JPH01317630A - プレス絞り成型装置 - Google Patents

プレス絞り成型装置

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JPH01317630A
JPH01317630A JP1027603A JP2760389A JPH01317630A JP H01317630 A JPH01317630 A JP H01317630A JP 1027603 A JP1027603 A JP 1027603A JP 2760389 A JP2760389 A JP 2760389A JP H01317630 A JPH01317630 A JP H01317630A
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伊倉 真
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戸田 宗敬
Takatoshi Negishi
根岸 孝年
Shingo Nishimura
信吾 西村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、例えば車両の車体用素材を絞り成形するため
に用いられるプレス絞り成型装置に関する。
〔従来の技術〕
プレス絞り成形、特に深絞り成形において、成形性を向
上させるため、第2図(a)に示すように予め素材の角
部18を直線的に切り落としておく(耳切りと呼ばれる
)ことが知られている。耳切りされた素材は、プレス金
型のダイス上にs!置され、素材の外周縁部がダイスの
しわ押え面としわ押え部材のしわ押え面とにより押圧固
定された状態で、ポンチを押当てられ、絞り成形される
この絞り成形時、ポンチの下降に従って素材は絞りプロ
ファイルの内部へ向って流入し、この素材の流入量を制
御するため、しわ押え面には絞りプロファイルを囲繞す
るビードが形成される。
従来、絞り成形工程において素材角部に割れ、あるいは
局所伸びが発生する可能性が高い場合、工程整備者が経
験に基づき試行錯誤により耳切り形状を変え、素材の割
れ等を防止している。またビードは、例えば第2図(b
)に−点鎖線Bで示すように、絞りプロファイルPから
外周側に一定距離りだけ離れた部位に形成されたり、あ
るいは製品の形状に従い設計者の経験に基いて定められ
ている。そして、このようにしてビードを形成されたプ
レス絞り金型により試し打ちを行なって、ビード位置不
良による素材のシワあるいはワレを検出し、これに基い
てビード位置を変更、追加あるいは削除している。
〔発明が解決しようとする課題] このように従来、素材の角部は試行錯誤で切断されてい
たため、作業能率が悪く、また直線状に切断するように
なっていたため、必ずしも成形上最適な切断形状にはな
らない、という問題があった。
またビード位置は何回か修正を繰り返した後最適なもの
に定められており、この修正はプレス絞り金型の設計製
作に多くの工数を要するという問題を生じていた。この
問題は、従来、絞り成形時における素材の流入方向を正
確に予測しないでビード位置を定めることにより生じる
と考えられる。
これを第3図を参照して説明すると、素材の流入方向W
は絞りプロファイルPとしわ押え面の形とによって、ま
た流入抵抗発生方向RはビードBの位置によって、それ
ぞれ定まるが、ビードBの位置が不適当であると、素材
の流入方向Wと流入抵抗方向Rが一致せず、このため素
材のビードBより内側の部分Sに無理な力が作用してシ
7ワあるいはワレを発生させる。
本発明は、試行錯誤に頬ることなく、短時間で最適な素
材の耳切りを行い、また最適なビード位置を確実に定め
ることができるプレス成形装置を提供し、プレス絞り成
形工程に要する時間を大幅に短縮することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明に係るプレス成型装置は、素材の角部を予め
切断し、素材の外周部を押圧固定した状態で素材にポン
チを押当てて絞り成形するプレス絞り成型装置において
、上記素材の角部をすべり線場法により求められた最小
