JPH01312047A - 高力高導電性銅合金の製造方法 - Google Patents
高力高導電性銅合金の製造方法Info
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- JPH01312047A JPH01312047A JP63145444A JP14544488A JPH01312047A JP H01312047 A JPH01312047 A JP H01312047A JP 63145444 A JP63145444 A JP 63145444A JP 14544488 A JP14544488 A JP 14544488A JP H01312047 A JPH01312047 A JP H01312047A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野1
本発明は、高力高導電性銅合金に係り、特に、グラフア
イ1〜又はSiC製の鋳造用ダイス又はノズルからCr
を含む銅合金を連続的に鋳造する際に該合金の鋳造ロン
ドが前記鋳造用ダイス又はノズルに固着することのなく
、連続的に鋳造することのできる高力高導電性銅合金に
関する。 【従来の技術】 近年、自動車分野においては、AT車(オート・トラン
ス・ミッション車)の普及に伴ってキャブレタから電子
燃料噴射装置への転換が図られ、各種計器類等車載装置
の電子化が、また、通信技術の発達等種々の事情から各
種機器の分野においてもコンピユータ化に伴い各種機器
の小型化が図られている。このような自動車の車載装置
はじめ各種機器の電子化等に伴い、電気、電子配線回路
の数が著しく増加し、電線の占積空間の増加を招いてい
る。しかし、自動車分野においては、自動車の燃費の向
上の点からは、車体は軽量であることが望ましく、自動
車用電線の使用量の増加は、車体の軽量化に逆行するこ
ととなり、車体の軽量化を図る上からも自動車用電線の
軽量化及び占積空間の狭小化の要望が強まっている。ま
た、通信衛星等移動物体に搭載する通信機器等の各種機
器の分野においても、小型化が図られている。 そこで、従来、マイクロコンピュータを含む微小電流回
路に用いられるリードフレーム等の電線においては、機
械的強度を充分確保できる高強度で良好な導電性を有す
る銅合金としてCu、−Cr合金がよく知られている。 このようなCu−Cr合金の鋳造方法は、溶解された銅
合金を鋳型に注入し、冷却、凝固させるというバッチ方
式が採られていた。しかしながら、このようなバッチ方
式にあっては、溶解された銅合金の状態、鋳型の冷却条
件等が全てのバッチで一定にすることは困難であり、C
u−Cr合金としての品質の安定性は極めて乏しく、ま
たこのようなバッチ方式によったのでは、長尺な製品が
得られないという問題があり、そのため連続鋳造方式に
よる優れた品質の鋳造ロンドが望まれていた。 この連続鋳造方式による鋳造ロンドは、種線を溶湯桶に
保持されている溶湯につけて、この種線の誘導によって
連続的に引き出す方法が採られている。すなわち、この
連続鋳造方式による鋳造ロッドの引き出しは、第1に第
1図に示す如く溶湯保持炉1に保持されている溶湯2を
溶湯桶7の下端部に設けられている鋳型(ダイスまたは
ノズル)3から鋳造ロッド6を引き抜き用ピンチロール
5を介して熔融銅を冷却用スプレー4によって冷却しな
がら上方から下方に引き出す方法である。また、第2に
第2図に示す如く溶湯桶に保持されている溶湯10を溶
湯10の湯面に設けられている鋳型(ダイスまたはノズ
ル)11から鋳造ロット13を引き抜き用ピンチロール
14を介して熔融銅を冷却用スプレー12によって冷却
しながら下方から上方に引き出す方法である。さらには
、第3に第3図に示す如く溶湯桶30に保持されている
溶湯31を溶湯桶30の下端部に設けられている鋳型(
ダイスまたはノズル)32から鋳造ロット33を引き抜
き用ピンチロール34を介して熔融銅を冷却用スプレー
35によって冷却しながら水平方向から引き出す方法で
ある。
イ1〜又はSiC製の鋳造用ダイス又はノズルからCr
を含む銅合金を連続的に鋳造する際に該合金の鋳造ロン
ドが前記鋳造用ダイス又はノズルに固着することのなく
、連続的に鋳造することのできる高力高導電性銅合金に
関する。 【従来の技術】 近年、自動車分野においては、AT車(オート・トラン
