JPH01249735A - 1,6−ヘキサンジオールの晶析製造法 - Google Patents
1,6−ヘキサンジオールの晶析製造法Info
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- JPH01249735A JPH01249735A JP7599588A JP7599588A JPH01249735A JP H01249735 A JPH01249735 A JP H01249735A JP 7599588 A JP7599588 A JP 7599588A JP 7599588 A JP7599588 A JP 7599588A JP H01249735 A JPH01249735 A JP H01249735A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、シクロヘキサンを分子状酸素含有ガスで液
相酸化してカルボン酸化合物を生成させ、そのカルボン
酸化合物をアルコールでエステル化し、さらに、そのエ
ステル化物を水添処理して得られる1、6−ヘキサンジ
オールを主として含有する混合物から、ポリウレタン、
不飽和ポリエステル、可塑剤、医薬、農薬などに用途を
持つ1゜6−ヘキサンジオールを、高純度で製造する方
法に関するものである。
相酸化してカルボン酸化合物を生成させ、そのカルボン
酸化合物をアルコールでエステル化し、さらに、そのエ
ステル化物を水添処理して得られる1、6−ヘキサンジ
オールを主として含有する混合物から、ポリウレタン、
不飽和ポリエステル、可塑剤、医薬、農薬などに用途を
持つ1゜6−ヘキサンジオールを、高純度で製造する方
法に関するものである。
従来、シクロヘキサンを分子状酸素含有ガスで液相酸化
することを出発点とする1、6−ヘキサンジオールの製
造方法について、種々提案がなされている。
することを出発点とする1、6−ヘキサンジオールの製
造方法について、種々提案がなされている。
例えば、ドイツ国特許第1206417号明糊書には、
シクロヘキサンの液相酸化反応液を水抽出して、水層か
ら大部分のアジピン酸を除去した後の母液を、アルコー
ルでエステル化し、次いで、このエステル化物を触媒の
存在下、水素添加して1.6−ヘキサンジオールを製造
する方法が記載されている。
シクロヘキサンの液相酸化反応液を水抽出して、水層か
ら大部分のアジピン酸を除去した後の母液を、アルコー
ルでエステル化し、次いで、このエステル化物を触媒の
存在下、水素添加して1.6−ヘキサンジオールを製造
する方法が記載されている。
米国特許第3524892号明細書には、シクロヘキサ
ンの液相酸化反応液を水抽出して、水層を水蒸気蒸留し
、未反応シクロヘキサン、シクロヘキサノールおよびシ
クロヘキサノンなどの非酸性物質を留去して、残留液を
アルコールでエステル化し、次いで、このエステル化物
を触媒の存在下で水素添加して、1,6−ヘキサンジオ
ールを製造する方法が記載されている。
ンの液相酸化反応液を水抽出して、水層を水蒸気蒸留し
、未反応シクロヘキサン、シクロヘキサノールおよびシ
クロヘキサノンなどの非酸性物質を留去して、残留液を
アルコールでエステル化し、次いで、このエステル化物
を触媒の存在下で水素添加して、1,6−ヘキサンジオ
ールを製造する方法が記載されている。
また、特公昭第58−18482号明細書には、(1)
シクロヘキサンの分子状酸素含有ガスによる液相酸化反
応液に、15重量%ないし飽和濃度の芒硝水溶液を前記
反応液1重量部に対して0.01〜0.3重量部の割合
になるように加えて水層と油層とに分離する工程;(2
)前記工程で分離された水層中に主として含まれるアジ
ピン酸、オキシカプロン酸およびそのオリゴマーを有機
溶剤で抽出する工程;(3)前記工程で得られた抽出物
を、炭素数1〜8個を有する1価アルコールおよび炭素
数2〜8個を有する多価アルコールからなる群から選ば
れた1種以上のアルコールでエステル化する工程;(4
)前記工程で得られたカルボン酸エステルを触媒の存在
下、150〜300℃の温度で、150kg/dG以上
の水素分圧下において水素添加する工程、からなること
を特徴とするl、6−ヘキサンジオールの製造方法が記
載されている。
シクロヘキサンの分子状酸素含有ガスによる液相酸化反
応液に、15重量%ないし飽和濃度の芒硝水溶液を前記
反応液1重量部に対して0.01〜0.3重量部の割合
になるように加えて水層と油層とに分離する工程;(2
)前記工程で分離された水層中に主として含まれるアジ
ピン酸、オキシカプロン酸およびそのオリゴマーを有機
溶剤で抽出する工程;(3)前記工程で得られた抽出物
を、炭素数1〜8個を有する1価アルコールおよび炭素
数2〜8個を有する多価アルコールからなる群から選ば
れた1種以上のアルコールでエステル化する工程;(4
)前記工程で得られたカルボン酸エステルを触媒の存在
下、150〜300℃の温度で、150kg/dG以上
の水素分圧下において水素添加する工程、からなること
を特徴とするl、6−ヘキサンジオールの製造方法が記
