JPH01317178A - アルミナ質粒子結合型多孔体及びその製造方法 - Google Patents

アルミナ質粒子結合型多孔体及びその製造方法

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JPH01317178A
JPH01317178A JP63330304A JP33030488A JPH01317178A JP H01317178 A JPH01317178 A JP H01317178A JP 63330304 A JP63330304 A JP 63330304A JP 33030488 A JP33030488 A JP 33030488A JP H01317178 A JPH01317178 A JP H01317178A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、フィルター材又は微生物、酵素等の固定化
担体として利用し得るアルミナ質多孔体及びその製造方
法に関するものである。 (従来技術及びその課題) 従来、セラミック多孔体をフィルターとして使用する場
合、そのセラミック多孔体には、透過抵抗を小さくする
ためにでき得る限り高い空隙率と細孔径の均一さが要求
される。 このようなセラミック多孔体を製造するために、従来に
おいては主として骨材(アルミナ、チタニア、炭化珪素
、磁器質シャモット等)の粒子径2粒子径分布を調整し
、少量のガラス質フラックスと粘土等の結合材を混合し
、これを焼成して製作している。 焼成時には前記ガラス質フラックスが骨材を良好に結合
することができるが、骨材の粒子径が小さい場合とか骨
材の耐火度が低い場合には、骨材自身の粒子焼結が焼成
時に生じ易いのでガラス質フラックスは不要であり、或
いは極少量で骨材の結合が可能となる。 しかしアルミナのように耐火度が高いものは、骨材の粒
子径が大きくなると骨材自身による結合は困難となる。 従って、前述のようにガラス質フラックスを用゛いて骨
材を結合させるか、又は骨材自身が粒子結合されるまで
焼成温度(2000℃以上)を上げることとなる。 その結果、得られる多孔体の気孔率がフラックス等によ
り減少するか、或いは焼成温度が高いため製造コストが
高くなってしまうという問題点があった。 (課題を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって
、空隙率(気孔率)が高く、強度が大であり、かつ焼成
温度が低く安価に製造し得るアルミナ質多孔体及びその
製造方法を提供せんことを目的とじその要旨は、骨材の
アルミナ粗粒子にSin、を添加して焼成し、焼成時に
前記アルミナ粗粒子と前記sio謙反応させてアルミナ
粗粒子の表面にA 1.0s−8i Ox系化合物ムラ
イトを生成許せ、該ムライトを介して前記アルミナ粗粒
子を結合し、アルミナ粗粒子間に細孔を形成してなるア
ルミナ質多孔体であり、 又、その製造方法は、骨材のアルミナ粗粒子にSin、
を添加し、1700℃以下の焼成温度で焼成することを
特徴とするアルミナ質多孔体の製造方法である。 又、具体的には、骨材のアルミナ粗粒子に超微粒珪酸(
コロイダルシリカ)を添加して焼成し、焼成時に前記ア
ルミナ粗粒子と前記超微粒珪酸を反応させてアルミナ粗
粒子の表面にAl2O5−SiO2系化合物ムライトを
生成させ、該ムライトを介して前記アルミナ粗粒子を結
合し、アルミナ粗粒子間に細孔を形成してなるアルミナ
質多孔体であり、その製造方法は、骨材のアルミナ粗粒
子にSiO2成分20重置部以下の超微粒珪酸(コロイ
ダルシリカ)を添加し、170000以下の焼成温度で
焼成することである。 さらに別の具体例では、骨材のアルミナ粗粒子に珪石を
添加して焼成し、焼成時に前記アルミナ粗粒子と前記珪
