JPH01201496A - 溶接部の局部腐食防止方法 - Google Patents
溶接部の局部腐食防止方法Info
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- JPH01201496A JPH01201496A JP30299487A JP30299487A JPH01201496A JP H01201496 A JPH01201496 A JP H01201496A JP 30299487 A JP30299487 A JP 30299487A JP 30299487 A JP30299487 A JP 30299487A JP H01201496 A JPH01201496 A JP H01201496A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は海水中による溶接部の局部腐食を防止する方法
に関する。
に関する。
[従来の技術]
通常鋼材を海水中で使用する場合には、十分な塗装をし
て腐食を防止するのが一般的である。しかし北極海のよ
うに氷が存在するところでは、氷の衝突によるひっかき
疵が塗装面に発生し、この部分から腐食が発生するので
充分な防食手段とは云えない。特に塗装が不充分な鋼材
が用いられる場合には、鋼材全体腐食と局部的な腐食が
発生する。このうち鋼材全体腐食は、板厚を厚くするな
どの対策をとりうるが、局部的な腐食は、応力集中を生
じ、疲労その他の破壊の原因となり大きな問題である。
て腐食を防止するのが一般的である。しかし北極海のよ
うに氷が存在するところでは、氷の衝突によるひっかき
疵が塗装面に発生し、この部分から腐食が発生するので
充分な防食手段とは云えない。特に塗装が不充分な鋼材
が用いられる場合には、鋼材全体腐食と局部的な腐食が
発生する。このうち鋼材全体腐食は、板厚を厚くするな
どの対策をとりうるが、局部的な腐食は、応力集中を生
じ、疲労その他の破壊の原因となり大きな問題である。
就中、溶接部は局部腐食が発生することが知られており
、その対策が重要となる。すなわち、溶接部は母材部と
熱履歴が異なるので、その組織も自ら異なってくる。こ
のため局部的に腐食され易い状態となる。この局部腐食
には第1図に示す(A) 、 (B) 、 (C)
、 (D)の四つのタイプがある。
、その対策が重要となる。すなわち、溶接部は母材部と
熱履歴が異なるので、その組織も自ら異なってくる。こ
のため局部的に腐食され易い状態となる。この局部腐食
には第1図に示す(A) 、 (B) 、 (C)
、 (D)の四つのタイプがある。
第1図において(A)は溶接金属1自体が局部腐食され
る場合(以下タイプA) 、(B)は溶接熱影響部3が
局部腐食される場合(以下タイプB)、(C)は溶接金
属1と溶接熱影響部3の境界のボンド部5が選択的に腐
食される場合(以下タイプC) 、(D)は高温に加熱
された溶接熱影響部と母材部との境界となるA c r
直下部に加熱された部分4が選択的に腐食される場合(
以下タイプD)を示す。
る場合(以下タイプA) 、(B)は溶接熱影響部3が
局部腐食される場合(以下タイプB)、(C)は溶接金
属1と溶接熱影響部3の境界のボンド部5が選択的に腐
食される場合(以下タイプC) 、(D)は高温に加熱
された溶接熱影響部と母材部との境界となるA c r
直下部に加熱された部分4が選択的に腐食される場合(
以下タイプD)を示す。
先ずタイプAの腐食に対しては、溶接金属の成分を、母
材2より電気化学的に貴になるようにしておけばよく、
溶接金属の成分中Cu、Crなどを母材より高くしてお
けばこれを防止できることが、たとえばスカンジナビア
ンジャーナルオブメタラジ−(Scandinavia
n Journal of Metallurgy)V
ol 、7 (1978) Na 1 (7)11頁な
どにより知られている。
材2より電気化学的に貴になるようにしておけばよく、
溶接金属の成分中Cu、Crなどを母材より高くしてお
けばこれを防止できることが、たとえばスカンジナビア
ンジャーナルオブメタラジ−(Scandinavia
n Journal of Metallurgy)V
ol 、7 (1978) Na 1 (7)11頁な
どにより知られている。
また、上記の文献には、タイプCの腐食については鋼中
のSが溶接熱で局部的に溶解し、ボンド部にフィルム状
に存在することが悪いといわれており、従ってRE(希
土類元素)、Z「などを添加して、鋼中Sを固定するこ