主応力線に沿って切断する手段を備えたことを特徴とし
ている。
また第2の発明に係るプレス成型装置は、しわ押え面に
絞りプロファイルを囲繞するビードが形成され、しわ押
え面により素材の外周部を押圧固定した状態で素材にポ
ンチを押当てて絞り成形するプレス絞り成型装置におい
て、上記ビードが、すべり線場法により求められた最小
主応力線に沿って形成されることを特徴としている。
〔作 用〕
第1の発明によれば、素材角部の最適な切断形状が容易
に定まり、絞り成形時における素材角部の割れ等が確実
に防止される。また第2の発明によれば、最適なビード
位置が定まり、絞り成形時における素材外周部の割れ等
の発生が防止される。
〔実施例〕
以下図示実施例により本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るプレス絞り金型を示す
。ダイス11は、絞り成形される製品の形状に対応した
凹部12を有し、この凹部12の周囲に下側しわ押え面
13を有する。しわ押え部材14は、ダイス11の上方
に昇降自在に設けられ、その下面は、上側しわ押え面1
5であり、下側しわ押え面13と協働して素材(図示せ
ず)の外周部を挟持する。ポンチ16はダイス11の上
方に昇降自在に設けられ、しわ押え部材14の中央に形
成された開口17を通過し、ダイス11の凹部材12内
へ没入可能である。
プレス絞り成形において、まず素材の角部が切落とされ
る。この角部を切断された素材がダイスll上に載置さ
れ、次いでしわ押え部材14が下降し、ダイス11と共
に素材を押圧固定する。そしてポンチ16が素材を押圧
しつつ凹部12内へ人込み、これにより素材は凹部12
の形状に沿って絞り成形される。次に、ポンチ16とし
わ押え部材14が上昇し、成形品が凹部12より除去さ
れる。
下側しわ押え面13と上側しわ押え面15には、絞り成
形時における素材の凹部12内へのすべり込みを制御す
るため、ビードBが形成される。ビードBは、凹部12
の上縁部すなわち絞りプロファイルPを囲繞し、例えば
、上側しわ押え面15上のビードは隆起状を呈し、また
下側しわ押え面13上のビードは溝状を呈しており、こ
れらはしわ押え面13 、15が近接した時相互に対向
する。
素材角部の切断形状およびビードBは、本発明において
、後に詳述するようにすべり線場法により求められた最
小主応力線に沿って定められる。
第4図〜第6図は、ダイス11の断面形状すなわち凹部
12の断面形状を示す。第4図は、凹部12の側壁12
aが底面12bに対して垂直な面のみから成る例を示し
、この形状をここでは単層と呼ぶ。第5図は、凹部12
の側壁12aの途中に水平な段部12cが形成される例
を示し、この形状を複層と呼ぶ。第6図は、凹部12の
側壁12aが湾曲して底面12bに滑らかに接続する形
状を示し、この形状も複層と呼ぶ。
本実施例において、素材角部の切断形状およびビードの
位置はコンピュータを用いて定められ、次に述べるよう
に、ダイス11の凹部12の形状が単層か、あるいは複
層かによって異なるルーチンが実行される。しかし、こ
れはあくまでも例示であって、1つのルーチンにするこ
ともできる。
第7図に示す耳切りおよびビード位置決定ルーチンは、
ダイス11の凹部12が単層の場合、および複層であっ
ても多段絞りを行なう場合、すなわち、段部12cと底
面12bの数(第5図の場合、3)に対応した回数だけ
絞り成形を行なって各段毎に成形する場合、実行される
ステップ100では、絞りプロファイルPの形状のデー
タが、所定のデータベースからコンピュータのメモリに
読込まれる。本実施例において絞りプロファイルPは、
第8図(a)に示すように略正方形を呈している。ステ
ップ101では、絞りプロファイルPの形状が認識され
、グラフィックデイスプレィ(図示せず)上に表示され
る。また、例えば、グラフィックデイスプレィ上に表示
された絞りプロファイルPの内周部分を、ポンチ16(
第1図)により押圧される部分として指定することによ
り、絞りプロファイルPの外周部分がすべり線場を描く
側として決定される。
次いでステップ102では、絞りプロファイルPが曲辺
部Eすなわち曲線から成る部分と、直辺部Fすなわち直
