JPH0129519B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0129519B2 JPH0129519B2 JP14546085A JP14546085A JPH0129519B2 JP H0129519 B2 JPH0129519 B2 JP H0129519B2 JP 14546085 A JP14546085 A JP 14546085A JP 14546085 A JP14546085 A JP 14546085A JP H0129519 B2 JPH0129519 B2 JP H0129519B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- light oil
- present
- diesel
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明はデイーゼル軽油組成物に関し、詳しく
はパテイキユレートとの生成が少なく、かつ貯蔵
安定性に優れたデイーゼル軽油組成物に関する。 [本発明の背景] 現在、我国のデイーゼルエンジンの排気ガスに
ついては、HC,CO,NO,黒煙の排出量がそれ
ぞれ規制されている。それに対して米国では小型
デイーゼルエンジンについてはこれらの代わりに
パテイキユレートの排出重量で規制されている。 なお、このパテイキユレートとは排気ガス中に
含まれる微粒子のことであり、その構成成分はカ
ーボン粒子と燃料の部分燃焼によつて生成する比
較的高沸点の炭化水素成分であるため、パテイキ
ユレート低減対策は同時に黒煙、HC濃度低減対
策とも関連する重要なものである。 パテイキユレート低減対策としては現在、排気
管途中にセラミツクなどのフイルターをとりつけ
パテイキユレートを捕集する方法が考案されてい
る。しかしながらこの方法は運転を続けるとフイ
ルターにパテイキユレートが蓄積してつまり、背
圧が増大するという欠点がある。またこの蓄積し
たすすを触媒やバーナーなどで自動的に燃焼させ
る装置が開発されつつあるが、制御機構が非常に
困難であり、さらにそれに伴う重量増加、コスト
上昇などの問題がある。したがつてパテイキユレ
ートの低減対策について、容易でかつコストのあ
まりかからない方法が求められていた。 本発明者らはこのパテイキユレート低減対策に
着目し、容易でかつコストをあまりかけずにパテ
イキユレートを減少させる方法を発明すべく研究
を重ねた結果、先に、軽油に特定のパリオキシエ
チレン化合物を必須成分として添加したものをデ
イーゼルエンジン用燃料として使用することによ
り、排気ガス中のパテイキユレートを著しく低減
できることを見い出した(特願昭59―107836号
《特公昭63―32837号公報》)。 しかし、その後の研究で、デイーゼル軽油に該
ポリオキシエチレン化合物を添加したデイーゼル
軽油組成物は排気ガス中のパテイキユレート低減
効果に極めて優れたものの、その貯蔵安定性に若
干の問題があり、該デイーゼル軽油組成物を長期
にわたつて貯蔵すると、場合によつてスラツジが
発生することがわかつた。 そこで本発明者らは前記発明を改良し、排気ガ
ス中のパテイキユレート低減効果に優れるととも
に貯蔵安定性にも優れたデイーゼル軽油組成物を
開発すべく研究を重ねた結果、該ポリオキシエチ
レン化合物に特定のソルビタンエステルを併用す
れば優れたデイーゼル軽油組成物が得られること
を見い出し、本発明を完成するに至つた。 [本発明の目的] 本発明は排気ガス内のパテイキユレートの生成
が少なく、かつ貯蔵安定性に優れたデイーゼル軽
油組成物を提供することを目的とする。 [本発明の構成] デイーゼル軽油100重量部に対し必須成分とし
て、 (A) 一般式
はパテイキユレートとの生成が少なく、かつ貯蔵
安定性に優れたデイーゼル軽油組成物に関する。 [本発明の背景] 現在、我国のデイーゼルエンジンの排気ガスに
ついては、HC,CO,NO,黒煙の排出量がそれ
ぞれ規制されている。それに対して米国では小型
デイーゼルエンジンについてはこれらの代わりに
パテイキユレートの排出重量で規制されている。 なお、このパテイキユレートとは排気ガス中に
含まれる微粒子のことであり、その構成成分はカ
ーボン粒子と燃料の部分燃焼によつて生成する比
較的高沸点の炭化水素成分であるため、パテイキ
ユレート低減対策は同時に黒煙、HC濃度低減対
策とも関連する重要なものである。 パテイキユレート低減対策としては現在、排気
