JPH0124520B2 - - Google Patents

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JPH0124520B2
JPH0124520B2 JP58068801A JP6880183A JPH0124520B2 JP H0124520 B2 JPH0124520 B2 JP H0124520B2 JP 58068801 A JP58068801 A JP 58068801A JP 6880183 A JP6880183 A JP 6880183A JP H0124520 B2 JPH0124520 B2 JP H0124520B2
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JP
Japan
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needle bar
solenoid
sewing machine
embroidery
upper shaft
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JP58068801A
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JPS59194792A (ja
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Masanori Sugyama
Koji Nishida
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、刺繍縫ミシンの上軸の回転に周期し
て上下動する針棒駆動部材に、針棒を結合又は非
結合とする針棒クラツチの制御に関する。
(従来の技術) たとえば自動刺繍ミシンでは、複数のサーボモ
ータによつて駆動される刺繍枠の駆動機構を具備
し、ミシンの針の昇降と同期して制御回路の出力
によつて刺繍枠駆動機構を自動制御するものがあ
る。
二個のサーボモータを制御して夫々の駆動出力
による二つの座標成分運動の合成である平面図形
をたどる軌跡の運動を、ミシンの針の昇降と同期
して、その一針毎に予めストアされた刺繍枠作動
量対応の制御データを読んで刺繍枠支持構構に伝
え、その動作を連綴することにより刺繍縫をなす
ミシンにおいて、一針毎の刺繍枠の最大移動量
は、これを作動さす為のサーボーモータの容量を
むやみに大きくすることが得策でないために、通
例は両座標成分の各々が、例えば最大4mm程度に
設定されることが多いものであり、従つて一成分
当り該最大値を越す移動には、複数個の縫目を連
ねることとなる。そして一回の刺繍加工の間に、
部分の模様間を渡る捨て縫いの箇所では、刺繍完
了後に該捨て縫い部分の縫糸を除去することが、
その縫目の多い場合には煩わしい。
また、一針毎の各成分移動量を10mm以上も作動
できるように、サーボモータの容量をあえて大型
のものとする場合には、刺繍模様を完了する為の
所要時間を短縮できる利点はあるが、模様全体の
中で一縫目当り10mm程度となるような大きな布送
りは、全ステツチ中の10%見当位なもので、その
ような頻度の低い縫いのために大型のサーボモー
タを具えること、及びそのために制御回路の出力
容量を大きくすることは、効率のよいものではな
い。
そこで最近は、針が布から抜けて次の布に降下
するまでに枠の駆動が終了しないような長いステ
ツチのデータがあるときには、枠の駆動を終了す
るまで針の降下を止めることが行なわれており、
このため針棒クラツチが用いられている(たとえ
ば特開昭56−355号公報)。
サーボモータによる刺繍枠駆動速度は、枠駆動
量にほとんど関係なく、詳しうる限りの高速度に
設定されており、一定と見なしうるが、ミシン上
軸の回転速度は、接作者の操作に応じて高低に調
整あるいは変更される。したがつて、針棒が布か
ら抜けてまた布に差し込むまでの、刺繍枠を移動
させうる時間は、ミシン上軸の回転速度に依存す
る。
そこで従来は、ミシン上軸の最高速度で、針棒
が布から抜けて次に差し込むまでに刺繍枠を駆動
しうる時間よりも少し短い時間を参照値として設
定しておき、刺繍縫データの、ステツチ間距離デ
ータ(x,yの2座標であり、x,yそれぞれの
枠駆動量を示す)のそれぞれを参照値と比較し、
いずれもが参照値よりも小さいと針棒クラツチは
