JPH0120942B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0120942B2 JPH0120942B2 JP3659687A JP3659687A JPH0120942B2 JP H0120942 B2 JPH0120942 B2 JP H0120942B2 JP 3659687 A JP3659687 A JP 3659687A JP 3659687 A JP3659687 A JP 3659687A JP H0120942 B2 JPH0120942 B2 JP H0120942B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- mold
- current
- molten metal
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/04—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
- B22D11/045—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds for horizontal casting
- B22D11/047—Means for joining tundish to mould
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、水平連続鋳造方法に関する。
先行技術では、耐火材から成るタンデイツシユ
ノズルと水冷されたモールドとの間から溶融金属
が流出することを防ぐために、タンデイツシユノ
ズルとモールドとが固着されて構成されなければ
ならない。そのため、水冷モールドと隣接したタ
ンデイツシユノズル近傍は冷却され溶融金属接触
部で凝固シエルを形成し、ノズルに固着してしま
う。またタンデイツシユノズルを構成する耐火物
の気孔に溶融金属が侵入し、そのまま凝固するた
め、固着力が増大する。したがつて鋳造体を引抜
くとき、凝固シエルが破れていわゆるブレークア
ウトが生じる。
ノズルと水冷されたモールドとの間から溶融金属
が流出することを防ぐために、タンデイツシユノ
ズルとモールドとが固着されて構成されなければ
ならない。そのため、水冷モールドと隣接したタ
ンデイツシユノズル近傍は冷却され溶融金属接触
部で凝固シエルを形成し、ノズルに固着してしま
う。またタンデイツシユノズルを構成する耐火物
の気孔に溶融金属が侵入し、そのまま凝固するた
め、固着力が増大する。したがつて鋳造体を引抜
くとき、凝固シエルが破れていわゆるブレークア
ウトが生じる。
この問題を解決する他の先行技術では、タンデ
イツシユノズルとモールドとの間に潤滑性に優れ
た非孔性の窒化硅素製リングや窒化ボロン製リン
グが気密に連結される。この窒化硅素製リングや
窒化ボロン製リングは、鋳命が短く、高価であ
る。ただし、これらの材料を使用してもタンデイ
ツシユノズルと凝固シエルの固着の緩和効果はあ
るものの、モールドチユーブと凝固シエルの固着
を完全にさけることはできないため、特開昭47―
15332にみられるように、間欠引抜きを余儀なく
されている。
イツシユノズルとモールドとの間に潤滑性に優れ
た非孔性の窒化硅素製リングや窒化ボロン製リン
グが気密に連結される。この窒化硅素製リングや
窒化ボロン製リングは、鋳命が短く、高価であ
る。ただし、これらの材料を使用してもタンデイ
ツシユノズルと凝固シエルの固着の緩和効果はあ
るものの、モールドチユーブと凝固シエルの固着
を完全にさけることはできないため、特開昭47―
15332にみられるように、間欠引抜きを余儀なく
されている。
或る先行技術は実開昭52―160615に示されてい
る。この先行技術では、タンデイツシユノズルと
モールドとの間の気密を保持するために、溶融流
の断面中心方向に向けて、絞りを与える電磁力を
発生している。このような先行技術では、溶融流
の重力補償が行なわれておらず、したがつてタン
デイツシユノズルと、モールドとの境界部におけ
る溶融流の絞り中心とモールド中心とが一致しな
い。これによつて溶融流の絞り部の断面形状をモ
ールドの断面形状と、ほぼ相似の形にすることが
できない。したがつて、鋳造体の形状が希望する
形状とすることができず品質が低下する。
る。この先行技術では、タンデイツシユノズルと
モールドとの間の気密を保持するために、溶融流
の断面中心方向に向けて、絞りを与える電磁力を
発生している。このような先行技術では、溶融流
の重力補償が行なわれておらず、したがつてタン
デイツシユノズルと、モールドとの境界部におけ
る溶融流の絞り中心とモールド中心とが一致しな
い。これによつて溶融流の絞り部の断面形状をモ
ールドの断面形状と、ほぼ相似の形にすることが
できない。したがつて、鋳造体の形状が希望する
形状とすることができず品質が低下する。
他の先行技術は特開昭53―76130に示されてお
り、この先行技術では、タンデイツシユノズルと
モールドとの間で鋳片を同心に囲むコイルを設
け、このコイルに交流電力を供給し、半径方向内
方に向いた圧力を形成して、金属静圧を補償して
いる。この金属の重力補償を行なうためには、タ
ンデイツシユ内に電極11を浸漬し、溶融金属の
長手方向に電流を流し、モールドにおいてそのモ
ールドの軸線に垂直であつてかつ、水平な方向の
磁場を発生し、モールド内の溶融金属に上向きの
力を作用している。
り、この先行技術では、タンデイツシユノズルと
モールドとの間で鋳片を同心に囲むコイルを設
け、このコイルに交流電力を供給し、半径方向内
方に向いた圧力を形成して、金属静圧を補償して
いる。この金属の重力補償を行なうためには、タ
ンデイツシユ内に電極11を浸漬し、溶融金属の
長手方向に電流を流し、モールドにおいてそのモ
ールドの軸線に垂直であつてかつ、水平な方向の
磁場を発生し、モールド内の溶融金属に上向きの
力を作用している。
このような先行技術では、モールド内において
重力補償が行なわれるけれども、溶融金属のモー
ルドに作用する圧力を周方向にわたつて均一とす
ることは不可能であり、したがつて正確な断面形
状を有する鋳造体を得ることができない。
重力補償が行なわれるけれども、溶融金属のモー
ルドに作用する圧力を周方向にわたつて均一とす
ることは不可能であり、したがつて正確な断面形
状を有する鋳造体を得ることができない。
本発明の目的は、連続引抜きが可能であり、正