管途中にセラミツクなどのフイルターをとりつけ
パテイキユレートを捕集する方法が考案されてい
る。しかしながらこの方法は運転を続けるとフイ
ルターにパテイキユレートが蓄積してつまり、背
圧が増大するという欠点がある。またこの蓄積し
たすすを触媒やバーナーなどで自動的に燃焼させ
る装置が開発されつつあるが、制御機構が非常に
困難であり、さらにそれに伴う重量増加、コスト
上昇などの問題がある。したがつてパテイキユレ
ートの低減対策について、容易でかつコストのあ
まりかからない方法が求められていた。 本発明者らはこのパテイキユレート低減対策に
着目し、容易でかつコストをあまりかけずにパテ
イキユレートを減少させる方法を発明すべく研究
を重ねた結果、先に、軽油に特定のパリオキシエ
チレン化合物を必須成分として添加したものをデ
イーゼルエンジン用燃料として使用することによ
り、排気ガス中のパテイキユレートを著しく低減
できることを見い出した(特願昭59―107836号
《特公昭63―32837号公報》)。 しかし、その後の研究で、デイーゼル軽油に該
ポリオキシエチレン化合物を添加したデイーゼル
軽油組成物は排気ガス中のパテイキユレート低減
効果に極めて優れたものの、その貯蔵安定性に若
干の問題があり、該デイーゼル軽油組成物を長期
にわたつて貯蔵すると、場合によつてスラツジが
発生することがわかつた。 そこで本発明者らは前記発明を改良し、排気ガ
ス中のパテイキユレート低減効果に優れるととも
に貯蔵安定性にも優れたデイーゼル軽油組成物を
開発すべく研究を重ねた結果、該ポリオキシエチ
レン化合物に特定のソルビタンエステルを併用す
れば優れたデイーゼル軽油組成物が得られること
を見い出し、本発明を完成するに至つた。 [本発明の目的] 本発明は排気ガス内のパテイキユレートの生成
が少なく、かつ貯蔵安定性に優れたデイーゼル軽
油組成物を提供することを目的とする。 [本発明の構成] デイーゼル軽油100重量部に対し必須成分とし
て、 (A) 一般式
【式】
[式中、R1は炭素数12〜18のアルキル基ま
たはアルケニル基を、Xは水素原子または一般
式(―CH2CH2O)―bHで表わされる基を、また
X=Hのときaは2〜15の整数を、X=(―
CH2CH2O)―bHのときaおよびbはa+b=
2〜15となる正整数をそれぞれ示す] で表わされるポリオキシエチレン化合物を0.01
〜2.0重量部、および (B) 一般式 (R2COO)―cC6H8(OH)4-c [式中、R2は炭素数11〜17のアルキル基ま
たはアルケニル基を、またcは1〜3の正整数
をそれぞれ示す] で表わされるソルビタンエステルを(A)成分の
0.05〜2.0重量倍 だけ添加してなるデイーゼル軽油組成物を提供す
るものである。 以下本発明の内容についてより詳細に説明す
る。 [本発明の軽油] 本発明でいうデイーゼル軽油とはデイーゼルエ
ンジンの燃料として使用される石油留分でたとえ
ば沸点範囲が約180〜380℃の油であり、
JISK2204に規定される1〜3号軽油などが代表
的なものである。 [本発明のポリオキシエチレン化合物] 本発明でいう(A)成分のポリオキシエチレン化合
物は一般式
たはアルケニル基を、Xは水素原子または一般
式(―CH2CH2O)―bHで表わされる基を、また
X=Hのときaは2〜15の整数を、X=(―
CH2CH2O)―bHのときaおよびbはa+b=
2〜15となる正整数をそれぞれ示す] で表わされるポリオキシエチレン化合物を0.01
〜2.0重量部、および (B) 一般式 (R2COO)―cC6H8(OH)4-c [式中、R2は炭素数11〜17のアルキル基ま
たはアルケニル基を、またcは1〜3の正整数
をそれぞれ示す] で表わされるソルビタンエステルを(A)成分の
0.05〜2.0重量倍 だけ添加してなるデイーゼル軽油組成物を提供す
るものである。 以下本発明の内容についてより詳細に説明す
る。 [本発明の軽油] 本発明でいうデイーゼル軽油とはデイーゼルエ
ンジンの燃料として使用される石油留分でたとえ
ば沸点範囲が約180〜380℃の油であり、
JISK2204に規定される1〜3号軽油などが代表
的なものである。 [本発明のポリオキシエチレン化合物] 本発明でいう(A)成分のポリオキシエチレン化合
物は一般式
【式】
で表わされる化合物である。式中、R1は炭素数
12〜18のアルキル基またはアルケニル基を、Xは
水素原子または一般式(―CH2CH2O)―bHで表わ