結合とし、いずれか一方が参照値よりも大きい
と、針棒クラツチのソレノイドに通電してクラツ
チオフとして、次の1ステツチ分の上軸回転の間
は、針棒を上死点に止めるというクラツチ制御
(ジヤンプ制御)が行なわれている。
このように、針棒の降下を選択的に止めるた
め、たとえば前記特開昭56−355号公報のミシン
においては、ミシン上軸にエンコーダを結合し
て、ミシン上軸の回転に同期して上下動する部材
(スライダ30)が中間領域(針棒が駆動されて
いる場合には針棒の上死点と下死点との間の領
域)で幅が狭い電気パルスを得て、これを基点に
して、針棒を1針縫分駆動しないとき(ジヤンプ
のとき)には、次の電気パルスまで針棒クラツチ
のソレノイドに通電して針棒駆動を解除する。連
続して針棒を駆動しないときには、ソレノイドに
連続して通電し、針棒駆動を連続して解除する。
(発明が解決しようとする課題) このように、刺繍枠の移動が間に合わないと見
なせるときには針棒を上位置停止させる従来のク
ラツチ制御では、前述のように、上軸の予定され
た最高速度で、針棒上下動の略半サイクルの間に
刺繍枠を移動させうる量を固定の参照値としてい
るので、該移動させうる量は極く小さい値であ
り、上軸の回転速度が低くその速度ではジヤンプ
の必要がない場合でも、クラツチをオフとして針
棒を1針縫分停止させることになり、縫効率が低
い。該参照値を小さく設定すると、上軸の回転速
度が高いときに、針棒が降下して縫い針が刺繍枠
の布を刺すとき刺繍枠の所要量の移動が完了して
いないので、刺繍模様が乱れるばかりでなく、縫
い針が布に刺つた状態で布が駆動されて縫い動作
が異常になる。
また、この種のクラツチ制御を行なうミシンで
は、針棒クラツチの駆動に使うソレノイドはミシ
ンの小型化に伴つて小型で高出力(高駆動力)の
ものが必要となり、通電電流を大きくしている。
しかし電流値が大きいため、ソレノイドの温度上
昇がはげしく、連続通電すると焼けてしまうおそ
れがある。これを防ぐために通電開始時には大電
流を流し、ソレノイドのプランジヤ駆動が終了す
ると電流値をプランジヤの保持に必要なだけの小
さい値にすることが行なわれている。しかし、切
換回路を備えてしかも電源を2系統にするか、又
は抵抗を切換挿入するなど、回路が複雑となつて
コストアツプとなる。抵抗を切換挿入する形で
は、ミシン全体としての発熱は低減せず、無駄な
温度上昇をもたらす。
本発明は、刺繍縫いの効率を高くすることを目
的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明においては、
上軸の回転に同期して発生される電気パルスのパ
ルス幅をカウントして上軸の回転速度を検出し、
上軸の回転速度に対応した値を参照値とし、この
参照値に、縫い制御データ(1ステツチ間枠移動
量データ)を対比して針棒停止要否を判定し、1
ステツチ間枠移動量(刺繍枠を駆動すべき量)が
参照値を越えるときに針棒クラツチのソレノイド
の通電を制御して針棒を停止させる。
(作用) これによれば、前記参照値は、上軸回転速度が
高いときには小値に、低いときには高値になり、
上軸回転速度に逆対応した値すなわち上軸回転速
度に対応した刺繍枠駆動可能時間となる。しかし
て、1ステツチ間枠移動量(刺繍枠を駆動すべき
量)が前記参照値を越えるときに針棒クラツチの
ソレノイドの通電を制御して針棒を停止させるの
で、上軸回転速度から見て刺繍枠を駆動すべき量
が大き過ぎるときのみ針棒が停止され、上軸回転
速度が低く刺繍枠の駆動を十分に行なえるときに
針棒を停止とすることがなくなり、針棒を停止
(ジヤンプ)とする確率が低くなり、その分縫効
率が高くなる。
本発明の好ましい実施例では、針棒クラツチの
ソレノイドの電力消費を低減してその発熱量を抑
制するために、ミシン上軸の回転に同期して発生
される電気パルスのパルス幅をカウントして上軸
回転速度VX(縫速度)を検出し、これに応じてソ
レノイド通電時間を定める。例えば、特定の速度
VSで、最も効率的なソレノイド通電時間TSを設
定しておき、他の速度VXではソレノイド通電時
間TXをTS・VX/VSとする。なお、このように速
度比例値としてソレノイド通電時間を定めるだけ
でなく、その比例値に許容誤差、調整値等を加、
減算してもよい。
これによれば、上軸の回転速度(縫速度)がい
ずれであつても、最も効率が良いタイミングおよ
