JPH0120660B2 - - Google Patents

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JPH0120660B2
JPH0120660B2 JP58068426A JP6842683A JPH0120660B2 JP H0120660 B2 JPH0120660 B2 JP H0120660B2 JP 58068426 A JP58068426 A JP 58068426A JP 6842683 A JP6842683 A JP 6842683A JP H0120660 B2 JPH0120660 B2 JP H0120660B2
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JP
Japan
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epoxy resin
component
paint
butyl rubber
curing
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JP58068426A
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JPS59193966A (ja
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Hirobumi Kakimoto
Osamu Kiso
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Hayakawa Rubber Co Ltd
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Hayakawa Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は常温硬化型高固形分塗料に係り、更に
詳しくは(A)ブチルゴム塗料成分と、(B)エポキシ樹
脂及びエポキシ樹脂用硬化剤成分とから成る常温
硬化型高固形分塗料に関するものである。 本発明の特徴は、ブチルゴムに由来する優れた
環境遮断性、可撓性、耐衝撃性及び塗り重ね密着
性と、エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂用硬化剤に
由来する強じん性、接着性、耐薬品性、幅広い物
性及び作業性制御性を併せ持ち、しかも、高固形
分とすることに依り、厚塗りが可能となり、防食
効果を高めるのみならず、所定の膜厚を得る為の
塗装回数を減少することに依る工期短縮及び経費
削減を可能とし、揮散する有機溶剤量を減少する
ことに依る作業環境の安全衛生面の改善を寄与す
ることである。 本発明の常温硬化型高固形分塗料の用途は、工
場プラント、船舶、橋梁、鋼管、港湾設備、海洋
構築物、護岸工事を始めとする防食用塗料、車輌
のアンダーコート、耐薬品床、工場床等多くの分
野がある。 従来、ゴム系塗料は特に常温に於て塗膜形成を
行なう場合は充分な塗膜強度及び接着強度を得る
架橋方法が無い、塗装性が悪い、塗膜の粘度安定
性が悪い、塗膜の粘着性が出やすい等の欠点が生
じやすく、実用化されているものはハイパロン、
塩化ゴム、環化ゴム等少数に限られていた。 一方、エポキシ系塗料は多くの実績が示す様
に、優れた接着性、強じん性、耐薬品性、幅広い
物性制御性及び作業性制御性等により多くの分野
に亘つて使用され好評を博して来たが、可撓性、
耐衝撃性、塗り重ね密着性、耐候性等に欠点があ
つた。 そこでそれ等欠点の解消を目的に、エポキシウ
レタン樹脂の開発、可撓性エポキシ樹脂の開発、