ス・ミッション車)の普及に伴ってキャブレタから電子
燃料噴射装置への転換が図られ、各種計器類等車載装置
の電子化が、また、通信技術の発達等種々の事情から各
種機器の分野においてもコンピユータ化に伴い各種機器
の小型化が図られている。このような自動車の車載装置
はじめ各種機器の電子化等に伴い、電気、電子配線回路
の数が著しく増加し、電線の占積空間の増加を招いてい
る。しかし、自動車分野においては、自動車の燃費の向
上の点からは、車体は軽量であることが望ましく、自動
車用電線の使用量の増加は、車体の軽量化に逆行するこ
ととなり、車体の軽量化を図る上からも自動車用電線の
軽量化及び占積空間の狭小化の要望が強まっている。ま
た、通信衛星等移動物体に搭載する通信機器等の各種機
器の分野においても、小型化が図られている。 そこで、従来、マイクロコンピュータを含む微小電流回
路に用いられるリードフレーム等の電線においては、機
械的強度を充分確保できる高強度で良好な導電性を有す
る銅合金としてCu、−Cr合金がよく知られている。 このようなCu−Cr合金の鋳造方法は、溶解された銅
合金を鋳型に注入し、冷却、凝固させるというバッチ方
式が採られていた。しかしながら、このようなバッチ方
式にあっては、溶解された銅合金の状態、鋳型の冷却条
件等が全てのバッチで一定にすることは困難であり、C
u−Cr合金としての品質の安定性は極めて乏しく、ま
たこのようなバッチ方式によったのでは、長尺な製品が
得られないという問題があり、そのため連続鋳造方式に
よる優れた品質の鋳造ロンドが望まれていた。 この連続鋳造方式による鋳造ロンドは、種線を溶湯桶に
保持されている溶湯につけて、この種線の誘導によって
連続的に引き出す方法が採られている。すなわち、この
連続鋳造方式による鋳造ロッドの引き出しは、第1に第
1図に示す如く溶湯保持炉1に保持されている溶湯2を
溶湯桶7の下端部に設けられている鋳型(ダイスまたは
ノズル)3から鋳造ロッド6を引き抜き用ピンチロール
5を介して熔融銅を冷却用スプレー4によって冷却しな
がら上方から下方に引き出す方法である。また、第2に
第2図に示す如く溶湯桶に保持されている溶湯10を溶
湯10の湯面に設けられている鋳型(ダイスまたはノズ
ル)11から鋳造ロット13を引き抜き用ピンチロール
14を介して熔融銅を冷却用スプレー12によって冷却
しながら下方から上方に引き出す方法である。さらには
、第3に第3図に示す如く溶湯桶30に保持されている
溶湯31を溶湯桶30の下端部に設けられている鋳型(
ダイスまたはノズル)32から鋳造ロット33を引き抜
き用ピンチロール34を介して熔融銅を冷却用スプレー
35によって冷却しながら水平方向から引き出す方法で
ある。
【発明が解決しようとする課題]
これら連続鋳造方式にあっては、いずれも鋳型すなわち
鋳造用ダイス又はノズルにグラファイト(黒鉛)または
5iC(炭化ケイ素)が使用されている。このグラファ
イトまたはSiCは、溶湯がCrを含む銅合金の場合、
CrとグラファイトまたはSiCとの濡れ性(液体と固
体との付着力の強弱)が非常によい。このため、従来の
鋳型を用いて連続鋳造を行なうと、Crの凝固面が鋳型
(グラファイトまたはSiC製の鋳造用ダイスまたはノ
ズル)との接触面で鋳型に凝結固着し、鋳造ロンドを引
き出すことができず、連続鋳造することができないとい
う問題点を有している。このCrを含む鋳造ロンドが鋳
型と固着を引き起こしているのに強力に鋳造すると鋳型
を破損することになり、出湯により甚大な損害を与える
結果となるという問題点を有している。 本発明は、グラファイト又はSiC製の鋳造用ダイス又
はノズルからCrを含む銅合金を連続的に鋳造する際に
該合金の鋳造ロットが前記鋳造用ダイス又はノズルに固
着することのなく、連続的に鋳造することのできる高力
高導電性銅合金を提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 本発明者らは、クロム(cr)凰と、鋳型(鋳造用ダイ
ス又はノズル)を構成するグラファイトまたはSiCと
の濡れ性を種々検討した結果、少量のCrを含む銅合金
の場合にはグラファイトまたはSiCとの濡れ性が大幅
に改善されることを見出し本発明をなすに至った。 上記目的を達成するために、本発明の高力高導電性銅合
金においては、Crを0.2〜0.4重量%、Sn0.
