JPH0128008Y2 - - Google Patents

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JPH0128008Y2
JPH0128008Y2 JP1403685U JP1403685U JPH0128008Y2 JP H0128008 Y2 JPH0128008 Y2 JP H0128008Y2 JP 1403685 U JP1403685 U JP 1403685U JP 1403685 U JP1403685 U JP 1403685U JP H0128008 Y2 JPH0128008 Y2 JP H0128008Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、やや柔軟な合成樹脂の一枚のシート
よりなる箱であつて、主としてフロツピーデイス
ク、ビデオデイスク等の比較的傷付き易い円盤状
物品を収納、包装するのに用いるブツク型式の箱
に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 上記フロツピーデイスク等の収納あるいは包装
用の箱として、蓋を収容部に対しブツク式に開閉
できるようにしたものがあるが、従来の紙製の箱
では緩衝性に乏しい上に、構成部分の接着箇所が
多くてその製作に手数がかかり、コスト高なもの
となつている。
また近年、ブツク型式の箱として、柔軟性のあ
る軟質合成樹脂シートをもつて構成することも考
えられている(実公昭44−3996号公報)。しかし
ながら前記公報に開示の箱は軟質合成樹脂シート
の腰のなさを表裏両シート間に挟み込んだ硬質芯
板により補強し、また収容部は合成樹脂発泡体に
より別形成したものを前記シートに熱融着や接着
手段により取着しているもので、複数の構成材料
を必要としかつ接着個所も多く、やはりその製作
に手数がかかりかつコスト高なものとなつてい
る。なお、軟質合成樹脂の発泡シートは内容物を
保護する柔軟性はあつても腰が弱く、特に側壁の
保形強度が弱くなつて、ブツク型式等の箱として
の保形性を充分に確保できないものである。
また、硬質合成樹脂発泡体の板体をもつて形成
した箱は緩衝性に乏しく、ブツク型式にして上記
フロツピーデイスク等を収納する箱としては決し
て好ましいものではない。
本考案は、上記に鑑み、フロツピーデイスク等
を収納しておくのに好適な適度の緩衝性を有する
ブツク型式の箱として、やや柔軟な合成樹脂の一
枚のシートを素材として、他の補強部材を使用せ
ずとも収納部の側壁に充分な保形強度を持ち、し
かも構造簡単で融着や接着による固着部分が少な
く手数をかけず容易にしてかつ安価に製作できる
箱を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決する本考案の箱において
は、やや柔軟な合成樹脂の一枚のシートからな
り、平面方形をなす底板の一側縁を除く各縁には
底板に対し折返し重合する折返し縁板が連成され
るとともに、各折返し縁板には底板周縁部のやや
内方位置において収納部三方の側壁を構成するよ
うに折曲起立する外側板およびこれに折曲重合す
る内側板が順次連成され、前記残余の一側縁と相
対向する側壁の内側板に連成された止着片が前記
側壁起立状態において底板に対し止着されるとと
もに、この側壁と相隣る両側壁の内側板および/
または外側板の端部に連成された折込み連接片が
前記側壁の内外側板間に挟入され、また前記両側
壁の一方の内外側板には前記残余の一側縁側の端
部に該一側縁の側壁を構成するように折曲重合す
る内外側板が連設され、この内外側板がその両端
にそれぞれ連成された、止着片により起立状態で
底板の残余の周縁部に止着されるとともに、前記
両側壁のもう一方の内側板および/または外側板
の端部に連成された折込み連接片が前記側壁の内
外側板間に挟入されており、さらに前記底板の残
余の一側縁には側壁の高さと略同幅の連接板を介
して前記の側壁による収納部に対し折曲被着自在
な蓋体が連設されてなることを特徴とするもので
ある。
[作用] 上記の構成を有する本考案によれば、底板の一