石を反応させてアルミナ粗粒子の表面にA It’s−
8iO,系化合物ムライトを生成させ、該ムライトを介
して前記アルミナ粗粒子を結合し、アルミナ粗粒子間に
細孔を形成してなるアルミナ質多孔体であり、その製造
方法は、骨材のアルミナ粗粒子に平均粒径5ミクロン以
下の珪石を添加し、1700℃以下の焼成温度で焼成す
ることである。 (作用) 骨材としてのアルミナ粗粒子に超微粒珪酸を添加してこ
れを焼成すると、焼成時にアルミナ粗粒子と超微粒珪酸
が反応してアルミナ粗粒子の表面にムライトが生成され
、このムライトを介してアルミナ粗粒子が互いに強固に
結合する。そのため、骨材のアルミナ粗粒子を比較的低
温で良好に結合させて、アルミナ粗粒子間に細孔を均一
化させて形成することができ、従来のようにアルミナ粗
粒子を結合させるために高温で焼成する必要がなく、又
、多量のフラックスを必要とせず、アルミナ粗粒子の粒
径が大である場合にも良好な結合強度を得ることができ
、強度が大で、かつ空隙率が高く、細孔の均一化したア
ルミナ質多孔体を得ることができる。 尚、微粒子珪酸(コロイダルシリカ)の添加量はSin
g成分で20重量%以下であれば良く、又、焼成温度は
1700℃以下で良好に焼成結合させることができ、骨
材のアルミナ粗粒子は平均粒子径3μm以上から85μ
m程度のものを使用することができ、焼成体内の平均細
孔直径を2μm以上で気孔率が40%以上のものを容易
に造形することができる。 又、骨材としてのアルミナ粗粒子に珪石を添加してこれ
を焼成すると、焼成時にアルミナ粗粒子と珪石が反応し
てアルミナ粗粒子の表面にムライトが生成され、このム
ライトを介してアルミナ粗粒子が互いに強固に結合する
。そのため、骨材のアルミナ粗粒子を比較的低温で良好
に結合許せて、アルミナ粗粒子間に細孔を均一化させて
形成することができ、アルミナ粗粒子の粒径が大である
場合にも良好な結合強度が得られ、強度が犬で、かつ空
隙率が高く、細孔の均一化したアルミナ質多孔体を得る
ことができる。 尚、珪石は平均粒径5ミクロン以下のものが好ましく、
焼成温度は1700℃以下で良好に焼成結合させること
ができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 先ず、各種の粒子径のアルミナを試験した結果、粒子径
が約6μm以上になると1700℃以上でなければ十分
な粒子結合が得られないという結果を得た。 特に粒子径が約10μm以上では焼成温度1600℃で
はアルミナ粒子の焼成結合が行なわれず、その焼成体の
曲げ強度は約200 kgf/ am ”以下であり、
強度的に弱い焼成体となった。 そこで、アルミナ粗粒子を十分な強度にて結合させ、空
隙率を低下させずかつ細孔径を均一にして、しかも焼成
温度を1700℃以下で結合する方法を検討した結果、
アルミナ粗粒子に珪石(Si O,99%以上)又は超
微粒珪酸(コロイダルシリカ)を添加することにより、
A1*03  Si’0、系化合物ムライト(3Ala
Os・2 S i O,)が焼成時にアルミナ骨材表面
に反応生成され、このムライトによりアルミナ骨材が強
固に結合されることを見出した。 第1図には、アルミナ骨材の粒子径的80μmのものに
珪石(S 10 * 99%以上)又は超微粒珪酸(コ
ロイダルシリカ)を添加した時の粉末回折X線パターン
を示す。 図に示すように、添加した珪石又は超微粒珪酸(コロイ
ダルシリカ)は約1300℃で焼成するとクリストバラ
イトに変化するが、1600℃で焼成した時には珪石又
は超微粒珪酸(コロイダルシリカ)は骨材のアルミナと
反応して、骨材の表面にムライトが反応焼成された。 この1600℃で焼成した焼成体の曲げ強度を測定した
結果は400 kgf/ cm ”であり、気孔率は4
