JPH01210035A - 白金触媒とその製造方法 - Google Patents

白金触媒とその製造方法

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JPH01210035A
JPH01210035A JP63036248A JP3624888A JPH01210035A JP H01210035 A JPH01210035 A JP H01210035A JP 63036248 A JP63036248 A JP 63036248A JP 3624888 A JP3624888 A JP 3624888A JP H01210035 A JPH01210035 A JP H01210035A
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catalyst
nickel
carbon carrier
cobalt
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JP63036248A
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Kazunori Tsurumi
和則 鶴見
Toshihide Nakamura
中村 俊秀
Akira Sato
晃 佐藤
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Tanaka Precious Metal Technologies Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Tanaka Precious Metal Technologies Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カーバイド化された白金及び他の金属をカー
ボン担体上へ担持させた触媒、特に燃料電池の電極触媒
として使用される白金触媒と、その製造方法に関する。
(従来技術とその問題点) 従来から各種化学反応用触媒や燃料電池の電極触媒とし
て、カーボン担体上に白金を主とする各種触媒金属を担
持させた触媒が使用されている。
そして触媒性能を向上させるために白金に他の金属例え
ばニッケルやクロムを添加した触媒も多数知られている
。
これらの触媒の触媒性能は、これらの金属の分散度に依
存し、触媒担持量が同一であればその表面積の増加に従
ってその触媒性能も向上する。しかし上記した燃料電池
や各種化学反応における触媒の使用温度は前者の場合に
は180〜210°C程度、後者の場合には反応の種類
によっては210°Cを越えることがしばしば生ずる。
このような高温では担体上に担持された触媒粒子等と前
記担体との吸着力が弱くなり、該触媒粒子が担体表面を
移動して互いに凝集する。該凝集により表面積の低下つ
まり触媒性能の低下を招来し、一定の電流密度下での電
池電圧の低下あるいは触媒の寿命の短縮化を招くという
欠点が生じる。
従来から上記した各種触媒の改良タイプとして種々のも
のが提案されている。しかしながらこれらの多くは触媒
自体の活性の向上に主眼を置き、触媒の長寿命化という
ことには殆ど注目が払われていない。例えば特願昭55
−24989号には白金をバナジウムと合金化して触媒
性能を向上させた触媒が記載されているが、この触媒は
熱リン酸型燃料電池のカソードとして使用すると開始後
48時間でバナジウムの67.5重量%が失われて触媒
性能が低下すると報告されている(特願昭57−271
32号)。又これらの改良としてクロムを合金用成分と
して使用することも提案されているが、この場合にも燃
料電池のカソードとして使用すると開始後48時間でク
ロムの37.5%が溶は出すことが報告されている(特
願昭57−27132号)。
更に特願昭59−141169号には、白金/クロム合
金にコバルトを添加して熱リン酸型燃料電池の酸素還元
に対する活性を改良することが記載されているが、これ
らの操作条件下における該電極触媒の寿命については触
れられていない。
