JPH0126052B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0126052B2 JPH0126052B2 JP4483382A JP4483382A JPH0126052B2 JP H0126052 B2 JPH0126052 B2 JP H0126052B2 JP 4483382 A JP4483382 A JP 4483382A JP 4483382 A JP4483382 A JP 4483382A JP H0126052 B2 JPH0126052 B2 JP H0126052B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- liquid
- printing
- solution
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N3/00—Preparing for use and conserving printing surfaces
- B41N3/08—Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development
Landscapes
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
本発明は、写真用処理液および特に印刷版用処
理液組成物に関する。 さらに詳しくは、印刷版用処理液のカビの発生
を防止する方法に関する。 通常の平版印刷では、水とインキの両方を版面
に供給して、画像部は着色性のインキを、非画像
部は水を選択的に受け入れ、該画像上のインキ
を、例えば紙などの基質に転写させることによつ
てなされている。従つて、良い印刷物を得るため
には、画像部と背景非画像部との表面の親油およ
び親水性の差が十分に大きくて、水およびインキ
を適用したときに、画像物は十分量のインキを受
け付け、非画像部はインキを全く受け付けないこ
とが必要である。その為に種々の不感脂化の方法
がそれぞれの版材及び印刷方法に応じて検討され
ている。すなわち、従来平版印刷材として使用さ
れているものには、アルミニウム等の金属を支持
体としたプレセンシタイズド版(PS版)を初め、
電子写真法(例えば、エレクトロフアツクス)で
得られる版材、紙を基版とし、その表面に顔料を
結合剤と共に塗層した所謂、マスターペーパーや
特公昭48―30562号の如き銀塩を用いた写真製版
材などがあり、それぞれの非画像部を不感脂化す
るために専用処理液として種々のものが市販され
ているが、これらは多くの場合、それぞれ特定の
版材にのみ使用され、各種版材に共用できる不感
脂化液及び給湿液として満足すべきものは見当ら
ないのが実情である。 特に、特開昭54―70103号に提案されているよ
うに、印刷版用処理液に発生するカビの問題は共
通しうる問題である。上記特許に記載の処理液
は、比較的満足しうるものであるが、未だ十分と
は言えず、処理液組成の違いや長期間の貯蔵に於
いては効果が小さくなつたりする欠点がある。 処理液のカビの発生は、もともと水中に存在す
る各種の菌類が増殖することに起因しており、そ
れは印刷版、とくにゼラチン・ハロゲン化銀乳剤
を感光成分として利用する印刷版を処理するに従
がい、及びその処理液を長期間貯蔵するに従がい
助長される。 カビの発生を防ぐためには、殺菌剤あるいは防
菌剤の使用が一般的である。前者は菌そのものを
殺してしまうものであり、後者は菌の増殖を抑制
する働きをするものとして一般的に区別される。
いずれを使用しても印刷版用処理液のカビ防止に
は多かれ少なかれ有用である。 カビの発生の有無は、処理液の成分にも依存す
る。またカビの発生は、処理液のPHが6〜7の範
囲で最も顕著であり、一般的にはPH4〜8の範囲
で問題となる。銀塩印刷版においても高アルカリ
性現像液による処理に引続く中和液あるいは不感
脂化液および給湿液は周知のように、通常、PH4
〜8の範囲に設定される。カビの発生は、印刷版
面にカビが付着し、印刷上のトラブルを惹起こ
し、給湿液でのカビの発生は、例えばモルトン方
式の印刷機に於て、液上げを不均一にし、従つて
印刷物の不均一なものを生じることになる。既述
したようなカビの発生を防ぐための殺菌剤あるい
