JPH01273661A - 焼結層の形成方法 - Google Patents
焼結層の形成方法Info
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- JPH01273661A JPH01273661A JP10332988A JP10332988A JPH01273661A JP H01273661 A JPH01273661 A JP H01273661A JP 10332988 A JP10332988 A JP 10332988A JP 10332988 A JP10332988 A JP 10332988A JP H01273661 A JPH01273661 A JP H01273661A
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- Japan
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- sintered
- iron
- temperature
- eutectic alloy
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は焼結層の形成方法に関し、特に鉄系共晶合金焼
結材を鉄系金属に鋳ぐるんで耐摩耗性焼結層を形成する
方法に関するものである。
結材を鉄系金属に鋳ぐるんで耐摩耗性焼結層を形成する
方法に関するものである。
従来、自動車用エンジンの鋳鉄製カムシャフトなどのカ
ム部やジャーナル部の耐摩耗性向上の為、鋳造時鋳型の
一部として冷し金を組込み、この冷し金に接触する溶湯
の急冷凝固により微細なデル組織化し耐摩耗性を向上さ
せる方法が広く実用化されている。しかし、この方法で
は耐摩耗性を向上させるのに限界があり、鋳型の構造も
複雑化し且つ高価な冷し金も多数必要となる。
ム部やジャーナル部の耐摩耗性向上の為、鋳造時鋳型の
一部として冷し金を組込み、この冷し金に接触する溶湯
の急冷凝固により微細なデル組織化し耐摩耗性を向上さ
せる方法が広く実用化されている。しかし、この方法で
は耐摩耗性を向上させるのに限界があり、鋳型の構造も
複雑化し且つ高価な冷し金も多数必要となる。
そこで、耐摩耗性合金粉末を成形・焼結してなる焼結部
材を鋳型内に取付けた状態で鋳鉄の溶湯を鋳込み、上記
焼結部材を鋳鉄に拡散接合させて焼結部材を鋳ぐるんだ
鋳ぐるみカムシャフトとする技術が採用されつつある。
材を鋳型内に取付けた状態で鋳鉄の溶湯を鋳込み、上記
焼結部材を鋳鉄に拡散接合させて焼結部材を鋳ぐるんだ
鋳ぐるみカムシャフトとする技術が採用されつつある。
例えば、特開昭60−76268号公報には、耐摩耗性
焼結カムピースやジャーナルピースを鋳型内にセットし
、その鋳型内に鋳鉄溶湯を鋳込んでシャフト部を形成す
るとともに、シャフト部とカムピース及びジャーナルピ
ースとを一体的に結合するカムシャフトの製造方法が記
載されている。
焼結カムピースやジャーナルピースを鋳型内にセットし
、その鋳型内に鋳鉄溶湯を鋳込んでシャフト部を形成す
るとともに、シャフト部とカムピース及びジャーナルピ
ースとを一体的に結合するカムシャフトの製造方法が記
載されている。
この場合、上記カムピースの焼結体の為の材料としては
、重量%にてCr:2〜15%、M o : 0゜5〜
5%、V : 0.5〜5%、C:O,5〜3%及び残
部実質的にFeとからなる合金粉末材料、或いはCr:
2〜10%、Mo:0.1〜0.5%、■二0.1〜0
.5%、C: 0.5〜3.0%、P:0.3〜0゜7
%及び残部Feとからなる合金粉末材料が有効であると
されている。
、重量%にてCr:2〜15%、M o : 0゜5〜
5%、V : 0.5〜5%、C:O,5〜3%及び残
部実質的にFeとからなる合金粉末材料、或いはCr:
2〜10%、Mo:0.1〜0.5%、■二0.1〜0
.5%、C: 0.5〜3.0%、P:0.3〜0゜7
%及び残部Feとからなる合金粉末材料が有効であると
されている。
上記焼結カムピースは、上記前れかの組成の材料を用い
てカムピースの形状に成形したものを非酸化性雰囲気中
