JPH0131846B2 - - Google Patents
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- JPH0131846B2 JPH0131846B2 JP55003089A JP308980A JPH0131846B2 JP H0131846 B2 JPH0131846 B2 JP H0131846B2 JP 55003089 A JP55003089 A JP 55003089A JP 308980 A JP308980 A JP 308980A JP H0131846 B2 JPH0131846 B2 JP H0131846B2
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- Japan
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- paper
- pot
- seedlings
- synthetic fibers
- seedling
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
この発明は作物の根の伸長し易い新規な育苗用
紙及びこの育苗用紙を使用した育苗用鉢体に係わ
るものである。 従来、紙筒集合体の如き育苗用無底鉢体を製造
する場合は、天然繊維より抄紙する際に所定量の
合成繊維や防腐剤等を混抄してクラフト紙の如き
強靭な紙となし、育苗に必要な湿潤強度と、耐腐
性を付与するのが常である。近時クラフト紙の片
面あるいは両面に予め多孔性で耐腐性の湿潤強度
を有する樹脂繊維不織布を貼着して原紙となし、
この原紙により集合紙筒の製造を行なうことを提
案されている。 しかしながら合成繊維を混抄したクラフト紙に
おいては、例えば育苗終了時に鉢体の必要な湿潤
強度を得るためには、クラフト紙に対し合成繊維
を15〜25%程度の混抄が必要であるが、育苗終了
後、鉢体のまま本圃に定植したあと植物の根は、
合成繊維の網目状の孔隙中に残存する木質パルプ
繊維が障碍となり根の伸長が阻害される。このた
め発根力の弱いハクサイ、カンラン等において
は、特に本圃定植後の生育が遅延して育苗移植の
効果が低減するなどの支障を来すこととなる。従
つて、本圃定植時に紙鉢体を除去して裸のブロツ
ク苗とし、移植するのが不可避である様な例も多
く、労力面の損失ばかりか苗の土ブロツクが紙鉢
の除去操作により崩壊して切角の育苗鉢による育
苗の効果を失うことも多いなどの不都合があつ
た。 一方、クラフト紙などに多孔性の耐腐性不織布
を貼着した育苗用紙で育苗鉢体を作成する場合
は、育苗終了後本圃定植した後の不織布の多孔隙
部には、クラフト紙の腐触残がいが残存すること
なく、植物の根の伸長は阻害されず良好である
が、予じめ育苗用紙を作成する工程を必要としこ
の工程に於てクラフト紙に多孔性の薄い不織布を
糊又は加熱等で貼合する際、不織布がしわになる
ことが多く均一な貼合とならず、又クラフト紙と
不織布に貼合ずれ、あるいは切断などを生じるた
め、その取扱い作業は極めて慎重にせざるを得
ず、この結果貼合せ作業の能率が悪い。更に苗の
発根性を良くするためには、不織布の厚さは薄い
程良いが、不織布の製造は15g/m2程度がそ限度
であり、又薄くなればなる程クラフト紙との貼着
の作業能率も悪くなる欠点がある。 上記の如く紙の様な薄膜で四角柱または六角柱
状の無底の鉢体を多数水溶性糊で貼合せた集合鉢
体にて育苗し、移植時個々の紙鉢苗に分離して鉢
のまま本圃に定植する方法は省力的な育苗移植方
法として一般的に活用されているが、該鉢体を構
成する育苗用紙としては、鉢体内に育苗した苗根
を本圃において鉢体を付した状態でも充伏伸長し
て極めて良好な生育を行なうためには、満足すべ
き品質に到達していないのが実情である。 この発明者はこの様な欠点を除くべく種々研究
の結果、天然繊維にて抄紙された紙、例えばクラ
フト紙の如き紙の上面に、耐腐性の合成繊維、例
えばポリプロピレン、ポリエチレン、ビニロン等