エポキシ樹脂硬化剤の開発、可撓性附与剤の開発
が活発に行なわれて来た。しかしながら、それ等
は経時変化による可撓性低下となつて耐久性の悪
いものや、塑性の強化のみに頼り単なる強じん性
の低下を招くものや、エポキシ系塗料の長所であ
る接着性を損うものや、高価であつて汎用に不適
当なものであつた。 そこで、本発明者等は、長期に亘り弾性を有す
る可撓性を保持し、耐衝撃性、屈曲性、塗り重ね
密着性、下地との密着性、強じん性及び環境遮断
性にすぐれ、厚塗りが可能で安価な常温硬化型高
固形分塗料を長期間にわたり鋭意研究を重ねた結
果、ブチルゴムとエポキシ樹脂とエポキシ樹脂用
硬化剤とから成る常温硬化型高固形分塗料が本発
明の目的に合致することを確認し、本発明を完成
するに至つた。 次に本発明の構成成分について説明する。 本発明で記載した(A)成分とは、ブチルゴム塗料
成分であり、以下順次説明する如く、展色剤、充
填剤、添加剤及び有機溶剤から成るブチルゴム塗
料である。 即ち、展色剤とは塗料の固体塗膜形成成分を指
し、本発明で使用出来るものとしては、ブチルゴ
ム、ブチル再生ゴム、ポリイソブチレン、テルペ
ン系樹脂、テルペン−フエノール系樹脂、フエノ
ール樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化
水素樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、キシレン樹
脂、クマロン−インデン樹脂、ロジン及びロジン
変性樹脂、ストレートアスフアルト、ブロンアス
フアルト、タールピツチ等を挙げる事が出来る。 しかし、本発明に於ては展色剤の組成のうちブ
チルゴム成分が20〜80重量%含有される事が好ま
しい。尚、本発明に記載したブチルゴム成分とは
ブチルゴム、ブチル再生ゴム、ポリイソブチレン
を1種又は2種以上を併用して成る固体ゴム成分
を指す。ブチルゴム成分の特徴は、腐食性物質と
される酸素、塩素、亜硫酸ガス、水蒸気等の気体
遮断性、耐水性、耐塩水性、酸・アルカリに対す
る耐薬品性、耐候性、耐老化性、耐屈曲性、高い
電気絶縁抵抗性等優れた性質が挙げられ、環境遮
断能力に特に優れた成分である事は公知の通りで
ある。 ブチルゴムが(A)成分を構成する展色剤の組成の
うち20重量%以下の場合は、還境遮断性、可撓性
に劣る傾向があつた。 又、逆に80重量%以上の含有率の場合は、強じ
ん性、接着性、粘度安定性、塗装作業性に劣る傾
向が生じた。 その他に、ブチルゴム塗料成分について重要な
事は、可塑性調節をする必要がある点である。 即ち、従来ゴム系塗料が実用化されなかつた背
景の1つとして、ゴムの難溶性と溶解後の粘度安
定性とが挙げられるが、この難溶性及び粘度安定
性を解決する手段として、ポリマーの可塑度調節
を行なつた。可塑度が大きい場合は溶解性及び/
又は塗料粘度に難点が生じ、可塑度の小さいもの
では塗膜強度、塗膜表面の粘着性に悪影響を与え
た。 本発明に於ては最適ムーニー粘度はML1+4(100
℃)30〜50の範囲に調節し、充填剤、粘着附与樹
脂等との配合比率及びその種類及びそれ等の混合
溶解方法を改善する事で溶解性及び粘度安定性の
問題を解決するに至つた。 本発明の(A)成分であるブチルゴム塗料成分を構
成する展色剤として、前記ブチルゴム成分の他に
粘着附与樹脂成分と瀝青物が挙げられる。 粘着附与樹脂成分としては、テルペン系樹脂、
テルペンフエノール系樹脂、フエノール系樹脂、
クマロン−インデン樹脂、キシレン樹脂、ロジン
及びロジン変性樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、脂
