JPH0127654B2 - - Google Patents

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JPH0127654B2
JPH0127654B2 JP56165009A JP16500981A JPH0127654B2 JP H0127654 B2 JPH0127654 B2 JP H0127654B2 JP 56165009 A JP56165009 A JP 56165009A JP 16500981 A JP16500981 A JP 16500981A JP H0127654 B2 JPH0127654 B2 JP H0127654B2
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Buichi Sakurai
Kyoshi Goto
Takami Sakai
Koji Imai
Shoichi Irokawa
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (a) 技術分野の説明 本発明は、複数台の変換装置から成る直流多端
子送電系において、いずれかの変換装置を事故等
により系統から解列しても、系統を安定に維持で
きる直流多端子送電系統の定電流制御装置に関す
る。
(b) 従来技術の説明 従来の直流2端子送電の利点を更に活用する為
に、直流多端子送電の技術開発が強く望まれてい
る。
第1図は、本発明が適用し得る直流4端子送電
系統図であつて、1〜4は支流系統、5〜8は変
換用変圧器、9,10は順変換装置、11,12
は逆変換装置、13〜20は直流しや断器であ
る。
直流多端子送電は、直流2端子送電に比較し、
各変換装置間のより高度な協調制御が必要とな
る。このために直流多端子送電においては、各変
換装置相互の情報を図示しない伝送系を介して中
央制御装置に集め監視し、これらの情報をもとに
各変換装置へ最適な運転指令値を与える必要があ
る。また、逆に緊急時には、中央制御装置及び伝
送系に頼らずに各変換装置の直流電圧、直流電流
の安定な動作点が得られるような制御方式でなけ
ればならない。特に直流しや断器の開発が行なわ
れるにつれて、高速に故障箇所を切り離しても安
定に運転継続可能であるような制御方式は増々必
要となつてきている。
さて、直流多端子の制御方式としては、特公昭
43−8641号公報、特開昭51−66455号公報が良く
知られている。特公昭43−8641号公報は、従来用
いられている2端子送電の制御方式を多端子送電
に拡張したものであり、その特性図を第2図に示
す。以下、説明の便宜上、第1図における順変換
装置9をREC1、順変換装置10をREC2、逆変
換装置11をINV1、逆変換装置12をINV2と
し、REC1、REC2の定電流制御回路の電流設定
値をそれぞれIdpr1、Idpr2及び実際にREC1、REC2
に流れる電流値をIdr1、Idr2又INV1、INV2の定
電流制御回路の電流設定値をIdpi1、Idpi2及び実際
にINV1、INV2に流れてる電流値をIdi1、Idi2と略
記する。さて、第2図において、定常状態におけ
る各変換装置の動作点は、P1,P2,P3,P4であ
る。即ち、REC2が電圧を決定し、他のREC1、
INV1、INV2は、定電流制御を行なつている。
この制御方式が安定に運転される為には、次の条
件が満足されなければならない。
(Idpr1+Idpr2)−(Idpi1+Idpi2)=ΔI≧0 … (Idr1+Idr2)=(Idi1+Idi2) … 即ち、順変換装置の電流設定値の総和は、逆変
換装置の電流設定値の総和より大でなければなら
ない。換言すれば、順変換装置の電流設定値の総
和から逆変換装置の電流設定値の総和を引いた値
(以下、電流マージンと称す。式におけるΔIで
ある。)が正又は零でなければならない。
さて、この方式には、下記のような欠点があ
る。例えば、電圧決定端子であるREC2が事故を
起して停止した場合、安定条件式が成立しなく
