JPH0120268B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0120268B2 JPH0120268B2 JP60279454A JP27945485A JPH0120268B2 JP H0120268 B2 JPH0120268 B2 JP H0120268B2 JP 60279454 A JP60279454 A JP 60279454A JP 27945485 A JP27945485 A JP 27945485A JP H0120268 B2 JPH0120268 B2 JP H0120268B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron beam
- fabric
- amount
- fibers
- free formaldehyde
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
一般に布帛の耐久性難燃加工は、難燃加工剤に
熱硬化性樹脂の初期縮合物と触媒を併用した加工
液を含浸させ乾燥させたのち熱処理することによ
つて、布帛に加工剤を固着させて難燃化する方法
が行なわれている。 この方法は、布帛に耐久性のある難燃性を付与
することができるが、併用する樹脂によつて加工
後の布帛から遊離ホルムアルデヒドが検出され、
かつ加工しない布帛と比較し剛くなる欠点があ
る。 このことは、カーテンやじゆうたんのような室
内装飾品の場合には、大きな問題とはならない
が、直接に肌に接近あるいは接触して使用する衣
料用素材では、着用性あるいは衣料障害の観点か
ら、遊離ホルムアルデヒドが検出されないことや
布帛が剛くならず触感がよいことが要望されてい
る。 従来、難燃加工剤としてビニルホスホネートオ
リゴマーを適用する方法は、併用する樹脂として
N−メチロールアクリルアミドが用いられ、熱処
理による固着方法では過硫酸カリウムを触媒とし
て用い、水溶液の状態で加工する。また、電子線
による固着方法ではN−メチロールアクリルアミ
ドが用いられアルコール等の非水溶剤中で加工す
る方法が報告されている。 しかしながら、いずれの方法もN−メチロール
アクリルアミドが使用されるために加工布から
は、かなりの遊離ホルムアルデヒドが検出される
ことと、風合いが剛くなること等の問題が指摘さ
れている。 本発明の方法は、樹脂等を併用することなく難
燃加工剤だけの単一の水溶液を含浸し、乾燥後に
電子線を照射して固着する方法なので、ビニルホ
スホネートオリゴマーが繊維の水酸基に直接グラ
フト重合して強固な化学的結合が形成される。従
つて、加工後の布帛から(1)遊離ホルムアルデヒド
が検出されない(2)布が剛くならない(3)極めて高い
耐久性を有する難燃加工布が得られる、等の特徴
を有するものである。またこの方法は、ビニルホ
スホネートオリゴマーを水溶液の状態で布帛に含
浸させて、乾燥後に電子線を照射する方法である
ため、電子線の照射工程以外は、すべて従来の方
法と同様の操作で行なうことができるという利点
がある。 なお、電子線以外の放射線を照射する方法でも
同様の効果がある。 以下、いくつかの実施例で内容を説明する。 実施例 1 ビニルホスホネートオリゴマーの20%および25
%水溶液に対してN−メチロールアクリルアミド
を5%および10%添加したものと添加しない加工
液を調整し、綿布に含浸させ、100%絞液後に乾
燥し電子線を6メガラド(以下Mradと略称)照
射した。
熱硬化性樹脂の初期縮合物と触媒を併用した加工
液を含浸させ乾燥させたのち熱処理することによ
つて、布帛に加工剤を固着させて難燃化する方法
が行なわれている。 この方法は、布帛に耐久性のある難燃性を付与
することができるが、併用する樹脂によつて加工
後の布帛から遊離ホルムアルデヒドが検出され、
かつ加工しない布帛と比較し剛くなる欠点があ
る。 このことは、カーテンやじゆうたんのような室
内装飾品の場合には、大きな問題とはならない
が、直接に肌に接近あるいは接触して使用する衣
料用素材では、着用性あるいは衣料障害の観点か
ら、遊離ホルムアルデヒドが検出されないことや
布帛が剛くならず触感がよいことが要望されてい
る。 従来、難燃加工剤としてビニルホスホネートオ
リゴマーを適用する方法は、併用する樹脂として
N−メチロールアクリルアミドが用いられ、熱処
理による固着方法では過硫酸カリウムを触媒とし
て用い、水溶液の状態で加工する。また、電子線
による固着方法ではN−メチロールアクリルアミ
ドが用いられアルコール等の非水溶剤中で加工す