載されている。
さらに、特公昭53−33567明細書には、(1)シ
クロヘキサンの分子状酸素含有ガスによる液相酸化反応
液を苛性ソーダで鹸化する際に得られるアルカリ液を、
硫酸でpH3以下に中和し、水層中の芒硝濃度が15重
量%以上になるように調節して水層と油層とに分離する
工程;(2)前記工程で分離された油層を有機化合物を
ほとんど含まない芒硝濃度が15重量%以上の芒硝水溶
液で抽出する工程;(3)前記(1)工程で分離された
水層と前記(2)工程で得た抽出液中に主として含まれ
るアジピン酸、オキシカプロン酸およびそのオリゴマー
を有機溶剤で抽出する工程;(4)前記工程で得られた
抽出物を、炭素数1〜8個を有する1価アルコールおよ
び炭素数2〜8個を有する多価アルコールからなる群か
ら選ばれた1種以上のアルコールでエステル化する工程
;(5)前記工程で得られたカルボン酸エステルを触媒
の存在下、150〜300℃の温度で、150kg/d
G以上の水素分圧下において水素添加する工程、からな
ることを特徴とする1゜6−ヘキサンジオールの製造方
法が記載されている。
クロヘキサンの分子状酸素含有ガスによる液相酸化反応
液を苛性ソーダで鹸化する際に得られるアルカリ液を、
硫酸でpH3以下に中和し、水層中の芒硝濃度が15重
量%以上になるように調節して水層と油層とに分離する
工程;(2)前記工程で分離された油層を有機化合物を
ほとんど含まない芒硝濃度が15重量%以上の芒硝水溶
液で抽出する工程;(3)前記(1)工程で分離された
水層と前記(2)工程で得た抽出液中に主として含まれ
るアジピン酸、オキシカプロン酸およびそのオリゴマー
を有機溶剤で抽出する工程;(4)前記工程で得られた
抽出物を、炭素数1〜8個を有する1価アルコールおよ
び炭素数2〜8個を有する多価アルコールからなる群か
ら選ばれた1種以上のアルコールでエステル化する工程
;(5)前記工程で得られたカルボン酸エステルを触媒
の存在下、150〜300℃の温度で、150kg/d
G以上の水素分圧下において水素添加する工程、からな
ることを特徴とする1゜6−ヘキサンジオールの製造方
法が記載されている。
しかしながら、シクロヘキサンの分子状酸素含有ガスに
よる液相酸化反応液中には、未反応シクロヘキサン、シ
クロヘキサノール、シクロヘキサノン、シクロヘキシル
ハイドロパーオキサイドなどの非酸性物質、アジピン酸
、グルタル酸、コハク酸などの二塩基酸類、カプロン酸
、吉草酸、酪酸などの一塩基酸類、オキシカプロン酸、
オキシ吉草酸、これらのオリゴマーなどのオキシ酸類、
前記酸類のエステル、アルデヒド顕、アルコール類およ
びその他の種々の未知物質が含有されている。
よる液相酸化反応液中には、未反応シクロヘキサン、シ
クロヘキサノール、シクロヘキサノン、シクロヘキシル
ハイドロパーオキサイドなどの非酸性物質、アジピン酸
、グルタル酸、コハク酸などの二塩基酸類、カプロン酸
、吉草酸、酪酸などの一塩基酸類、オキシカプロン酸、
オキシ吉草酸、これらのオリゴマーなどのオキシ酸類、
前記酸類のエステル、アルデヒド顕、アルコール類およ
びその他の種々の未知物質が含有されている。
従って、このように多種の組成物を含有するシクロヘキ
サンの分子状酸素含有ガスによる液相酸化反応液を用い
て、1,6−ヘキサンジオール合成のための鹸化・エス
テル化・水添反応を行うと、アジピン酸、オキシカプロ
ン酸およびそれらのオリゴマーなどの1.6−ヘキサン
ジオール合成のための有効成分、ならびに、共存酸より
同族体および異性体を含有した反応液が生成する。
サンの分子状酸素含有ガスによる液相酸化反応液を用い
て、1,6−ヘキサンジオール合成のための鹸化・エス
テル化・水添反応を行うと、アジピン酸、オキシカプロ
ン酸およびそれらのオリゴマーなどの1.6−ヘキサン
ジオール合成のための有効成分、ならびに、共存酸より
同族体および異性体を含有した反応液が生成する。
ところで、前記いずれの特許明細書記載の方法において
も、この反応液より、1,6−ヘキサンジオールを分離
精製するためには、蒸留操作が用いられている。
も、この反応液より、1,6−ヘキサンジオールを分離
精製するためには、蒸留操作が用いられている。
しかしながら、この反応液を蒸留して得られる1、6−
ヘキサンジオール留分中には、沸点の近接するモノアル
コール類、ジオール同族体および異性体類ならびに反応
時生成する高沸物蔑が含まれており、このような留分か
ら1.6−ヘキサンジオールを蒸留で選択的に分離する
ことは、経済的な分離精製としては、困難であるのであ
る。
ヘキサンジオール留分中には、沸点の近接するモノアル
コール類、ジオール同族体および異性体類ならびに反応
時生成する高沸物蔑が含まれており、このような留分か
ら1.6−ヘキサンジオールを蒸留で選択的に分離する
ことは、経済的な分離精製としては、困難であるのであ
る。
従って、シクロヘキサンの分子状酸素含有ガスによる液
相酸化反応液から、エステル化工程および水素添加工程
を経由して得られる反応液を蒸留操作によって精製する
従来公知の方法によれば、水分(重量%)、AV値(酸