確なモールドの断面形状を有する鋳造体を得るこ
とができるようにした水平連続鋳造方法を提供す
ることである。
確なモールドの断面形状を有する鋳造体を得るこ
とができるようにした水平連続鋳造方法を提供す
ることである。
本件第1発明は、タンデイツシユノズルとモー
ルドとの境界付近をコイルによつて外囲し、この
コイルは、コイルの軸線がタンデイツシユノズル
と、モールドの軸線よりも上方に偏心するように
配置され、コイルを交流電力によつて励磁し、こ
れによつて、溶融金属の下部に上部よりも大きな
半径方向内方への電磁力を作用させ、コイルを励
磁する電流は、その時間変化率が電流増大時に小
さく、電流減少時に大きくした波形を有すること
を特徴とする水平連続鋳造方法である。
ルドとの境界付近をコイルによつて外囲し、この
コイルは、コイルの軸線がタンデイツシユノズル
と、モールドの軸線よりも上方に偏心するように
配置され、コイルを交流電力によつて励磁し、こ
れによつて、溶融金属の下部に上部よりも大きな
半径方向内方への電磁力を作用させ、コイルを励
磁する電流は、その時間変化率が電流増大時に小
さく、電流減少時に大きくした波形を有すること
を特徴とする水平連続鋳造方法である。
また本件第2発明は、タンデイツシユノズルと
モールドとの境界付近に、それらの軸線方向に延
びる棒状のコアに、コイルを巻回して構成される
電磁界発生素子を、周方向に複数個配置し、コイ
ルを交流電力によつて励磁し、これらの電磁界発
生素子は、溶融金属の上部よりも下部において密
に配置され、これによつて、溶融金属の下部に上
部より大きな半径方向内方への電磁力を作用さ
せ、コイルを励磁する電流は、その時間変化率が
電流増大時に小さく、電流減少時に大きくした波
形を有することを特徴とする水平連続鋳造方法で
ある。
モールドとの境界付近に、それらの軸線方向に延
びる棒状のコアに、コイルを巻回して構成される
電磁界発生素子を、周方向に複数個配置し、コイ
ルを交流電力によつて励磁し、これらの電磁界発
生素子は、溶融金属の上部よりも下部において密
に配置され、これによつて、溶融金属の下部に上
部より大きな半径方向内方への電磁力を作用さ
せ、コイルを励磁する電流は、その時間変化率が
電流増大時に小さく、電流減少時に大きくした波
形を有することを特徴とする水平連続鋳造方法で
ある。
さらにまた本件第3発明は、タンデイツシユノ
ズルとモールドとの境界付近をコイルによつて外
囲し、このコイルは、上部よりも下部においてタ
ンデイツシユノズルと、モールドとの軸線方向の
長さが小さくされて、コイル素線が密にされ、コ
イルを交流電力によつて励磁し、これによつて、
溶融金属の下部に上部よりも大きな半径方向内方
への電磁力を作用させ、コイルを励磁する電流
は、その時間変化率が電流増大時に小さく、電流
減少時に大きくした波形を有することを特徴とす
る水平連続鋳造方法である。
ズルとモールドとの境界付近をコイルによつて外
囲し、このコイルは、上部よりも下部においてタ
ンデイツシユノズルと、モールドとの軸線方向の
長さが小さくされて、コイル素線が密にされ、コ
イルを交流電力によつて励磁し、これによつて、
溶融金属の下部に上部よりも大きな半径方向内方
への電磁力を作用させ、コイルを励磁する電流
は、その時間変化率が電流増大時に小さく、電流
減少時に大きくした波形を有することを特徴とす
る水平連続鋳造方法である。
また本件第4発明は、タンデイツシユノズルと
モールドとの境界付近に、それらの軸線方向に延
びる棒状のコイルにコイルを巻回して構成される
電磁界発生素子を、周方向に等間隔に複数個配置
し、コイルを交流電力によつて励磁し、上部のコ
イルよりも下部のコイルほど大きい電流を供給
し、これによつて、溶融金属の下部に上部よりも
大きな半径方向内方への電磁力を作用させ、コイ
ルを励磁する電流は、その時間変化率が電流増大
時に小さく、電流減少時に大きくした波形を有す
ることを特徴とする水平連続鋳造方法である。
モールドとの境界付近に、それらの軸線方向に延
びる棒状のコイルにコイルを巻回して構成される
電磁界発生素子を、周方向に等間隔に複数個配置
し、コイルを交流電力によつて励磁し、上部のコ
イルよりも下部のコイルほど大きい電流を供給
し、これによつて、溶融金属の下部に上部よりも
大きな半径方向内方への電磁力を作用させ、コイ
ルを励磁する電流は、その時間変化率が電流増大
時に小さく、電流減少時に大きくした波形を有す
ることを特徴とする水平連続鋳造方法である。
本件第1〜第4発明によれば、タンデイツシユ
ノズルとモールドとの境界付近にコイルを配置
し、このコイルを交流電力によつて励磁するの
で、溶融金属が絞られ、したがつて凝固シエルが
タンデイツシユノズルに固着することが防がれる
とともにタンデイツシユノズルの摩耗が防がれ
る。
ノズルとモールドとの境界付近にコイルを配置
し、このコイルを交流電力によつて励磁するの
で、溶融金属が絞られ、したがつて凝固シエルが
タンデイツシユノズルに固着することが防がれる
とともにタンデイツシユノズルの摩耗が防がれ
る。
第1発明では、コイルはタンデイツシユノズル
とモールドとの境界付近を外囲し、コイルの軸線
がタンデイツシユノズルとモールドの軸線よりも
上方に偏心するように配置されており、したがつ
て溶融金属の下部には、上部よりも大きな半径方
向内方への電磁力が作用される。
とモールドとの境界付近を外囲し、コイルの軸線
がタンデイツシユノズルとモールドの軸線よりも
上方に偏心するように配置されており、したがつ
て溶融金属の下部には、上部よりも大きな半径方
向内方への電磁力が作用される。
また第2発明では、電磁界発生素子は溶融金属
の上部よりも下部において密に配置されており、
このことによつてもまた溶融金属の下部に上部よ
りも大きな半径方向内方への電磁力が発生され
る。
の上部よりも下部において密に配置されており、
このことによつてもまた溶融金属の下部に上部よ
りも大きな半径方向内方への電磁力が発生され
る。
また第3発明では、タンデイツシユノズルとモ
ールドとの境界付近を外囲するコイルのコイル素
線が、上部よりも下部において密としてタンデイ
ツシユノズルとモールドとの軸線方向の長さが小
さくされ、このことによつてもまた溶融金属の下
部に上部よりも大きな半径方向内方への電磁力を
作用させることができる。
ールドとの境界付近を外囲するコイルのコイル素
線が、上部よりも下部において密としてタンデイ
ツシユノズルとモールドとの軸線方向の長さが小