る方法が報告されている。 しかしながら、いずれの方法もN−メチロール
アクリルアミドが使用されるために加工布から
は、かなりの遊離ホルムアルデヒドが検出される
ことと、風合いが剛くなること等の問題が指摘さ
れている。 本発明の方法は、樹脂等を併用することなく難
燃加工剤だけの単一の水溶液を含浸し、乾燥後に
電子線を照射して固着する方法なので、ビニルホ
スホネートオリゴマーが繊維の水酸基に直接グラ
フト重合して強固な化学的結合が形成される。従
つて、加工後の布帛から(1)遊離ホルムアルデヒド
が検出されない(2)布が剛くならない(3)極めて高い
耐久性を有する難燃加工布が得られる、等の特徴
を有するものである。またこの方法は、ビニルホ
スホネートオリゴマーを水溶液の状態で布帛に含
浸させて、乾燥後に電子線を照射する方法である
ため、電子線の照射工程以外は、すべて従来の方
法と同様の操作で行なうことができるという利点
がある。 なお、電子線以外の放射線を照射する方法でも
同様の効果がある。 以下、いくつかの実施例で内容を説明する。 実施例 1 ビニルホスホネートオリゴマーの20%および25
%水溶液に対してN−メチロールアクリルアミド
を5%および10%添加したものと添加しない加工
液を調整し、綿布に含浸させ、100%絞液後に乾
燥し電子線を6メガラド(以下Mradと略称)照
射した。
【表】
【表】
電子線の照射方法は175KV.3mAとし電子線の
線量は被照射布の移動速度で調整した。なお、照
射は窒素雰囲気中で行ない、酸素濃度は300ppm
以下とした。 表1のようにN−メチロールアクリルアミドを
使用しない場合でも、表記のビニルホスホネート
オリゴマーの使用量(この場合水溶液濃度25%)
で優れた難燃性を付与することができる。 実施例 2 綿布に対し、ビニルホスホネートオリゴマーの
使用量を25%とし、N−メチロールアクリルアミ
ドを併用した場合その使用量が、残留遊離ホルム
アルデヒド量にどのように影響するかを測定し
た。実験の方法は、実施例1とほとんど同様であ
る。表2のとおりN−メチロールアクリルアミド
を使用すると加工後にソーピング工程を経ても残
留遊離ホルムアルデヒド量を零とすることはでき
ない。しかし、未使用の場合は、検出されること
はない。
線量は被照射布の移動速度で調整した。なお、照
射は窒素雰囲気中で行ない、酸素濃度は300ppm
以下とした。 表1のようにN−メチロールアクリルアミドを
使用しない場合でも、表記のビニルホスホネート
オリゴマーの使用量(この場合水溶液濃度25%)
で優れた難燃性を付与することができる。 実施例 2 綿布に対し、ビニルホスホネートオリゴマーの
使用量を25%とし、N−メチロールアクリルアミ
ドを併用した場合その使用量が、残留遊離ホルム
アルデヒド量にどのように影響するかを測定し
た。実験の方法は、実施例1とほとんど同様であ
る。表2のとおりN−メチロールアクリルアミド
を使用すると加工後にソーピング工程を経ても残
留遊離ホルムアルデヒド量を零とすることはでき
ない。しかし、未使用の場合は、検出されること
はない。
【表】
【表】
実施例 3
綿布に対し、ビニルホスホネートオリゴマーの
使用量を25%とし、併用したN−メチロールアク
リルアミドの使用量が、加工後の布帛の剛さにど
のように影響するかを測定した。測定は剛軟度試
験JIS L 1004スライド法によつた。 表3のとおりN−メチロールアクリルアミドの
使用量が増すに従い剛軟度の数値が大きくなる。
使用しない場合のそれが一番小さい。
使用量を25%とし、併用したN−メチロールアク
リルアミドの使用量が、加工後の布帛の剛さにど
のように影響するかを測定した。測定は剛軟度試
験JIS L 1004スライド法によつた。 表3のとおりN−メチロールアクリルアミドの
使用量が増すに従い剛軟度の数値が大きくなる。
使用しない場合のそれが一番小さい。
【表】
イド法
実施例 4 綿布に対し、ビニルホスホネートオリゴマーの
使用量を25%とし、照射する電子線の線量が燃焼
性試験の評価結果にどのように影響するかを試験
した。 表4のように加工後にソーピングしたものでは
燃焼性の差はあまり認められないが、くり返し洗
濯30回後の燃焼性試験結果をみると、電子線量の
大小が結果に影響し、電子線量の多いほど炭化面
積が小さく加工効果が持続することを示してい
る。
実施例 4 綿布に対し、ビニルホスホネートオリゴマーの
使用量を25%とし、照射する電子線の線量が燃焼
性試験の評価結果にどのように影響するかを試験
した。 表4のように加工後にソーピングしたものでは
燃焼性の差はあまり認められないが、くり返し洗