1〜0.3重量%、Pを0.02〜0.1重量%を含有
し、残部が基本的にCuによって構成したものである。 また、上記目的を達成するために、本発明の高力高導電
性銅合金においては、Crを0.2〜0゜4重量%、S
nO,1,−0,3重量%、Pを0゜02〜0.1重量
%、Zrを0.1〜0.3重量%を含有し、残部が基本
的にCuによって構成したものである。 さらに、上記目的を達成するために、本発明の高力高導
電性銅合金においては、Crを0.2〜0.4重量%、
Sn0.1〜0.3重量%、Pを0.02〜0.1重量
%、Mgを0.05−0゜2重量%を含有し、残部が基
本的にCuによって構成したものである。 また、上記目的を達成するために、本発明の高力高導電
性銅合金においては、Crを0.2〜0゜4重量%、S
n0.1〜0.3重量%、Pを0゜02〜0.1重量%
、Zrを0.1〜0.3重量%、Mgを0.05〜0.
2重量%を含有し、残部が基本的にCuによって構成し
たものである。 本発明において、クロム(Cr)の添加は銅マトリック
スに微細粒子で析出し機械的強度を高める作用を有して
いる。そして、Crを0.2〜0゜4重量%とじたのは
、Crの含有量が0.2重量%未満では、充分な機械的
強度が得られず、また、Crの含有量が0.4重量%を
超えると熔融鋼(Cu−Cr合金)と鋳型(グラファイ
トまたは5iC)との濡れ性が著しく高くなり、熔融鋼
が鋳型に固着するため連続鋳造が不可能となるからであ
る。このCr含有量は、従来のCu−Cr合金における
Cr量より添加量が少ない。このため本発明におけるC
u−Cr合金は従来より高導電性が得られる。しかし、
Cr含有量が従来のCu−Cr合金におけるCr含有量
より少ないため従来より強度が低くなっている。 そこで本発明では、Sn (tJl) 0.1〜0.3
重量%を添加している。すなわち、Snの添加は、機械
的強度を高める作用を有している。そして、Snを0.
1〜0.3重量%としたのは、0.1重量%未満では、
機械的強度の向上に効果がなく、0.3重量%を超える
と導電性が低下するためである。なお、機械的強度を高
める添加物としては、Sn以外には、In(インジウム
)、sb(アンチモン)等がある。しかし、本発明にお
いては、鋳型を構成するグラファイトまたはSiCに固
着することなく添加量と強度向上との関係で、添加量の
割には機械的強度の向上が大きく、最も効果的なものと
して、Snを用いた。 さらに本発明においては、熔融鋼(Cu−Cr合金)に
含まれている酸素(0)を除去しCr酸化物の形成を抑
制するため、脱酸素効果のあるPCリン)を0.02〜
0.1重量%添加している。 また、Zr(ジルコニウム)およびMg(マグネシウム
)を添加した場合には、P(リン)は、熔融鋼(Cu−
Cr合金)に含まれる酸素を除去しCr酸化物の形成を
抑制することは勿論のこと、ZrおよびMgが酸化する
ことによって消失することを防止する効果を有している
。本発明において、このPの含有量を0.02〜0.1
重量%とじたのは、0.02重量%未満では、脱酸効果
が少なく、また、0.1重量%を超えると残留Pによっ
て導電性が低下するためである。 また、本発明において、Zr(ジルコニウム)の含有は
、Cu−Zrの微細な析出物が転位線上に析出すること
から耐熱性の向上を図る作用を有 ゛している。そし
て、Zr含有量を0.1〜0.3重量%とじたのは、Z
rの含有量が0.1重量%未満では、充分な耐熱性が得
られず、Zrの含有量が0.3重量%を超えて多いと他
の性能(延性、導電性)を損ない、耐熱性の向上に飽和
が見られ、含有量の増加の割には耐熱性の向上が少ない
からである。 さらにまた、本発明において、Mg(マグネシウム)の
含有は、クロム銅(Cu−Cr)における粒界空洞を少
なくすることにより疲れ性質を改善する作用を有してい
る。そして、このMgの含有量を0.05〜0.2重量
%とじたのは、Mgの含有量が0.05重量%未満では
、充分な耐疲労性の効果が得られず、Mgの含有量が0
.2重量%を超えて多いと導電率の低下をきたすためで
ある。 このようにして本発明における高力高導電性銅合金は、
Cry、2〜0.4重量%を含むCu−Cr合金、Cu
−Cr −M g合金、Cu−Cr−Zr合金、Cu−
Cr −Z r −M g合金のそれぞれにS、no、
1〜0.3重量%、Pを0.02〜0.1重量%をそれ
ぞれ添加して構成したものである。 このようにすることにより、高導電性、高強度として、
また、細線の電子機器用電線及びリードフレーム等に適
した、導電率80%I SC8以上、引っ張り強さ55
kg/−以上、伸び率9%という優れた性能の高力高導
電性銅合金導体を得ることができる。 【作用】 上記のように構成された高力高導電性銅合金によって製
造した導体を用いると、硬銅を超えた引張強さを有し、
導電率は、硬銅よりはやや低下するも80%lAC3以