白金触媒の表面積のロスの問題については、触媒を一酸
化炭素中で熱処理して前記白金の周囲にカーボンを付着
させて表面積減少を抑制することが提案されている(米
国特許第4137372号)しかし該処理によっても熱
リン酸型燃料電池のカソードとして使用すると開始後1
00時間で表面積は初期値の約半分に減少することが示
されている。
(発明の目的) 本発明は、上記した活性を有し白金を主として含有する
触媒の性能を長期間に亘って良好に維持できるようにし
た触媒及びその製造方法を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、第1に、カーボン担体上に、(i)白金と(
ii)ニッケル、コバルト、クロム、鉄カら選択される
1又は2以上の金属の、それぞれのカーバイドを担持さ
せて成る白金触媒であり、第2に、該第1の発明のカー
ボン担体上に更にカーバイド化されたマンガンを添加し
た白金触媒であり、第3に、カーボン担体を白金含有イ
オンの溶液に浸漬し還元剤を使用して前記白金含有イオ
ンを白金に還元して前記カーボン担体上に析出させ、該
カーボン担体に、ニッケル、コバルト、クロム、鉄から
選択される1又は2以上の金属の有機酸アミン塩の溶液
を加えかつ合金化し、更にこれらの金属をカーバイド化
することから成る、前記第1の発明の触媒の製造方法で
あり、第4に、前記第3の発明の溶液中に更にマンガン
の有機酸アミン塩を添加して成る前記第2の発明の触媒
の製造方法である。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明は、白金をはじめとする触媒金属をカーバイド化
して担体であるカーボンとの密着性を向上させて、高温
に長期間曝しても前記触媒金属が前記カーボン担体上を
移動して互いに凝集しその表面積を減少させないように
した点を最大の特徴とする。
本発明では触媒担体としてカーボンを使用する。
該カーボンとは、カーボンブラック、グラファイト、活
性炭等炭素を主成分とする単体で任意の形態を有する物
質を総称する。該カーボン担体は多孔質で大きな表面積
、例えば30〜2000rd/g程度を有し、粒径が1
00〜5000人程度であることがが望ましく、例えば
シャウィニガン・アセチレン・ブラック(商品名、Sh
awiniganAcetylene Black)や
導電性カーボンブラック(商品名、νulcan XC
−72R)やグラファイト化したカーボンブラック等を
使用することができる。
本発明方法では、まず前記カーボン担体上に白金金属を
担持させる。該白金金属の担持方法は、白金含有イオン
の溶液例えば塩化白金酸水溶液を前記カーボン担体に含
浸させ前記白金含有イオンを還元して前記カーボン担体
上に白金金属を析出させることあるいは前記カーボン担
体への含浸に先立って前記塩化白金酸を還元し還元され
た白金を前記カーボン担体上へ析出させることから成る
従来法をそのまま使用することができる。しかしながら
該還元反応において強い還元剤を使用すると、生成する
白金の粒径が大きくなり、単位重量当たりの表面積がか
なり減少してしまう。そのため弱い還元剤である例えば
チオ硫酸又はそのナトリウム塩(NagSzO+、5H
zO)を利用して白金の表面積減少を抑制することが好
ましい。該チオ硫酸又はそのナトリウム塩は、水溶液中
の前記白金含有イオンである塩化白金イオンと反応して
微細に分割された高表面積の金属ゾルを生成する。
このチオ硫酸ナトリウムを使用する反応では酸性溶液中
で起こることが知られている硫黄化合物の分解により生
ずる非常に微細に分割された硫黄ゾルが次の式に従って
生成するものと思われる。
S”−+ 2H”  → 1hsz03  → S +
 1Izs(hこのように生成した硫黄粒子は非常に微
細に分割された金属触媒粒子の成長用核として働く。従
って始めの数mlのチオ硫酸溶液はゆっくりと添加つま
り滴下し、残りの溶液は一度に添加し、前記した成長用
核が確実に形成されるようにすることが好ましい。
反応の進行に伴って溶液の色は黄色から橙色に変化し、
更に数時間に亘って金属微結晶が成長するに従って溶液
の色は徐々により濃くなる。該溶液を通過する光はチン