は防菌剤として種々の化合物が知られている。 例えば、ジクロロイソシアヌレートの如き塩素
系化合物、2,4,6―トリクロロフエノールの
如き塩素化フエノール系化合物、メチレンビスチ
オシアネート、2―メルカプトベンゾチアゾー
ル、3.5―ジメチルテトラヒドロ―1,3,5―
2H―チアジアジン―2―チオン、4―イソチア
ゾリン―3―オンの如き有機窒素硫黄系化合物、
2(2―フリル)―3(5―ニトロ―2―フリル)
アクリルアミド、N―ブロモアセタミドの如き有
機窒素系化合物、1.4―ビスブロモアセトキシ―
2―ブテンの如き有機ブロム系化合物、その他の
例としてN〔α―(1―ニトロエチル)ベンジル)
エチレンジアミン等、さらには、下記一般式
〔〕又は〔〕の如き化合物 (式中Rは、好ましくはC8〜18のアルキル基を示
す。) 〔〕 R′NHC2H4NHC2H4COOH又は
R′NHC2H4COOH (式中、R′は好ましくはC8〜18のアルキル基を示
す。)などが知られている。 詳しくは、例えば、紙パルプ技術タイムス(昭
和51年10月号)等の刊行物にスライムコントロー
ル剤として記載されているので参照されたい。印
刷版用処理液のカビ防止剤として、特に4―イソ
チアゾリン―3―オン化合物が優れたものである
ことを特願昭56―9874号として先に提案したとお
り、それらスライムコントロール剤の多くは、カ
ビ防止効果が小さかつたり、多量に用いる必要が
あつたりするために、カビ防止効果を増強せし
め、望ましくは少量でカビ防止の効果が十分な技
術が開発されることは有用なことであり、本発明
の主たる目的とするところである。 前に例示したようなスライムコントロール剤を
一般式にまとめることは不可能であり、本発明の
目的に従がい、本明細書では、そのような化合物
を抗菌性機化合物ということにする。但し、本発
明は、スライムコントロール剤、即ちカビ防止剤
として公知の有機化合物に限定されるものではな
いことは十分に理解されるべきである。 本発明は、抗菌性有機化合物とトリエチレンテ
トラミン六酢酸とを少なくとも含む処理液組成物
とすることによつて達成された。 トリエチレントリアミン六酢酸またはその塩
(TTHA)は、ハロゲン化銀写真現像液におい
て、カルシウムイオンの如きアルカリ土類金属イ
オンの封鎖剤、所謂キレート化剤として公知の化
合物である。TTHAを用いることにより、カビ
防止効果が不十分な抗菌性有機化合物でさえも十
分なカビ防止効果を得ることができ、カビ防止効
果が比較的満足される抗菌性有機化合物では、そ
の使用量を大幅に減らすことができる。又、単独
使用では得ることができないレベルのカビ防止効
果を得ることもできるのである。抗菌性有機化合
物の使用量は、処理液1当り、0.01〜50グラ
ム、好ましくは0.03〜30グラムの範囲である、必
要に応じて2種以上を組合せて用いることもでき
る。TTHAの使用量は、処理液1当り、0.1〜
10グラム程度であるが、この範囲外でも使用する
ことができる。両者の比率は、化合物の種、処理
液の種類等によつて異なるため一概には言えない
が、例えば1:30〜30:1(重量比)の範囲で任
意に選択できる。 既述したように、本発明の処理液のPHは、通常
約4〜約8の酸性ないし弱アルカリ性領域で用い
られる。不感脂化液あるいは給湿液として、特開
昭54―70103号に記載の燐酸塩、硝酸塩および亜
硝酸塩さらにはそれにEDTAを含む版面処理液
に加えて抗菌性有機化合物およびTTHAを含ん
だものを用いることにより、飛躍的にカビの発生
を防止し、印刷機等の腐蝕を防止する印刷版用処
理液とすることができる。EDTAでは、抗菌性
有機化合物と組合わせては所望の結果は得られな
い。 本発明は、特開昭54―83502号に記載のような
印刷版用中和液にも好ましく適用できる。また、
本発明は、印刷版用に限らず、カビの発生する写
真用処理液、例えば中和液にも応用できるもので
ある。 カビの発生は、燐酸塩を含む処理液において著
しく増強される。従つて、酸として、あるいは不
感脂化剤として燐酸塩を含む処理液に対して本発
明の有効性は十分に発揮される。また、カビの発
生は、ゼラチンを使用した銀塩写真、銀塩印刷版
用の処理液においても著しく増強されるから、そ
れらの処理液への本発明の適用は特に好ましいも
