JPH01211606A - ロッカーアーム - Google Patents
ロッカーアームInfo
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- JPH01211606A JPH01211606A JP3392388A JP3392388A JPH01211606A JP H01211606 A JPH01211606 A JP H01211606A JP 3392388 A JP3392388 A JP 3392388A JP 3392388 A JP3392388 A JP 3392388A JP H01211606 A JPH01211606 A JP H01211606A
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- arm body
- brazing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、エンジンの動弁機構において利用されるロ
ッカーアームに関するものである。 (従来の技術) エンジンの動弁機構においては、直接駆動方式、スイン
グアーム方式、ロッカーアーム方式などの各種のものが
あり、それぞれがもつ固有振動数9等価剛性2等価質量
などを考慮して選択されている(このような動弁機構は
、例えば、1新編目動車工学便覧 く第4編〉」社団法
人 自動車技術会 昭和58年9月30日発行の第1−
50頁〜第1〜53頁に記載がある。9゜第3図はロッ
カーアーム方式の動弁機構を例示するもので、ロッカー
アーム1はロッカーシャフト2を中心にして揺動目在と
なっており、ロッカーアーム本体1aの一端側における
カム3との当たり部にはロッカーアームチンプ1bが一
体化してあり、ロッカーアーム本体1aの他端側にはア
ジャストスクリュー4がロックナツト5により固定して
あり、このアジャストスクリュー4の下端側にはバルブ
クリアランスLを介してバルブステム6か配設してあり
、バルブステム6にはフッタ−7およびリテーナ−8を
組付けてバルブスプリング9の一端を支持する構造とし
たものであり、このロッカーアーム1はカム3に対して
カムフォロワとして機能することにより、/人ルブステ
ム6をtE復駆動させるものである。 このような構造のロンカーアーム1においては、第4図
に部分的に拡大して示すように、熱間鍛造した機械構造
用炭素鋼鋼材(JIS G4051.540C)より
なるロッカーアーム本体1aのカム3との当たり部に、
鉄基焼結材よりなるロッカーアームチップ1bを高周波
加熱により銀ろう付けし、この銀ろう付は部10を介し
て一体化してなるものである。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のロッカーアーム1では
、ロッカーアーム本体1aが、機械構造用炭素鋼鋼材を
素材として熱間鍛造により製作されたものであるため、
銀ろう付は後にロッカーアーム本体1aの熱影響部(炉
中で行う場合にはその全体)が焼なましされてしまい、
強度の低下を生じることから、超高速耐久性に劣ったも
のになるという問題点を有し、超高速での駆動において
も耐久性に優れたロッカーアームを得るうえでの課題と
なっていた。 (発明の目的) この発明は、上述した従来の課題にかんがみてなされた
もので、ロッカーアーム本体のカムとの当たり部にロッ
カーアームチップを一体化してなるロッカーアームにお
いて、ロッカーアーム本体にロッカーアームチップを例
えば銀ろう付けによって一体化させるに際し、銀ろう付
けによる熱影響部例えば炉中で行う場合にロッカーアー
ムの全体が焼なましされがたく、十分な硬度および靭性
ならびに接合強度を有していて、超高速の駆動において
もロッカーアーム本体部分で折損を生しかた〈、ロッカ
ーアームチップの剥離も生じがたく、耐摩耗性にも優れ
ていて、耐久性が十分に良好であるロッカーアームを提
供することを目的としている。
ッカーアームに関するものである。 (従来の技術) エンジンの動弁機構においては、直接駆動方式、スイン
グアーム方式、ロッカーアーム方式などの各種のものが
あり、それぞれがもつ固有振動数9等価剛性2等価質量