で焼結して製造される。
てカムピースの形状に成形したものを非酸化性雰囲気中
で焼結して製造される。
〔発明が解決しようとする課題)
上記公報Gこ記載された技術においては、カムピースの
質量が大きいこと及びカムピースの材料中に含まれるM
oやPの量が少ないため鋳鉄材料の鋳込時焼結カムピー
スからの液相の晶出が組成的に少ないこと、などの理由
により鋳込時にカムピースに接触する溶湯が急冷凝固し
、鋳鉄材料とカムピースとの接合不良が起るという問題
がある。
質量が大きいこと及びカムピースの材料中に含まれるM
oやPの量が少ないため鋳鉄材料の鋳込時焼結カムピー
スからの液相の晶出が組成的に少ないこと、などの理由
により鋳込時にカムピースに接触する溶湯が急冷凝固し
、鋳鉄材料とカムピースとの接合不良が起るという問題
がある。
上記カムピースの質量を小さくするために、カム部全体
を焼結部材で形成することは好ましくなく、カム部のカ
ム形成部近傍部のみを焼結部材とすることが望ましい。
を焼結部材で形成することは好ましくなく、カム部のカ
ム形成部近傍部のみを焼結部材とすることが望ましい。
そこで、カム部のカム形成部近傍部の表層部に比較的薄
肉の焼結材を鋳ぐるんで耐摩耗性焼結層を形成しようと
すると、溶湯の鋳込み時に熱容量の小さな焼結材が急激
に昇温しその熱衝撃で焼結材にクランクが発生し、所期
の焼結層を形成することが難しいという問題がある。
肉の焼結材を鋳ぐるんで耐摩耗性焼結層を形成しようと
すると、溶湯の鋳込み時に熱容量の小さな焼結材が急激
に昇温しその熱衝撃で焼結材にクランクが発生し、所期
の焼結層を形成することが難しいという問題がある。
本発明に係る焼結層の形成方法は、Fe、P、Mo及び
Cを含んだ鉄系共晶合金粉末で成形体を形成し、上記成
形体をFe−P−C系共晶合金の共晶温度とFe −M
o −C系共晶合金の共晶温度との間の温度で焼結して
焼結材を形成し、次に上記焼結材を鋳型に取付け、次に
上記鋳型に鉄系金属の溶湯を供給して焼結材を鉄系金属
に一体的に接合させるものである。
Cを含んだ鉄系共晶合金粉末で成形体を形成し、上記成
形体をFe−P−C系共晶合金の共晶温度とFe −M
o −C系共晶合金の共晶温度との間の温度で焼結して
焼結材を形成し、次に上記焼結材を鋳型に取付け、次に
上記鋳型に鉄系金属の溶湯を供給して焼結材を鉄系金属
に一体的に接合させるものである。
上記F e 、P % Mo 、及びCrを含んだ鉄系
共晶合金粉末としては、重量%でp:o、s〜2.0%
、Mo1.5〜7.0%、C:1.5〜3.0%、Cr
:5.0〜10.0%及び残部実質的にFeからなる鉄
系共晶合金粉末を用いることが望ましい。
共晶合金粉末としては、重量%でp:o、s〜2.0%
、Mo1.5〜7.0%、C:1.5〜3.0%、Cr
:5.0〜10.0%及び残部実質的にFeからなる鉄
系共晶合金粉末を用いることが望ましい。
Cについて説明すると、CはFe及びPと結合してFe
−P−C系共晶合金(融点950℃)を形成して合金化
に役立つとともに、Fe及びMOと結合してFe−Mo
−C系共晶合金(融点1070°C)を形成して合金化
に役立つ一方、基地組織を強化するとともにFe、P、
Mo、Cr等の炭化物からなる硬化相を形成する。Cカ
月、5%未満では低融点晶出物の生成が少なくなって、
鉄系金属溶湯と反応しにくくなる。また、Cが3.0%
を越えると析出する硬化相が多くなりすぎ、靭性が低下
してクランクが発生しやすくなる。
−P−C系共晶合金(融点950℃)を形成して合金化
に役立つとともに、Fe及びMOと結合してFe−Mo
−C系共晶合金(融点1070°C)を形成して合金化
に役立つ一方、基地組織を強化するとともにFe、P、
Mo、Cr等の炭化物からなる硬化相を形成する。Cカ
月、5%未満では低融点晶出物の生成が少なくなって、
鉄系金属溶湯と反応しにくくなる。また、Cが3.0%
を越えると析出する硬化相が多くなりすぎ、靭性が低下
してクランクが発生しやすくなる。
Pについて説明すると、PはFe及びCと結合してFe
−P−C系共晶合金を形成して耐摩耗性を向上させると
ともに合金の融点を低下させ液相を晶出する。Pが0.