のである。銀塩印刷版の版面処理液、例えば中和
液、不感脂化液あるいは給湿液などへのTTHA
の適用は、非画像部のインキ汚れを防止すること
ができるという別の利点を与えることができる。 本発明の処理液組成物は、その他に不感脂化促
進剤、緩衝剤、保存剤、湿潤剤のような従来から
知られている物質を混和して処理活性を改変する
ことが好ましい。例えば、アラビアゴム、カルボ
キシメチルセルローズ、アルギン酸ナトリウム、
ビニルピロリドン、ビニルイミダソール、メチル
ビニルエーテルと無水マレイン酸の共重合物、カ
ルボキシメチルスターチ、アルギン酸アンモニウ
ム、アルギン酸オキシダイドセルローズ、メチル
セルローズ、硫酸塩(硫酸ナトリウム、硫酸アン
モニウムなど)、タンニン酸、ヒドロキシ基を2
個以上有するポリオール化合物(ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ペンタエリト
リオール、グリセロール、ジエチレングリコー
ル、ヘキシレングリコールなど)、有機の弱酸
(クエン酸、コハク酸、酒石酸、アジピン酸、ア
スコルピン酸、プロピオン酸など)、無機の微粒
子(コロイダルシリカ、アルミナなど)、ポリア
クリル酸、重クロム酸アンモニウム、クロム明ば
ん、アルギン酸プロピレングリコールエステル、
エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩、界面活性
剤などの1種又は2種以上を加えることにより、
本発明の目的をより完全に満たした印刷版用処理
液組成物とすることができる。 この他にもメタノール、ジメチルホルムアミ
ド、ジオキサンなどの水混和性有機溶剤や液の識
別性、外観を特に考慮してフタロシアニン系染
料、マラカイトグリーン、ウルトラマリンなどの
着色剤を微量加えることもできる。 次に本発明を実施例を挙げてさらに具体的に説
明するが、本発明を何ら限定するものではない。 実施例 1 カビの防止効果についての実験を示す。実験の
方法は、以下の通りである。 カビ試験:自然経時12週間後にカビの発生状況
を調べる。 判定基準: ○は、カビが全く発生しない。 {△は、カビが発生する。 ×は、カビが著しく発生する。 処理液は、実施例2の中和液にも使用できる下
記のモデル処理液を用いた。 処理液モデル処方 第一燐酸ナトリウム 10g 亜硫酸ナトリウム 5g ゼラチン 0.5g 抗菌性有機化合物 xg TTHA − 水で1とする。 用いた抗菌性有機化合物は次の通りである。 化合物E CH2(SCN)2 化合物G C12H25NHC2H4NHC2H4COOH 化合物H (1):(2)が約1:2の混合物 結果を下記表に示している。
理液組成物に関する。 さらに詳しくは、印刷版用処理液のカビの発生
を防止する方法に関する。 通常の平版印刷では、水とインキの両方を版面
に供給して、画像部は着色性のインキを、非画像
部は水を選択的に受け入れ、該画像上のインキ
を、例えば紙などの基質に転写させることによつ
てなされている。従つて、良い印刷物を得るため
には、画像部と背景非画像部との表面の親油およ
び親水性の差が十分に大きくて、水およびインキ
を適用したときに、画像物は十分量のインキを受
け付け、非画像部はインキを全く受け付けないこ
とが必要である。その為に種々の不感脂化の方法
がそれぞれの版材及び印刷方法に応じて検討され
ている。すなわち、従来平版印刷材として使用さ
れているものには、アルミニウム等の金属を支持
体としたプレセンシタイズド版(PS版)を初め、
電子写真法(例えば、エレクトロフアツクス)で
得られる版材、紙を基版とし、その表面に顔料を
結合剤と共に塗層した所謂、マスターペーパーや
特公昭48―30562号の如き銀塩を用いた写真製版
材などがあり、それぞれの非画像部を不感脂化す
るために専用処理液として種々のものが市販され
ているが、これらは多くの場合、それぞれ特定の
版材にのみ使用され、各種版材に共用できる不感
脂化液及び給湿液として満足すべきものは見当ら
ないのが実情である。 特に、特開昭54―70103号に提案されているよ
うに、印刷版用処理液に発生するカビの問題は共
通しうる問題である。上記特許に記載の処理液
は、比較的満足しうるものであるが、未だ十分と
は言えず、処理液組成の違いや長期間の貯蔵に於
