JPH01220531A - 海底ケーブル伝送路の給電分岐切替方法および切替装置 - Google Patents

海底ケーブル伝送路の給電分岐切替方法および切替装置

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JPH01220531A
JPH01220531A JP4411188A JP4411188A JPH01220531A JP H01220531 A JPH01220531 A JP H01220531A JP 4411188 A JP4411188 A JP 4411188A JP 4411188 A JP4411188 A JP 4411188A JP H01220531 A JPH01220531 A JP H01220531A
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北沢 巖
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、経済的、かつ高信頼で保守性に優れた海底
ケーブル分岐伝送路を提供するための給電分岐切替方法
とその切替装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図に分岐伝送路の最も基本的な構成を示す。端局A
、B間を結ぶ海底ケーブル中継伝送路(以下、説明の都
合上この伝送路を主伝送路と呼ぶ)の何れか1地点D0
から端局Cへの枝伝送路を分岐し、A−B、A−C,B
−Cの各端局間で通信を可能ならしめるものである。i
a、lb。
1cはそれぞれ海中分岐装置りから端局A、B。
Cまでを結ぶ海底光ケーブルであり、その内部に収容す
る光ファイバ2a、2b、2cは海中分岐装置り内にお
いて相互に接続されている。3a。
3b、3cは中継器であり、一定のケーブル長毎に光信
号の減衰分を再生増幅するものである。4a、4b、4
cはこれらの中継器を動作させるに必要な電力を供給す
るための給電路であって、通常4a、4bの2本は海中
分岐装置り内で相互に接続され、端局A、Bの両端から
給電装置Paおよびpbによって十と−の極性で定電流
給電され、4cは海中接地線6に接続され、端局Cから
給電装置Pcによって+もしくは−の極性で片側給電さ
れる。なお、海底伝送方式の給電方式は、一般に大地帰
路方式であり、ケーブル中には通常1本の導体しか給電
路として設けられていない。
こうした伝送路が正常に機能するためには、信号の伝送
路である光ファイバばかりでなく、前記給電路も完全で
なければならない。しかるに、もし海中分岐装置りと端
局Aもしくは端局Bとの間で障害が発生した場合、給電
路のA−D−Bの経路は給電ができなくなる。そのため
、主伝送路の通信が不可能となり、海中分岐装置りと端
局C間を含む全ての区間で通信が途絶するという問題が
ある。
こうした問題を解決し、常に非障害区間の通信を確保す
るためには、海中分岐装置りにおいて主伝送路および枝
伝送路の給電路を相互に切り替えられるようにしておく
必要がある。
第6図は海中分岐装置りにこのような給電路の切り替え
機能を持たせた場合の1例を示す。スイッチユニット5
は各給電路4a、4b、4cおよび海中接地線6の間で
切り替えを行い、常にどれか2本の給電路を接続し、こ
れを海中接地線6から解放し、残りの1本の給電路を海
中接地線6と接続するものである。7は切り替え制御装
置であり、各ケーブル1a、1b、lcの中に収容され
た制御線8によって何れかの端局から各給電路の接続状
態を制御できるようにしたものである。
この種の給電切替え装置の使用により、例えばB−D間
で何等かの障害が発生した場合は、AあるいはBの端局
から制御線8によって切替え装置7を動作させ、第7図
(b)に示すように、端局A−C間に給電をかけ直すこ
とができ、この区間の通信は確保できるようになる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような切り替え装置を実現しようとした場
