JPH0122991Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0122991Y2 JPH0122991Y2 JP15750283U JP15750283U JPH0122991Y2 JP H0122991 Y2 JPH0122991 Y2 JP H0122991Y2 JP 15750283 U JP15750283 U JP 15750283U JP 15750283 U JP15750283 U JP 15750283U JP H0122991 Y2 JPH0122991 Y2 JP H0122991Y2
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- JP
- Japan
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- belt
- pulley
- teeth
- tooth
- region
- Prior art date
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- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 4
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- 101100537937 Caenorhabditis elegans arc-1 gene Proteins 0.000 description 1
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- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は歯付ベルトとプーリとの組合せからな
る歯付ベルトの駆動装置の改良に関するものであ
る。
る歯付ベルトの駆動装置の改良に関するものであ
る。
今日、一般に使用されている歯付ベルトとプー
リとの組合せ体からなる駆動装置としては、
RMA(Rubber Manufactures Association)IP
−24(1978年)に定められているように、断面台
形のベルト歯部とその歯部と相似形のプーリとの
噛み合いによる伝動システムがある。ところがこ
の種のベルトはプーリと噛み合う場合、歪がベル
ト歯部の歯元に集中し、ベルト歯部の歯先はプー
リと完全に係合した時でも歪むことが無く、ベル
ト歯部は大部分不必要で本質的にほとんど荷重を
受けていない。また、荷重はベルト歯部から抗張
体へ不均等に伝達され、かつベルト歯部の歯先が
プーリ歯側面と係合中に干渉が起る欠点が見られ
た。
リとの組合せ体からなる駆動装置としては、
RMA(Rubber Manufactures Association)IP
−24(1978年)に定められているように、断面台
形のベルト歯部とその歯部と相似形のプーリとの
噛み合いによる伝動システムがある。ところがこ
の種のベルトはプーリと噛み合う場合、歪がベル
ト歯部の歯元に集中し、ベルト歯部の歯先はプー
リと完全に係合した時でも歪むことが無く、ベル
ト歯部は大部分不必要で本質的にほとんど荷重を
受けていない。また、荷重はベルト歯部から抗張
体へ不均等に伝達され、かつベルト歯部の歯先が
プーリ歯側面と係合中に干渉が起る欠点が見られ
た。
かくして台形状のベルト歯部はこのような歪み
集中、荷重のベルト歯部から抗張体への不均等な
伝達及び歯の干渉を生じるため、改善が望まれて
いた。
集中、荷重のベルト歯部から抗張体への不均等な
伝達及び歯の干渉を生じるため、改善が望まれて
いた。
そこで、これに対応し叙上の点を改善した装置
としてベルト歯部が互いに交差すると共にそれぞ
れ等しい半径を有する2つの円弧からなり、所定
荷重下で1/2次の等色しまの輪郭とほゞ等しい輪
郭をもつ歯付ベルトと、このベルト歯部とコンジ