の繊維の少量を均一に分散配置せしめて後接着
剤、若しくは加熱による接着により一体化して原
紙となし、この原紙にて四角又は六角柱状体の鉢
体を形成し、鉢体を多数水溶性糊にて接着し、紙
筒集合体を構成した処、クラフト紙に耐腐性の合
成繊維を均一に分散接着した原紙による鉢体は、
植物苗を所定期間育苗後移植時において極めて良
好な湿潤強度を有した鉢体を形成しており、又そ
のまま本圃に移植すると本圃において苗根は直接
鉢体の合成繊維間より自然の状態で伸長すること
を見出し、この発明を完成したものである。 以下、図面にもとづき説明する。 第1図はこの発明で製造される育苗用紙の製造
工程略図であり、1はクラフト紙の様な天然繊維
により抄紙された紙で、巻取りの一端より順次引
き出される。2はホツパー、3は合成繊維であ
り、ホツパー2は順次引出された紙1の上方に設
けられ、内部にはビニロン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の耐腐性のある合成繊維3の1種又
は2種以上貯蔵している。ホツパー2中の合成繊
維は、通常3デニール前後の太さを有し15〜60mm
程度の長さとしてある。あまり短い合成繊維を使
用すると湿潤強度が不足するので使用できず、又
長過ぎると作業性を悪くするので30mm前後のもの
が好ましい。4はホツパー2下部に設けた表面に
植針してある繊維繰出ローラであり、この繰出ロ
ーラ4の回転速度はクラフト紙1の移行速度と連
動しており、回転速度を調節することにより繰出
し量を調節できるもので、通常20g/m2以下の
量、好ましくは3〜15g/m2の量が均等に繰出さ
れ、クラフト紙1の上に積層する。繰出しは合成
繊維3が互にからみ合つている所より均等な厚さ
で分散帯3′となり繰出される。 分散帯3′を載置したクラフト紙1は移行して
加熱ローラ5,5′の間に達するが、加熱ローラ
5,5′は100〜200℃程度に加熱されているので、
紙1の上面に載置した合成繊維3を挾圧し、紙1
上に合成繊維3を一挙に貼合し、一体として巻取
機6により巻取り、育苗用紙とする。 上記は加熱接着の方式について説明したが、加
熱ローラ5,5′を単なる加圧のみのローラとな
し、加圧ローラ以前において予め紙1の表面に耐
水性の接着剤を塗布しておき、ついで合成繊維3
の均質分散帯3′を載置し、これを加圧ローラで
加圧して巻取る方法によつても本発明の育苗用紙
とすることもできる。 このようにして、得られた育苗用紙は第2図に
示すように、紙1の上面に合成繊維3が層3″と
なつて接着され一体となつている。この紙は特に
育苗時に必要なぬれ引張り強度に勝れ、今、その
例を実験例により説明する。 実験は、60g/m2のクラフト紙に3デニール太
さのポリプロピレン繊維を30mmに切断したもの
を、各種割合で融着し、合成繊維量と湿潤引張強
度を試験した。その結果を第1表に示す。但し、
湿潤引張強度は2週間土中に埋設した6cm巾のも
のを4つ折として試験した結果である。
紙及びこの育苗用紙を使用した育苗用鉢体に係わ
るものである。 従来、紙筒集合体の如き育苗用無底鉢体を製造
する場合は、天然繊維より抄紙する際に所定量の
合成繊維や防腐剤等を混抄してクラフト紙の如き
強靭な紙となし、育苗に必要な湿潤強度と、耐腐
性を付与するのが常である。近時クラフト紙の片
面あるいは両面に予め多孔性で耐腐性の湿潤強度
を有する樹脂繊維不織布を貼着して原紙となし、
この原紙により集合紙筒の製造を行なうことを提
案されている。 しかしながら合成繊維を混抄したクラフト紙に
おいては、例えば育苗終了時に鉢体の必要な湿潤
強度を得るためには、クラフト紙に対し合成繊維
を15〜25%程度の混抄が必要であるが、育苗終了
後、鉢体のまま本圃に定植したあと植物の根は、
合成繊維の網目状の孔隙中に残存する木質パルプ
繊維が障碍となり根の伸長が阻害される。このた
め発根力の弱いハクサイ、カンラン等において
は、特に本圃定植後の生育が遅延して育苗移植の
効果が低減するなどの支障を来すこととなる。従
つて、本圃定植時に紙鉢体を除去して裸のブロツ