合、 ■ スイッチユニット5の回路構成が非常に複雑になる
■ 制御装置7は信号抽出や識別などの信号処理機能の
ほか、切り替え器の駆動や状態監視等の機能を有し、複
雑で高価になる。
等の理由から、海中分岐装置全体が非常に大型になり、
また、高価となる欠点があった。
さらに、全てが中継伝送路の場合には、この種の切り替
えでは本質的に解決できない問題を内蔵している。それ
は、海底中継器が、特定の向きの給電電流でしか動作で
きないということに起因している。例えば、第7図に示
した矢印の向きに給電電流が流れた場合に、全ての中継
器が動作可能であると仮定するならば、各区間の電流は
AからDへ、DからBへ、また、DからCへ流れる。
A、B、Cの何れか2端局区間での通信を確保しようと
する場合の給電のかけ方には、第7図に示す3通りが考
えられる。この内、第7図(a)。
(b)に示すA−hD−B、A−4D→Cの2通りにつ
いては電流の向きが第6図と同じであるため、各区間の
中継器は正常に動作でき通信が可能である。しかし、第
7図(e)のC−D−Bの給電の場合には、C−D間が
第6図の向きとは反対の方向の電流となり、この区間の
中継器は動作できない。そのため、もしA−D間が障害
になった場合には、A−D間の給電が流れなくなり、A
からCへの給電電流が途絶され、このことにより、残っ
たC−D間の通信も確保できないという重要な問題があ
った。
さらに、障害を除去するための修理にあたっては、事前
に障害点の位置を正確に知る必要があるが、このような
位置標定の観点からも問題があった。一般に、障害点の
位置を標定する場合は、主に次の2つがあり、1つは給
電路が地絡するような絶縁障害の場合の標定法で、端局
から障害点までの給電路の抵抗を測定することにより行
う微少電流法が用いられ、もう1つは給電路のみがケー
ブル内で断線したオーブン障害の場合のもので、端局か
ら障害点までの給電路の電気容量を測定することにより
行う方法が用いられる。
そして、これらはどれも故障点を含んで閉じたループ状
の伝送路の両端、いいかえれば2カ所の端局から標定用
の測定電流を流さなければ、正確に測定することができ
ない。したがって、先に示した第5図のような全て中継
伝送路の場合には、障害区間を除く伝送路の通信を生か
したままで障害標定を行うことはできなかった。すなわ
ちC−00区間の障害標定は給電路4Cが接地されてい
るため基本的に障害標定はできず、また、A−B区間の
障害であっても、給電を停止しすべての区間の通信を停
止した状態でしか障害標定はできなかった。また、第6
図の場合でありてさえも、障害区間以外の通信を確保す
るには、障害区間を除く他の2端局間で中継器駆動用の
給電をかける必要があるが、この場合には、その給電路
と独立に、2端局間で障害点を含んで閉じたループ状の
給電路をもはや取ることができなくなり、障害区間を除
く伝送路を生かしたままで障害標定を行うことはできな
かった。
この発明の目的は、主伝送路に少なとも1本以上の枝伝
送路が分岐されている海底分岐伝送路にあって、その何
れかの区間に障害が生じてもその区間を除く全ての区間
について通信を確保でき、かつ故障点の標定を容易にし
、かつ安全な故障修理を可能ならしめる高信頼の海底ケ
ーブル伝送路の給電分岐切替方法および切替装置を提供
するものである。
(課題を解決するための手段〕 この発明にかかる海底ケーブル伝送路の給電分岐切替方
法は、通常状態においては主伝送路の給電路が相互に接
続され、かつ接地から絶縁されており、枝伝送路の給電
路が分岐点において接地されており、枝伝送路の給電路
に流す電流の方向によって主伝送路の給電路の一方を選
択的に接地し、かつ他の給電路を枝伝送路の給電路に切
り替え接続させてこれを保持し、この切り替え状態で切
り替え時の電流と異なる方向の電流を枝伝送路に流すこ
とによって再び通常状態に復帰させるものである。