5%、平均細孔直径は36μmであった。 又、第2図にはムライトが反応生成された時の焼成体の
内部構造模式図を示す。 =8− このように、焼成体の内部では骨材のアルミナ10表面
部にムライト2が生成されて、このムライト2を介し各
アルミナ1,1.1が強固に結合され、この結合状態に
おけるアルミナ1,1.1間に細孔3,3.3が良好に
形成されるものである。 さらに、珪石又は超微粒珪酸のアルミナに対する添加量
について種々の試験を行なった結果、珪石又は超微粒珪
酸(コロイダルシリカ)の添加量はS z Oを成分で
20重量%以下であれば良好にアルミナを結合し得ると
いう結果が得られた。 現実に造形した多孔体の実施例を以下に示すと、先ず、
第1実施例では日軽化工株式会社製の240メツシユ(
平均粒径80.5μm)の白色電融アルミナ(A 11
0.99%以上)を90重量部と、平均粒径7μmの日
本エアロジル株式会社製のエアロジル(S 1Oz99
 、8%)を10重量部用意し、この白色電融アルミナ
とエアロジルを混合させて100重量部とし、これに水
30重量部を加え、バインダーとしてユヶン工業株式会
社製のセラシダー12重量部を加え、混練機で混合し、
直径20m、肉厚3mmのパイプを押出成形した。 このパイプを約5℃/分で昇温し1600℃で1時間保
持した後、焼成炉内を自然冷却して焼成体を得た。 この焼成体の物性は、平均細孔直径36μm。 気孔率45%2曲げ強さ400 kgf/cm2テあっ
た。 次に、第2実施例として、1200メツシユ(平均粒径
13μm)の白色電融アルミナ95重量部と、アエロジ
ル5重量部とに水30重量部。 セラレダー12重量部を加えて混練機で混合し、第1実
施例と同様な20mmで肉厚3mのパイプを押出成形し
、このパイプを1600℃で1時間焼成し、炉内を自然
冷却して焼成体を得た。 この焼成体の物性は平均細孔直径4.9μm。 気孔率46%9曲げ強さ390 kgf/ cm ”テ
あった。 上記第1実施例及び第2実施例と同様な成形焼成方法に
て、その他5.3μm、20μm、40゜5μmのアル
ミナについて同様な焼成体を造形した結果、各焼成体の
細孔径分布は第3図のようなものとなった。これは水銀
圧入式コロシメーターで測定した。ものである。 次に、珪石を用いて造形した多孔体の実施例を以下に示
すと、先ず、第3実施例では、日軽化工株式会社製の2
40メツシユ(平均粒径80.5μm)の白色電融アル
ミナ(A1.0.99%以上)を90重量部と、平均粒
径1μmの珪石(Si 0299%以上)を10重量部
用意し、この白色電融アルミナと珪石を混合させて10
0重量部とし、これに水20重量部を加え、バインダー
としてユケン工業株式会社製のセラシダー12重量部を
加え、混練機で混合し、直径20m、肉厚3■のパイプ
を押出成形した。 とのパイプを約5℃/分で昇温し1600℃で1時間保
持した後、焼成炉内を自然冷却して焼成体を得た。 この焼成体の物性は、平均細孔直径36μm。 気孔率45%9曲げ強さ450 kgf/ cm ”で
あった。 次に、第4実施例として、1200メツシユ(平均粒径
13μm)の白色電融アルミナ95重量部と、平均粒径
1μmの珪石(S 1Oz99%以上)とに水22重量
部、セランダー12重量部を加えて混練機で混合し、第
1実施例と同様な20ITII11で肉厚3■のパイプ
を押出成形し、このパイプを1600℃で1時間焼成し
、炉内を自然冷却して焼成体を得た。 この焼成体の物性は平均細孔直径49μm。 気孔率46%9曲げ強さ450 kgf/ cm ”で
あった。 その他5.3μm、20μm、40.5μmのアルミナ
について同様な焼成体を造形した結果、各焼成体の細孔
径分布はほぼ第3図のようなものとなった。 (発明の効果) 本発明のアルミナ質多孔体は、骨材のアルミナ粗粒子に