ユゲートである円弧状の溝を有するプーリとを組
合せたものが提供された。(米国特許第3756091号
明細書参照) しかしながらこの装置の大きな欠点の1つはベ
ルト歯部の歯元とプーリとのバツクラツシユが大
きく設計されているところから、ベルトの駆動開
示時、ベルトあるいはプーリの移動代が大きくな
つてベルト溝部表面はプーリにこすられて摩耗し
やすくなり、かつこのため、抗張体は痛められ、
ベルト寿命が短かくなることである。この現象は
歯付ベルトを小プーリに掛張した場合とが、逆運
転した場合には特に顕著であるが、ベルト溝部表
面がプーリ歯先に接するように設計したこともそ
の原因の1つである。
としてベルト歯部が互いに交差すると共にそれぞ
れ等しい半径を有する2つの円弧からなり、所定
荷重下で1/2次の等色しまの輪郭とほゞ等しい輪
郭をもつ歯付ベルトと、このベルト歯部とコンジ
ユゲートである円弧状の溝を有するプーリとを組
合せたものが提供された。(米国特許第3756091号
明細書参照) しかしながらこの装置の大きな欠点の1つはベ
ルト歯部の歯元とプーリとのバツクラツシユが大
きく設計されているところから、ベルトの駆動開
示時、ベルトあるいはプーリの移動代が大きくな
つてベルト溝部表面はプーリにこすられて摩耗し
やすくなり、かつこのため、抗張体は痛められ、
ベルト寿命が短かくなることである。この現象は
歯付ベルトを小プーリに掛張した場合とが、逆運
転した場合には特に顕著であるが、ベルト溝部表
面がプーリ歯先に接するように設計したこともそ
の原因の1つである。
そのため、更にこれを改善すべく、例えば米国
特許第4233852号明細書に開示されているように、
ベルト歯部の高さをプーリ溝部の深さより大きく
して、ごく限られたベルト歯の先端部をプーリ溝
部の底面で干渉させることによつて、ベルト溝部
をプーリの歯部表面によつてこすられるのを防止
すると共にベルト溝部とプーリ歯部とのたたき音
を防止している。
特許第4233852号明細書に開示されているように、
ベルト歯部の高さをプーリ溝部の深さより大きく
して、ごく限られたベルト歯の先端部をプーリ溝
部の底面で干渉させることによつて、ベルト溝部
をプーリの歯部表面によつてこすられるのを防止
すると共にベルト溝部とプーリ歯部とのたたき音
を防止している。
しかし、上記の装置の大きな欠点はベルト歯部
の歯元クラツクが短期間に生じることである、即
ち、歯付ベルトとプーリ間のバツクラツシユはベ
ルト歯元部あるいはベルト歯部の中央部で最も大
きく、ベルトの歯先で小さくなるように設計さ
れ、そのためベルト駆動中、ベルト歯は中央部分
から歯先に至つて徐々に大きな圧縮応力を受け、
ベルトがプーリから抜ける時、プーリ歯先はベル
ト歯側面に対して徐々に大きな力を与えながら回
転する。その結果、ベルト歯元にかかる剪断力
(抗張体と歯部を離そうとする力)は大きくなり、
歯元クラツクが生じやすくなる。
の歯元クラツクが短期間に生じることである、即
ち、歯付ベルトとプーリ間のバツクラツシユはベ
ルト歯元部あるいはベルト歯部の中央部で最も大
きく、ベルトの歯先で小さくなるように設計さ
れ、そのためベルト駆動中、ベルト歯は中央部分
から歯先に至つて徐々に大きな圧縮応力を受け、
ベルトがプーリから抜ける時、プーリ歯先はベル
ト歯側面に対して徐々に大きな力を与えながら回
転する。その結果、ベルト歯元にかかる剪断力
(抗張体と歯部を離そうとする力)は大きくなり、
歯元クラツクが生じやすくなる。
本考案は上述の如き状況に対処して更にそのよ
うな点を改善することを課題とし、ベルトとプー
リとの噛み合い中にベルト歯部の側圧をベルト歯
元から歯先付近に至つて徐々に小さくしてベルト
がプーリから抜ける時にプーリ歯先をベルト歯部
側面に対して徐々に小さな力を与えつつ回転さ
せ、これによつて早期のベルト歯元クラツクを防
止し、また噛み合い時においてベルト歯の先端部
をプーリ溝部底面に接触させることを目的とする