環族系炭化水素樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂等が
1種又は2種以上併用して使用される。 粘着附与樹脂の使用効果は下地及び塗り重ね下
地との密着性、塗膜強度、溶解性、粘度安定性の
向上である。 瀝青物成分としては、ストレートアスフアル
ト、ブロンアスフアルト、タールピツチ等が1種
又は2種以上を併用して用いられる。 瀝青物の使用効果は、防食効果向上、充填剤の
充填性の向上、溶解性の向上、粘度安定性の向
上、コストダウン等である。 本発明に記載した充填剤としては、クレー、タ
ルク、マイカ、ホワイトカーボン、カーボン、ア
スベスト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、硅
砂、シラスバルーン、ガラスビーズ、酸化チタ
ン、酸化鉄、酸化亜鉛、鉛白、鉛丹、塩基性硫酸
鉛、ジンククロメート、リン酸亜鉛、モリブデン
酸亜鉛フエライト、金属亜鉛末等が1種又は2種
以上を併用して使用される。充填の使用効果は作
業性及び厚塗り時のダレ防止等の粘性の調整、製
品形態上の混合比率の調整、固形分の調整、溶解
性の向上、防食効果の向上、塗り床のスリツプ防
止等である。 本発明に記載した添加剤とは、可塑剤、消泡
剤、レベリング剤、滑剤、界面活性剤、カツプリ
ング剤等を言い、必要により選択して使用でき
る。 本発明で記載した有機溶剤とは、芳香族炭化水
素系、脂肪族炭化水素系、アルコール系、エーテ
ル系、エステル系等の有機溶剤を言い、使用に当
つてはそれ等の1種又は2種以上を併用する事が
できる。 本発明に於ても一般塗料と同様に溶剤の選択は
塗膜性能、作業性、塗膜外観に影響する為に、主
溶剤と助溶剤の組み合せは慎重に行なう必要があ
る。又、本発明は常温硬化反応を行ない、厚塗り
を行なう為に、沸点が150℃以上の高沸点溶剤を
主として用いると、溶剤抜けが悪く、接着性、耐
薬品性等に悪影響を与える恐れがある為、沸点が
100℃以下の低沸点溶剤及び/又は沸点が100℃〜
150℃の中沸点溶剤を主として用いる事が好まし
い。 本発明で記載した(B)成分とは、エポキシ樹脂及
びエポキシ樹脂用硬化剤である。 本発明で記載したエポキシ樹脂とは、1分子中
に2個以上のエポキシを有する化合物を言う。 エポキシ樹脂の例としては、ビスフエノールA
型エポキシ樹脂、ビスフエノールF型エポキシ樹
脂、ポリグリコール型エポキシ樹脂、ノボラツク
型エポキシ樹脂、過酢酸系エポキシ樹脂、ダイマ
ー酸型エポキシ樹脂等であり、1種又は2種以上
を併用して使う事ができる。 これ等のうち、ビスフエノールA型エポキシ樹
脂は汎用エポキシ樹脂として物性面、価格面を優
れて居り、単独で充分効果を発揮する事が出来る
が、粘度、塗装性を改善する為にはビスフエノー
ルF型エポキシ樹脂を単独で又はビスフエノール
A型エポキシ樹脂と任意の比率で混合して使用す
る事が好ましい。 更に、粘度、塗装性、屈曲性を改善する為には
ポリグリコール型エポキシ樹脂をビスフエノール
A型エポキシ樹脂又は、ビスフエノールF型エポ
キシ樹脂又はビスフエノールA型エポキシ樹脂と
ビスフエノールF型エポキシ樹脂の混合物と混合
して用いる事が好ましい。しかし乍ら、ポリグリ
コール型エポキシ樹脂は塗膜物性、接着性、硬化
遅延等の不都合が生じる為、エポキシ樹脂の中の
50重量%を越えない範囲で使用する事が好まし
い。又、本発明に於て、エポキシ樹脂は常温に於
て、液状である事が好ましい。 即ち、エポキシ樹脂が常温で固定である場合
は、高粘度となり塗装性、粘度安定性、可撓性が
劣り、塗料粘度が温度により大きく変化し、季節
及び地域により、エポキシ樹脂用硬化剤を添加し
た場合の撹拌効率及び塗装作業性が劣る。又、本
発明に於ては、エポキシ樹脂100重量部に対して