ダル現象を示し、コロイド粒子が存在していることが分
かる。
このゾルを前記カーボン担体上に吸着させ、乾燥等の適
宜の操作を経て白金が担持されたカーボン担体を得るこ
とができる。
つまり、前記溶液がほぼ不透明になったところで前記カ
ーボン担体を加え、生成するスラリーを例えば超音波撹
拌器を使用して撹拌して前記溶液相を前記カーボン担体
の孔へ進入させる。この操作により濃厚なスラリーが形
成され、これは懸濁のまま維持され沈澱することは殆ど
ない。このスラリーを例えば75〜80°Cで1〜3日
乾燥して水を除去すると反応副生物の塩を含む乾燥粉末
が得られる。この乾燥した触媒を例えば100〜200
m1の蒸留水で数回抽出して前記副生物を溶解して除く
ことができる。グラファイト化したカーボンブラック担
体の場合には、前記スラリーは沈澱し、水相を捨てるこ
とにより触媒を該水相から分離することができこれを数
回繰り返えし、該触媒を約110℃で一晩乾燥する。こ
のように製造された触媒は大きな表面積を有している。
この方法により、例えばIg/100m1の塩化白金酸
水溶液をIg/25m1のチオ硫酸ナトリウム(5水塩
)の水溶液と反応させると、白金の比表面積が148m
/gで粒径の均一な白金が担持された触媒を得ることが
できる。
上記操作の換わりに、スラリー化−濾過−洗浄プロセス
を利用することもできる。これはアセチレンブラックの
ような容易には沈澱しない触媒の場合に使用することが
できる。
このプロセスで生成する触媒粒子は、塩化白金イオンと
チオ硫酸イオン間の反応の熱力学的ドライビング・フォ
ースが従来技術のものより小さく、より欠陥の少ない微
結晶粒子が生成するため、白金の表面積が使用時間に従
って減少してしまう粒子成長に対してより大きな耐性が
あると考えられる。前記したチオ硫酸塩と塩化白金酸の
間の反応により20Å以下の均一粒径の微細な粒子が得
られる。
上記した千オ硫酸ナトリウム以外に本発明方法で使用で
きる比較的弱い還元剤として、メタ重亜硫酸ナトリウム
(NazSzOs)等がある。
これまでカーボン担体に白金含有溶液を含浸させる前に
白金含有イオンを還元する方法につき詳述したが、これ
とは逆に含浸させてから前記白金含有イオンを還元する
ようにしてもよく、この方法によっても良好な触媒粒子
の分散を得ることができる。・ 次いで前記白金を担持させたカーボン担体上に白金以外
の金属つまりニッケル、コバルト、クロム、鉄から選択
される1又は2以上の金属、又はこれらの金属とマンガ
ンを担持させる。
、  具体的な組み合わせとしては、白金−ニッケル、
白金−コバルト、白金−クロム、白金−鉄、白金−ニッ
ケルーコバルト、白金−クロムーコバルト、白金−クロ
ム−ニッケル、白金−鉄一コバルト、白金−鉄−ニッケ
ル、白金−鉄−クロム、白金−鉄−マンガン、白金−ニ
ッケルーマンガン等ヲ採用することが好ましく、これら
の組み合わせ以外にモ、白金−ニッケルーコバルト−ク
ロム、白金−コバルト−クロム−鉄、白金−ニッケルー
コバルトークロムー鉄等の組み合わせから適宜選択する
ことができる。
白金と他の金属は加熱して合金化することが好ましいが
、高温で合金化すると生ずる合金が凝集して表面積が減
少するため通常の合金化方法を採用することは好ましく
ない。そのため本発明方法では、まず前記白金に添加す
べき金属例えばニッケル及びコバルト等の有機酸塩好ま
しくはギ酸塩又は酢酸塩の温水溶液中に水酸化アンモニ
ウムを加えて有機酸アミン金属塩好ましくはギ酸アミン
又は酢酸アミンの金属塩に転換する。
従来の一般的金属塩(例えば硝酸塩など)を熱処理した
場合には、耐熱性酸化物を生成し、白金と合金化させる
ための還元に高温を必要とし、その結果、白金が合金化
される前に結晶子の成長(表面積の低下)を引き起こし
てしまうが、本発明の方法の操作を採用すれば低温で容
易に前記金属塩が還元でき表面積の低下を最小限に抑え
た合金化ができる。
必要に応じて該金属塩中の不純物金属を抽出により除去
し乾燥した後、水素中例えば250°Cで30分間で前
記金属塩を還元し、次いで温度をより高温例えば700
