JPH0124778B2 - - Google Patents
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- JPH0124778B2 JPH0124778B2 JP57013781A JP1378182A JPH0124778B2 JP H0124778 B2 JPH0124778 B2 JP H0124778B2 JP 57013781 A JP57013781 A JP 57013781A JP 1378182 A JP1378182 A JP 1378182A JP H0124778 B2 JPH0124778 B2 JP H0124778B2
- Authority
- JP
- Japan
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- acid
- catalyst
- bisamide
- formaldehyde
- acid amide
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は、メチレンビスカルボン酸アミドを製
造する方法に関するものである。 メチレンビスカルボン酸アミド(以下単にビス
アミドと記す)は、高分子材料の改質のための添
加剤として用いられている。 一般にビスアミドはカルボン酸アミドとホルム
アルデヒドを酸性触媒の存在下で加熱反応させる
ことにより得られるが、その製造に関しては、カ
ルボン酸アミドとパラホルムアルデヒドを無触媒
下に160〜170℃の温度に保持する方法(米国特許
第2393202号)や、カルボン酸アミドとホルマリ
ンを硫酸、塩酸のような液体状の酸を触媒として
100℃以下の温度に保持する方法(例えば油化学、
15巻、325頁、1966年)、あるいはカルボン酸アミ
ドとホルムアルデヒドをアリルスルホン酸の如
き、反応系で液状となる触媒の存在下に140〜150
℃の温度に保持する方法(米国特許第2493068号)
が知られている。 しかし前記米国特許記載のような160〜170℃の
温度でカルボン酸アミドとパラホルムアルデヒド
を反応させる方法に於いては、無触媒下では純度
80%以上のビスアミドを得ることは困難であり、
またアリルスルホン酸の如き、反応系で液状とな
る酸触媒の存在下、140〜150℃の温度に保持する
方法に於いては副反応が同時に進行するため純度
80%以上のビスアミドを得ることはやはり困難で
ある。 一方、油化学15巻記載のようなカルボン酸アミ
ドとホルマリンとを液体状の鉱酸類を触媒として
100℃以下の温度に保持する方法では、反応温度
が低いため副反応の進行は抑制され純度の高いビ
スアミドを得ることが出来るが、液体状の触媒の
除去が困難なため好ましい品質のビスアミドが得
られないという問題があり必らずしも満足できる
方法ではなかつた。 本発明者らは上記の如き問題を解決するため研
究を重ねた結果、本発明を完成した。 即ち、本発明はカルボン酸アミドとホルムアル
デヒドを反応させるにあたり酸性白土、活性白
土、シリカアルミナ、シリカマグネシア、アルミ
ナ及びアルミナボリアから選ばれた固体酸触媒を
用いることを特徴とするビスアミドの製造方法で
ある。 本発明におけるカルボン酸としては、酢酸、酪
酸、カプロン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、モンタン酸、アクリル酸、カプロレイン
酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エルカ酸等
の飽和又は不飽和脂肪族カルボン酸又は安息香
酸、パラトルイル酸、メタトルイル酸、ナフトエ
酸、メチルナフトエ酸等の芳香族カルボン酸を挙
げることが出来る。又、これらのカルボン酸は脂
肪族の場合は直鎖状でも分岐鎖状でもよく、主鎖
内に脂環、芳香環、ヘテロ環を有していたり、ヒ
ドロキシ基等の管能基を有していてもよい。 本発明において使用するホルムアルデヒドとし
ては、ホルマリン、パラホルムアルデヒドのよう
に通常工業的に利用されているものの他に、トリ
オキサン、ポリメチレングリコール等のホルムア
ルデヒド低重合体、あるいはメチル化ホルマリ
ン、ブチル化ホルマリン等のヘミホルマール類を
挙げることが出来る。 これらのもののホルムアルデヒド純度あるいは
濃度は何であつてもよいが、より高濃度のものが