8%未満では液相量が少なくなり、合金の密度が大きく
ならないと同時に鉄系金属溶湯と反応しにくくなって接
合不良が起きる。
−P−C系共晶合金を形成して耐摩耗性を向上させると
ともに合金の融点を低下させ液相を晶出する。Pが0.
8%未満では液相量が少なくなり、合金の密度が大きく
ならないと同時に鉄系金属溶湯と反応しにくくなって接
合不良が起きる。
また、Pが2.0%を越えると液相量が過多となって鋳
ぐるみ時に溶融してしまう。
ぐるみ時に溶融してしまう。
MOについて説明すると、MOは基地の強化特に耐熱衝
撃性の強化及びその炭化物の析出により硬化相の形成に
寄与し、Fe及びCと結合してFe −Mo −C系共
晶合金を形成して液相を晶出し、融点を下げる役割りを
する。MOが3.5%未満では硬化相が少なくなりかつ
液相■も少なくなる。
撃性の強化及びその炭化物の析出により硬化相の形成に
寄与し、Fe及びCと結合してFe −Mo −C系共
晶合金を形成して液相を晶出し、融点を下げる役割りを
する。MOが3.5%未満では硬化相が少なくなりかつ
液相■も少なくなる。
また、7.0%を越えると液相量が多くなりすぎるため
溶湯にて溶融化しやすくなる。
溶湯にて溶融化しやすくなる。
Crについて説明すると、Crばその炭化物の析出によ
り耐摩耗性を向上させる副次的な元素として有効であり
、基地の強化特に靭性の向上と耐熱衝撃性の向上に役立
つ。Crが5.0%未満では十分な耐摩耗性が得られず
、また10.0%を越えると融点が上昇するため鉄系金
属溶湯と反応しにく くなる。
り耐摩耗性を向上させる副次的な元素として有効であり
、基地の強化特に靭性の向上と耐熱衝撃性の向上に役立
つ。Crが5.0%未満では十分な耐摩耗性が得られず
、また10.0%を越えると融点が上昇するため鉄系金
属溶湯と反応しにく くなる。
以上の元素の他に、溶湯による液相晶出を促進する元素
としてBが有効であり、BはF e −、Cと結合して
Fe−B−C系共晶合金を形成して融点を下げ液相を晶
出する効果及び硬化相を形成する効果がある。また、耐
辛耗性向上元素として、■、W、、Nb、Ta、T i
等の含有も有効であり、これらの元素は基地の強化、特
に靭性の向上に役立ち、さらにCと結合して硬質相を形
成するのに好ましい元素である。また、耐熱衝撃性を向
上させるために、Ni、Co、Cu及びWを添加しても
よい。
としてBが有効であり、BはF e −、Cと結合して
Fe−B−C系共晶合金を形成して融点を下げ液相を晶
出する効果及び硬化相を形成する効果がある。また、耐
辛耗性向上元素として、■、W、、Nb、Ta、T i
等の含有も有効であり、これらの元素は基地の強化、特
に靭性の向上に役立ち、さらにCと結合して硬質相を形
成するのに好ましい元素である。また、耐熱衝撃性を向
上させるために、Ni、Co、Cu及びWを添加しても
よい。
次に、上記鉄系共晶合金粉末で形成した成形体を焼結す
るときの温度について説明する。
るときの温度について説明する。
この焼結温度は、溶湯の熱衝撃による焼結材のクランク
発生を防ぐ上で非常に重要である。即ち、Fe−P−C
系共晶合金の共晶温度(950℃)未満で焼結すると、
Fe−P−C系共晶合金の液相が晶出されないため、焼
結材の密度が大きくならず、気孔が多く存在して強度が
低くなり、クラック発生を防止できない。
発生を防ぐ上で非常に重要である。即ち、Fe−P−C
系共晶合金の共晶温度(950℃)未満で焼結すると、
Fe−P−C系共晶合金の液相が晶出されないため、焼
結材の密度が大きくならず、気孔が多く存在して強度が
低くなり、クラック発生を防止できない。
一方、Fe Mo C系共晶合金の共晶温度(10
70°C)以上で焼結すると、炭化物が成長し金属組織
の結晶粒が大きくなり靭性及び耐熱衝撃性が低下する。
70°C)以上で焼結すると、炭化物が成長し金属組織
の結晶粒が大きくなり靭性及び耐熱衝撃性が低下する。
その結果、溶湯を鋳込んだときに溶湯からの熱による熱
衝撃でクラックが発生する。
衝撃でクラックが発生する。
次に、上記焼結材を鋳型に取付け、鉄系金属の溶湯を鋳
型に供給すると、上記焼結材に熱衝撃でクランクが発生
