JPH0129910B2 - - Google Patents

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JPH0129910B2
JPH0129910B2 JP26063786A JP26063786A JPH0129910B2 JP H0129910 B2 JPH0129910 B2 JP H0129910B2 JP 26063786 A JP26063786 A JP 26063786A JP 26063786 A JP26063786 A JP 26063786A JP H0129910 B2 JPH0129910 B2 JP H0129910B2
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JP
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fibers
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halogenated
compound
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Sadamitsu Murayama
Tadahiko Takada
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は繊維製品の耐摩耗性及び難燃性を向上
せしめる処理方法に関する。繊維製品は、ロー
プ、コード、織編物等の繊維構造物である。 <従来技術> 従来、繊維の耐摩耗性向上手段としては、各種
処理剤による繊維表面被覆や含浸加工が多く用い
られており、かかる処理剤としては、ポリウレタ
ン系、フツ素系、シリコン系等の樹脂が広く用い
られている。 ポリウレタン系樹脂を耐摩耗性向上剤として用
いた最近の技術としては、例えば「ポリウレタ
ン、酸化ポリエチレンおよびエチレン尿素化合物
を主成分とする混合物で繊維を含浸する方法」
(特願昭58−16206号)あるいは「ウレタンポリマ
ーブロツク化物を主成分とする樹脂を繊維ベルト
類に付与し、加熱処理することにより耐摩耗性を
改善する方法」(特開昭60−173174号公報)、さら
に、シラン系カツプリング剤を主成分とする第1
処理剤で処理したのち、ポリウレタン、酸化ポリ
エチレン、およびエチレン尿素化合物を主成分と
する第2処理剤で処理する方法」(特願昭61−
122256号)などがあげられる。 しかしながら最近の市場の於ける用途関連技術
の高度化に伴い、製品に対する要求性能はますま
す拡大する傾向にある。例えば上述の技術で、耐
摩耗性に関し、用途によつては充分対応できる分
野もあるが、最近では、耐摩耗性と共に高度の難
燃性も要求されることが多く、特に電気材料関連
分野に於いてその傾向が顕著である。即ち、アラ
ミド繊維は20〜22グラム/デニール以上の高強度
を有するために最近この繊維を使用した種々のロ
ープ類、コード類が開発されているが、アラミド
繊維は摩耗によりフイブリル化し易くこれが主因
となつて強力劣化を生じ繊維が本来有するすぐれ
た高強度を充分に発現できないという欠点を有し
ている。又は、該繊維は従来の有機系繊維に比べ
て比較的高い難燃性を有しているけれども特定用
途によつてはまだまだ不充分である。特に耐摩耗
性を向上させるための処理剤に用いられる通常の
ポリウレタン、酸化ポリエチレンを含む混合物被
膜は燃焼し易く、従つて該剤を含む混合物で処理
理された繊維構造物の耐摩耗性は向上するが難燃
性はかえつて無処理のものに比較して劣るという
矛盾を生じ繊維が本来有するすぐれた難燃性を充
分に発揮できないという問題を有している。 この問題点を改善するために前述の従来技術に
示されている処理剤を主体にしてその配合剤中に
難燃剤を混合しこの混合剤により処理してアラミ
ド繊維の耐摩耗性、曲げ疲労性を向上せしめると
ともに処理された繊維の難燃性を高めることを
種々検討してきた。たとえば難燃性能を高める剤
として無機系ではオルソ燐酸、硼酸等の無機酸及
び燐酸アンモン、臭化アンモン等のアンモニウム
塩及びアルカリ金属塩などがあり、又、有機系で
はハロゲン化シクロアルカン化合物及び下記一般
式で示されるハロゲン化芳香族化合物 (X、X′は−R、−OR、−OH及び
【式】Rは炭素数1〜6のアルキ ル基またはハロゲン化アルキル基、R′及びR″は
水素またはメチル基、lは1−6の整数 Aは存在しないか、または−O−、−CH2−、−
NH−、