また、この発明にかかる切替装置は、主伝送路の給電路
が第1のスイッチおよび第3のスイッチの各々の一方の
接点を介して接地から絶縁されて相互に接続され、第1
のスイッチおよび第3のスイッチの各々の他方の接点は
、海中接地線に接続されており、枝伝送路の給電路がN
1の検流器、第2のスイッチの一方の接点および第2の
検流器、第4のスイッチの一方の接点をそれぞれ介在す
る経路で主伝送路の相互接続点に接続され、第2および
第4のスイッチの他方の接点と海中接地線との間に互い
に通電可能方向を逆にしたダイオードがそれぞれ挿入さ
れ、さらに第1の検流器は第1と第2のスイッチを、第
2の検流器は第3と第4のスイッチをそれぞれ切替え動
作させるものである。
(作用〕 この発明の切替方法は、その給電路に流す電流の向きに
゛よって海中分岐装置内で主伝送路の任意の一方の給電
路と枝伝送路の給電路とを接続するとともに、他方の給
電路が接地され、給電路の切替えが行われる。
また、この発明の切替装置は、第1の検流器に電流が流
れることによって、第1および第2のスイッチが切替り
、また、第2の検流器に電流が流れることによって、第
3および第4のスイッチが切替り、同時にその状態が保
持される。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示すものであって、Sl
は第1のスイッチ、S2は第2のエスイッチ、S3は第
3のスイッチ、S4は第4のスイッチ、4’cは無中継
伝送路の給電路、6.6′は海中接地線、9a、9bは
検流器、10aは検流器9aに一次的に流れる電流の向
きにより第1のスイッチS1および第2のスイッチS2
を同時に動作させ、その状態を保持するスイッチユニッ
ト、10bは検流器9bに一次的に流れる電流の向きに
より第3のスイッチS3および第4のスイッチS4を同
時に動作させその状態を保持するスイッチユニット、1
1a、llbはダイオードである。また、a1〜a6お
よびb1〜b6はスイッチの接点を示す。その他につい
ては第5図と同じであるが、図面の簡略化のために給電
路部分のみについて示し、光ファイバ等については割愛
した。なお、図面の都合上、海中接地線6および6′を
別々に記載したが同一部品である。また、海中分岐装置
り内の結線部にDa、Db、Daを設定する。以下に第
1図にしたがって実施例を説明する。
この発明の給電分岐切替装置は、初期状態として第1図
(a)の構成をとる。すなわち枝伝送路側から電流が流
れ込んでいない初期状態では、スイッチユニット10a
の接点a1とa2が閉じ、さらにスイッチユニット10
bの接点b1とb2が閉じるように設定され、給電路4
aと4bとが接続されている。また、スイッチユニット
10aの接点a4とa5が閉じ、さらにスイッチユニッ
ト10bの接点b4とb5が閉じるように設定され、給
電路4’cがダイオード11a、11bを通して海中接
地線6′に接地されている。このため、通常時は回路を
初期状態とし、端局AとBからのみ両端給電を行ってお
れば、主伝送路に介在する中継器を動作させることがで
きる。また、端局Cまでの枝伝送路は先にも述べたよう
に、無中継伝送路であるかぎり給電電流は不要であるた
め当然通信に支障はなく、結局、端局A、B、C間の全
ての伝送区間の通信回線が有効となる。
次に、主伝送路に障害が発生した場合について説明する
。いま、B−b1間のどこか、例えばX点で障害が発生
したと仮定する。この場合には障害の発生と同時に主伝
送路の給電は一旦停止され、続いて端局Cから無中継伝
送路の給電路4′Cを通してC→6へ電流が流れるよう
に一時的に通電を行う。このことにより、第1図(b)
に示すように、ダイオードの特性によって電流はC→検
流器9a→ダイオード11a→海中接地線6′へ流れ、
検流器9bには流入しない。その結果、検流器9aのみ
に電流が流れ、これに連動したスイッチユニット10a
が切り替わり、接点a1がa2からa3へ、また、接点
a4がa5からa6へ接続され検流器9aに逆向きの電