することなく、また鉄系金属溶湯に接触したときに焼結
材は少なくともFe −M。
型に供給すると、上記焼結材に熱衝撃でクランクが発生
することなく、また鉄系金属溶湯に接触したときに焼結
材は少なくともFe −M。
−C系共晶合金の共晶温度(1070°C)以上に加熱
されるので、その共晶合金の液相が晶出し、焼結材と鋳
込まれた鉄系金属とが拡散接合して一体化する。
されるので、その共晶合金の液相が晶出し、焼結材と鋳
込まれた鉄系金属とが拡散接合して一体化する。
本発明に係る焼結層の形成方法においては、上記鉄系共
晶合金粉末で作った成形体を、Fe −P−C系共晶合
金の共晶温度とFe −Mo −C系共晶合金の共晶温
度との間の温度で焼結するので、Fe−P−C系共晶合
金の液相の晶出によりかなりの程度まで焼結がなされ、
焼結材の気孔が減少して密度が増すとともに強度が向上
する。しかも、比較的低温での焼結なので炭化物があま
り成長せず且つ結晶粒が粗大化することもない。従って
、焼結材の強度・靭性・耐熱衝撃性が高いものとなる。
晶合金粉末で作った成形体を、Fe −P−C系共晶合
金の共晶温度とFe −Mo −C系共晶合金の共晶温
度との間の温度で焼結するので、Fe−P−C系共晶合
金の液相の晶出によりかなりの程度まで焼結がなされ、
焼結材の気孔が減少して密度が増すとともに強度が向上
する。しかも、比較的低温での焼結なので炭化物があま
り成長せず且つ結晶粒が粗大化することもない。従って
、焼結材の強度・靭性・耐熱衝撃性が高いものとなる。
次に、その焼結材を鋳型に取付けて鉄系金属の溶湯を注
湯すると、溶湯に接触する焼結材は、溶湯からの熱を吸
収して少なくともFe−Mo−C系共晶合金の共晶温度
以上に加熱される。これにより、Fe−Mo−C系共晶
合金の液相が晶出して焼結材と鋳込まれた鉄系金属とが
強力に拡散接合して一体化する。このときの焼結によっ
て炭化物の成長が進み耐摩耗性硬化相が形成される。
湯すると、溶湯に接触する焼結材は、溶湯からの熱を吸
収して少なくともFe−Mo−C系共晶合金の共晶温度
以上に加熱される。これにより、Fe−Mo−C系共晶
合金の液相が晶出して焼結材と鋳込まれた鉄系金属とが
強力に拡散接合して一体化する。このときの焼結によっ
て炭化物の成長が進み耐摩耗性硬化相が形成される。
そして、注湯前焼結材は前述の如く強度・靭性・耐熱衝
撃性が高いので、注湯に際して熱衝撃によって焼結材に
クランクが発生することがなく、耐摩耗性に優れた所期
の焼結層が形成されるごとになる。
撃性が高いので、注湯に際して熱衝撃によって焼結材に
クランクが発生することがなく、耐摩耗性に優れた所期
の焼結層が形成されるごとになる。
本発明に係る焼結層の形成方法によれば、以上説明した
ように、成形体の焼結時にはFe−P−C系共晶合金の
液相の晶出作用を有効に活用して比較的低温で焼結を行
なうことにより、強度・靭性・耐熱衝撃性に優れた焼結
材を形成し得る。そして、この焼結材を鋳型に取付けた
状態で鉄系金属の溶湯を鋳込むので、注湯時の熱衝撃に
よって焼結材にクランクが発生するのを確実に防止する
ことが出来るだけでなく、注湯時にはFe −M。
ように、成形体の焼結時にはFe−P−C系共晶合金の
液相の晶出作用を有効に活用して比較的低温で焼結を行
なうことにより、強度・靭性・耐熱衝撃性に優れた焼結
材を形成し得る。そして、この焼結材を鋳型に取付けた
状態で鉄系金属の溶湯を鋳込むので、注湯時の熱衝撃に
よって焼結材にクランクが発生するのを確実に防止する
ことが出来るだけでなく、注湯時にはFe −M。
−C系共晶合金の液相の晶出作用を活用して焼結材と鋳
込まれた鉄系金属とを強力に拡散接合させることが出来
る。
込まれた鉄系金属とを強力に拡散接合させることが出来
る。
こうして、クラックを含まず且つ鉄系金属に強力に接合
した耐摩耗性に優れた焼結層を形成することが出来る。
した耐摩耗性に優れた焼結層を形成することが出来る。
しかも、成形体は鋳型に取付ける前に焼結しておくこと
が必要であることに濫みると、本発明では工程数が増す
訳でもないので、特殊な機械装置を用いずとも容易かつ
経済的に実施することが出来る。