価であり、製品1g中に含まれる酸性物質を中和するの
に必要な水酸化カリウムの■数をいう。)、EV値(エ
ステル価であり、製品1g中に含まれるエステルを完全
にケン化するために必要な水酸化カリウムの■数をいう
。)などの品質としては十分満足の行くものが得られる
が、純度が低いという欠点があったのである。
相酸化反応液から、エステル化工程および水素添加工程
を経由して得られる反応液を蒸留操作によって精製する
従来公知の方法によれば、水分(重量%)、AV値(酸
価であり、製品1g中に含まれる酸性物質を中和するの
に必要な水酸化カリウムの■数をいう。)、EV値(エ
ステル価であり、製品1g中に含まれるエステルを完全
にケン化するために必要な水酸化カリウムの■数をいう
。)などの品質としては十分満足の行くものが得られる
が、純度が低いという欠点があったのである。
シクロヘキサンの分子状酸素含有ガスによる液相酸化反
応液から、エステル化工程、次いで、水素添加工程を経
由して得られる反応液を蒸留操作によって精製する方法
は、前述したように、前記反応液を蒸留して得られる1
、6−ヘキサンジオール留分中に沸点の近接するモノア
ルコール類、ジオール同族体および異性体類ならびに反
応時生成する高沸吻類が含まれており、このような留分
から1.6−ヘキサンジオールを蒸留で選択的に分離す
ることが、経済的に一困難であり、純度が低いという問
題点があったのである。
応液から、エステル化工程、次いで、水素添加工程を経
由して得られる反応液を蒸留操作によって精製する方法
は、前述したように、前記反応液を蒸留して得られる1
、6−ヘキサンジオール留分中に沸点の近接するモノア
ルコール類、ジオール同族体および異性体類ならびに反
応時生成する高沸吻類が含まれており、このような留分
から1.6−ヘキサンジオールを蒸留で選択的に分離す
ることが、経済的に一困難であり、純度が低いという問
題点があったのである。
この発明の目的は、シクロヘキサンの分子状酸素含有ガ
スによる液相酸化反応液をエステル化し、次いで、水素
添加して得られる反応液、もしくはこの反応液をさらに
蒸留して得られる1、6−ヘキサンジオール留分を精製
する工程において、蒸留操作のみでは分離精製できない
副生物を除去し、従来公知の製造法に比べて、水分、A
V値、EV値などの品質を落とさずに、高純度の1,6
−ヘキサンジオールを製造する方法を提供することにあ
る。
スによる液相酸化反応液をエステル化し、次いで、水素
添加して得られる反応液、もしくはこの反応液をさらに
蒸留して得られる1、6−ヘキサンジオール留分を精製
する工程において、蒸留操作のみでは分離精製できない
副生物を除去し、従来公知の製造法に比べて、水分、A
V値、EV値などの品質を落とさずに、高純度の1,6
−ヘキサンジオールを製造する方法を提供することにあ
る。
すなわち、この発明は、
(A) シクロヘキサンを酸化して、カルボン酸化合物
を生成させる工程; (B)前記(A)工程で生成されたカルボン酸化合物を
アルコールでエステル化する工程;(C)前記(B)工
程で得られたエステル化物を水添処理して、1,6−ヘ
キサンジオールを主として含有する混合物(水添処理液
)を生成させる工程; (D)前記(C)工程で生成された水添処理液、もしく
は、この水添処理液を一旦蒸留す−ることにより得られ
た0、1〜50重量%の副生物を含有する1、6−ヘキ
サンジオール留出物(岨ジオール液)と、水または炭素
数3〜20個の有機ケトン類からなる群から選ばれた少
な(とも1種以上の溶媒とを混合し、その混合液を加温
して均一に溶解させる工程; (E)前記(D)工程で得られた溶屏液を42℃以下で
あって、しかも、前記(D)工程での溶解温度以下であ
る温度に冷却し、1.6−ヘキサンジオールの結晶を析
出させ、その結晶を分離し、洗浄する工程; からなることを特徴とする1、6−ヘキサンジオールの
製造法に関する。
を生成させる工程; (B)前記(A)工程で生成されたカルボン酸化合物を
アルコールでエステル化する工程;(C)前記(B)工
程で得られたエステル化物を水添処理して、1,6−ヘ
キサンジオールを主として含有する混合物(水添処理液
)を生成させる工程; (D)前記(C)工程で生成された水添処理液、もしく
は、この水添処理液を一旦蒸留す−ることにより得られ
た0、1〜50重量%の副生物を含有する1、6−ヘキ
サンジオール留出物(岨ジオール液)と、水または炭素
数3〜20個の有機ケトン類からなる群から選ばれた少
な(とも1種以上の溶媒とを混合し、その混合液を加温
して均一に溶解させる工程; (E)前記(D)工程で得られた溶屏液を42℃以下で
あって、しかも、前記(D)工程での溶解温度以下であ
る温度に冷却し、1.6−ヘキサンジオールの結晶を析
出させ、その結晶を分離し、洗浄する工程; からなることを特徴とする1、6−ヘキサンジオールの
製造法に関する。
次に、この発明の方法を、各工程について具体的に説明
する。
する。
(A)〜(C)工程
これらの工程は、シクロヘキサンを出発原料として1.
