JPH0125383B2 - - Google Patents
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- JPH0125383B2 JPH0125383B2 JP3424083A JP3424083A JPH0125383B2 JP H0125383 B2 JPH0125383 B2 JP H0125383B2 JP 3424083 A JP3424083 A JP 3424083A JP 3424083 A JP3424083 A JP 3424083A JP H0125383 B2 JPH0125383 B2 JP H0125383B2
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Description
(技術分野)
本発明は、耐熱性と導電性に優れた導電用耐熱
アルミ合金の製造方法に関するものである。 (背景技術) 近年、例えば送電容量の増大、2回線運転時の
事故時の1回線運用による電力系統の信頼性向上
のため、耐熱鋼心アルミ合金撚線(以下、
TACSRと称す)が使用されている。これには60
%導電率耐熱アルミ合金(以下、60TAlと称す)
が我が国の基幹送電線に60TACSRとして採用さ
れている。 従来から、Alに0.04%程度の微量のZrを添加
し、製造工程中にZrを固溶させる処理を施して
耐熱性を付与させた導電用耐熱アルミ合金は上述
の60TAlとして知られており、これは連続使用温
度が150℃であり、近年さらに耐熱性を高めて送
電容量を増加させたいという要望がある。 しかしただ単に耐熱性を高めるだけなら、Zr
の添加量を多くして行くことが考えられるが、こ
れではZr添加量の増加に従つて導電率が低下し
てしまうので、導電性、耐熱性共に高い導体の開
発が望まれていた。 (発明の開示) 本発明は、上述の問題点を解決するため、本発
明者らが種々の合金、製法について検討した結果
得られたものであつて、特定組成範囲のアルミ合
金に、特定の製法と特定の熱処理を組合せること
により、高導電率で高い耐熱性を有する導電用耐
熱アルミ合金を製造する方法を提供せんとするも
のである。 本発明は、Zr0.15〜0.35%,Fe0.08〜0.5%,
Si0.04〜0.15%を含有し、残部Alと通常の不純物
とから成るアルミ合金を、700℃以上の温度から
5℃/秒以上の冷却速度で鋳造し、ひき続き熱間
加工を施した後、100℃/時以下の昇温速度で加
熱し、300〜480℃の温度範囲で10〜300時間の時
効処理を施すことを特徴とする導電用耐熱アルミ
合金の製造方法である。 本発明において、アルミ合金中のZr量を0.15〜
0.35%と規定したのは、0.15%未満では耐熱性が
低く、強度も低く、又0.35%を越えると耐熱性が
飽和すると同時に、溶湯の温度を上げないと鋳造
時に固溶せず、Al3Zrの粗大な粒子として晶出し
て、返つて耐熱性を低下させるためである。 又Feはアルミ合金中に固溶する部分とAl3Fe,
Al6Feとして微細に析出する部分が強度、耐熱性
を向上させるものであり、Fe量を0.08〜0.5%と
規定したのは、0.08%未満では耐熱性が低く、強
度も低く、又0.5%を越えると耐熱性が低下する
と共に、導電率が低下するためである。 又SiはAl―Fe―Si系、Al―Zr―Si系の晶出物、
析出物として微細に分散し、強度、耐熱性、導電
性を改良するものであり、Si量を0.04〜0.15%と
規定したのは、0.04%未満では強度が低く、高い
導電率、高い耐熱性を得るための時効時間が長く
なり、工業生産上使用できないからであり、又
0.15%を越えると耐熱性が劣化すると共に、鋳造
割れが著しいためである。 次に、本発明において、連続鋳造とそれに続く
熱間加工は、例えば回転鋳型と無端ベルトにより
構成される連続鋳造機とそれに続く熱間圧延機を
用いるプロペルチ法、SCR法、セシム法などや、
双ロール法、キヤタビラ法などの連続鋳造機とそ
れに続く熱間圧延機を用いるヘズレー法、ハンタ
ー法などの連続鋳造圧延法が利用できるが、鋳造
条件として700℃以上の鋳込温度から5℃/秒以
上の冷却速度で鋳造できるものであれば特に制限
がない。 本発明において、鋳込温度を700℃以上と規定
したのは、700℃未満では溶湯段階で粗大な
Al3Zr粒子が晶出し、耐熱性の大幅な低下を招く
ためである。 又冷却速度を5℃/秒以上と規定したのは、鋳
造時のAl3Fe,Al6Feの晶出物を微細分散させて、
強度、耐熱性を上げると共に、鋳造時強制固溶さ