流が流されるまではその状態を保持し、結局、給電路4
aは海中接地線6に接地されるとともに、給電路4’c
が給電路4bと接続される。このことから端局Aから海
中接地線6へ片端給電を行うことによりA−a1区間の
中継器が動作可能となり、端局A。
0間の通信がB−b 1間の障害にも関わらず確保され
ることになる。
また、一方、端局Cから障害点まで給電路が結ばれ、A
−at区間の中継器駆動用の給電とは無関係に、端局A
と端局Bから障害点Xを含むループ状の伝送路に障害標
定用の電流を流すことができるので、障害点Xが地絡障
害あるいはオーブン障害においても障害標定が容易に行
える。さらに、障害区間は端局Aからの給電が誘起され
ることは全くないが、障害修理を実施する場合において
は、端局Cを接地することにより、修理ケーブルに不要
な電圧が8起される心配もなく、より安全な作業が可能
である。
次に、障害標定により障害点Xを見つけ修理を行った後
は、給電路の構成を障害前の状態にする必要がある。こ
の場合は、第1図(C)に示すように、端局Bから端局
Cへ電流を一時的に流すことにより、今度は検流器9a
に前記とは逆向ぎの電流が流れ、これに連動するスイッ
チユニット10aが再び切り替わり、初期の状態に極め
て簡単に戻すことができる。
また、反対に障害点がA−C1間の場合は、第1図(d
)に示すように、端局Cから給電路4′Cを通して海中
接地線6′→Cへ電流を流すことにより電流がC→検流
器9b→ダイオード11b→海中接地線6′と流れ、先
と全く同様の原理によりスイッチユニット10bが切り
替わる。このことにより、給電路4bは海中接地線6に
接地されるとともに給電路4’cが給電路4aと接続さ
れ、B−b 1区間の中継器を片端給電により動作をさ
せることができ、端局B、C間の通信が確保される。ま
た、この時の給電路切り替えの復帰は先と同様に行える
(第1図(e))。
一方、枝伝送路C−Dc間の無中継伝送路に障害が発生
した場合には、給電路切り替え回路内のスイッチの動作
はないため、主伝送路の給電に何ら支障を与えることが
なく、A−8間は全く影響を受けずに通信をflMでき
る。さらに障害が給電路のみで光ファイバ等の信号伝送
路には異常がなければすべての区間において通信をam
できる。
したがって、障害としては光フアイバ断線障害がこの場
合特に問題になるが、枝伝送路が無中継伝送路であるた
め端局Cより光パルス試験により障害標定ができる。
この発明の給電路切替え回路は、わずか電磁スイッチ2
個で実現できる。これらは上記に説明したような動作を
するものであれば特に限定されるものではないが、−例
として第2図に示すような電磁スイッチが考えられる。
これは第1図の検流器9a(または9b)をコイル12
とし、そのコイル12を電磁石とする電磁スイッチの一
種で、コイル内のコの字型の鉄心13の間に移動可能と
した接点c1および接点c4を有する磁性片14を有し
、コイル12に流す電流の向きにより鉄心13の磁気極
性が変ることにより磁性片14を鉄心13の片端面へ移
動させ、−旦鉄心13の端面に接すると、コイル12へ
の通電がなくても磁性片14の自己磁力のため移動が保
持される。このことにより磁性片14に設けた接点c1
を接点C2,03間で、また接点c4をC6、C5との
間で同時に切り替え接続するものである。なお、接点C
1は先に述べたスイッチユニット10aの接点a1およ
びスイッチユニット10bのb五に対応する。
以上、最も単純な分岐形態(枝伝送路が1本のみ)につ
いて説明してきたが、この発明は、枝伝送路が複数にな
った場合にも侮辱不都合なく適用することが可能である
第3図はこの発明をこのような多重分岐の伝送路に適用
した時の実施例を示す。A−8間の主伝送路中の複数の
海中分岐装置D 1 ” D 1 r D 5et−D
 nからそれぞれC1・・・C息、C■l・・・C7へ
枝伝送路が分岐されていることを除けば個々の海中分岐