ク苗とし、移植するのが不可避である様な例も多
く、労力面の損失ばかりか苗の土ブロツクが紙鉢
の除去操作により崩壊して切角の育苗鉢による育
苗の効果を失うことも多いなどの不都合があつ
た。 一方、クラフト紙などに多孔性の耐腐性不織布
を貼着した育苗用紙で育苗鉢体を作成する場合
は、育苗終了後本圃定植した後の不織布の多孔隙
部には、クラフト紙の腐触残がいが残存すること
なく、植物の根の伸長は阻害されず良好である
が、予じめ育苗用紙を作成する工程を必要としこ
の工程に於てクラフト紙に多孔性の薄い不織布を
糊又は加熱等で貼合する際、不織布がしわになる
ことが多く均一な貼合とならず、又クラフト紙と
不織布に貼合ずれ、あるいは切断などを生じるた
め、その取扱い作業は極めて慎重にせざるを得
ず、この結果貼合せ作業の能率が悪い。更に苗の
発根性を良くするためには、不織布の厚さは薄い
程良いが、不織布の製造は15g/m2程度がそ限度
であり、又薄くなればなる程クラフト紙との貼着
の作業能率も悪くなる欠点がある。 上記の如く紙の様な薄膜で四角柱または六角柱
状の無底の鉢体を多数水溶性糊で貼合せた集合鉢
体にて育苗し、移植時個々の紙鉢苗に分離して鉢
のまま本圃に定植する方法は省力的な育苗移植方
法として一般的に活用されているが、該鉢体を構
成する育苗用紙としては、鉢体内に育苗した苗根
を本圃において鉢体を付した状態でも充伏伸長し
て極めて良好な生育を行なうためには、満足すべ
き品質に到達していないのが実情である。 この発明者はこの様な欠点を除くべく種々研究
の結果、天然繊維にて抄紙された紙、例えばクラ
フト紙の如き紙の上面に、耐腐性の合成繊維、例
えばポリプロピレン、ポリエチレン、ビニロン等
の繊維の少量を均一に分散配置せしめて後接着
剤、若しくは加熱による接着により一体化して原
紙となし、この原紙にて四角又は六角柱状体の鉢
体を形成し、鉢体を多数水溶性糊にて接着し、紙
筒集合体を構成した処、クラフト紙に耐腐性の合
成繊維を均一に分散接着した原紙による鉢体は、
植物苗を所定期間育苗後移植時において極めて良
好な湿潤強度を有した鉢体を形成しており、又そ
のまま本圃に移植すると本圃において苗根は直接
鉢体の合成繊維間より自然の状態で伸長すること
を見出し、この発明を完成したものである。 以下、図面にもとづき説明する。 第1図はこの発明で製造される育苗用紙の製造
工程略図であり、1はクラフト紙の様な天然繊維
により抄紙された紙で、巻取りの一端より順次引
き出される。2はホツパー、3は合成繊維であ
り、ホツパー2は順次引出された紙1の上方に設
けられ、内部にはビニロン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の耐腐性のある合成繊維3の1種又
は2種以上貯蔵している。ホツパー2中の合成繊
維は、通常3デニール前後の太さを有し15〜60mm
程度の長さとしてある。あまり短い合成繊維を使
用すると湿潤強度が不足するので使用できず、又
長過ぎると作業性を悪くするので30mm前後のもの
が好ましい。4はホツパー2下部に設けた表面に
植針してある繊維繰出ローラであり、この繰出ロ
ーラ4の回転速度はクラフト紙1の移行速度と連
動しており、回転速度を調節することにより繰出
し量を調節できるもので、通常20g/m2以下の
量、好ましくは3〜15g/m2の量が均等に繰出さ
れ、クラフト紙1の上に積層する。繰出しは合成
繊維3が互にからみ合つている所より均等な厚さ
で分散帯3′となり繰出される。 分散帯3′を載置したクラフト紙1は移行して
加熱ローラ5,5′の間に達するが、加熱ローラ
5,5′は100〜200℃程度に加熱されているので、
紙1の上面に載置した合成繊維3を挾圧し、紙1
上に合成繊維3を一挙に貼合し、一体として巻取
機6により巻取り、育苗用紙とする。 上記は加熱接着の方式について説明したが、加
熱ローラ5,5′を単なる加圧のみのローラとな
し、加圧ローラ以前において予め紙1の表面に耐
水性の接着剤を塗布しておき、ついで合成繊維3
の均質分散帯3′を載置し、これを加圧ローラで