び期間でソレノイドが通電される。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。
(実施例) 第1図は本発明を一態様で実施する自動刺繍縫
いミシンの外観と、電気制御部の構成概要を示
す。
第1図において、ミシン1はそのベツド1a内
に、二個のサーボモータ2,3が装着され、それ
より図示しない駆動伝達手段を介して、ベツド1
a上側の刺繍枠キヤリヤ4に平面図形の軌跡運動
を与える。枠運動は、此のミシンの上軸1bの回
転とタイミングをとつて、針棒1cの昇降運動
中、その上昇している半周期の間に刺繍枠5が移
動する。サーボモータ2,3のこのような間欠的
な駆動は、このミシン1の操作盤6を操作するこ
とにより、コンピユータ7の具えるメモリ8に記
憶の刺繍データおよびその他の制御データによつ
て自動的に与えられるシーケンス出力を各増幅す
る複数の駆動回路9,10,11の内、サーボモ
ータ駆動回路9により駆動制御される。
ミシン1内には、同じくコンピユータ7よりモ
ータ駆動回路10を介して制御されるミシンモー
タ12が装着されており、これによつて駆動され
るミシンの上軸1bよりこの回転に同期してコン
ピユータ7に対して同期信号を与える回転信号発
生器(エンコーダ)13が設けられている。
更に、ミシン上軸1bの軸端に近くアーム部1
d内には、針棒1cの昇降と同期して、その上昇
位置にて後述する針棒クラツチ機構を介して、針
棒の運動を休止して上軸1bを空転さすための、
クラツチ制御ソレノイド14が装着されており、
コンピユータ7はまた、針棒クラツチ駆動回路1
1を介してこのクラツチ制御ソレノイド14を励
磁制御する。この様な制御系統の構成により、ミ
シン1の運転より同期信号(電気パルス)がコン
ピユータ7に伝えられ、それによつて針棒1cの
昇降運動と同期してサーボモータ2,3の間欠動
作により刺繍枠5が動作して、刺繍縫の進行中、
ある縫目の制御量として、このサーボモータ2,
3による枠駆動機構の一ステツチ当りの最大能力
以上の制御データがメモリ8より与えられたと
き、針棒1cが上昇した位置にて、コンピユータ
7がクラツチ制御ソレノイド14を作動して針棒
1cを上昇位置に留置させ、そしてサーボモータ
2,3には引続いて駆動動作を続行させて、上軸
1bが丁度一回転分、もしくは必要な回数の空転
した時点にて、再び針棒1cの昇降駆動を再開
し、サーボモータ2,3の間欠動作も従前の針棒
昇降同期関係に復する制御機能を有するものであ
る。
二つのサーボモータ2,3により刺繍枠キヤリ
ア4の動作は、図示しない両座標成分の各伝導手
段を介して、X軸サーボモータ2の回転は、前後
のロツドサポータ15を、ミシンベツド1aの上
面のスリツト16に沿つて平行移動させ、そして
Y軸サーボモータ3の回転は、ロツドサポータ1
5によつて支承されたY軸ガイドロツド17に沿
つて、スリツト16の向きと直角に刺繍枠キヤリ
ア4を摺動させるものであり、この二つの方向成
分の動作は、共にケーブルを介して伝導される。
この例の如き直交座標成分動作を夫々サーボモー
タ2,3の駆動制御によつて得て、その合成によ
り、刺繍枠5を担持する刺繍枠キヤリア4の平面
図形の軌跡運動となすものは、たとえば特願昭54
−054447号に詳しく開示されている。
次に針棒クラツチに関連する部分を第2図〜第
5図を参照して説明する。
これらの図面を参照すると、ミシン上軸1bに
は、エンコーダ13の回転板13aが固着されて
おり、この回転板13aに比較的に広いスリツト
13bが形成されている。このスリツト13bを
検出する位置に、発光ダイオードと光電変換器で
なるフオトセンサ13cが配置されており、この
フオトセンサ13cが、スリツト13bを検出し
ているときには低レベルLで、検出していないと
きには高レベルHの信号をコンピユータ7に与え
る。上軸1bにはクランク23が固着されてお
り、このクランク23に駆動アーム26が結合さ
れている。駆動アーム26の下端には、ピン29
が枢着されており、このピン29にスライダ30
が固着されている。スライダ30は布押え棒39
で案内されており、それに沿つて上、下動しう
る。上軸1bが回転するとクランク23が回転
し、駆動アーム26が上下に往復動する。針棒1
cと布押え棒39は、支持アーム18の軸受けを
貫通しており、上下動しうる。
針棒1cには、ガイド片19が固着されてお
り、このガイド片19は布押え棒39で案内され
ている。ガイド片19にはコの字形のラツチ31