℃に上昇させて前記還元された金属を合金化する。
白金を含む3元触媒を製造する場合には、白金を90〜
40原子%、第2及び第3の金属をそれぞれ5〜30原
子%、最も好ましくは白金50原子%、第2及び第3の
金属をそれぞれ25原子%含むように前記有機酸アミン
の金属塩の量を調整する。
次いで上記した通り合金化したカーボン担体の触媒金属
のカーバイド化を行う。該カーバイド化の操作自体は従
来の方法に従って行えば良く、例えば水蒸気、−酸化炭
素、メタン(又は他の低分子量の炭化水素)、二酸化炭
素等を使用して650℃〜815℃の温度で所望時間前
記カーボン担体を処理し、−酸化炭素、低級炭化水素、
二酸化炭素等の脱水素又は脱酸素により生ずる炭素によ
り、前記触媒金属をカーバイド化つまり炭化する。
本発明に係わる白金触媒は、上記方法による製造方法だ
けでなく、他の好適な製造方法例えばカーボン担体上に
既にカーバイド化した白金等の粒子を直接付着させるこ
とも可能である。
このカーバイド化(炭化)により、カーボン担体上に担
持された各触媒金属がカーボンとの親和性を獲得して、
前記カーボン担体上に比較的強固に担持されることにな
る。そして該触媒を比較的高温で使用しても前記カーボ
ン担体と前記触媒金属間の結合が強いため前記触媒金属
が前記カーボン担体上を移動することがなくなり、移動
による凝集が防止され表面積の減少が抑制されるため、
触媒性能の低下が確実に防止される。
本発明に係わる白金触媒では、上記した製造方法のよう
に白金を付着させてから他の金属を付着させるだけでな
(、逆に白金以外の金属を付着させた後に白金を付着さ
せ、その後カーバイド化させて製造するようにしてもよ
い。
なお、本発明に係わる白金触媒及びその製造方法におい
ては、触媒金属の全部がカーバイド化される必要はなく
、約30%のカーバイド化によっても表面積の減少はか
なり抑制することができる。
又カーバイド化の際に生成するカーボンが前記カーボン
担体上、触媒金属上あるいはそれらの間に存在していて
もよい。
(実施例) 以下に本発明の実施例を記載するが、該実施例は本発明
を限定するものではない。
災詣■上 1gの塩化白金酸を容量約0.52の容器中の300m
1の水に溶解し、該溶液に3gのNazSzO+。
511□Oを溶解した75m1の液のうち10m1を3
分間掛けて滴下し、残りの65m1を一度に加え、更に
27°Cで撹拌した。時間の経過に従って該混合溶液の
色は黄色から橙色に変化し、更に濃い橙色となった。
約3時間経過後に室内を暗くして前記容器に電球の光を
当てたところ、光の散乱が観察された。
一方、触媒担体と゛なるアセチレン・ブラック10gを
100m1の純水に良く懸濁させたスラリーを前記混合
溶液中に加えた。これを超音波撹拌機で2分間撹拌し、
前記混合溶液を前記担体の細部に進入させるようにした
。この撹拌操作では前記スラリーは懸濁したままで沈澱
しなかった。
該スラリーを75〜80°Cのオーブン中で一晩乾燥し
水を除去した。このようにして得られた乾燥粉末を約2
00m1の蒸留水で3回洗浄して、副生成物を抽出除去
した。このスラリーを更に70°Cで一晩乾燥して白金
を担持したカーボン担体を得た。
このようにして得られた白金カーボン担体触媒のX線回
折による白金の平均粒径は18人で、透過電子顕微鏡に
よる白金粒子の観察では、はぼ均一によく揃った粒径で
あり、また電気イヒ学的H2吸脱着法による白金の比表
面積は155rrr/g、白金の担持量は10重量%で
あった。
次いでギ酸ニッケルの水溶液100m1(1,54ミリ
モル)に、水酸化アンモニウム水溶液をpHが10にな
るまで加え5分間50℃で撹拌した。
次に該ギ酸アミンのニッケル塩水溶液に前記白金カーボ
ン担体触媒3gを加え10分間50°Cで撹拌した。
その後、得られたスラリーを65℃で蒸発乾燥し、次い
でIN/分の10%水素(残N2)気流中250°C3
0分間還元して前記ニッケル塩をニッケルに還元した後
、該触媒の雰囲気を900°Cに上昇させて前記白金と
前記ニッケルとを合金化させた(合金の平均粒子径28
人)。
次に白金とニッケルを担持させた該カーボン担体をカー