いては効果が小さくなつたりする欠点がある。 処理液のカビの発生は、もともと水中に存在す
る各種の菌類が増殖することに起因しており、そ
れは印刷版、とくにゼラチン・ハロゲン化銀乳剤
を感光成分として利用する印刷版を処理するに従
がい、及びその処理液を長期間貯蔵するに従がい
助長される。 カビの発生を防ぐためには、殺菌剤あるいは防
菌剤の使用が一般的である。前者は菌そのものを
殺してしまうものであり、後者は菌の増殖を抑制
する働きをするものとして一般的に区別される。
いずれを使用しても印刷版用処理液のカビ防止に
は多かれ少なかれ有用である。 カビの発生の有無は、処理液の成分にも依存す
る。またカビの発生は、処理液のPHが6〜7の範
囲で最も顕著であり、一般的にはPH4〜8の範囲
で問題となる。銀塩印刷版においても高アルカリ
性現像液による処理に引続く中和液あるいは不感
脂化液および給湿液は周知のように、通常、PH4
〜8の範囲に設定される。カビの発生は、印刷版
面にカビが付着し、印刷上のトラブルを惹起こ
し、給湿液でのカビの発生は、例えばモルトン方
式の印刷機に於て、液上げを不均一にし、従つて
印刷物の不均一なものを生じることになる。既述
したようなカビの発生を防ぐための殺菌剤あるい
は防菌剤として種々の化合物が知られている。 例えば、ジクロロイソシアヌレートの如き塩素
系化合物、2,4,6―トリクロロフエノールの
如き塩素化フエノール系化合物、メチレンビスチ
オシアネート、2―メルカプトベンゾチアゾー
ル、3.5―ジメチルテトラヒドロ―1,3,5―
2H―チアジアジン―2―チオン、4―イソチア
ゾリン―3―オンの如き有機窒素硫黄系化合物、
2(2―フリル)―3(5―ニトロ―2―フリル)
アクリルアミド、N―ブロモアセタミドの如き有
機窒素系化合物、1.4―ビスブロモアセトキシ―
2―ブテンの如き有機ブロム系化合物、その他の
例としてN〔α―(1―ニトロエチル)ベンジル)
エチレンジアミン等、さらには、下記一般式
〔〕又は〔〕の如き化合物 (式中Rは、好ましくはC8〜18のアルキル基を示
す。) 〔〕 R′NHC2H4NHC2H4COOH又は
R′NHC2H4COOH (式中、R′は好ましくはC8〜18のアルキル基を示
す。)などが知られている。 詳しくは、例えば、紙パルプ技術タイムス(昭
和51年10月号)等の刊行物にスライムコントロー
ル剤として記載されているので参照されたい。印
刷版用処理液のカビ防止剤として、特に4―イソ
チアゾリン―3―オン化合物が優れたものである
ことを特願昭56―9874号として先に提案したとお
り、それらスライムコントロール剤の多くは、カ
ビ防止効果が小さかつたり、多量に用いる必要が
あつたりするために、カビ防止効果を増強せし
め、望ましくは少量でカビ防止の効果が十分な技
術が開発されることは有用なことであり、本発明
の主たる目的とするところである。 前に例示したようなスライムコントロール剤を
一般式にまとめることは不可能であり、本発明の
目的に従がい、本明細書では、そのような化合物
を抗菌性機化合物ということにする。但し、本発
明は、スライムコントロール剤、即ちカビ防止剤
として公知の有機化合物に限定されるものではな
いことは十分に理解されるべきである。 本発明は、抗菌性有機化合物とトリエチレンテ
トラミン六酢酸とを少なくとも含む処理液組成物
とすることによつて達成された。 トリエチレントリアミン六酢酸またはその塩
(TTHA)は、ハロゲン化銀写真現像液におい
て、カルシウムイオンの如きアルカリ土類金属イ
オンの封鎖剤、所謂キレート化剤として公知の化
合物である。TTHAを用いることにより、カビ
防止効果が不十分な抗菌性有機化合物でさえも十
分なカビ防止効果を得ることができ、カビ防止効
果が比較的満足される抗菌性有機化合物では、そ
の使用量を大幅に減らすことができる。又、単独
使用では得ることができないレベルのカビ防止効
果を得ることもできるのである。抗菌性有機化合
物の使用量は、処理液1当り、0.01〜50グラ
ム、好ましくは0.03〜30グラムの範囲である、必
要に応じて2種以上を組合せて用いることもでき
る。TTHAの使用量は、処理液1当り、0.1〜
10グラム程度であるが、この範囲外でも使用する
ことができる。両者の比率は、化合物の種、処理
液の種類等によつて異なるため一概には言えない