の両脚端が枢着され、コイルスプリング32によ
り、ラツチ31は反時計方向(第4図)に回動強
制されている。ラツチ31にはローラ31aが枢
着されている。
支持アーム18には、ソレノイド14が固着さ
れ、かつカム板36が枢着されている。カム板3
6には、下端にカム片36aが固着されている。
カム板36には、ソレノイド14のプランジヤに
結合した作用棒が連結されており、ソレノイド1
4の通電で右方(第3図)に駆動され、第3図に
2点鎖線で示す作用位置に移動し、ソレノイド1
4の通電が断たれると左方の実線位置(第3図)、
つまり非作用位置、に戻される。
ソレノイド14が通電され、カム板36が作用
位置(第3図の2点鎖線位置)にあるときに、ス
ライダ30に係合したラツチ31が上昇して来る
と、カム板36に固着されたカム片36aのテー
パ面36b(第4図)にローラ31aが接触し、
カム片36aによりローラ31aおよびラツチ3
1が時計方向(第4図)に回動し、ラツチ31が
スライダ30から外れる。スライダ30が更に上
昇し、次に下降に移つてラツチ31よりも降下す
る位置までソレノイド14の通電を継続すると、
スライダ30にラツチ30が係合しないままでス
ライダ30が降下し、ラツチ31およびそれが固
着されたガイド片19ならびにガイド片19が固
着された針棒1cが上昇位置に留まり、針は降下
しない。すなわち、スライダ30が上死点の少し
前まで上昇してから、上死点で折り返して少し降
下するまでの間ソレノイド14が通電されている
と、ラツチ31がスライダ30に係合せず、針棒
1cは上昇位置に留まる。その期間にソレノイド
14に通電しないと、カム板36が第3図に実線
で示す非作用位置にあり、ラツチ31のローラ3
1aはカム片36aのテーパ面36bに接触しな
い。これにより、上昇して来たスライダ30がそ
の上側のテーパ面30bでラツチ31のローラ3
1aに接触してラツチ31を時計方向に回動さ
せ、ローラ31aをテーパ面30bが上方に通過
すると、ラツチ31が反時計方向(第4図)に回
動し、ラツチ31の下端がスライダ30の下部係
合面30aに係合し、以後は、スライダ30にラ
ツチ31が係合した状態で、スライダ30によ
り、ラツチ31およびそれが固着されたガイド片
19が上下駆動され、スライダ30の上下動と同
期して針棒1cが上下駆動される。結局、スライ
ダ30が上死点前後にある間ソレノイド14を通
電すると、スライダ30よりラツチ31が外れ
て、針棒1cは上昇位置で停止し、スライダ30
が上死点前後にある間ソレノイド14を通電しな
いとスライダ30にラツチが係合し、あるいはす
でに係合している場合にはそのまま係合を継続す
る。
ガイド片19には引張コイルスプリング34の
下端が係合しており、このスプリング34により
ガイド片19つまりは針棒1cに常時上向きの力
が加えられており、スライダ30からラツチ36
が外れているときには、針棒は上死点に持上げら
れている。
ミシン上軸1bの回転に同期してスライダ30
が第6図に示すように上下動するのに対して、エ
ンコーダ13は、スライダ30が下死点と上死点
の間の中間領域にあるときにLとなり、上死点の
少し前でHに復帰する比較的に幅が広いパルス
(Lレベルパルス)を発生する。このように幅を
広くしているのは、そのパルス幅(L区間)のカ
ウントを容易にするためであり、また、LからH
への切換わり点が、ラツチ31(針棒1c)をス
ライダ30(ピン30―駆動アーム26―クラン
ク23―上軸1b)から外すタイミングの始点に
なるようにするためである。その結果、針棒1c
の駆動を止めるとき(針棒クラツチをオフ(非結
合)とするとき)には、エンコーダ13の出力が
LからHに切換わつたときにソレノイド14の通
電を開始すればよい。
なお、ソレノイド14に通電することによりカ
ム板36を非作用位置に駆動する態様では、ソレ
ノイド14の通電と針棒の係合との関係は、上述
と逆になる。
通電は、第6図に示す期間aの間最小限必要で
あり、安全を見んでa+d=cの間通電る。d
は、Lパルス幅カウント中およびソレノイド通電
中におけるミシン上軸1bの速度変化があつて
も、所要のラツチ解除が十分に行なわれる余裕代
である。この期間aは、ミシン上軸1bの回転速
度に依存し、速度が高いと短く、低いと長くな
る。そこででパルス幅bをカウントして上軸1b
の回転速度を求めて、速度に対応して少なくとも
期間aの時間を定める。dはbに比例する値とし