上を得ることができる。 また、上記のように構成された高力高導電性銅合金によ
って製造した導体を用いると、伸びは、軟鋼より小さく
なるが、硬銅に比して9倍の伸びを有している。 そして、上記した理由から本発明のように構成された高
力高導電性銅合金によって製造した導体を電子機器内配
線用電線等として用いた場合に、電子機器内配線用電線
の導体に適した特性を得ることができる。 [実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。 本発明の実施例として、電気炉にて、不活性ガス(例え
ば、アルゴンガス)雰囲気中、木炭被覆下で電気銅地金
を溶解し、これにCu−Cr、Cu−Zrを母合金の形
態で、さらにMg、及びSn、Cu−P母合金を添加し
、第1表に示す如き組成にした後、均一な溶湯を得、こ
れを、連続鋳造により、長尺鋳造ロットを得た。これを
冷間圧延、伸線した後、不活性ガス雰囲気中で溶体化処
理を行ない、伸線し1.Ownφとし、さらに不活性ガ
ス雰囲気での時効処理を行ない、引張強さ、伸び、導電
率を測定した。比較例も同様である。 第1表の実施例と比較例との比較から明らかな如く、本
発明によると、添加元素のCrの銅71へリックスに微
細粒子で析出する作用により機械的強度を高めることが
できる。Zrを含有させることによってCu−Zrの微
細な析出物の転位線上への析出により、耐熱性の向上を
図ることができる。また、Mgを含有させることによっ
て、クロム銅(Cu−Cr)における粒界空洞を少なく
することができ、疲れ性質を改善することができる。 また、Snを添加することによって、機械的衝撃に対す
る強度を高め、さらに、P(リン)を添加することによ
って、熔融銅(Cu−Cr合金)に含まれる酸素を除去
しCr酸化物の形成を抑制すると共に、ZrおよびMg
が酸化することによって消失することを防止することが
できる。 このことから、本実施例の如き高力高導電性銅合金によ
って導体を製造すると、引張強さは55kg/−と硬銅
を超えた引張強さを有し、導電率は80%lAC3と硬
銅よりはやや低下するも高力高導電性銅合金によって製
造した導体を電子機器内配線用電線の導体に用いた場合
に適した特性である80%lAC3以上を得ることがで
き、しかも、伸びが9.0%と軟鋼(27,4%)より
小さくなるが、硬銅(1,0%)に比して9倍の伸びを
有している。 また、本実施例は、引張強さ55 kg / nJ、伸
び率9%、導電率80%lAC3で、電子機器内配線用
電線の導体、リードフレーム等に用いた場合に優れた特
性を有しており、連続鋳造性についても良好な結果が出
ている。これに対し、比較例1.2.3.4も本実施例
同様に、連続鋳造性については、良好な結果が出ている
。しかしながら、比較例1は、引張強さ29 kg /
−1伸び率12%、導電率98%lAC3と、また、
比較例2は、引張強さ36kg/m#、伸び率6%、導
電率93%■AC8と、また、比較例3は、引張強さ4
8kg/−1伸び率5%、導電率89%lAC3と、ま
た、比較例4は、引張強さ54kg/nJ、伸び率6%
、導電率84%lAC3といず九も電子機器内配線用電
線の導体、リードフレーム等に用いた場合に適した特性
を有していない。さらに、比較例5は、引張強さ52k
g/nw#、伸び率8%、導電率85%lAC3で、し
かも連続鋳造性については良好な結果を得られない。ま
た、比較例6は、引張強さ52kg/++J、伸び率6
%、導電率77%lAC3で、しかも連続鋳造性につい
ては全くできないという結果となっている。 以上のことから、本発明のように構成された高力高導電
性銅合金によって製造した導体を電子機器内配線用電線
等として用いた場合に、電子機器内配線用電線の導体に
適した特性を得ることができる。 [発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。 Crを0.2〜0.4重量%、Sn0.1〜0゜3重量
%、Pを0.02〜0.1重量%を含有し、残部を基本
的にCuによって構成したものであるから、グラフアイ
1〜又はSiC製の鋳造用ダイス又はノズルからCrを
含む銅合金を連続的に鋳造=15− する際に該合金の鋳造ロットが前記鋳造用ダイス又はノ
ズルに固着することのなく、連続的に鋳造することがで
きる。 また、Crを0.2〜0.4重量%、S n C)。 1〜0.3重量%、Pを0.02〜0.1重量%。 Zrを0.1〜0.3重量%を含有し、残部を基本的に
Cuによって構成したものであるから、グラファイト又
はSiC製の鋳造用ダイス又はノズルからCrを含む銅
合金を連続的に鋳造する際に該合金の鋳造ロットが前記
鋳造用ダイス又はノズルに固着することのなく、連続的
に鋳造することができる。 さらに、Crを0.2〜0.4重量%、Sn0゜1〜0
.3重量%、Pを0.02〜0.1重量%、Mgを0.