とによって対処しうるとしている。
のSが溶接熱で局部的に溶解し、ボンド部にフィルム状
に存在することが悪いといわれており、従ってRE(希
土類元素)、Z「などを添加して、鋼中Sを固定するこ
とによって対処しうるとしている。
またタイプBの腐食に対しては、溶接時に相当高温の予
熱を行って、溶接時の冷却速度を遅くし、溶接熱影響部
の組織をフェライト+パーライトにすればよいと上記の
文献に示されている。しかしこの手段は、実際の溶接作
業が非常に困難となること、及び高強度の鋼材の使用が
できないことなどの問題を含む。
熱を行って、溶接時の冷却速度を遅くし、溶接熱影響部
の組織をフェライト+パーライトにすればよいと上記の
文献に示されている。しかしこの手段は、実際の溶接作
業が非常に困難となること、及び高強度の鋼材の使用が
できないことなどの問題を含む。
またタイプDの腐食に対しては、鋼材が焼入ままの中間
段階組織の時溶接熱によりA c 1直下に加熱された
部分に生じ、その対策が問題となる。
段階組織の時溶接熱によりA c 1直下に加熱された
部分に生じ、その対策が問題となる。
これらの局部腐食の防止には溶接後熱処理を行って組織
の不均一性を除去することが一般的に最も有効である。
の不均一性を除去することが一般的に最も有効である。
しかしながら大型構造物を溶接後熱処理することは作業
が困難である。したがって溶接後熱処理なしに局部腐食
を防止する方法の開発が望まれている。
が困難である。したがって溶接後熱処理なしに局部腐食
を防止する方法の開発が望まれている。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は以上の問題に鑑み溶接構造物として海水中など
の腐食環境中で使用される際に発生するタイプA〜タイ
プDの腐食を溶接後熱処理なしに防止することを目的と
するものである。
の腐食環境中で使用される際に発生するタイプA〜タイ
プDの腐食を溶接後熱処理なしに防止することを目的と
するものである。
[問題を解決するための手段]
そこで本発明者らはこの腐食に対し種々検討を行った結
果、従来の知見では腐食の改善が困難とされていたタイ
プB腐食は鋼材及び溶接熱影響部を中間段階組織とすれ
ば防止できる。さらにタイプD腐食は焼もどし処理した
中間段階組織の鋼材を使用すれば防止できることを確認
した。
果、従来の知見では腐食の改善が困難とされていたタイ
プB腐食は鋼材及び溶接熱影響部を中間段階組織とすれ
ば防止できる。さらにタイプD腐食は焼もどし処理した
中間段階組織の鋼材を使用すれば防止できることを確認
した。
一方従来の知見により腐食の改善が可能なタイプAの腐
食は鋼材よりCu、Niを高くした溶接材料を用いれば
防止できる。さらにタイプC腐食は鋼中にCaを添加し
、Sを低減することによって防止できる。
食は鋼材よりCu、Niを高くした溶接材料を用いれば
防止できる。さらにタイプC腐食は鋼中にCaを添加し
、Sを低減することによって防止できる。
ゆえに、上記方法により、溶接後熱処理なしを前提とし
て、溶接部の局部腐食の防止が達成される。
て、溶接部の局部腐食の防止が達成される。
[発明の構成]
すなわち、本発明は重量(%)でC0.05〜0.12
%、Sl 0.1〜0.4%、Mn 0.8〜1.5%
、Nb0.1%以下、Cu 0.30〜1.00%、N
i0.30〜1.50%を基本成分とし、且つ下記式で
示される溶接時の焼入パラメーターPi0.30〜0.
45%を満足すると共にS 0.005%以下、5o(
1−Al20.01〜0.05%、Ca 0.0005
〜0.01%、Ti 0.05%以下、N 0.025
%以下を成分とし、900〜1200℃に加熱後700
℃以上で制御圧延して直ちに350℃以下まで水冷して
さらに550〜700℃で焼もどしすることによって製
造した鋼材を、重量(%)でc o、os〜0.12%
、St 0.1〜0.4%、Mn 0.8〜1.5%、
Ti 0.05%以下、B 0.005%以下を含み、
さらに母材のCu量よりも0.1%以上0.5%以下の
Cuまたは母材のNiff1よりも0.2%以上1.5
%以下のNi゜のうち少なくとも一方を含有する溶接材
料で溶接することを特徴とする溶接後熱処理なしに溶接
部の局部腐食を防止する方法である。
%、Sl 0.1〜0.4%、Mn 0.8〜1.5%
、Nb0.1%以下、Cu 0.30〜1.00%、N
i0.30〜1.50%を基本成分とし、且つ下記式で
示される溶接時の焼入パラメーターPi0.30〜0.