線から成る部分とに分割される。これは、例えば、グラ
フィックデイスプレィ上において直線と曲線の接続部分
Gをライトペン等を用いて指定することにより行なって
もよい。あるいは絞りプロファイルP上に微小なピンチ
でとった各点における曲率半径を求め、曲率半径が十分
に大きな値以上の部分を直辺部、それ以外の部分を曲辺
部としてもよい。
ステップ103では、曲辺部および直辺部におけるすべ
り線の密度、すなわちすべり線の間隔が求められる。こ
れは、例えばキーボードから求めるべきすべり線の本数
を入力することにより行なわれる。
ステップ104. 105では、塑性力学のすべり線場
法を用いて、絞りプロファイルPの外周部分にすべり線
場が構築される。ここでは、曲辺部Eおよび直辺部Fか
ら発生するすべり線により形成されるものを第1次すべ
り線場と呼び、第1次すべり線場の外側におけるすべり
線により形成されるものを第2次すべり線場と呼ぶ。
ステップ104では第1次すべり線場が構築される。ま
ず、第8図(b)に示すように、曲辺部Eと直辺部Fの
接続部分Gにおいて、曲辺部Eに対して曲辺部Eの曲率
中心を中心とする2本の対数らせん曲線(y−ae*B
)CI 、C,を描き、また直辺部Fに対して45°の
角をなすとともに点Hにおいて交叉する2本の線分St
、Stを描(。
そして、第8図(c)に示すように10曲線C3゜C2
と曲辺部Eにより囲まれる領域を対数らせん曲線により
分割し、また線分S、、S、と直辺部Fにより囲まれる
領域を線分Sl 、Stに平行な線分により分割する。
しかして第1次すべり線場が構築される。
ステップ105では、ヘンキーの第1定理を用いて第2
次すべり線場が構築される。すなわち第2次すべり線場
は、曲辺部已における第1次すべり線場と直辺部Fにお
ける第1次すべり線場との間を補関することにより求め
られる。
ヘンキーの第1定理は、例えば第9図に示すように、点
Ao  、BO+CO、Doにおける各すべり線に対す
る接線の傾斜の関係を示すものである。
すなわち、例えば左右方向に延びる第1基準線iを選び
、すべり線flの点B0における接線と、すべり線「、
の点C0における接線と、すべり線r、の点D0におけ
る接線と、直線^。Boとが第1基準線iに対してなす
角をそれぞれφB9.φC11φDl 、φA、とする
と、 φB、−φC1=φAt −φD、     (1)が
成立する。また第1基準線iに対して垂直方向に延びる
第2基準線jを選び、すべり線r2の点B0における接
線と、すべり線f2の点C0における接線と、すべり線
f4の点り、における接線と、直線AJoとが第2基準
線jに対してなす角をそれぞれφBt+φC3,φDt
、φA2とすると、 φDi  −φC2=φA2−φBt     (2)
が成立する。すべり線f+  、ft  +fS  、
faは既に求まっているものであるから、角φBl+φ
C1、φDI  lφB!+φCt 、φD2は既知で
ある。したがって、(1)式より直線A6B11のなす
角φA1が求められ、また(2)式より直線A6D11
のなす角φA2求められる。しかして点A6の位置が定
められる。
以下同様にして、隣合うすべり線上の点をヘンキーの第
1定理を用いて補関し、これにより、第8図(d)に示
すようなすべり線場が構築される。
ステップ106では、と−ドが通るべき基準点Qおよび
耳切りにおける切断線が通るべき基準点Q′の位置が読
込まれる。この基準点Q、Q’は、第8図(e)に示す
ように、例えば直辺部Fあるいは曲辺部Eの中央部から
所定距離だけ離れた部位に定められ、グラフィックデイ
スプレィ上においてライトペン等を用いて位置決めされ
る。耳切りの位置は、ビード位置よりも外側にあるため
、基準点Q′は基準点Qよりも絞りプロファイルPから
離れた所に位置する0次いでステップ107では、この
基準点Q、Q’を通る最小主応力線が創成される。この
最小主応力線はすべり線場゛に対して45°で交叉し、
かつ絞りプロファイルPには交わらない線であり、この
絞りプロファイルPを囲繞する閉曲線である。このよう
にして得られた最小主応力線のうち基準点Qを通るもの