てもよいし、固定値としてもよい。
コンピユータ7のマイクロコンピユータには、
針棒1cを停止とするとき、第6図に示すタイミ
ングで、しかも通電期間cを上軸1bの回転速度
に逆比例(bに比例)させて定めて、ソレノイド
14の通電を制御する、ソレノイド制御プログラ
ム、これによつて得られたジヤンプ判定参照値を
を次の刺繍枠駆動量データ(縫し制御データ)と
比較して、次の針棒駆動期間は針棒を停止しする
か否かを設定するジヤンプ判定プログラムおよ
び、その他、刺繍枠駆動制御、操作盤入力読取、
ミシンモータ制御等々を行なうプログラムが組込
まれている。第7a図にジヤンプ判定の動作を、
また第7b図にソレノイド制御の概要を示す。
まず第7b図を参照してソレノイド制御を説明
する。
マイクロコンピユータは、ミシン縫いの過程
で、あるいは下糸巻の操作に応じて、針棒駆動、
停止をレジスタにセツトし、所定のタイミングで
第7b図のソレノイド制御フローに進む。
このソレノイド制御フローに進むと、マイクロ
コンピユータ(以下マイコンと略称する)は、レ
ジスタ(フラグ)の内容を参照してミシンモータ
駆動中か否かを確認し、モータ12が停止中であ
れば、針棒1cは駆動されず、しかも上軸1bの
目転速度検出も意味が無いので、参照値をメモリ
しておく基準値レジスタに固定値SSをメモリして
メインフローに復帰(リターン)する。なお、SS
は上軸1bの最高回転速度において、針棒が布か
ら抜けて次に布に差し込むまでの時間において刺
繍枠を動かしうる量(x,yの一方の方向の移動
量;この実施例では、刺繍枠はx,y方向共に同
速度である)を示すデータである。このようにモ
ータ停止中には参照値をSSに設設しておくのは、
上軸回転速度検出がモータ停止中に不能であり、
上軸速度に対応した参照値が得られていないの
で、また、モータ駆動が開始されると即座に参照
値が必要であるため、速度検出値に基づいた参照
値が得られるまでは従来と同様に、最も安全な値
を参照値とするためである。
ミシンモータ12が駆動中(駆動開始も含む)
であると、針棒1c駆動か否か(これは後述する
ジヤンプ判定で設定される)を確認し、針棒駆動
であれば、ソレノイド14に通電する必要はない
が、上軸回転速度検出のため、エンコーダ13の
出力の参照に進み、針棒停止が設定されている
と、すでにモータ12駆動でのソレノイド制御が
開始されているか否かを示す継続フラグを参照す
る。
この継続フラグが無いと、モータ12が付勢さ
れ始めて初めてのソレノイド制御であることを意
味するので、またこのときには針棒は上死点で停
止しているので、針棒1c(ラツチ31)を上軸
1b(スライダ30)に係合させないように、即
座にソレノイド14の通電を出力セツトする。そ
してエンコーダ13の出力を参照する。
継続フラグがあると、すでにモータ12が駆動
されておりしかもソレノイド制御も開始している
ので、ソレノイド14への通電出力セツトはしな
いで(現在の出力状態のまま)、エンコーダ13
の出力を参照する。
エンコーダ13の出力がLでないとメインルー
チンに戻つて、メインルーチンを経てソレノイド
制御の始端に戻り、エンコーダ13の出力がLで
あると、このときには、Lパルスの始端を検出し
たことになるので、まずソレノイド14の通電を
リセツトし、Lパルス区間のカウント開始をした
ことを示すLカウントフラグをセツトし、Lパル
ス区間bの時間のカウントする。このカウントに
おいては、タイマー(プログラムタイマー)にt0
をセツトして時限を開始し、タイムオーバすると
カウントレジスタを1インクレメント(カウンタ
レジスタの内容に1を加えた和をカウントレジス
タに更新メモリ)し、エンコーダ13の出力を参
照して、それがまだLであるとまたタイマーにt0
をセツトしタイムオーバを待つ。タイムオーバす
るとまたカウントレジスタを1インクレメント
し、エンコーダ13の出力がHになるまでこれを
繰り返えす。
エンコーダ13の出力がHになると、Lカウン
トフラグをリセツトし、縫い制御データ(1ステ
ツチの刺繍枠移動量データ)そのもので刺繍枠の
駆動量を定める設定(等倍刺繍)か、縫い制御デ
ータを1.25倍して刺繍枠を駆動する設定(拡大刺
繍)か、あるいは縫い制御データを0.75倍して刺
繍枠を駆動する設定(縮少刺繍)かを参照して、
等倍刺繍が設定されているときには、カウント値
bに定数Kを乗算した値(端数は切捨。以下同
