JPH0133493B2 - - Google Patents
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- JPH0133493B2 JPH0133493B2 JP59071804A JP7180484A JPH0133493B2 JP H0133493 B2 JPH0133493 B2 JP H0133493B2 JP 59071804 A JP59071804 A JP 59071804A JP 7180484 A JP7180484 A JP 7180484A JP H0133493 B2 JPH0133493 B2 JP H0133493B2
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- JP
- Japan
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- film
- aromatic polyamide
- fluororesin
- polyamide film
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- Laminated Bodies (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は耐熱性、機械的物性にすぐれた電気絶
縁用等の分野に広く用いられる芳香族系ポリアミ
ド積層フイルムに関する。更に詳しくは、本発明
は所定以上の含水率をもつた芳香族ポリアミドフ
イルムの片面もしくは両面にフツ素系樹脂を塗
布、乾燥後熱処理することによつて自己粘着性の
ある積層芳香族ポリアミドフイルムの製造方法に
関するものである。 従来技術 芳香族ポリアミドはすぐれた耐熱性、機械的性
質を有しており、殊にp−フエニレンテレフタル
アミド系、ハロゲン置換p−フエニレンテレフタ
ルアミド系、m−フエニレンテレフタルアミド
系、p−フエニレンイソフタルアミド系およびm
−フエニレンイソフタルアミド系等の重合体は電
気絶縁材料分野等の各種の用途展開の可能性が高
く、近年特に注目されている。 一般に、耐熱性フイルムを電気絶縁材として用
いる場合には、対象となる電気導伝体に対して耐
熱性フイルムをテープ状にしてテーピングした後
エポキシ系樹脂で固める方法が採用されている。
これは、芳香族ポリイミド系あるいは芳香族ポリ
アミド系フイルムのような耐熱性フイルムは一般
的に自己融着性がなく、電気導伝体にテーピング
する際樹脂固定する必要があるためである。しか
し、この方法では、樹脂で固定するため、得られ
る複合絶縁体の耐熱性が固定樹脂の特性による制
限を受け、フイルム本来のもつている耐熱性能を
充分発現し得ないきらいがある。 これに対して、自己融着性のある耐熱性フイル
ムとして芳香族ポリアミドフイルムあるいは芳香
族ポリアミドフイルムにテトラフロロエチレン−
ヘキサフロロプロピレン共重合体フイルムをラミ
ネーシヨンしたものが開発されている。これによ
る複合フイルムは耐熱性、自己融着性にすぐれて
いるものの、フツ素樹脂フイルムをラミネーシヨ
ンするという工程が必要であると同時にフツ素樹
脂フイルムと基体である耐熱性フイルムとの接着
性に劣り、かならずしも満足すべき複合積層フイ
ルムではない。 発明の目的 本発明者らは、かかる点を改善し、接着性のす
ぐれた耐熱性積層フイルムを効率よく、かつ経済
的に有利に製造する方法を鋭意検討した結果、所
定含水率の芳香族ポリアミドの片面もしくは両面
にフツ素樹脂水分散液を塗布、乾操した後熱処理
することによつて、効率よくかつ接着性にすぐれ
た積層フイルムが得られる事実をみいだし、本発
明に到達したものである。 発明の構成 すなわち、本発明は、芳香族ポリアミドフイル
ムの片面又は両面にフツ素樹脂の層を形成せしめ
た積層フイルムを製造するに際し、芳香族ポリア
ミドフイルムに水又はアミド溶剤の水溶液を10重
量%以上含有せしめた状態で、該フイルムの片面
又は両面にフツ素樹脂を水分散液として塗布し、