装置内の給電切替回路の構成は、第1図に示したものと
全く同じである。
この場合にも、通常は各海中分岐装置内のスイッチユニ
ット10atおよび10b1は接点a11とC21およ
び接点btuとb2.が閉じ、主伝送路A−B間で連続
した給電路を構成し、端局A、Bから両端給電が行われ
る。この時、枝伝送路の各端局C1・*a c nから
は一切電流を流していない。ここで、もし障害が第4図
(a)に示すようにDI とDl匂との間に発生したと
する。その場合、端局C1から海中分岐装置DIへ十電
位の通電を行うとともに、端局C1,1から海中分岐装
置D1.1へ一電位の通電をそれぞれ行い、海中分岐装
置内の電流経路を検流器9aムおよび9b 1+1を経
由するようにする。その結果、スイッチユニット10a
tおよび10 b J−1が切り替わり、接点allと
C31、接点a41とC61および接点blB+1とt
) 3 tit e接点1)41*1とb6量、が閉じ
、端局Aからの主伝送路の給電は海中分岐装置り、で接
地され、端局Bからの主伝送路の給電は海中分岐装置D
I□で接地される。これによってA−Dl とB −D
 I+1間はそれぞれ片側給電が可能となり、障害区間
DI  DI+1を通る回線を除く全ての端局間での回
線設定が障害期間中も可能となる。また、端局Ci〜障
害点Xおよび障害点X一端局C1,1間はその間の各給
電路が結ばれるので、中継器駆動用給電とは独立に電流
を流すことができ、第1図(b)、(d)の場合と同じ
く端局C,およびC1゜1から障害点Xの標定ができる
。また、障害区間の修理にあたっては、端局C1および
C1*Iを接地することにより、感電事故等の危険を完
全になくすことができ、安全に作業が可能である。そし
て、障害修理が終了した後は、第4図(b)に示すよう
に、端局C1゜1から障害修理点を通し端局C1へ電流
を通電することにより、検流器9a+および9t)1+
1の両者には、先とは逆向きの電流が流れ、スイッチユ
ニット10a+および10 b t−tを初期の状態に
戻すことができる。
なお、各枝伝送路の端局に設置する給電装置P、は、電
流極性が変えられる機能を必要とするが、先の説明でも
明らかなように、電磁スイッチを駆動できる容量があれ
ばよくそれほど問題になるものではない。ちなみに、通
常この主の海底伝送方式に使用される給電装置は、数1
1000Kもの長さのシステムの全長にわたって1.5
〜1.8アンペアの電流を供給しなければならないこと
から、数キロボルト以上の電圧容量を持つ強大なものに
なる。しかし、−船釣な電磁スイッチを駆動するだけな
らばその電流も数10〜数100ミリアンペアでよく、
枝伝送路の長さも高々100キロメータ程度と予測され
るの、で、必要な電圧も高々数10ボルトで済むと考え
られ、その端局設置の給電装置は、大幅に小型化でき安
価なものが使用できる利点がある。
この発明は、枝伝送路を無中継とすることを基本として
いる。このことは、単にこの発明の主眼である分岐伝送
路の切替を容易にしただけでなく、伝送路の利用上の大
きな効果を有している。
それは、枝伝送路の障害時に現れる。−口に障害といっ
ても多種のものがあり、例えば信号伝送路である光ファ
イバなどに損失増や切断が生じるもの、給電路の絶縁が
破壊されて中継器への電力供給が停止するもの、中継器
の内部回路に異常が発生するもの等のケースが考えられ
る。この場合、枝伝送路は無中継区間であるから先の2
例が主となるが、中でも漁労や摩耗等によって多く発生
するのは、給電路の絶縁障害である。この時、光ファイ
バ等の信号伝送路にも障害がある場合には、修理をする
まで全く対処のすべはないが、多くの場合は、信号伝送
路には全く異常のないケースである。それは、現在まで
に提案され実用化されている全ての海底光ケーブル(例
えばY、NEGISHI:Design of Dee
p−5ea Submarine 0ptical F
iber(:able、 IEEE 5AC−2,No
、6.1984年)の構造から見ても光ファイバ等の信