などを考慮して選択されている(このような動弁機構は
、例えば、1新編目動車工学便覧 く第4編〉」社団法
人 自動車技術会 昭和58年9月30日発行の第1−
50頁〜第1〜53頁に記載がある。9゜第3図はロッ
カーアーム方式の動弁機構を例示するもので、ロッカー
アーム1はロッカーシャフト2を中心にして揺動目在と
なっており、ロッカーアーム本体1aの一端側における
カム3との当たり部にはロッカーアームチンプ1bが一
体化してあり、ロッカーアーム本体1aの他端側にはア
ジャストスクリュー4がロックナツト5により固定して
あり、このアジャストスクリュー4の下端側にはバルブ
クリアランスLを介してバルブステム6か配設してあり
、バルブステム6にはフッタ−7およびリテーナ−8を
組付けてバルブスプリング9の一端を支持する構造とし
たものであり、このロッカーアーム1はカム3に対して
カムフォロワとして機能することにより、/人ルブステ
ム6をtE復駆動させるものである。 このような構造のロンカーアーム1においては、第4図
に部分的に拡大して示すように、熱間鍛造した機械構造
用炭素鋼鋼材(JIS G4051.540C)より
なるロッカーアーム本体1aのカム3との当たり部に、
鉄基焼結材よりなるロッカーアームチップ1bを高周波
加熱により銀ろう付けし、この銀ろう付は部10を介し
て一体化してなるものである。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のロッカーアーム1では
、ロッカーアーム本体1aが、機械構造用炭素鋼鋼材を
素材として熱間鍛造により製作されたものであるため、
銀ろう付は後にロッカーアーム本体1aの熱影響部(炉
中で行う場合にはその全体)が焼なましされてしまい、
強度の低下を生じることから、超高速耐久性に劣ったも
のになるという問題点を有し、超高速での駆動において
も耐久性に優れたロッカーアームを得るうえでの課題と
なっていた。 (発明の目的) この発明は、上述した従来の課題にかんがみてなされた
もので、ロッカーアーム本体のカムとの当たり部にロッ
カーアームチップを一体化してなるロッカーアームにお
いて、ロッカーアーム本体にロッカーアームチップを例
えば銀ろう付けによって一体化させるに際し、銀ろう付
けによる熱影響部例えば炉中で行う場合にロッカーアー
ムの全体が焼なましされがたく、十分な硬度および靭性
ならびに接合強度を有していて、超高速の駆動において
もロッカーアーム本体部分で折損を生しかた〈、ロッカ
ーアームチップの剥離も生じがたく、耐摩耗性にも優れ
ていて、耐久性が十分に良好であるロッカーアームを提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段)
この発明は、ロッカーアーム本体のカムとの当たり部に
ロッカーアームチップを一体化してなるロッカーアーム
において、前記ロッカーアーム本体は、重量%で、0.
08%以上のバナジウムを含む非調質鋼を素材としてい
ることを特徴とするものである。 第1図はこの発明に係るロッカーアームの一実施態様を
示しており、この図において部分的に拡大して示すロッ
カーアーム1は、ロッカアーム本体1aのカム(3)と
の当たり部にロッカーアームチップ1bを緩衝材11お
よびろう付は音612.13を介して一体化してなり、
前記ロッカーアーム本体1aは、バナジウムを含む非調
質鋼を素材としているものである。 この発明に係る口・ンカーアーム1においては、上記の
ように、ロッカーアーム本体1aは、バナジウムを含む
非調質鋼を素材としているものであるから、例えば、銀
ろう付けなどのろう付は部12.13、緩衝材11等に
よってロッカーアームチップ1bを一体化させるに際し
、ろう付けによる熱影響部(炉中で行う場合はロッカー
アーム本体1aの全体)が焼なましを受けがたく、ろう
付は後に熱処理を行わない非調質のままで十分な硬度お
よび靭性を有しており、超高速の駆動においてもロッカ
ーアーム本体1aの部分で折損を生じることがないもの
となっている。 このロッカーアーム本体1aの素材となるバナジウムを
含む非調質鋼としては、とくに望ましくは、Si:O,
15〜0,35重量%、Mn:0.90〜1.30重量
%、V:0.08〜0.15重量%、C:0.3〜0.