45%を満足すると共にS 0.005%以下、5o(
1−Al20.01〜0.05%、Ca 0.0005
〜0.01%、Ti 0.05%以下、N 0.025
%以下を成分とし、900〜1200℃に加熱後700
℃以上で制御圧延して直ちに350℃以下まで水冷して
さらに550〜700℃で焼もどしすることによって製
造した鋼材を、重量(%)でc o、os〜0.12%
、St 0.1〜0.4%、Mn 0.8〜1.5%、
Ti 0.05%以下、B 0.005%以下を含み、
さらに母材のCu量よりも0.1%以上0.5%以下の
Cuまたは母材のNiff1よりも0.2%以上1.5
%以下のNi゜のうち少なくとも一方を含有する溶接材
料で溶接することを特徴とする溶接後熱処理なしに溶接
部の局部腐食を防止する方法である。
但し
P=C+Si/20+Mn/6+Cu/20+Ni/2
0+Nb/12 (%)先ず本発明の基本成分につ
いて述べる。
0+Nb/12 (%)先ず本発明の基本成分につ
いて述べる。
Cは強度確保の上から必須元素であり、0.05%未満
では50kgf /−以上の抗張力を得ることが難かし
いため下限を0.05%としたが、0.12%を超える
と溶接性を損うとともに、耐局部腐食性が著しく低下す
るので上限を0.12%とした。
では50kgf /−以上の抗張力を得ることが難かし
いため下限を0.05%としたが、0.12%を超える
と溶接性を損うとともに、耐局部腐食性が著しく低下す
るので上限を0.12%とした。
Slは焼入性のみでな(、脱酸元素としても必要である
が、その量がふえると、母材及び溶接部の靭性が劣化す
るので、その含有量は0.1−0.4%とする。
が、その量がふえると、母材及び溶接部の靭性が劣化す
るので、その含有量は0.1−0.4%とする。
Mnは鋼材の機械的性質を維持する上で有効な元素であ
るが、0.8%未満ではその効果が充分現われないため
、また1、5%を超えると溶接性及び耐局部腐食性を著
しく損うので0.8〜1.5%に限定した。
るが、0.8%未満ではその効果が充分現われないため
、また1、5%を超えると溶接性及び耐局部腐食性を著
しく損うので0.8〜1.5%に限定した。
Nbは微量の添加で結晶粒を微細化し、靭性向上に有効
であり、さらに析出硬化による強度上昇効果が期待され
るが、0.10%を超える添加で、溶接熱影響部の靭性
が低下するので、0.10%以下に限定した。
であり、さらに析出硬化による強度上昇効果が期待され
るが、0.10%を超える添加で、溶接熱影響部の靭性
が低下するので、0.10%以下に限定した。
Cuは全体腐食に対する耐腐食性を増すのと同時に耐局
部腐食性を損うことなく鋼材の強度・靭性を向上させる
元素として有効であるが、その量が多いと、鋼材製造時
の表面疵が問題となるので、0.30%〜1.00%添
加とする。
部腐食性を損うことなく鋼材の強度・靭性を向上させる
元素として有効であるが、その量が多いと、鋼材製造時
の表面疵が問題となるので、0.30%〜1.00%添
加とする。
Nlは耐局部腐食性を損うことなく焼入性を上昇する元
素であるため、3%程度まで添加することは有効である
が、高価であり、添加する場合には、他の必要特性との
兼合いで、好ましい範囲が決まる。
素であるため、3%程度まで添加することは有効である
が、高価であり、添加する場合には、他の必要特性との
兼合いで、好ましい範囲が決まる。
そこでその量は効果の大きい0.30−1.50%とす
る。
る。
以上が本発明における基本成分であるが、さらに本発明
においては上記成分の含有量との間に特定の関係を満足
せしめることを重要な骨子としており、これによってB
タイプの局部腐食を防止することができる。
においては上記成分の含有量との間に特定の関係を満足
せしめることを重要な骨子としており、これによってB
タイプの局部腐食を防止することができる。
即ち溶接時の焼入性パラメーターPを0.30〜0.4
5 (%)とすることは、溶接熱影響部を中間段階組織
にし、さらに母材部も中間段階組織にする重要な数値で