が、例えば1:30〜30:1(重量比)の範囲で任
意に選択できる。 既述したように、本発明の処理液のPHは、通常
約4〜約8の酸性ないし弱アルカリ性領域で用い
られる。不感脂化液あるいは給湿液として、特開
昭54―70103号に記載の燐酸塩、硝酸塩および亜
硝酸塩さらにはそれにEDTAを含む版面処理液
に加えて抗菌性有機化合物およびTTHAを含ん
だものを用いることにより、飛躍的にカビの発生
を防止し、印刷機等の腐蝕を防止する印刷版用処
理液とすることができる。EDTAでは、抗菌性
有機化合物と組合わせては所望の結果は得られな
い。 本発明は、特開昭54―83502号に記載のような
印刷版用中和液にも好ましく適用できる。また、
本発明は、印刷版用に限らず、カビの発生する写
真用処理液、例えば中和液にも応用できるもので
ある。 カビの発生は、燐酸塩を含む処理液において著
しく増強される。従つて、酸として、あるいは不
感脂化剤として燐酸塩を含む処理液に対して本発
明の有効性は十分に発揮される。また、カビの発
生は、ゼラチンを使用した銀塩写真、銀塩印刷版
用の処理液においても著しく増強されるから、そ
れらの処理液への本発明の適用は特に好ましいも
のである。銀塩印刷版の版面処理液、例えば中和
液、不感脂化液あるいは給湿液などへのTTHA
の適用は、非画像部のインキ汚れを防止すること
ができるという別の利点を与えることができる。 本発明の処理液組成物は、その他に不感脂化促
進剤、緩衝剤、保存剤、湿潤剤のような従来から
知られている物質を混和して処理活性を改変する
ことが好ましい。例えば、アラビアゴム、カルボ
キシメチルセルローズ、アルギン酸ナトリウム、
ビニルピロリドン、ビニルイミダソール、メチル
ビニルエーテルと無水マレイン酸の共重合物、カ
ルボキシメチルスターチ、アルギン酸アンモニウ
ム、アルギン酸オキシダイドセルローズ、メチル
セルローズ、硫酸塩(硫酸ナトリウム、硫酸アン
モニウムなど)、タンニン酸、ヒドロキシ基を2
個以上有するポリオール化合物(ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ペンタエリト
リオール、グリセロール、ジエチレングリコー
ル、ヘキシレングリコールなど)、有機の弱酸
(クエン酸、コハク酸、酒石酸、アジピン酸、ア
スコルピン酸、プロピオン酸など)、無機の微粒
子(コロイダルシリカ、アルミナなど)、ポリア
クリル酸、重クロム酸アンモニウム、クロム明ば
ん、アルギン酸プロピレングリコールエステル、
エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩、界面活性
剤などの1種又は2種以上を加えることにより、
本発明の目的をより完全に満たした印刷版用処理
液組成物とすることができる。 この他にもメタノール、ジメチルホルムアミ
ド、ジオキサンなどの水混和性有機溶剤や液の識
別性、外観を特に考慮してフタロシアニン系染
料、マラカイトグリーン、ウルトラマリンなどの
着色剤を微量加えることもできる。 次に本発明を実施例を挙げてさらに具体的に説
明するが、本発明を何ら限定するものではない。 実施例 1 カビの防止効果についての実験を示す。実験の
方法は、以下の通りである。 カビ試験:自然経時12週間後にカビの発生状況
を調べる。 判定基準: ○は、カビが全く発生しない。 {△は、カビが発生する。 ×は、カビが著しく発生する。 処理液は、実施例2の中和液にも使用できる下
記のモデル処理液を用いた。 処理液モデル処方 第一燐酸ナトリウム 10g 亜硫酸ナトリウム 5g ゼラチン 0.5g 抗菌性有機化合物 xg TTHA − 水で1とする。 用いた抗菌性有機化合物は次の通りである。 化合物E CH2(SCN)2 化合物G C12H25NHC2H4NHC2H4COOH 化合物H (1):(2)が約1:2の混合物 結果を下記表に示している。
【表】
【表】
上記の結果から、本発明のカビ防止効果の優秀
性が明らかである。 実施例 2 135g/m2の両面ポリエチレン被覆紙の片面に
平均粒子サイズ5μのシリカ粒子を含有するマツ
ト化層を設け、反対側の面をコロナ放電加工後、
カーボンブラツクおよび1―フエニル―3―ピラ
ゾリドン0.2g/m2及びハイドロキノン0.8g/m2を
含むハレーシヨン防止層(ゼラチン3.5g/m2)を