(A)成分であるブチル塗料を100〜400重量部含む事
が好ましい。 即ち、エポキシ樹脂100重量部に対し(A)成分量
が100重量部以下の場合は、可撓性、環境遮断性、
塗り重ね密着性、耐酸性、吹付け仕上りが劣り、
逆にエポキシ樹脂100重量部に対し(A)成分量が400
重量部以上の場合は、強じん性、下地密着性、吹
付塗装性に劣つた。 又、エポキシ系塗料の欠点であるチヨーキング
現象、ブラシング現象、及びエポキシ系塗料独特
の表面のへこみ現象はブチルゴム成分と併用する
事に依り長期間に亘つて発生する事が無かつた。 本発明に記載したエポキシ樹脂用硬化剤とは、
本発明の常温硬化型高固形分塗料が硬化反応を行
なう際に、エポキシ樹脂中のエポキシ基と硬化反
応を行なう官能基を有する化合物を指す。 エポキシ樹脂用硬化剤は公知の如く、化学構造
的に非常に多くの系列があり、又、同系列に属す
る化合物の間でも相溶性、吸水性、可撓性等に大
きな差が生じる為、個々のエポキシ樹脂用硬化剤
についてチエツクする必要がある。 本発明では常温硬化反応を行なう為、本発明に
適したエポキシ樹脂用硬化剤の例としては、ポリ
アミド、脂肪族アミン、脂肪族変性アミン、芳香
族変性アミン、ケテイミン等を挙げる事が出来、
それ等を1種又は2種以上を併用して使用する事
が出来る。 脂肪族アミンは可使時間、毒性、臭気、塗り重
ね接着性の点で、単独で使用する事は好ましくな
く、硬化促進剤として用いる事が好ましい。 本発明ではポリアミド、脂肪族変性アミン、芳
香族変性アミンを1種又は2種以上併用し、主た
るエポキシ樹脂用硬化剤として用いる事が好まし
い。又、エポキシ樹脂用硬化剤の量はエポキシ樹
脂との反応比率により決定し、その反応比率は
0.7〜1.0モルエポキシ樹脂用硬化剤/エポキシ樹
脂の範囲である事が好ましい。 即ち、反応比率が0.7モル以下の場合は環境遮
断性、耐衝撃性、耐屈曲性に劣り、逆に反応比率
が1.0モル以上の場合は塗り重ね密着性、下地と
の密着性、環境遮断性に劣り、反応比率は0.7〜
1.0モルの範囲を外れると特に防食用途には不適
当である。 硬化促進剤についてはトリエタノールアミン、
NN′−ジメチルピペラジン、ピリジン、キノリ
ン、テトラメチルグアニジン、フエノール、ビス
フエノールA、トリ(ジメチルアミノメチル)フ
エノール、DMP−30等があり何れも使用できる
が、本発明に於てはフエノール類が塗り重ね接着
性等への悪影響も少なく好ましい。 本発明の常温硬化型高固形分塗料の製造に際し
ては、ブチルゴム成分と充填剤及び添加剤の一部
或いは全部を加えてロール、ニーダー、バンバリ
ーミキサー等の汎用ゴム混練機を用いて混練し、
有機溶剤にて溶解しゴム溶液とした後、充填剤及
び添加剤の残りがある場合にはその残りとエポキ
シ樹脂若しくは、エポキシ樹脂用硬化剤を加えて
撹拌混合し、ペイントロールミルを通し、エポキ
シ樹脂含有塗料(以下主剤という)又はエポキシ
樹脂用硬化剤含有塗料(以下硬化剤という)を作
成する。 しかし、上記製造方法は一例に過ぎず、本発明
が何等限定されるものではない。本発明の常温硬
化型高固形分塗料の使用方法は、主剤と硬化剤を
所定の配合比率に計量し混合を充分行なつた後、
エアレススプレー、エアスプレー、刷毛塗り、ロ
ーラー塗り、コテ塗り等により常温硬化させる。 又、所定厚みとする為には所定硬化時間後に再
度塗装し常温硬化させる。本発明の常温硬化型高
固形分塗料の製品形態について述べると、 (1) ブチルゴム成分とエポキシ樹脂を含有する主
剤とエポキシ樹脂用硬化剤を含有する硬化剤か
ら成る二液型塗料。 (2) エポキシ樹脂を含有する主剤とブチルゴム成
分とエポキシ樹脂用硬化剤を含有する硬化剤か
ら成る液型塗料。 (3) ブチルゴム成分とエポキシ樹脂を含有する主