バイド他用容器中に入れ、窒素とメタンの1:1混合物
をIf/分の流速で前記容器中に供給し内温を750〜
770°Cに維持しながら約15分間カーバイド化を行
った。
容器中から取り出したところ、約3.1gの白金−ニッ
ケル合金触媒を得ることができた。化学分析法を使用し
て該白金−ニッケル合金触媒中の白金とニッケルの担持
量を測定したところ、それぞれO,Ig/g−カーボン
及び0.03g/g−カーボン担体(白金50原子%、
ニッケル50原子%)であった。
得られた白金−ニッケル合金触媒の合金の粒子径は30
人であった。
この白金−ニッケル合金触媒とテトラフロロエチレンの
重量比が6=4になる様に、白金−ニッケル合金触媒と
テトラフロロエチレンディスバージョン液を混練し、澄
水処理をしたカーボンシート上にこれを塗布、焼成して
白金0.5mg/aflの電極を作成した。この電極を
100%リン酸を電解質とする半電池に組立て190 
’C11気圧、空気極、200mA/aflで72時間
使用した後、該半電池から取り出し再度、合金の粒子径
を測定したところ34人であった。又、半電池の空気極
電位(IRなし、対水素基準電極)は718mVから7
10mVに変化した。
此l■」L 実施例1におけるカーバイド化前の白金−ニッケル合金
触媒(合金の平均粒子径28人)をptO05■/Cl
1lの量で熱リン酸型燃料電池のカソード(空気極)と
して半電池に組み、1気圧、190°C1C120O/
cnlで72時間使用した後、該半電池から取り出し再
度合金の粒子径を測定したところ37人であり、空気極
電位(IRなし、対水素基準電極)は716mVから7
06mVへ変化した。
災施皿l 実施例1のギ酸ニッケルの水溶液の換わりに酢酸コバル
トの水溶液100m1(1,54ミリモル)を使用し、
該水溶液に、水酸化アンモニウム水溶液をpHが10に
なるまで加え5分間50°Cで撹拌した。次に該酢酸ア
ミンのコバルト塩水溶液に、チオ硫酸ナトリウムの換わ
りにメタ重亜硫酸ナトリウムを使用した以外は実施例1
の操作と同じように調製された白金のみを担持したカー
ボン担体触媒3gを加え10分間50°Cで撹拌した。
その後、実施例1と同様に得られたスラリー担体の乾燥
、水素気流中での還元を行って前記コバルト塩をコバル
トに還元した後、該触媒の雰囲気を800°Cに上昇さ
せて前記白金と前記コバルトとを合金化させた(合金の
平均粒子径29人)。
次にこの白金とコバルトを担持させた該カーボン担体を
カーバイド他用容器中に入れ、実施例1と同一条件でカ
ーバイド化を行った。
容器中から取り出したところ、約3.1gの白金−コバ
ルト合金触媒を得ることができた。該触媒中の白金とコ
バルトの担持量を測定したところ、それぞれO,Ig/
g−カーボン及び0.03g/g−カーボン担体であり
(白金50原子%、コバルト50原子%)であった。
得られた白金−コバルト合金触媒の合金の粒子径は31
人であった。
この白金−コバルト合金触媒をPLO,5mg/ciO
量で熱リン酸型燃料電池のカソード(空気極)として半
電池に組み、1気圧、190°C1200m A / 
ciで72時間使用した後、該半電池から取り出し再度
合金の粒子径を測定したところ34人であった。又半電
池の空気極電位(IRなし、対水素基準電極)は720
mVから713mVに変化した。
1較±1 実施例2におけるカーバイド化前の白金−コバルト合金
触媒(合金の平均粒子径29人)をpto、5■/ c
dの量で熱リン酸型燃料電池のカソード(空気極)とし
て半電池に組み、1気圧、190°C1C120O/c
dで72時間使用した後、該半電池から取り出し再度合
金の粒子径を測定したところ37人であり、空気極電位
(IRなし、対水素基準電極)は720mVから710
mVへ変化した。
実m4 実施例1と同様にして白金−クロム合金触媒及び白金−
鉄合金触媒を調製した。
クロム源及び鉄源として酢酸第ニクロム及びギ酸鉄をそ
れぞれ使用し、実施例1及び2と同様に水酸化アンモニ
ウムの添加、還元、合金化を行ったところ、合金粒子径
がそれぞれ28人及び25人である未カーバイド化の白
金−クロム合金触媒3.0g及び白金−鉄合金触媒3.