設け、その上に平均粒子サイズが5μのシリカ粒
子を含有するオルソ増感された高感度塩化銀乳剤
(ゼラチン1.0g/m2)を硝酸銀として1.5g/m2で
塗布した。このハレーシヨン防止層および乳剤層
は硬化剤としてホルマリンを含んでいる。乾燥後
40℃で3日間加温した後、この乳剤層の上に下記
の方法により調製した硫化パラジウムゾルを
5m/分の速度で塗布した。 硫化パラジウムゾルの調製 A液塩化パラジウム 塩 酸 水 5g 40ml 1 B液硫化ナトリウム 水 3.6g 1 A液とB液を撹拌しながら混合し、30分後に純
水製造用に作られたイオン交換樹脂の入つたカラ
ムの中を通して精造し、C液を加えて塗液とし
た。(PH4に調整) C液特開昭53―21602記載の ポリマーNo.3 10%サポニン水溶液 水 10g 20ml 18 画像露光後、下記現像液で現像処理する。 転写現像液 水 750ml 水酸化カリウム 20g 無水亜硫酸ナトリウム 60g 臭化カリウム 0.5g 2―メルカプト安息香酸 1g 3―メルカプト―4―アセトアミド ―5―n―ヘプチル―1,2,4 ―トリアゾール 0.15g 水を加えて1とする。 現像処理後、該原版を2本の絞りローラー間を
通し、余分の現像液を除去し、直ちに下記組成を
有する中和液で25℃、20秒間処理し、絞りローラ
ーで余分の液を除去し、室温で乾燥した。 中和液 水 600ml クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g コロイダルシリカ(20%液) 5ml エチレングリコール 5ml TTHA 3g 水を加えて1とする。 以上の操作により作製した平版印刷版をオフセ
ツト印刷機に装着し、下記不感脂化液を版画にく
まなく与え、下記給湿液を用いて印刷を行なつ
た。 不感脂化液 水 600ml イソプロピルアルコール 400ml エチレングリコール 50g 3―メルカプト―4―アセトアミド ―5―n―ヘプチル―1,2,4 ―トリアゾール 1g 給湿液 O―リン酸 10g コロイダルシリカ(20%液) 23g TTHA 2g 水を加えて2とする。 印刷機は、エー・ビー・デイツク350CD(A・
B・Diok社製オフセツト印刷機の商標)を使用
した。 インキ受用性も良好で5000枚以上の良好な印刷
物が得られた。 さらに、上記の中和液および給湿液を約3ケ月
間経時した後、再び同様に印刷した。それら処理
液には著しくカビが発生しており、不均一なイン
キのりによる不良印刷物しか得られなかつた。上
記の処理液に実施例1で用いた抗菌性有機化合物
A〜Hをそれぞれ1当り、1グラム加えて同様
に試験したところ、それら処理液を約3ケ月経時
したものでもカビの発生は全く認められず、良好
な印刷が可能であつた。中和液と給湿液の抗菌性
有機化合物は、異なつたものであつても同様な結
果が得られる。 実施例 3 実施例2の中和液として次の処方のものを使用
した。長期間使用してもカビの発生は全くなかつ
た。 水 600ml 第一燐酸ナトリウム 15g コロイダルシリカ(20%液) 10ml 亜硫酸ナトリウム 10g TTHA 5g 例示化合物C 1g 例示化合物H 1g 水を加えて1とする。 実施例 4 実施例2の給湿液として次の処方のものが使用
できる。 O―リン酸 10g 亜硝酸ナトリウム 5g 硝酸ニツケル 5g コロイダルシリカ(20%液) 25ml エチレングリコール 100g TTHA 5g 抗菌性有機化合物 5g 水を加えて2とする。
性が明らかである。 実施例 2 135g/m2の両面ポリエチレン被覆紙の片面に
平均粒子サイズ5μのシリカ粒子を含有するマツ
ト化層を設け、反対側の面をコロナ放電加工後、
カーボンブラツクおよび1―フエニル―3―ピラ
ゾリドン0.2g/m2及びハイドロキノン0.8g/m2を
含むハレーシヨン防止層(ゼラチン3.5g/m2)を
設け、その上に平均粒子サイズが5μのシリカ粒
子を含有するオルソ増感された高感度塩化銀乳剤
(ゼラチン1.0g/m2)を硝酸銀として1.5g/m2で
塗布した。このハレーシヨン防止層および乳剤層
は硬化剤としてホルマリンを含んでいる。乾燥後
40℃で3日間加温した後、この乳剤層の上に下記
の方法により調製した硫化パラジウムゾルを