ものである。
うな点を改善することを課題とし、ベルトとプー
リとの噛み合い中にベルト歯部の側圧をベルト歯
元から歯先付近に至つて徐々に小さくしてベルト
がプーリから抜ける時にプーリ歯先をベルト歯部
側面に対して徐々に小さな力を与えつつ回転さ
せ、これによつて早期のベルト歯元クラツクを防
止し、また噛み合い時においてベルト歯の先端部
をプーリ溝部底面に接触させることを目的とする
ものである。
即ち、上記目的に適合する本考案の特徴はプー
リと歯付ベルトからなり、前記プーリは断面形状
において両端部の円弧とこれを連結する直線部分
の表面部からなるプーリ歯部、この歯部間に形成
される1つの中心をもつ円弧のプーリ溝部そして
プーリ歯部とプーリ溝部を連結する直線状の接合
部から構成され、一方歯付ベルトはベルト長手方
向に一定ピツチで歯部と溝部を交互に有しベルト
歯部のうちベルト溝部表面からベルト歯部高さの
60〜90%までの第1領域がベルト歯元を円弧の一
部とし、残りの領域を互いに交差する2つの楕円
弧領域とこの領域と前記ベルト歯元を連結する直
線状の接合部から構成され、またベルト歯頂部に
至る残りの第2領域が円弧からなる歯付ベルトの
駆動装置であり、歯付ベルトとプーリの静的噛み
合い状態においてベルト歯部とプーリ溝部間のバ
ツクラツシユがベルト歯部の第1領域でベルト歯
元から直線的に増大し、また第2領域ではベルト
歯頂部付近に至つて徐々に小さくなる関係にある
歯付ベルトの駆動装置である。
リと歯付ベルトからなり、前記プーリは断面形状
において両端部の円弧とこれを連結する直線部分
の表面部からなるプーリ歯部、この歯部間に形成
される1つの中心をもつ円弧のプーリ溝部そして
プーリ歯部とプーリ溝部を連結する直線状の接合
部から構成され、一方歯付ベルトはベルト長手方
向に一定ピツチで歯部と溝部を交互に有しベルト
歯部のうちベルト溝部表面からベルト歯部高さの
60〜90%までの第1領域がベルト歯元を円弧の一
部とし、残りの領域を互いに交差する2つの楕円
弧領域とこの領域と前記ベルト歯元を連結する直
線状の接合部から構成され、またベルト歯頂部に
至る残りの第2領域が円弧からなる歯付ベルトの
駆動装置であり、歯付ベルトとプーリの静的噛み
合い状態においてベルト歯部とプーリ溝部間のバ
ツクラツシユがベルト歯部の第1領域でベルト歯
元から直線的に増大し、また第2領域ではベルト
歯頂部付近に至つて徐々に小さくなる関係にある
歯付ベルトの駆動装置である。
以下、更に本考案の具体的特徴を添付図面に示
す実施例を参照しつつ説明する。
す実施例を参照しつつ説明する。
第1図は本考案の歯付ベルトの駆動装置に使用
するプーリの歯部を直線状に展開した断面図であ
り、プーリAのプーリ歯部1は曲率半径r1の円弧
2で形成されるプーリ歯先両端3,3′と直線で
形成される歯先表面部4から構成され、またこの
プーリ歯部間のプーリ溝部5は溝部の中心線6上
に中心点7を有する曲率半径r2の円弧8から形成
され、この溝部の中心点7はプーリ歯先両端3,
3′の円弧の中心点9,9′と同一ライン10上に
ある。従つて、プーリ溝部の高さHPはr1とr2を加
えたものであり、又r2はr1の約3倍である。
するプーリの歯部を直線状に展開した断面図であ
り、プーリAのプーリ歯部1は曲率半径r1の円弧
2で形成されるプーリ歯先両端3,3′と直線で
形成される歯先表面部4から構成され、またこの
プーリ歯部間のプーリ溝部5は溝部の中心線6上
に中心点7を有する曲率半径r2の円弧8から形成
され、この溝部の中心点7はプーリ歯先両端3,
3′の円弧の中心点9,9′と同一ライン10上に
ある。従つて、プーリ溝部の高さHPはr1とr2を加
えたものであり、又r2はr1の約3倍である。
そして、上記プーリ歯部1とプーリ溝部5を連
結する両接合部11,11′は直線からなつてお
り、この両接合部11,11′のなす角度θPは約
15〜20゜である。
結する両接合部11,11′は直線からなつてお