乾燥したのち該フツ素樹脂の融点以上の温度で熱
処理して、芳香族ポリアミドフイルムの表面に均
一なフツ素樹脂層を形成せしめることを特徴とす
る積層フイルムの製造方法にある。 本発明で用いる芳香族ポリアミド系重合体は、
一般式 (−NH−Ar1−NHCO−Ar2−CO)− または(−NH−Ar1CO)− 〔ここで、Ar1及びAr2はそれぞれ芳香族基で
ある〕 で示される繰返し構造単位を単独、又は共重合体
の形で含む芳香族ポリアミド系重合体であり、好
ましくは該構造単位を75%以上含む芳香族ポリア
ミド系重合体である。 上記一般式においてAr1,Ar2は同一であつて
も異つていてもよく、その代表的なものとしては
次の構造式で表わせる芳香族基がある。
縁用等の分野に広く用いられる芳香族系ポリアミ
ド積層フイルムに関する。更に詳しくは、本発明
は所定以上の含水率をもつた芳香族ポリアミドフ
イルムの片面もしくは両面にフツ素系樹脂を塗
布、乾燥後熱処理することによつて自己粘着性の
ある積層芳香族ポリアミドフイルムの製造方法に
関するものである。 従来技術 芳香族ポリアミドはすぐれた耐熱性、機械的性
質を有しており、殊にp−フエニレンテレフタル
アミド系、ハロゲン置換p−フエニレンテレフタ
ルアミド系、m−フエニレンテレフタルアミド
系、p−フエニレンイソフタルアミド系およびm
−フエニレンイソフタルアミド系等の重合体は電
気絶縁材料分野等の各種の用途展開の可能性が高
く、近年特に注目されている。 一般に、耐熱性フイルムを電気絶縁材として用
いる場合には、対象となる電気導伝体に対して耐
熱性フイルムをテープ状にしてテーピングした後
エポキシ系樹脂で固める方法が採用されている。
これは、芳香族ポリイミド系あるいは芳香族ポリ
アミド系フイルムのような耐熱性フイルムは一般
的に自己融着性がなく、電気導伝体にテーピング
する際樹脂固定する必要があるためである。しか
し、この方法では、樹脂で固定するため、得られ
る複合絶縁体の耐熱性が固定樹脂の特性による制
限を受け、フイルム本来のもつている耐熱性能を
充分発現し得ないきらいがある。 これに対して、自己融着性のある耐熱性フイル
ムとして芳香族ポリアミドフイルムあるいは芳香
族ポリアミドフイルムにテトラフロロエチレン−
ヘキサフロロプロピレン共重合体フイルムをラミ
ネーシヨンしたものが開発されている。これによ
る複合フイルムは耐熱性、自己融着性にすぐれて
いるものの、フツ素樹脂フイルムをラミネーシヨ
ンするという工程が必要であると同時にフツ素樹
脂フイルムと基体である耐熱性フイルムとの接着
性に劣り、かならずしも満足すべき複合積層フイ
ルムではない。 発明の目的 本発明者らは、かかる点を改善し、接着性のす
ぐれた耐熱性積層フイルムを効率よく、かつ経済
的に有利に製造する方法を鋭意検討した結果、所
定含水率の芳香族ポリアミドの片面もしくは両面
にフツ素樹脂水分散液を塗布、乾操した後熱処理
することによつて、効率よくかつ接着性にすぐれ
た積層フイルムが得られる事実をみいだし、本発
明に到達したものである。 発明の構成 すなわち、本発明は、芳香族ポリアミドフイル
ムの片面又は両面にフツ素樹脂の層を形成せしめ
た積層フイルムを製造するに際し、芳香族ポリア
ミドフイルムに水又はアミド溶剤の水溶液を10重
量%以上含有せしめた状態で、該フイルムの片面
又は両面にフツ素樹脂を水分散液として塗布し、
乾燥したのち該フツ素樹脂の融点以上の温度で熱
処理して、芳香族ポリアミドフイルムの表面に均
一なフツ素樹脂層を形成せしめることを特徴とす
る積層フイルムの製造方法にある。 本発明で用いる芳香族ポリアミド系重合体は、
一般式 (−NH−Ar1−NHCO−Ar2−CO)− または(−NH−Ar1CO)− 〔ここで、Ar1及びAr2はそれぞれ芳香族基で
ある〕 で示される繰返し構造単位を単独、又は共重合体
の形で含む芳香族ポリアミド系重合体であり、好
ましくは該構造単位を75%以上含む芳香族ポリア
ミド系重合体である。 上記一般式においてAr1,Ar2は同一であつて
も異つていてもよく、その代表的なものとしては