が求めるべきビードBの位置、すなわち最適ビート位置
に相当する。また最小主応力線のうち基準点Q′を通る
ものが耳切りにおける切断線Wの位置である。
ビー)B(および切断線W)すなわち−最小主応力線に
対して直行する線(図示せず)は、最大主応力線であり
、絞り成形時における素材の流入方向に一致する。した
がって、本実施例によれば、しわ押え面上の素材の流入
方向はビードBによる流入抵抗発生方向に一致すること
となり、これにより素材にシワあるいはワレが発生する
ことが防止される。
第10図(a)、(b)に示す耳切りおよびビード位置
決定ルーチンは、ダイス11の凹部12が複層(第5,
6図参照)であって、ポンチ16(第1図)の1往復動
作によりプレス成形を行なう場合に実行される。
まずステップ201では、層数n、最小主応力線の数m
、ポンチのストロークピッチpが読込まれる。層数nは
、例えば第5図において段部12cと底部12bの数、
すなわち3である。また、最小主応力線の数mおよびス
トロークピッチpは、後で最適ビード位置を定めるのに
必要でありこれらの決定にあたっては、底部12bまで
の深さが決まっているので、最小主応力線の数mを決め
れば、ストロークピッチpが決まる。またストロークピ
ッチpを決めれば最小主応力線の数mが決まる。例えば
、底部12bまでの深さが90ma+の場合、ストロー
クピッチpを1011nとすれば最小主応力線の数mは
10となりポンチが凹部12の底面12bに達した時に
おけるものから、ポンチが底面12bから90mm上方
に位置する時におけるものまで、計10本求められる。
ステップ202では、ポンチの下列点前距離h、すなわ
ちポンチ先端の底面12bからの距離がOに定められる
。そしてステップ203では、層の番目の数を表わすパ
ラメータfが1に定められる。
まず204〜213により、第1層のみを絞り成形する
場合であってポンチが下死点に到達する時の最小主応力
線(すなわち最適ブランク形状)が求、 められる、ス
テップ204では、第1層(第5図の場合、最も上の段
部12C)の絞りプロファイルの、形状のデータが、所
定のデータベースからコンピュータのメモリに読込まれ
る。ステップ205では、この絞りプロファイルの形状
がコンピュータにより認識されてグラフィックデイスプ
レィ上に表示され、また第7図のステップ102と同様
に、絞りプロファイルの外周部分がすべり線場を描く側
として決定される。ステップ206では、ステップ10
3と同様にして絞りプロファイルが曲辺部と直辺部とに
分割される。ステップ207では、ステップ104と同
様にして、第1次すべり線場が構築され、ステップ20
8では、ステップ105と同様にして、ヘンキーの第1
定理により第2次すべり線場が構築される。また、第2
次すべり線場を何処まで構築するか、その領域を決める
次にステップ211では、確定すべり込み量が有るか否
かが判別される。確定すべり込み量とは、絞りプロファ
イルの幾何学的形状のみによって定まる素材のすべり込
み量である。絞りプロファイルが第11の深さの2倍以
上の長さを有する直辺部を有する場合、確定すべり込み
量は存在し、その値は第111の深さによって定まり、
ステップ212において直辺部中央部からの距離として
読込まれる。これに対し、絞りプロファイルが十分な長
さの直辺部を有しない場合、確定すべり込み量はなく、
ステップ213〜216が実行されてすべり込み量が求
められる。
ステップ213では、プレス機周!’IIT (see
)すなわちポンチの往復動の周期とプレス最大速度■。
(m/5ee)すなわちポンチの最大速度が読込まれる
。ステップ214では、第1層におけるポンチの通過時
間j 、 (sec)と、第1層の成形における代表速
度V I4 (ff1ll / 5IBC)とが求めら
れる。ここで第n層におけるポンチ通過時間t、、(s
ec)は、と表わされ、ただしくり、−L、−+)(n
)は第n層の深さを表わす。また第n層の成形における
代。
表速度V ha (wa / 5ec)、すなわち第n
層の絞りプロファイルにおける素材の流入速度は、と表
され、ただしり、−L、、≧hである。
しかして所定の数値を各変数に代入することにより、第