SiOxを添加して焼成し、焼成時に前記アルミナ粗粒
子と前記Sin、を反応させてアルミナ粗粒子の表面に
A I xos  S i Ox系化合物ムライトを生
成させ、該ムライトを介して前記アルミナ粗粒子を結合
し、アルミナ粗粒子間に細孔を形成して得られたもので
あり、生成されるムライトを介して粗粒アルミナを容易
に結合することができ、気孔率が高く細孔径の均一なア
ルミナ多孔体を製作することができる効果を有する。 又、アルミナ質多孔体の製造方法として、骨材のアルミ
ナ粗粒子にSin、を添加し、1700℃以下の焼成温
度で焼成することとしたため、低い焼成温度で機械的強
度の犬なるアルミナ質多孔体を得ることができ、製作コ
ストを極めて低減し得る効果を有する。 又、前記5topとして、超微粒珪酸(コロイダルシリ
カ)又は珪石を使用する二kにより、気孔率が高く強固
なアルミナ多孔体を安価に製造することができる。 尚、骨材のアルミナ粗粒子の粒径を適宜選択することに
より、内部に形成される細孔径を適宜変更させることが
でき、フィルター以外にも微生物、酵素等の固定化担体
としても焼成体の利用範囲を拡大することができ、又、
細孔径がより小なる限外濾過膜の支持体としても利用し
得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はアルミナ骨材(240メツシユ、平均粒径80
.5am)にエアロジル(S i O,99゜8%)を
10重量部添加した時のムライトの生成温度を示す粉末
X線回折パターン図、第2図は焼成体の内部構造の模式
図、第3図は各種焼成体の細孔径分布図である。 1・・・アルミナ骨材    2・・・ムライト3・・
・細孔 特許出願人       株式会社イナックス代理人 
  弁理士   清  水  義  久−一 ヘ  トi p−、堀 1、事件の表示 昭和63年特許願第330304号 2 発明の名称 アルミナ質多孔体及びその製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所     愛知県常滑市鯉江木町3丁目6番地名
 称(047)株式会社イナックス 代表者伊奈輝三 4代理人 住 所〒461名古屋市東区葵1丁目15番18号オフ
ィスサンナゴヤ 7F 明細書中、「発明の詳細な説明」、「図面の簡単な説明
」の各欄6、補正の内容 別紙のとおり (補正の対象の欄に記載した事項以外は内容に変更なし
)補正明細書 1、発明の名称 アルミナ質多孔体及びその製造づ5法 2、特許請求の範囲 (1)骨材のアルミナ粗粒子に5i02を添加して焼成
し、・焼成時に前記アルミナ粗粒子と前記5iO9を反
応さ七てアルミナ粗粒子の表面にAl2O3S102系
化合物11シイ1〜を生成さけ、1’J lxライトを
介して前記アルミナ粗粒子を結合し、アルミナ粗粒子間
に細孔を形成してなるアルミナ質多孔体。 (2)骨材のアルミナ粗粒子に5in2を添加し、17
00℃以下の焼成温度で焼成することを特徴とするアル
ミナ質多孔体の製造方法。 (3)骨材のアルミナ粗粒子に超微粒珪酸(−’J l
−フイダルシリ力)を添加して焼成し、焼成時に前記ア
ルミナ粗粒子と前記超微粒珪酸を反応させてアルミナ粗
粒子の表面にA 120x−8i 02系化合物ムライ
トを生成させ、該ムライトを介して前記アルミナ粗粒子
を結合し、アルミナ粗粒子間に細孔を形成してなる特許
請求の範囲第1項記載のアルミナ質多孔体。 (4)骨材のアルミナ粗粒子にSiO2成分20重量%
以下の超微粒珪酸(コロイダルシリカ)を添加し、17
00℃以下の焼成温度で焼成することを特徴とする特許
請求の範囲第2項記載のアルミナ質多孔体の製造方法。 〈5)骨材のアルミナ粗粒子に珪石を添加して焼成し、
焼成時に前記アルミナ粗粒子と前記珪石を反応させてア