さくされ、このことによつてもまた溶融金属の下
部に上部よりも大きな半径方向内方への電磁力を
作用させることができる。
さらにまた第4発明に従えば、タンデイツシユ
ノズルとモールドとの境界付近に周方向に等間隔
に複数個配置された電磁界発生素子の上部のコイ
ルよりも下部のコイルほど大きい電流を供給する
ようにし、このことによつてもまた溶融金属の上
部よりも下部において大きな磁束密度を発生する
ことができる。こうして縮径された溶融金属の重
力補償が確実に行われる。
ノズルとモールドとの境界付近に周方向に等間隔
に複数個配置された電磁界発生素子の上部のコイ
ルよりも下部のコイルほど大きい電流を供給する
ようにし、このことによつてもまた溶融金属の上
部よりも下部において大きな磁束密度を発生する
ことができる。こうして縮径された溶融金属の重
力補償が確実に行われる。
さらに本件第1〜第4発明に従えば、溶融金属
に負の絞り力を作用させる励磁電流の電流減少時
において、その電流減少時の時間変化率を大きく
している。これによつてその時間変化率の大きい
電流が生じさせる誘導電流は、溶融金属およびそ
の付近の導電性の部材(たとえば後述のコイル3
5のボビン35′、タンデイツシユノズル取付け
金具13およびモールド壁等)で吸収される。し
たがつて溶融金属に作用する負の絞り力を極力抑
えることができる。こうして電磁電流の1サイク
ルの時間平均を取ると、溶融金属には絞り力を働
かせることが可能になる。
に負の絞り力を作用させる励磁電流の電流減少時
において、その電流減少時の時間変化率を大きく
している。これによつてその時間変化率の大きい
電流が生じさせる誘導電流は、溶融金属およびそ
の付近の導電性の部材(たとえば後述のコイル3
5のボビン35′、タンデイツシユノズル取付け
金具13およびモールド壁等)で吸収される。し
たがつて溶融金属に作用する負の絞り力を極力抑
えることができる。こうして電磁電流の1サイク
ルの時間平均を取ると、溶融金属には絞り力を働
かせることが可能になる。
第1図は、本発明の一実施例の全体の系統図で
ある。この水平連続鋳造設備において、タンデイ
ツシユ1には、そのタンデイツシユ1内の溶鋼の
温度を安定させるための加熱装置2が設けられて
いる。モールド3からの鋳造体4は、冷却帯5か
ら引抜き装置6によつて引抜かれ、切断装置7に
よつて切断されて、インゴツト9が得られる。こ
のインゴツト9は、ローラテーブル10によつて
搬送される。
ある。この水平連続鋳造設備において、タンデイ
ツシユ1には、そのタンデイツシユ1内の溶鋼の
温度を安定させるための加熱装置2が設けられて
いる。モールド3からの鋳造体4は、冷却帯5か
ら引抜き装置6によつて引抜かれ、切断装置7に
よつて切断されて、インゴツト9が得られる。こ
のインゴツト9は、ローラテーブル10によつて
搬送される。
第2図は、モールド3付近の拡大断面図であ
る。タンデイツシユ1には、耐火材11が内張り
されており溶融金属12が貯留されている。この
タンデイツシユ1には、取付け金物13によつ
て、耐火材から成るタンデイツシユノズル14が
固着される。モールド3は、冷却液の通路15を
有し、鋼製のモールドチユーブ33が液冷され、
このモールド3の鋳造体4のための通路16はタ
ンデイツシユノズル14に同軸に連続される。こ
のモールド3は、タンデイツシユノズル14に固
着されている。タンデイツシユノズル14とモー
ルド3との境界17付近には、その境界17付近
を外囲するコイルから成り、交流電力によつて付
勢される電磁界発生手段18が設けられる。電磁
界発生手段18の電磁界によつて境界17付近を
通る溶鋼は、第3図に関連して後述する理由によ
つて半径方向内方に縮径されて絞られる。したが
つて境界17付近では、溶鋼がタンデイツシユノ
ズル14のモールド3寄りの部分に接触すること
が避けられる。したがつてタンデイツシユノズル
14に凝固シエルが固着することが防がれ、鋳造
体4を連続的に引抜くことが可能になる。
る。タンデイツシユ1には、耐火材11が内張り
されており溶融金属12が貯留されている。この
タンデイツシユ1には、取付け金物13によつ
て、耐火材から成るタンデイツシユノズル14が
固着される。モールド3は、冷却液の通路15を
有し、鋼製のモールドチユーブ33が液冷され、
このモールド3の鋳造体4のための通路16はタ
ンデイツシユノズル14に同軸に連続される。こ
のモールド3は、タンデイツシユノズル14に固
着されている。タンデイツシユノズル14とモー
ルド3との境界17付近には、その境界17付近
を外囲するコイルから成り、交流電力によつて付
勢される電磁界発生手段18が設けられる。電磁
界発生手段18の電磁界によつて境界17付近を
通る溶鋼は、第3図に関連して後述する理由によ
つて半径方向内方に縮径されて絞られる。したが
つて境界17付近では、溶鋼がタンデイツシユノ
ズル14のモールド3寄りの部分に接触すること
が避けられる。したがつてタンデイツシユノズル
14に凝固シエルが固着することが防がれ、鋳造
体4を連続的に引抜くことが可能になる。
電磁界発生手段18は、境界17付近を囲む第
一コイル34と、第二コイル35とから成る。こ
れら両コイル34,35のコイル素線は、タンデ
イツシユノズル14とモールド3の一部分とを半
径方向に間隔をあけて巻回される。
一コイル34と、第二コイル35とから成る。こ
れら両コイル34,35のコイル素線は、タンデ
イツシユノズル14とモールド3の一部分とを半
径方向に間隔をあけて巻回される。
第3図を参照して、第二コイル35のコイル素
線に矢符36の方向に励磁電流が流れたときに
は、矢符37の方向に磁界が発生する。溶融金属
12には、励磁電流が第3a図1の曲線61に沿
つて増加するときは、矢符36の励磁電流とは逆
方向の矢符38の方向に渦電流が流れる。これに
よつてフレミング左手の法則に従い、溶融金属1
2には、その中心方向に向かう電磁力が作用す
る。一方、励磁電流が第3a図1の曲線62に沿
つて減少する場合は、渦電流38が逆方向となり
溶鋼に対して広がり力となる。この力が溶鋼に作
用するのを極力抑えるため、一般的には交流電流
は正弦波であるが第3a図1に例示する如く励磁
電流波形を歪ませて曲線62の領域のみ励磁電流
の変化率を高くする。このような励磁波形にする
とコイル35のボビン35′または第2図のタン
デイツシユノズル取付金具13を電気抵抗率の低
い銅製等とすることにより、曲線62の領域の成