1層におけるポンチ通過時間t r (sec)と代表
速度V14 (aa/5ec)とが求められる。
ステップ215では、ガイリンガ−の式を用いて絞りプ
ロファイルの外周側に速度場が構築される。
すなわち、第11図に示すように、ステップ208にお
いて求められたすべり線場の各接点pにおける素材の流
入速度V、が求められる。
ガイリンガ−の式を第12図を参照して説明する。点B
、、C,を通るすべり線をα線、点B6+A、を通るす
べり線をβ線と呼ぶことにすると、α線とβ線は交点B
、において直交する0点B0におけるα線の接線方向の
速度成分をv&1、α線の法線方向すなわちβ線の接線
方向の速度成分を■β、とし、また点C0におけるα線
の接線方向の速度成分をV 61 C、α線の法線方向
の速度成分をvlJcとする。また、ここで図中左右方
向に延びる基準、f!1を考え、速度成分V&1および
速度成分v&6の方向と基準線のなす角をそれぞれφ&
、、φ3.とすると、速度成分V & IIと速度成分
V&eの各方向のなす角dφは、 dφ=φ1yl−φ(yc           (5
)である0点B0におけるα線方向の伸びひずみ速度が
ゼロであるという条件から、α線に沿ってd V &c
 + V s c d φ= O(6)となる。全く同
様にして、β線に沿ってdVβa+veMaφ=O(7
) が求められる。これらの(6)、(7)式がガイリンガ
−の式である。
さて、点B0における速度成分V & mは、V 、y
 m = V or c +d V at c    
    (8)であり、(5)、(6)、(8)式から
、V、、=v、c −vβC(φ&l−φ&C)(9)
が得られる。また、同様にして、点B0における速度成
分Vβ、は、 Vβm =VBh +dv6^       (10)
であり、(5) 、  (7) 、 (10)式から、
VBm =VBA十VaA (φβs  $13a )
(11)が得られる。(9)  、  (11)式に表
わされた速度成分を合成すれば、点B0における速度■
、が求められる。すなわち、α線およびβ線に沿う単位
ベクトルをそれぞれf ly、−5βとおくと、Vl 
=V y @ X?& + VB m XTβ(12)
であり、(12)式に(9) 、  (11)式を代入
すればよい。そして、この計算を絞りプロファイルに近
い節点から外側に向かって順次繰返す。
しかして各節点pにおける素材の流入速度■Pが求めら
れると、次にステップ216においてすべり込み量が求
められる。各節点間における素材の通過時間1+は l。
となり、ここで2.は、その節点と、1つの内側の節点
との間の距離である。第n層におけるポンチの通過時間
をt、いとすると、 を満足する自然数Kが求められる。したがってすべり込
み量lは、第19図に示すように、絞りプロファイルP
に対して直交する最大主応力線に沿って並ぶ節点間の距
離!、をに個だけ加算すればよく、 により表わされる。
このようにして、ステップ212により確定すべり込み
量が求められ、あるいはステップ216によりすべり込
み量が求められると、次にステップ217により最小主
応力線が創成される。この場合、最小主応力線は、第1
層の絞りプロファイルからすべり込み量の大きさだけ外
側に位置する閉曲線であり、また確定すべり込み量があ
る場合、絞りプロファイルから確定すべり込み量の大き
さだけ外側に位置する点を通り、すべり線場に45°の
角度で交叉する閉曲線である。しかしてこの最小主応力
線は、第1層のみを絞り成形する場合における最適ブラ
ンク形状である。
次に、ステップ221以下が実行され、第1層とともに
第2層を絞り成形した場合の最小主応力線すなわち最適
ブランク形状が求められる。
ステップ221では、第(1+1)層の絞りプロファイ
ルの形状のデータが所定のデータベースからコンピュー
タのメモリに読込まれる。初めてこのステップ221が
実行される時、I=1であるので、第2層(第5図の場
合、上から2番目の段部12c)の絞りプロファイルの
形状のデータが読込まれる。
次いでこの第2層の絞りプロファイルの形状データを用
いて、ステップ222. 223. 224. 225