れたZrを析出させないためで、5℃/秒未満で
は耐熱性が低下する。 又本発明における熱間加工としては通常の熱間
加工で良いが、上述の鋳造材を480℃以上の開始
温度から熱間加工することが耐熱性の面で好まし
く、鋳造材の温度が480℃未満の場合は、ガスバ
ーナー、誘導加熱、赤外線加熱法などにより、加
熱すれば良い。このように熱間加工された後、素
材は好ましくは150℃以下の温度で巻取られる。
例えば最近の巻取機によると、線材の場合2〜3
トンの大型コイルとなり、300℃程度の高温で巻
取ると、コイル中心部には線材自体の温度によ
り、高温の状態が保持され、コイル内外部での特
性のばらつきが大きくなり、製品としての歩留り
が極めて悪くなる。 本発明においては、熱間加工を施した後、又は
必要によりさらに冷間伸線などの冷間加工を施し
た後、100℃/時以下の昇温速度で加熱し、300〜
480℃の温度範囲で10〜300時間の時効処理を施さ
れる。なお上述の冷間加工を加える場合には、熱
間加工された素材の巻取温度を150℃以下にする
ことは特に重要であり、特性のばらつきを無くす
ると共に、冷間加工性のためにも必要である。こ
れに対し、高温で巻取ると、熱間加工時の潤滑剤
がコイル中心部で変質して強く付着し、冷間加工
時の焼付きやソゲ発生を生じ、甚しい時には破断
にまで至らしめる。 本発明における時効処理においては、時効温
度、時効時間の管理と共に時効温度にまで加熱す
る昇温速度が重要であり、これを100℃/時以下
に制御することにより、その後の素材の強度、耐
熱性、導電性の3者共に改良することが可能であ
る。このような特性の向上は、前述のような鋳
造、熱間加工条件と組合せることにより初めて得
られるものである。 この昇温速度を100℃/時以下に制御すること
により強度、耐熱性、導電性が改良されるメカニ
ズムは定かでないが、次のように考えられる。即
ち、これにより、熱間加工組織や冷間加工組織に
微細なAlFeSi,Al3Fe,Al3Zr,Zr5Si3などの第
一次析出処理を施して、その後300〜480℃の時効
処理において、析出サイトの増加した組織に多量
のAl3Zr,Al3Fe,Zr5Si3などの微細な第二次析
出処理が施されることにより、強度、耐熱性、導
電性に優れた素材が得られる。 時効処理の条件を300〜480℃の温度範囲で10〜
300時間と規定したのは、300未満では導電率、耐
熱性、強度共に改善されず、480℃を越えると耐
熱性、強度が劣化し、又10時間未満では導電率、
耐熱性、強度共に改善されず、300時間を越える
と効果が飽和するのみでなく、特に高温での時効
の場合、過時効となり、強度、耐熱性の劣化を招
くからである。時効時間については、一般的に時
効温度の高い程、時間は短かくて良い関係にある
が、目標とする特性を得るため、温度と時間を調
節することが可能である。 次に、本発明においては、上述の時効処理を施
した素材は、通常さらに冷間伸線などの冷間加工
を施され、所望の最終サイズに仕上げられる。 上述の方法により製造された本発明によるアル
ミ合金は、導電率60%IACS以上、硬アルミニウ
ム線と同等の強度を有し、300℃以上の耐熱性を
保有することができる。 ここで耐熱性とは、1時間の加熱により引張強
さが10%低下する最低の加熱温度を示す。 (実施例) 表1に示す組成のアルミ合金を溶解し、脱ガス
処理をした後、鋳型断面積2800mm2の銅合金製回転
鋳型とスチールベルトで構成される連続鋳造機へ
溶湯温度720〜740℃で送りこみ、冷却速度8〜12
℃/秒の冷却条件に管理しながら鋳造した。 この鋳造材の温度が520〜550℃になつてからひ
き続き熱間圧延を開始し、9.5mmの荒引線に熱
間圧延した後、70〜90℃の温度で巻取つた。
アルミ合金の製造方法に関するものである。 (背景技術) 近年、例えば送電容量の増大、2回線運転時の
事故時の1回線運用による電力系統の信頼性向上
のため、耐熱鋼心アルミ合金撚線(以下、
TACSRと称す)が使用されている。これには60
%導電率耐熱アルミ合金(以下、60TAlと称す)
が我が国の基幹送電線に60TACSRとして採用さ
れている。 従来から、Alに0.04%程度の微量のZrを添加
し、製造工程中にZrを固溶させる処理を施して
耐熱性を付与させた導電用耐熱アルミ合金は上述
の60TAlとして知られており、これは連続使用温
度が150℃であり、近年さらに耐熱性を高めて送
電容量を増加させたいという要望がある。 しかしただ単に耐熱性を高めるだけなら、Zr
の添加量を多くして行くことが考えられるが、こ
