顆粒剤の20%量を
コーティングした。得られたコーティング顆粒を40°
C216時間真空乾燥し、丸面を用いて12〜32メツ
シユの顆粒剤を得た。
得られたコーティング顆粒剤は製造中および製品とも塩
酸フルスルチアミンの特冗臭がなかった。
またショ糖糖衣液にも塩酸フルスルチアミンの特異臭が
なかった。
及穎或 実験例1 プルラン(ショ糖に対し3.2%)、およびショ糖を固
定したショ糖糖衣液を調製し、その粘度を調査した。
ショ糖糖衣液の調製法は、実施例1に準じた。
粘度の測定は、BL型粘度型計によりショ糖糖衣液の温
度を一定に保ち行った。なお、以後の粘度の測定法は、
この方法に帛じた。
検討した処方とその結果は表−4に示す。表から明らか
なように、α−シクロデキストリン(α−CyD)の添
加により、粘度の劇的な低下が確認された。
すなわち、本発明処方(i)、(ii)のようにα−ノ
クロデキストリンを5.10%添加し、タルク量の調節
により固体成分濃度を一定にした場合には、対照処方に
おける60℃での粘度に比べ、20℃での粘度の方が低
かった。このため、60℃に加温していた操作は不要と
なり室温でのショ糖糖衣液コーティングが実施できた。
さらに、対照処方にα−シクロデキストリンを5%添加
した処方(11)の場合には、固体成分濃度が約4%増
加したにもかかわらず、対照処方より粘度が低下した。
また、α−シクロデキストリンを10%添加した処方(
iv)においては、固体成分濃度が約7%増量した。シ
ョ糖糖衣液の温度を60°Cに管理すれば、対照処方と
同程度の粘度となりコーティングが可能であった。
実験例2 プルラン(ショ糖に対し3.2%)、ポリビニルピロリ
ドン(P V P 、ショ糖に対して2.4%)および
ショ糖と精製水を固定した糖衣液を調製し、その粘度を
調査した。
ショ糖糖衣液の調製は実施例1に準じた。
シクロデキストリンはα−とβ−を使用し、その添加量
に応じてタルクを減量した。α−シクロデキストリン(
α−CyD)は0.5,1.5,10゜20、および3
0%、およびβ−シクロデキストリン(β−CyD)は
l、5,10,20.および30%の添加率で検討した
。
処方の代表例として、表−5にシクロデキストリンの未
添加(対照処方)とα−およびβ−シクロデキストリン
1%添加の処方を示した。他の処方はシクロデキストリ
ンの添加率に連動してタルクの添加量を変動させ、固体
成分濃度を一定にしている。また、シロップ液濃度は6
1.2%に固定している。
粘度の測定結果を表−6に示した。α−シクロデキスト
リンの添加は、0.5〜20%の範囲で粘度低下効果を
認めた。 β−シクロデキストリンの添加は、5〜30
%で粘度低下の効果を認めた。
表−5ニブルラン、PVPおよびシクロデキストリン(
代表処方例) 単位は%、()内は溶液当りを示す。
表−6:粘度の測定結果(液温25°C)実験例3 プルラン(ショ糖に対し3%)、およびショ糖と精製水
を固定したショ糖糖衣液を調製し、臭いのきつい薬剤と
して、塩酸フルスルチアミン(TTFD・HCL )を
加えて、糖衣液に溶解しさらにシクロデキストリンを添
加し、その防臭効果を調査した。
ショ糖糖衣液の調製は、実施例2に学じた。
シクロデキストリンはα−およびβ−シクロデキストリ
ン(α−CYDおよびβ−CYD)を用い、塩酸フルス
ルチアミンに対し、モル比で0.5添加した。また、シ
クロデキストリンの添加による重量補正は同−処方内の
タルクで実施した。
糖衣液の処方と、粘度および糖衣液中から発生する塩酸
フルスルチアミンの臭気について表−7に示した。表か
ら明らかなように、シクロデキストリンの添加における
塩酸フルスルヂアミンの著しい防臭効果が認められた。
表−7ニジクロデキストリンによる塩酸単位は%、()
内は溶液当りを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プルランおよびシクロデキストリンを含有する糖
    衣液。
  2. (2)プルランおよびシクロデキストリンを含有する糖
    衣液で固形物に糖衣を施すことを特徴とする糖衣層の形
    成法。
  3. (3)プルランおよびシクロデキストリンを含有する糖
    衣層。
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