剤とブチルゴム成分とエポキシ樹脂用硬化剤を
含有する硬化剤から成る二液型塗料。 (4) ブチルゴム成分を含有するブチルゴム塗料と
エポキシ樹脂を含有する主剤とエポキシ樹脂用
硬化剤を含有する硬化剤から成る三液型塗料。 上記の4つの製品形態をとる事が出来、何れの
形態をとつても貯蔵安定性及び硬化塗膜物性は損
われない。 次に本発明の常温硬化型高固形分塗料の効果に
ついて説明する。 本発明の常温硬化型高固形分塗料はブチルゴム
成分の長所とエポキシ系塗料の長所を併せ持ち、
各々の欠点をカバーした塗料である。 即ち、ブチルゴム成分に由来する環境遮断性、
耐衝撃性、耐屈曲性、塗り重ね密着性の長所を有
し、エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂用硬化剤に由
来する接着性、強じん性、耐薬品性の長所を有す
るのみならず、高固形分塗料に由来する厚塗り性
及び塗装回数軽減に伴う工程短縮、省力、省エネ
ルギー、コスト削減、防食性の改善、更には揮散
溶剤量の少なさから労働安全衛生面での改善、更
に塗料の価格が安価である点で多大のメリツトが
生じる丈でなく、ブチルゴム成分として自動車の
タイヤチユーブから再生処理して得られるブチル
再生ゴムを使用した場合は、資源の有効利用とい
うメリツトも加味される。 この様に本発明の常温硬化型高固形分塗料は従
来の塗料分野では見る事の出来なかつたブチルゴ
ムとエポキシ樹脂及びエポキシ樹脂用硬化剤の長
所を合体させた新規な分野の塗料であり、環境遮
断性及び耐衝撃性等を活かし被塗物のライフサイ
クルを大巾に伸ばす事により、各種の産業発展に
役立つものである。 次に本発明の実施例及び比較例により更に詳細
に説明するが、下記実施例により本発明は何等限
定されるものではない。 試験試料の作製方法 1 常温硬化型高固形分塗料の作製 ブチルゴム成分と充填剤と粘着附与樹脂と瀝
青物とを加え、加圧ニーダーにて50〜70℃にて
充分均一になる様に混練を行ない、そのコンパ
ウンドを固形分80%になる量の有機溶剤にて充
分膨潤させてから撹拌溶解させ、充分均一にな
つた時点で、 インクロールにて処理した後、残りの有機溶
媒に添加し充分均一な状態にした。更に80メツ
シユの金網で過し、ゴム塗料を作製した。 2 試料の作製 1−1により得られたゴム塗料に対し所定量
のエポキシ樹脂及び、所定量のエポキシ樹脂用
硬化剤を混合し充分均一とした後、エアレスス
プレー及びフイルムアプリケーターにより所定
量塗布し標準状態にて14日間養生した。 試験の測定方法 1 環境遮断性の測定方法 1−1 耐水性:JIS−K−5400(7、2項)に準
じ、条件は温度50±2℃、湿度98±2%、時
間96時間とした。 1−2 耐塩水性:JIS−K−5400(7、6項)に
準じた。 1−3 耐候性:JIS−K−5400(6、17項)に準
じ、条件は1000時間照射とした。 2 接着性の測定方法 2−1 下地密着性:JIS−K−5400(6、15項)
に準ずる。 2−2 塗り重ね密着性:JIS−K−5400(6、10
項)に準じて塗り重ねを行ないJIS−K−
5400(6、15項)に準じて密着性を調べた。 3 可撓性の測定方法 3−1 耐衝撃性:JIS−K−5400(6、13、3
項)に準じる。 3−2 耐屈曲性:JIS−K−5400(6、16項)に
準ずる。心棒の直径は6mmとした。 4 強じん性の測定方法 4−1 鉛筆硬度:JIS−K−5400(6、14項)に
準ずる。 5 耐薬性の測定方法 5−1 耐酸性:JIS−K−5400(7、5項)に準
ずる。 5−2 耐アルカリ性:JIS−K−5400(7、4
項)に準ずる。 6 塗装作業性の測定方法 6−1 塗装作業性:吹き付け塗装を垂直に保つ