が実行されてすべり線場が構築される。ステップ222
、 223. 224. 225は、それぞれステップ
205、 206. 207. 208と同じ処理を行
なうものであり、その説明を省略する。
ステップ231では、ステップ213と同様に、プレス
機周期T (sec)とプレス最大速度V o ([I
Im / s ec)が読込まれ、ステップ232では
、ステップ214と同様に、第1+1)層におけるボン
デの通過時間も、と、代表速度V n+1 (rms 
/ 5ec)とが求められる。そしてステップ233で
は、ステップ215と同様に、ガイリンガ−の式を用い
て速度場が構築される。
ステップ234では、ステップ233において求められ
た速度場に材料傾きを考慮した補正が加えられる。この
材料傾きは、第13図に示すように、ポンチ16が段部
16a、16bを有するために生じる。ステップ233
までの実行により求められた速度場は、水平面16c上
のすべり線場に構築されたものであり、ステップ234
では、素材が段部16a。
16bの部分で傾斜していることによる影響が補正され
る。
材料傾きの最大値θ。は、 であり、ただし、Xoは段部16aの幅、yoは段部1
6a、16b間の深さ方向の距離である。ポンチ16が
下死点前りにある時、材料傾きθは、で表わされる。さ
て、第14図に示すように、傾斜している素材の点pに
おける速度vpの大きさ万r OP”=OPcos θ
(θは(16)  、  (17)式より求められる)
を満足する点p′における速度VP’に等しいとして定
められる。速度場は水平面16c上に構築されているの
で、この傾斜している素材を水平面16cに一致させる
と、点pは点pIIに対応する。しかして点p′におけ
る速度Vp’が点p IIにおける速度v2として読込
まれ、これにより第15図に示すように新たな速度場が
構築される。
ステップ235では第1層と第(1+1)層のすべり込
み量の合成が行なわれ、第(1+1)層を絞り成形する
場合の最適ブランク形状が求められる。初めてステップ
235が実行される時、I=1であるから、ステップ2
04〜217において求められた第1層のみを絞り成形
する場合の最適ブランク形状を用いて、第2層も併せて
絞り成形する場合の最適ブランク形状が求められる。
第16図に示すように、第1層〜第1層を絞り成形する
場合の最適ブランク形状をBl、第1層〜第(1+1)
層を絞り成形する場合の最適ブランク形状を8141 
とする。まずステップ234において求められた第(1
+1)層のすべり線場における速度場から、第(1+1
)層の絞りプロファイルP ++を上の点aにおける速
度v五。14と、点aを通る最大主応力線M(第11頁
第2行参照)に沿う速度場を求める(第19図参照)。
ここでは段絞りの最適ブランク形状を求める考え方を利
用し、第N+1)層の絞り成形の後に第1層の絞り成形
を行なう場合を考えると、第(1+1)層の絞り成形後
におけるしね押え面の素材形状が第1層の絞り成形時に
おける最適ブランク形状になっていればよい。したがっ
て第19図に示すように最適ブランク形状B1+1上の
点Cと最適ブランク形状B、との距離lは、ステップ2
16(第16頁第18行〜第17頁第13行)と同様の
方法で、すなわち、絞りプロファイルの代わりに最適ブ
ランク形状B1を扱った場合として求められる。
そしてこの2なる距離を最適ブランク形状B。
に沿って順次求め、その外周側に加えれば、最適ブラン
ク形状B+。、が求められる。しかしてこの最適ブラン
ク形状B 141は、第1層〜第1層を絞り成形する時
の最適ブランク形状に、第(1+1)層を絞り成形する
時における絞りプロファイルP1..上のすべり込み量
を合成して求められたものである。
ステップ236では、パラメータIが(n−1)以上か
否かが判別される。すなわち、例えば第5図において全
ての段部12cおよび底面12bを形成する場合のすべ
り込み量の合成が行なわれたか否かが判別される。まだ
パラメータIが(n−1)以上になっていない場合、ス
テップ237においてパラメータ■に1を加算した後、
ステップ221〜235が実行され、次の層(段部)の