0gが得られた。
該触媒を実施例1と同一条件でカーバイド化したところ
、それぞれ約3.1gの白金−クロム合金触媒と約3.
1gの白金−鉄合金触媒を得ることができた。
白金−クロム合金触−媒中の白金とクロムの担持量を測
定したところ、それぞれ0.1g/g−カーボン及び0
.027g/g−カーボン担体であり(白金50原子%
、クロム50原子%)、白金−鉄合金触媒中の白金と鉄
の担持量を測定したところ、それぞれ0.1g/g−カ
ーボン及び0.029g/g−カーボン担体であり(白
金50原子%、鉄50原子%)であった。
両触媒の合金粒子径を測定したところ、30人(白金−
クロム合金触媒)及び28人(白金−鉄合金触媒)であ
った。
この両触媒をPt0.5■/cIIIの量で熱リン酸型
燃料電池のカソード(空気極)として半電池に組み、1
気圧、190℃、200mA/c+fiで72時間使用
した後、該半電池から取り出し再度合金の粒子径を測定
したところ白金−クロム合金触媒については33人、白
金−鉄合金触媒については32人であった。
また、上記半電池に於ける空気極電位(IRなし、対水
素基準電極)は、それぞれ727mVから720mV(
白金−クロム合金触媒)、706mV1から688mV
(白金−鉄合金触媒)に変化した。
災胤桝l 実施例1のギ酸ニッケルの水溶液の換わりに、ギ酸ニッ
ケルの水溶液50m1(0,77ミリモル)と酢酸コバ
ルトの水溶液50ml (0,77ミリモル)の混合液
を使用し、該水溶液に、水酸化アンモニウム水溶液をp
Hが10になるまで加え5分間50°Cで撹拌した。次
に該ギ酸アミンのニッケル塩及び酢酸アミンのコバルト
塩混合水溶液に、実施例1で得られた白金のみを担持し
たカーボン担体触媒3gを加え10分間50°Cで撹拌
した。
その後、実施例1と同様に得られたスラリーの乾燥、水
素気流中での還元を行って前記ニッケル塩及びコバルト
塩をニッケル及びコバルトに還元した後、該触媒の・雰
囲気を900°Cに上昇させて前記白金と前記ニッケル
及びコバルトとを合金化させた(合金粒子の平均粒径3
2人)。
次にこの白金とニッケル及びコバルトを担持させたカー
ボン担体をカーバイド他用容器中に入れ、実施例1と同
一条件でカーバイド化を行った。
容器中から取り出したところ、約3.1gの白金−ニッ
ケルーコバルト合金触媒を得ることができた。該触媒中
の白金とニッケル及びコバルトの担持量を測定したとこ
ろ、それぞれO,1g/g−カーボン担体、0.015
g/g−カーボン担体及び0.015g/g−カーボン
担体であり(白金50原子%、ニッケル25原子%及び
コバルト25原子%)であった。
得られた白金−二ッケル−コバルト合金触媒の合金粒子
径を測定したところ、34人であった。
この白金−ニッケルーコバルト合金触媒をptO15■
/dの量で熱リン酸型燃料電池のカソード(空気極)と
して半電池に組み、1気圧、190°C1200rnA
/cIilで72時間使用した後、該半電池から取り出
し再度合金粒子径を測定したところ36人であった。又
上記半電池に於ける空気極電位(IRなし、対水素基準
電極)は760mVから755mVに変化した。
裏膳尉l二主 実施例5におけるギ酸ニッケル水溶液と酢酸コバルト水
溶液の換わりに、(i)酢酸第ニクロム水溶液(50m
l)と酢酸コバルト水溶液(50ml)を使用しく実施
例6)、又は(ii)酢酸第ニクロム水溶液(50n+
1)とギ酸ニッケル水溶液(50ml)を使用しく実施
例7)、又は(iii )ギ酸ニッケル水溶液(50m
l)とギ酸マンガン水溶液(50ml)を使用(実施例
日)して、実施例5と同様にしてそれぞれ白金と他の2
種類の金属から成る未カーバイド化白金合金触媒を調製
した。