5m/分の速度で塗布した。 硫化パラジウムゾルの調製 A液塩化パラジウム 塩 酸 水 5g 40ml 1 B液硫化ナトリウム 水 3.6g 1 A液とB液を撹拌しながら混合し、30分後に純
水製造用に作られたイオン交換樹脂の入つたカラ
ムの中を通して精造し、C液を加えて塗液とし
た。(PH4に調整) C液特開昭53―21602記載の ポリマーNo.3 10%サポニン水溶液 水 10g 20ml 18 画像露光後、下記現像液で現像処理する。 転写現像液 水 750ml 水酸化カリウム 20g 無水亜硫酸ナトリウム 60g 臭化カリウム 0.5g 2―メルカプト安息香酸 1g 3―メルカプト―4―アセトアミド ―5―n―ヘプチル―1,2,4 ―トリアゾール 0.15g 水を加えて1とする。 現像処理後、該原版を2本の絞りローラー間を
通し、余分の現像液を除去し、直ちに下記組成を
有する中和液で25℃、20秒間処理し、絞りローラ
ーで余分の液を除去し、室温で乾燥した。 中和液 水 600ml クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g コロイダルシリカ(20%液) 5ml エチレングリコール 5ml TTHA 3g 水を加えて1とする。 以上の操作により作製した平版印刷版をオフセ
ツト印刷機に装着し、下記不感脂化液を版画にく
まなく与え、下記給湿液を用いて印刷を行なつ
た。 不感脂化液 水 600ml イソプロピルアルコール 400ml エチレングリコール 50g 3―メルカプト―4―アセトアミド ―5―n―ヘプチル―1,2,4 ―トリアゾール 1g 給湿液 O―リン酸 10g コロイダルシリカ(20%液) 23g TTHA 2g 水を加えて2とする。 印刷機は、エー・ビー・デイツク350CD(A・
B・Diok社製オフセツト印刷機の商標)を使用
した。 インキ受用性も良好で5000枚以上の良好な印刷
物が得られた。 さらに、上記の中和液および給湿液を約3ケ月
間経時した後、再び同様に印刷した。それら処理
液には著しくカビが発生しており、不均一なイン
キのりによる不良印刷物しか得られなかつた。上
記の処理液に実施例1で用いた抗菌性有機化合物
A〜Hをそれぞれ1当り、1グラム加えて同様
に試験したところ、それら処理液を約3ケ月経時
したものでもカビの発生は全く認められず、良好
な印刷が可能であつた。中和液と給湿液の抗菌性
有機化合物は、異なつたものであつても同様な結
果が得られる。 実施例 3 実施例2の中和液として次の処方のものを使用
した。長期間使用してもカビの発生は全くなかつ
た。 水 600ml 第一燐酸ナトリウム 15g コロイダルシリカ(20%液) 10ml 亜硫酸ナトリウム 10g TTHA 5g 例示化合物C 1g 例示化合物H 1g 水を加えて1とする。 実施例 4 実施例2の給湿液として次の処方のものが使用
できる。 O―リン酸 10g 亜硝酸ナトリウム 5g 硝酸ニツケル 5g コロイダルシリカ(20%液) 25ml エチレングリコール 100g TTHA 5g 抗菌性有機化合物 5g 水を加えて2とする。
Claims (1)
- 1 酸性ないし弱アルカリ性のPH領域を有する写
真用または印刷版用処理液であつて、抗菌性有機
化合物とトリエチレンテトラミン六酢酸もしくは
その塩とを含むことを特徴とする上記処理液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4483382A JPS58162392A (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 印刷版用に適した処理液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4483382A JPS58162392A (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 印刷版用に適した処理液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58162392A JPS58162392A (ja) | 1983-09-27 |
| JPH0126052B2 true JPH0126052B2 (ja) | 1989-05-22 |
Family