なる為、すべての変換器は停止しなければならな
いことである。換言すれば、或る順変換装置の事
故が、システム停止を招くことである。
次に、特開昭51−66455号公報の特性図を第3
図に示す。
この方式は、各変換装置に定電流制御の他に定
電圧制御を備え、前述した電流マージンの概念の
他に、更に、電圧マージンの概念を導入したもの
であり、或る変換装置を電圧決定端子と決めれ
ば、その変換装置の定電圧制御の電圧設定値は、
他のすべての変換装置の電圧設定値よりも、予め
定められた電圧マージン(以下、ΔVと略記す
る。)分だけ小さい値とし、更に電流設定値に関
しては、式が成立するようにしたものである。
さて、先と同じく、いまREC2が事故を起して
停止する場合を想定すると、この方式においても
何らかの処置を施さないと、システム停止に到
る。何故なら、電圧決定端子が存在しなくなる為
である。又、当然のことながら、式も成立しな
くなる。そこで、特開昭51−66455号公報では、
集中制御装置を設け、この集中制御装置に、すべ
ての変換装置の情報を集め、処置することを提案
している。即ち、先の例で、REC2が事故停止し
た場合、その情報を集中制御装置に伝送し、集中
制御装置では、その情報により、残りの健全な変
換装置に、新たな電圧設定値、電流設定値の指令
を与えて、システム停止を防止することを提案し
ている。
確かに、この方式は、理論的には全く問題ない
と思われるが、この方式を用いて、実設備を製作
する場合には、種々の問題がある。
第1の問題は、多量の情報を、非常に高速に伝
送することのできる伝送回線が必要不可欠である
と云うことである。このような伝送回線は、将来
の我が国においては、立地難などの問題により望
むべくもない。又、諸外国においては、我が国で
現在使用されている信頼度の高いマイクロ回線な
どは使用されておらず、信頼度の低い、又低速の
電力線搬送が一般的であり、上記のような高信頼
度、高速の伝送回線を要求することは困難であ
る。
第2の問題は、前記集中制御装置の信頼度に係
わる問題である。即ち、もし前記集中制御装置に
不具合が発生した場合には、このシステムは停止
する恐れがある為に、この集中制御装置は、非常
に高信頼度を有したものでなければならない。こ
のことは、非常にコスト高を招くことになる。
第3の問題は、転流失敗に係わる問題である。
転流失敗が発生する要因は多数あり、例えば、逆
変換装置に接続された交流系統の電圧低下、波形
歪などがあり、転流失敗は必ず無視できない確率
で発生することを念頭におかなければならない。
このことは、過去の2端子送電の運転実績より明
らかである。諸外国の文献によれば、かなりの頻
度で発生している。転流失敗は、2端子送電にお
いては、恐い事故ではなく、単発の転流失敗で収
まるのが普通であり、例え連続的に発生しても変
換装置を停止することはしないで、例えば、北海
道−本州直流送電設備では、短時間、逆変換装置
をバイパスペア(以下、BPPと略記する。)で運
転して自動的に通常の運転に戻す方式を採用して
おり、転流失敗は、通常軽故障又は中故障として
処置している。しかしながら、直流多端子におけ
る転流失敗は、システム停止を招く恐れがある。
何故なら、例えば、第1図において、いますべて
の変換装置が定格運転しているとき、INV1(逆
変換装置11)が転流失敗すると、REC1、
REC2の電流は、すべてINV1に流れ込むので、
INV1は200%の過電流となり、INV2は無負荷運
転となる。問題は、200%の過電流値ではない。
(予め、変換装置を短時間過負荷運転可能なよう
に設計すれば良く、短時間ならば、コスト的にも
問題ない。)長ち、例えば、先の転流失敗が一時
的な交流系統電圧低下に帰因するものであれば、
交流系統電圧回復後、直ちに定常状態に復帰させ
たいわけであるが、INV1は、もはや起動不能で
ある。即ち、200%の電流が流れているので、転
流重なり角が大幅に増加し、余裕角不足となつて
転流できない。もし、このとき、十分な余裕角を
確保する為に、制御進み角を大きくすれば、転流