が必要であることに濫みると、本発明では工程数が増す
訳でもないので、特殊な機械装置を用いずとも容易かつ
経済的に実施することが出来る。
以下、本発明の実施例について説明する。
本実施例は、自動車用エンジンのタペットのカムとの摺
接部に耐摩耗性鉄系共晶合金からなる焼結層を形成する
場合の実施例である。
接部に耐摩耗性鉄系共晶合金からなる焼結層を形成する
場合の実施例である。
実施例1
重量%にてC:2.0%、P:0.9%、Cr:9゜1
%、Mo:4.1%及び残部実質的にFeからなり、粉
末粒径200メツシユ以下の耐摩耗性鉄系共晶合金粉末
97重量%とアセトンで希釈したアクリル系粘着性結合
剤3重量%とを混練機で混練後、厚さ1.5+nのシー
ト状に成形し、このシート1を40龍φに打抜いた粉末
成形体1aを製作した(第1図(a) 、(b))参照
)。
%、Mo:4.1%及び残部実質的にFeからなり、粉
末粒径200メツシユ以下の耐摩耗性鉄系共晶合金粉末
97重量%とアセトンで希釈したアクリル系粘着性結合
剤3重量%とを混練機で混練後、厚さ1.5+nのシー
ト状に成形し、このシート1を40龍φに打抜いた粉末
成形体1aを製作した(第1図(a) 、(b))参照
)。
次に、脱ロウ処理(予備焼結処理)として、上記粉末成
形体1aをH2ガス雰囲気中で300℃まで加熱して6
0分間保持後冷却した(第1図(c)参照)。
形体1aをH2ガス雰囲気中で300℃まで加熱して6
0分間保持後冷却した(第1図(c)参照)。
次に、焼結処理として、その粉末成形体を真空炉内に収
容して10℃/分界温速度で1040 ”cまで加熱界
温し20分間保持したのち、900°Cまで降温しこの
温度に30分間保持した後、N2ガスにて急冷して焼結
部材IAを製作した(第1図(d)参照)。
容して10℃/分界温速度で1040 ”cまで加熱界
温し20分間保持したのち、900°Cまで降温しこの
温度に30分間保持した後、N2ガスにて急冷して焼結
部材IAを製作した(第1図(d)参照)。
次に、第1図(e)に示すように、自動車用エンジンの
タペットを鋳造する為の分割式のシェル鋳型2の鋳造キ
ャビティ2aのうちタペットのカムとの摺接部に対応す
る部分に焼結部材IAを配設し、次にその鋳型2の鋳造
キャビティ2a内へ1410℃の球状黒鉛鋳鉄FCD4
5の溶湯を注湯し、上記焼結部材IAを鋳ぐるんだ。こ
の鋳込み時焼結部材IAはFe−Mo−C系共品合金の
共晶温度(1070°C)より高い約1250°Cの温
度に加熱され、本焼結されることになる。
タペットを鋳造する為の分割式のシェル鋳型2の鋳造キ
ャビティ2aのうちタペットのカムとの摺接部に対応す
る部分に焼結部材IAを配設し、次にその鋳型2の鋳造
キャビティ2a内へ1410℃の球状黒鉛鋳鉄FCD4
5の溶湯を注湯し、上記焼結部材IAを鋳ぐるんだ。こ
の鋳込み時焼結部材IAはFe−Mo−C系共品合金の
共晶温度(1070°C)より高い約1250°Cの温
度に加熱され、本焼結されることになる。
この結果、焼結部材IAは熔融せず、またクラックの発
生も起らなかった。
生も起らなかった。
上記脱ロウ処理及び1410℃の焼結処理(仮焼結)を
施した焼結部材IAの金属組織を光学顕微鏡により40
0倍に拡大したものが第2図(a)に示しである。
施した焼結部材IAの金属組織を光学顕微鏡により40
0倍に拡大したものが第2図(a)に示しである。
一方、上記仮焼結まで施した焼結部材IAを複数準備し
、そのうちの2サンプルについては、上記鋳ぐるみする
ことなく、真空炉内に収容して10℃/分の昇温速度で
1080°Cまで加熱し、その温度に20分間保持後9
00℃まで降温し、900°Cに30分間保持してから
N2ガスで急冷した。この本焼結処理した焼結部材の金
属組織を光学顕微鏡により400倍に拡大したものが第
2図(b)に示しである。
、そのうちの2サンプルについては、上記鋳ぐるみする
ことなく、真空炉内に収容して10℃/分の昇温速度で
1080°Cまで加熱し、その温度に20分間保持後9
00℃まで降温し、900°Cに30分間保持してから
N2ガスで急冷した。この本焼結処理した焼結部材の金
属組織を光学顕微鏡により400倍に拡大したものが第