分を吸収することが可能である。その結果、1サ
イクルの時間平均を取ると溶鋼には第3a図2で
示すように絞り力が働く。
線に矢符36の方向に励磁電流が流れたときに
は、矢符37の方向に磁界が発生する。溶融金属
12には、励磁電流が第3a図1の曲線61に沿
つて増加するときは、矢符36の励磁電流とは逆
方向の矢符38の方向に渦電流が流れる。これに
よつてフレミング左手の法則に従い、溶融金属1
2には、その中心方向に向かう電磁力が作用す
る。一方、励磁電流が第3a図1の曲線62に沿
つて減少する場合は、渦電流38が逆方向となり
溶鋼に対して広がり力となる。この力が溶鋼に作
用するのを極力抑えるため、一般的には交流電流
は正弦波であるが第3a図1に例示する如く励磁
電流波形を歪ませて曲線62の領域のみ励磁電流
の変化率を高くする。このような励磁波形にする
とコイル35のボビン35′または第2図のタン
デイツシユノズル取付金具13を電気抵抗率の低
い銅製等とすることにより、曲線62の領域の成
分を吸収することが可能である。その結果、1サ
イクルの時間平均を取ると溶鋼には第3a図2で
示すように絞り力が働く。
さらに第3a図1において、励磁電流が曲線6
2,62′に沿う領域では、溶鋼表面に第3図の
矢符38とは逆方向に流れるので負の絞り力が作
用する。この電流値の変化の大きい曲線62,6
2′の領域での誘導電流は励磁電流の変化が大き
い程、溶鋼やモールド壁等で吸収されやすい。そ
のため第3a図1で示す曲線62,62′の領域
を短くすれば、電磁界発生手段18の内方に設け
た誘導電流吸収板18′は不要である。なお誘導
電流吸収板18′は曲線62,62′の領域での誘
導電流を積極的に吸収するものである。
2,62′に沿う領域では、溶鋼表面に第3図の
矢符38とは逆方向に流れるので負の絞り力が作
用する。この電流値の変化の大きい曲線62,6
2′の領域での誘導電流は励磁電流の変化が大き
い程、溶鋼やモールド壁等で吸収されやすい。そ
のため第3a図1で示す曲線62,62′の領域
を短くすれば、電磁界発生手段18の内方に設け
た誘導電流吸収板18′は不要である。なお誘導
電流吸収板18′は曲線62,62′の領域での誘
導電流を積極的に吸収するものである。
このようにして溶鋼12は境界17付近で縮径
されることになる。このことはもう1つの第一コ
イル34に関しても同様である。
されることになる。このことはもう1つの第一コ
イル34に関しても同様である。
第4図は、タンデイツシユノズル14およびモ
ールド3内を通過する溶融金属12に作用する静
圧の圧力分布と第一コイル34および第二コイル
35による溶鋼表面に働く静圧補償力および縮径
力の分布を示す。タンデイツシユノズル14およ
びモールド3の軸直角断面が矩形であるとき、タ
ンデイツシユ1内に貯留された溶融金属12によ
るタンデイツシユノズル14およびモールド3と
の境界付近の溶融金属の表層部に作用する静圧分
布は第4図1のa線で示される。また、該溶融金
属の表層部に作用する静圧補償力の分布は第4図
1のb線で示される。第一コイル34は第4図2
で示される静圧を補償するための磁力を発生す
る。第4図2の静圧補償力P1は溶鋼表層部の上
面に作用する圧力Patを縮径力Pαとの合計値であ
る。この第一コイル34の軸線はタンデイツシユ
ノズル14およびモールド3の軸線に一致してい
る。さらに、この第二コイル35は第4図3に示
される静圧のアンバランス分を補償するために、
コイルの軸線をタンデイツシユノズル14および
モールド3の軸線よりも上方に偏心して配置され
る。したがつて境界17付近の溶融金属12に
は、その溶融金属12の上部よりも下部において
大きい磁束密度が発生される。
ールド3内を通過する溶融金属12に作用する静
圧の圧力分布と第一コイル34および第二コイル
35による溶鋼表面に働く静圧補償力および縮径
力の分布を示す。タンデイツシユノズル14およ
びモールド3の軸直角断面が矩形であるとき、タ
ンデイツシユ1内に貯留された溶融金属12によ
るタンデイツシユノズル14およびモールド3と
の境界付近の溶融金属の表層部に作用する静圧分
布は第4図1のa線で示される。また、該溶融金
属の表層部に作用する静圧補償力の分布は第4図
1のb線で示される。第一コイル34は第4図2
で示される静圧を補償するための磁力を発生す
る。第4図2の静圧補償力P1は溶鋼表層部の上
面に作用する圧力Patを縮径力Pαとの合計値であ
る。この第一コイル34の軸線はタンデイツシユ
ノズル14およびモールド3の軸線に一致してい
る。さらに、この第二コイル35は第4図3に示
される静圧のアンバランス分を補償するために、
コイルの軸線をタンデイツシユノズル14および
モールド3の軸線よりも上方に偏心して配置され
る。したがつて境界17付近の溶融金属12に
は、その溶融金属12の上部よりも下部において
大きい磁束密度が発生される。
第5図を参照して、第二コイル35の働きを説
明する。第5図1は第二コイル35の軸線方向か
ら見た正面図であり、第5図2はその軸線39を
通る断面A―Aの磁束密度の分布を表わす。この
図面を参照すると、第二コイル35の軸線39か
ら半径方向にずれるに従つて、その第二コイル3
5内の磁束密度が大きくなることがわかる。本発
明に従えば、第二コイル35の軸線39は、タン
デイツシユノズル14およびモールド3の軸線よ
りも上方にあり、したがつて溶融金属12の下部
に大きな電磁力が作用し、これによつて第4図2
で示される重力に抗する電磁力が溶融金属12に
作用して重力が補償される。
明する。第5図1は第二コイル35の軸線方向か
ら見た正面図であり、第5図2はその軸線39を
通る断面A―Aの磁束密度の分布を表わす。この
図面を参照すると、第二コイル35の軸線39か
ら半径方向にずれるに従つて、その第二コイル3
5内の磁束密度が大きくなることがわかる。本発
明に従えば、第二コイル35の軸線39は、タン
デイツシユノズル14およびモールド3の軸線よ
りも上方にあり、したがつて溶融金属12の下部
に大きな電磁力が作用し、これによつて第4図2
で示される重力に抗する電磁力が溶融金属12に
作用して重力が補償される。
モールド3の鋳造体通路16の内径は、モール
ド内の冷却を均等化するために鋳造体の凝固に従
う収縮量に合わせて、鋳造体4の引抜き方向前方
に沿つて小さくされる。
ド内の冷却を均等化するために鋳造体の凝固に従
う収縮量に合わせて、鋳造体4の引抜き方向前方
