JPH0129266Y2 - - Google Patents

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JPH0129266Y2
JPH0129266Y2 JP7686U JP7686U JPH0129266Y2 JP H0129266 Y2 JPH0129266 Y2 JP H0129266Y2 JP 7686 U JP7686 U JP 7686U JP 7686 U JP7686 U JP 7686U JP H0129266 Y2 JPH0129266 Y2 JP H0129266Y2
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lacquer
fiber
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vat
rubber plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 近年、アパレル業界並びにテキスタイル業界で
は、染色技術の進歩と斬新なる意匠化傾向などを
受けて、服地の多様化が進み、より広範に服地と
して適応し得る材質の堀り越こし作業が成されて
いる。そこで、本考案者は元来天然塗料としてあ
る漆を、この分野に参与できぬものかどうか、永
年の研究・研鑽を積み重ね、本考案の提出を図つ
たものである。かくして、本考案は繊維糸を漆に
よつて染色する装置に関する。
(2) 従来の技術 漆は東洋物産の物資で、日本では古くより塗料
として使用されていたことは、記録の詳かにする
所である。漆の使用の歴史は中国が最も古く、舜
の時代には既に食器に使われ、漢の時代には髪飾
品にも作られていたと伝えられている。しかし、
この漆工業の長い歴史においても、それを繊維等
に染色した史実あるいは、その方法が確立された
史実はない。その理由は、漆そのものの特殊性に
起因すると思われる。木製汁器の塗料として用い
られた経緯とすれば、漆皮膜の持する、優美で光
沢に富むこと、湿度に対して相当強く、耐酸・耐
熱に富む特長が列挙できる点にあろう。つまり、
塗料である漆においても、その特長が明確に発揮
され得る用途に用いられるという、必然的経緯が
あつたものと考察される。また、漆を染色材の用
途として用いる際の問題点としては、漆の一回の
塗装によつて構成される皮膜厚が、0.06ミリメー
トルにおよぶことにあつた。これによると、被染
色材の表面に、漆液が多量に付着して滑らかな表
面が形成されず、乾燥後も被染色材の表面に、凹
凸が形成されたまま残存する。これによつて、製
造された染色糸を自動織機に掛けると、糸走りが
悪く再三糸切れを起こし、事故等を誘発する問題
があつた。
(3) 考案が解決しようとする問題点 本考案が解決しようとする問題点は、前記のよ
うに、漆による繊維糸の染色という特殊な分野に
おいて、繊維糸表面に漆液によつて、滑らかな表
面を形成するように染色し、自動織機によつても
支障なく服地を織り成す染色糸を、製造すること
を目的とする。
(4) 問題点を解決するための手段 この目的を達成させるために、この考案は次の
ような構成になつている。第一段階は、糸送り出
し機構であり、被染色体である繊維糸が巻きつけ
られている糸巻が設置されてあり、それより連引
されている一本の繊維糸が、牽引されることによ
り、この糸巻は自動的に回転を起こし、糸を供給
するようになつている。次の第二段階は、染色機
構であり、先ず繊維糸は、紙製漆桶に貯えられた
生漆液中に入る。次にこの漆桶の内側底に貼張さ
れたゴム板に穿孔されてある穴より、漆桶外部へ
と通過する。このゴム板に穿孔された穴を繊維糸
が通過する際、摩擦抵抗力が与えられて繊維糸表
面における、多量な漆液の付着が抑えられる。ま
た第三段階は、拭払・捩れ・駆動機構であり、当
該繊維糸を引込む方向に力が作用するように、そ
れぞれ反対の回転を有し、また回転速度を異にす
る、一組あるいは数組のローラーによつて、当該
繊維糸が牽引される。ここで、当該繊維糸の表面
に余分に付着している漆液を拭払するために、最
低このローラーの初段のローラー面には、フエル
ト布が貼張されている。また、相対するローラー
の回転速度を異にしてあるのは、当該繊維糸に強
制的な捩れを与え、繊維糸の内部まで漆液を浸透
させようとするものである。そして第四段階は、
養生機構であり、一連の染色を終えた当該繊維糸
は、温度・湿度共に所定条件に保たれた乾燥箱に