される基を、またX=Hの時aは2〜15の整数
を、X=(―CH2CH2O)―bHの時aおよびbはa
+b=2〜15となる正整数をそれぞれ示してい
る。 すなわち本発明でいうポリオキシエチレン化合
物は以下の二つの一般式で表わされる化合物を包
含している。 (1) R1−NH(―CH2CH2O)―aH [(1)式中、R1は炭素数12〜18のアルキル基
またはアルケニル基を、aは2〜15の整数をそ
れぞれ示す] (2)
12〜18のアルキル基またはアルケニル基を、Xは
水素原子または一般式(―CH2CH2O)―bHで表わ
される基を、またX=Hの時aは2〜15の整数
を、X=(―CH2CH2O)―bHの時aおよびbはa
+b=2〜15となる正整数をそれぞれ示してい
る。 すなわち本発明でいうポリオキシエチレン化合
物は以下の二つの一般式で表わされる化合物を包
含している。 (1) R1−NH(―CH2CH2O)―aH [(1)式中、R1は炭素数12〜18のアルキル基
またはアルケニル基を、aは2〜15の整数をそ
れぞれ示す] (2)
【式】
[(2)式中、R1は炭素12〜18のアルキル基ま
たはアルケニル基を、aおよびbはa+b=2
〜15となる正整数をそれぞれ示す] 上記(1)および(2)式中、R1で表わされるアルキ
ル基およびアルケニル基としては、具体的には例
えば、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル
基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ドデセニル基、テトラ
デセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル
基、ドデカジエニル基、ヘキサデカジエニル基、
オクタデカジエニル基、オクタデカトリエニル
基、オクタデカテトラエニル基などがあげられ
る。 [本発明のソルビタンエステル] 本発明でいう(B)成分のソルビタンエステルは一
般式(R2COO)―cC6H8O(OH)4-cで表わされる化
合物である。式中、R2は炭素数11〜17のアルキ
ル基またはアルケニル基を、またcは1〜3の正
整数をそれぞれ示している。 すなわち本発明でいうソルビタンエステルとは
ソルビタンC6H8(OH)4と一般式R2COOHで表わ
されるカルボン酸のモノエステル、ジエステルま
たはトリエステルのことであり、R2で表わされ
るアルキル基またはアルケニル基としては、具体
的には例えばウンデシル基、ドデシル基、トリデ
シル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、ヘプタデシル基、ウンデセニル基、
トリデセニル基、ペンタデセニル基、ヘプタデセ
ニル基、ウンデカジエニル基、ペンタデカジエニ
ル基、ヘプタデカジエニル基、ヘプタデカトリエ
ニル基、ヘプタデカテトラエニル基などがあげら
れる。 本発明のソルビタンエステルとして好ましいも
のとしては、具体的には例えば、ソルビタンドデ
カン酸モノエステル(ソルビタン モノラウレー
ト)、ソルビタン ヘキサデカン酸モノエステル
(ソルビタン モノパルミテート)、ソルビタン
オクタデカン酸モノエステル(ソルビタン モノ
ステアレート)、ソルビタン オクタデカン酸ト
リエステル(ソルビタン トリステアレート)、
ソルビタン オクタデセン酸モノエステル(ソル
ビタン モノオレエート)、ソルビタンオクタデ
セン酸トリエステル(ソルビタン トリオレエー
ト)およびこれらの混合物などがあげられる。 [デイーゼル軽油に対する(A),(B)成分の添加量] 本発明において、(A)成分のポリオキシエチレン
化合物の添加量は、デイーゼル軽油100重量部に
対して0.01〜2.0重量部、好ましくは0.05〜0.5重
量部である。添加量が0.01重量部に達しない場合
はデイーゼルエンジンの排気ガス中のパテイキユ
レート減少効果があまり得られず、一方添加量が
2.0重量部を越える場合には添加量に見合うだけ
の効果が得られず、コストアツプにつながるため
好ましくない。 一方、(B)成分のソルビタンエステルの添加量
は、(A)成分のポリオキシエチレン化合物の添加量
の0.05〜2.0重量倍、好ましくは0.1〜0.5重量倍で
ある。(B)成分の添加量が(A)成分の0.05重量倍に達
しない場合は貯蔵安定性の向上効果があまり得ら
れず、一方(B)成分の添加量が(A)成分の2.0重量倍