得られた触媒のそれぞれの金属の割合は、(i)白金5
0原子%、クロム25原子%及びコバルト25原子%、
(ii)白金50原子%、クロム25原子%及びニッケ
ル25原子%、(ii)白金50原子%、ニッケル25
原子%及びマンガン25原子%であった。
それぞれの触媒の合金の平均粒子径は、30人(実施例
6、白金−クロム−コバルト合金触媒)、33人(実施
例7、白金−クロム−ニッケル合金触媒)、及び30人
(実施例8、白金−ニッケルーマンガン合金触媒)であ
った。
次にこれらの各未カーバイド化白金合金触媒をカーバイ
ド他用容器中に入れ、実施例1と同一条件でカーバイド
化を行った。得られたカーバイド化された白金合金触媒
の合金粒子径は、それぞれ33人(実施例6)、35人
(実施例7L31人(実施例8)であった。
得られたカーバイド化された触媒をPLO,5■/dの
量で熱リン酸型燃料電池のカソード(空気極)として半
電池に組み、1気圧、190℃、200mA/cdで7
2時間使用した後、該半電池から取り出し再度合金粒子
径を測定したところそれぞれ35人(実施例6)、37
人(実施例7)、及び32人(実施例8)であった。
又上記半電池に於ける空気極電位(IRなし、対水素基
準電極)はそれぞれ735mVから730mVに(実施
例6)、743mVから735mVに(実施例7)及び
740mVから736mVに(実施例8)に変化した。
ル較皿lニエ 実施例3〜8の白金合金触媒をカーバイド化する前の状
態でそれらの触媒をPt0.5■/ cdの量で実施例
1.2と同様に電極となし熱リン酸型燃料電池のカソー
ド(空気極)として半電池に組み入れ、72時間使用し
た後、該半電池から取り出した。
各白金合金触媒の合金粒子径を測定したところそれぞれ
37人(比較例3)、35人(比較例4)、37人(比
較例5)、38人(比較例6)、39人(比較例7)及
び40人(比較例8)であった。
又上記半電池に於ける空気極電位(IRなし、対水素基
準電極)は725mVから712mVに(比較例3)、
707mVから682mVに(比較例4)、758mV
から752mVに(比較例5)、735mVから725
mVに(比較例6)、743mVから730mVに(比
較例7)及び740mVから717mVに(比較例8)
に変化した。
上記した実施例1〜8及び比較例1〜8の結果を纏める
と次表の通りである。
(以下余白) 表、各触媒の合金粒子径変化と電位変化(発明の効果) 本発明は、カーボン担体上に白金を含む複数の触媒金属
を担持させるに当たり、各触媒金属の全部又は一部をカ
ーバイド化するようにしている。
カーバイド化された各触媒金属は、担体であるカーボン
と強固な親和力で結合し、担体表面での前記触媒金属の
移動が抑制される。
つまり各触媒金属がカーボン担体上の所定個所に固定さ
れ、各活性サイトが移動し凝集してその表面積が減少し
て触媒活性が減少することを防止することができるので
ある。そしてカーボン担体上へ担持すべき白金及び他の
金属を適宜選択することにより、任意の活性と選択性を
有する長寿命の白金含有触媒、特に燃料電池用触媒を提
供することができる。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カーボン担体上に、(i)白金と(ii)ニッケ
    ル、コバルト、クロム、鉄から選択される1又は2以上
    の金属の、それぞれのカーバイドを担持させて成る白金
    触媒。
  2. (2)カーボン担体上に、白金とニッケルのカーバイド
    を担持させて成る特許請求の範囲第1項に記載の白金触
    媒。
  3. (3)カーボン担体上に、白金とクロムのカーバイドを
    担持させて成る特許請求の範囲第1項に記載の白金触媒