れではZr添加量の増加に従つて導電率が低下し
てしまうので、導電性、耐熱性共に高い導体の開
発が望まれていた。 (発明の開示) 本発明は、上述の問題点を解決するため、本発
明者らが種々の合金、製法について検討した結果
得られたものであつて、特定組成範囲のアルミ合
金に、特定の製法と特定の熱処理を組合せること
により、高導電率で高い耐熱性を有する導電用耐
熱アルミ合金を製造する方法を提供せんとするも
のである。 本発明は、Zr0.15〜0.35%,Fe0.08〜0.5%,
Si0.04〜0.15%を含有し、残部Alと通常の不純物
とから成るアルミ合金を、700℃以上の温度から
5℃/秒以上の冷却速度で鋳造し、ひき続き熱間
加工を施した後、100℃/時以下の昇温速度で加
熱し、300〜480℃の温度範囲で10〜300時間の時
効処理を施すことを特徴とする導電用耐熱アルミ
合金の製造方法である。 本発明において、アルミ合金中のZr量を0.15〜
0.35%と規定したのは、0.15%未満では耐熱性が
低く、強度も低く、又0.35%を越えると耐熱性が
飽和すると同時に、溶湯の温度を上げないと鋳造
時に固溶せず、Al3Zrの粗大な粒子として晶出し
て、返つて耐熱性を低下させるためである。 又Feはアルミ合金中に固溶する部分とAl3Fe,
Al6Feとして微細に析出する部分が強度、耐熱性
を向上させるものであり、Fe量を0.08〜0.5%と
規定したのは、0.08%未満では耐熱性が低く、強
度も低く、又0.5%を越えると耐熱性が低下する
と共に、導電率が低下するためである。 又SiはAl―Fe―Si系、Al―Zr―Si系の晶出物、
析出物として微細に分散し、強度、耐熱性、導電
性を改良するものであり、Si量を0.04〜0.15%と
規定したのは、0.04%未満では強度が低く、高い
導電率、高い耐熱性を得るための時効時間が長く
なり、工業生産上使用できないからであり、又
0.15%を越えると耐熱性が劣化すると共に、鋳造
割れが著しいためである。 次に、本発明において、連続鋳造とそれに続く
熱間加工は、例えば回転鋳型と無端ベルトにより
構成される連続鋳造機とそれに続く熱間圧延機を
用いるプロペルチ法、SCR法、セシム法などや、
双ロール法、キヤタビラ法などの連続鋳造機とそ
れに続く熱間圧延機を用いるヘズレー法、ハンタ
ー法などの連続鋳造圧延法が利用できるが、鋳造
条件として700℃以上の鋳込温度から5℃/秒以
上の冷却速度で鋳造できるものであれば特に制限
がない。 本発明において、鋳込温度を700℃以上と規定
したのは、700℃未満では溶湯段階で粗大な
Al3Zr粒子が晶出し、耐熱性の大幅な低下を招く
ためである。 又冷却速度を5℃/秒以上と規定したのは、鋳
造時のAl3Fe,Al6Feの晶出物を微細分散させて、
強度、耐熱性を上げると共に、鋳造時強制固溶さ
れたZrを析出させないためで、5℃/秒未満で
は耐熱性が低下する。 又本発明における熱間加工としては通常の熱間
加工で良いが、上述の鋳造材を480℃以上の開始
温度から熱間加工することが耐熱性の面で好まし
く、鋳造材の温度が480℃未満の場合は、ガスバ
ーナー、誘導加熱、赤外線加熱法などにより、加
熱すれば良い。このように熱間加工された後、素
材は好ましくは150℃以下の温度で巻取られる。
例えば最近の巻取機によると、線材の場合2〜3
トンの大型コイルとなり、300℃程度の高温で巻
取ると、コイル中心部には線材自体の温度によ
り、高温の状態が保持され、コイル内外部での特
性のばらつきが大きくなり、製品としての歩留り
が極めて悪くなる。 本発明においては、熱間加工を施した後、又は
必要によりさらに冷間伸線などの冷間加工を施し
た後、100℃/時以下の昇温速度で加熱し、300〜
480℃の温度範囲で10〜300時間の時効処理を施さ
れる。なお上述の冷間加工を加える場合には、熱
間加工された素材の巻取温度を150℃以下にする
ことは特に重要であり、特性のばらつきを無くす
ると共に、冷間加工性のためにも必要である。こ
れに対し、高温で巻取ると、熱間加工時の潤滑剤
がコイル中心部で変質して強く付着し、冷間加工
時の焼付きやソゲ発生を生じ、甚しい時には破断
にまで至らしめる。 本発明における時効処理においては、時効温
度、時効時間の管理と共に時効温度にまで加熱す
る昇温速度が重要であり、これを100℃/時以下
に制御することにより、その後の素材の強度、耐
熱性、導電性の3者共に改良することが可能であ
る。このような特性の向上は、前述のような鋳
造、熱間加工条件と組合せることにより初めて得