5重量%を合金元素として含有する鋼を用いるのがよい
。 このような合金元素を含むものとするのがとくに望まし
いのは、次の理由による。 すなわち、Stは脱酸剤であるとともに焼入れ性を向上
させる元素であり、Si量が少なすぎるとロッカーアー
ムチップ1bのろう付けの際に熱影響部が焼なましされ
て硬度が低下し、とくに超高速の駆動において折損を生
じるおそれがでてくるので、Si量は0.15重量%以
上とするのがとくに望ましい。しかし、多すぎると加工
性が低下することとなるのでSi量は0.35重量%以
下とするのがとくに望ましい。 また、Mnは脱酸剤および脱硫剤であるとともに焼入れ
性を向上させる元素であり、Mn量が少、 なすざる
とロッカーアームチップ1bのろう付けの際に熱影響部
が焼なましされて硬度が低下し、とくに超高速の駆動に
おいて折損を生ずるおそれがでてくるので、Mn量は0
.90重量%以上とするのがとくに望ましい。しかし、
多すぎると加工性が低下し、ロッカーアーム本体1aの
製造性が劣化するので1.30重量%以下とするのかと
くに望ましい。 さらに、■およびCはロッカーアーム本体1aにおける
強度および靭性を確保するのに有効な元素であり、これ
らVおよびCを適量含有させることによって、ロッカー
アームチップ1bのろう付けの際に熱影響部が焼なまし
されるのを阻止することができ、ろう付は後に熱処理を
施さない非調質のままで十分な硬度、より望ましくはH
RB90以上の硬度および靭性を有するものとすること
ができるようになるので、このため、■については0.
08重量%以上、Cについては0.3重量%以上とする
ことがとくに望ましい。そして、このようにVおよびC
の適量添加によってロッカーアーム本体1aの硬度がと
くに望ましくはHRB90以上となるようにすることに
よって、とくに超高速における駆動において、もロッカ
ーアーム本体部分が折損を生ずるのを阻止することがで
きるようになる。しかし、■およびCの含有量が多すぎ
ると加工性を劣化させるので、■については0.15重
量%以下、Cについては0.5重量%以下とすることが
とくに望ましい。 そして、この発明に係るロッカーアーム1のロッカーア
ーム本体1aの素材となる非調質鋼は、上記の合金元素
を含有するもののみに限定されず、そのほか必要に応じ
てNi、Cr、Moのうちの1種または2種以上、Nb
、Ta、Ti。 A文、Nのうちの1種または2種以上などを適量含有す
るものであってもよい。 このようなロッカーアーム本体1aのカム(3)との当
たり部に一体化されるロッカーアームチップ1bとして
は、セラミックス焼結体、例えは、窒化けい素質焼結体
、部分安定化ジルコニア(PSZ)質焼結体などを使用
することがとくに望ましく、鉄基焼結材の場合には使用
条件等によってはカム(3)およびロッカーア−1、チ
ップ1bの耐摩耗性に劣ることもある。 このロッカーアームチップ1bをロッカーアーム本体1
aに一体化させるに際しては、ろう付け、とくに銀ろう
付けを用いることが望ましく、高周波加熱では接合強度
が低くなり、使用中にロッカーアームチップ1bの剥離
を生ずることもありうるので、真空炉中加熱によるろう
付けを行うことがとくに望ましい。 また、このろう付けによる一体化に際し、セラミックス
焼結体よりなるロッカーアームチップ1bのろう付は面
に、遷移金属、例えばTi。 Zrなどを蒸着させておくことも必要に応じて望ましく
、ろう(すは部分には銅板などの緩衝材11を設けるよ
うにすることも必要に応じて望ましい。 (実施例) この実施例においては、第2図に示す工程に突って、比
較例および参考例を含むロッカーアーム1を製造した。 まず、第1表に示す化学成分の非調質低合金鋼鋼材より
なるパー材を1200°Cに誘導加熱したのち、熱間鍛
造し、空冷することによってロッカーアーム本体粗材を
作製した。ついで、これらのロッカーアーム本体粗材に
対し、ロッカーアームチップ1bのろう付は面、ロッカ
ーシャフト2の貫通孔の内周面およびアジャストスクリ
ュー4の取付は孔を所定寸法となるように加工して、ロ
ッカーアーム本体1aとした。 一刀、ロッカーアームチップ1bにおいては、第1表の
No、 1〜5およびNo、7に示す部分安定化ジル