次の構造式で表わせる芳香族基がある。
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
上記構造式において、Rは低級アルキル、低級
アルコキシ、ハロゲンあるいはニトロ基であり、
nは0および4を含む0〜4の数であり、Xは
アルコキシ、ハロゲンあるいはニトロ基であり、
nは0および4を含む0〜4の数であり、Xは
【式】−O−,
【式】
【式】の群から選ばれる1個の基であつて、こ
こにYは水素あるいは低級アルキル基を示す。
芳香族ポリアミド系重合体は、それぞれ所定の
芳香族ジカルボン酸ハライドと芳香族ジアミンと
を従来より蓄積された方法、殊に溶液重合法ある
いは界面重合法を用いて得る事が出来る。 本発明方法に用いる芳香族ポリアミド系フイル
ムは、前述した芳香族ポリアミド系重合体を、そ
の製造が溶液重合法による場合にはそのまゝ、ま
た界面重合法による場合にはN−メチル−2−ピ
ロリドン、ジメチルアセトアミド等の如きアミド
系溶剤あるいは硫酸等の如き極性溶剤に溶解し、
必要に応じてハロゲン化金属塩等を添加した後、
乾式法、湿式法等の製膜法を用いて製造する事が
出来る。 しかしながら、この芳香族ポリアミド系フイル
ムは耐熱性、電気的特性にすぐれた性能をもつて
いるものの、芳香族ポリイミド系フイルムと比較
したとき若干その性能が劣つている。これに対し
て本発明者は先に、芳香族ポリアミド系重合体に
架橋性化合物を配合し、熱、紫外線および(又
は)電子線等の方法で処理することによつて耐熱
性及び場合によつては絶縁破電圧が著しく向上し
た芳香族ポリアミドフイルムを提供する技術を提
案してきた。 すなわち、本発明方法を実施するにあたつても
該架橋性化合物を配合した芳香族ポリアミドフイ
ルムを用いる事は耐熱性、電気的性能の観点より
好ましい事である。 本発明方法で前記芳香族ポリアミド系重合体に
配合して本発明の効果をより一層発揮しうる架橋
性化合物群としては、次のようなものが代表的な
ものとしてあげられる。 すなわち (1) 一般式
芳香族ジカルボン酸ハライドと芳香族ジアミンと
を従来より蓄積された方法、殊に溶液重合法ある
いは界面重合法を用いて得る事が出来る。 本発明方法に用いる芳香族ポリアミド系フイル
ムは、前述した芳香族ポリアミド系重合体を、そ
の製造が溶液重合法による場合にはそのまゝ、ま
た界面重合法による場合にはN−メチル−2−ピ
ロリドン、ジメチルアセトアミド等の如きアミド
系溶剤あるいは硫酸等の如き極性溶剤に溶解し、
必要に応じてハロゲン化金属塩等を添加した後、
乾式法、湿式法等の製膜法を用いて製造する事が
出来る。 しかしながら、この芳香族ポリアミド系フイル
ムは耐熱性、電気的特性にすぐれた性能をもつて
いるものの、芳香族ポリイミド系フイルムと比較
したとき若干その性能が劣つている。これに対し
て本発明者は先に、芳香族ポリアミド系重合体に
架橋性化合物を配合し、熱、紫外線および(又
は)電子線等の方法で処理することによつて耐熱
性及び場合によつては絶縁破電圧が著しく向上し
た芳香族ポリアミドフイルムを提供する技術を提
案してきた。 すなわち、本発明方法を実施するにあたつても
該架橋性化合物を配合した芳香族ポリアミドフイ
ルムを用いる事は耐熱性、電気的性能の観点より
好ましい事である。 本発明方法で前記芳香族ポリアミド系重合体に
配合して本発明の効果をより一層発揮しうる架橋
性化合物群としては、次のようなものが代表的な
ものとしてあげられる。 すなわち (1) 一般式
【式】で示される基、さらに
好ましくは一般式
【式】で示される
基を少くとも1個以上含有する化合物群。
ここで、R1,R2,R3は水素、アルキル基を示
し、かかる化合物群の代表的なものとしては 一般式
し、かかる化合物群の代表的なものとしては 一般式
【式】
で示される化合物群がある。
ここでR′1,R′2,R′3,R′4はそれぞれ水素、ア
ルキル基、ハイドロオキシアルキル基、カルボキ
シアルキル基、ハロゲン化アルキル基を示し、l
は1以上の整数であつて、かつR′1,R′2,R′3,