り、この両接合部11,11′のなす角度θPは約
15〜20゜である。
尚、この直線状の接合部11,11′の領域は
上記曲率半径r1とr2の組合せにより決定される。
上記曲率半径r1とr2の組合せにより決定される。
一方、上記のようなプーリに適用できる歯付ベ
ルトBは第2図に示されるが、ゴム又はその他の
弾性体よりなり、ベルト長手方向に一定ピツチで
歯部16と溝部15を交互に有し、ベルトピツチ
ライン14上にガラス繊維、ポリエステル繊維、
アラミド繊維等からなるロープの抗張体を埋設
し、更に上記歯部16及び溝部15の表面を織物
で被覆することによつて構成されそのベルト歯部
16が第2図に示されるようにプーリ溝部の側壁
の形状に準じて形成されるものである。かかるベ
ルト歯部16の構成はベルト溝部表面24からベ
ルト歯部高さHBの60〜90%までの第1領域H1と
その末端からベルト歯の最先端即ち、歯頂部17
に至る第2領域H2から構成され、このうち上記
第1領域H1はプーリ溝部側壁から側圧を受ける
ところであり、中心点29をもつ曲率半径R1の
円弧(ただし、R1<r1)からなるベルト歯元2
2,22と、このベルト歯元の円弧に連結した角
度θBの直線状の接合部21,21及び第2領域
H2内で交差するような2つの楕円弧28,28
からなり、また第2領域H2はプーリ溝部底面2
0から圧力を受けるところであり、ベルト歯の中
心線26上に中心点18をもつ半径R2の円弧1
3で形成されている。なお第1領域H1と第2領
域H2の結合部は直線12,12で結んでも差支
えない。
ルトBは第2図に示されるが、ゴム又はその他の
弾性体よりなり、ベルト長手方向に一定ピツチで
歯部16と溝部15を交互に有し、ベルトピツチ
ライン14上にガラス繊維、ポリエステル繊維、
アラミド繊維等からなるロープの抗張体を埋設
し、更に上記歯部16及び溝部15の表面を織物
で被覆することによつて構成されそのベルト歯部
16が第2図に示されるようにプーリ溝部の側壁
の形状に準じて形成されるものである。かかるベ
ルト歯部16の構成はベルト溝部表面24からベ
ルト歯部高さHBの60〜90%までの第1領域H1と
その末端からベルト歯の最先端即ち、歯頂部17
に至る第2領域H2から構成され、このうち上記
第1領域H1はプーリ溝部側壁から側圧を受ける
ところであり、中心点29をもつ曲率半径R1の
円弧(ただし、R1<r1)からなるベルト歯元2
2,22と、このベルト歯元の円弧に連結した角
度θBの直線状の接合部21,21及び第2領域
H2内で交差するような2つの楕円弧28,28
からなり、また第2領域H2はプーリ溝部底面2
0から圧力を受けるところであり、ベルト歯の中
心線26上に中心点18をもつ半径R2の円弧1
3で形成されている。なお第1領域H1と第2領
域H2の結合部は直線12,12で結んでも差支
えない。
しかして、以上のようなプーリと歯付ベルトの
静的噛み合いにおいて、ベルト歯部16とプーリ
溝部側壁8間のバツクラツシユaは、第3図に図
示される如く、第1領域H1においてベルト歯元
22の分離点bから第2領域の境界点Cに至るま
で直線的に増大し、また第2領域H2では上記境
界点Cからベルト歯先に向つて徐々に小さくなつ
ている。
静的噛み合いにおいて、ベルト歯部16とプーリ
溝部側壁8間のバツクラツシユaは、第3図に図
示される如く、第1領域H1においてベルト歯元
22の分離点bから第2領域の境界点Cに至るま
で直線的に増大し、また第2領域H2では上記境
界点Cからベルト歯先に向つて徐々に小さくなつ
ている。
そして、上記第1領域H1内のバツクラツシユ
aの勾配θは一般に15″〜20゜好ましくは1〜4゜の
範囲に設定され、また、ベルト歯部の高さHBは
プーリ溝部の深さHPより2〜15%程度大きくし
てベルト歯部をプーリ溝部底面と圧接せしめるこ
とも可能である。
aの勾配θは一般に15″〜20゜好ましくは1〜4゜の
範囲に設定され、また、ベルト歯部の高さHBは