経済的に望ましい。 パラホルムアルデヒドのようなホルムアルデヒ
ド低重合体は本発明の方法に於いては、触媒の作
用により分解し、ホルムアルデヒド単量体として
反応に関与すると考えられる。 カルボン酸アミドに対するホルムアルデヒドの
モル比は、ホルムアルデヒド単量体として0.5〜
1であり、好ましくは0.5〜0.75である。モル比
が0.5以下では目的とするビスアミドの収率が低
く、生成物中に未反応アミドが多く含まれること
となり、又、モル比が0.75以上では過剰のホルム
アルデヒドに起因する副反応が生じ、生成物の純
度が低下する。 本発明に於いて用いられる固体酸触媒として
は、酸性白土、活性白土、シリカアルミナ、シリ
カマグネシア、アルミナ及びアルミナポリアを挙
げることが出来、これらのものは単独で又は二種
類以上を組み合わせて使用してもよい。 固体酸の添加量としてはカルボン酸アミドの
100重量部に対して0.1〜10重量部であり、好まし
くは0.5〜5重量部である。本発明に於ける固体
酸触媒の使用方法としては、粉末状で反応槽に導
入しても良く、又粒状のものを反応塔に充填して
使用しても良いが、触媒活性は固体酸粒子の外表
面積により左右されるので、粉末状で使用する方
が効果的であり、好ましくは100メツシユ以下の
粉末がよい。 反応後の固体酸触媒の除去に際しては、フイル
タープレス、スパークラーフイルター、フンダフ
イルター等による過操作あるいは遠心分離機、
スーパーデカンター等による分離操作などを採用
することが出来る。 本発明の方法に於ける反応温度は原料とするカ
ルボン酸アミドとホルムアルデヒドの種類によつ
て異なるが、50〜200℃であり、好ましくは100〜
180℃の範囲である。 200℃以上では副反応や、目的とするビスアミ
ドの熱分解反応が著しくなり収率が低下する他、
着色が著しく進行し品質のよいビスアミドが得ら
れない。 又、本発明の方法を実施するにあたり、必要で
あれば、溶媒を用いることが出来る。原料である
カルボン酸アミド又は生成物であるビスアミドを
溶解させるため、溶媒としては例えば、メチルア
ルコール、エチルアルコール、ブチルアルコール
等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族類及びジクロルエタン、クロロホル
ム等のハロゲン化物等を挙げることが出来る。 これらの溶媒は、反応させる過程あるいは触媒
除去の過程で使用しても良い。 本発明の方法を実施するにあたり、好ましい態
様としては、N2ガス等の不活性ガスを流通させ
たり、あるいは反応系を減圧状態に保持すること
を挙げることが出来るが、これらの操作によつ
て、反応により生成する水を系外に導き、反応の
完成を促進させることに効果がある。又、これら
の操作によつて、ホルムアルデヒド中に含まれる
メタノール等の低沸点成分あるいは反応後の過剰
のホルムアルデヒドを除去が出来、あわせて、生
成物の着色の進行を防止するなどより好ましい品
質の生成物を得るために効果的である。 本発明の方法により、極めて簡単な操作で、純
度の高いビスアミドを容易に製造出来るが、特筆
すべき効果は、従来の液体状の酸触媒を用いる方
法に比べて、酸価が低く、着色の少ないビスアミ
ドが得られることである。 又、従来、パルミトレイン酸、オレイン酸、エ
ルカ酸のような不飽和脂肪酸のアミドを原料とし
てビスアミドを製造することは容易でなかつた
が、本発明の方法により、品質のよいいビスアミ
ドが、好収率で得られるようになつた。 次に実施例及び比較例により本発明を説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例 1 撹拌機及び温度計を備えた300ml三ツ口フラス
コにラウリン酸アミド99.7g(0.5モル)を仕込
み、シリコン油浴により外部から加熱し、140℃
に到達した後、ホルムアルデヒド換算で80.8%の
パラホルムアルデヒド9.75g(0.263モル)を加
えた。ついで酸性白土199gを徐々に添加し、撹
拌しながら加熱を続けた。約10分後に165℃に到
達したので、そのまま165℃で15分間保持した。 その後生成物を165℃で5分間、20mmHgの減圧
下に保持したのち保温されたヌツチエを用いて触
媒を熱時別し、ビスアミド93.4gを得た。 室温に冷却することにより固形物となつたビス
アミドを粉砕した後、日本油化学協会編基準油脂
分析法2−3−4号により融点を測定したところ