R′4の内少くとも1個以上がラジカル反応性をも
つ前記官能基例えば不飽和アルキル基、アリル基
等でなければならない。 かかる化合物の代表的なものとしては、トリア
リルシアヌレート、ジアリルメチルシアヌレー
ト、ポリエチレンアリルシアヌレート、トリアリ
ルイソシアヌレート、ジアリルメチルイソシアヌ
レート、エチレンビス(ジアリルシアヌレート)、
テトラメチレンビス(ジアリルシアヌレート)、
エチレンビス(ジアリルイソシアヌレート)、テ
トラメチレンビス(ジアリルイソシアヌレート)、
ジアリルハイドロキシエチルシアヌレート、ジア
リルハイドロキシエチルイソシアヌレート、ジア
リルカルボエトキシシアヌレート、ジアリルカル
ボエトキシイソシアヌレート、ジアリルクロロエ
チルシアヌレート、ジアリルクロロエチルイソシ
アヌレート等が例示される。 さらに代表的なものとして、マロン酸ジアリ
ル、コハク酸ジアリル、グルタール酸ジアリル、
アジピン酸ジアリルおよびアゼライソ酸ジアリル
等の如きジカルボン酸ジアリルエステル類;N,
N−ジアリルメラミン、ヘキサアリルオキシメチ
ルメラミン、ヘキサアリルメラミンおよびトリア
リルメラミン等の如きアリル置換メラミン類等が
あげられる。 (2) 一般式
ルキル基、ハイドロオキシアルキル基、カルボキ
シアルキル基、ハロゲン化アルキル基を示し、l
は1以上の整数であつて、かつR′1,R′2,R′3,
R′4の内少くとも1個以上がラジカル反応性をも
つ前記官能基例えば不飽和アルキル基、アリル基
等でなければならない。 かかる化合物の代表的なものとしては、トリア
リルシアヌレート、ジアリルメチルシアヌレー
ト、ポリエチレンアリルシアヌレート、トリアリ
ルイソシアヌレート、ジアリルメチルイソシアヌ
レート、エチレンビス(ジアリルシアヌレート)、
テトラメチレンビス(ジアリルシアヌレート)、
エチレンビス(ジアリルイソシアヌレート)、テ
トラメチレンビス(ジアリルイソシアヌレート)、
ジアリルハイドロキシエチルシアヌレート、ジア
リルハイドロキシエチルイソシアヌレート、ジア
リルカルボエトキシシアヌレート、ジアリルカル
ボエトキシイソシアヌレート、ジアリルクロロエ
チルシアヌレート、ジアリルクロロエチルイソシ
アヌレート等が例示される。 さらに代表的なものとして、マロン酸ジアリ
ル、コハク酸ジアリル、グルタール酸ジアリル、
アジピン酸ジアリルおよびアゼライソ酸ジアリル
等の如きジカルボン酸ジアリルエステル類;N,
N−ジアリルメラミン、ヘキサアリルオキシメチ
ルメラミン、ヘキサアリルメラミンおよびトリア
リルメラミン等の如きアリル置換メラミン類等が
あげられる。 (2) 一般式
【式】
【式】で示される基を少くとも1
個以上含有する化合物群。
ここでR4,R5,R6はそれぞれ水素、アルキル
基を示し、かかる化合物群の代表的なものとして
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル等の如きアクリル酸エステル類;メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸−2−ハイドロオキシエチル等のメタクリ
ル酸類;エチレングリコール、ポリエチレングリ
コール等の如きグリコールとアクリル酸又はメタ
クリル酸とのエステル類;アクリルアミド、メタ
クリルアミド等の如きアクリル酸、メタクリル酸
のアミド類等があげられ、その他一般の架橋性化
合物も必要に応じて用いる事も可能である。 これら(1),(2)に示した化合物群から選ばれた1
種以上の架橋性化合物は、前記芳香族ポリアミド
系重合体に対して10重量%以下、好ましくは1〜
5重量%の範囲で配合することが好ましい。 本発明で用いる芳香族ポリアミドフイルムは、
前記芳香族ポリアミド系重合体をジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2
−ピロリドン等の如きアミド系溶剤、必要に応じ
て塩化カルシウム、塩化リチウム、塩化マグネシ
ウム、臭化リチウム、臭化カルシウムおよび臭化