様)を基準値レジスタにメモリし、拡大刺繍が設
定されているときには、カウント値bに0.75Kを
乗算した値を基準値レジスタにメモリし、また、
縮少刺繍が設定されているときには、カウント値
bに1.25Kを乗算した値を基準値レジスタにメモ
リする。そしてまたミシンモータ12が駆動であ
るか否かを参照し、停止に変わつていると、継続
フラグをリセツトしてメインルーチンに戻り、駆
動のままであると、針棒駆動が設定されているか
否かを参照して、針棒駆動が設定されているとエ
ンコーダ13の出力参照に復帰する。針棒非駆動
が設定されているときには、次に進んで、ソレノ
イド14の通電を出力セツトする。
そしてソレノイド通電時間cのカウントを行な
う。このカウントにおいては、タイマー(プログ
ラムタイマー)にnt0をセツトして時限を開始し、
タイムオーバするとカウントレジスタを1デクレ
レメント(カウンタレジスタの内容より1を減算
した差をカウントレジスタに更新メモリ)し、こ
のカウントレジスタの内容を参照して、それが1
以上であるとまたタイマーにnt0をセツトしタイ
ムオーバを待つ。タイムオーバするとまたカウン
トレジスタを1デクレメントし、カウントレジス
タの内容が0になるまでこれを繰り返えす。
カウントレジスタの内容が0になると、ソレノ
イド14の通電を開始してから、c=nt0・b,
bはパルスの幅カウント値、を経過したことにな
るので、ソレノイド14の通電をリセツトする。
これにより、Lパルス幅カウント値(b)のn倍の時
間c=nbの間、ソレノイド14に通電があつた
ことになる。
そして、また針棒駆動か否かを参照し、駆動に
なつているとメインルーチンに戻り、変わらず非
駆動になつていると、ミシンモータ12駆動中か
否かを参照し、停止に変わつていると次回のモー
タ駆動に備えて継続フラグをリセツトする。ミシ
ンモータ12が駆動中であると以後も同じくLパ
ルスの幅カウントからソレノイド制御を進めれば
よいので(エンコーダ13の出力がLになるまで
ソレノイド制御のフローを継続する必要がないの
で)継続フラグをセツトしてメインルーチンに戻
る。
以上に説明したソレノイド制御フローにより、
上軸回転速度の検出と、該速度に対応したジヤン
プ判定参照値の設定およびソレノイド通電制御が
行なわれる。
なお、第7b図のフローでは、タイマーt0
nt0をセツトしたときには、いずれの場合もタイ
ムオーバをソレノイド制御フロー中で待機してい
る形で示しているが、nt0のタイムオーバを待つ
ている間は、メインフローに戻つて、メインフロ
ーからソレノイド制御に戻つたときにタイムオー
バを参照し、タイムオーバしていないとまたメイ
ンフローに戻り、タイムオーバしているとその次
のステツプに進むという、メインフロー復帰を行
なう。このようにnt0のタイムオーバ待ちでメイ
ンフローに戻るようにするのは、nt0が比較的に
長いので、この間に他の処理又は制御をマイコン
が行なうようにするためである。メインフローで
は、入出力状態を参照して次々にサブフロー(第
7a図や第7b図もサブフロー)を選択実行し、
これにより所定のタイミングでまた第7b図のソ
レノイド制御(サブフロー)に進入する。
次に第7a図を参照する。マイコンはメインフ
ローの所定のタイミングで第7a図に示すジヤン
プ判定に進む。これに進むと、まずジヤンプフラ
グの有無を確認し、それが無いと(前に針棒停止
(ジヤンプ)を設定していないと)次の縫いステ
ツチを得るための縫い制御データ(刺繍枠移動量
データ:x軸移動量とy軸移動量)の大きい方A
を基準レジスタの内容B(参照値)と比較し、B
≧Aのときには、針棒1cが上昇している間に刺
繍枠を、縫い制御データが示す量移動しうるの
で、針棒駆動をセツト(フラグを立てる)してメ
インルーチンに復帰し、そうでないときには、針
棒1cが上昇している間に刺繍枠を、縫い制御デ
ータが示す量移動しえないので、針棒非駆動をセ
ツト(針棒駆動フラグのリセツト)し、ジヤンプ
フラグをセツトしてメインルーチンに復帰する。
メインルーチンからまたジヤンプ判定に進入し
たときにジヤンプフラグが立つていると、その前
に針棒を停止としているので、刺繍枠が次に縫目
を作るべき位置に移動しているか否か(ジヤンプ
を判定したときの縫い制御データが示す量だけ刺
繍枠が駆動されているか否か)を参照し、移動し
ていると今度ジヤンプフラグをリセツトし、針棒
駆動を設定してメインルーチンに戻る。移動して