ルミナ粗粒子の表面にAl2O3−3iO2系化合物ム
ライトを生成させ、該ムライトを介して前記アルミナ粗
粒子を結合し、アルミナ粗粒子間に細孔を形成してなる
特許請求の範囲第1項記載のアルミナ質多孔体。 (6)骨材のアルミナ粗粒子に平均粒径5ミクロン以下
の珪石を添加し、1700℃以下の焼成温度で焼成する
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のアルミナ
質多孔体の製造方法。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) この発明は、フィルター材又は微生物、酵素等の固定化
担体として利用し得るアルミナ質多孔体及びその製造方
法に関するものである。 (従来技術及びその課題) 従来、セラミック多孔体をフィルターとして使用する場
合、そのセラミック多孔体には、透過抵抗を小さくする
ためにでき得る限り高い空隙率と細孔径の均一さが要求
きれる。 このようなセラミック多孔体を製造するために、従来に
おいては主として骨材(アルミナ、チタニア、炭化珪素
、磁器質シヘ・セット等)の粒子径7粒子径分布を調整
し、少量のガラス質フラックスと粘土等の結合材を混合
し、これを焼成して製作しでいる。 焼成時には前記ガラス質フラックスが骨材を良好に結合
することができるが、骨材の粒子径が小さい場合とか骨
材の耐火度が低い場合には、骨材自身の粒子焼結が焼成
時に生じ易いのでガラス質フラックスは不要であり、或
いは極少量で骨材の結合が可能となる。 しかしアルミナのように耐火度が高いものは、骨材の粒
子径が大きくなると骨材自身による結合は困難となる。 従って、前述のようにガラス質フランクスを用いて骨材
を結合さゼるか、又は骨材自身が粒子結合されるまで焼
成温度(2000℃以上)を上げることとなる。 その結果、得られる多孔体の気孔率がフラックス等によ
り減少するか、或いは焼成温度が高いため製造コストが
高くなってしまうという問題点があった。 (課題を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって
、空隙率(気孔率)が高く、強度が大であり、かつ焼成
温度が低く安価に製造し得るアルミナ質多孔体及びその
製造方法を提供せんことを目的とし、その要旨は、骨材
のアルミナ粗粒子に5iOzを添加して焼成し、焼成時
に前記アルミナ粗粒子と前記SiO2を反応させてアル
ミナ粗粒子の表面にA 1203−3 iO2系化合物
ムライトを生成させ、該ムライトを介して前記アルミナ
粗粒子を結合し、アルミナ粗粒子間に細孔を形成してな
るアルミナ質多孔体であり、 又、その製造方法は、骨材のアルミナ粗粒子に5in2
を添加し、1700℃以下の焼成温度で焼成することを
特徴とするアルミナ質多孔体の製造方法である。 又、具体的には、骨材のアルミナ粗粒子に超微粒珪酸(
コロイダルシリカ)を添加して焼成し、焼成時に前記ア
ルミナ粗粒子と前記超微粒珪酸を反応させてアルミナ粗
粒子の表面にAl2O,−5−SiO2系化合物ムライ
トを生成させ、該ムライトを介して前記アルミナ粗粒子
を結合し、アルミナ粗粒子間に細孔を形成してなるアル
ミナ質多孔体であり、その製造方法は、骨材のアルミナ
粗粒子に5iOz成分20重量%以下の超微粒珪酸(コ
ロイダルシリカ)を添加し、1700℃以下の焼成温度
で焼成することである。 さらに別の具体例では、骨材のアルミナ粗粒子に珪石を
添加して焼成し、焼成時に前記アルミナ粗粒子と前記珪
石を反応許せてアルミナ粗粒子の一4= 表面にAl2O33t02系化合物ムライトを生成させ
、該ムライトを介して前記アルミナ粗粒子を結合し、ア
ルミナ粗粒子間に細孔を形成してなるアルミナ質多孔体