できる可能性はあるが、電圧がほぼ零の謂ゆる零
力率運転を行なうことになり、問題は全く解決し
ない。以上のことは、従来の直流2端子において
は、軽故障であつた転流失敗が、直流多端子にお
いては、重故障となり、且つ転流失敗が、かなり
の頻度で発生することを考えると、年に何度もシ
ステム停止する恐れがあると云うことである。
(c) 発明の目的 本発明の目的は、このような欠点を除去する為
になされたものであつて、或る変換装置の事故停
止がシステム停止を招くことなく、伝送回線や集
中制御装置への依存度を極力低減し、更に転流失
敗によるシステム停止を防止することができる新
しい直流多端子送電系統の制御装置を提供するこ
とにある。
(d) 発明の構成 以下、本発明を図面を参照して説明する。
第4図、及び第5図は、本発明の一実施例を示
す制御ブロツク図で、第4図は、順変換装置の制
御ブロツク図、第5図は、逆変換装置の制御ブロ
ツク図である。
第4図において、21〜23は加算器で、各々
設定値と検出値が入力される。24は、定電圧制
御回路(以下、AVRと略記する。)25は、第1
の定電流制御回路(以下、ACR1と略記する。)
26は、第2の定電流制御回路(以下、ACR2と
略記する。)であり、27は最大値選択回路であ
り、制御遅れ角(以下、αと略記する。)が大き
い方の制御回路の出力信号と自動的に選択する回
路であり、28は、αが小さい方の制御回路の出
力信号を自動的に選択する最小値選択回路、29
は、27と同じ最大値選択回路、30は、直流電
圧を入力とし、その値が所定値以下になつたこと
を検出するレベル検出器である。又、31,32
はスイツチで、このスイツチは、前記レベル検出
器の出力信号に応動し、出力信号が、ロジツクレ
ベル“1”になつたとき、即ち、前記レベル検出
器30が、直流電圧の低下を検出したときには、
スイツチ31はOFF、スイツチ32はONとな
る。第5図も、第4図とほぼ同じ構成であり、3
3〜35は加算器、36はAVR、37はACR1、
38はACR2、39は最大値選択回路、40は最
小値選択回路を示す。逆変換装置側には、更に余
裕角を一定に制御する定余裕角制御回路41(以
下、CERと略記する。)が設けられている。又、
Vdpr、Vdrはそれぞれ順変換装置の電圧設定値及
び電圧検出値を示し、Vdpi、Vdiはそれぞれ逆変
換装置の電圧設定値と電圧検出値を示す。Idpr
Idpr′、Idrは、それぞれ順変換装置のACR1の電流
設定値、ACR2の電流設定値、電流検出値を示
し、Idpi、Idpi′、Idiは、それぞれ逆変換装置の
ACR1の電流設定値、ACR2の電流設定値、電流
検出値を示す。VACは、交流系統電圧である。第
4図のスイツチ31、又は、32の出力信号、第
5図の最小値選択回路40の出力信号は、位相制
御回路へ送られ、点弧パルスが決定される。
さて、このように構成された制御回路の動作に
ついて以下説明する。
先ず、第4図において、いま定帯状態におい
て、ACR1によつて運転させるものとする。例え
ば、電流を1000A流すものとすれば、ACR1の
Idprは、1000A流すのに最適な値に設定されるこ
とになる。このとき、AVRのVdprとしては、例
えば定格250kVに対して、230kVの定電圧制御を
行なう様に設定する。更にACR2のIdpr′は、例え
ば100Aの定電流制御を行なう様に設定する。上
記のごとく設定すれば、先ずAVRの出力は、設
定値230kVに対して、検出値が250kVであるので
負となり(実際の設備では、出力リミツタによつ
て、αの最小値となる。)、最大値選択回路27に
より、ACR1の出力が選択される。次に、ACR2
の出力は、設定値100Aに対して、検出値が
1000Aであるので、αが大きくなり(実際の設備
では、出力リミツタによつて、αの最大値とな
る。)、結局、最小値選択回路28の出力として
は、ACR1の出力が選択され、最大値選択回路2
9の出力としては、ACR2の出力が選択されてい
る。
定常状態(定格電圧)では、レベル検出器30