05〜0.2重量%を含有し、残部を基本的にCuによ
って構成したものであるから、グラファイト又はSiC
製の鋳造用ダイス又はノズルからCrを含む銅合金を連
続的に鋳造する際に該合金の鋳造ロットが前記鋳造用ダ
イス又はノズルに固着することのなく、連続的に鋳造す
ることができる。 また、Crを0.2〜0.4重量%、Sn0゜1〜0.
3重量%、Pを0.02〜0.1重量%、Zrを0.1
〜0.3重量%、Mgを0.05〜0.2重量%を含有
し、残部を基本的にCuによって構成したものであるか
ら、グラファイト又はSiC製の鋳造用ダイス又はノズ
ルからCrを含む銅合金を連続的に鋳造する際に該合金
の鋳造ロットが前記鋳造用ダイス又はノズルレこ固着す
ることのなく、連続的に鋳造することができる。 したがって、本発明に係る高力高導電性銅合金を用いて
製造した導体を電子機器内配線用電線等として用いた場
合に、電子機器内配線用電線の導体に適した特性を得る
ことができる。
鋳造用ダイス又はノズルにグラファイト(黒鉛)または
5iC(炭化ケイ素)が使用されている。このグラファ
イトまたはSiCは、溶湯がCrを含む銅合金の場合、
CrとグラファイトまたはSiCとの濡れ性(液体と固
体との付着力の強弱)が非常によい。このため、従来の
鋳型を用いて連続鋳造を行なうと、Crの凝固面が鋳型
(グラファイトまたはSiC製の鋳造用ダイスまたはノ
ズル)との接触面で鋳型に凝結固着し、鋳造ロンドを引
き出すことができず、連続鋳造することができないとい
う問題点を有している。このCrを含む鋳造ロンドが鋳
型と固着を引き起こしているのに強力に鋳造すると鋳型
を破損することになり、出湯により甚大な損害を与える
結果となるという問題点を有している。 本発明は、グラファイト又はSiC製の鋳造用ダイス又
はノズルからCrを含む銅合金を連続的に鋳造する際に
該合金の鋳造ロットが前記鋳造用ダイス又はノズルに固
着することのなく、連続的に鋳造することのできる高力
高導電性銅合金を提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 本発明者らは、クロム(cr)凰と、鋳型(鋳造用ダイ
ス又はノズル)を構成するグラファイトまたはSiCと
の濡れ性を種々検討した結果、少量のCrを含む銅合金
の場合にはグラファイトまたはSiCとの濡れ性が大幅
に改善されることを見出し本発明をなすに至った。 上記目的を達成するために、本発明の高力高導電性銅合
金においては、Crを0.2〜0.4重量%、Sn0.
1〜0.3重量%、Pを0.02〜0.1重量%を含有
し、残部が基本的にCuによって構成したものである。 また、上記目的を達成するために、本発明の高力高導電
性銅合金においては、Crを0.2〜0゜4重量%、S
nO,1,−0,3重量%、Pを0゜02〜0.1重量
%、Zrを0.1〜0.3重量%を含有し、残部が基本
的にCuによって構成したものである。 さらに、上記目的を達成するために、本発明の高力高導
電性銅合金においては、Crを0.2〜0.4重量%、
Sn0.1〜0.3重量%、Pを0.02〜0.1重量
%、Mgを0.05−0゜2重量%を含有し、残部が基
本的にCuによって構成したものである。 また、上記目的を達成するために、本発明の高力高導電
性銅合金においては、Crを0.2〜0゜4重量%、S
n0.1〜0.3重量%、Pを0゜02〜0.1重量%
、Zrを0.1〜0.3重量%、Mgを0.05〜0.