であり、その製造方法は、骨材のアルミナ粗粒子に平均
粒径5ミクロン以下の珪石を添加し、1700℃以下の
焼成温度で焼成することである。 (作用) 骨材としてのアルミナ粗粒子に超微粒珪酸を添加してこ
れを焼成すると、焼成時にアルミナ粗粒子と超微粒珪酸
が反応してアルミナ粗粒子の表面にムライトが生成きれ
、このムライトを介してアルミナ粗粒子が互いに強固に
結合する。そのため、骨材のアルミナ粗粒子を比較的低
温で良好に結合させて、アルミナ粗粒子間に細孔を均一
化させて形成することができ、従来のようにアルミナ粗
粒子を結合させるために高温で焼成する必要がなく、又
、多量のフラックスを必要とせず、アルミナ粗粒子の粒
径が犬である場合にも良好な結合強度を得ることができ
、強度が犬で、かつ空隙率が高く、細孔の均一化したア
ルミナ質多孔体を得ることができる。 尚、微粒子球V(コロイダルシリカ)の添加■YはSi
O2成分で20重量%以下であれは良く、又、焼成温度
は1700℃以下で良好に焼成結合させることができ、
骨材のアルミナ粗粒子は平均粒子径3μm以上から85
μm程度のものを使用することができ、焼成体内の平均
細孔直径を2μm以上で気孔率が40%以上のものを容
易に造形することができる。 又、骨材としてのアルミナ粗粒子に珪石を添加してこれ
を焼成すると、焼成時にアルミナ粗粒子と珪石が反応し
てアルミナ粗粒子の表面にムライトが生成され、このム
ライトを介してアルミナ粗粒子が互いに強固に結合する
。そのため、骨材のアルミナ粗粒子を比較的低温で良好
に結合させて、アルミナ粗粒子間に細孔を均一化させて
形成することができ、アルミナ粗粒子の粒径が犬である
場合にも良好な結合強度が得られ、強度が大で、かつ空
隙率が高く、細孔の均一化したアルミす質多孔体を得る
ことができる。 尚、珪石は平均粒径5ミクロン以下のものが好ましく、
焼成温度は1700℃以下で良好に焼成結合きゼること
かできる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 先ず、各種の粒子径のアルミナを試験した結果、粒子径
が約6μm以上になると1700℃以上でなければ十分
な粒子結合が得られないという結果を得た。 特に粒子径が約10μm以上では焼成温度1600℃で
はアルミナ粒子の焼成結合が行なわれず、その焼成体の
曲げ強度は約200 kgf/cTn’以下であり、強
度的に弱い焼成体となった。 そこで、アルミナ粗粒子を十分な強度にて結合させ、空
隙率を低下させずかつ細孔径を均一にして、しかも焼成
温度を1700℃以下で結合する方法を検討した結果、
アルミナ粗粒子に珪石(Si 0299%以上)又は超
微粒珪酸(コロイダルシリカ)を添加することにより、
A12(、−8lO6系化合物ムライト(3A1203
・2SiO2)が焼成時にアルミナ骨材表面に反応生成
きれ1、−のムライトによりアルミナ骨材が強固に結合
されることを見出した。 第1図には、アルミナ骨材の粒子径的80μmのものに
珪石(S 10299%以上)又は超微粒珪酸(コロイ
ダルシリカ)を添加した時の粉末回折X線パターンを示
す。 図に示すように、添加した珪石又は超微粒珪酸(′:I
ロイダルシリカ)は約1300℃で焼成するとクリスト
バライト 焼成した時には珪石又は超微粒珪酸(コ111イグルシ
リカ)は骨材のアルミナと反応して、骨材の表面にムラ
イトが反応焼成された。 この1600℃で焼成した焼成体の[1旧ず強度を41
り定した結果は4 0 0 kgf/aT12であり、
気孔率は45%,平均細孔直径は36μmであった。 又、第2図にはムライトが反応生成された時の焼成体の
内部構造模式図を示す。 このように、焼成体の内部では骨材のアルミナ1の表面
部にムライト2が生成されて、このムライト2を介し各
アルミナ1,1.1が強固に結合され、この結合状態に