た鉄板面に約1mmの厚みに下記条件にて常温
硬化型高固形分塗料を吹き付け、硬化後の塗
膜の仕上り状態をチエツクした。 吹き付け条件 塗装機:エアレスガンALS
−122型(岩田塗装工業(株)製) 圧力倍率:1:20 空気圧:5Kg/cm2 ノズル径:0.4mm 7 粘度安定性の測定方法 7−1 (A)成分とエポキシ樹脂との混合物 (A)成分とエポキシ樹脂の各々の所定量を加
え、充分混合し、充分均一になつた混合物を
作成し、常温で24時間静置後B型粘度計にて
貯蔵前の粘度を測定した。 次に3カ月間常温で貯蔵した後、貯蔵前と
同様に粘度の測定を行なつた。 貯蔵前後の粘度変化率を計算した。 7−2 (A)成分とエポキシ樹脂との混合物 7−1と同様な操作により測定し、貯蔵前
後の粘度変化率を計算した。尚、7−1及び
7−2で用いた粘度変化率の計算式は次の通
りである。 粘度変化率(%)=貯蔵後の粘度/貯蔵前の粘度×10
0 試験結果の評価表示方法 1 環境遮断性 1−1 耐水性:JIS−K−5400(7、2項)の判
定で“水に浸しても異状がない”としたもの
は〇、その他を×とした。 1−2 耐塩水性:JIS−K−5400(7、6項)の
判定で“塩化ナトリウム溶液に浸しても異常
がない”としたものは〇、その他を×とし
た。 1−3 耐候性:見本品と比べて、しわ、ふく
れ、はがれ、われ、変色、チヨーキングに異
常のない場合を〇、その他を×とした。 2 接着性 2−1 下地密着性:JIS−K−5400(6、15碁盤
目試験)の判定で評価点数8以上を〇、6以
下を×とした。 2−2 塗り重ね密着性:JIS−K−5400(6、10
重塗り適合性)の判定で“重塗りに支障がな
い”と判定されなかつたものは×、“重塗り
に支障がない”と判定され、かつJIS−K−
5400(6、15碁盤目試験)の判定で評価点数
8以上を〇、評価点数6以下を×とした。 3 可懿性 3−1 耐衝撃性:JIS−K−5400(6、13、3
項)の判定で、“衝撃による変形でわれ、は
がれができない”と判定されたものを〇、そ
の他を×とした。 3−2 耐屈曲性:JIS−K−5400(6、16項)の
判定で“折り曲げに耐える”と判定されたも
のは〇、その他を×とした。 4 強じん性 4−1 鉛筆硬度:JIS−K−5400(6、14項)の
判定による鉛筆引つかき値が2H以上を〇、
H及びFを△、HB以下を×とした。 5 耐薬品性 5−1 耐酸性:JIS−K−5400(7、5項)の判
定で“酸に浸しても異常がない”と判定され
たものは、その他を×とした。 5−2 耐アルカリ性:JIS−5400(7、4項)の
判定で“アルカリに浸しても異状がない”と
判定されたものは〇、その他は×とした。 6 塗装作業性:硬化後の仕上り状態で、ダレ、
表面凹凸等の美感上の異状のないものを〇、そ
の他を×とした。 7 粘度安定性 7−1 (A)成分とエポキシ樹脂との混合溶液 (A)成分とエポキシ樹脂の各々の所定量を加
え、3カ月間、常温にて貯蔵し、貯蔵後の粘
度変化が±10%以内にあるものは〇、その他
のものは×とした。 7−1 (A)成分とエポキシ樹脂用硬化剤との混合
溶液 (A)成分とエポキシ樹脂用硬化剤の各々の所
定量を加え、3カ月間常温にて貯蔵し、貯蔵
後の粘度変化が±10%以内にあるものは〇、
その他のものは×とした。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 法に示した。
【表】 表2及び表3の試験結果より明らかな如く、実
施例1〜4は耐水性、耐塩水性、耐候性に代表さ
れた環境遮断性、下地密着性、塗り重ね密着性に
代表された接着性、耐衝撃性、耐屈曲性に代表さ
れた可撓性、鉛筆硬度に代表された強じん性、耐