に沿つて小さくされる。
第2図を参照して、潤滑剤を供給する手段を説
明する。タンデイツシユノズル14にはリング状
にヘツダ41が形成される。このヘツダ41に
は、タンデイツシユノズル14の半径方向内方に
向けてノズル42が形成される。このヘツダ41
には、管路43を介して潤滑剤46が圧送され
る。ノズル42は、溶融金属12がタンデイツシ
ユノズル14から離れる位置44よりも引抜き方
向45の前方位置にある。潤滑剤46は、CaO、
SiO2、Al2O3の粉体を主成分とし、さらに純鉄、
Coなどの電気伝導度の良好な粉体が混入されて
成る。このような電気伝導度の良好な粉体が混入
された潤滑剤46では、その電気伝導度の良好な
粉体にタンデイツシユノズル14およびコイル3
の半径方向内方に向かう電磁力が作用し、これに
よつて潤滑剤46が縮径された溶融金属12の外
周面全周にわたつて確実に付着する。そのため縮
径された溶融金属12が鋳造体通路16に最初に
接触する部分との潤滑性が向上される。潤滑剤4
6としては、ナタネ油を主成分とし、さらに純鉄
コバルトなどの粉体が混入されて成つてもよい。
明する。タンデイツシユノズル14にはリング状
にヘツダ41が形成される。このヘツダ41に
は、タンデイツシユノズル14の半径方向内方に
向けてノズル42が形成される。このヘツダ41
には、管路43を介して潤滑剤46が圧送され
る。ノズル42は、溶融金属12がタンデイツシ
ユノズル14から離れる位置44よりも引抜き方
向45の前方位置にある。潤滑剤46は、CaO、
SiO2、Al2O3の粉体を主成分とし、さらに純鉄、
Coなどの電気伝導度の良好な粉体が混入されて
成る。このような電気伝導度の良好な粉体が混入
された潤滑剤46では、その電気伝導度の良好な
粉体にタンデイツシユノズル14およびコイル3
の半径方向内方に向かう電磁力が作用し、これに
よつて潤滑剤46が縮径された溶融金属12の外
周面全周にわたつて確実に付着する。そのため縮
径された溶融金属12が鋳造体通路16に最初に
接触する部分との潤滑性が向上される。潤滑剤4
6としては、ナタネ油を主成分とし、さらに純鉄
コバルトなどの粉体が混入されて成つてもよい。
第6図は本発明の他の実施例の縦断面図であ
り、第7図は第6図の切断面線―から見た簡
略化した断面図である。この実施例は前述の実施
例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。注目すべきは、電磁界発生手段18はタンデ
イツシユノズル14およびモールド3の軸線方向
に延びる棒状のコア47にコイル49が巻回され
て成る電磁界発生素子50が周方向に複数個配置
されて成る。この電磁界発生素子50は、溶融金
属12の上部よりも下部において密に配置され
る。したがつて溶融金属12の下部には大きな磁
束密度が与えられることになる。コイル49に矢
符51の方向に電流が流れることによつて、溶融
金属12には矢符52の方向に渦電流が生じる。
電磁界発生素子50によつて発生される磁界の方
向は、参照符53で示される。このようにして溶
融金属12には半径方向内方に向かう電磁力が発
生され、溶融金属12が縮径されることになる。
電磁界発生素子50は、上述のように溶融金属1
2の上部よりも下部に密に磁束を与えるので、溶
融金属12の静圧補償は完壁に行なわれる。
り、第7図は第6図の切断面線―から見た簡
略化した断面図である。この実施例は前述の実施
例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。注目すべきは、電磁界発生手段18はタンデ
イツシユノズル14およびモールド3の軸線方向
に延びる棒状のコア47にコイル49が巻回され
て成る電磁界発生素子50が周方向に複数個配置
されて成る。この電磁界発生素子50は、溶融金
属12の上部よりも下部において密に配置され
る。したがつて溶融金属12の下部には大きな磁
束密度が与えられることになる。コイル49に矢
符51の方向に電流が流れることによつて、溶融
金属12には矢符52の方向に渦電流が生じる。
電磁界発生素子50によつて発生される磁界の方
向は、参照符53で示される。このようにして溶
融金属12には半径方向内方に向かう電磁力が発
生され、溶融金属12が縮径されることになる。
電磁界発生素子50は、上述のように溶融金属1
2の上部よりも下部に密に磁束を与えるので、溶
融金属12の静圧補償は完壁に行なわれる。
本発明の他の実施例として、ナタネ油等の潤滑
剤は第6図に示すように、縮径された溶融金属1
2が鋳造体通路16に最初に接触する部分にノズ
ル55によつて吹付けるようにしてもよい。この
ノズル55は縮径された溶融金属12と鋳造体通
路16との間の空隙56内で周方向に沿つて環状
に形成される。
剤は第6図に示すように、縮径された溶融金属1
2が鋳造体通路16に最初に接触する部分にノズ
ル55によつて吹付けるようにしてもよい。この
ノズル55は縮径された溶融金属12と鋳造体通
路16との間の空隙56内で周方向に沿つて環状
に形成される。
第8図は本発明の他の実施例の第7図に対応す
る断面図である。この実施例では、電磁界発生素
子50は複数層(たとえばこの実施例では2層)
に配置されている。半径方向内方の第1層目の電
磁界発生素子を参照符50aで示し、半径方向外
方の電磁界発生素子を参照符50bで示す。第1層
目と第2層目の電磁界発生素子50a,50b
は、周方向にずれた位置に配置される。
る断面図である。この実施例では、電磁界発生素
子50は複数層(たとえばこの実施例では2層)
に配置されている。半径方向内方の第1層目の電
磁界発生素子を参照符50aで示し、半径方向外
方の電磁界発生素子を参照符50bで示す。第1層
目と第2層目の電磁界発生素子50a,50b
は、周方向にずれた位置に配置される。
第9図は第8図に示される実施例の一部を拡大
した断面図である。第1層目と第2層目の電磁界
発生素子50a,50bの周方向の位置がずれて
いることによつて、溶融金属12は周方向に大き
な凹凸を有せず、滑らかな表面を有する。そのた
め、潤滑剤46はその縮径された溶融金属12の
外周面に均一に付着することになる。
した断面図である。第1層目と第2層目の電磁界
発生素子50a,50bの周方向の位置がずれて
いることによつて、溶融金属12は周方向に大き
な凹凸を有せず、滑らかな表面を有する。そのた
め、潤滑剤46はその縮径された溶融金属12の