号伝送路が強固な膜構造によって防護されていることか
らも分かる。このように、給電路のみ障害が発生し、信
号伝送路には全く異常が無い場合にあっても中継伝送路
の場合には、給電がかけられないために通信は不可能で
ある。しかし、無中継区間であれば中継器がなく、その
ための給電が不要であるため、当面の信号伝送に全く支
障がなく、そのまま通信を継続できる利点があり、障害
区間を含む全ての端局間で通信を確保できる可能性が非
常に高くなり、公衆サービスを支障なく提供する上で絶
大な効果がある。
〔発明の効果) 以上説明したように、この発明にかかる海底ケーブル伝
送路の給電分岐切替方法は、通常状態においては主伝送
路の給電路が相互に接続され、かつ接地から絶縁されて
おり、枝伝送路の給電路が分岐点において接地されてお
り、枝伝送路の給電路に流す電流の方向によって主伝送
路の給電路の一方を選択的に接地し、かつ他の給電路を
枝伝送路の給電路に切り替え接続させてこれを保持し、
この切り替え状態で切り替え時の電流と異なる方向の電
流を枝伝送路に流すことによって再び通常状態に復帰さ
せるようにしたので、何れの区間で障害が発生しても通
信不可能区間を障害区間のみにとどめることができ、信
頼性が高く、かつ運用効率の高い分岐伝送路を構成する
ことが可能である。また、浅海部に用いられ漁労等によ
る絶縁障害の発生確率が比較的高い枝伝送路部分の障害
に対しては、元々給電路を設定していないので、主伝送
路を含む他の全ての伝送路に全く影響を与えることなく
、そのまま運用することが可能であり、信号伝送路に異
常がない場合には、さらに障害区間をも含めた回線の確
保も可能となる利点がある。
また、主伝送路の一部区間が障害となった場合の対応に
ついても障害区間をはさむ2つの枝伝送路にそれぞれ方
向の異なる電流を通電するだけで、その各々の枝伝送路
につながる海中分岐装置で主伝送路の給電ををそれぞれ
接地することができ、その手順も極めて簡単である。
さらに、障害点を含むループ状の伝送路が隣接する端局
間に構成でか、障害標定が障害区間以外で通信を行って
いる状態で行えるうえ、種々の標定手法を適用でき、保
守上極めて有効である。
また、この発明にかかる切替装置は、主伝送路の給電路
が第1のスイッチおよび第3のスイッチの各々の一方の
接点を介して接地から絶縁されて相互に接続され、第1
のスイッチおよび第3のスイッチの各々の他方の接点は
、海中接地線に接続さねており、枝伝送路の給電路が第
1の検流器、第2のスイッチの一方の接点および第2の
検流器、第4のスイッチの一方の接点をそれぞれ介在す
る経路で主伝送路の相互接続点に接続され、第2および
第4のスイッチの他方の接点と海中接地線との間に互い
に通電可能方向を逆にしたダイオードがそれぞれ挿入さ
れ、さらに第1の検流器は第1と第2のスイッチを、第
2の検流器は第3と第4のスイッチをそれぞれ切替え動
作させる構成としたものであるので、検流器が2個、ス
イッチが4個(電磁型スイッチとすると2個)だけで極
めて簡単に構成できる。そのため、切り替え回路の構造
が極めてコンパクトにでき、軽量で小型の海中分岐装置
が実現できる利点がある。
次に、検流器やスイッチは、その動作を必要とする期間
が障害発生時と障害修理時のごく数秒だけである。その
ため、回路や接点の摩耗故障等の心配がなく、極めて信
頼性の高い装置が実現できる。また、通電に必要な電流
がスイッチの駆動に必要な数10から数100ミリアン
ペアと小さくてよく、当然回路の信頼性向上を果たす効
果となる。
また、枝伝送路の端局に設置すべき給電装置も海中分岐
装置までの給電ですむため、数ボルトの電圧容量があれ
ばよく、通常の給電等に使用されるような数キロボルト
級の給電装置に比べて極めて小型で経済的なものとでき
る利点がある。
以上のように、この発明による海底ケーブル伝送路の給
電分岐切替方法と切替装置は、あらゆる障害に簡便に対
応できる伝送路の柔軟性と高信頼性を提供するとともに