145.4℃であつた。又同2−4−1号、同2−3
−1号により酸価及び色相を測定したところ、そ
れぞれ0.8、ガードナー2であつた。 さらにInd.Eng.Chem.、Anal.Ed.、12巻332頁
記載のリン酸分解後発生するホルムアルデヒドを
水蒸気蒸留により補集しヨード滴定を行なう方法
により生成物中のメチレン基含量を測定したとこ
ろ、ホルムアルデヒドとして7.19%であり理論値
7.30%に対する純度は98.5%であつた。 以上の結果をまとめて第一表に示すが、比較例
と比べて極めて酸価が低く、高純度であり、色相
も良好なものであつた。 実施例 2 撹拌機及び温度計を備えた300ml三ツ口フラス
コに約70%のステアリン酸と約30%のパルミチン
酸で構成される牛脂ステアリン酸アミド137.0g
(0.5モル)を仕込み、実施例1と同様に140℃ま
で加熱したのち、ホルムアルデヒド換算で46.5%
のメチル化ホルマリン21.0g(0.325モル)を
徐々に滴下した。ついで活性白土2.74grを徐々に
添加し、撹拌しながら加熱を続けた。約10分後
165℃に到達し、そのまま165℃で15分間保持し
た。 その後、生成物を実施例1と同様の処理によ
り、触媒を除去してビスアミド134.6gを得た。 そして実施例1と同様にビスアミドの融点、酸
価、色相及び純度を分析した。 分析結果を第一表に示す。 実施例 3 実施例1と同様にして約85%のベヘン酸を含む
ベヘン酸アミド102g(0.3モル)を140℃に加熱
し、ホルムアルデヒド換算で80.8%のパラホルム
アルデヒド5.85g(0.158モル)を加えたのち、
約87%のSiO2と約13%のAl2O3で構成されるシリ
カアルミナを触媒として2.04gを添加し、165℃
で15分間保持した。 その後生成物を実施例1と同様に処理し、触媒
を除去してビスアミド101.5gを得た。 そして実施例1と同様にビスアミドの融点、酸
価、色相及び純度を分析した。その分析結果を第
一表に示す。 実施例 4 実施例1と同様に約87%のエルカ酸を含むエル
カ酸アミド99.8g(0.3モル)を140℃に加熱し、
ホルムアルデヒド換算で80.8%のパラホルムアル
デヒド5.85(0.158モル)を加えたのち、活性白土
2.99gを触媒として加え、160℃で20分間保持し、
反応させた。 その後反応生成物を160℃のまま5分間、20mm
Hgの減圧下に保持したのち保温されたヌツチエ
を用いて触媒を熱時別し、ビスアミド97.4gを
得た。 実施例1と同様にビスアミドの融点、酸価、色
相及び純度を分析した。その分析結果を第一表に
示す。 実施例 5 実施例4と同様に約70%のオレイン酸を含むオ
レイン酸アミド135.1g(0.5モル)とホルムアル
デヒド換算で80.8%のパラホルムアルデヒド97.5
g(0.263モル)を実施例3と同様のシリカアル
ミナ2.70gの存在下に加熱反応させた。実施例4
と同様の処理によりビスアミド136.2gを得た。
ビスアミドの分析結果を第一表に示す。 実施例 6 実施例1と同様の反応装置に酢酸アミド118g
(2モル)を仕込みシリコン油浴により外部から
加熱し、100℃に到達した後、ホルムアルデヒド
換算で80.8%のパラホルムアルデヒド40.8g(1.1
モル)を加えた。ついで活性白土3.54gを徐々に
添加し、撹拌しながら加熱を続けた。加熱する際
昇華する酢酸アミドを反応液中にかき落しながら
約20分経過した後、165℃に到達したのでそのま
ま5分間保持した。 その後、液状の反応物を反応器より取り出し、
室温に冷却することにより固形物とし、粉砕し
た。粉状の生成物を500gのメタノール中に投入
し、約50℃に加温しながら触媒を別した後、メ
タノール溶液を−5℃に冷却し、析出した結晶を
別し、乾燥し、ビスアミド80.7gを得た。 他の実施例と同様の分析結果を第一表に示す
が、このものは165℃の反応温度では液状で存在
していたのにかかわらず、186.2℃の融点を有し
ていた。 実施例 7 実施例1と同様の反応装置にp−トルイル酸ア
ミド94.5g(0.7モル)を仕込み、シリコン油浴
により外部から加熱し、p−トルイル酸アミドが
完全に融解した時160℃に到達していたので、
14.3g(0.385モル)のパラホルムアルデヒドを
極めて徐々に添加した。その後、内容物が165℃
に上昇してから、触媒として活性白土1.89gを
徐々に加え165℃で約15分間保持した。実施例6