【式】−SO2−から選ばれる基。 m、m′は0または1〜4の整数 n、n′は1−5の整数 及び下記一般式 (Z1、Z2、及びZ3は脂肪族基、芳香族基、ハロゲ
ン化脂肪族基及びハロゲン化芳香族基から選ばれ
る基、Z1、Z2、Z3の少くとも1種はハロゲン含有
基。) で示される燐を含む有機ハロゲン化合物などがあ
り、これらの難燃性組成物と前述の耐摩耗性向上
処理剤との組み合わせを種々検討し、両者の特性
を充分に発現出来得る混合処理剤を開発し本発明
に至つたものである。 <発明の目的> 本発明は前述の如く繊維構造物の耐摩耗性と難
燃性を共に向上せしめるための処理技術を作るべ
く鋭意研究の結果案出されたものである。 <発明の構成> すなわち本発明は (1) 繊維をシラン系カツプリング剤を主成分とす
る第1処理剤で処理した後、ポリウレタン(A)酸
化ポリエチレン(B)、エチレン尿素化合物(C)、下
記の難燃性化合物(D1〜3)のいずれか1種、
又は2種以上を混合した第2処理剤(D)で処理す
ることを特徴とする繊維の処理方法 (a) ハロゲン化シクロアルカン化合物(D1) (b) 下記一般式で示されるハロゲン化芳香族化
合物(D2(X、X′は−R、−OR、−OH及び
【式】Rは炭素数1〜6のア ルキル基またはハロゲン化アルキル基、
R′及びR″は水素またはメチル基、lは1−
6の整数 Aは存在しないか、または−O−、−CH2
−、−NH−、
【式】−SO2−から選ばれ る基。 m、m′は0または1〜4の整数 n、n′は1−5の整数 (c) 下記一般式で示される燐を含む有機ハロゲ
ン化合物(D3(Z1、Z2、及びZ3は脂肪族基、芳香族基、ハ
ロゲン化脂肪族基及びハロゲン化芳香族基か
ら選ばれる基、Z1、Z2、Z3の少くとも1つの
基は、ハロゲン含有基) (2) シラン系カツプリング剤がメルカプト基、グ
リシジル基、エポキシ基からなる群から選ばれ
た1以上の基を有することを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載の繊維の処理方法。 (3) ポリウレタン(A)がポリエステルポリオールと
脂肪族ポリイソシアネートとからなり、酸化ポ
リエチレン(B)の分子量が1000〜7000であり、エ
チレン尿素化合物(C)が下記一般式を満足する特
許請求の範囲第1項または第2項に記載の繊維
の処理方法。 [式中Rは芳香族又は脂肪族の炭化水素残基、
nは0、1又は2である。n=0のとき末端は
水素基である。] (4) A、B、C、Dの重量比がA/(A+B)は
0.4〜0.9、C/(A+B+C)は0.08〜0.7であ
る特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載
の繊維の処理方法。 ここにシラン系カツプリング剤とは、例えば、
ビニルトリクロルシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエト
キシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、N−γ(アミノエ
チル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N
−フエニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリメトキシシランなど
である。好ましくはメルカプト基、グリシジル基
あるいはエポキシ基を含むものである。 またポリウレタンとはポリエステルポリオール
とポリイソシアネートとの反応により得られる高
分子重合体であり、ポリエステルポリオールとは
エチレングリコール、ジエチレングリコール、1
−4ブタンジオール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、グリセリン等の多価アルコー
ルとセバシン酸、アジピン酸、シユウ酸、コハク
酸、フタル酸等の多価脂肪族もしくは芳香族カル
ボン酸との縮合反応で得られるポリエステルポリ
オールなどをあげることができる。ポリイソシア
ネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジ
フエニルメタンジイソシアネート、トリフエニル
メタントリイソシアネート、ナフチレンジイソシ
アネート等の脂肪族又は芳香族のポリイソシアネ
ートなどをあげることが出来るが、耐光性の点か
ら脂肪族ポリイソシアネートが好ましい。酸化ポ
リエチレンはポリエチレンを酸化して低分子量比
したものであり、水酸基および/又はカルボキシ