加圧して巻取る方法によつても本発明の育苗用紙
とすることもできる。 このようにして、得られた育苗用紙は第2図に
示すように、紙1の上面に合成繊維3が層3″と
なつて接着され一体となつている。この紙は特に
育苗時に必要なぬれ引張り強度に勝れ、今、その
例を実験例により説明する。 実験は、60g/m2のクラフト紙に3デニール太
さのポリプロピレン繊維を30mmに切断したもの
を、各種割合で融着し、合成繊維量と湿潤引張強
度を試験した。その結果を第1表に示す。但し、
湿潤引張強度は2週間土中に埋設した6cm巾のも
のを4つ折として試験した結果である。
【表】
即ち、湿潤引張強度は合成繊維量と共に増加す
るが3g/m2未満では紙の強度が不足し、又その
ような少量を均等分散さすことは実際上不可能に
近い。又20g/m2以上としても必要以上の強度と
なるので実用的でない。 上記育苗用紙を使用し、育苗容器を製造するに
際しては、合成繊維3の層層3″自体も繊維同志
が融着するか或は糊料により接着されているの
で、育苗用紙を所定の幅に裁断し、層3″が互に
内側になるよう截断片を重ね合せ、両側を加熱融
着するか或は耐水性糊で接着し、六角形、四角形
等の鉢体(第3図参照)とする。このような鉢体
は単独使用してもよく或は互に水溶性糊で貼合し
集合鉢体として使用してもよいのである。又集合
鉢体を製造する際に各鉢体の外側に防腐処理を施
すとか根絡み処置を施す等のことは適宜実施して
もよいものである。 このようにして製造した育苗鉢に土詰播種して
育苗後本圃に定植した場合、苗の根は極めて多孔
性に富んだ合成繊維3の層3″の間隙孔より自然
の状況と同様に自由に伸長することができるもの
であり、第1表に用いた合成繊維3の貼着量別の
根の伸長性を第2表として示す。尚対照として従
来の木材パルプに18%ビニロンを混抄した合成繊
維紙による苗鉢の育苗の伸長性を併記する。
るが3g/m2未満では紙の強度が不足し、又その
ような少量を均等分散さすことは実際上不可能に
近い。又20g/m2以上としても必要以上の強度と
なるので実用的でない。 上記育苗用紙を使用し、育苗容器を製造するに
際しては、合成繊維3の層層3″自体も繊維同志
が融着するか或は糊料により接着されているの
で、育苗用紙を所定の幅に裁断し、層3″が互に
内側になるよう截断片を重ね合せ、両側を加熱融
着するか或は耐水性糊で接着し、六角形、四角形
等の鉢体(第3図参照)とする。このような鉢体
は単独使用してもよく或は互に水溶性糊で貼合し
集合鉢体として使用してもよいのである。又集合
鉢体を製造する際に各鉢体の外側に防腐処理を施
すとか根絡み処置を施す等のことは適宜実施して
もよいものである。 このようにして製造した育苗鉢に土詰播種して
育苗後本圃に定植した場合、苗の根は極めて多孔
性に富んだ合成繊維3の層3″の間隙孔より自然
の状況と同様に自由に伸長することができるもの
であり、第1表に用いた合成繊維3の貼着量別の
根の伸長性を第2表として示す。尚対照として従
来の木材パルプに18%ビニロンを混抄した合成繊
維紙による苗鉢の育苗の伸長性を併記する。
【表】
上表より判明する如く、合成繊維30g/m2接着
した紙及びビニロン混抄紙は発根指数が極めて不
良なことが判明する。 この発明によつて得られる育苗用紙は、通常の
不織布製造技術では製造不可能な20g/m2以下の
超薄層の合成繊維層を紙1上に作りながら充分に
湿潤時の引張り強度が得られることは第1表に示
す通りである。 この結果、育苗後移植時の上付苗ブロツク第5
図dは鉢体が一定の強度を有して保持しており、
合成繊維3の層3″がずれてブロツクが崩壊する
様なことは全くないものである。 この様にこの発明による育苗用紙は湿潤強度が
大で根の伸長が良く、しかも合成繊維の使用量が
従来方法では到達できない様な節減が可能となつ
たばかりでなく、従来の予め不織布を製造して2
次加工的に紙に貼合する方法においては不織布が
剛性に著しく乏しいため、作業速度が分速10m程
度以内で、しかも不織布層がしわになり易く、出
来栄も悪く、甚だ不経済であるのに比し、この発