を超える場合には添加量に見合うだけの効果が得
られず、コストアツプにつながるため好ましくな
い。 [本発明のデイーゼル軽油組成物] 本発明のデイーゼル軽油組成物において、(A)成
分のポリオキシエチレン化合物と(B)成分のソルビ
タンエステルのデイーゼル軽油への添加方法は任
意である。それぞれの成分を別々にデイーゼル軽
油に添加してもよく、あるいはあらかじめ両成分
を混合し、また場合によつては少量の灯油、デイ
ーゼル軽油、芳香族系溶剤などで希釈して、添加
剤濃縮物としておき、この添加剤濃縮物の形でデ
イーゼル軽油に添加してもよい。 本発明の軽油組成物において、発生したスラツ
ジは、特定のソルビタンエステルが軽油中で極性
基を内側に、親油基を外側に向けて配向した分子
集合体(ミセル)を形成することにより可溶化さ
れているのである。第1図および第2図にその一
例を示す。 本発明に従つて軽油に特定のポリオキシエチレ
ン化合物と特定のソルビタンエステルを特定量添
加することによりデイーゼルエンジンの排気ガス
中のパテイキユレートを減少させる効果を有し、
かつ貯蔵安定性に優れたデイーゼルエンジン用燃
料組成物が得られるが、この際に必要に応じて、
たとえばセタン価向上剤、酸化防止剤、金属不活
性化剤、腐食防止剤など、公知の燃料用添加剤を
添加してもよい。これら公知の添加剤の詳細につ
いては、たとえば桜井俊男編著「石油製品添加
剤」(幸書房)などに記載されている。 [本発明の効果・利点] また本発明に従つて軽油に特定のポリオキシエ
チレン化合物と特定のソルビタンエステルを特定
量添加した組成物をデイーゼルエンジン用燃料と
して使用することにより、通常の軽油を燃料とし
て使用する場合に比べてデイーゼルエンジンの排
気ガス中のパテイキユレート量を著しく減少させ
ることができる。 また同時に排気ガス中の一酸化炭素、未燃焼炭
化水素の排出量を低減させる効果も有する。 [実施例] 次に実施例および比較例により本発明をさらに
具体的に説明する。しかしながら本発明はその要
旨を変えない限り以下の実施例に何ら制約を受け
るものではない。 実施例1〜11および比較例1〜3 デイーゼル軽油(沸点180〜350℃)に第1表で
示す(A)ポリオキシエチレン化合物および(B)ソルビ
タンエステルを所定量添加し、本発明のデイーゼ
ル軽油組成物を得た(実施例1〜11)。 この組成物に対し、その性能を評価するため以
下のパテイキユレート生成試験および貯蔵安定性
試験を行い、その結果を第1表に併記した。 [パテイキユレート生成試験] 燃焼室型式;渦流室、ノズル型式;スロツトル
型、排気量2400c.c.のエンジンを用い車速50Km/
hr、平坦路走行状態の条件で1000Km走行後、
Federal Register Vol45、No.45(March5、1980)
の40 CFR PART 86に記載の方法に準じて5分
間フイルターに排気ガスを通し、パテイキユレー
トを採取した。このフイルターを恆温(25℃)、
恆湿(60%)下で18時間保持した後、マイクロ天
秤で重量を測定し、フイルター重量を差し引くこ
とにより求めた。 [貯蔵安定性試験] 試験管にデイーゼル軽油組成物を100ml採取し、
コルク栓をして暗所に2ケ月間放置後、生成した
スラツジの重量を測定した。なお比較のため、
(A),(B)成分とも添加しない場合(比較例1)およ
び(B)成分を添加しない場合(比較例2および3)
についても同様の性能評価を行い、その結果も第
1表に示した。
たはアルケニル基を、aおよびbはa+b=2
〜15となる正整数をそれぞれ示す] 上記(1)および(2)式中、R1で表わされるアルキ
ル基およびアルケニル基としては、具体的には例
えば、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル
基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ドデセニル基、テトラ
デセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル
基、ドデカジエニル基、ヘキサデカジエニル基、
オクタデカジエニル基、オクタデカトリエニル
基、オクタデカテトラエニル基などがあげられ
る。 [本発明のソルビタンエステル] 本発明でいう(B)成分のソルビタンエステルは一
般式(R2COO)―cC6H8O(OH)4-cで表わされる化
合物である。式中、R2は炭素数11〜17のアルキ