ル末端基を有するものが好ましく、更に好ましく
は高密度ポリエチレン酸化物であつて分子量が
1000〜7000のものである。 エチレン尿素化合物は次に示す一般式で表わさ
れる。 [式中Rは芳香族又は脂肪族の炭化水素残基、n
は0、1又は2である。n=0のとき末端は水素
基である。] 代表的化合物としてはオクタデシルイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、ジフエニルメ
タンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネ
ヘト、トリフエニルメタントリイソシアネート等
の芳香族又は脂肪族のイソシアネートとエチレン
イミンとの反応生成物があげられる。 さらに難燃性化合物として (a) ハロゲン化シクロアルカン化合物(D1)、即
ち環状飽和炭化水素あるいは少なくとも1個の
環状飽和炭化水素を有する飽和炭化水素化合物
の水素原子の少なくとも1部分がハロゲンによ
り置換された化合物であり、例えば1,2,
3,4,5,6−ヘキサブロモシクロヘキサ
ン、1,2,3,4、または、1,2,4,6
−テトラブロモシクロオクタン、まは1,2,
5,6,9,10−ヘキサブロモシクロドデカン
または1,2−ビス(3,4−ジブロモシクロ
ヘキシル)−1,2−ジブロモエタンやこれら
の臭素を塩素で置き換えたものなどがある。こ
れらの化合物の中でも特にハロゲン原子が臭素
であるものが難燃性能高く、とりわけ、1,
2,5,6,9,10−ヘキサブロモシクロドデ
カンが良好である。 (b) 前記一般式で示されるハロゲン化芳香族化合
物(D2)としてはテトラブロモビスフエノー
ルA等の臭素化ビスフエノールA、2,2ビス
[3,5ジブロモ−4(2−ヒドロキシエトキ
シ)フエニル]プロパン等のブロモ化ビスフエ
ノールAのエチレンオキサイド付加物、又はプ
ロピレンオキサイド付加物、ブロモ化ジフエニ
ル、ブロモ化ジフエニルエーテル、プロモ化ヒ
ドロキシジフエニルスルホン、ブロモ化ジフエ
ニルアミン、ブロモ化ジフエニルメタン等また
はこれらの化合物の芳香環に置換基を有する化
合物等があげられ、とりわけブロモ化ジフエニ
ル、ブロモ化ジフエニルエーテルが良好であ
る。 (c) 前記一般式で示される燐を含む有機ハロゲン
化合物(D3)としてはトリス(クロロエチル)
ホスフエート、トリス(ジクロロロプロピル)
ホスフエート、トリス(2,3−ジブロムプロ
ピル)ホスフエートなどがあげられる。 また、本発明に於ける処理法としてはスプレー
法、コーテイング法、浸漬法など従来公知のいか
なる方法を用いてもよいが、第1処理剤、第2処
理剤のいずれかの処理剤も比較的低粘度の液状物
であるから繊維構造物を処理剤中に浸漬し、必要
に応じてニツプロール等で絞り処理剤のピツクア
ツプ量を調整した後、乾燥、硬化させるのが最も
簡単である。 また第1処理剤は溶液濃度0.2〜0.7重量%程
度、好ましくは0.5〜3.0%の範囲で使用する。溶
液濃度0.2重量%未満では処理剤付着量(固型分)
が不充分のため充分にその効果を発現できない。
又7.0重量%を越えると第2処理剤の付着性を低
める。 第1処理剤で処理したのち約100〜170℃程度の
温度範囲で0.5〜30分間程度熱処理して乾燥させ
る。 繊維に対する第1処理剤の付着量は、固型分で
0.2〜2.0重量%程度とするのが望ましい。 第1処理剤で処理したのち続いて第2処理剤で
繊維を処理する。 第2処理剤を構成するポリウレタン(A)、酸化ポ
リウレタン(B)およびエチレン尿素化合物(C)の重量
比はA/(A+B)は0.4〜0.9、C/(A+B)
は0.04〜0.3であるこが好ましい。A/(A+B)
が0.4未満では、処理剤被膜の表面摩擦抵抗の低
下が充分でなく、かつ被膜と繊維製品との界面接
着性も不充分となる。A/(A+B)が0.9を越
えると被膜の平滑性が不充分となる。又C/(A
+B)が0.04未満では被膜強度が不充分となり
C/(A+B)が0.3を越えると被膜の可撓性が
不足し処理後の繊維製品の曲げ特性が低下する。 さらに、上記剤と難燃剤(D)との重量比はD/
(A+B+C)は0.08〜0.7であることが好ましく
D/(A+B+C)が0.08未満では使用する難燃
剤種にもよるが期待する難燃性を付与することが
一般に困難であり、又、0.7を越えると難燃性は
充分に付与できるが、難燃剤による耐摩耗性の低
下率が大となり、初期の目的である耐摩耗性を充
分に発揮できなくなる。従つて難燃性と耐摩耗性
との両特性を期待どおり付与するには、上記範囲