2重量%を含有し、残部が基本的にCuによって構成し
たものである。 本発明において、クロム(Cr)の添加は銅マトリック
スに微細粒子で析出し機械的強度を高める作用を有して
いる。そして、Crを0.2〜0゜4重量%とじたのは
、Crの含有量が0.2重量%未満では、充分な機械的
強度が得られず、また、Crの含有量が0.4重量%を
超えると熔融鋼(Cu−Cr合金)と鋳型(グラファイ
トまたは5iC)との濡れ性が著しく高くなり、熔融鋼
が鋳型に固着するため連続鋳造が不可能となるからであ
る。このCr含有量は、従来のCu−Cr合金における
Cr量より添加量が少ない。このため本発明におけるC
u−Cr合金は従来より高導電性が得られる。しかし、
Cr含有量が従来のCu−Cr合金におけるCr含有量
より少ないため従来より強度が低くなっている。 そこで本発明では、Sn (tJl) 0.1〜0.3
重量%を添加している。すなわち、Snの添加は、機械
的強度を高める作用を有している。そして、Snを0.
1〜0.3重量%としたのは、0.1重量%未満では、
機械的強度の向上に効果がなく、0.3重量%を超える
と導電性が低下するためである。なお、機械的強度を高
める添加物としては、Sn以外には、In(インジウム
)、sb(アンチモン)等がある。しかし、本発明にお
いては、鋳型を構成するグラファイトまたはSiCに固
着することなく添加量と強度向上との関係で、添加量の
割には機械的強度の向上が大きく、最も効果的なものと
して、Snを用いた。 さらに本発明においては、熔融鋼(Cu−Cr合金)に
含まれている酸素(0)を除去しCr酸化物の形成を抑
制するため、脱酸素効果のあるPCリン)を0.02〜
0.1重量%添加している。 また、Zr(ジルコニウム)およびMg(マグネシウム
)を添加した場合には、P(リン)は、熔融鋼(Cu−
Cr合金)に含まれる酸素を除去しCr酸化物の形成を
抑制することは勿論のこと、ZrおよびMgが酸化する
ことによって消失することを防止する効果を有している
。本発明において、このPの含有量を0.02〜0.1
重量%とじたのは、0.02重量%未満では、脱酸効果
が少なく、また、0.1重量%を超えると残留Pによっ
て導電性が低下するためである。 また、本発明において、Zr(ジルコニウム)の含有は
、Cu−Zrの微細な析出物が転位線上に析出すること
から耐熱性の向上を図る作用を有 ゛している。そし
て、Zr含有量を0.1〜0.3重量%とじたのは、Z
rの含有量が0.1重量%未満では、充分な耐熱性が得
られず、Zrの含有量が0.3重量%を超えて多いと他
の性能(延性、導電性)を損ない、耐熱性の向上に飽和
が見られ、含有量の増加の割には耐熱性の向上が少ない
からである。 さらにまた、本発明において、Mg(マグネシウム)の
含有は、クロム銅(Cu−Cr)における粒界空洞を少
なくすることにより疲れ性質を改善する作用を有してい
る。そして、このMgの含有量を0.05〜0.2重量
%とじたのは、Mgの含有量が0.05重量%未満では
、充分な耐疲労性の効果が得られず、Mgの含有量が0
.2重量%を超えて多いと導電率の低下をきたすためで
ある。 このようにして本発明における高力高導電性銅合金は、
Cry、2〜0.4重量%を含むCu−Cr合金、Cu
−Cr −M g合金、Cu−Cr−Zr合金、Cu−
Cr −Z r −M g合金のそれぞれにS、no、
1〜0.3重量%、Pを0.02〜0.1重量%をそれ
ぞれ添加して構成したものである。 このようにすることにより、高導電性、高強度として、
また、細線の電子機器用電線及びリードフレーム等に適
した、導電率80%I SC8以上、引っ張り強さ55
kg/−以上、伸び率9%という優れた性能の高力高導
電性銅合金導体を得ることができる。 【作用】 上記のように構成された高力高導電性銅合金によって製
造した導体を用いると、硬銅を超えた引張強さを有し、
導電率は、硬銅よりはやや低下するも80%lAC3以
上を得ることができる。 また、上記のように構成された高力高導電性銅合金によ
って製造した導体を用いると、伸びは、軟鋼より小さく
なるが、硬銅に比して9倍の伸びを有している。 そして、上記した理由から本発明のように構成された高
力高導電性銅合金によって製造した導体を電子機器内配
線用電線等として用いた場合に、電子機器内配線用電線