2図(b)に示しである。
上記第2図(a)及び(b)とを比較すれば明らかなよ
うに、仮焼結した焼結部材IAでは、白色の析出炭化物
が粗大化していないのに対し、本焼結した焼結部材では
耐摩耗性に寄与する白色の炭化物が成長し粗大化してい
る。尚、黒色部は基地(マクリソクス)である。
うに、仮焼結した焼結部材IAでは、白色の析出炭化物
が粗大化していないのに対し、本焼結した焼結部材では
耐摩耗性に寄与する白色の炭化物が成長し粗大化してい
る。尚、黒色部は基地(マクリソクス)である。
上記鋳ぐるんだ方の焼結部材IAと球状黒鉛鋳鉄FCD
45との接合部付近の金属組織を上記同様に400倍に
拡大したものが第2図(c)に示してあり、符合Aは焼
結部材IAの金属組織、BはFCD45の金属m織であ
る。第2図(c)から焼結部材IAとFCD45とは良
好に接合していることが判る。
45との接合部付近の金属組織を上記同様に400倍に
拡大したものが第2図(c)に示してあり、符合Aは焼
結部材IAの金属組織、BはFCD45の金属m織であ
る。第2図(c)から焼結部材IAとFCD45とは良
好に接合していることが判る。
実施例2
耐摩耗性の鉄系共晶合金粉末として、重量%にてC:2
.2%、P:1.1%、Cr : 8.3%、Mo:4
.8%及び残部実質的にFeからなり、粉末粒径200
メソシユ以下の耐摩耗性鉄系共晶合金粉末97重量%と
、トルエンで希釈したアクリル系粘着性結合剤3重量%
とを混練機で混練後、厚さ2.0 gmのシート状に形
成し、このシートを40mmφに打抜いた粉末成形体を
製作し、この粉末成形体を実施例1と同条件にて脱ロウ
後、真空炉で10℃/分昇温速度で990℃まで加熱昇
温し20分間保持したのち、900℃まで降温しこの温
度に30分間保持した後、N2ガスにて急冷して仮焼結
された焼結部材を製作し、この焼結部材を実施例1と同
様の鋳型内に同様にセットし、次に鋳型内に鋳鉄FC2
5の1360°Cの溶湯を鋳込んで焼結部材を鋳鉄に鋳
ぐるんだ。
.2%、P:1.1%、Cr : 8.3%、Mo:4
.8%及び残部実質的にFeからなり、粉末粒径200
メソシユ以下の耐摩耗性鉄系共晶合金粉末97重量%と
、トルエンで希釈したアクリル系粘着性結合剤3重量%
とを混練機で混練後、厚さ2.0 gmのシート状に形
成し、このシートを40mmφに打抜いた粉末成形体を
製作し、この粉末成形体を実施例1と同条件にて脱ロウ
後、真空炉で10℃/分昇温速度で990℃まで加熱昇
温し20分間保持したのち、900℃まで降温しこの温
度に30分間保持した後、N2ガスにて急冷して仮焼結
された焼結部材を製作し、この焼結部材を実施例1と同
様の鋳型内に同様にセットし、次に鋳型内に鋳鉄FC2
5の1360°Cの溶湯を鋳込んで焼結部材を鋳鉄に鋳
ぐるんだ。
この結果、上記焼結部材と鋳鉄とは良好に接合し、焼結
部材にクラックが発生することもなく、鋳鉄の表層に鉄
系共晶合金からなる耐摩耗性焼結層が形成された。
部材にクラックが発生することもなく、鋳鉄の表層に鉄
系共晶合金からなる耐摩耗性焼結層が形成された。
比較例1
実施例1と同様の材料で製作し且つ同様に脱ロウ処理ま
で施した粉末成形体に対して、仮焼結に代えて1080
℃の本焼結を施して焼結部材を製作し、この焼結部材を
実施例1と同様に鋳型にセットし、球状黒鉛鋳鉄FCD
45の1410℃の溶湯を鋳込んで焼結部材を鋳くるん
だ。
で施した粉末成形体に対して、仮焼結に代えて1080
℃の本焼結を施して焼結部材を製作し、この焼結部材を
実施例1と同様に鋳型にセットし、球状黒鉛鋳鉄FCD
45の1410℃の溶湯を鋳込んで焼結部材を鋳くるん
だ。
この結果、焼結部材には熱衝撃によるクラック(端部か
ら中央に向って長さ5鰭のもの2本)が発生していた。
ら中央に向って長さ5鰭のもの2本)が発生していた。
これは、本焼結の温度が高かったので炭化物の粗大化が
進み、靭性・耐熱衝撃性などが低下したためである。
進み、靭性・耐熱衝撃性などが低下したためである。
比較例2
耐摩耗性鉄系共晶合金粉末として、重囲%にてC; 1
.8%、p:o、9%、Cr:8.9%、MO:4.8