濯30回後の燃焼性試験結果をみると、電子線量の
大小が結果に影響し、電子線量の多いほど炭化面
積が小さく加工効果が持続することを示してい
る。
【表】
酸素の流量
限界酸素指数=
限界酸素指数=
Claims (1)
- 1 セルロース繊維およびセルロース繊維をポリ
エステル繊維と混用した衣料用素材にビニルホス
ホネートオリゴマーを水溶液の状態で含浸させ、
繊維を十分に乾燥することおよび電子線を照射中
窒素を十分に流し窒素雰囲気中で酸素濃度を
300ppm以下の状態で電子線を照射することによ
つて耐久性を有し、かつ遊離ホルムアルデヒドを
検出しない難燃加工布帛を得る方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27945485A JPS62141175A (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 | 遊離ホルムアルデヒドを検出しない繊維素材の耐久性難燃加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27945485A JPS62141175A (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 | 遊離ホルムアルデヒドを検出しない繊維素材の耐久性難燃加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62141175A JPS62141175A (ja) | 1987-06-24 |
| JPH0120268B2 true JPH0120268B2 (ja) | 1989-04-14 |
Family
ID=17611290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27945485A Granted JPS62141175A (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 | 遊離ホルムアルデヒドを検出しない繊維素材の耐久性難燃加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62141175A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009096444A1 (ja) | 2008-01-30 | 2009-08-06 | Kurashiki Boseki Kabushiki Kaisha | 難燃加工方法および難燃化セルロース系繊維素材 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5130790B2 (ja) * | 2007-06-07 | 2013-01-30 | Jnc株式会社 | 表面改質高分子物品及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5696957A (en) * | 1979-12-27 | 1981-08-05 | Energy Sciences Inc | Applying of fire retardant process to fabric * fiber and other material |
| JPS60155775A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-15 | 東洋紡績株式会社 | セルロ−ス系繊維製品の難燃加工法 |
-
1985
- 1985-12-12 JP JP27945485A patent/JPS62141175A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009096444A1 (ja) | 2008-01-30 | 2009-08-06 | Kurashiki Boseki Kabushiki Kaisha | 難燃加工方法および難燃化セルロース系繊維素材 |
| JP5396283B2 (ja) * | 2008-01-30 | 2014-01-22 | 倉敷紡績株式会社 | 難燃加工方法および難燃化セルロース系繊維素材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62141175A (ja) | 1987-06-24 |
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