の導体に適した特性を得ることができる。 [実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。 本発明の実施例として、電気炉にて、不活性ガス(例え
ば、アルゴンガス)雰囲気中、木炭被覆下で電気銅地金
を溶解し、これにCu−Cr、Cu−Zrを母合金の形
態で、さらにMg、及びSn、Cu−P母合金を添加し
、第1表に示す如き組成にした後、均一な溶湯を得、こ
れを、連続鋳造により、長尺鋳造ロットを得た。これを
冷間圧延、伸線した後、不活性ガス雰囲気中で溶体化処
理を行ない、伸線し1.Ownφとし、さらに不活性ガ
ス雰囲気での時効処理を行ない、引張強さ、伸び、導電
率を測定した。比較例も同様である。 第1表の実施例と比較例との比較から明らかな如く、本
発明によると、添加元素のCrの銅71へリックスに微
細粒子で析出する作用により機械的強度を高めることが
できる。Zrを含有させることによってCu−Zrの微
細な析出物の転位線上への析出により、耐熱性の向上を
図ることができる。また、Mgを含有させることによっ
て、クロム銅(Cu−Cr)における粒界空洞を少なく
することができ、疲れ性質を改善することができる。 また、Snを添加することによって、機械的衝撃に対す
る強度を高め、さらに、P(リン)を添加することによ
って、熔融銅(Cu−Cr合金)に含まれる酸素を除去
しCr酸化物の形成を抑制すると共に、ZrおよびMg
が酸化することによって消失することを防止することが
できる。 このことから、本実施例の如き高力高導電性銅合金によ
って導体を製造すると、引張強さは55kg/−と硬銅
を超えた引張強さを有し、導電率は80%lAC3と硬
銅よりはやや低下するも高力高導電性銅合金によって製
造した導体を電子機器内配線用電線の導体に用いた場合
に適した特性である80%lAC3以上を得ることがで
き、しかも、伸びが9.0%と軟鋼(27,4%)より
小さくなるが、硬銅(1,0%)に比して9倍の伸びを
有している。 また、本実施例は、引張強さ55 kg / nJ、伸
び率9%、導電率80%lAC3で、電子機器内配線用
電線の導体、リードフレーム等に用いた場合に優れた特
性を有しており、連続鋳造性についても良好な結果が出
ている。これに対し、比較例1.2.3.4も本実施例
同様に、連続鋳造性については、良好な結果が出ている
。しかしながら、比較例1は、引張強さ29 kg /
−1伸び率12%、導電率98%lAC3と、また、
比較例2は、引張強さ36kg/m#、伸び率6%、導
電率93%■AC8と、また、比較例3は、引張強さ4
8kg/−1伸び率5%、導電率89%lAC3と、ま
た、比較例4は、引張強さ54kg/nJ、伸び率6%
、導電率84%lAC3といず九も電子機器内配線用電
線の導体、リードフレーム等に用いた場合に適した特性
を有していない。さらに、比較例5は、引張強さ52k
g/nw#、伸び率8%、導電率85%lAC3で、し
かも連続鋳造性については良好な結果を得られない。ま
た、比較例6は、引張強さ52kg/++J、伸び率6
%、導電率77%lAC3で、しかも連続鋳造性につい
ては全くできないという結果となっている。 以上のことから、本発明のように構成された高力高導電
性銅合金によって製造した導体を電子機器内配線用電線
等として用いた場合に、電子機器内配線用電線の導体に
適した特性を得ることができる。 [発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。 Crを0.2〜0.4重量%、Sn0.1〜0゜3重量
%、Pを0.02〜0.1重量%を含有し、残部を基本
的にCuによって構成したものであるから、グラフアイ
1〜又はSiC製の鋳造用ダイス又はノズルからCrを
含む銅合金を連続的に鋳造=15− する際に該合金の鋳造ロットが前記鋳造用ダイス又はノ
ズルに固着することのなく、連続的に鋳造することがで
きる。 また、Crを0.2〜0.4重量%、S n C)。 1〜0.3重量%、Pを0.02〜0.1重量%。 Zrを0.1〜0.3重量%を含有し、残部を基本的に
Cuによって構成したものであるから、グラファイト又
はSiC製の鋳造用ダイス又はノズルからCrを含む銅
合金を連続的に鋳造する際に該合金の鋳造ロットが前記
鋳造用ダイス又はノズルに固着することのなく、連続的
に鋳造することができる。 さらに、Crを0.2〜0.4重量%、Sn0゜1〜0
.3重量%、Pを0.02〜0.1重量%、Mgを0.