おけるアルミナ1,1.1間に細孔3 +’ 3 、 
3が良好に形成されるものである。 さらに、珪石又は超微粒珪酸のアルミナに対する添加量
について種々の試験を行なった結果、珪石又は超微粒珪
酸(コロイダルシリカ)の添加量はSiO2成分で20
重量%以下であれば良好にアルミナを結合し得るという
結果が得られた。 現実に造形した多孔体の実施例を以下に示すと、先ず、
第1実施例では日軽化工株式会社製の240メツシユ(
平均粒径80.5μm)の白色電融アルミナ(Al2O
,99%以上)を90重量部と、]ヨ木アエロジル株式
会社製のアエロジル(SiOz99.8%)を10重量
部用意し、この白色電融アルミナとアエロジルを混合さ
せて100重量部とし、これに水30重量部を加え、ハ
イIl− ンダーとじてユケン工業株式会社製のセラシダー12重
量部を加え、混練機で混合し、直径2〇−、肉厚3+m
nのパイプを押出成形した。 このパイプを約り℃/分で昇温し1600℃で1時間保
持した後、焼成炉内を自然冷却して焼成体を得た。 この焼成体の物性は、平均細孔直径36μm。 気孔率45%,曲げ強さ4 0 0 kgf/ cm 
2であった。 次に、第2実施例として、1200メツシユ(平均粒径
13μm)の白色電融アルミナ95重量部と、アエロジ
ル5重量部とに水30重量部。 セラレダー12重量部を加えて混練機で混合し、第1実
施例と同様な20ITImで肉厚3mlTlのバイブを
押出成形し、このバイブを1600℃で1時間焼成し、
炉内を自然冷却して焼成体を得た。 この焼成体の物性は平均細孔直径4.9μm。 気孔率46%,曲げ強さ3 9 0 kgf/an”で
あった。 上記第1実施例及び第2実施例と同様な成形焼成方法に
て、その他5.3μm、20μm、40゜5μmのアル
ミナについて同様な焼成体を造形した結果、各焼成体の
細孔径分布は第3図のようなものとなった。これは水銀
圧入式ポロシメーターで測定したものである。 次に、珪石を用いて造形した多孔体の実施例を以下に示
すと、先ず、第3実施例では、日軽化工株式会社製の2
40メツシユ(平均粒径8o、5μm)の白色電融アル
ミナ(A120399%以」=)を90重量部と、平均
粒径1μmの珪石(Si Ox99%以上)を10重量
部用意し、この白色電融アルミナと珪石を混合させて1
00重量部とし、これに水20重量部を加え、バインダ
ーとしてユケン工業株式会社製のセラシダー12重量部
を加え、混線機で混合し、直径20+11111.肉厚
3胴のパイプを押出成形した。 このパイプを約り℃/分で昇温し1600℃で1時間保
持した後、焼成炉内を自然冷却して焼成体を得た。 この焼成体の物性は、平均細孔直径36μm。 気孔率45%2曲げ強さ450 kgf/ cm 2テ
あった。 次に、第4実施例として、1200メツシユ(平均粒径
13μm)の白色電融アルミナ95屯量部と、平均粒径
1μmの珪石(S iO299%以上)とに水22重量
部、セランダー12重量部を加えて混練機で混合し、第
1実施例と同様な2ommで肉厚3肝のパイプを押出成
形し、このパイプを1600℃で1時間焼成し、炉内を
自然冷却して焼成体を得た。 この焼成体の物性は平均細孔直径49μm。 気孔率46%1曲げ強’a 450 kgf/cm”テ
あった。 その他53μm、20μm、40.5μmのアルミナに
ついて同様な焼成体を造形した結果、各焼成体の細孔径
分布はほぼ第3図のようなものとなった。 (発明の効果) 本発明のアルミナ質多孔体は、骨材のアルミナ粗粒子に
5in2を添加して焼成し、焼成時に前記アルミナ粗粒
子と前記Sin、を反応させてアルミナ粗粒子の表面に
A I QO3S i Ox系化合物ムライトを生成さ
せ、該ムライトを介して前記アルミナ粗粒子を結合し、