と同様に、液状の反応物を固形物とし粉砕した
後、600gのベンゼン、エタノール混合溶媒(混
合比1:1)に溶解し、触媒を別除去し、つい
で溶液を−5℃に冷却し晶出した結晶を別、乾
燥してビスアミド78.8gを得た。 このものの分析結果を第一表に示す。 実施例 8 実施例2と同様にしてメチル化ホルマリン21.0
gの代わりに37%ホルマリン26.4g(0.325モル)
を用いた。ホルマリン中の水分の蒸発が少なくな
つたのち、活性白土2.74grを添加し、以下実施例
2と同様に処理しビスアミド133.9gを得た。 このものの分析結課を第一表に示す。 比較例 実施例1と同一の条件で、触媒として酸性白土
を用いる代りに70%硫酸1.37gを用いて反応を行
なつた。反応生成物を165℃で5分間、20mmHgの
減圧下に保持したのち冷却固化し、更にこれを粉
砕し80℃の温水2中に投入、撹拌することによ
り洗浄を行なつた。洗浄後の固形物は別し、更
に同様の洗浄操作を2回繰り返したのち、固形物
を120℃で乾燥し、粉末状のビスアミド88.2gを
得た。 分析結果を第一表に示すが、酸価が極めて高い
上に、純度も低く、融点が低いうえにビスアミド
の色調は褐色を呈していた。
造する方法に関するものである。 メチレンビスカルボン酸アミド(以下単にビス
アミドと記す)は、高分子材料の改質のための添
加剤として用いられている。 一般にビスアミドはカルボン酸アミドとホルム
アルデヒドを酸性触媒の存在下で加熱反応させる
ことにより得られるが、その製造に関しては、カ
ルボン酸アミドとパラホルムアルデヒドを無触媒
下に160〜170℃の温度に保持する方法(米国特許
第2393202号)や、カルボン酸アミドとホルマリ
ンを硫酸、塩酸のような液体状の酸を触媒として
100℃以下の温度に保持する方法(例えば油化学、
15巻、325頁、1966年)、あるいはカルボン酸アミ
ドとホルムアルデヒドをアリルスルホン酸の如
き、反応系で液状となる触媒の存在下に140〜150
℃の温度に保持する方法(米国特許第2493068号)
が知られている。 しかし前記米国特許記載のような160〜170℃の
温度でカルボン酸アミドとパラホルムアルデヒド
を反応させる方法に於いては、無触媒下では純度
80%以上のビスアミドを得ることは困難であり、
またアリルスルホン酸の如き、反応系で液状とな
る酸触媒の存在下、140〜150℃の温度に保持する
方法に於いては副反応が同時に進行するため純度
80%以上のビスアミドを得ることはやはり困難で
ある。 一方、油化学15巻記載のようなカルボン酸アミ
ドとホルマリンとを液体状の鉱酸類を触媒として
100℃以下の温度に保持する方法では、反応温度
が低いため副反応の進行は抑制され純度の高いビ
スアミドを得ることが出来るが、液体状の触媒の
除去が困難なため好ましい品質のビスアミドが得
られないという問題があり必らずしも満足できる
方法ではなかつた。 本発明者らは上記の如き問題を解決するため研
究を重ねた結果、本発明を完成した。 即ち、本発明はカルボン酸アミドとホルムアル
デヒドを反応させるにあたり酸性白土、活性白
土、シリカアルミナ、シリカマグネシア、アルミ
ナ及びアルミナボリアから選ばれた固体酸触媒を
用いることを特徴とするビスアミドの製造方法で
ある。 本発明におけるカルボン酸としては、酢酸、酪
酸、カプロン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、モンタン酸、アクリル酸、カプロレイン
酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エルカ酸等
の飽和又は不飽和脂肪族カルボン酸又は安息香
酸、パラトルイル酸、メタトルイル酸、ナフトエ
酸、メチルナフトエ酸等の芳香族カルボン酸を挙
げることが出来る。又、これらのカルボン酸は脂
肪族の場合は直鎖状でも分岐鎖状でもよく、主鎖
内に脂環、芳香環、ヘテロ環を有していたり、ヒ
ドロキシ基等の管能基を有していてもよい。 本発明において使用するホルムアルデヒドとし
ては、ホルマリン、パラホルムアルデヒドのよう
に通常工業的に利用されているものの他に、トリ
オキサン、ポリメチレングリコール等のホルムア
ルデヒド低重合体、あるいはメチル化ホルマリ
ン、ブチル化ホルマリン等のヘミホルマール類を
挙げることが出来る。 これらのもののホルムアルデヒド純度あるいは
濃度は何であつてもよいが、より高濃度のものが