側縁に連設された蓋体を収納部に対し何等問題な
くブツク型に折曲被着つまり開閉できるは勿論、
特に前記収納部四方の各側壁は上縁で連続して折
曲重合された内外側板による二重構造をなすの
で、構成素材がやや柔軟な合成樹脂のシートより
なるにも拘らず該側壁の腰が強く、しかも三方の
側壁が底板周縁部に対する折返し縁板を介して連
成されて起立せしめられ、加えて他の一の側壁が
前記側壁の一つに連設されて底板に対し止着され
るとともにこれと相対向する側壁も内側板が底板
に止着され、また他方の相対向する側壁は内外側
板の少なくとも一方に連成された折込み連接片が
前記止着された側壁の内外側板間に挟入されて保
持されているので、各側壁は底板周縁部のやや内
方位置において相互に連接された状態で不当なは
ね上りや傾倒の虞れなく所定の起立状態に安定性
よく保持され、高周波加熱等の熱融着手段その他
による止着部分が少なくても前記腰の強さと相俟
つてその保形性に優れる。その上前記側壁より突
出状をなす底板周縁部も前記折返し縁板により二
重構造になつて補強されており、それゆえ箱全体
として充分な保形強度を具有する。また素材がや
や柔軟なものゆえ、各構成部分の連接部で容易に
折曲できるとともに、この折曲部分においても充
分な強度を保有する。
さらに上記側壁の上縁および底板の周縁は素材
シートが折曲連続していて端面が現われず、当触
感が良くかつ体裁も良好である。またやや柔軟な
シートよりなるので、材質的に適度の緩衝性を具
有しかつ表面も比較的柔軟でフロツピーデイスク
等の傷付き易い物品を損傷の虞れなく安全に収納
しておくことができる。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
Aはやや柔軟な合成樹脂の一枚の板状のシートか
ら構成された本考案に係る箱を示し、四方の側壁
a,b,c,dにより囲繞された収納部を有する
容体1と蓋体2とを連接構成してなる。
容体1は次のように構成されている。平面方形
の底板3の一側縁を除く各側縁には底板3に対し
折返し重合される若干幅の折返し縁板4a,4
b,4cを折目線5,5,5を介して連成すると
ともに、これらの折返し縁板4a,4b,4cの
端部を相隣る端部と前記折返し状態において互い
に突き合せ得るように斜状に切欠形成し、さらに
前記各折返し縁板4a,4b,4cには収納部6
三方の側壁a,b,cを構成する外側板7a,7
b,7cおよび内側板8a,8b,8cをそれぞ
れ折目線9,9,9,10,10,10を介して
順次連成しており、前記の外側板7a,7b,7
cを前記折返し縁板4a,4b,4cから折曲起
立させてこれに内側板8a,8b,8cをその上
縁で折曲して重合することにより、底板3周縁部
のやや内方位置において側壁a,b,cを構成す
るように設けている。そして前記残余の一側縁と
相対向する側壁bの内側板8bに折目線11を介
して止着片12bを連成して、内外側板8b,7
bによる側壁bを起立状態にして該止着片12b
を底板3に対し高周波加熱等による熱融着あるい
は接着手段等により止着し、この内外側板8b,
7bによる側壁bを起立状態に保持するととも
に、この側壁bと相隣る両側壁a,cの内外側板
8a,7a,8c,7cの端部に折込み連接片1
3a,13cを折目線14,14を介して連成し
て、該折込み連接片13a,13cを側壁bの内
外側板8b,7b間に挟入し、側壁同士を相互に
連接するとともに内外側板8a,7a,8c,7
cのはね上りを防止、つまり両側壁a,cを起立
状態に保持するように設けている。また前記側壁
a,cの一方の内外側板8a,7aの前記側壁b
とは反対側の端部には前記残余の一側縁の側壁d
を構成すべき内外側板8d,7dを折目線15,
16を介して連成するとともに、その両縁にそれ
ぞれ止着片18d,19dを連成し、この内外側
板7d,8dを折目線17より折曲して互いに折
曲重合した状態で側壁aに対し略直角に折曲しか
つ前記止着片18d,19dを底板3に対し高周
波加熱等による熱融着あるいは接着手段により止
着することにより、この内外側板7d,8dによ
る側壁dを起立状態に保持し、さらに他方の側壁