酸・耐アルカリ性に代表された耐薬品性、粘度安
定性、塗装作業性に代表された塗装作業性に優
れ、本発明の目的にかなうものであつた。 比較例1は本発明の(B)成分を構成するエポキシ
樹脂が、常温に於て固体である場合であり、粘度
安定性、吹付塗装性、可撓性に劣つた。 比較例2は本発明のB成分を構成するエポキシ
樹脂100重量部に対して、(A)成分が100重量部以下
含有される場合であり、環境遮断性、塗り重ね密
着性、可撓性、耐酸性、塗装作業性に劣り、価格
面でも高価となる。 比較例3は本発明の(B)成分を構成するエポキシ
樹脂100重量部に対して、(A)成分が400重量部以上
含有される場合であり、強じん性、下地密着性、
塗装作業性に劣つた。 以上より、本発明の常温硬化型高固形分塗料は
ブチルゴム塗料成分の長所とエポキシ系塗料成分
の長所を併せ持ち、各々の欠点をカバーした塗料
である事が判る。即ち、ブチルゴム成分に由来す
る環境遮断性、耐衝撃性、耐屈曲性、塗り重ね密
着性の長所を有し、エポキシ樹脂及びエポキシ樹
脂用硬化剤に由来する接着性、強じん性、耐薬品
性の長所を有するのみならず、高固形分塗料に由
来する厚塗り性、及び塗装回数軽減に伴う工程短
縮、省力、省エネルギー、コスト削減、防食性の
改善、更には揮散溶剤量の少なさから労働安全衛
生面での改善、更に塗料の価格が安価である点で
多大のメリツトが生じる丈でなく、ブチルゴム成
分として自動車のタイヤチユーブから再生処理し
て得られるブチル再生ゴムを使用した場合は、資
源の有効利用というメリツトも加味される。 この様に、本発明の常温硬化型高固形分塗料
は、従来の塗料分野では見る事の出来なかつたブ
チルゴムとエポキシ樹脂及びエポキシ樹脂用硬化
剤の長所を合体させた新規な分野の塗料であり、
環境遮断性及び耐衝撃性等を活かし被塗物のライ
フサイクルを大巾に伸ばす事により、各種の産業
発展に役立つものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 展色剤、充填剤、添加剤及び有機溶剤か
    ら成るブチルゴム塗料成分の固形分中の展色剤
    が20〜50重量%であり、展色剤を構成する固体
    ブチル成分が展色剤の20〜80重量%であるブチ
    ルゴム塗料成分と、 (B) エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂用硬化剤成分
    とから成り、 (B)成分を構成するエポキシ樹脂100重量部に対
    して(A)成分であるブチルゴム塗料成分を100〜400
    重量部含み、全塗料成分中の固形分が10重量%以
    上であることを特徴とする常温硬化型高固形分塗
    料。 2 前記(A)成分を構成する展色剤の組成のうちブ
    チルゴム成分がブチルゴム、ブチル再生ゴムを1
    種又は2種を併用して成ることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の常温硬化型高固形分塗
    料。 3 前記(A)成分を構成する展色剤の組成のうちブ
    チルゴム成分がブチル再生ゴムであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の常温硬化型高
    固形分塗料。 4 前記(B)成分を構成するエポキシ樹脂が、常温
    に於て液状を呈するエポキシ樹脂であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の常温硬化型
    高固形分塗料。
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