収容されて乾燥させられる。特に漆液の乾燥機構
は、漆液中に含まれている護謨質に存在するラツ
カーゼの作用による酸化重合によつて、乾固する
ことが知られており、この乾燥箱には高い湿度が
要求される。
(5) 実施例 この考案の実施例を、図面を参照しながら説明
する。被染色体である繊維糸1は、図中のように
糸巻2に巻きつけられており、それより連引され
ている一本の繊維糸が、金属アーム3に引掛けら
れて、漆桶4へと通じている。ローラー9,9′
の回転によつて繊維糸に牽引力が働くと、糸巻2
は回転しながら繊維糸を供給するものである。ロ
ーラー9,9′に牽引された繊維糸は、漆桶4の
生漆液5によつて染色された後、漆桶内側底に貼
張されてあるゴム板6に、穿孔された穴7を通過
する。この際、繊維糸には摩擦抵抗力が与えられ
て、繊維糸表面における生漆液の多量なる付着が
抑制される。次に当該繊維糸は、ローラー面にフ
エルト布8を貼張した、ローラー9を通過する。
ここでローラー9はインバーター10によつて、
回転力が得られている。この際、相対するローラ
ーの回転速度が異に設定されてあるので、強制的
な捩れが与えられている。続いて、インバーター
10によつて回転力を得ているローラー9′を通
過する。また、ローラー9′においても、相対す
るローラーの回転速度は、異に設定されてある。
これによつて、一連の染色を終えた当該繊維糸
は、乾燥箱11に収容される。ここで乾燥箱に
は、送風機12,12′等によつて所定の温度・
湿度(温度20℃〜25℃、湿度70%〜80%の気中で
4時間乾燥)が与えられて、乾燥が施される。
(6) 考案の効果 本考案に係る漆による糸染色装置によれば、漆
による繊維糸の染色という特殊な分野において、
繊維糸表面に漆液によつて、滑らかな表面を形成
するように染色し得る効果がある。また、これに
よつて自動織機によつても、糸走りの悪さ、糸切
れ等による支障もなく、服地を織り成すことが可
能になつたという効果がある。他方、当該繊維糸
によつて織り成された服地が有する、風雅なおも
むきと色彩は、既存の服地と異なり、現在のアパ
レル業界並びにテキスタイル業界が渇望し得る、
新規なる服地を供給することが、可能になつたと
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
1……繊維糸、2……糸巻、3……金属アー
ム、4……紙製漆桶、5……生漆液、6……ゴム
板、7……ゴム板穿孔穴、8……フエルト布、
9,9′……ローラー、10,10′……インバー
ター、11……乾燥箱、12,12′……送風機、
第1図……本考案の機構を示す図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 漆液を貯える漆桶の内側底に貼張されたゴム板
    を有し、そのゴム板には漆桶の内側から外側に通
    じて、繊維糸を通す穴が穿孔されている。この繊
    維糸を引込む方向に力が作用するように、それぞ
    れ反対の回転を有し、またその回転速度を異にす
    る、一組あるいは数組のローラーによつて、これ
    を牽引する。但し、最低このローラーの初段一組
    のローラー面には、フエルト布が貼張されてい
    る。そして、これらによつて牽引された当該繊維
    糸を温度・湿度共に所定条件の元に養生させる、
    乾燥箱を有する装置。
JP7686U 1986-01-04 1986-01-04 Expired JPH0129266Y2 (ja)

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JP7686U JPH0129266Y2 (ja) 1986-01-04 1986-01-04

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JP7686U JPH0129266Y2 (ja) 1986-01-04 1986-01-04

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JPS62126394U JPS62126394U (ja) 1987-08-11
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JPS62126394U (ja) 1987-08-11

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