D/(A+B+C)を0.2〜0.5の範囲とすること
が望ましい。 処理剤の固型分濃度としては3〜28重量%が適
当であり、好ましくは10〜20重量%である。乾燥
温度は100〜240℃、乾燥時間は1〜30分間が好ま
しい。乾燥温度が100℃未満では処理剤の被膜強
度が充分でなく、240℃を超えると被膜の劣化を
生じて初期の目的を達成できない。また望ましく
は第2処理剤で処理したのち100〜180℃程度で約
1〜20分間乾燥し、さらに160〜240℃程度で約
0.5〜10分間硬化熱処理する。 なお処理後の繊維への処理剤付着量は固型分で
1.1〜11重量%が好ましい。1.1重量%未満では繊
維の耐摩耗性、及び難燃性が不充分であり実用的
効果が発現せず、また11重量%を越えると処理後
の繊維は著しく粗硬となり曲げ疲労特性が低下し
繊維本来の有する特性を充分に生かせなくなる。 本発明による処理方法が優れた耐摩耗性、難燃
性を発現する理由は、第1処理剤が非常に低粘度
かつ反応性に富むため繊維または繊維製品の中ま
で短時間でよく浸透し個々の単繊維表面において
均一に接触反応するばかりでなく第2処理剤の架
橋剤としても反応するため結果的に単繊維と第2
処理剤との結合力を高めて第2処理剤の効果を向
上せしめるためと考えられる。加えて第2処理剤
としては耐候性も兼備したポリウレタンに酸化ポ
リエチレンを併用することで柔軟で平滑性を有す
る被膜を形成させ同時にこれらの剤による難燃性
低下を難燃性で防止、かつ向上させるとともに更
にエチレン尿素化合物の併用により架橋反応を生
じさせ被膜の凝集力を向上させて本来、被膜形成
性を低下させ易い難燃剤による悪影響を防止して
いることによる。従つてこの処理剤により繊維に
形成される被膜は摩耗係数が小さくかつ難燃性良
好で繊維との親和性にもすぐれている。さらに本
発明処理剤は冗述の如く摩擦係数を低下させる効
果があるため繊維に付与することにより繊維を構
成している単繊維間の相互摩擦を減少させる効果
も有するので繊維の曲げ疲労性を向上させる効果
も兼備している。 <実施例> 以下実施例により本発明を具体的に示す。なお
耐摩耗性、燃燃性の評価は下記方法に従つて行な
つた。 (1) 耐摩耗性評価方法 評価装置を第1図に示す。第1図において1
は0.6mmφの緊張したピアノ線、2は荷重、3
はコードの形態のサンプルである。 第1図の装置においてコード3の一端4に
0.2g/deの荷重を取り付けたのちコードを往
復運動させコード3がピアノ線1との摩擦によ
り切断するまでの往復回数を記録する。 (2) 難燃性評価方法 JIS、K7201−72酸素指数法に準じて実施し
た。但し試験片は処理剤間による有意差を明確
にするために比較的密度の粗な丸編地を試作し
て評価を行なつた。 編地は丸編5G(針5本/インチ)で編成し
た。 実施例 1〜2 繊維として、1500デニール250フイラメントの
ポリエチレンテレフタレート繊維および1500デニ
ール1000フイラメントのアラミド繊維(テクノー
ラ帝人(株)製)を用いた。 第1処理剤のシラン系カツプリング剤として
は、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ンを用いこの水溶液(固型分濃度3重量%)に前
記繊維を浸漬して含浸処理したのち120℃で2分
間熱風で処理した。繊維に対する固型分付着量は
それぞれ0.7及び0.9重量%であつた。続いてアジ
ピン酸と1−4ブタンジオールとからなるポリエ
ステルジオールとヘキサメチレンジイソシアネー
トとを反応させて得られたポリウレタン(A)の水分
散液(有効成分30重量%)と分子量4500の酸化ポ
リエチレン(B)の水分散液(有効成分25重量%)と
ジフエニルメタンジエチレン尿素(C)の水分散液
(有効成分25重量%)および1,2,5,6,9,
10−ブロモシクロドデカンの水分散液(有効成分
45重量%)を第1表に示した固型分比(重量%)
配合した第2処理液に浸漬した後120℃で2分間
熱処理しさらに180℃で3分間の効果熱処理を施
した。繊維に対する固型分付着量はそれぞれ3.9
重量%、4.8重量%であつた。この処理後のポリ
エステル長繊維糸およびアラミド長繊維糸を用い
て編地を試作し前述の難燃性評価方法により難燃
性を評価した。次にこれら長繊維糸を夫々2本引
き揃え21回/10cmの撚糸でZ撚りに撚糸したのち
得られた撚糸を3本合せて21回/10cmの撚数でS
撚りに合撚し9000デニールの繊維コードを得た。
得られたコードについての耐摩耗性評価結果を第