明においては紙層1と合成繊維層3″の貼合工程
は優に分速300mも実施可能であつて、著しい改
善が見られる。この外合成繊維層3″がしわにな
つて製品の不均質を招く様な危険性は皆無であ
る。これらはこの発明の育苗用紙が充分に引張強
度を有する紙を利用して、その上に本来ならば到
底引出しに耐えない様な超薄層の合成繊維の均質
分散帯3′を紙面上に誘導して載せ、糊または加
熱によりローラ5,5′で加圧される段階でまだ
合成繊維が布を形成していない状態で一挙に挾圧
圧扁されるため、全体がしわにならない状態で修
正されて紙に貼合わされ、その瞬間に合成繊維同
志も融着または糊で貼合され、必要な湿潤強度を
有する超薄層の膜を形成し、しかも紙との貼合に
より恰も紙と同様の剛性で、集合鉢体を形成する
ことができ、〓後の育苗操作にも適合するもので
ある。 本発明は、以上の様に極めて良く根が伸長でき
る超薄層の合成繊維薄膜が経済的に事実上最底限
界で得られ、しかも必要にして充分な湿潤引張強
度が得られるので、単価の安い作物の育苗移植用
紙筒集合体の育苗移植には特に有効であり、濃業
上の利益は絶大である。 以下実施例により説明する。 実施例 1 幅60cm、長さ2500mの60g/m2のクラフト紙を
巻取の一端より引き出し、合成繊維として3デニ
ール30mmのポリプロピレン繊維及びポリエチレン
繊維の等量混合物を貯蔵したホツパーの繰出口に
接した繰出しロール4より8g/m2の割合で均質
な繊維の分散帯を誘導して、上記紙の表面にの
せ、ついで160℃に加熱したローラ5,5′間を通
過させて、全体を融着一体化させ、全体の機械ス
ピードを150m/分の割合で運転して巻取つた。
得られた紙と合成繊維の一体化された育苗用紙は
極めて育苗鉢の製造に適し、直径5cm、高さ5cm
の無蓋無底の六角状紙筒体(第3図参照)を作
り、次いで水溶性糊で横6列、縦10段、計60個の
集合鉢体を作つた。該集合鉢体に土詰し、カンラ
ンの種子を播種して35日間温床で育苗し、これを
本圃に定植した。 移植に際し、集合鉢体より個々の苗体に分離す
る作業は、側部より根の透過は殆んどなかつたの
で極めて容易であつた。又、定植後の鉢体側壁よ
りの発根性は第3日目15本、5日目32本であり極
めて良好であつた。対象としてビニロン繊維18%
をパルプに混抄して製造した合成繊維紙から作つ
た鉢体で前記同様に育苗し比較したところ、合成
繊維紙では第3日目発根なし、第5日目3本、第
7日目12本と少く、本発明の育苗用紙が圧到的な
有利性を示し、〓後の生育も著しく良好であつ
た。 実施例 2 1)と同様の目的方法で合成繊維はビニロンと
ポリプロピレンの各3デニール25mm長の混合繊維
50%宛を使用し、熱融着の替りにPVA117(商品
名)の12%水溶液を予めクラフト紙の表面に塗付
したのち上記合成繊維の均質分散帯3′をのせロ
ーラ5,5′で軽く圧扁したのち乾燥して巻取つ
て本発明の育苗用紙を完成させた。 この育苗用紙を使用して実施例1と同様の集合
鉢体を作り、カンランを実施例1と同じ方法で育
苗、移植のテストをしたところ、本発明品の使用
紙筒鉢の苗は取扱適性は抜群で、本圃定植後の側
壁面よりのカンランの発根性は著しく良好であつ
た。
した紙及びビニロン混抄紙は発根指数が極めて不
良なことが判明する。 この発明によつて得られる育苗用紙は、通常の
不織布製造技術では製造不可能な20g/m2以下の
超薄層の合成繊維層を紙1上に作りながら充分に
湿潤時の引張り強度が得られることは第1表に示
す通りである。 この結果、育苗後移植時の上付苗ブロツク第5
図dは鉢体が一定の強度を有して保持しており、
合成繊維3の層3″がずれてブロツクが崩壊する
様なことは全くないものである。 この様にこの発明による育苗用紙は湿潤強度が
大で根の伸長が良く、しかも合成繊維の使用量が
従来方法では到達できない様な節減が可能となつ
たばかりでなく、従来の予め不織布を製造して2
次加工的に紙に貼合する方法においては不織布が
剛性に著しく乏しいため、作業速度が分速10m程