いないと次回も針棒を停止する必要があるので、
針棒非駆動を設定し、念のためジヤンププラグを
またセツトしてメインルーチンに戻る。
この、ジヤンプ判定フローでの針棒駆動、非駆
動の設定が前述のソレノイド制御(第7b図)で
参照される。ソレノイド制御で基準値レジスタに
メモリされた値Bがこのジヤンプ判定フローで参
照される。
以上のように、カウント値すなわちミシン上軸
の回転速度に反比例した値を、ジヤンプ判定の参
照値とするので、上軸回転速度に対応した最も長
い時間が刺繍枠駆動に割り当てられることにな
り、針棒を停止させる必要がないときに針棒が停
止されることがなくなり、その分縫い効率、すな
わち刺繍縫速度が高くなる。
また、上述のソレノイド通電制御により、下糸
巻きなどで、針棒非駆動が設定され、あるいは刺
繍縫でも針棒非駆動設定状態でモータ12が始動
されるときには、モータ停止中は針棒1cが上死
点にあり、エンコーダ13の出力はHであるの
で、ソレノイド制御(第7図)に進んでも、それ
からメインフローに戻り、ソレノイド14の通電
制御は行なわれず、ソレノイド14は非通電であ
る。モータ12が付勢されると、ソレノイド制御
フローでまずソレノイド14が通電される。これ
により、スライダ30が下降するときそれにラツ
チ31が係合せず、モータ始動時点でも針棒1c
は下降しない。次いでエンコーダ13の出力がL
になるまで、ソレノイド14の通電が継続され
る。したがつて、針棒非駆動で、モータ12が始
動したときには、エンコーダ13の出力がHの
間、つまりスライダ30が上死点直前から上死点
を経て降下し、中間領域を経て下死点に至り次い
で上昇して中間領域に至るまでの略一サイクルの
間は、ソレノイド14が長時間(エンコーダ13
の出力がHである間)通電される。
これは、モータ始動時は、エンコーダ13の出
力のLパルスの幅bのカウントを完全に実行する
ことができないためである。
しかしながら、このようにした後では、エンコ
ーダ13の出力がLになつてからその幅bのカウ
ントをして通電時間cを定め、しかも継続フラグ
をセツトし、更にその後では継続フラグを参照し
て、それがあるとエンコーダ13の出力がHから
Lに変わる毎にパルス幅bをカウントしてカウン
ト値に基づいて通電時間を定めるので、モータ始
動から上軸1回転の後は、上軸1bの回転速度に
対応した短い時間の通電となる。
たとえば刺繍中でモータが連続して駆動され、
針棒非駆動から針棒駆動になると、ソレノイド通
電が不必要であるので、Lパルス幅のカウントと
ジヤンプ判定参照値の設定を終るとメインルーチ
ンに戻り、メインルーチンからジヤンプ判定に進
んでまたメインルーチンに戻り、メインルーチン
からソレノイド制御に進んでまたメインルーチン
に戻ることを繰り返えす。このように繰り返して
いる間に針棒駆動から非駆動に変わると、継続フ
ラグがあるので、ソレノイド制御においては、エ
ンコーダ13出力のLパルス幅カウントから制御
が開始され、エンコーダ13出力がLからHに変
わつてからパルス幅カウント値の整数倍の時間の
間ソレノイド14が通電される。
モータ駆動中に針棒停止になると、針棒1cは
上死点で停止する。針棒駆動中および非駆動中の
いずれにおいても、モータ12が停止とされると
きには、エンコーダ13の出力がLからHに変わ
つたときにモータ12が完全に停止されるよう
に、モータの停止制御が行なわれる。
なお、上記実施例では、ソレノイド通電時間c
=a+dをLレベル幅bの整数n倍としている
が、dを固定値としてもよい。このようにすると
きには、たとえば、a=mt0、m<nとして、ソ
レノイド14に通電を開始してからaのカウント
(タイマーmt0のb相当回数分のカウント)の後、
引き続いて、たとえばt0の時間経過毎に1カウン
トアツプして、カウント値が所定値Dになるとソ
レノイド14の通電を止めるようにすればよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、ジヤンプ判定参
照値が上軸回転速度に対応した適値に設定される
ので、速度が低いときにジヤンプをする確率が低
くなつて縫い速度が向上する。
また、好ましい実施態様では、針棒を停止にす
るときに、連続通電に変えて、ミシン上軸の回転
速度に対応した必要な時間のみソレノイドに通電
するので、小型のソレノイドに比較的に大きい電
流を流す場合でも、ソレノイドの、時系列の平均
電流は小さく、ソレノイドの加熱を生じにくい