ル基またはアルケニル基を、またcは1〜3の正
整数をそれぞれ示している。 すなわち本発明でいうソルビタンエステルとは
ソルビタンC6H8(OH)4と一般式R2COOHで表わ
されるカルボン酸のモノエステル、ジエステルま
たはトリエステルのことであり、R2で表わされ
るアルキル基またはアルケニル基としては、具体
的には例えばウンデシル基、ドデシル基、トリデ
シル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、ヘプタデシル基、ウンデセニル基、
トリデセニル基、ペンタデセニル基、ヘプタデセ
ニル基、ウンデカジエニル基、ペンタデカジエニ
ル基、ヘプタデカジエニル基、ヘプタデカトリエ
ニル基、ヘプタデカテトラエニル基などがあげら
れる。 本発明のソルビタンエステルとして好ましいも
のとしては、具体的には例えば、ソルビタンドデ
カン酸モノエステル(ソルビタン モノラウレー
ト)、ソルビタン ヘキサデカン酸モノエステル
(ソルビタン モノパルミテート)、ソルビタン
オクタデカン酸モノエステル(ソルビタン モノ
ステアレート)、ソルビタン オクタデカン酸ト
リエステル(ソルビタン トリステアレート)、
ソルビタン オクタデセン酸モノエステル(ソル
ビタン モノオレエート)、ソルビタンオクタデ
セン酸トリエステル(ソルビタン トリオレエー
ト)およびこれらの混合物などがあげられる。 [デイーゼル軽油に対する(A),(B)成分の添加量] 本発明において、(A)成分のポリオキシエチレン
化合物の添加量は、デイーゼル軽油100重量部に
対して0.01〜2.0重量部、好ましくは0.05〜0.5重
量部である。添加量が0.01重量部に達しない場合
はデイーゼルエンジンの排気ガス中のパテイキユ
レート減少効果があまり得られず、一方添加量が
2.0重量部を越える場合には添加量に見合うだけ
の効果が得られず、コストアツプにつながるため
好ましくない。 一方、(B)成分のソルビタンエステルの添加量
は、(A)成分のポリオキシエチレン化合物の添加量
の0.05〜2.0重量倍、好ましくは0.1〜0.5重量倍で
ある。(B)成分の添加量が(A)成分の0.05重量倍に達
しない場合は貯蔵安定性の向上効果があまり得ら
れず、一方(B)成分の添加量が(A)成分の2.0重量倍
を超える場合には添加量に見合うだけの効果が得
られず、コストアツプにつながるため好ましくな
い。 [本発明のデイーゼル軽油組成物] 本発明のデイーゼル軽油組成物において、(A)成
分のポリオキシエチレン化合物と(B)成分のソルビ
タンエステルのデイーゼル軽油への添加方法は任
意である。それぞれの成分を別々にデイーゼル軽
油に添加してもよく、あるいはあらかじめ両成分
を混合し、また場合によつては少量の灯油、デイ
ーゼル軽油、芳香族系溶剤などで希釈して、添加
剤濃縮物としておき、この添加剤濃縮物の形でデ
イーゼル軽油に添加してもよい。 本発明の軽油組成物において、発生したスラツ
ジは、特定のソルビタンエステルが軽油中で極性
基を内側に、親油基を外側に向けて配向した分子
集合体(ミセル)を形成することにより可溶化さ
れているのである。第1図および第2図にその一
例を示す。 本発明に従つて軽油に特定のポリオキシエチレ
ン化合物と特定のソルビタンエステルを特定量添
加することによりデイーゼルエンジンの排気ガス
中のパテイキユレートを減少させる効果を有し、
かつ貯蔵安定性に優れたデイーゼルエンジン用燃
料組成物が得られるが、この際に必要に応じて、
たとえばセタン価向上剤、酸化防止剤、金属不活
性化剤、腐食防止剤など、公知の燃料用添加剤を
添加してもよい。これら公知の添加剤の詳細につ
いては、たとえば桜井俊男編著「石油製品添加
剤」(幸書房)などに記載されている。 [本発明の効果・利点] また本発明に従つて軽油に特定のポリオキシエ
チレン化合物と特定のソルビタンエステルを特定
量添加した組成物をデイーゼルエンジン用燃料と
して使用することにより、通常の軽油を燃料とし
て使用する場合に比べてデイーゼルエンジンの排
気ガス中のパテイキユレート量を著しく減少させ
ることができる。 また同時に排気ガス中の一酸化炭素、未燃焼炭
化水素の排出量を低減させる効果も有する。 [実施例] 次に実施例および比較例により本発明をさらに
具体的に説明する。しかしながら本発明はその要
旨を変えない限り以下の実施例に何ら制約を受け
るものではない。 実施例1〜11および比較例1〜3 デイーゼル軽油(沸点180〜350℃)に第1表で