プーリ溝部の深さHPより2〜15%程度大きくし
てベルト歯部をプーリ溝部底面と圧接せしめるこ
とも可能である。
更に、ベルト歯元の曲率半径R1についてはプ
ーリ歯先の曲率半径r1より約0〜20%小さくす
る。
ーリ歯先の曲率半径r1より約0〜20%小さくす
る。
叙上のようにして予め設計されたプーリにベル
ト歯部の第1領域H1及び第2領域H2において上
記バツクラツシユの関係を満足する歯付ベルトを
組合せると、第4図に示されるように、噛み合い
中にベルト歯部16における第1領域H1はプー
リ溝部側壁8によつてベルト歯元22から第2領
域の境界点Cに至つて徐々に小さくなるような側
圧を受け、また第2領域H2はプーリ溝部側壁8
よりもむしろプーリ溝部底面20から圧力Fを受
ける。そして、その後、ベルトが従動軸に取付け
たプーリから抜ける時、プーリ歯部の第1領域
H1はプーリ歯先3から徐々に小さな剪断力を受
けるため、モーメントの関係からベルト歯元22
にかかる剪断力(抗張体とベルト歯部を離そうと
する力)が増大せず、歯元クラツクが生じにくく
なり、しかもベルトがプーリからスムーズに抜け
る効果がある。(第5図イ,ロ,ハ,ニ参照)し
かし、従来の如くベルト歯部がベルト歯先で小さ
く中央部付近から歯先方面にかけて大きな圧縮応
力を受けると、ベルト歯元にかかる剪断力は徐々
に大きくなつて設計予測値以上になり、そしてこ
れの繰り返しによつてベルト歯元が大きく疲労し
歯元クラツクが短期に生じやすくなるが、これは
従来の駆動装置で見られたところである。
ト歯部の第1領域H1及び第2領域H2において上
記バツクラツシユの関係を満足する歯付ベルトを
組合せると、第4図に示されるように、噛み合い
中にベルト歯部16における第1領域H1はプー
リ溝部側壁8によつてベルト歯元22から第2領
域の境界点Cに至つて徐々に小さくなるような側
圧を受け、また第2領域H2はプーリ溝部側壁8
よりもむしろプーリ溝部底面20から圧力Fを受
ける。そして、その後、ベルトが従動軸に取付け
たプーリから抜ける時、プーリ歯部の第1領域
H1はプーリ歯先3から徐々に小さな剪断力を受
けるため、モーメントの関係からベルト歯元22
にかかる剪断力(抗張体とベルト歯部を離そうと
する力)が増大せず、歯元クラツクが生じにくく
なり、しかもベルトがプーリからスムーズに抜け
る効果がある。(第5図イ,ロ,ハ,ニ参照)し
かし、従来の如くベルト歯部がベルト歯先で小さ
く中央部付近から歯先方面にかけて大きな圧縮応
力を受けると、ベルト歯元にかかる剪断力は徐々
に大きくなつて設計予測値以上になり、そしてこ
れの繰り返しによつてベルト歯元が大きく疲労し
歯元クラツクが短期に生じやすくなるが、これは
従来の駆動装置で見られたところである。
また、ベルト歯部の第2領域H2は円弧形をな
し、かつわずかに突出した状態になつているが、
プーリの歯先と干渉せず、しかも上記第2領域
H2はプーリ溝部底面20と圧接してベルト歯部
16をサポートするためベルト溝部表面24がプ
ーリ歯部表面4と強くこすれ合うこともなく、ま
た圧接することにより上記第2領域H2は弾性的
に変形してプーリ溝部底面20と当接すると共に
ベルト溝部表面24とプーリ歯部表面4とのたた
き音も防止できる。
し、かつわずかに突出した状態になつているが、
プーリの歯先と干渉せず、しかも上記第2領域
H2はプーリ溝部底面20と圧接してベルト歯部
16をサポートするためベルト溝部表面24がプ
ーリ歯部表面4と強くこすれ合うこともなく、ま
た圧接することにより上記第2領域H2は弾性的
に変形してプーリ溝部底面20と当接すると共に
ベルト溝部表面24とプーリ歯部表面4とのたた
き音も防止できる。
従つて、本考案の駆動装置では歯付ベルトの歯
部16を2つの領域に区分し、しかも2つの領域
に夫々別の機能を分担させており、これを満足す
るためには前記のとおり第1領域H1はベルト歯
部高さHBの60〜90%であり、60%以下ではベル