cの内外両側板8c,7cには折目線20を介し
て折込み連接片21cを連成し、該折込み連接片
21cを前記側壁dの内外両側板8d,7d間に
挟入し、内外側板8c,7c延いては側壁cの保
形性を良くしている。
そして上記の底板3の残余の一側縁には折目線
22を介して側壁の高さと略同幅の連接板23を
連設するとともに、該連接板23に折目線24を
介して前記の側壁a,b,c,dによる収納部6
の上部開口を被蔽し得る板状の蓋体2を前記収納
部6に対し折曲被着自在に設けている。前記蓋体
2は側壁に対し単に載接するものでもよいが、図
示のごとく側壁との対接側に少なくとも一方の相
対向する側壁a,cに対し嵌合する突出リブ2
5,25を設けておくのが、被着状態を確実にで
きかつ保形性も良く実施上より好適である。
なお、側壁a,cと側壁b,dとを連接するた
めの折込み連接片13a,13c,21cは、上
記の実施例のように内外側板8a,7a,8c,
7cの双方に設けておく場合のほか、外側板7
a,7cまたは内側板8a,8cのみに設けて実
施することも可能であるが、はね上り防止や保形
性等の点からは内外側板双方に設けておくのが望
ましい。また上記各構成部分の連接部である各折
目線は、素材であるシートの柔軟性によつて容易
に折曲できるものであれば、その製作上敢えて折
目を形成しておかなくともよいが、シートの肉厚
や材質その他の必要に応じ加熱押圧によるV溝等
の折曲容易な折目を形成することもできる。
上記の構成素材であるやや柔軟な合成樹脂のシ
ートとしては、スチレン−エチレン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体その他のポリスチレ
ン樹脂よりやや柔軟でかつポリエチレン樹脂より
若干硬い合成樹脂を、主として発泡倍率5〜20倍
程度のシート状に押出し発泡成形したある程度腰
があつてかつ適度に柔軟性のある発泡シート、つ
まりポリスチレン樹脂発泡体とポリエチレン樹脂
発泡体との中間的な特性を有する発泡シートを好
適に使用することができる。また発泡倍率2〜10
倍程度のポリプロピレン樹脂発泡体のシートを用
いることもできる。さらに前記合成樹脂発泡シー
トに非発泡の合成樹脂を補強表皮層としてラミネ
ートしたシートを用いることもできる。これらの
シートは材質によつても異なるが、厚みは0.3〜
2.0mm程度のものが好適に用いられる。
そして前記素材よりなる広面積のシート材料か
ら本考案に係る箱を構成する第1図のごときシー
トを打抜き手段等により裁断形成するとともに、
必要に応じ切込みや折目線を入れて各溝成部分を
形成する。こうして形成された箱構成用のシート
からの組立てにおいては、底板3周囲の各折返し
縁板4a,4b,4cを底板周縁部に折重ねると
ともに外側板7a,7b,7cを前記折返し縁板
4a,4b,4cに対して折曲起立させ、さらに
各内側板8a,8b,8cを前記外側板7a,7
b,7cに重ねるように下方に折曲し、同時に内
外側板8a,7a,8c,7cに連設された各折
込み連接片13a,13cをそれぞれ相隣る側壁
の内外側板8b,7b間に挟み込むとともに、止
着片12bを底板3に対し高周波加熱等による熱
融着手段あるいは接着手段その他により止着して
側壁a,b,cを構成し、またこれと相対向する
側壁の内外側板8d,7dを折曲重合した状態で
側壁aに対し直角に折曲するとともに側壁cの折
込み連接片21cを該内外側板8d,7d間に挟
み込んでかつこれに連成された止着片18d,1
9dを底板3に対して前記同様に熱融着手段等に
より止着すればよく、底板3に対し止着されない
側壁a,cの内外側板も重合状態に保持され、第
3図のごとき本考案に係るブツク型式の箱Aを製
作できる。なお、内側板8a,8cに折込み連接
片13a,13cを有さない場合、この内側板8
a,8cは当該側壁a,cの外側板7a,7cと
これに相隣る側壁b,dの両内側板8b,8dお
よび止着片12b,19dとの間に挟み込まれて
外側板7a,7cとの重合状態に保持される。
上記のように構成された本考案の箱Aは、例え
ばフロツピーデイスク、ビデオデイスク等の円盤