経済的に望ましい。 パラホルムアルデヒドのようなホルムアルデヒ
ド低重合体は本発明の方法に於いては、触媒の作
用により分解し、ホルムアルデヒド単量体として
反応に関与すると考えられる。 カルボン酸アミドに対するホルムアルデヒドの
モル比は、ホルムアルデヒド単量体として0.5〜
1であり、好ましくは0.5〜0.75である。モル比
が0.5以下では目的とするビスアミドの収率が低
く、生成物中に未反応アミドが多く含まれること
となり、又、モル比が0.75以上では過剰のホルム
アルデヒドに起因する副反応が生じ、生成物の純
度が低下する。 本発明に於いて用いられる固体酸触媒として
は、酸性白土、活性白土、シリカアルミナ、シリ
カマグネシア、アルミナ及びアルミナポリアを挙
げることが出来、これらのものは単独で又は二種
類以上を組み合わせて使用してもよい。 固体酸の添加量としてはカルボン酸アミドの
100重量部に対して0.1〜10重量部であり、好まし
くは0.5〜5重量部である。本発明に於ける固体
酸触媒の使用方法としては、粉末状で反応槽に導
入しても良く、又粒状のものを反応塔に充填して
使用しても良いが、触媒活性は固体酸粒子の外表
面積により左右されるので、粉末状で使用する方
が効果的であり、好ましくは100メツシユ以下の
粉末がよい。 反応後の固体酸触媒の除去に際しては、フイル
タープレス、スパークラーフイルター、フンダフ
イルター等による過操作あるいは遠心分離機、
スーパーデカンター等による分離操作などを採用
することが出来る。 本発明の方法に於ける反応温度は原料とするカ
ルボン酸アミドとホルムアルデヒドの種類によつ
て異なるが、50〜200℃であり、好ましくは100〜
180℃の範囲である。 200℃以上では副反応や、目的とするビスアミ
ドの熱分解反応が著しくなり収率が低下する他、
着色が著しく進行し品質のよいビスアミドが得ら
れない。 又、本発明の方法を実施するにあたり、必要で
あれば、溶媒を用いることが出来る。原料である
カルボン酸アミド又は生成物であるビスアミドを
溶解させるため、溶媒としては例えば、メチルア
ルコール、エチルアルコール、ブチルアルコール
等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族類及びジクロルエタン、クロロホル
ム等のハロゲン化物等を挙げることが出来る。 これらの溶媒は、反応させる過程あるいは触媒
除去の過程で使用しても良い。 本発明の方法を実施するにあたり、好ましい態
様としては、N2ガス等の不活性ガスを流通させ
たり、あるいは反応系を減圧状態に保持すること
を挙げることが出来るが、これらの操作によつ
て、反応により生成する水を系外に導き、反応の
完成を促進させることに効果がある。又、これら
の操作によつて、ホルムアルデヒド中に含まれる
メタノール等の低沸点成分あるいは反応後の過剰
のホルムアルデヒドを除去が出来、あわせて、生
成物の着色の進行を防止するなどより好ましい品
質の生成物を得るために効果的である。 本発明の方法により、極めて簡単な操作で、純
度の高いビスアミドを容易に製造出来るが、特筆
すべき効果は、従来の液体状の酸触媒を用いる方
法に比べて、酸価が低く、着色の少ないビスアミ
ドが得られることである。 又、従来、パルミトレイン酸、オレイン酸、エ
ルカ酸のような不飽和脂肪酸のアミドを原料とし
てビスアミドを製造することは容易でなかつた
が、本発明の方法により、品質のよいいビスアミ
ドが、好収率で得られるようになつた。 次に実施例及び比較例により本発明を説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例 1 撹拌機及び温度計を備えた300ml三ツ口フラス
コにラウリン酸アミド99.7g(0.5モル)を仕込
み、シリコン油浴により外部から加熱し、140℃
に到達した後、ホルムアルデヒド換算で80.8%の
パラホルムアルデヒド9.75g(0.263モル)を加
えた。ついで酸性白土199gを徐々に添加し、撹
拌しながら加熱を続けた。約10分後に165℃に到
達したので、そのまま165℃で15分間保持した。 その後生成物を165℃で5分間、20mmHgの減圧
下に保持したのち保温されたヌツチエを用いて触
媒を熱時別し、ビスアミド93.4gを得た。 室温に冷却することにより固形物となつたビス
アミドを粉砕した後、日本油化学協会編基準油脂