度以内で、しかも不織布層がしわになり易く、出
来栄も悪く、甚だ不経済であるのに比し、この発
明においては紙層1と合成繊維層3″の貼合工程
は優に分速300mも実施可能であつて、著しい改
善が見られる。この外合成繊維層3″がしわにな
つて製品の不均質を招く様な危険性は皆無であ
る。これらはこの発明の育苗用紙が充分に引張強
度を有する紙を利用して、その上に本来ならば到
底引出しに耐えない様な超薄層の合成繊維の均質
分散帯3′を紙面上に誘導して載せ、糊または加
熱によりローラ5,5′で加圧される段階でまだ
合成繊維が布を形成していない状態で一挙に挾圧
圧扁されるため、全体がしわにならない状態で修
正されて紙に貼合わされ、その瞬間に合成繊維同
志も融着または糊で貼合され、必要な湿潤強度を
有する超薄層の膜を形成し、しかも紙との貼合に
より恰も紙と同様の剛性で、集合鉢体を形成する
ことができ、〓後の育苗操作にも適合するもので
ある。 本発明は、以上の様に極めて良く根が伸長でき
る超薄層の合成繊維薄膜が経済的に事実上最底限
界で得られ、しかも必要にして充分な湿潤引張強
度が得られるので、単価の安い作物の育苗移植用
紙筒集合体の育苗移植には特に有効であり、濃業
上の利益は絶大である。 以下実施例により説明する。 実施例 1 幅60cm、長さ2500mの60g/m2のクラフト紙を
巻取の一端より引き出し、合成繊維として3デニ
ール30mmのポリプロピレン繊維及びポリエチレン
繊維の等量混合物を貯蔵したホツパーの繰出口に
接した繰出しロール4より8g/m2の割合で均質
な繊維の分散帯を誘導して、上記紙の表面にの
せ、ついで160℃に加熱したローラ5,5′間を通
過させて、全体を融着一体化させ、全体の機械ス
ピードを150m/分の割合で運転して巻取つた。
得られた紙と合成繊維の一体化された育苗用紙は
極めて育苗鉢の製造に適し、直径5cm、高さ5cm
の無蓋無底の六角状紙筒体(第3図参照)を作
り、次いで水溶性糊で横6列、縦10段、計60個の
集合鉢体を作つた。該集合鉢体に土詰し、カンラ
ンの種子を播種して35日間温床で育苗し、これを
本圃に定植した。 移植に際し、集合鉢体より個々の苗体に分離す
る作業は、側部より根の透過は殆んどなかつたの
で極めて容易であつた。又、定植後の鉢体側壁よ
りの発根性は第3日目15本、5日目32本であり極
めて良好であつた。対象としてビニロン繊維18%
をパルプに混抄して製造した合成繊維紙から作つ
た鉢体で前記同様に育苗し比較したところ、合成
繊維紙では第3日目発根なし、第5日目3本、第
7日目12本と少く、本発明の育苗用紙が圧到的な
有利性を示し、〓後の生育も著しく良好であつ
た。 実施例 2 1)と同様の目的方法で合成繊維はビニロンと
ポリプロピレンの各3デニール25mm長の混合繊維
50%宛を使用し、熱融着の替りにPVA117(商品
名)の12%水溶液を予めクラフト紙の表面に塗付
したのち上記合成繊維の均質分散帯3′をのせロ
ーラ5,5′で軽く圧扁したのち乾燥して巻取つ
て本発明の育苗用紙を完成させた。 この育苗用紙を使用して実施例1と同様の集合
鉢体を作り、カンランを実施例1と同じ方法で育
苗、移植のテストをしたところ、本発明品の使用
紙筒鉢の苗は取扱適性は抜群で、本圃定植後の側
壁面よりのカンランの発根性は著しく良好であつ
た。
第1図は合成繊維を添着する装置の説明図、第
2図は本発明の育苗用紙の部分側断面図、第3図
b,aは本発明の育苗用紙で作つた鉢体の例を示
す斜視図、第4図は第3図bの集合鉢体の斜視
図、第5図は移植時の鉢体の斜視図である。 1…紙、3…合成繊維、4…繰出ロール、5,
5′…加熱ローラ。
2図は本発明の育苗用紙の部分側断面図、第3図
b,aは本発明の育苗用紙で作つた鉢体の例を示
す斜視図、第4図は第3図bの集合鉢体の斜視
図、第5図は移植時の鉢体の斜視図である。 1…紙、3…合成繊維、4…繰出ロール、5,
5′…加熱ローラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 天然繊維よりなる紙の上面に3デニール前後