絞り成形によるすべり込み量の合成が行なわれる。全て
の層についてステップ235の実行が終了した時、その
時求められた最適ブランク形状が、全ての層を絞り成形
するときにおける1本の最適ブランク形状で、仮に、こ
れを複層における1本の最小主応力線と呼ぶ。
しかして全ての層を絞り成形する時の最小主応力線が求
められ、パラメータIが(n−1)以上になると、ステ
ップ241において、ポンチ下列点前距離りが(mXp
)以上になったか否がが判別され、まだ(mXp)以上
になっていない場合、ステップ242において下列点前
距離りにピッチpが加算され、この新しい下列点前距離
についてステップ203〜241が実行される。例えば
最小主応力線の数mがlO、ピッチpが10mmである
場合、ポンチの下列点前距離りがOmmの場合から始ま
って、90鵬まで、計10本の最小主応力線(すなわち
最適ブランク形状)が求められる。
予定していた全ての最小主応力線が求められると、ステ
ップ243において、第17図に示すようにビード位置
および耳切りの基準点Q、Q’の位置が読込まれる。こ
の基準点Q、Q’は、設計者により歩留のニーズに基づ
いて適当に選定される。
次いでステップ244では、基準点Q、Q’を通る最小
主応力線Bが創設される。これは、基準点Q。
Q′のそれぞれすぐ内側と外側を通る最適ブランク形状
と、基準点Q、Q’との間を比例配分し、2本の最適ブ
ランク形状の間にその比例配分に基づいて曲線を描くこ
とにより求められる。このようにして求められた最小主
応力線がそれぞれ最適ビード位置最適耳切り位置である
以上のように、ダイスの凹部12(第4〜6図)が単層
(第4図)の場合および複層(第5.6図)であっても
多段絞りを行なう場合、第7図のルーチンのように、す
べり線場を構築した後、所定の点を通るように最小主応
力線を描き、これが最適ビード位置あるいは最適耳切り
位置となる。一方、ダイスの凹部12が複層(第5図、
6図)であって−段絞りを行なう場合、第10図のルー
チンのように、ポンチの各ストローク(下列点前距離)
における最適ブランク形状(最小主応力線と見なす)を
求め、所定の点を通る最小主応力線を描いてこれを最適
ビード位置あるいは最適耳切り位置とする。ダイスのプ
レス方向に沿った断面形状が各層においてかなり大きい
差を有する場合、最適ビード位置および最適耳切り位置
は第10図のルーチンにより求める必要があるが、その
断面形状が各層において大きい差を有しない場合、最適
ビード位置および最適耳切り位置は第7図のルーチンに
より求められる。
第18図は、素材の流入方向の実験データと上記実施例
による最大主応力線とを比較したものである。実験はポ
ンチのストロークを2011II11から70mまで1
0mm+毎に行なわれた。この図から理解されるように
、実験により得られた素材の流入線(図中、符号Uで示
される)と最大主応力線Mはよく一敗している。最大主
応力線Mは前述したように最小主応力線Zに直交する。
したがって上記実施例により求められた最小主応力線の
1つを最適ビード位置が素材にシワあるいはワレを発生
させないために効果的であることが理解される。
なお、第7図および第10図のフローチャートにおいて
、ステップ101〜105は、ステップ204〜208
およびステップ221〜225と同じものであり、これ
らは説明の簡単のために分けて書かれているだけであり
、実際には1カ所にまとめられる。
第20図(a)〜(d)は絞りプロファイルがほぼ正方
形の場合における素材形状の例を示し、第20図(a)
は上記実施例によりすべり線場法を用いて得た素材、第
20図(b)は円形の素材、第20図(C)は角部を直
線的に耳切りして得た素材、第20図(d)は角部を全
く耳切りしない素材を、それぞれ示す、第21図は第2
0図Ca)〜(d)の各素材を用いて行った絞り成形に
おける最大成形深さと、最大ポンチ荷重とを実験的に得
た結果を示す。
最大成形深さは、すべり線場法により得た素材(第20
図(a))による絞り成形によると、符号a、で示され
るように約75aiに達するが、円形の素材(第20図
(b))および角部を直線的に耳切りして得た素材(第
20図(C))では、符号す。