コニア質焼結体または窒化けい素質焼結体を製作して所
定の加工を行うことによりそれぞれ用意し、これら各ロ
ッカーアームチップ1bの銀ろう付は面に遷移金属とし
てTiを蒸着させた。 次いで、各ロッカーアームチップ1bのろう付は面に緩
衝材11として銅板を配設した状態でロッカーアームチ
ップ本体1aのろう付は面上に載せ、この周囲に銀ろう
箔をセットした。 次いで、この状態のままNo、 1〜5のものにっい
は真空炉中に搬入し、850°Cで5分間加熱保持した
のち、窒素ガスを導入して冷却させることにより、ロッ
カーアーム本体1aにロッカーアームチップ1bを一体
化させたNo、 1〜5のロッカーアーム1を得た。 一方、No、 7のものにおいては、ロッカーアームチ
ップ1bとしてセラミックス焼結体を用いたが、上記し
たような真空炉中加熱によるろう付けを行わす、高周波
加熱によるろう付けを行った。 さらに、No、 6のものにおいては、ロッカーアー
ムチップ1bの素材として鉄基焼結体(Fe−12重量
%Cr)よりなるものを用い、高周波第1表 : 各ロ
ッカーアームの 構成および評価試験結果 次に、上記のようにして作製した実施例(No。 1 、2) 、比較例(No、3〜6)および参考例(
No、7.)の各ロッカーアーム1に対して、第2表に
示す条件による超高速耐久試験、および第3表に示す条
件によるアイドル耐久試験を行った。 これらの結果を第1表に合わせて示す。 第2表:超高速耐久試験条件 第3表:アイドル耐久試験条件 第1表に示す結果より明らかなように、比較例間、3の
ロッカーアーム本体では、ロッカーアーム本体1aの素
材である鋼中のVおよびCの含有量が少ないため、銀ろ
う付けの際に熱影響部か焼なましされてしまい、硬度お
よび強度が低下するので、超高速耐久試験においてロッ
カーアーム本体1aで折損を生してしまった。 また、比較例歯、4のロッカーアーム1では、ロッカー
アーム本体1aの素材である鋼中のSi、MnおよびV
の含有量が少ないため、銀ろう伺けの際に熱影響部が焼
なまさしれてしまい、硬度および強度が低下するので超
高速耐久試験においてロッカーアーム本体1aで折損を
生じてしまった。 さらに、比較例間、5のロッカーアーム1では、従来の
340C相当の鋼材を素材としており、Mn含有量か少
ないとともにVが第添加であるため、銀ろう(qけの際
に熱影響部が前記比較例No、 3 、4よりもさらに
焼なましされてしまい、硬度および強度がより低下する
ので、超高速耐久試験においてロッカーアーム本体1a
で折損を生してしまった。 さらにまた、比較例歯、6のロッカーアーム1では、従
来の340C相当の鋼材からなるロッカーアーム本体1
aに、鉄基焼結体よりなるロッカーアームチップ1bを
高周波加熱による銀ろう付けで一体化させたものである
ため、アイドル耐久試験においてかなり大きな段付き摩
耗を生じ、相手材であるカムノーズにおいてもかなり大
きな段付摩JLを生していた。 さらにまた、参考測量、7のロッカーアーム1では、ロ
ッカーアーム本体1aに非調質低合金鋼を用いていると
ともに、ロッカーアームチップ1bに七′ラミックス焼
結体を用いているものの、高周波加熱による銀ろう付け
で両者を一体化させるようにしているため、接合強度が
かなり低く、それゆえ超高速耐久中にロッカーアームチ
ップ1bの剥離を生じた。 これに対して、本発明実施例No、l、2のロッカーア
ーム1では、ロッカーアーム本体1に所定の化学成分を
有する非調質低合金鋼を用いているとともに、ロッカー
アームチップ1bにセラミックス焼結体を用い、両者を
真空炉中加熱による銀ろう付けで一体化しているため、
銀ろう付けの際に熱影響部において焼なましを受けるこ
とがなく、ロッカーアーム本体1aの熱影響部における
硬度が高く強度および靭性に優れ、さらには接合強度も
高いものとなっていることから、超高速耐久試験におい
てロッカーアーム本体1aに折損を生ずることがなく、
ロッカーアームチップ1bの耐摩耗性に優れているとと
もに、カムノーズの庁耗最も少なく、相手材カムノーズ
に対する攻撃性が小さいという優れた結果であった。
ロッカーアームチップを一体化してなるロッカーアーム
において、前記ロッカーアーム本体は、重量%で、0.
