JPH0123592B2 - - Google Patents

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JPH0123592B2
JPH0123592B2 JP58071745A JP7174583A JPH0123592B2 JP H0123592 B2 JPH0123592 B2 JP H0123592B2 JP 58071745 A JP58071745 A JP 58071745A JP 7174583 A JP7174583 A JP 7174583A JP H0123592 B2 JPH0123592 B2 JP H0123592B2
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JP
Japan
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base layer
layer
artificial leather
fibers
base
Prior art date
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JP58071745A
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English (en)
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JPS59199873A (ja
Inventor
Tomio Mizuse
Kyoshi Tsuboi
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KURARE KK
MINASE SEIKAKUSHO KK
Original Assignee
KURARE KK
MINASE SEIKAKUSHO KK
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は豚の一種、ペツカリーの革に類似した
人工皮革に関するものである。
従来、人工皮革は天然皮革の構造をモデル化す
ることで開発が進められてきた。その構造は基体
層と表面層が一体化したものである。たとえば、
特公昭45−25348号公報、特公昭48−535号公報、
特公昭48−537号公報には基体層に一体化固定し
た溶融成形表面皮膜層を有する人工皮革が、また
特公昭50−19601号公報には基体層に一体化固定
した皮膜の人工皮革が提案されている。しかし、
これら人工皮革は表面皮膜層が基体層と一体化固
定されているため、皮膜層が自由に動きうる状態
になく、従つて全体が締まつた状態で、感覚的に
は硬さを感じさせるものである。
本発明者らは、従来の視覚的硬さを持たせない
人工皮革の開発を進めた結果、柔らかさおよび軽
さに優れている豚の一種、ペツカリーの革をモデ
ル化することにより視覚的柔軟性を有する人工皮
革を得ることに成功した。
本発明の目的は、表面皮膜が褶曲した浮きしわ
状、すなわち表面皮膜が大きな深い褶曲しわを有
しておりしかも表面皮膜と基体層が弛い組織構造
を介して一体化しているため、剪断変形を加えた
場合、基体層本体は一様に剪断変形するのに対
し、表面皮膜層が基体層本体との間でずれを生じ
て移動するため表面皮膜層は一様に剪断変形せ
ず、表面皮膜層があたかも基体層から遊離してい
るような印象を与えるものとなり、視覚的柔らか
さを感ずるペツカリー革調の人工皮革を得るにあ
る。
すなわち、本発明は、極細繊維を主体とする繊
維からなる絡合不織布の内部に弾性ポリマーが含
有されている基体層およびその表面に該基体層を
溶融させて得られる非多孔質の表面皮膜層が形成
されている人工皮革であつて、該基体層は該非多
孔質皮膜層に接する付近が弛い組織構造を有し、
かつ該非多孔質皮膜層は褶曲しわを有している人
工皮革である。
本発明の人工皮革を添付の図面により説明す
る。第1図は本発明の人工皮革のモデル図であ
り、図中1が表面皮膜層、2および3が基体層で
ある。基体層中、2の部分が基体層上部の弛い組
織構造部分、3の部分が基体層本体の緊密な構造
部分である。このように本発明の人工皮革は、表
面皮膜層がずれを生じやすい個所を介して基体層
本体と一体化されているため、表面皮膜層はかな
り自由に移動・変形できるようになつている。し
たがつて、視覚的および手触り感が柔軟となる。
一方、第2図は従来の人工皮革であるが、表面皮
膜層4が基体層5と強固に一体化固定されている
ため皮膜層は全く自由に動きうる状態にはない。
したがつて硬い感じを与えることとなる。
このような人工皮革は、極細繊維を主体とする
繊維からなる絡合不織布の内部に弾性ポリマーが
含有されていて、かつ収縮能力を有する基体層の
一面を、基体を構成している繊維または弾性ポリ
マーが溶融する温度以上に加熱した加熱面に接触
させて基体表面に溶融皮膜を形成させ、該溶融皮
膜層を形成させる際またはその後に基体層を収縮
させ、次いで該溶融皮膜層を仕上げることにより
得られる。
このような方法を用いることにより褶曲した浮
きしわ状表面を有する人工皮革が得られる理由は
必ずしも明らかではないが、次のように推測され
る。すなわち、基体層の表面を溶融させて得られ
る表面皮膜層はその後の或いはそれと同時に行な