6−ヘキサンジオールを主として含有する生成混合物を
得る工程であり、従来公知の方法。
6−ヘキサンジオールを主として含有する生成混合物を
得る工程であり、従来公知の方法。
例えば、前記ドイツ国特許第1206417号明aI書
や特公昭53−33567明細書に記載の方法が採用さ
れている。
や特公昭53−33567明細書に記載の方法が採用さ
れている。
(D)工程
この工程には、前記(C)工程で生成された1゜6−ヘ
キサンジオールを主として含有する混合物(水添処理液
)、もしくは、その水添処理液から後述の方法で得られ
た粗ジオール液が供給される。
キサンジオールを主として含有する混合物(水添処理液
)、もしくは、その水添処理液から後述の方法で得られ
た粗ジオール液が供給される。
この工程ならびに次の(E)工程の目的は、前記(C)
工程で得られた水添処理液またはこの工程で得られた粗
ジオール液と、溶媒としての水または有機ケトン類との
加温溶解温度における1、6−ヘキサンジオールの水ま
たは有機ケトン類に対する溶解度と、前記加温溶解液を
冷却した後の温度における1、6−ヘキサンジオールの
水または有機ケトン類に対する溶解度との差を利用して
、■。
工程で得られた水添処理液またはこの工程で得られた粗
ジオール液と、溶媒としての水または有機ケトン類との
加温溶解温度における1、6−ヘキサンジオールの水ま
たは有機ケトン類に対する溶解度と、前記加温溶解液を
冷却した後の温度における1、6−ヘキサンジオールの
水または有機ケトン類に対する溶解度との差を利用して
、■。
6−ヘキサンジオールの結晶を析出させることにある。
1.6−ヘキサンジオールの水または有機ケトン類に対
する溶解度は、温度が高くなるほど大きくなる傾向であ
るが、特に、1,6−ヘキサンジオールの融点である4
2℃に近い範囲では、その溶解度は無限大に近づ(。
する溶解度は、温度が高くなるほど大きくなる傾向であ
るが、特に、1,6−ヘキサンジオールの融点である4
2℃に近い範囲では、その溶解度は無限大に近づ(。
そこで、この工程は、前記(C)工程で得られた水添処
理液またはこの工程で得られた粗ジオール液を、まず、
前記水または炭素数3〜20個の有機ケトン類からなる
群から選ばれた少なくとも1種以上の溶媒と、水添処理
液または粗ジオール液1重量部に対し、溶媒0.01〜
2重量部、好ましくは、0.1〜1重量部にて混合し、
好ましくは42℃以上に加温し、均一に溶解するのであ
る。
理液またはこの工程で得られた粗ジオール液を、まず、
前記水または炭素数3〜20個の有機ケトン類からなる
群から選ばれた少なくとも1種以上の溶媒と、水添処理
液または粗ジオール液1重量部に対し、溶媒0.01〜
2重量部、好ましくは、0.1〜1重量部にて混合し、
好ましくは42℃以上に加温し、均一に溶解するのであ
る。
従って、前述したこの工程ならびに次の(E)工程の目
的からして、この発明においては、まず、用いられる溶
媒の選定が重要である。
的からして、この発明においては、まず、用いられる溶
媒の選定が重要である。
工業的に採用可能な溶媒は、低温で、1,6−ヘキサン
ジオールの溶解度が小で、前記副生物(E6−ヘキサン
ジオールと沸点の近接するモノアルコール類、ジオール
同族体および異性体類等)の溶解度が大なる溶媒が適当
であり、前述のように、3〜20個の炭素原子、好まし
くは、4〜15個の炭素原子を有する飽和脂肪族ケトン
類または脂環式ケトン類である。
ジオールの溶解度が小で、前記副生物(E6−ヘキサン
ジオールと沸点の近接するモノアルコール類、ジオール
同族体および異性体類等)の溶解度が大なる溶媒が適当
であり、前述のように、3〜20個の炭素原子、好まし
くは、4〜15個の炭素原子を有する飽和脂肪族ケトン
類または脂環式ケトン類である。
これろの条件を満足する有機ケトン類としては、具体的
には、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、
メチルプロピルケトン、ジエチルケトン、メチルブチル
ケトンなどの飽和脂肪族ケトン類、シクロヘキサノン、
メチルシクロヘキサノンなどの脂環式ケトン類、或いは
、これらの混合物などを挙げることができる。
には、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、
メチルプロピルケトン、ジエチルケトン、メチルブチル
ケトンなどの飽和脂肪族ケトン類、シクロヘキサノン、
メチルシクロヘキサノンなどの脂環式ケトン類、或いは
、これらの混合物などを挙げることができる。
また、極性溶媒のうちで水は、低温での1,6−ヘキサ
ンジオールの溶解度が比較的大である)(、上記ケトン
系溶媒の場合に比べ、回収および循環装置などが不要と
なるので有効な溶媒となり得るのである。
ンジオールの溶解度が比較的大である)(、上記ケトン
系溶媒の場合に比べ、回収および循環装置などが不要と
なるので有効な溶媒となり得るのである。
ところで、前述したように、1.6−ヘキサンジオール
の前記溶媒に対する溶解度は、1.6−ヘキサンジオー
ルの融点である42℃に近い範囲では無限大に近い値と
なるので、加温溶解は、前記水添処理液または粗ジオー
ル液に前記溶媒を加え、少くとも42℃以上に加温する
だけでも良いが、好ましくは、さらに均一な溶解液とす
るために攪拌機で攪拌しながらこの操作を行うのが良い
。
の前記溶媒に対する溶解度は、1.6−ヘキサンジオー
ルの融点である42℃に近い範囲では無限大に近い値と
なるので、加温溶解は、前記水添処理液または粗ジオー
ル液に前記溶媒を加え、少くとも42℃以上に加温する
だけでも良いが、好ましくは、さらに均一な溶解液とす
るために攪拌機で攪拌しながらこの操作を行うのが良い