    。
  4. (4)カーボン担体上に、白金と鉄のカーバイドを担持
    させて成る特許請求の範囲第1項に記載の白金触媒。
  5. (5)カーボン担体上に、白金とコバルトのカーバイド
    を担持させて成る特許請求の範囲第1項に記載の白金触
    媒。
  6. (6)40〜95原子%の白金と60〜5原子%の第2
    の金属から成る特許請求の範囲第2項から第5項までの
    いずれかに記載の白金触媒。
  7. (7)カーボン担体上に、白金とニッケルとコバルトの
    カーバイドを担持させて成る特許請求の範囲第1項に記
    載の白金触媒。
  8. (8)カーボン担体上に、白金とクロムとコバルトのカ
    ーバイドを担持させて成る特許請求の範囲第1項に記載
    の白金触媒。
  9. (9)カーボン担体上に、白金とクロムとニッケルのカ
    ーバイドを担持させて成る特許請求の範囲第1項に記載
    の白金触媒。
  10. (10)40〜90原子%の白金と、30〜5原子%の
    第2の金属と、30〜5原子%の第3の金属とから成る
    特許請求の範囲第7項から第9項までのいずれかに記載
    の白金触媒。
  11. (11)金属の少なくとも30%がカーバイド化されて
    いる特許請求の範囲第1項に記載の白金触媒。
  12. (12)カーボン担体上に、 (i)白金と(ii)ニッケル、コバルト、クロム、鉄
    から選択される1又は2以上の金属及び (iii)マンガンの、それぞれのカーバイドを担持さ
    せて成る白金触媒。
  13. (13)カーボン担体を白金含有イオンの溶液に浸漬し
    還元剤を使用して前記白金含有イオンを白金に還元して
    前記カーボン担体上に析出させ、該カーボン担体に、ニ
    ッケル、コバルト、クロム、鉄から選択される1又は2
    以上の金属の有機酸アミン塩の溶液を加えかつ合金化し
    、更にこれらの金属をカーバイド化することから成る、
    前記カーボン担体上に、(i)白金と(ii)ニッケル
    、コバルト、クロム、鉄から選択される1又は2以上の
    金属の、それぞれのカーバイドを担持させた白金触媒の
    製造方法。
  14. (14)還元剤が、チオ硫酸塩及び/又はメタ重亜硫酸
    塩である特許請求の範囲第13項に記載の製造方法。
  15. (15)有機酸アミン塩がギ酸アミン塩及び/又は酢酸
    アミン塩である特許請求の範囲第13項又は第14項に
    記載の製造方法。
  16. (16)カーボン担体を白金含有イオンの溶液に浸漬し
    還元剤を使用して前記白金含有イオンを白金に還元して
    前記カーボン担体上に析出させ、該カーボン担体に、ニ
    ッケル、コバルト、クロム、鉄から選択される1又は2
    以上の金属の有機酸アミン塩及びマンガンの有機酸アミ
    ン塩の溶液を加えかつ合金化し、更にこれらの金属をカ
    ーバイド化することから成る、前記カーボン担体上に、 (i)白金と(ii)ニッケル、コバルト、クロム、鉄
    から選択される1又は2以上の金属及び (iii)マンガンの、それぞれのカーバイドを担持さ
    せた白金触媒の製造方法。
  17. (17)還元剤が、チオ硫酸塩及び/又はメタ重亜硫酸
    塩である特許請求の範囲第16項に記載の製造方法。
  18. (18)有機酸アミン塩がギ酸アミン塩及び/又は酢酸
    アミン塩である特許請求の範囲第16項又は第17項に
    記載の製造方法。
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