ある。
5 (%)とすることは、溶接熱影響部を中間段階組織
にし、さらに母材部も中間段階組織にする重要な数値で
ある。
ここで溶接時の焼入性パラメーターPは、種々の材料を
15kJ/cmの手溶接と、45kJ/mの潜弧溶接を
行い、その組織観察から回帰式を得たものであり、その
回帰式は重量<%)でp−c+Sl/20+Mn/6+
Cu/20+Ni/20+Nb/12 (%)の式で与
えられこの値が、0.30〜0.45 (%)の間で中
間段階組織が得られることによるものである。
15kJ/cmの手溶接と、45kJ/mの潜弧溶接を
行い、その組織観察から回帰式を得たものであり、その
回帰式は重量<%)でp−c+Sl/20+Mn/6+
Cu/20+Ni/20+Nb/12 (%)の式で与
えられこの値が、0.30〜0.45 (%)の間で中
間段階組織が得られることによるものである。
すなわち0.30%未満では潜弧溶接時にフェライト主
体(一部中間段階組織)となり、0.45%を超えると
、手溶接時にマルテンサイト組織主体(−部中間段階組
織)となるため、この範囲を0.30〜0.45%とし
た。
体(一部中間段階組織)となり、0.45%を超えると
、手溶接時にマルテンサイト組織主体(−部中間段階組
織)となるため、この範囲を0.30〜0.45%とし
た。
次に本発明においてはS、l!、Ca、Ti 。
Nを低減及び限定せしめることも重要な骨子の一つとす
るものである。その理由は次の通りである。
るものである。その理由は次の通りである。
SはタイプC腐食に好ましくない元素であり、極力少な
い方が良い。その場合Caを添加したものでは0.01
5%程度まで大きな差は認められないがCaを添加しな
い場合、その含有量を0.005%以下とする。
い方が良い。その場合Caを添加したものでは0.01
5%程度まで大きな差は認められないがCaを添加しな
い場合、その含有量を0.005%以下とする。
Aj?は脱酸元素としても必要であり、また鋼中不純物
として存在するNを固定し、溶接熱影響部の靭性を向上
させる。この効果を得るにはsop −AIIとして0
.01%以上必要であり、またその量が0.05%を超
えると、鋼中にAg2O3系のクラスターを多く生じ、
溶接時の割れの問題を生じるのでその範囲を0.01−
0.05%とした。
として存在するNを固定し、溶接熱影響部の靭性を向上
させる。この効果を得るにはsop −AIIとして0
.01%以上必要であり、またその量が0.05%を超
えると、鋼中にAg2O3系のクラスターを多く生じ、
溶接時の割れの問題を生じるのでその範囲を0.01−
0.05%とした。
さらにCaは不純物として鋼中に存在するSを低減させ
、先述のタイプCの腐食を防止するのに必須である。こ
の効果を得るためには、0.0005%以上必要であり
、その量が0.01%を超えると、鋼中にCa −Aj
ll −0−3系の介在物を多く生じ、溶接時の割れの
問題を生じるので、その範囲を0.0005〜0.01
%とした。
、先述のタイプCの腐食を防止するのに必須である。こ
の効果を得るためには、0.0005%以上必要であり
、その量が0.01%を超えると、鋼中にCa −Aj
ll −0−3系の介在物を多く生じ、溶接時の割れの
問題を生じるので、その範囲を0.0005〜0.01
%とした。
TIは鋼中の不純物として存在するNを固定することに
よって溶接部の靭性向上に寄与するので添加することが
好ましいがその量が多いと、Ticを生成して母材靭性
低下の原因となるので、添加する場合には0.05%以
下、特に0.O1〜0.02%の微量添加が望ましい。
よって溶接部の靭性向上に寄与するので添加することが
好ましいがその量が多いと、Ticを生成して母材靭性
低下の原因となるので、添加する場合には0.05%以
下、特に0.O1〜0.02%の微量添加が望ましい。
さらにNは多いと焼もどし脆性を引き起こし、延性、靭
性を低下させ、また溶接部の靭性を低下させるので0.
0050%以下とする。
性を低下させ、また溶接部の靭性を低下させるので0.