われる収縮処理によりほとんど収縮しないが基体
層は収縮することとなるため、表面皮膜層は褶曲
して大きな深いしわを有することとなるが、この
しわが形成される際に盛り上がつた皮膜層の直下
の基体層の部分が皮膜層方向に強く引張られ、こ
の部分の不織布の絡合が解きほぐされたり、また
繊維と弾性ポリマーの接着がはずされたりするた
め、弛い組織構造のものとなる。この結果、剪断
変形に対して表面皮膜層と基体層本体とがずれを
生じ易くなり、表面皮膜層が浮きしわ状となるの
である。
次に本発明の構成について説明すると、本発明
の人工皮革を構成している絡合不織布は、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリオレフインあるいはポ
リアクリル系等のポリマーから選ばれた少なくと
も1成分から成る極細繊維を主体とする繊維から
成る。この極細繊維は混合紡糸や複合紡糸によつ
て公知の方法で得られる。すなわち混合紡糸繊維
または複合紡糸繊維を溶解処理または分割処理す
ることによつて極細繊維が得られる。また、紡
糸、延伸によつて極細繊維を得ることもできる。
本発明でいう極細繊維とは0.2デニール以下の繊
維を意味しており、この太さを越える繊維を用い
た場合には、ペツカリー調の柔らかさが得られな
い。この極細繊維を主体とした繊維あるいはこの
前駆体からニードルパンチング法や高圧水流法等
により絡合不織布を得る。この絡合不織布に、ポ
リウレタン、アクリロニトリル―ブタジエン共重
合体、スチレン―ブタジエン共重合体、ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、ポリアクリレートなど
の合成弾性体あるいは天然弾性体の1種または2
種以上を多孔質状または非多孔質状で含有させて
基体層を造り、その表面を必要により仕上げる。
たとえば、その表面をバフイングやあるいは溶融
させない温度以下に加熱したロール等で熱プレス
等の方法により平滑面にする。基体に収縮能力が
ない場合、あるいは収縮能力が小さい場合には、
常温または加温した状態で一方向または二方向に
伸長し、表面に皮膜を形成した後、皮膜の面積に
対して基体層が2〜10%の範囲で面積収縮するに
十分なだけの収縮能力を付与しておくことが必要
である。
次に基体層は、基体構成繊維または弾性ポリマ
ーが溶融する温度に加熱した加熱面、たとえば金
属ロール、金属板、耐熱樹脂ロール、耐熱樹脂
板、またはこれら表面に離型性樹脂、たとえば弗
素樹脂、シリコン樹脂等を施したもの等の加熱面
に無張力下で接触させ、基体表面に溶融皮膜を形
成させる。この場合、皮膜は完全に基体表面を皮
覆してしまう必要はなく、収縮処理で皮膜と基体
とに収縮率の差が生ずるに十分な、そして続いて
行なわれる着色仕上げ処理等を施すことができる
に十分な強度を有する皮膜を形成すればよい。
本発明では、褶曲した浮きしわ状表面のペツカ
リー調人工皮革に仕上げるために、皮膜の面積に
対して基体層の面積を2〜10%の範囲で収縮させ
るのが好ましい。面積収縮率が小さいと浮きしわ
状表面が形成されない。一方、面積収縮率が大き
過ぎると、浮きしわ状表面の浮きが大きくなり外
観が悪くなるばかりではなく、表面強度が弱くな
り実用性能が悪くなる。したがつて、上記範囲が
好ましいこととなる。基体の収縮処理は、皮膜形
成時に基体表面が加熱面に接触固定した状態で行
なつても、あるいは皮膜を形成させた後に行なつ
てもよく、さらにはこれらの方法を組み合わせて
行なつてもよい。収縮処理方法としては特別な方
法が必要ではなく、乾熱処理、湿熱処理、熱水中
処理のいずれでもよく、あるいは染色処理または
柔軟化処理等の際に行なつてもよい。
なお本発明において、表面皮膜層が自由に動き
うる状態を得るためには、基体構成繊維が樹脂で
完全に固定された状態ではなく、基体全体が緩い
組織構造であることが好ましい。そのためには、
基体に占める弾性ポリマーの量を45〜15重量%の
範囲にするのが好ましい。
このようにして得られた人工皮革は、その後に
表面の仕上げ、たとえば着色仕上げ、柔軟化処
理、エンボツシング等が行なわれる。これらの仕
上げは、天然皮革の仕上げ方法や人工皮革の通常
の仕上げ方法にもとずいて行なわれる。なお表面
の模様付けは、通常、皮膜形成時の加熱面あるい
は仕上げ工程におけるエンボスにより付与され
る。
本発明の方法により得たペツカリー調人工皮革
は、表面皮膜層が褶曲した浮きしわ状となつてお
り、その直下の基体層は組織的に弛い組織構造、
すなわち剪断変形により表面皮膜層と基体層本体
との間でずれが容易に生じるようなような弛い組
織構造となつており、それより下部は緻密な構造
となつている。したがつて、このような人工皮革
を曲げた場合には、曲げの中心線は弛い部分と緻
密な部分の境界付近に形成されることとなり外観
的にも柔らかい感じが得られることとなる。
本発明のペツカリー調人工皮革は、二次製品加
工の際に、引張つて成型しても表面のしわ模様が
鮮明に残り、かつ感覚的な柔軟性が得られ、見る
からに柔軟性を感じることとなる。更に本発明の
人工皮革は通気性および透湿性が高い。したがつ
て、この人工皮革は、靴、特にカジユアル靴、ス
ポーツ靴に適する他に、鞄、袋物、手袋などにも
用いられる。
次に本発明を実施例で説明するが、これらの実