。
次に、この工程に供給される粗ジオール液の製造方法に
ついて述べてみる。
ついて述べてみる。
前記(C)工程でエステル化物の水添反応により生成し
た1、6−ヘキサンジオールを主として含有する混合物
(水添処理液)を蒸留して、0.1〜50重量%の副生
物を含有する1、6−ヘキサンジオール留出物(粗ジオ
ール液)を得る。
た1、6−ヘキサンジオールを主として含有する混合物
(水添処理液)を蒸留して、0.1〜50重量%の副生
物を含有する1、6−ヘキサンジオール留出物(粗ジオ
ール液)を得る。
上記水添処理液の蒸留は、2段階で行われる。
すなわち、前記1,6−ヘキサンジオールを主として含
有する混合物(水添処理液)を、例えば、予熱器で21
0℃以上に予熱して、第1蒸留塔に供給し、還流比1:
1で、常圧下、120〜230℃の温度条件で蒸留し、
頂部より水および1価アルコールM(中質油)を留出さ
せ、缶液は、第2蒸留塔へ導く。
有する混合物(水添処理液)を、例えば、予熱器で21
0℃以上に予熱して、第1蒸留塔に供給し、還流比1:
1で、常圧下、120〜230℃の温度条件で蒸留し、
頂部より水および1価アルコールM(中質油)を留出さ
せ、缶液は、第2蒸留塔へ導く。
水および中質油をカットした第1蒸留塔の缶液中には、
未反応エステルが残っている。このエステル中には、水
添すればジオール類となる高沸のエステルと低沸のエス
テルがある。第2M留塔では、例えば、40皿HHの減
圧下に170〜230℃の温度条件で減圧蒸留が行われ
、頂部より0.1〜50重量%の副生物(E6−ヘキサ
ンジオールと沸点の近接するモノアルコール類、ジオー
ル同族体および異性体類など)を含有する1、6−ヘキ
サンジオール留出物(粗ジオール液)を留出させ、缶液
のエステルは、前記水添処理工程〔(C)工程〕に回収
する。
未反応エステルが残っている。このエステル中には、水
添すればジオール類となる高沸のエステルと低沸のエス
テルがある。第2M留塔では、例えば、40皿HHの減
圧下に170〜230℃の温度条件で減圧蒸留が行われ
、頂部より0.1〜50重量%の副生物(E6−ヘキサ
ンジオールと沸点の近接するモノアルコール類、ジオー
ル同族体および異性体類など)を含有する1、6−ヘキ
サンジオール留出物(粗ジオール液)を留出させ、缶液
のエステルは、前記水添処理工程〔(C)工程〕に回収
する。
なお、蒸留塔の型式としては、充填塔あるいは泡鐘塔な
どが採用される。
どが採用される。
(E)工程
前記(C)工程で得られた水添処理液または前記(D)
工程で得ら゛れた粗ジオール液と、水または有機ケトン
類である溶媒との加温溶解液を42℃以下であって、し
かも、前記溶解温度以下である温度に冷却して、1.6
−ヘキサンジオールの前記水または有機ケトン類である
溶媒に対する溶解度の温度による差異を利用して、1,
6−ヘキサンジオールの結晶を析出させ、その結晶を分
離した後、前記加温溶解に使用した溶媒と同一の溶媒を
、1.6−ヘキサンジオールの結晶型Iに対し、5〜3
0重量%、好ましくは、10〜20重量%使用して洗浄
する。
工程で得ら゛れた粗ジオール液と、水または有機ケトン
類である溶媒との加温溶解液を42℃以下であって、し
かも、前記溶解温度以下である温度に冷却して、1.6
−ヘキサンジオールの前記水または有機ケトン類である
溶媒に対する溶解度の温度による差異を利用して、1,
6−ヘキサンジオールの結晶を析出させ、その結晶を分
離した後、前記加温溶解に使用した溶媒と同一の溶媒を
、1.6−ヘキサンジオールの結晶型Iに対し、5〜3
0重量%、好ましくは、10〜20重量%使用して洗浄
する。
この場合、前記加温溶解液は、晶析装置に設けられた内
部蛇管その他の内部冷却装置、或いは又、外部ジャケッ
トその他の外部冷却装置による直接冷却、減圧下に溶媒
を蒸発させ、その蒸発潜熱を利用して冷却する方法(溶
媒が水である場合は、回収および循環装置などが不要と
なるので、特にこの方法が有利である。)、その他通常
工業的に用いられる冷却方法にて徐冷されるのである。
部蛇管その他の内部冷却装置、或いは又、外部ジャケッ
トその他の外部冷却装置による直接冷却、減圧下に溶媒
を蒸発させ、その蒸発潜熱を利用して冷却する方法(溶
媒が水である場合は、回収および循環装置などが不要と
なるので、特にこの方法が有利である。)、その他通常
工業的に用いられる冷却方法にて徐冷されるのである。
また、1.6−ヘキサンジオールの晶析後の分離は、遠
心分離機を使用しても良いし、フィルターによる濾過分
離を行っても良いし、その他結晶を容易に分離できる方
法であれば、どのような方法であっても良い。
心分離機を使用しても良いし、フィルターによる濾過分
離を行っても良いし、その他結晶を容易に分離できる方
法であれば、どのような方法であっても良い。
結晶分離後、水添処理液または粗ジオール液中に含まれ
ていた前記副生物は、母液側に移行するので、前記加温
溶解に使用した溶媒と同一の溶媒を用いて、生成した結
晶の付着母液を洗浄後、さらに、結晶に付着する上記溶
媒を、例えば、減圧下に加熱するなどして除去するので
ある。
ていた前記副生物は、母液側に移行するので、前記加温
溶解に使用した溶媒と同一の溶媒を用いて、生成した結
晶の付着母液を洗浄後、さらに、結晶に付着する上記溶
媒を、例えば、減圧下に加熱するなどして除去するので
ある。
なお、この1.6−ヘキサンジオール結晶物の前記溶媒
による洗浄においては、1.6−ヘキサンジオール自身
もその溶解度に相当する量だけ母液側に移行するため、
母液中に含まれる1、6−ヘキサンジオールの回収も必
要となる。
による洗浄においては、1.6−ヘキサンジオール自身