分析法2−3−4号により融点を測定したところ
145.4℃であつた。又同2−4−1号、同2−3
−1号により酸価及び色相を測定したところ、そ
れぞれ0.8、ガードナー2であつた。 さらにInd.Eng.Chem.、Anal.Ed.、12巻332頁
記載のリン酸分解後発生するホルムアルデヒドを
水蒸気蒸留により補集しヨード滴定を行なう方法
により生成物中のメチレン基含量を測定したとこ
ろ、ホルムアルデヒドとして7.19%であり理論値
7.30%に対する純度は98.5%であつた。 以上の結果をまとめて第一表に示すが、比較例
と比べて極めて酸価が低く、高純度であり、色相
も良好なものであつた。 実施例 2 撹拌機及び温度計を備えた300ml三ツ口フラス
コに約70%のステアリン酸と約30%のパルミチン
酸で構成される牛脂ステアリン酸アミド137.0g
(0.5モル)を仕込み、実施例1と同様に140℃ま
で加熱したのち、ホルムアルデヒド換算で46.5%
のメチル化ホルマリン21.0g(0.325モル)を
徐々に滴下した。ついで活性白土2.74grを徐々に
添加し、撹拌しながら加熱を続けた。約10分後
165℃に到達し、そのまま165℃で15分間保持し
た。 その後、生成物を実施例1と同様の処理によ
り、触媒を除去してビスアミド134.6gを得た。 そして実施例1と同様にビスアミドの融点、酸
価、色相及び純度を分析した。 分析結果を第一表に示す。 実施例 3 実施例1と同様にして約85%のベヘン酸を含む
ベヘン酸アミド102g(0.3モル)を140℃に加熱
し、ホルムアルデヒド換算で80.8%のパラホルム
アルデヒド5.85g(0.158モル)を加えたのち、
約87%のSiO2と約13%のAl2O3で構成されるシリ
カアルミナを触媒として2.04gを添加し、165℃
で15分間保持した。 その後生成物を実施例1と同様に処理し、触媒
を除去してビスアミド101.5gを得た。 そして実施例1と同様にビスアミドの融点、酸
価、色相及び純度を分析した。その分析結果を第
一表に示す。 実施例 4 実施例1と同様に約87%のエルカ酸を含むエル
カ酸アミド99.8g(0.3モル)を140℃に加熱し、
ホルムアルデヒド換算で80.8%のパラホルムアル
デヒド5.85(0.158モル)を加えたのち、活性白土
2.99gを触媒として加え、160℃で20分間保持し、
反応させた。 その後反応生成物を160℃のまま5分間、20mm
Hgの減圧下に保持したのち保温されたヌツチエ
を用いて触媒を熱時別し、ビスアミド97.4gを
得た。 実施例1と同様にビスアミドの融点、酸価、色
相及び純度を分析した。その分析結果を第一表に
示す。 実施例 5 実施例4と同様に約70%のオレイン酸を含むオ
レイン酸アミド135.1g(0.5モル)とホルムアル
デヒド換算で80.8%のパラホルムアルデヒド97.5
g(0.263モル)を実施例3と同様のシリカアル
ミナ2.70gの存在下に加熱反応させた。実施例4
と同様の処理によりビスアミド136.2gを得た。
ビスアミドの分析結果を第一表に示す。 実施例 6 実施例1と同様の反応装置に酢酸アミド118g
(2モル)を仕込みシリコン油浴により外部から
加熱し、100℃に到達した後、ホルムアルデヒド
換算で80.8%のパラホルムアルデヒド40.8g(1.1
モル)を加えた。ついで活性白土3.54gを徐々に
添加し、撹拌しながら加熱を続けた。加熱する際
昇華する酢酸アミドを反応液中にかき落しながら
約20分経過した後、165℃に到達したのでそのま
ま5分間保持した。 その後、液状の反応物を反応器より取り出し、
室温に冷却することにより固形物とし、粉砕し
た。粉状の生成物を500gのメタノール中に投入
し、約50℃に加温しながら触媒を別した後、メ
タノール溶液を−5℃に冷却し、析出した結晶を
別し、乾燥し、ビスアミド80.7gを得た。 他の実施例と同様の分析結果を第一表に示す
が、このものは165℃の反応温度では液状で存在
していたのにかかわらず、186.2℃の融点を有し
ていた。 実施例 7 実施例1と同様の反応装置にp−トルイル酸ア
ミド94.5g(0.7モル)を仕込み、シリコン油浴
により外部から加熱し、p−トルイル酸アミドが
完全に融解した時160℃に到達していたので、
14.3g(0.385モル)のパラホルムアルデヒドを
極めて徐々に添加した。その後、内容物が165℃
に上昇してから、触媒として活性白土1.89gを