%及び残部実質的にFeからなり、粉末粒径200メツ
シユ以下の耐摩耗性鉄系共晶合金粉末97重量%と、ト
ルエンで希釈したアクリル系粘着性結合剤3重量%とを
混練機で混練後、厚さ1゜5鶴のシート状に形成し、こ
のシートを39.5mmφに打抜いた粉末成形体を製作
し、この粉末成形体を実施例1と同条件にて脱ロウ後、
真空炉で10’c /分昇温速度で940℃まで加熱昇
温し20分間保持したのち、900℃まで降温しこの温
度に30分間保持した後、N2ガスにて急冷した。
.8%、p:o、9%、Cr:8.9%、MO:4.8
%及び残部実質的にFeからなり、粉末粒径200メツ
シユ以下の耐摩耗性鉄系共晶合金粉末97重量%と、ト
ルエンで希釈したアクリル系粘着性結合剤3重量%とを
混練機で混練後、厚さ1゜5鶴のシート状に形成し、こ
のシートを39.5mmφに打抜いた粉末成形体を製作
し、この粉末成形体を実施例1と同条件にて脱ロウ後、
真空炉で10’c /分昇温速度で940℃まで加熱昇
温し20分間保持したのち、900℃まで降温しこの温
度に30分間保持した後、N2ガスにて急冷した。
上記のように仮焼結した焼結部材を実施例1と同様の鋳
型にセットし同様に鋳鉄FC25の1360℃の溶湯を
鋳込んで焼結部材を鋳ぐるんだ。
型にセットし同様に鋳鉄FC25の1360℃の溶湯を
鋳込んで焼結部材を鋳ぐるんだ。
この結果、焼結部材には溶湯から伝えられる熱の熱衝撃
でクランク(端部から中央部に向けて長さ8龍のもの1
本と長さ5鰭のもの2本)が発生していた。
でクランク(端部から中央部に向けて長さ8龍のもの1
本と長さ5鰭のもの2本)が発生していた。
これは、仮焼結時の温度がFe−P−C系共晶合金の共
晶温度(950℃)より低かったので、その共晶合金の
液相が晶出されず、気孔が多くなって強度が低下したた
めである。
晶温度(950℃)より低かったので、その共晶合金の
液相が晶出されず、気孔が多くなって強度が低下したた
めである。
以上説明したように、本発明によれば、Fe、P、Mo
及びCrを含んだ鉄系共晶合金粉末を用いて、鋳鉄や球
状黒鉛鋳鉄の鋳造品の表層に耐摩耗性の焼結層を確実に
形成することが出来る。上記実施例は自動車用エンジン
のタペットを製造する場合のものであるが、同エンジン
のカムシャフトのカム部のカム形成部にも同様にして耐
摩耗性焼結層を形成することが出来る。但し、この場合
カム形成部の曲面形状に沿うような形状の焼結部材を製
作し、それを鋳ぐるめばよい。尚、本発明はタペットや
カムシャフト以外に耐摩耗性摺動部を必要とする各種の
機械部品の製造にも適用し得ることは言うまでもない。
及びCrを含んだ鉄系共晶合金粉末を用いて、鋳鉄や球
状黒鉛鋳鉄の鋳造品の表層に耐摩耗性の焼結層を確実に
形成することが出来る。上記実施例は自動車用エンジン
のタペットを製造する場合のものであるが、同エンジン
のカムシャフトのカム部のカム形成部にも同様にして耐
摩耗性焼結層を形成することが出来る。但し、この場合
カム形成部の曲面形状に沿うような形状の焼結部材を製
作し、それを鋳ぐるめばよい。尚、本発明はタペットや
カムシャフト以外に耐摩耗性摺動部を必要とする各種の
機械部品の製造にも適用し得ることは言うまでもない。
尚、本発明に類似する方法として、Fe、P、B及びC
を含んだ鉄系共晶合金粉末で成形体を形成し、上記成形
体をFe−P−C系共晶合金の共晶温度とFe−B−C
系共晶合金の共晶温度との間の温度で焼結して焼結材を
形成し、その後本発明と同様に鉄系金属の溶湯に鋳ぐる
んで一体的に接合させることも考えられるし、またF
e % M o、B及びCを含んだ鉄系共晶合金粉末を
用いて同様の考え方で処理することも考えられる。
を含んだ鉄系共晶合金粉末で成形体を形成し、上記成形
体をFe−P−C系共晶合金の共晶温度とFe−B−C
系共晶合金の共晶温度との間の温度で焼結して焼結材を
形成し、その後本発明と同様に鉄系金属の溶湯に鋳ぐる
んで一体的に接合させることも考えられるし、またF
e % M o、B及びCを含んだ鉄系共晶合金粉末を
用いて同様の考え方で処理することも考えられる。
図面は本発明の実施側皮に係るもので、第1図(a)〜
Inは実施例1の工程説明図、第2図(a)〜(c)は