08%以上のバナジウムを含む非調質鋼を素材としてい
ることを特徴とするものである。 第1図はこの発明に係るロッカーアームの一実施態様を
示しており、この図において部分的に拡大して示すロッ
カーアーム1は、ロッカアーム本体1aのカム(3)と
の当たり部にロッカーアームチップ1bを緩衝材11お
よびろう付は音612.13を介して一体化してなり、
前記ロッカーアーム本体1aは、バナジウムを含む非調
質鋼を素材としているものである。 この発明に係る口・ンカーアーム1においては、上記の
ように、ロッカーアーム本体1aは、バナジウムを含む
非調質鋼を素材としているものであるから、例えば、銀
ろう付けなどのろう付は部12.13、緩衝材11等に
よってロッカーアームチップ1bを一体化させるに際し
、ろう付けによる熱影響部(炉中で行う場合はロッカー
アーム本体1aの全体)が焼なましを受けがたく、ろう
付は後に熱処理を行わない非調質のままで十分な硬度お
よび靭性を有しており、超高速の駆動においてもロッカ
ーアーム本体1aの部分で折損を生じることがないもの
となっている。 このロッカーアーム本体1aの素材となるバナジウムを
含む非調質鋼としては、とくに望ましくは、Si:O,
15〜0,35重量%、Mn:0.90〜1.30重量
%、V:0.08〜0.15重量%、C:0.3〜0.
5重量%を合金元素として含有する鋼を用いるのがよい
。 このような合金元素を含むものとするのがとくに望まし
いのは、次の理由による。 すなわち、Stは脱酸剤であるとともに焼入れ性を向上
させる元素であり、Si量が少なすぎるとロッカーアー
ムチップ1bのろう付けの際に熱影響部が焼なましされ
て硬度が低下し、とくに超高速の駆動において折損を生
じるおそれがでてくるので、Si量は0.15重量%以
上とするのがとくに望ましい。しかし、多すぎると加工
性が低下することとなるのでSi量は0.35重量%以
下とするのがとくに望ましい。 また、Mnは脱酸剤および脱硫剤であるとともに焼入れ
性を向上させる元素であり、Mn量が少、 なすざる
とロッカーアームチップ1bのろう付けの際に熱影響部
が焼なましされて硬度が低下し、とくに超高速の駆動に
おいて折損を生ずるおそれがでてくるので、Mn量は0
.90重量%以上とするのがとくに望ましい。しかし、
多すぎると加工性が低下し、ロッカーアーム本体1aの
製造性が劣化するので1.30重量%以下とするのかと
くに望ましい。 さらに、■およびCはロッカーアーム本体1aにおける
強度および靭性を確保するのに有効な元素であり、これ
らVおよびCを適量含有させることによって、ロッカー
アームチップ1bのろう付けの際に熱影響部が焼なまし
されるのを阻止することができ、ろう付は後に熱処理を
施さない非調質のままで十分な硬度、より望ましくはH
RB90以上の硬度および靭性を有するものとすること
ができるようになるので、このため、■については0.
08重量%以上、Cについては0.3重量%以上とする
ことがとくに望ましい。そして、このようにVおよびC
の適量添加によってロッカーアーム本体1aの硬度がと
くに望ましくはHRB90以上となるようにすることに
よって、とくに超高速における駆動において、もロッカ
ーアーム本体部分が折損を生ずるのを阻止することがで
きるようになる。しかし、■およびCの含有量が多すぎ
ると加工性を劣化させるので、■については0.15重
量%以下、Cについては0.5重量%以下とすることが
とくに望ましい。 そして、この発明に係るロッカーアーム1のロッカーア
ーム本体1aの素材となる非調質鋼は、上記の合金元素
を含有するもののみに限定されず、そのほか必要に応じ
てNi、Cr、Moのうちの1種または2種以上、Nb
、Ta、Ti。 A文、Nのうちの1種または2種以上などを適量含有す
るものであってもよい。 このようなロッカーアーム本体1aのカム(3)との当
たり部に一体化されるロッカーアームチップ1bとして
は、セラミックス焼結体、例えは、窒化けい素質焼結体
、部分安定化ジルコニア(PSZ)質焼結体などを使用
することがとくに望ましく、鉄基焼結材の場合には使用
条件等によってはカム(3)およびロッカーア−1、チ
ップ1bの耐摩耗性に劣ることもある。 このロッカーアームチップ1bをロッカーアーム本体1
aに一体化させるに際しては、ろう付け、とくに銀ろう
付けを用いることが望ましく、高周波加熱では接合強度
が低くなり、使用中にロッカーアームチップ1bの剥離
を生ずることもありうるので、真空炉中加熱によるろう
付けを行うことがとくに望ましい。 また、このろう付けによる一体化に際し、セラミックス
焼結体よりなるロッカーアームチップ1bのろう付は面