外周面に均一に付着することになる。
第10図は、本発明のさらに他の実施例の一部
の原理を示す断面図である。この実施例では、タ
ンデイツシユノズル14およびモールド3の軸線
のまわりに巻回されたコイル素線を有するコイル
54から成る。このコイル54は、そのコイル5
4の上部よりも下部においてタンデイツシユノズ
ル14およびモールド3の軸線方向の長さが小さ
くされ、コイル素線が密にされる。そのため、溶
融金属12の上部よりも下部において、大きな磁
束密度が与えられることになる。そのため、溶融
金属12の静圧補償が一層確実に達成される。こ
の実施例では、第二コイル35がタンデイツシユ
ノズル14およびモールド3の軸線に関して変位
して前述の実施例と同様に配置される。
の原理を示す断面図である。この実施例では、タ
ンデイツシユノズル14およびモールド3の軸線
のまわりに巻回されたコイル素線を有するコイル
54から成る。このコイル54は、そのコイル5
4の上部よりも下部においてタンデイツシユノズ
ル14およびモールド3の軸線方向の長さが小さ
くされ、コイル素線が密にされる。そのため、溶
融金属12の上部よりも下部において、大きな磁
束密度が与えられることになる。そのため、溶融
金属12の静圧補償が一層確実に達成される。こ
の実施例では、第二コイル35がタンデイツシユ
ノズル14およびモールド3の軸線に関して変位
して前述の実施例と同様に配置される。
第11図は本発明の他の実施例の縦断面図であ
り、第12図はその上方から見た平面図である。
上述の実施例と対応する部分には同一の参照符を
付す。注目すべきは、モールド3は鋳造体4の引
抜き方向45の前後に移動自在な台車23に搭載
されている。この台車23はばね24によつて付
勢され、モータ25によつて駆動される偏心カム
26によつて鋳造体4の引抜き方向45の前後に
往復移動されて振動される。台車23には電磁界
発生手段18もまた搭載されている。ノズル42
から潤滑剤46が縮径された溶融金属12の外周
面全周にわたつて付着されることによつて、潤滑
が確実になるとともに、溶融金属の酸化も防がれ
る。
り、第12図はその上方から見た平面図である。
上述の実施例と対応する部分には同一の参照符を
付す。注目すべきは、モールド3は鋳造体4の引
抜き方向45の前後に移動自在な台車23に搭載
されている。この台車23はばね24によつて付
勢され、モータ25によつて駆動される偏心カム
26によつて鋳造体4の引抜き方向45の前後に
往復移動されて振動される。台車23には電磁界
発生手段18もまた搭載されている。ノズル42
から潤滑剤46が縮径された溶融金属12の外周
面全周にわたつて付着されることによつて、潤滑
が確実になるとともに、溶融金属の酸化も防がれ
る。
この実施例ではモールド3とタンデイツシユノ
ズル14とが空隙28をもつて配置され、モール
ド3が鋳造体4の引抜き方向の前後に振動される
ので、凝固シエルがタンデイツシユノズル14や
モールド3に固着することが防がれる。また鋳造
体が速やかに冷却される。これによつて鋳造体4
の連続引抜きが円滑に行なわれることができる。
タンデイツシユノズル14は、鋳造体4の引抜き
方向45の前方(第11図の右方)に大径とさ
れ、これによつて凝固シエルがタンデイツシユノ
ズル14に固着したとしても容易に引抜くことが
できる。
ズル14とが空隙28をもつて配置され、モール
ド3が鋳造体4の引抜き方向の前後に振動される
ので、凝固シエルがタンデイツシユノズル14や
モールド3に固着することが防がれる。また鋳造
体が速やかに冷却される。これによつて鋳造体4
の連続引抜きが円滑に行なわれることができる。
タンデイツシユノズル14は、鋳造体4の引抜き
方向45の前方(第11図の右方)に大径とさ
れ、これによつて凝固シエルがタンデイツシユノ
ズル14に固着したとしても容易に引抜くことが
できる。
本発明の他の実施例として、ノズル42に代え
て第6図に示すノズル55が用いられる場合に
は、縮径された溶融金属12の表面が酸化するこ
とを防ぐために、可撓性のあるたとえば蛇腹状の
気密手段27によりモールド3とタンデイツシユ
ノズル14との空間を気密に塞ぐようにしてもよ
い。この気密手段27内には、アルゴンや窒素な
どの不活性気体を管路29を介して供給すること
もできる。
て第6図に示すノズル55が用いられる場合に
は、縮径された溶融金属12の表面が酸化するこ
とを防ぐために、可撓性のあるたとえば蛇腹状の
気密手段27によりモールド3とタンデイツシユ
ノズル14との空間を気密に塞ぐようにしてもよ
い。この気密手段27内には、アルゴンや窒素な
どの不活性気体を管路29を介して供給すること
もできる。
第13図は、本発明のさらに他の実施例の断面
図である。この実施例では、タンデイツシユノズ
ル14は、複数の部分14a,14bに分割され
て組合わされており、大型断面もしくは複雑な断
面形状をもつタンデイツシユノズル14の製造が
容易となる。その他の構成は、第1図〜第12図
に示された実施例に類似する。
図である。この実施例では、タンデイツシユノズ
ル14は、複数の部分14a,14bに分割され
て組合わされており、大型断面もしくは複雑な断
面形状をもつタンデイツシユノズル14の製造が
容易となる。その他の構成は、第1図〜第12図
に示された実施例に類似する。
上述の第11図〜第13図示の実施例では、電
磁界発生手段18は台車23に搭載されてモール
ド3と一体的に振動されたけれども、本発明の他
の実施例として電磁界発生手段18は固定位置に
設けられていてもよい。また上述の実施例では、
台車23は偏心カム26によつて振動されたけれ
ども、本発明の他の実施例としてクランク機構や
複動油圧シリンダなどによつて振動されるように
してもよい。
磁界発生手段18は台車23に搭載されてモール
ド3と一体的に振動されたけれども、本発明の他
の実施例として電磁界発生手段18は固定位置に
設けられていてもよい。また上述の実施例では、
台車23は偏心カム26によつて振動されたけれ
ども、本発明の他の実施例としてクランク機構や
複動油圧シリンダなどによつて振動されるように
してもよい。
また本発明を特公昭50―27448にみられるよう
なタンデイツシユノズル部に窒化ボロン製リング
や窒化シリコン製リングを設けて間欠引抜きを行
なつている従来技術に適用した場合でも、それら
の寿命延長に十分な効果が得られる。また第6図
に示されるごときコイルを溶融体の周辺に等間隔