05〜0.2重量%を含有し、残部を基本的にCuによ
って構成したものであるから、グラファイト又はSiC
製の鋳造用ダイス又はノズルからCrを含む銅合金を連
続的に鋳造する際に該合金の鋳造ロットが前記鋳造用ダ
イス又はノズルに固着することのなく、連続的に鋳造す
ることができる。 また、Crを0.2〜0.4重量%、Sn0゜1〜0.
3重量%、Pを0.02〜0.1重量%、Zrを0.1
〜0.3重量%、Mgを0.05〜0.2重量%を含有
し、残部を基本的にCuによって構成したものであるか
ら、グラファイト又はSiC製の鋳造用ダイス又はノズ
ルからCrを含む銅合金を連続的に鋳造する際に該合金
の鋳造ロットが前記鋳造用ダイス又はノズルレこ固着す
ることのなく、連続的に鋳造することができる。 したがって、本発明に係る高力高導電性銅合金を用いて
製造した導体を電子機器内配線用電線等として用いた場
合に、電子機器内配線用電線の導体に適した特性を得る
ことができる。
第1図は連続鋳造方式における鋳造ロッドの上方から下
方への連続的な引き出し方法を示す図、第2図は連続鋳
造方式における鋳造ロッドの下方から上方への連続的な
引き出し方法を示す図、第3図は連続鋳造方式における
鋳造ロットの水平方向への連続的な引き出し方法を示す
図である。
方への連続的な引き出し方法を示す図、第2図は連続鋳
造方式における鋳造ロッドの下方から上方への連続的な
引き出し方法を示す図、第3図は連続鋳造方式における
鋳造ロットの水平方向への連続的な引き出し方法を示す
図である。
Claims (4)
- (1)Crを0.2〜0.4重量%、Sn0.1〜0.
3重量%、Pを0.02〜0.1重量%を含有し、残部
が基本的にCuからなる連続鋳造性にすぐれた高力高導
電性銅合金。 - (2)Crを0.2〜0.4重量%、Sn0.1〜0.
3重量%、Pを0.02〜0.1重量%、Zrを0.1
〜0.3重量%を含有し、残部が基本的にCuからなる
連続鋳造性にすぐれた高力高導電性銅合金。 - (3)Crを0.2〜0.4重量%、Sn0.1〜0.
3重量%、Pを0.02〜0.1重量%、Mgを0.0
5〜0.2重量%を含有し、残部が基本的にCuからな
る連続鋳造性にすぐれた高力高導電性銅合金。 - (4)Crを0.2〜0.4重量%、Sn0.1〜0.
3重量%、Pを0.02〜0.1重量%、Zrを0.1
〜0.3重量%、Mgを0.05〜0.2重量%を含有
し、残部が基本的にCuからなる連続鋳造性にすぐれた
高力高導電性銅合金。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63145444A JPH01312047A (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
| JP4212532A JPH0625777A (ja) | 1988-06-13 | 1992-08-10 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63145444A JPH01312047A (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
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|---|---|---|---|
| JP4212532A Division JPH0625777A (ja) | 1988-06-13 | 1992-08-10 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01312047A true JPH01312047A (ja) | 1989-12-15 |
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Family
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Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63145444A Granted JPH01312047A (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
| JP4212532A Pending JPH0625777A (ja) | 1988-06-13 | 1992-08-10 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4212532A Pending JPH0625777A (ja) | 1988-06-13 | 1992-08-10 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPH01312047A (ja) |
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| JP5675404B2 (ja) * | 2011-02-08 | 2015-02-25 | Dowaメタルテック株式会社 | 銅合金板材およびその製造方法 |
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-
1988
- 1988-06-13 JP JP63145444A patent/JPH01312047A/ja active Granted
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4212532A patent/JPH0625777A/ja active Pending
Patent Citations (9)
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| Publication number | Publication date |
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| JPH0527697B2 (ja) | 1993-04-22 |
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