夫々実施例1における仮焼結した焼結部材の金属組織の
400倍拡大写真、本焼結した焼結部材の金属組織の4
00倍拡大写真及び焼結部材と球状黒鉛鋳鉄との接合部
付近の金属組織の400倍拡大写真である。 1a・・粉末成形体、 IA・・焼結部材、2・・鋳型
。
Inは実施例1の工程説明図、第2図(a)〜(c)は
夫々実施例1における仮焼結した焼結部材の金属組織の
400倍拡大写真、本焼結した焼結部材の金属組織の4
00倍拡大写真及び焼結部材と球状黒鉛鋳鉄との接合部
付近の金属組織の400倍拡大写真である。 1a・・粉末成形体、 IA・・焼結部材、2・・鋳型
。
Claims (1)
- (1)Fe、P、Mo及びCを含んだ鉄系共晶合金粉末
で成形体を形成し、上記成形体をFe−P−C系共晶合
金の共晶温度とFe−Mo−C系共晶合金の共晶温度と
の間の温度で焼結して焼結材を形成し、次に上記焼結材
を鋳型に取付け、次に上記鋳型に鉄系金属の溶湯を供給
して焼結材を鉄系金属に一体的に接合させることを特徴
とする焼結層の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10332988A JP2965156B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 焼結層の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10332988A JP2965156B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 焼結層の形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01273661A true JPH01273661A (ja) | 1989-11-01 |
| JP2965156B2 JP2965156B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=14351132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10332988A Expired - Lifetime JP2965156B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 焼結層の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2965156B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6110084A (en) * | 1997-06-27 | 2000-08-29 | Mitsubishi Materials Corporation | Combined roll having excellent resistance to thermal shock |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5551419B2 (ja) | 2009-11-27 | 2014-07-16 | 株式会社イノアックコーポレーション | ダクト |
-
1988
- 1988-04-26 JP JP10332988A patent/JP2965156B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6110084A (en) * | 1997-06-27 | 2000-08-29 | Mitsubishi Materials Corporation | Combined roll having excellent resistance to thermal shock |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2965156B2 (ja) | 1999-10-18 |
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