、そのための切替装置の小型化、軽量化、その他の付帯
設備等を含めたシステムの経済化の実現に大きな貢献を
する実用上極めて価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の給電分岐切替装置の一実施例と、そ
れを用いた分岐伝送路の構成ならびにその動作を説明す
る図、第2図は給電分岐切替装置内の検流器およびスイ
ッチの具体例を示す図、第3図は、第1図を基本とし、
枝伝送路が複数になった場合のこの発明の他の実施例の
説明図、第4図は、第3図の1区間に障害が発生した場
合の給電路切り替えの説明図、第5図、第6図は従来技
術を説明するための分岐伝送路と給電路の基本的構成を
示す図、第7図は、第6図の分岐伝送路が障害になった
場合の給電路を示す図である。 図中、A、Bは主伝送路の端局、C,Ct。 Ci* Ct*t * Cnは枝伝送路の端局、D、 
Dl、D+ 、Dt、t 、Dnは海中分岐装置、Pa
。 Pb、Pc、pcは給電装置、1a、1b、1cは海底
ケーブル、2a、2b、2cは光ファイバ、3a、3b
、3cは中継器、4a、4b、4Cは給電路、5はスイ
ッチユニット、6.6′は海中接地線、7は切り替え制
御装置、8は制御線、9a、9bは検流器、10a、1
0bはスイッチユニット、11a、11bはダイオード
、12はコイル、13は鉄心、14は磁性片、15はハ
ウジング、al〜a6.bl〜b6は接点、10al、
   10al  、   10a  I+1  、 
 10bl、   101)1 、 10 bI+1は
スイッチ、slは第1のスイッチ、S2は第2のスイッ
チ、s3は第3のスイッチ、S4は第4のスイッチであ
る。 第2図 ]5.ハウジング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主たる海底ケーブル中継伝送路である主伝送路か
    ら少なくとも1つ以上の枝伝送路を分岐接続してなる海
    底ケーブル分岐伝送路において、前記枝伝送路が途中に
    中継器を含まない海底ケーブル無中継伝送路であって、
    通常状態においては前記主伝送路の給電路が相互に接続
    され、かつ接地から絶縁されており、前記枝伝送路の給
    電路が分岐点において接地されており、前記枝伝送路の
    給電路に流す電流の方向によって前記主伝送路の給電路
    の一方を選択的に接地し、かつ他の給電路を前記枝伝送
    路の給電路に切り替え接続させてこれを保持し、この切
    り替え状態で前記切り替え時の電流と異なる方向の電流
    を前記枝伝送路に流すことによって再び前記通常状態に
    復帰させることを特徴とする海底ケーブル伝送路の給電
    分岐切替方法。
  2. (2)主たる海底ケーブル中継伝送路である主伝送路に
    枝伝送路を分岐接続した海中分岐装置における給電路の
    切替装置において、前記主伝送路の給電路が第1のスイ
    ッチおよび第3のスイッチの各々の一方の接点を介して
    接地から絶縁されて相互に接続され、前記第1のスイッ
    チおよび第3のスイッチの各々の他方の接点は、海中接
    地線に接続されており、前記枝伝送路の給電路が第1の
    検流器、第2のスイッチの一方の接点および第2の検流
    器、第4のスイッチの一方の接点をそれぞれ介在する経
    路で前記主伝送路の相互接続点に接続され、前記第2お
    よび第4のスイッチの他方の接点と前記海中接地線との
    間に互いに通電可能方向を逆にしたダイオードがそれぞ
    れ挿入され、さらに前記第1の検流器は前記第1と第2
    のスイッチを、前記第2の検流器は前記第3と第4のス
    イッチをそれぞれ切替え動作させるものであることを特
    徴とする海底ケーブル伝送路の給電分岐切替装置。
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