に配置して、上部のコイルより下部のコイルほど
大きい電流を供給することによつても同様の効果
を得ることができる。また、モールド内の潤滑方
法として、前述のごとく溶融体絞り開始近くから
粉体を供給する方法と第6図に示すごとく溶融体
がモールド内で接触を開始する所に潤滑剤をスプ
レーする方法もあるが、以下のごとき方法でもよ
い。
なタンデイツシユノズル部に窒化ボロン製リング
や窒化シリコン製リングを設けて間欠引抜きを行
なつている従来技術に適用した場合でも、それら
の寿命延長に十分な効果が得られる。また第6図
に示されるごときコイルを溶融体の周辺に等間隔
に配置して、上部のコイルより下部のコイルほど
大きい電流を供給することによつても同様の効果
を得ることができる。また、モールド内の潤滑方
法として、前述のごとく溶融体絞り開始近くから
粉体を供給する方法と第6図に示すごとく溶融体
がモールド内で接触を開始する所に潤滑剤をスプ
レーする方法もあるが、以下のごとき方法でもよ
い。
第6図に示すごとく、モールド3の鋳造体通路
16の境界17付近で縮径された溶融金属12が
最初に接触する部分に、潤滑性に優れかつ非孔性
の窒化ボロンや窒化硅素などから成る保護層19
が設けられる。この保護層19よりも鋳造体4の
下流側では、潤滑性に優れたカーボンから成る保
護層20が形成される。これによつてモールド3
の鋳造体通路16に凝固シエルが固着することが
防がれ、鋳造体4を円滑に連続して引抜くことが
容易となる。
16の境界17付近で縮径された溶融金属12が
最初に接触する部分に、潤滑性に優れかつ非孔性
の窒化ボロンや窒化硅素などから成る保護層19
が設けられる。この保護層19よりも鋳造体4の
下流側では、潤滑性に優れたカーボンから成る保
護層20が形成される。これによつてモールド3
の鋳造体通路16に凝固シエルが固着することが
防がれ、鋳造体4を円滑に連続して引抜くことが
容易となる。
電磁界発生手段18の磁界発生力の調整もしく
は取付位置の移動によつてタンデイツシユ1内の
溶融金属12がタンデイツシユノズル14からモ
ールド3へ流入することを中止することができ
る。また、第2図の実施例では2つのコイルの組
合せにより、より完壁な静圧補償を行なうように
したが、第二コイル35のように鋳造体と偏心し
たコイルを一体だけ用いてもほぼ同様の効果を得
ることができる。
は取付位置の移動によつてタンデイツシユ1内の
溶融金属12がタンデイツシユノズル14からモ
ールド3へ流入することを中止することができ
る。また、第2図の実施例では2つのコイルの組
合せにより、より完壁な静圧補償を行なうように
したが、第二コイル35のように鋳造体と偏心し
たコイルを一体だけ用いてもほぼ同様の効果を得
ることができる。
本発明は、鉄鋼だけでなく、その他の電気伝導
体であればどんな溶融金属の鋳造のためにも広範
囲に実施されることができる。
体であればどんな溶融金属の鋳造のためにも広範
囲に実施されることができる。
以上のように本件第1〜第4発明によれば、タ
ンデイツシユノズルとモールドとの境界付近で溶
融金属を絞るようにしたので、タンデイツシユノ
ズルに溶融金属が接触せず、これによつて凝固シ
エルがタンデイツシユノズルに固着することが防
がれ、またタンデイツシユノズルが摩耗すること
が防がれる。そのため連続引抜きが継続的に可能
な水平連続鋳造方法が実現されることになる。
ンデイツシユノズルとモールドとの境界付近で溶
融金属を絞るようにしたので、タンデイツシユノ
ズルに溶融金属が接触せず、これによつて凝固シ
エルがタンデイツシユノズルに固着することが防
がれ、またタンデイツシユノズルが摩耗すること
が防がれる。そのため連続引抜きが継続的に可能
な水平連続鋳造方法が実現されることになる。
また本件第1発明によれば、コイルはコイルの
軸線がタンデイツシユノズルとモールドの軸線よ
りも上方に偏心するように配置され、また第2発
明によれば、電磁界発生素子は溶融金属の上部よ
りも下部において密に配置され、また第3発明に
よれば、タンデイツシユノズルとモールドとの境
界付近を外囲するコイルのコイル素線が、上部よ
りも下部において密としてタンデイツシユノズル
とモールドとの軸線方向の長さが小さくされてお
り、さらにまた第4発明によれば、周方向に等間
隔に複数個配置された電磁界発生素子の上部のコ
イルよりも、下部のコイルほど大きい電流を供給
するようにしたので、溶融金属の上部よりも下部
において大きな磁束密度を発生することができ、
縮径された溶融金属の重力補償が確実に行なわれ
ることになり、そのため縮径された溶融金属の軸
線をモールドの軸線にほぼ一致させてモールドの
断面形状にほぼ相似した断面形状で導くことが可
能になる。したがつて鋳造体の品質が向上され
る。
軸線がタンデイツシユノズルとモールドの軸線よ
りも上方に偏心するように配置され、また第2発
明によれば、電磁界発生素子は溶融金属の上部よ
りも下部において密に配置され、また第3発明に
よれば、タンデイツシユノズルとモールドとの境
界付近を外囲するコイルのコイル素線が、上部よ
りも下部において密としてタンデイツシユノズル
とモールドとの軸線方向の長さが小さくされてお
り、さらにまた第4発明によれば、周方向に等間
隔に複数個配置された電磁界発生素子の上部のコ
イルよりも、下部のコイルほど大きい電流を供給
するようにしたので、溶融金属の上部よりも下部
において大きな磁束密度を発生することができ、
縮径された溶融金属の重力補償が確実に行なわれ
ることになり、そのため縮径された溶融金属の軸
線をモールドの軸線にほぼ一致させてモールドの
断面形状にほぼ相似した断面形状で導くことが可
能になる。したがつて鋳造体の品質が向上され
る。
しかも従来技術のものでは、凝固シエルを安定
して引抜くためのタンデイツシユ・タンデイツシ
ユノズル・モールド間で高度の同心度が要求され
ていたが、本発明によれば、その要求は著しく緩
和される。
して引抜くためのタンデイツシユ・タンデイツシ
ユノズル・モールド間で高度の同心度が要求され
ていたが、本発明によれば、その要求は著しく緩
和される。
特に本件第1〜第4発明では、コイルを励磁す
る電流は、その時間変化率が電流増大時に小さ
く、電流減少時に大きくした波形を有しているの
で、溶融金属に作用する負の絞り力を可及的に低
減することが可能である。これによつて効率よ
く、溶融金属を絞ることが可能になる。
る電流は、その時間変化率が電流増大時に小さ
く、電流減少時に大きくした波形を有しているの