およびc、で示されるように約7011I11であり、
また角部を耳切りしない素材(第20図(d))による
と、符号d1で示されるように約5011IIllまで
しか達しない、すなわち、上記実施例によれば最大成形
深さは従来よりも太き(なり、プレス絞り成型装置にお
ける深絞り成形性能が向上することが理解される。一方
最大ポンチ荷重については、上記実施例による素材は他
の例とほぼ同じ大きさであった。
素材の角部を直線的に耳切りしていた従来技術において
、絞り成形時に素材の割れがどうしても防止できない場
合、素材の板厚を増加させたり、あるいは素材の材質を
より高級なものに変更することが行なわれてきた。しか
し本実施例によれば、最適な耳切り形状が得られるため
、素材の割れがより確実に防止でき、板厚の増加あるい
は材質の変更の必要性が減少する。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、試行錯誤に頼ることなく
、短時間で最適な素材の耳切りを行い、また最適ビード
位置を確実に定めることができ、プレス絞り成形工程に
要する時間を大幅に短縮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るプレス絞り金型を示す
斜視図、 第2図(a)は従来の耳切り形状を示す図、第2図(b
)は従来のビード位置を示す図、第3図は従来のビード
位置に基づくシワの発生位置を示す図、 第4図は単層のダイスの一例を示す断面図、第5図は複
層のダイスの一例を示す断面図、第6図は複層のダイス
の他の例を示す断面図、第7図はビード位置決定ルーチ
ンの一例のフローチャート、 第8図(a)は絞りプロファイルを示す図、第8図(b
)は絞りプロファイルの周囲に第1次すべり線場を描き
始めた状態を示す図、第8図(C)は第1次すべり線場
を示す図、第8図(d)は第1次すべり線場の外側に第
2次すべり線場を描いた状態を示す図、 第8図(e)はすべり線場に最適ビード位置を描いた状
態を示す図、 第9図はヘンキーの第1定理における符号の説明図、 第10図(a)、(b)はビード位置決定ルーチンの他
の例のフローチャート、 第11図はすべり線場の各節点における速度を示す図、 第12図はガイリンガ−の式における符号の説明図、 第13図はポンチの断面図、 第14図は速度場に対する材料傾斜の影響の補正の説明
図、 第15図は材料傾斜の影響を補正した速度場を示す図、 第16図はすべり込み量の合成の説明図、第17図はポ
ンチの各ストロークにおける最小主応力線を示す図、 第18図は素材の流入方向の実験データとすべり線場法
による最大主応力線とを比較した図、第19図は各節点
における素材の流入速度を示す図、 第20図は(C)〜(d)は素材形状の例を示す図、 第21図は第20図(a)〜(d)の素材を用いた絞り
成形における最大成形深さと最大ポンチ荷重を示すグラ
フである。 13 、15・・・しわ押え面、   16・・・ポン
チ、B・・・ビード。 第1図 第2図(。)   第2図(b) B・・・ビード 第3図 第4図    第5図 2b 第6図 第7図 第11図 第13図 第14図    第15図 第16図 第゛図    第・8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、素材の角部を予め切断し、該素材の外周部を押圧固
    定した状態で該素材にポンチを押当てて絞り成形するプ
    レス絞り成型装置において、上記素材の角部をすべり線
    場法により求められた最小主応力線に沿って切断する手
    段を備えたことを特徴とするプレス絞り成型装置。 2、しわ押え面に絞りプロファイルを囲繞するビードが
    形成され、該しわ押え面により素材の外周部を押圧固定
    した状態で該素材にポンチを押当てて絞り成形するプレ
    ス絞り成型装置において、上記ビードは、すべり線場法
    により求められた最小主応力線に沿って形成されること
    を特徴とするプレス成型装置。
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