られるものである。 この昇温速度を100℃/時以下に制御すること
により強度、耐熱性、導電性が改良されるメカニ
ズムは定かでないが、次のように考えられる。即
ち、これにより、熱間加工組織や冷間加工組織に
微細なAlFeSi,Al3Fe,Al3Zr,Zr5Si3などの第
一次析出処理を施して、その後300〜480℃の時効
処理において、析出サイトの増加した組織に多量
のAl3Zr,Al3Fe,Zr5Si3などの微細な第二次析
出処理が施されることにより、強度、耐熱性、導
電性に優れた素材が得られる。 時効処理の条件を300〜480℃の温度範囲で10〜
300時間と規定したのは、300未満では導電率、耐
熱性、強度共に改善されず、480℃を越えると耐
熱性、強度が劣化し、又10時間未満では導電率、
耐熱性、強度共に改善されず、300時間を越える
と効果が飽和するのみでなく、特に高温での時効
の場合、過時効となり、強度、耐熱性の劣化を招
くからである。時効時間については、一般的に時
効温度の高い程、時間は短かくて良い関係にある
が、目標とする特性を得るため、温度と時間を調
節することが可能である。 次に、本発明においては、上述の時効処理を施
した素材は、通常さらに冷間伸線などの冷間加工
を施され、所望の最終サイズに仕上げられる。 上述の方法により製造された本発明によるアル
ミ合金は、導電率60%IACS以上、硬アルミニウ
ム線と同等の強度を有し、300℃以上の耐熱性を
保有することができる。 ここで耐熱性とは、1時間の加熱により引張強
さが10%低下する最低の加熱温度を示す。 (実施例) 表1に示す組成のアルミ合金を溶解し、脱ガス
処理をした後、鋳型断面積2800mm2の銅合金製回転
鋳型とスチールベルトで構成される連続鋳造機へ
溶湯温度720〜740℃で送りこみ、冷却速度8〜12
℃/秒の冷却条件に管理しながら鋳造した。 この鋳造材の温度が520〜550℃になつてからひ
き続き熱間圧延を開始し、9.5mmの荒引線に熱
間圧延した後、70〜90℃の温度で巻取つた。
【表】
これらの荒引線を表2に示す条件で、時効前後
の冷間加工、時効処理を施し、引張強さ、導電
率、耐熱性を調査した結果は表3に示す通りであ
る。
の冷間加工、時効処理を施し、引張強さ、導電
率、耐熱性を調査した結果は表3に示す通りであ
る。
【表】
【表】
【表】
【表】
表3より、本発明による試料No.1,2,5〜
12,14,16,18,20,21は、その他の比較例に比
べ、同一成分、同一時効条件のものでは強度、導
電率、耐熱性が優れ、ほぼ硬アルミニウム線と同
等の強度、60%IACS以上の高い導電率および300
℃以上の耐熱性を有することが分る。特に時効処
理における昇温速度の影響が大きい。 (発明の効果) 上述のように構成された本発明の導電用耐熱ア
ルミ合金の製造方法は次のような効果がある。 アルミ合金がZr0.15〜0.35%,Fe0.08〜0.5%,
Si0.04〜0.15%を含有するため、Zrにより耐熱
性、強度を向上し、Fe,Siにより導電率を低下
させずに強度、耐熱性を改善し、この合金を700
℃以上の鋳込温度から5℃/秒以上の冷却速度で
連続鋳造し、ひき続き熱間加工を施すため、鋳造
時強制固溶されたZrが析出することなく固溶さ
れ、その後時効処理時100℃/時以下の昇温速度
で加熱するため、前述のような微細な化合物粒子
の第一次析出を生じ、さらに、300〜480℃の温度
範囲で10〜300時間の時効処理を施すため、前述
のような微細な化合物粒子の第二次析出を生ずる
ので、強度、耐熱性、導電性共に優れたアルミ合
金が得られ、導電率60%IACS以上、硬アルミニ
ウム線と同等の強度を有し、かつ300℃以上の耐
熱性を保有させることができる。 特に導電率の高いものが得られることは、電線
の抵抗損を大幅に減少でき、その効果は大きい。
12,14,16,18,20,21は、その他の比較例に比
べ、同一成分、同一時効条件のものでは強度、導
電率、耐熱性が優れ、ほぼ硬アルミニウム線と同
等の強度、60%IACS以上の高い導電率および300
℃以上の耐熱性を有することが分る。特に時効処
理における昇温速度の影響が大きい。 (発明の効果) 上述のように構成された本発明の導電用耐熱ア
ルミ合金の製造方法は次のような効果がある。 アルミ合金がZr0.15〜0.35%,Fe0.08〜0.5%,
Si0.04〜0.15%を含有するため、Zrにより耐熱
性、強度を向上し、Fe,Siにより導電率を低下
させずに強度、耐熱性を改善し、この合金を700