ト歯部の中央部分から歯先方向にかけてベルト歯
部の受ける側圧が大きくなつて歯元クラツクが生
じやすくなり、また一方90%より大きくすると第
2領域H2を明確に出現させることが困難である。
部16を2つの領域に区分し、しかも2つの領域
に夫々別の機能を分担させており、これを満足す
るためには前記のとおり第1領域H1はベルト歯
部高さHBの60〜90%であり、60%以下ではベル
ト歯部の中央部分から歯先方向にかけてベルト歯
部の受ける側圧が大きくなつて歯元クラツクが生
じやすくなり、また一方90%より大きくすると第
2領域H2を明確に出現させることが困難である。
以上詳述したように本考案の駆動装置は一般に
知られた円弧形のプーリ溝部側壁をもつプーリと
第1領域と第2領域に機能的に区分された歯部を
有する歯付ベルトを組合せたものであるから上記
ベルト歯部の第1領域はプーリ歯先から徐々に小
さな応力を受けながらプーリから外れるために、
ベルトの歯元クラツクが起らずにスムーズに外
れ、またベルト歯部の第2領域の存在によつてベ
ルト歯部は噛み合い時においてプーリ溝部底面と
弾性的に圧縮変形し、これによつてベルト溝部表
面がプーリ歯部表面とこすれ合うことも少なくな
り、更にはこの間におけるたたき音も防止できる
等の特長を有し、きわめて効果的な駆動装置であ
る。
知られた円弧形のプーリ溝部側壁をもつプーリと
第1領域と第2領域に機能的に区分された歯部を
有する歯付ベルトを組合せたものであるから上記
ベルト歯部の第1領域はプーリ歯先から徐々に小
さな応力を受けながらプーリから外れるために、
ベルトの歯元クラツクが起らずにスムーズに外
れ、またベルト歯部の第2領域の存在によつてベ
ルト歯部は噛み合い時においてプーリ溝部底面と
弾性的に圧縮変形し、これによつてベルト溝部表
面がプーリ歯部表面とこすれ合うことも少なくな
り、更にはこの間におけるたたき音も防止できる
等の特長を有し、きわめて効果的な駆動装置であ
る。
第1図は本考案の駆動装置に使用するプーリの
歯部を直線的に展開した断面図、第2図は第1図
に示されたプーリと本考案に使用する歯付ベルト
とを組合せた状態図、第3図は第2図におけるプ
ーリとベルト間のバツクラツシユを示す図、第4
図は歯付ベルトとプーリの駆動時の係合状態にお
けるベルト歯部にかかる側圧分布状態を示し、第
5図イ,ロ,ハ,ニは歯付ベルトが従動軸に取付
けたプーリから外れる時の状態図である。 A……プーリ、B……歯付ベルト、1……プー
リ歯部、2……円弧、3,3′……プーリ歯先両
端、4……歯先表面部、5……プーリ溝部、6…
…中心線、7,9,9′……中心点、8……円弧
(プーリ溝部側壁)、11,11′……接合部、1
5……ベルト溝部、16……ベルト歯部、17…
…ベルト歯頂部、21……接合部、22……ベル
ト歯元、24……ベルト溝部表面、28……楕円
弧、HB……ベルト歯部高さ、H1……第1領域、
H2……第2領域、a……バツクラツシユ。
歯部を直線的に展開した断面図、第2図は第1図
に示されたプーリと本考案に使用する歯付ベルト
とを組合せた状態図、第3図は第2図におけるプ
ーリとベルト間のバツクラツシユを示す図、第4
図は歯付ベルトとプーリの駆動時の係合状態にお
けるベルト歯部にかかる側圧分布状態を示し、第
5図イ,ロ,ハ,ニは歯付ベルトが従動軸に取付
けたプーリから外れる時の状態図である。 A……プーリ、B……歯付ベルト、1……プー
リ歯部、2……円弧、3,3′……プーリ歯先両
端、4……歯先表面部、5……プーリ溝部、6…
…中心線、7,9,9′……中心点、8……円弧
(プーリ溝部側壁)、11,11′……接合部、1
5……ベルト溝部、16……ベルト歯部、17…
…ベルト歯頂部、21……接合部、22……ベル
ト歯元、24……ベルト溝部表面、28……楕円
弧、HB……ベルト歯部高さ、H1……第1領域、
H2……第2領域、a……バツクラツシユ。
Claims (1)