もその溶解度に相当する量だけ母液側に移行するため、
母液中に含まれる1、6−ヘキサンジオールの回収も必
要となる。
従って、この発明は、このように効果が大きい溶媒を発
明できたことにより、シクロヘキサンの分子状酸素含有
ガスによる液相酸化反応液から、オキシカプロン酸、ア
ジピン酸およびそれらのオリゴマーなどの1,6−ヘキ
サンジオール合成のための有効成分を取り出すのに、こ
れら酸類を経済的な抽出条件で抽出・分離し、低純度の
有効成分を得る段階に止めた後、ジオール合成工程を経
由した後で晶析精製することによって、高純度の1.6
−ヘキサンジオールの製造方法を確立できたものである
。
明できたことにより、シクロヘキサンの分子状酸素含有
ガスによる液相酸化反応液から、オキシカプロン酸、ア
ジピン酸およびそれらのオリゴマーなどの1,6−ヘキ
サンジオール合成のための有効成分を取り出すのに、こ
れら酸類を経済的な抽出条件で抽出・分離し、低純度の
有効成分を得る段階に止めた後、ジオール合成工程を経
由した後で晶析精製することによって、高純度の1.6
−ヘキサンジオールの製造方法を確立できたものである
。
以下、実施例により、この発明をさらに詳しく説明する
。
。
実施例1
シクロヘキサンを分子状酸素含有ガスで液相酸化し、次
いで、苛性ソーダ水溶液で鹸化処理して得られたアルカ
リ廃液から、中和・溶媒抽出工程を経て得られるカルボ
ン酸化合物をアルコールでエステル化した後、そのエス
テル化物を水添処理して、主成分として1,6−ヘキサ
ンジオール(融点:42℃)60重重量、1.5−ベン
タンジオール(融点ニー18℃)9重量%、n−ブチル
アルコール(融点ニー90.2℃)1重量%、n−アミ
ルアルコール(融点ニー79℃)1重量%などを含む水
添処理液を得た。
いで、苛性ソーダ水溶液で鹸化処理して得られたアルカ
リ廃液から、中和・溶媒抽出工程を経て得られるカルボ
ン酸化合物をアルコールでエステル化した後、そのエス
テル化物を水添処理して、主成分として1,6−ヘキサ
ンジオール(融点:42℃)60重重量、1.5−ベン
タンジオール(融点ニー18℃)9重量%、n−ブチル
アルコール(融点ニー90.2℃)1重量%、n−アミ
ルアルコール(融点ニー79℃)1重量%などを含む水
添処理液を得た。
この水添処理液に等重量のメチルイソブチルケトンを加
え、60℃に加温し溶解後、溶解液の徐冷を行うと、3
0℃にて結晶が析出し始めるので、その後さらに徐冷し
て15℃に保持した後、結晶分離を行うため、濾紙にて
濾過し、さらに分離した結晶表面に付着する母液を除去
するため、この結晶重量の10%に相当する量の前記溶
媒で洗浄後、なお結晶に付着する前記溶媒を真空度40
rxIi)1gおよび120℃の条件で除去し、精製1
.6−ヘキサンジオールを得た。
え、60℃に加温し溶解後、溶解液の徐冷を行うと、3
0℃にて結晶が析出し始めるので、その後さらに徐冷し
て15℃に保持した後、結晶分離を行うため、濾紙にて
濾過し、さらに分離した結晶表面に付着する母液を除去
するため、この結晶重量の10%に相当する量の前記溶
媒で洗浄後、なお結晶に付着する前記溶媒を真空度40
rxIi)1gおよび120℃の条件で除去し、精製1
.6−ヘキサンジオールを得た。
1.6−ヘキサンジオールの回収率は、85%であった
。また、純度の効果は、精製前60%の値が精製後99
%のものが得られ、不純物の除去精製効果が得られた。
。また、純度の効果は、精製前60%の値が精製後99
%のものが得られ、不純物の除去精製効果が得られた。
実施例2
実施例1で得られた水添処理液に、メチルイソブチルケ
トンに代えて等重量のメチルエチルケトンを加えたほか
は、実施例1と同様に1.6−ヘキサンジオールを製造
した。
トンに代えて等重量のメチルエチルケトンを加えたほか
は、実施例1と同様に1.6−ヘキサンジオールを製造
した。
1.6−ヘキ4ンジオールの回収率は、60%であり、
純度は、99%のものが得られた。
純度は、99%のものが得られた。
実施例3
結晶分離を、濾紙による濾過分離に代えて遠心分離機に
て行ったことのほかは、実施例1と同様に1,6−ヘキ
サンジオールを製造した。
て行ったことのほかは、実施例1と同様に1,6−ヘキ
サンジオールを製造した。
1.6−ヘキサンジオールの回収率は、90%であり、
純度は、99%のものが得られた。また、不純物の指環
となる過マンガン酸カリウム消費量を示すKZ値(E6
−ヘキサンジオール中の還元物質を、硫酸酸性水溶液下
で、過マンガン酸カリウムと反応させて、その消費量よ
り求めるもので、1,6−ヘキサンジオール1kgに対
するN/10KMnOa溶液の消費i数で表す。)は、
M製部の値350 d/kgが、精製後10d/kgの
値のものが得られた。
純度は、99%のものが得られた。また、不純物の指環
となる過マンガン酸カリウム消費量を示すKZ値(E6
−ヘキサンジオール中の還元物質を、硫酸酸性水溶液下
で、過マンガン酸カリウムと反応させて、その消費量よ
り求めるもので、1,6−ヘキサンジオール1kgに対
するN/10KMnOa溶液の消費i数で表す。)は、
M製部の値350 d/kgが、精製後10d/kgの
値のものが得られた。
実施例4
実施例1で得られた水添処理液に、メチイソブチルケト
ンに代えて0.2倍量(重量比)の水を加えたほかは、
実施例1と同様に1.6−ヘキサンジオールを製造した
。
ンに代えて0.2倍量(重量比)の水を加えたほかは、
実施例1と同様に1.6−ヘキサンジオールを製造した
。
1.6−ヘキサンジオールの回収率は、70%であり、
純度は、94%のものが得られた。
純度は、94%のものが得られた。
実施例5
シクロヘキサンを分子状酸素含有ガスで液相酸化し、次