アルミナ粗粒子間に細孔を形成して得られたものであり
、生成されるムライトを介して粗粒アルミナを容易に結
合することができ、気孔率が高く細孔径の均一なアルミ
ナ多孔体を製作することができる効果を有する。 又、アルミナ質多孔体の製造方法として、骨材のアルミ
ナ粗粒子に5iOpを添加し、17o。 ℃以下の焼成温度で焼成することとしたため、低い焼成
温度で機械的強度の犬なるアルミナ質多孔体を得ること
ができ、製造コストを極めて低減し得る効果を有する。 又、前記5iOaとして、超微粒珪酸(コロイダルシリ
カ)又は珪石を使用することにより、気孔率が高く強固
なアルミナ多孔体を安価に製造することができる。 尚、骨材のアルミナ粗粒子の粒径を適宜選択することに
より、内部に形成される細孔径を適宜変更きぜることが
でき、フィルター以外にも微生物、酵素等の固定化担体
としても焼成体の利用範囲を拡大することができ、又、
細孔径がより小なる限外濾過膜の支持体としても利用し
得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はアルミナ骨材(240メツシユ、平均粒径80
.5μm)にアエロジル(S i 0299゜8%)を
10重量部添加した時のムライ!・の生成温度を示す粉
末X線回折パターン図、第2図は焼成体の内部構造の模
式図、第3図は各種焼成体の細孔径分布図である。 1・・・アルミナ骨材    2・・・ムシイト3・・
・細孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)骨材のアルミナ粗粒子にSiO_2を添加して焼
    成し、焼成時に前記アルミナ粗粒子と前記SiO_2を
    反応させてアルミナ粗粒子の表面にAl_2O_3−S
    iO_2系化合物ムライトを生成させ、該ムライトを介
    して前記アルミナ粗粒子を結合し、アルミナ粗粒子間に
    細孔を形成してなるアルミナ質多孔体。
  2. (2)骨材のアルミナ粗粒子にSiO_2を添加し、1
    700℃以下の焼成温度で焼成することを特徴とするア
    ルミナ質多孔体の製造方法。
  3. (3)骨材のアルミナ粗粒子に超微粒珪酸(コロイダル
    シリカ)を添加して焼成し、焼成時に前記アルミナ粗粒
    子と前記超微粒珪酸を反応させてアルミナ粗粒子の表面
    にAl_2O_3−SiO_2系化合物ムライトを生成
    させ、該ムライトを介して前記アルミナ粗粒子を結合し
    、アルミナ粗粒子間に細孔を形成してなる特許請求の範
    囲第1項記載のアルミナ質多孔体。
  4. (4)骨材のアルミナ粗粒子にSiO_2成分20重量
    %以下の超微粒珪酸(コロイダルシリカ)を添加し、1
    700℃以下の焼成温度で焼成することを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載のアルミナ質多孔体の製造方法
  5. (5)骨材のアルミナ粗粒子に珪石を添加して焼成し、
    焼成時に前記アルミナ粗粒子と前記珪石を反応させてア
    ルミナ粗粒子の表面にAl_2O_3−SiO_2系化
    合物ムライトを生成させ、該ムライトを介して前記アル
    ミナ粗粒子を結合し、アルミナ粗粒子間に細孔を形成し
    てなる特許請求の範囲第1項記載のアルミナ質多孔体。
  6. (6)骨材のアルミナ粗粒子に平均粒径5ミクロン以下
    の珪石を添加し、1700℃以下の焼成温度で焼成する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のアルミナ
    質多孔体の製造方法。
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