示す(A)ポリオキシエチレン化合物および(B)ソルビ
タンエステルを所定量添加し、本発明のデイーゼ
ル軽油組成物を得た(実施例1〜11)。 この組成物に対し、その性能を評価するため以
下のパテイキユレート生成試験および貯蔵安定性
試験を行い、その結果を第1表に併記した。 [パテイキユレート生成試験] 燃焼室型式;渦流室、ノズル型式;スロツトル
型、排気量2400c.c.のエンジンを用い車速50Km/
hr、平坦路走行状態の条件で1000Km走行後、
Federal Register Vol45、No.45(March5、1980)
の40 CFR PART 86に記載の方法に準じて5分
間フイルターに排気ガスを通し、パテイキユレー
トを採取した。このフイルターを恆温(25℃)、
恆湿(60%)下で18時間保持した後、マイクロ天
秤で重量を測定し、フイルター重量を差し引くこ
とにより求めた。 [貯蔵安定性試験] 試験管にデイーゼル軽油組成物を100ml採取し、
コルク栓をして暗所に2ケ月間放置後、生成した
スラツジの重量を測定した。なお比較のため、
(A),(B)成分とも添加しない場合(比較例1)およ
び(B)成分を添加しない場合(比較例2および3)
についても同様の性能評価を行い、その結果も第
1表に示した。
【表】
【表】
第1表の結果から、本発明のデイーゼル軽油組
成物(実施例1〜11)は、(A),(B)成分無添加の場
合(比較例1)に比べて排気ガス中のパテイキユ
レート量が減少しており、かつ(A)成分のみを添加
した場合(比較例2および3)に比べて貯蔵安定
性が著しく向上しており、その優秀性が明らかで
ある。
成物(実施例1〜11)は、(A),(B)成分無添加の場
合(比較例1)に比べて排気ガス中のパテイキユ
レート量が減少しており、かつ(A)成分のみを添加
した場合(比較例2および3)に比べて貯蔵安定
性が著しく向上しており、その優秀性が明らかで
ある。
第1図は本発明におけるソルビタンエステルの
構造式の一例を示し、第2図はミセルによるスラ
ツジの可溶化の状態を示す。
構造式の一例を示し、第2図はミセルによるスラ
ツジの可溶化の状態を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 デイーゼル軽油100重量部に対し必須成分と
して、 (A) 一般式【式】 [式中、R1は炭素数12〜18のアルキル基ま
たはアルケニル基を、Xは、水素原子または一
般式(―CH2CH2O)―bHで表わされる基を、ま
たX=Hのときaは2〜15の整数を、X=(―
CH2CH2O)―bHのときaおよびbはa+b=
2〜15となる正整数をそれぞれ示す] で表わされるポリオキシエチレン化合物を0.01
〜2.0重量部、および (B) 一般式 (R2COO)―cC6H8O(OH)4-c [式中、R2は炭素数11〜17のアルキル基ま
たはアルケニル基を、またcは1〜3の正整数
をそれぞれ示す] で表わされるソルビタンエステルを(A)成分の
0.05〜2.0重量倍 だけ添加してなるデイーゼル軽油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14546085A JPS627791A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | デイ−ゼル軽油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14546085A JPS627791A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | デイ−ゼル軽油組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS627791A JPS627791A (ja) | 1987-01-14 |
| JPH0129519B2 true JPH0129519B2 (ja) | 1989-06-12 |
Family
ID=15385743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14546085A Granted JPS627791A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | デイ−ゼル軽油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS627791A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3560173B2 (ja) * | 1993-04-05 | 2004-09-02 | 株式会社ジョモテクニカルリサーチセンター | ディーゼルエンジン用燃料組成物 |