いで、苛性ソーダ水溶液で鹸化処理して得られたアルカ
リ廃液から、中和・溶媒抽出工程を経て得られるカルボ
ン酸化合物をアルコールでエステル化した後、そのエス
テル化物を水添処理して得られた主として1.6−ヘキ
サンジオールを含有する混合液(水添処理液)から、蒸
留によって、主成分として1,6−ヘキサンジオール(
融点:42℃)72重置火、1.5−ベンタンジオール
(融点ニー18℃)12重量%、n−アミルアルコール
(融点ニー79℃)1.2重量%などを含む1.6−ヘ
キサンジオール留出物(粗ジオール液)を得た。
いで、苛性ソーダ水溶液で鹸化処理して得られたアルカ
リ廃液から、中和・溶媒抽出工程を経て得られるカルボ
ン酸化合物をアルコールでエステル化した後、そのエス
テル化物を水添処理して得られた主として1.6−ヘキ
サンジオールを含有する混合液(水添処理液)から、蒸
留によって、主成分として1,6−ヘキサンジオール(
融点:42℃)72重置火、1.5−ベンタンジオール
(融点ニー18℃)12重量%、n−アミルアルコール
(融点ニー79℃)1.2重量%などを含む1.6−ヘ
キサンジオール留出物(粗ジオール液)を得た。
この粗ジオール液に等重量のメチルイソブチルケトンを
加え、60℃に加温し溶解後、溶解液の徐冷を行うと、
30℃にて結晶が析出し始めるので、その後さらに徐冷
して15℃に保持した後、結晶分離を行うため、濾紙に
て濾過し、さらに分離した結晶表面に付着する母液を除
去するため、この結晶重量の10%に相当する量の前記
溶媒で洗浄後、なお結晶に付着する前記溶媒を真空度4
0mmHgおよび170℃の条件で除去し、精製1゜6
−ヘキサンジオールを得た。
加え、60℃に加温し溶解後、溶解液の徐冷を行うと、
30℃にて結晶が析出し始めるので、その後さらに徐冷
して15℃に保持した後、結晶分離を行うため、濾紙に
て濾過し、さらに分離した結晶表面に付着する母液を除
去するため、この結晶重量の10%に相当する量の前記
溶媒で洗浄後、なお結晶に付着する前記溶媒を真空度4
0mmHgおよび170℃の条件で除去し、精製1゜6
−ヘキサンジオールを得た。
1.6−ヘキサンジオールの回収率は、85%であった
。また、純度の効果は、精製前72%の値が精製後98
.5%のものが得られ、不純物の除去精製効果が得られ
た。
。また、純度の効果は、精製前72%の値が精製後98
.5%のものが得られ、不純物の除去精製効果が得られ
た。
実施例6
実施例5で得られた1、6−ヘキサンジオール留出物に
、メチルイソブチルケトンに代えて等重量のメチルエチ
ルケトンを加えたほかは、実施例5と同様に1.6−ヘ
キサンジオールを製造した。
、メチルイソブチルケトンに代えて等重量のメチルエチ
ルケトンを加えたほかは、実施例5と同様に1.6−ヘ
キサンジオールを製造した。
1.6−ヘキサンジオールの回収率は、85%であり、
純度は、98%のものが得られた。
純度は、98%のものが得られた。
実施例7
結晶分離を、濾工による濾過分離に代えて遠心分離機に
て行ったことのほかは、実施例5と同様に1,6−ヘキ
サンジオールを製造した。
て行ったことのほかは、実施例5と同様に1,6−ヘキ
サンジオールを製造した。
1.6−ヘキサンジオールの回収率は、90%であり、
純度は、98.5%のものが得られた。また、不純物の
指標となる過マンガン酸カリウム消費1を示すKZ値は
、精製前の値350d/kgが、精製後10d/kgの
値のものが得られた。
純度は、98.5%のものが得られた。また、不純物の
指標となる過マンガン酸カリウム消費1を示すKZ値は
、精製前の値350d/kgが、精製後10d/kgの
値のものが得られた。
実施例8
実施例5で得られた粗ジオール液に、メチルイソブチル
ケトンに代えて0.2倍量(重量比)の水を加えたほか
は、実施例5と同様に1.6−ヘキサンジオールを製造
した。
ケトンに代えて0.2倍量(重量比)の水を加えたほか
は、実施例5と同様に1.6−ヘキサンジオールを製造
した。
1.6−ヘキサンジオールの回収率は、70%であり、
純度は、96%のものが得られた。
純度は、96%のものが得られた。
この発明の製造方法は、前述のように、シクロヘキサン
の分子状酸素含有ガスによる液相酸化反応液からカルボ
ン酸化合物を分離後、エステル化し、次いで、水素添加
して得られる反応液、もしくは、それを蒸留して得られ
る1、6−ヘキサンジオール留出物中には、沸点の近接
するモノアルコール類、ジオール同族体および異性体類
ならびに反応時生成する高沸物類が含まれており、この
ような反応液もしくは留出物から、1,6−ヘキサンジ
オールを選択的かつ経済的に分離精製するには困難であ
り、従って純度が低いという問題点があった従来公知の
蒸留操作に対して、水素添加して得られる前記反応液ま
たはこの反応液の蒸留により得られる前記1,6−ヘキ
サンジオール留出物に水または有機ケトン類である溶媒
を加え、加温溶解後、冷却し、晶析および結晶洗浄を行
えば、蒸留操作のみでは分am製できない前記副生物を
除去でき、従来公知の蒸留操作に比べて、水分、AV値
、EV値などの品質を落とすことなく、高純度の1.6
−ヘキサンジオールを製造する方法を提供し得る効果を
奏するものである。
の分子状酸素含有ガスによる液相酸化反応液からカルボ
ン酸化合物を分離後、エステル化し、次いで、水素添加
して得られる反応液、もしくは、それを蒸留して得られ
る1、6−ヘキサンジオール留出物中には、沸点の近接
するモノアルコール類、ジオール同族体および異性体類
ならびに反応時生成する高沸物類が含まれており、この
ような反応液もしくは留出物から、1,6−ヘキサンジ
オールを選択的かつ経済的に分離精製するには困難であ