に、遷移金属、例えばTi。 Zrなどを蒸着させておくことも必要に応じて望ましく
、ろう(すは部分には銅板などの緩衝材11を設けるよ
うにすることも必要に応じて望ましい。 (実施例) この実施例においては、第2図に示す工程に突って、比
較例および参考例を含むロッカーアーム1を製造した。 まず、第1表に示す化学成分の非調質低合金鋼鋼材より
なるパー材を1200°Cに誘導加熱したのち、熱間鍛
造し、空冷することによってロッカーアーム本体粗材を
作製した。ついで、これらのロッカーアーム本体粗材に
対し、ロッカーアームチップ1bのろう付は面、ロッカ
ーシャフト2の貫通孔の内周面およびアジャストスクリ
ュー4の取付は孔を所定寸法となるように加工して、ロ
ッカーアーム本体1aとした。 一刀、ロッカーアームチップ1bにおいては、第1表の
No、 1〜5およびNo、7に示す部分安定化ジル
コニア質焼結体または窒化けい素質焼結体を製作して所
定の加工を行うことによりそれぞれ用意し、これら各ロ
ッカーアームチップ1bの銀ろう付は面に遷移金属とし
てTiを蒸着させた。 次いで、各ロッカーアームチップ1bのろう付は面に緩
衝材11として銅板を配設した状態でロッカーアームチ
ップ本体1aのろう付は面上に載せ、この周囲に銀ろう
箔をセットした。 次いで、この状態のままNo、 1〜5のものにっい
は真空炉中に搬入し、850°Cで5分間加熱保持した
のち、窒素ガスを導入して冷却させることにより、ロッ
カーアーム本体1aにロッカーアームチップ1bを一体
化させたNo、 1〜5のロッカーアーム1を得た。 一方、No、 7のものにおいては、ロッカーアームチ
ップ1bとしてセラミックス焼結体を用いたが、上記し
たような真空炉中加熱によるろう付けを行わす、高周波
加熱によるろう付けを行った。 さらに、No、 6のものにおいては、ロッカーアー
ムチップ1bの素材として鉄基焼結体(Fe−12重量
%Cr)よりなるものを用い、高周波第1表 : 各ロ
ッカーアームの 構成および評価試験結果 次に、上記のようにして作製した実施例(No。 1 、2) 、比較例(No、3〜6)および参考例(
No、7.)の各ロッカーアーム1に対して、第2表に
示す条件による超高速耐久試験、および第3表に示す条
件によるアイドル耐久試験を行った。 これらの結果を第1表に合わせて示す。 第2表:超高速耐久試験条件 第3表:アイドル耐久試験条件 第1表に示す結果より明らかなように、比較例間、3の
ロッカーアーム本体では、ロッカーアーム本体1aの素
材である鋼中のVおよびCの含有量が少ないため、銀ろ
う付けの際に熱影響部か焼なましされてしまい、硬度お
よび強度が低下するので、超高速耐久試験においてロッ
カーアーム本体1aで折損を生してしまった。 また、比較例歯、4のロッカーアーム1では、ロッカー
アーム本体1aの素材である鋼中のSi、MnおよびV
の含有量が少ないため、銀ろう伺けの際に熱影響部が焼
なまさしれてしまい、硬度および強度が低下するので超
高速耐久試験においてロッカーアーム本体1aで折損を
生じてしまった。 さらに、比較例間、5のロッカーアーム1では、従来の
340C相当の鋼材を素材としており、Mn含有量か少
ないとともにVが第添加であるため、銀ろう(qけの際
に熱影響部が前記比較例No、 3 、4よりもさらに
焼なましされてしまい、硬度および強度がより低下する
ので、超高速耐久試験においてロッカーアーム本体1a
で折損を生してしまった。 さらにまた、比較例歯、6のロッカーアーム1では、従
来の340C相当の鋼材からなるロッカーアーム本体1
aに、鉄基焼結体よりなるロッカーアームチップ1bを
高周波加熱による銀ろう付けで一体化させたものである
ため、アイドル耐久試験においてかなり大きな段付き摩
耗を生じ、相手材であるカムノーズにおいてもかなり大
きな段付摩JLを生していた。 さらにまた、参考測量、7のロッカーアーム1では、ロ
ッカーアーム本体1aに非調質低合金鋼を用いていると
ともに、ロッカーアームチップ1bに七′ラミックス焼
結体を用いているものの、高周波加熱による銀ろう付け
で両者を一体化させるようにしているため、接合強度が
かなり低く、それゆえ超高速耐久中にロッカーアームチ
ップ1bの剥離を生じた。 これに対して、本発明実施例No、l、2のロッカーア
ーム1では、ロッカーアーム本体1に所定の化学成分を
有する非調質低合金鋼を用いているとともに、ロッカー
アームチップ1bにセラミックス焼結体を用い、両者を
真空炉中加熱による銀ろう付けで一体化しているため、
銀ろう付けの際に熱影響部において焼なましを受けるこ
とがなく、ロッカーアーム本体1aの熱影響部における
硬度が高く強度および靭性に優れ、さらには接合強度も