ID=12702462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4483382A Granted JPS58162392A (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 印刷版用に適した処理液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58162392A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0678786B1 (en) * | 1994-04-19 | 1998-06-17 | Agfa-Gevaert N.V. | A method for making a lithographic printing plate |
-
1982
- 1982-03-20 JP JP4483382A patent/JPS58162392A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58162392A (ja) | 1983-09-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4567131A (en) | Lithographic printing plates | |
| US4160670A (en) | Lithographic printing plate material | |
| US4361639A (en) | Method for treating lithographic printing plates | |
| US4401739A (en) | Method for treating lithographic printing plates (II) | |
| US4186250A (en) | Method of desensitizing image-bearing lithographic plates | |
| US5108871A (en) | Lithographic printing plate material improved in water retention characteristics | |
| JPS627595A (ja) | 平版印刷版用版面保護剤 | |
| JPH0126052B2 (ja) | ||
| JPH0348039B2 (ja) | ||
| US4200688A (en) | Method of treating image-bearing lithographic plates | |
| JP3027262B2 (ja) | 平版印刷版用安定液 | |
| EP0304662B1 (en) | Damping solution for lithographic printing plate and method using it | |
| JPH0126051B2 (ja) | ||
| US5756251A (en) | Method for making lithographic printing plate | |
| JP3308384B2 (ja) | 平版印刷版用現像液 | |
| JP2763415B2 (ja) | 平版印刷版用現像液 | |
| US6093522A (en) | Processing of lithographic printing plate precursors | |
| JP3017599B2 (ja) | 平版印刷版用給湿液組成物 | |
| JPH07214934A (ja) | 平版印刷版用処理液 | |
| JP3311479B2 (ja) | 平版印刷版用現像液 | |
| JP2000112144A (ja) | 画像化要素の処理方法及び装置 | |
| JPH06266115A (ja) | 印刷版用処理液組成物 | |
| JP2001260559A (ja) | 平版印刷版用給湿液組成物及び給湿液添加物 | |
| US6063540A (en) | Method for making lithographic printing plate | |
| JPH0126053B2 (ja) |