で、溶融金属に作用する負の絞り力を可及的に低
減することが可能である。これによつて効率よ
く、溶融金属を絞ることが可能になる。
第1図は本発明の一実施例の全体の正面図、第
2図は本発明に従う一実施例の縦断面図、第3図
は溶融金属12が縮径される原理を説明するため
の斜視図、第3a図は、励磁電流と絞り力の関係
を示す図、第4図は縮径される溶融金属に作用す
る力を説明するための断面図、第5図は第二コイ
ル35の働きを説明するための図、第6図は本発
明の他の実施例の縦断面図、第7図は第6図の切
断面線―から見た断面図、第8図は本発明の
他の実施例の第7図に対応する断面図、第9図は
第8図の一部を拡大して示す断面図、第10図は
本発明のさらに他の実施例の原理を説明するため
の断面図、第11図は本発明の他の実施例の縦断
面図、第12図は第11図は示された実施例の平
面図、第13図は本発明の他の実施例の断面図で
ある。 1…タンデイツシユ、3…モールド、4…鋳造
体、12…溶融金属、14…タンデイツシユノズ
ル、16…鋳造体通路、18…電磁界発生手段、
23…台車、26…偏心カム、33…モールドチ
ユーブ、34…第一コイル、35…第二コイル、
42,55…ノズル、46…潤滑剤、50…電磁
界発生素子。
2図は本発明に従う一実施例の縦断面図、第3図
は溶融金属12が縮径される原理を説明するため
の斜視図、第3a図は、励磁電流と絞り力の関係
を示す図、第4図は縮径される溶融金属に作用す
る力を説明するための断面図、第5図は第二コイ
ル35の働きを説明するための図、第6図は本発
明の他の実施例の縦断面図、第7図は第6図の切
断面線―から見た断面図、第8図は本発明の
他の実施例の第7図に対応する断面図、第9図は
第8図の一部を拡大して示す断面図、第10図は
本発明のさらに他の実施例の原理を説明するため
の断面図、第11図は本発明の他の実施例の縦断
面図、第12図は第11図は示された実施例の平
面図、第13図は本発明の他の実施例の断面図で
ある。 1…タンデイツシユ、3…モールド、4…鋳造
体、12…溶融金属、14…タンデイツシユノズ
ル、16…鋳造体通路、18…電磁界発生手段、
23…台車、26…偏心カム、33…モールドチ
ユーブ、34…第一コイル、35…第二コイル、
42,55…ノズル、46…潤滑剤、50…電磁
界発生素子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タンデイツシユノズルとモールドとの境界付
近をコイルによつて外囲し、このコイルは、コイ
ルの軸線がタンデイツシユノズルと、モールドの
軸線よりも上方に偏心するように配置され、コイ
ルを交流電力によつて励磁し、これによつて、溶
融金属の下部に上部よりも大きな半径方向内方へ
の電磁力を作用させ、コイルを励磁する電流は、
その時間変化率が電流増大時に小さく、電流減少
時に大きくした波形を有することを特徴とする水
平連続鋳造方法。 2 タンデイツシユノズルとモールドとの境界付
近に、それらの軸線方向に延びる棒状のコアに、
コイルを巻回して構成される電磁界発生素子を、
周方向に複数個配置し、コイルを交流電力によつ
て励磁し、これらの電磁界発生素子は、溶融金属
の上部よりも下部において密に配置され、これに
よつて、溶融金属の下部に上部よりも大きな半径
方向内方への電磁力を作用させ、コイルを励磁す
る電流は、その時間変化率が電流増大時に小さ
く、電流減少時に大きくした波形を有することを
特徴とする水平連続鋳造方法。 3 タンデイツシユノズルとモールドとの境界付
近をコイルによつて外囲し、このコイルは、上部
よりも下部においてタンデイツシユノズルと、モ
ールドとの軸線方向の長さが小さくされて、コイ
ル素線が密にされ、コイルを交流電力によつて励
磁し、これによつて、溶融金属の下部に上部より
も大きな半径方向内方への電磁力を作用させ、コ
イルを励磁する電流は、その時間変化率が電流増
大時に小さく、電流減少時に大きくした波形を有
することを特徴とする水平連続鋳造方法。 4 タンデイツシユノズルとモールドとの境界付
近に、それらの軸線方向に延びる棒状のコイルに
コイルを巻回して構成される電磁界発生素子を、
周方向に等間隔に複数個配置し、コイルを交流電
力によつて励磁し、上部のコイルよりも下部のコ
イルほど大きい電流を供給し、これによつて、溶
融金属の下部に上部よりも大きな半径方向内方へ
の電磁力を作用させ、コイルを励磁する電流は、
その時間変化率が電流増大時に小さく、電流減少
時に大きくした波形を有することを特徴とする水
平連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3659687A JPS62187547A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | 水平連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3659687A JPS62187547A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | 水平連続鋳造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62187547A JPS62187547A (ja) | 1987-08-15 |
| JPH0120942B2 true JPH0120942B2 (ja) | 1989-04-19 |
Family
ID=12474165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3659687A Granted JPS62187547A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | 水平連続鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62187547A (ja) |
-
1987
- 1987-02-19 JP JP3659687A patent/JPS62187547A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62187547A (ja) | 1987-08-15 |
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