状物品の収納、包装に使用するものであり、四方
の側壁a,b,c,dによる収納部6に物品を収
納して、連接板23を介して連設された蓋体2を
収納部6に被着すればよく、デイスク等の収納物
品を安全に保護できる。
[考案の効果] 上記したように本考案の箱は、やや柔軟な合成
樹脂のシートからなるものゆえ、収納物品の緩衝
保護効果に優れており、しかも収納部四方の側壁
および底板周縁部がいずれも二重構造によつて補
強され、一方の相対向側壁のみを底板に止着する
だけであるにも拘らず他の補強部材を使用せずと
も側壁および箱全体として充分な保形強度を具備
し、またやや柔軟な素材特有の靫性もあつて折曲
部分の裂損の虞れもなく、従つて蓋体をブツク型
に開閉できる箱としてきわめて好適に使用できる
ものである。さらに本考案の箱は一枚のシートか
らなりかつ一方の相対向側壁のみを底板に止着す
るだけで組立て製作できるもので、比較的簡単な
構造で熱融着や接着等の止着部分も少なく、手数
をかけず容易にしてかつ安価に製作、提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す組立て前の平面
図、第2図および第3図は組立て過程の斜視図、
第4図は組立てた状態の斜視図、第5図は一部の
拡大斜視図、第6図は第4図−線における断
面図である。 A……箱、1……容体、2……蓋体、3……底
板、4a,4b,4c……折返し縁板、6……収
納部、7a,7b,7c,7d……外側板、8
a,8b,8c,8d……内側板、12b,18
d,19d……止着片、13a,13c,21c
……折込み連接片、23……連接板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 やや柔軟な合成樹脂の一枚のシートからな
    り、平面方形をなす底板の一側縁を除く各側縁
    には底板周縁部に対し折返し重合する折返し縁
    板が連成されるとともに、各折返し縁板には底
    板周縁部のやや内方位置において収納部三方の
    側壁を構成するように折曲起立する外側板およ
    びこれに折曲重合する内側板が順次連成され、
    前記残余の一側縁と相対向する側壁の内側板に
    連成された止着片が前記側壁起立状態において
    底板に対し止着されるとともに、この側壁と相
    隣る両側壁の内側板および/または外側板の端
    部に連成された折込み連接片が前記側壁の内外
    側板間に挟入され、また前記両側壁の一方の内
    外側板には前記残余の一側縁側の端部に該一側
    縁の側壁を構成するように折曲重合する内外側
    板が連設され、この内外側板がその両縁にそれ
    ぞれ連成された止着片により起立状態で底板の
    残余の周縁部に止着されるとともに、前記両側
    壁のもう一方の内側板および/または外側板の
    端部に連成された折込み連接片が前記側壁の内
    外側板間に挟入されており、さらに前記底板の
    残余の一側縁には側壁の高さと略同幅の連接板
    を介して前記の側壁による収納部に対し折曲被
    着自在な蓋体が連設されてなることを特徴とす
    る箱。 2 蓋体が、少なくとも一方の相対向する側壁に
    対し嵌合する突出リブが設けられてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の箱。 3 やや柔軟な合成樹脂のシートが、スチレン−
    エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
    合体その他のポリスチレン樹脂よりやや柔軟な
    合成樹脂の発泡シートからなる実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載の箱。
JP1403685U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0128008Y2 (ja)

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