は、不動作、従つてスイツチ31がオンして、ス
イツチ32がオフであるから、結局この変換装置
はACR1によつて運転されていることになる。こ
のような状態で、何らかの事故が発生して、直流
電圧が低下すると、レベル検出器30が動作し
て、スイツチ32がオン、スイツチ31がオフと
なり、今度はACR2が動作して、先の例では、直
流電流が100Aになるように制御される。
第5図についても、同様の考え方を適用すれば
良いので、説明は省略する。
(e) 発明の作用 さて、第4図及び第5図を第1図の直流4端子
送電に適用した場合の特性図を第6図に示す。即
ち、第2図、第4図に対応するものである。第6
図における定常状態の動作点をP1〜P4で示す。
第6図より、下記のことがわかる。
(1) 電圧を決定している変換装置は、REC2であ
る。即ち、REC2がAVR運転を行ない、残り
の変換装置はACR1運転を行なう。
(2) 電流設定値及び各変換器に流れる電流値に関
しては、前記した式及び式が成立する。
さて、いまREC2が事故停止した場合を考え
る。例えば、第1図のFの地点で地絡が発生し、
直流しや断器15をしや断して、REC2を停止し
たような場合である。このとき動作点は、第7図
の特性図に示すP1,P3,P4となる。即ち、第7
図において、電圧決定端子がINV1に移行し、
REC1、INV2がACR1運転を行なうことになる。
このとき、第7図における電流設定値に関して
は、前記した式は成立するが、式は成立しな
くなる。しかしながら、このシステムは安定に運
転可能である。出願者は既に、第7図に示す制御
特性図をもつたシステムが安定に運転できること
をデイジタルシミユレーシヨンで実証済である。
以下、この理由について説明する。
特公昭43−8641号公報は、安定条件を確保する
為に電流マージンの概念を導入したが、安定であ
る為には前記式が必要不可欠であつた。即ち、
前記式が成立しなくなると云うことは、逆変換
装置が必要としている電流値を順変換装置が供給
できなくなつて、逆変換装置が自から己れの電圧
を立ち下げて必要な電流を確保しようとして最終
的にシステムの直流電圧を零にしてしまう為であ
る。このことは、換言すれば、順、逆変換装置を
問わず、すべての変換装置が定電流制御を行な
い、全く協調のとれない電流設定値によつて運転
されることになるからである。
次に、特開昭51−66455号公報は、電流マージ
ンと云う概念に更に電圧マージンと云う概念を付
加したが、制御特性図第2図及び第3図を比較す
れば明らかなごとく、本質的には同じものであ
る。即ち、第2図においては、電圧を決定する端
子(REC2)の変換用変圧器の2次側電圧をタツ
プ制御により、他のすべての端子の変換用変圧器
の2次側電圧よりも小さくすることにより電圧決
定端子を決定しているが、第3図は、タツプ制御
によらず、定電圧制御回路を設けて、電圧を決定
する端子(REC2)の電圧設定値を他のすべての
端子の電圧設定値より小さくすることにより電圧
決定端子を決定すると云うことであるので、特開
昭51−66455号公報も、特公昭43−8641号公報と
同じ理由によりシステム不安定となる。特開昭51
−66455号公報と特公昭43−8641号公報の相違点
は、通常タツプ制御は、1タツプ動作させるのに
数秒かかるのに対して、伝送回線を用いて集中制
御すれば、高速制御できると仮定している点であ
る。
しかしながら、本発明では、各端子の電圧設定
値は各々異なる為に、第7図の特性図より明白な
ごとく、例えば、電圧決定端子(REC2)が事故
停止しても、INV1が、自動的に電圧決定端子と
なつて、定電圧制御を行なう為に、特公昭43−
8641号公報や特開昭51−66455号公報のように、
すべての変換装置が全く協調のとれない電流設定
値によつて定電流制御を行なうことはないので安
定である。
このことは、本発明の制御方式においては、或
る変換装置などの事故停止がシステム停止を招く
ことがなく、高速の伝送回線は必ずしも必要な
く、又集中制御装置の不具合によりシステム停止