の太さで15〜60mm程度の長さを有する合成繊維を
3〜20g/m2の範囲で均等に分配配置し接着して
一体化した育苗用紙。 2 天然繊維よりなる紙の上面に3デニール前後
の太さで15〜60mm程度の長さを有する合成繊維を
3〜20g/m2の範囲で均等に接着した植物育苗用
紙を、所定大きさに裁断し、裁断片を重ね合せ両
側を加熱融着するか耐水性糊で接着し独立した鉢
体とすることを特徴とする育苗用鉢体。 3 天然繊維よりなる紙の上面に3デニール前後
の太さで15〜60mm程度の長さを有する合成繊維を
3〜20g/m2の範囲で均等に接着した植物育苗用
紙を、所定大きさに裁断し、裁断片を重ね合せ両
側を接着して鉢体となし、該鉢体を多数水溶性糊
料で貼着し集合体としたことを特徴とする育苗用
鉢体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP308980A JPS56109524A (en) | 1980-01-17 | 1980-01-17 | Growing paper and growing pot using same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP308980A JPS56109524A (en) | 1980-01-17 | 1980-01-17 | Growing paper and growing pot using same |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56109524A JPS56109524A (en) | 1981-08-31 |
| JPH0131846B2 true JPH0131846B2 (ja) | 1989-06-28 |
Family
ID=11547611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP308980A Granted JPS56109524A (en) | 1980-01-17 | 1980-01-17 | Growing paper and growing pot using same |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56109524A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5860919A (ja) * | 1981-10-05 | 1983-04-11 | 日本甜菜製糖株式会社 | 作物育苗移植用複合紙の製造方法 |
| JPS633732A (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-08 | 新王子製紙株式会社 | 育苗用紙の製造方法 |
| JPS6336717A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-17 | 株式会社クラレ | 育苗移植鉢体用複合紙およびその製造法 |
| JPS6336718A (ja) * | 1986-07-29 | 1988-02-17 | 王子製紙株式会社 | 農業用紙及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51138522U (ja) * | 1975-04-28 | 1976-11-09 | ||
| JPS6012997B2 (ja) * | 1978-11-06 | 1985-04-04 | 石田産業株式会社 | 小袋入り肥料 |
-
1980
- 1980-01-17 JP JP308980A patent/JPS56109524A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56109524A (en) | 1981-08-31 |
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