℃以上の鋳込温度から5℃/秒以上の冷却速度で
連続鋳造し、ひき続き熱間加工を施すため、鋳造
時強制固溶されたZrが析出することなく固溶さ
れ、その後時効処理時100℃/時以下の昇温速度
で加熱するため、前述のような微細な化合物粒子
の第一次析出を生じ、さらに、300〜480℃の温度
範囲で10〜300時間の時効処理を施すため、前述
のような微細な化合物粒子の第二次析出を生ずる
ので、強度、耐熱性、導電性共に優れたアルミ合
金が得られ、導電率60%IACS以上、硬アルミニ
ウム線と同等の強度を有し、かつ300℃以上の耐
熱性を保有させることができる。 特に導電率の高いものが得られることは、電線
の抵抗損を大幅に減少でき、その効果は大きい。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Zr0.15〜0.35%,Fe0.08〜0.5%,Si0.04〜
0.15%を含有し、残部Alと通常の不純物とから成
るアルミ合金を、700℃以上の鋳込温度から5
℃/秒以上の冷却速度で連続鋳造し、ひき続き熱
間加工を施した後、100℃/時以下の昇温速度で
加熱し、300〜480℃の温度範囲で10〜300時間の
時効処理を施すことを特徴とする導電用耐熱アル
ミ合金の製造方法。 2 熱間加工が、加工開始温度480℃以上、巻取
温度150℃以下として行なわれる特許請求の範囲
第1項記載の導電用耐熱アルミ合金の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3424083A JPS59159946A (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 導電用耐熱アルミ合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3424083A JPS59159946A (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 導電用耐熱アルミ合金の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59159946A JPS59159946A (ja) | 1984-09-10 |
| JPH0125383B2 true JPH0125383B2 (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=12408631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3424083A Granted JPS59159946A (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 導電用耐熱アルミ合金の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59159946A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006299305A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 耐熱アルミニウム合金線およびその製造方法 |
| JP2011063884A (ja) * | 2010-10-21 | 2011-03-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 耐熱アルミニウム合金線 |
-
1983
- 1983-03-01 JP JP3424083A patent/JPS59159946A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006299305A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 耐熱アルミニウム合金線およびその製造方法 |
| JP2011063884A (ja) * | 2010-10-21 | 2011-03-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 耐熱アルミニウム合金線 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59159946A (ja) | 1984-09-10 |
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