することもないと云うことを意味している。
次に、転流失敗について考察する。いま、第1
図において、逆変換装置11(INV1)に接続さ
れた交流系統3の電圧が、何らかの要因で低下し
て、その結果INV1が転流失敗したとする。この
とき、前述したごとく、特公昭43−8641号公報、
特開昭51−66455号公報の方式ではREC1及び
REC2の電流は、すべてINV1に流れ込み、INV1
は過電流となつて、例え交流系統3の電圧が回復
してもINV1は起動不能となる。しかしながら、
本発明においては、INV1は全く問題無く起動す
ることができる。この理由を第6図の制御特性図
を用いて説明する。
INV1が転流失敗すると、REC1及びREC2の電
流が、すべてINV1に流れ込むが、転流失敗は、
直流短絡と同じであるので、直流電圧はほぼ零で
ある。このことは、第6図の制御特性図におい
て、すべての変換装置は、ACR2運転へ移行し、
直流電圧は、ほぼ零となつて、INV1には、最大
Idpr1とIdpr2との総和に等しい電流しか流れない
と云うことである。従つて、Idpr1及びIdpr2とし
て電流が断続しない程度の小さな値を予め設定し
ておけば、交流系統3の電圧回復とともにINV1
は起動することができる。即ち、電流値が小さい
為に、転流重なり角が小さく、従つて、十分な余
裕角を確保することができる。このことは、
INV2についても同様である。このことは、小さ
な電流が流れていると云う条件を除けば、全く電
流が流れていない状態から、システムを起動す
る、即ち最初にシステムを起動することと同じこ
とであるので全く問題なく起動することができ
る。
尚、第6図における、右下がりの直線,
は、第4図には、図示していないαの最小値リミ
ツタによるものであり、直線,は定余裕角制
御によるものである。
さて、ここでもつと詳細に考察する。いま、第
6図において、下記の式が成立しているとする。
Idpr1+Idpr2<Idpi1+Idpi2… この状態において、先の例と同じく交流系統3
の電圧が低下して、その結果INV1が転流失敗し
た場合を想定する。このとき先に述べたごとく、
直流電圧は、ほぼ零となつて、すべての変換装置
は、ACR2運転に移行するが、式の条件が成立
している為にINV1、INV2は、REC領域に移行
して、そのまま安定状態となる。この状態で、前
記交流系統3の電圧が回復しても、この安定状態
からは、自動的にはもはや抜け出せず、例えば、
一般的にIdpr1、Idpr2を増加させなければ、元に
復帰できない。しかしながら、上記のごとく一時
的にIdpr1、Idpr2を増加させる方式は、増加させ
るタイミングが非常にむつかしく、伝送系などに
依存せざるを得ない形となり好ましくない。そこ
で、下記の式が成立するように、Idpr1、Idpr2
Idpi1、Idpi2を設定する。
Idpr1+Idpr2>Idpi1+Idpi2… このようにすれば、先の転流失敗時には、問題
なく元に復帰することができる。しかしながら、
例えば第7図に示すごとく、REC2は事故停止し
たような場合には、前記式では不十分である。
即ち、REC2を事故停止した場合、 Idpr1<Idpi1+Idpi2 … となる可能性がある。従つて、下記の式が成立す
るようにIdpr1、Idpr2、Idpi1、Idpi2を設定す
る。
Idpr1≧Idpi1+Idpi2 … Idpr2≧Idpi1+Idpi2 … このようにすれば、転流失敗時にも、REC端
子の事故停止時にも全く問題ない。
(f) 変形例 第8図は、第1図における逆変換装置11
(INV1)が定電圧制御(AVR)運転を行ない、
残りのすべての変換装置が第1の定電流制御
(ACR1)によつて運転される場合の制御特性図
である。動作点は、P1〜P4の点である。このよ
うな場合にも、先に述べたことと全く同様の効果
を有することは明らかであろう。
又、これまでは、第1図の直流4端子送電系統
図を用いて説明を行なつたが、本発明が直流4端
子に限定されるものではなく、一般的に多端子と