徐々に加え165℃で約15分間保持した。実施例6
と同様に、液状の反応物を固形物とし粉砕した
後、600gのベンゼン、エタノール混合溶媒(混
合比1:1)に溶解し、触媒を別除去し、つい
で溶液を−5℃に冷却し晶出した結晶を別、乾
燥してビスアミド78.8gを得た。 このものの分析結果を第一表に示す。 実施例 8 実施例2と同様にしてメチル化ホルマリン21.0
gの代わりに37%ホルマリン26.4g(0.325モル)
を用いた。ホルマリン中の水分の蒸発が少なくな
つたのち、活性白土2.74grを添加し、以下実施例
2と同様に処理しビスアミド133.9gを得た。 このものの分析結課を第一表に示す。 比較例 実施例1と同一の条件で、触媒として酸性白土
を用いる代りに70%硫酸1.37gを用いて反応を行
なつた。反応生成物を165℃で5分間、20mmHgの
減圧下に保持したのち冷却固化し、更にこれを粉
砕し80℃の温水2中に投入、撹拌することによ
り洗浄を行なつた。洗浄後の固形物は別し、更
に同様の洗浄操作を2回繰り返したのち、固形物
を120℃で乾燥し、粉末状のビスアミド88.2gを
得た。 分析結果を第一表に示すが、酸価が極めて高い
上に、純度も低く、融点が低いうえにビスアミド
の色調は褐色を呈していた。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カルボン酸アミドとホルムアルデヒドを反応
させるにあたり、固体酸触媒を用いることを特徴
とするメチレンビスカルボン酸アミドの製造法。 2 特許請求の範囲第1項記載のメチレンビスカ
ルボン酸アミドの製造法において、固体酸触媒が
酸性白土、活性白土、シリカアルミナ、シリカマ
グネシア、アルミナ及びアルミナボリアから選ば
れた触媒である方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57013781A JPS58131949A (ja) | 1982-01-30 | 1982-01-30 | メチレンビスカルボン酸アミドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57013781A JPS58131949A (ja) | 1982-01-30 | 1982-01-30 | メチレンビスカルボン酸アミドの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58131949A JPS58131949A (ja) | 1983-08-06 |
| JPH0124778B2 true JPH0124778B2 (ja) | 1989-05-15 |
Family
ID=11842782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57013781A Granted JPS58131949A (ja) | 1982-01-30 | 1982-01-30 | メチレンビスカルボン酸アミドの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58131949A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104977507A (zh) * | 2015-06-29 | 2015-10-14 | 广西大学 | 一种雷电故障定位检测装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5635825B2 (ja) * | 2010-07-09 | 2014-12-03 | 日東電工株式会社 | メチレンビス脂肪酸アミド組成物、粘着シート及びその製造方法 |
-
1982
- 1982-01-30 JP JP57013781A patent/JPS58131949A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104977507A (zh) * | 2015-06-29 | 2015-10-14 | 广西大学 | 一种雷电故障定位检测装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58131949A (ja) | 1983-08-06 |
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