1表に示した。 実施例 3 アラミド繊維(テクノーラ帝人(株)製)を使用
し第1処理剤としてγ−メルカプトピロピルトリ
メトキシシランの水分散液(固型分濃度2.5重量
%)を用いさらに第2処理剤中の難燃剤としてデ
カブロモジフエニルエーテルの水分散液(有効成
分62重量%)を用いた以外は実施例2と同様に実
施して編物およびコードを得た。得られた編物お
よびコードについて実施例1〜2と同様に評価し
た評価結果を第1表に示した。 実施例 4 アラミド繊維(ケブラーDu pont(株)製)を使
用し第2処理剤中の難燃剤としてトリス(2,3
−ジブロムプロピル)ホスフエートの乳化液(有
効成分45重量%)を用いた以外は実施例2と同様
に実施して編物およびコードを得た。得られた編
物およびコードの評価結果を第1表に示した。 比較例 1〜4 実施例1〜4で用いた第2処理剤中の難燃剤を
取り除き他の成分については第1表に示した固型
分比(重量%)に配合し直したもので浸漬、含浸
処理した以外は実施例1〜4と同様に行つた。得
られた編物、コードの評価結果を第1表に示し
た。 比較例 5、6 実施例3で用いたアラミド繊維(テクノーラ
帝人(株)製)と使用し比較例5は、実施例3の第1
処理剤のみで含浸処理し第2処理剤で処理しなか
つた場合であり比較例6は実施例3の第2処理剤
中の難燃剤を取り除き他の成分については第1表
に示した固型分比(重量%)に配合し中したもの
のみで含浸処理し第1処理剤を使用しなかつた場
合のものである。処理条件は実施例3に示したそ
れぞれの処理条件と同様に実施した。得られた比
較例5、6の編物、コードの評価結果を第1表に
示した。 比較例 7 アラミド繊維(テクノーラ帝人(株)製)を使用
し表面処理を実施せずに編物およびコードを特性
した場合の評価結果を第1表に参示した。 <発明の効果> 本発明の方法により処理した繊維構造物は優れ
た耐摩耗性を難燃性を有していた。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は耐摩耗性評価装置の側面図である。
1:ピアノ線、2:荷重、3:サンプル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繊維をシラン系カツプリング剤を主成分とす
    る第1処理剤で処理した後、ポリウレタン(A)酸化
    ポリエチレン(B)、エチレン尿素化合物(C)、下記の
    難燃性化合物(D1〜3)のいずれか1種、又は2
    種以上を混合した第2処理剤(D)で処理することを
    特徴とする繊維の処理方法。 (a) ハロゲン化シクロアルカン化合物(D1) (b) 下記一般式で示されるハロゲン化芳香族化合
    物(D2(X、X′は−R、−OR、−OH及び
    【式】 Rは炭素数1〜6のアルキル基またはハロゲン
    化アルキル基、R′及びR″は水素またはメチル
    基、 lは1−6の整数 Aは存在しないか、または−O−、−CH2−、
    −NH−、【式】−SO2−から選ばれる基。 m、m′は0または1〜4の整数 n、n′は1−5の整数 (c) 下記一般式で示される燐を含む有機ハロゲン
    化合物(D3(Z1、Z2、及びZ3は脂肪族基、芳香族基、ハロ
    ゲン化脂肪族基及びハロゲン化芳香族基から選
    ばれる基、Z1、Z2、Z3の少くとも1つの基は、
    ハロゲン含有基) 2 シラン系カツプリング剤がメルカプト基、グ
    リシジル基、エポキシ基からなる群から選ばれた
    1以上の基を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の繊維の処理方法。 3 ポリウレタン(A)がポリエステルポリオールと
    脂肪族ポリイソシアネートとからなり、酸化ポリ
    エチレン(B)の分子量が1000〜7000であり、エチレ
    ン尿素化合物(C)が下記一般式を満足する特許請求
    の範囲第1項または第2項に記載の繊維の処理方
    法。 [式中Rは芳香族又は脂肪族の炭化水素残基、n
    は0、1又は2である。n=0のとき末端は水素
    基である。] 4 A、B、C、Dの重量比がA/(A+B)は
    0.4〜0.9、C/(A+B+C)は0.08〜0.7である
    特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の繊
    維の処理方法。
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