- プーリと歯付ベルトからなり、前記プーリは断
面形状において両端部の円弧と、これを連結する
直線部分の表面部からなるプーリ歯部、この歯部
間に形成される1つの中心をもつ円弧のプーリ溝
部、そしてプーリ歯部とプーリ溝部を連結する直
線状の接合部から構成され、一方、歯付ベルトは
ベルト長手方向に一定ピツチで歯部と溝部を交互
に有し、ベルト歯部のうちベルト溝部表面からベ
ルト歯部高さの60〜90%までの第1領域がベルト
歯元を円弧とし、他の部分を互いに交差する2つ
の楕円弧領域そしてこの領域と前記ベルト歯元を
連結する直線状の接合部からなり、またベルト歯
頂部に至る残りの第2領域が円弧であり、しかも
前記歯付ベルトとプーリの静的な噛み合い状態に
おけるベルト歯部とプーリ溝部間のバツクラツシ
ユがベルト歯部の第1領域でベルト歯元から第1
領域と第2領域間の境界点に至るまで直線的に増
大すると共に第2領域では上記境界点から徐々に
小さくなる関係にあり、更にベルト歯部の高さが
プーリ溝部の深さより大きく、ベルト駆動時ベル
ト歯部がプーリ溝部底面に圧接してなることを特
徴とする歯付ベルトの駆動装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15750283U JPS6064355U (ja) | 1983-10-12 | 1983-10-12 | 歯付ベルトの駆動装置 |
| IN762/MAS/84A IN162773B (ja) | 1983-10-12 | 1984-10-10 | |
| US06/660,009 US4604080A (en) | 1983-10-12 | 1984-10-11 | Toothed drive belt |
| AT84306935T ATE24588T1 (de) | 1983-10-12 | 1984-10-11 | Zahnriementrieb. |
| DE8484306935T DE3461857D1 (en) | 1983-10-12 | 1984-10-11 | Toothed belt drive |
| CA000465143A CA1227667A (en) | 1983-10-12 | 1984-10-11 | Toothed belt drive |
| EP84306935A EP0146224B1 (en) | 1983-10-12 | 1984-10-11 | Toothed belt drive |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15750283U JPS6064355U (ja) | 1983-10-12 | 1983-10-12 | 歯付ベルトの駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6064355U JPS6064355U (ja) | 1985-05-07 |
| JPH0122991Y2 true JPH0122991Y2 (ja) | 1989-07-13 |
Family
ID=30347230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15750283U Granted JPS6064355U (ja) | 1983-10-12 | 1983-10-12 | 歯付ベルトの駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6064355U (ja) |
-
1983
- 1983-10-12 JP JP15750283U patent/JPS6064355U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6064355U (ja) | 1985-05-07 |
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