り、従って純度が低いという問題点があった従来公知の
蒸留操作に対して、水素添加して得られる前記反応液ま
たはこの反応液の蒸留により得られる前記1,6−ヘキ
サンジオール留出物に水または有機ケトン類である溶媒
を加え、加温溶解後、冷却し、晶析および結晶洗浄を行
えば、蒸留操作のみでは分am製できない前記副生物を
除去でき、従来公知の蒸留操作に比べて、水分、AV値
、EV値などの品質を落とすことなく、高純度の1.6
−ヘキサンジオールを製造する方法を提供し得る効果を
奏するものである。
特許出廓人 宇部興産株式会社
Claims (2)
- (1)(A)シクロヘキサンを酸化して、カルボン酸化
合物を生成させる工程; (B)前記(A)工程で生成されたカルボン酸化合物を
アルコールでエステル化する工程; (C)前記(B)工程で得られたエステル化物を水添処
理して、1,6−ヘキサンジオールを主として含有する
混合物(水添処理液)を生成させる工程; (D)前記(C)工程で生成された水添処理液と水また
は炭素数3〜20個の有機ケトン類からなる群から選ば
れた少なくとも1種以上の溶媒とを混合し、その混合液
を加温して均一に溶解させる工程; (E)前記(D)工程で得られた溶解液を42℃以下で
あって、しかも、前記(D)工程での溶解温度以下であ
る温度に冷却し、 1,6−ヘキサンジオールの結晶を析出させ、その結晶
を分離し、洗浄する工程; からなることを特徴とする1,6−ヘキサンジオールの
製造法。 - (2)(D)工程において、(C)工程で得られた水添
処理液を蒸留することにより、0.1〜50重量%の副
生物を含有する1,6−ヘキサンジオール留出物(粗ジ
オール液)を得て、その粗ジオール液と水または炭素数
3〜20個の有機ケトン類からなる群から選ばれた少な
くとも1種以上の溶媒とを混合し、その混合液を加温し
て均一に溶解させることを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載した方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7599588A JPH0637412B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 1,6−ヘキサンジオールの晶析製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7599588A JPH0637412B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 1,6−ヘキサンジオールの晶析製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01249735A true JPH01249735A (ja) | 1989-10-05 |
| JPH0637412B2 JPH0637412B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=13592374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7599588A Expired - Lifetime JPH0637412B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 1,6−ヘキサンジオールの晶析製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637412B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013517310A (ja) * | 2010-01-21 | 2013-05-16 | ロディア オペレーションズ | 炭化水素の酸化方法 |
| CN106866371A (zh) * | 2015-12-11 | 2017-06-20 | 上海沃凯生物技术有限公司 | 一种利用熔融结晶提纯乙二醇的方法 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP7599588A patent/JPH0637412B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013517310A (ja) * | 2010-01-21 | 2013-05-16 | ロディア オペレーションズ | 炭化水素の酸化方法 |
| JP2015091885A (ja) * | 2010-01-21 | 2015-05-14 | ロディア オペレーションズRhodia Operations | 炭化水素の酸化方法 |
| US9156757B2 (en) | 2010-01-21 | 2015-10-13 | Rhodia Operations | Process for the oxidation of hydrocarbons |
| CN106866371A (zh) * | 2015-12-11 | 2017-06-20 | 上海沃凯生物技术有限公司 | 一种利用熔融结晶提纯乙二醇的方法 |
| CN106866371B (zh) * | 2015-12-11 | 2021-02-09 | 上海沃凯生物技术有限公司 | 一种利用熔融结晶提纯乙二醇的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0637412B2 (ja) | 1994-05-18 |
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