0050%以下とする。
次に、母材を中間段階組織とするために、前記成分の鋼
を、加熱温度900〜1200℃に加熱後700〜80
0℃の温度で制御圧延して直ちに350℃以下まで水冷
することが必要となる。
を、加熱温度900〜1200℃に加熱後700〜80
0℃の温度で制御圧延して直ちに350℃以下まで水冷
することが必要となる。
まず加熱温度を1200℃以下とするのは1200℃を
超えると、γ粒の粗大化をきたすとともにNbが固溶し
焼入性が向上し、マルテンサイト主体の組織となる。一
方、900℃以下となると焼入性が低下し、フエラ・イ
ト主体の組織となるためであり、そこで加熱温度は90
0〜1200℃とする。また、700℃以上で制御圧延
を行って350℃以下まで水冷するのは700℃未満で
はオーステナイトからフェライト変態が始まり、さらに
圧延時の変形抵抗が増大し、圧延が困難となるためであ
る。また制御圧延後水冷しないとフェライト主体(一部
中間段階組織)となり、その場合水冷停止温度は板厚方
向の均一性を得るために鋼板の表面温度で350℃以下
とする。
超えると、γ粒の粗大化をきたすとともにNbが固溶し
焼入性が向上し、マルテンサイト主体の組織となる。一
方、900℃以下となると焼入性が低下し、フエラ・イ
ト主体の組織となるためであり、そこで加熱温度は90
0〜1200℃とする。また、700℃以上で制御圧延
を行って350℃以下まで水冷するのは700℃未満で
はオーステナイトからフェライト変態が始まり、さらに
圧延時の変形抵抗が増大し、圧延が困難となるためであ
る。また制御圧延後水冷しないとフェライト主体(一部
中間段階組織)となり、その場合水冷停止温度は板厚方
向の均一性を得るために鋼板の表面温度で350℃以下
とする。
また、本発明において、焼入れによって中間段階組織と
した母材を焼もどし処理をするのは、溶接した場合に溶
接熱サイクルによりA c l直下にさらに焼もどされ
た部分と、母材との電気化学的差をなくしてタイプDの
腐食を防止するためである。
した母材を焼もどし処理をするのは、溶接した場合に溶
接熱サイクルによりA c l直下にさらに焼もどされ
た部分と、母材との電気化学的差をなくしてタイプDの
腐食を防止するためである。
その場合、焼もどし処理は、炉加熱において550℃以
上にすれば溶接熱サイクルによるAcl直下の焼もどし
と同じ効果が得られる。しかし700℃を超えると本発
明の鋼では、変態点を超える恐れがあるので、焼もどし
温度は550〜700℃とする。
上にすれば溶接熱サイクルによるAcl直下の焼もどし
と同じ効果が得られる。しかし700℃を超えると本発
明の鋼では、変態点を超える恐れがあるので、焼もどし
温度は550〜700℃とする。
上記の方法により、タイプB及びタイプDの腐食は防止
できる。
できる。
次に従来の知見により、腐食の改善が可能なタイプAの
腐食は重量(%)でC0.05〜0.12%、S 10
.−1〜0.4%、Mn 0.8〜1.5%、Tl 0
.05%以下、B 0.005%以下を含み、さらに母
材のCu量よりも0.1%以上0.5%以下のCuまた
は母材のNiff1よりも0.2%以上1.5%以下の
Niのうち少くとも一方を含有する溶接材料で溶接し、
溶接金属部を責にして防止する。
腐食は重量(%)でC0.05〜0.12%、S 10
.−1〜0.4%、Mn 0.8〜1.5%、Tl 0
.05%以下、B 0.005%以下を含み、さらに母
材のCu量よりも0.1%以上0.5%以下のCuまた
は母材のNiff1よりも0.2%以上1.5%以下の
Niのうち少くとも一方を含有する溶接材料で溶接し、
溶接金属部を責にして防止する。
ここで溶接材料の成分について述べると、C0.05〜
0.12%、S i 0.1〜0.4%、Mn 0.8
〜1.5%、Ti 0.05%以下であるが、−船釣に
はこれらの成分について溶接金属が鋼材とほぼ同じにな
ればよい。さらにB 0.005%以下を含むのは、溶
接金属部の組織を母材と同じ中間段階組織として、母材
と溶接金属部の組織的電位差をなくすためである。さら
に母材のCuよりも0.1%以上0.5%以下のCuま
たは母材のNl量よりも0.2%以上1.5%以下のN