し、無駄な電流消費も少ない。ソレノイドに起動
電流(吸引電流:大きい値)と保持電流(小さい
値)を切換え供給する電気回路が不要であり、回
路および電力が節約となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を一態様で実施する刺繍縫ミ
シンの構造概略を示す斜視図であり、電気回路部
はブロツクで示す。第2図は該ミシンの針棒クラ
ツチの部分を示す斜視図、第3図は正面図、第4
図は針棒クラツチの一部分を示す側面図、第5図
は正面図である。第6図は針棒クラツチのスライ
ダ30の上下動に関連するエンコーダ13の出力
およびソレノイド14の通電タイミングを示すタ
イムチヤートである。第7a図は、第1図に示す
コンピユータ7のジヤンプ判定動作を示すフロー
チヤートであり、第7b図は、コンピユータ7の
ソレノイド通電制御動作を示すフローチヤートで
ある。 1:ミシン、1a:ベツド、1b:上軸、1
c:針棒、1d:アーム、2,3:サーボモー
タ、4:キヤリア、5:刺繍枠、6:操作盤、
7:コンピユータ、8:メモリ、9:サーボモー
タ駆動回路、10:ミシンモータ駆動回路、1
1:針棒クラツチ駆動回路、12:ミシンモー
タ、13:エンコーダ、14:ソレノイド、1
5:ロツドサポータ、16:スリツト、17:Y
軸ガイドロツド、18:支持アーム、19:ガイ
ド片、23:クランク、26:駆動アーム、2
9:ピン、30:スライダ、31:ラツチ、3
2,34:コイルスプリング、36:カム板、3
6a:カム片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミシン上軸の回転に同期して発生される電気
    パルスを基点に、針棒が上昇している間に刺繍枠
    を駆動し、針棒が上昇している間に刺繍枠を次の
    位置に移動完了しえないときには所定タイミング
    で針棒クラツチのソレノイドの通電を制御して針
    棒を、ミシン上軸の回転に同期して上下動する針
    棒駆動部材とは非結合とする、刺繍縫ミシンの針
    棒クラツチ制御において; 前記電気パルスのパルス幅をカウントし、カウ
    ント値により定まる値を参照値とし、刺繍枠の駆
    動すべき移動量を該参照値と比較して、該移動量
    が参照値を越えるときは、針棒クラツチのソレノ
    イドの通電を制御して針棒を、ミシン上軸の回転
    に同期して上下動する針棒駆動部材とは非結合と
    する、ことを特徴とする刺繍縫ミシンの針棒クラ
    ツチ制御方法。 2 ミシンモータの駆動開始から、少なくとも第
    1回の電気パルスのパルス幅カウント終了まで
    は、参照値を、所定の固定値とする前記特許請求
    の範囲第1項記載の刺繍縫ミシンの針棒クラツチ
    制御方法。 3 電気パルスの終りに合せてソレノイドの通電
    を開始して、カウント値の設定整数倍の時間の後
    にソレノイドの通電を遮断することにより針棒
    を、ミシン上軸の回転に同期して上下動する針棒
    駆動部材とは非結合とする、前記特許請求の範囲
    第1項記載の、刺繍縫ミシンの針棒クラツチ制御
    方法。 4 電気パルスの終りに合せてソレノイドの通電
    を開始して、カウント値の整数倍の時間に所定の
    時間を加えた時間の後にソレノイドの通電を遮断
    することにより針棒を、ミシン上軸の回転に同期
    して上下動する針棒駆動部材とは非結合とする、
    前記特許請求の範囲第1項記載の、刺繍縫ミシン
    の針棒クラツチ制御方法。
JP6880183A 1983-04-19 1983-04-19 刺繍縫ミシンの針棒クラツチ制御方法 Granted JPS59194792A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5578508A (en) * 1978-12-11 1980-06-13 Aisin Seiki Co Ltd Excitation control circuit for electromagnet coil
JPS56355A (en) * 1979-06-14 1981-01-06 Aisin Seiki Automatic embroidering machine

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