施例に限定されるものではない。
実施例 1 混合紡糸繊維を抽出処理して得たナイロン―6
の平均0.03デニールの極細繊維の絡合不織布に、
多孔質ポリウレタンが含浸されている繊維量約61
重量%の厚さ1.6mmの基体を、クロムメツキした
金属ロールの表面の温度を210℃に保つた加熱面
に無張力状態で接触させ、2m/分の速度でロー
ルアイロン掛けして表面の繊維およびポリウレタ
ンの一部を溶融させた。この溶融面には微細な穴
のある光沢のある非多孔質皮膜が形成されてい
た。
次いで、(1)水を約110重量%含ませた後、140℃
の熱風下で乾燥した。この場合の面積収縮率は
4.1%であつた(試料1)。(2)乾燥状態で140℃の
熱風下で処理した。この場合の面積収縮率は2.7
%であつた(試料2)。収縮処理を行なつたこれ
ら試料の表面に染着性の良いポリウレタンの溶液
をスプレー塗布し、ペツカリー模様のエンボス板
で120℃でエンボス加工し、更にポリウレタン溶
液をスプレー塗布した後、天然皮革の仕上処理法
に準拠して染色および加脂処理を施した。この処
理により試料1は更に約2.5%、試料2は更に約
4%の面積収縮を生じた。これらの試料に機械的
柔軟化処理、表面光沢調整等の諸仕上げ処理を行
なつて仕上げた人工皮革は、試料1が小柄調の浮
きしわの柔軟なペツカリー調人工皮革であり、試
料2が大柄調の浮きしわの柔軟なペツカリー調人
工皮革であつた。これら試料1,2を拡大して観
察しながら剪断変形を加えたところ、変形の初期
には表面の大柄又は小柄の浮きしわは褶曲が大き
くなつたが剪断変形は小さかつた。更に断面を拡
大して観察しながら面方向に剪断変形を加えたと
ころ、基体層のうち表面皮膜層の直下のところは
大きくずれを生じているのに対して該皮膜層から
離れたところはほとんどずれを生じていなかつ
た。また通気度は試料1,2ともに13秒/100c.c.、
透湿度は試料1が2035g/m2/day、試料2が
2010g/m2/dayであつた。そしてこれら試料
1,2はカジユアル靴に好適な人工皮革であつ
た。
実施例 2 実施例1の基体表面を#250サントペーパーで
バフイングし、両面に繊維立毛面を有する厚さ
1.4mmの基体を造つた。その基体の一面にポリウ
レタンエマルジヨン水溶液をスプレー塗布し、乾
燥した後、表面温度195℃に加熱したロールアイ
ロン面に無張力状態で2m/分の速度で接触さ
せ、繊維およびポリウレタンの一部を溶融して皮
膜層を形成させた。そして熱収縮処理により面積
収縮率2%の収縮を与え、更に実施例1と同様の
仕上処理を行なつてペツカリー調人工皮革を得
た。この人工皮革は大柄な浮きしわの外観を有し
たものであつた。この人工皮革を拡大して観察し
ながら剪断変形を加えたところ、基体層の表面皮
膜層と接する部分は大きなずれを生じているのに
対して、表面皮膜層から離れた部分はほとんどず
れを生じていないことが観察された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のペツカリー調人工皮革の断面
図であり、第2図は従来の人工皮革の断面図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 極細繊維を主体とする繊維からなる絡合不織
    布の内部に弾性ポリマーが含有されている基体層
    およびその表面に該基体層を溶融させて得られる
    非多孔質の表面皮膜層が形成されている人工皮革
    であつて、該基体層は該非多孔質皮膜層に接する
    付近がその下の部分より弛い組織構造を有し、か
    つ該非多孔質皮膜層は褶曲しわを有していること
    を特徴とするペツカリー調人工皮革。 2 極細繊維を主体とする繊維からなる絡合不織
    布の内部に弾性ポリマーが含有されていて、かつ
    収縮能力を有する基体層の一面を、基体を構成し
    ている繊維または弾性ポリマーが溶融する温度以
    上に加熱した加熱面に接触させて基体表面に溶融
    皮膜を形成させ、該溶融皮膜層を形成させる際ま
    たはその後に基体層を収縮させて表面溶融皮膜層
    に褶曲しわを発現させ、次いで該溶融皮膜層を仕
    上げることを特徴とするペツカリー調人工皮革の
    製造法。 3 極細繊維がポリアミド、ポリエステル、ポリ
    オレフイン、ポリアクリル系のいずれかから成る
    ものである特徴請求の範囲第2項記載の製造法。 4 基体層の表面収縮率が溶融皮膜層の面積に対
    して2〜10%である特許請求の範囲第2項記載の
    製造法。
JP7174583A 1983-04-22 1983-04-22 ペツカリ−調人工皮革およびその製造法 Granted JPS59199873A (ja)

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JPS59199873A JPS59199873A (ja) 1984-11-13
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JP7299821B2 (ja) * 2019-10-25 2023-06-28 株式会社クラレ 立毛人工皮革及びその製造方法
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