高いものとなっていることから、超高速耐久試験におい
てロッカーアーム本体1aに折損を生ずることがなく、
ロッカーアームチップ1bの耐摩耗性に優れているとと
もに、カムノーズの庁耗最も少なく、相手材カムノーズ
に対する攻撃性が小さいという優れた結果であった。
以上説明してきたように、この発明によれば、ロッカー
アーム本体のカムとの当たり部にロッカーアームチップ
を一体化してなるロッカーアームにおいて、前記ロッカ
ーアーム本体は、重量%で、0.08%以上のバナジウ
ムを含む非調質鋼を素材としているので、ロッカーアー
ム本体とロッカーアームチップとを一体化する際にロッ
カーアーム本体が焼なましされがたく、十分な硬度およ
び靭性ならびに接合強度を有しており、超高速の駆動に
おいてもロッカーアーム本体部分で折損を生ずることが
なく、かつまたロッカーアームチップの剥離も生じがた
く、耐摩耗性にも優れていて耐久性が十分に良好なロッ
カーアームであるという著しく優れた効果を奏する。
アーム本体のカムとの当たり部にロッカーアームチップ
を一体化してなるロッカーアームにおいて、前記ロッカ
ーアーム本体は、重量%で、0.08%以上のバナジウ
ムを含む非調質鋼を素材としているので、ロッカーアー
ム本体とロッカーアームチップとを一体化する際にロッ
カーアーム本体が焼なましされがたく、十分な硬度およ
び靭性ならびに接合強度を有しており、超高速の駆動に
おいてもロッカーアーム本体部分で折損を生ずることが
なく、かつまたロッカーアームチップの剥離も生じがた
く、耐摩耗性にも優れていて耐久性が十分に良好なロッ
カーアームであるという著しく優れた効果を奏する。
第1図はこの発明に係るロッカーアームのロッカーアー
ムチップ部分を拡大して示す説明図、第2図はこの発明
の実施例において採用したロッカーアームの製造工程を
示す説明図、第3図はロッカーアームとカムおよびバル
ブステムとの組付は構成を示す説明図、第4図は従来の
ロッカーアームのロッカーアームチップ部分を拡大して
示す説明図である。 1・・・ロッカーアーム、 1a・・・ロッカーアーム本体、 1b・・・ロッカーアームチップ、 3・・・カム。 代理人弁理士 小 塩 豊 Jシ
ムチップ部分を拡大して示す説明図、第2図はこの発明
の実施例において採用したロッカーアームの製造工程を
示す説明図、第3図はロッカーアームとカムおよびバル
ブステムとの組付は構成を示す説明図、第4図は従来の
ロッカーアームのロッカーアームチップ部分を拡大して
示す説明図である。 1・・・ロッカーアーム、 1a・・・ロッカーアーム本体、 1b・・・ロッカーアームチップ、 3・・・カム。 代理人弁理士 小 塩 豊 Jシ
Claims (1)
- (1)ロッカーアーム本体のカムとの当たり部にロッカ
ーアームチップを一体化してなるロッカーアームにおい
て、前記ロッカーアーム本体は、重量%で、0.08%
以上のバナジウムを含む非調質鋼を素材としていること
を特徴とするロッカーアーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3392388A JPH01211606A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | ロッカーアーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3392388A JPH01211606A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | ロッカーアーム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01211606A true JPH01211606A (ja) | 1989-08-24 |
Family
ID=12400038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3392388A Pending JPH01211606A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | ロッカーアーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01211606A (ja) |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP3392388A patent/JPH01211606A/ja active Pending
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