| US6468319B1 (en) | 1999-07-16 | 2002-10-22 | Exxonmobil Research And Engineering Co. | Diesel fuel containing ester to reduce emissions |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP14546085A patent/JPS627791A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS627791A (ja) | 1987-01-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4891049A (en) | Hydrocarbon fuel composition containing carbonate additive | |
| JPH10237467A (ja) | ディーゼルエンジン用燃料油組成物 | |
| US4904279A (en) | Hydrocarbon fuel composition containing carbonate additive | |
| US4240801A (en) | Diesel fuel composition | |
| US4647288A (en) | Hydrocarbon fuel composition containing orthoester and cyclic aldehyde polymer | |
| WO2003044134A2 (en) | Diesel fuel compositions | |
| JP5137283B2 (ja) | ディーゼル油の燃焼によって生じる排気中の煤塵を低減するための添加剤及びそれを含有する燃料組成物 | |
| KR100307417B1 (ko) | 연료의경제성을증가시키는방법및이를위한연료조성물 | |
| JPH0129519B2 (ja) | ||
| CA2275573C (en) | Diesel fuel additives | |
| JPH0235000B2 (ja) | ||
| JP3141668B2 (ja) | 軽油組成物 | |
| JPS6332837B2 (ja) | ||
| JP3560173B2 (ja) | ディーゼルエンジン用燃料組成物 | |
| JPH07109473A (ja) | ディーゼルエンジン用燃料組成物 | |
| EP4200385B1 (en) | Additive to reduce particulate matter in emissions deriving from the combustion of diesel fuel and fuel oil and fuel composition that contains it | |
| JP3570753B2 (ja) | ディーゼルエンジン排気ガス中の有害成分の低減および該低減効果の評価方法 | |
| KR100699086B1 (ko) | 연료첨가제 | |
| WO1999021941A1 (en) | Combustion catalyst and catalyzed fuels with enhanced combustion efficiency and mileage | |
| JPS6286092A (ja) | デイ−ゼル軽油組成物 | |
| JPH09194859A (ja) | ディ−ゼルエンジン用燃料油組成物 | |
| Choe | Exhaust Emission Characteristics by Alteration of MTBE Contents in DI Diesel Engine | |
| JPH09194856A (ja) | ディ−ゼルエンジン用燃料油組成物 | |
| JPH0559376A (ja) | 軽油組成物の製造方法 | |
| JPH03231990A (ja) | ディーゼル軽油組成物 |