iのうち少くとも一方を含有するのは、溶接金属部を母
材より少し責にするためである。すなわち、母材のCu
より0.1%以上または母材のNiより0.2%以上な
いと溶接金属部が責とならず、溶接金属部が局部腐食し
、逆にCuff1が母材より0.5%を超えるか、また
はNiff1が母材より 1.5%を超えると溶接金属
部が貴となりすぎて、廻りの溶接熱影響部が局部腐食す
るからである。
0.12%、S i 0.1〜0.4%、Mn 0.8
〜1.5%、Ti 0.05%以下であるが、−船釣に
はこれらの成分について溶接金属が鋼材とほぼ同じにな
ればよい。さらにB 0.005%以下を含むのは、溶
接金属部の組織を母材と同じ中間段階組織として、母材
と溶接金属部の組織的電位差をなくすためである。さら
に母材のCuよりも0.1%以上0.5%以下のCuま
たは母材のNl量よりも0.2%以上1.5%以下のN
iのうち少くとも一方を含有するのは、溶接金属部を母
材より少し責にするためである。すなわち、母材のCu
より0.1%以上または母材のNiより0.2%以上な
いと溶接金属部が責とならず、溶接金属部が局部腐食し
、逆にCuff1が母材より0.5%を超えるか、また
はNiff1が母材より 1.5%を超えると溶接金属
部が貴となりすぎて、廻りの溶接熱影響部が局部腐食す
るからである。
次に、タイプCの腐食は前説のごとく鋼材へのCa添加
、S低減で防止できる。
、S低減で防止できる。
ゆえに、上記方法により、溶接後熱処理なしに溶接部の
局部腐食が防止できる。
局部腐食が防止できる。
[実 施 例]
第1表に示す化学成分の鋼A−Fを50ton転炉で溶
製し、分塊圧延して厚さ20OmmX幅1500x長さ
3000m+sのスラブを作り、さらに各スラブを第3
表に示す加熱・圧延条件により20+nにした後、焼も
どしを行って供試材とした。腐食試験のための溶接はX
開先に対して、第2表に示す種々の溶接材料を用い、入
熱15kJ/cmの手溶接(SMAW)と入熱45kJ
/amの潜弧溶接(SAW)とした。
製し、分塊圧延して厚さ20OmmX幅1500x長さ
3000m+sのスラブを作り、さらに各スラブを第3
表に示す加熱・圧延条件により20+nにした後、焼も
どしを行って供試材とした。腐食試験のための溶接はX
開先に対して、第2表に示す種々の溶接材料を用い、入
熱15kJ/cmの手溶接(SMAW)と入熱45kJ
/amの潜弧溶接(SAW)とした。
腐食試験は溶接体の表面から5+u+厚の腐食試験片を
採取し、それを3%食塩水中で6ケ月間の回転浸食させ
たものとした。回転浸食による腐食試験の結果と同時に
上記溶接条件で行った溶接熱影響部のシャルピー試験結
果も併せて第3表に示す。
採取し、それを3%食塩水中で6ケ月間の回転浸食させ
たものとした。回転浸食による腐食試験の結果と同時に
上記溶接条件で行った溶接熱影響部のシャルピー試験結
果も併せて第3表に示す。
なお、ここでいう局部腐食量は、第2図に示すように深
さd、(タイプA腐食)、d2 (タイプB腐食)、d
(タイプC腐食)、d4 (タイプD腐食)fd、;
母材部板厚(關)−溶接金属部属(+sm) 、d2
’母材部板厚(am)−溶接熱影響部板厚(m+s)
、d3 ’母材部板厚(■l)−ボンド部屋(ms)、
d4 ;母材部板厚(+n)−Ac、直下部板厚(m+
s))の平均値であられしたものであり、その量が0.
5+am以下であれば年間の腐食は1龍以下であり、大
きな事故に至る前に補修が可能となる。同表から明らか
な如く、本発明例によれば、局部腐食量d1〜d4は0
.5+am以下を満足する。ここで、母材の腐食量が大
きいと負号がマイナス表示されるが、母材側の腐食は局
部腐食を生じないため、補修溶接を必要としない。従っ
てマイナス表示は良好とする。
さd、(タイプA腐食)、d2 (タイプB腐食)、d
(タイプC腐食)、d4 (タイプD腐食)fd、;
母材部板厚(關)−溶接金属部属(+sm) 、d2
’母材部板厚(am)−溶接熱影響部板厚(m+s)
、d3 ’母材部板厚(■l)−ボンド部屋(ms)、
d4 ;母材部板厚(+n)−Ac、直下部板厚(m+
s))の平均値であられしたものであり、その量が0.