云う系統構成、更に、変換器並列の2端子送電に
も適用可能であることは云うまでもない。更に
又、従来の2端子送電にも適用可能である。この
ことは、多端子の建設過程を考慮すると本発明が
非常に有効であることを意味するものである。
(g) 統合的な効果 以上説明したように、本発明によれば、すべて
の変換装置に、第1及び第2の定電流制御回路、
定電圧制御回路を設け、更に逆変換装置には、定
余裕角制御回路を付加し、定電圧制御を行なう変
換装置以外のすべての変換装置の定電圧制御回路
の電圧設定値は、前記定電圧制御を行なう変換装
置の電圧設定値よりも小さく設定し、且つ各々の
電圧設定値は互いに異なる値に設定するととも
に、第2の定電流制御回路は少なくとも、定常状
態における直流電圧値以下の直流電圧値でのみ動
作するように構成し、各順変換装置の第2の定電
流制御装置の定電流設定値は、各逆変換装置の第
2の定電流制御装置の定電流設定値の総和よりも
大きく設定することにより、 或る変換装置の事故停止に伴なうシステム停
止が防止できる。
直流しや断器を有効に活用できる。
伝送回線への依存度を低減することができ
る。
集中制御装置への依存度を低減することがで
きる。
転流失敗に伴なうシステム停止が防止でき
る。
と云う、多数の著しい効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、直流4端子送電系統図、第2図は従
来の制御特性図、第3図は、従来の他の制御特性
図、第4図、第5図は、本発明の一実施例を示す
制御ブロツク図、第6図、第7図、第8図は、本
発明の制御特性図を示す。 1〜4……交流系統、5〜8……変換用変圧
器、9〜10……順変換装置、11〜12……逆
変換装置、13〜20……直流しや断器、21〜
23……加算器、24……定電圧制御回路、25
〜26……定電流制御回路、27……最大値選択
回路、28……最小値選択回路、29……最大値
選択回路、30……レベル検出回路、31,32
……スイツチ、33〜35……加算器、36……
定電圧制御回路、37〜38……定電流制御回
路、39……最大値選択回路、40……最小値選
択回路、41……定余裕角制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数台の変換装置から成る直流多端子送電系
    統において、全変換装置がそれぞれ定電圧制御装
    置を具備し、順変換装置として動作する変換装置
    の定電圧設定値の最小値を、逆変換装置として動
    作する変換装置の定電圧設定値の最大値よりも大
    きく設定し、且つ順変換装置として動作する変換
    装置は、定電圧設定値よりも低い電圧に対して電
    流が第1の定電流設定値以上にならないように制
    御する第1の定電流制御装置及び前記定電圧設定
    値よりも高い電圧及び所定の直流電圧値以下に対
    し電流が第2の定電流設定値以下にならないよう
    に制御する第2の定電流制御装置、及び逆変換装
    置として動作する変換装置は、定電圧設定値より
    高い電圧に対し電流が前記とは異なる第1の定電
    流設定値以上にならないように制御する前記とは
    別の第1の定電流制御装置及び前記定電圧設定値
    よりも低い電圧に対し電流が前記とは異なる第2
    の定電流設定値以下にならないように制御する前
    記とは別の第2の定電流制御装置を具備するとと
    もに、少なくとも各順変換装置の第2の定電流制
    御装置の定電流設定値は、各逆変換装置の第2の
    定電流制御装置の定電流設定値の総和よりも大き
    く設定することを特徴とする直流多端子送電系統
    の定電流制御装置。
JP56165009A 1981-10-16 1981-10-16 直流多端子送電系統の定電流制御装置 Granted JPS58159626A (ja)

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