5+am以下であれば年間の腐食は1龍以下であり、大
きな事故に至る前に補修が可能となる。同表から明らか
な如く、本発明例によれば、局部腐食量d1〜d4は0
.5+am以下を満足する。ここで、母材の腐食量が大
きいと負号がマイナス表示されるが、母材側の腐食は局
部腐食を生じないため、補修溶接を必要としない。従っ
てマイナス表示は良好とする。
比較例の4〜12では溶接材料の成分及び加熱・圧延条
件及び焼もどし条件が本発明の請求範囲を満足しないた
め局部腐食量d、、d2.d4は0.5mmを超える。
件及び焼もどし条件が本発明の請求範囲を満足しないた
め局部腐食量d、、d2.d4は0.5mmを超える。
比較例の17〜22では鋼材が本発明の請求範囲を満足
しないため、局部腐食量が0.5mmを超え、さらに溶
接熱影響部のシャルピー値も低下している。
しないため、局部腐食量が0.5mmを超え、さらに溶
接熱影響部のシャルピー値も低下している。
[発明の効果]
上記の実施例からも明らかなごとく本発明に従って、母
材と溶接金属部、溶接熱影響部、ボンド部、A C1直
下部の電気化学的差をなくし、タイプA〜タイプDの腐
食を溶接後の後熱処理なしで防止できるので産業上きわ
めて顕著なものがある。
材と溶接金属部、溶接熱影響部、ボンド部、A C1直
下部の電気化学的差をなくし、タイプA〜タイプDの腐
食を溶接後の後熱処理なしで防止できるので産業上きわ
めて顕著なものがある。
第1図(A)〜(D)は溶接部の局部腐食の模式図、第
2図はdl、d2.d3.d4によりタイプA〜タイプ
D腐食の量を示す説明図である。 1・・・溶接金属部 2・・・母材部3・・・
溶接熱影響部 4・・・A C1直下部5・・・
ボンド部 代 理 人 弁理士 茶野木 立 夫第1図
2図はdl、d2.d3.d4によりタイプA〜タイプ
D腐食の量を示す説明図である。 1・・・溶接金属部 2・・・母材部3・・・
溶接熱影響部 4・・・A C1直下部5・・・
ボンド部 代 理 人 弁理士 茶野木 立 夫第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 重量(%)でC0.05〜0.12%、Si0.1〜0
.4%、Mn0.8〜1.5%、Nb0.1%以下、C
u0.30〜1.00%、Ni0.30〜1.50%を
基本成分とし、且つ下記式で示される溶接時の焼入パラ
メーターPi0.30〜0.45%を満足すると共にS
0.005%以下、sol−Al0.01〜0.05%
、Ca0.0005〜0.01%、Ti0.05%以下
、N0.025%以下を成分とし、900〜1200℃
に加熱後700℃以上で制御圧延して直ちに350℃以
下まで水冷してさらに550〜700℃で焼もどしする
ことによって製造した鋼材を、重量(%)でC0.05
〜0.12%、Si0.1〜0.4%、Mn0.8〜1
.5%、Ti0.05%以下、B0.005%以下を含
み、さらに母材のCu量よりも0.1%以上0.5%以
下のCuまたは母材のNi量よりも0.2%以上1.5
%以下のNi、のうち、少なくとも一方を含有する溶接
材料で溶接することを特徴とする溶接後熱処理なしに溶
接部の局部腐食を防止する方法。但し P=C+Si/20+Mn/6+Cu/20+Ni/2
0+Nb/12(%)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30299487A JPH01201496A (ja) | 1987-10-07 | 1987-11-30 | 溶接部の局部腐食防止方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25168087 | 1987-10-07 | ||
| JP62-251680 | 1987-10-07 | ||
| JP30299487A JPH01201496A (ja) | 1987-10-07 | 1987-11-30 | 溶接部の局部腐食防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01201496A true JPH01201496A (ja) | 1989-08-14 |
Family
ID=26540314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30299487A Pending JPH01201496A (ja) | 1987-10-07 | 1987-11-30 | 溶接部の局部腐食防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01201496A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009195990A (ja) * | 2009-06-08 | 2009-09-03 | Nippon Steel Corp | 耐横割れ性に優れた高強度uo鋼管のシーム溶接方法 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP30299487A patent/JPH01201496A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009195990A (ja) * | 2009-06-08 | 2009-09-03 | Nippon Steel Corp | 耐横割れ性に優れた高強度uo鋼管のシーム溶接方法 |
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