アンモニウム等の如き金属ハロゲン化物類を配合
した前記アミド系溶剤に溶解せしめた重合体溶
液、あるいはジメチルスルホキシド、濃硫酸等に
溶解した重合体溶液を乾式、湿式、半乾半湿式等
の通常の方法によつて製膜したフイルムを包含す
る。 本発明で用いる芳香族ポリアミドフイルムは、
水あるいはアミド系水溶液を少くとも10重量%以
上含んでいることが必要であり、好ましくは水50
重量%以上、更に好ましくは100重量%以上含ん
だ含水フイルムがよい。含水率が10重量%未満の
ものにあつてはフツ素樹脂水分散液を塗布、乾
燥、熱処理後のフツ素樹脂と芳香族ポリアミドフ
イルムとの接着性に劣り、好ましくない。 含水フイルムにあつてアミド系溶剤を含んだ水
溶液を芳香族ポリアミドフイルム中に10重量%以
上含んだフイルムを用いることは、本発明に実施
するにあたり好ましい。 上述の含水芳香族ポリアミドフイルムを製造す
る方法としては、例えば前記の湿式及び乾式製膜
後水あるいはアミド溶剤水溶液中に浸漬すること
によつて容易に得られる。続いてフツ素樹脂水溶
液を塗布するが、被塗布含水芳香族ポリアミドフ
イルムは未延伸状態でもさしつかえないが、好ま
しくは少くとも一軸方向に延伸を施したものがよ
い。芳香族ポリアミドの延伸方法は、特開昭56−
40525号公報、特開昭58−175634号公報、特開昭
58−208017号公報等で提案された方法で容易に実
施出来る。かくして得られた10重量%以上の水も
しくはアミド溶剤水溶液を含んだ芳香族ポリアミ
ドフイルムの片面もしくは両面にフツ素樹脂水分
散液を塗布する。塗布方式は通常のコーテイング
技法を用いて容易に実施しうる。 本発明に用いるフツ素樹脂としてはフツ化ビニ
ル、フツ化ビニリデン、テトラフロロエチレン−
ヘキサフロロプロピレン共重合体、テトラフロロ
エチレン−エチレン共重合体、ポリトリフロロク
ロロエチレン、テトラフロロエチレン−パーフロ
ロビニルエーテル共重合体がその代表的なものと
してあげられる。 フツ素樹脂は水分散液が本発明に用いられる。
水分散液を用いることによつて含水芳香族ポリア
ミド表面へのぬれがよく均質に塗布できる。フツ
素樹脂水分散液中に樹脂が著しい凝集を起さない
程度にアミド系溶剤を添加することは、得られた
フツ素樹脂と芳香族ポリアミドフイルムとの接着
性が向上するので好ましい。アミド系溶剤のフツ
素樹脂水分散液中に添加する場合は、フツ素樹脂
に対して10〜100重量%の範囲がよい。 かくして得られたフツ素樹脂水分散液を片面も
しくは両面に塗布した含水芳香族ポリアミドフイ
ルムは乾燥し、水を除去する。乾燥条件は特に限
定されるものではなく、効率よく水を除去するこ
とが出来ればよいが、水を除去することによつて
含水芳香族ポリアミドフイルムは収縮を起すた
め、好ましくは定長下乾燥することが好ましい。 得られたフイルムをフツ素樹脂の融点以上400
℃以下の温度で、好ましくは定長あるいは緊張延
伸下、熱処理することによつて均質かつ接着力の
すぐれた積層フイルムが得られる。 尚、前述した架橋性化合物を添加した芳香族ポ
リアミドフイルムを本発明に用いた場合には、前
記熱処理前に紫外線、電子線を照射することによ
つて芳香族ポリアミドフイルムの耐熱性を向上す
ることが出来る。 発明の効果 上述の如く本発明方法で得られたフツ素樹脂塗布
芳香族ポリアミドフイルムは、すぐれた耐熱性と
電気的物性を示しかつ自己融着性がある。さらに
はフツ素樹脂と芳香族ポリアミドフイルムとの接
着性に極めてすぐれ、電気絶縁用途として広い用
途がある。 実施例 次に実施例をあげ本発明を更に詳細に説明す
る。尚実施例中の「部」はすべて「重量部」を示
す。 実施例 1 重合体組成物の調整 m−フエニレンイソフタルアミド重合体
(NMP中で重合体濃度0.5重量%で測定した固有
粘度1.36)33部をトリアリルイソシアヌレート1
部、N−メチル−2−ピロリドン(NMR)67部
及び無水塩化カルシウム6.6部混合液中に冷却下
(10℃以下)分散せしめ、冷却下減圧脱泡して重
合体組成物を調整した。 含水芳香族ポリアミドフイルムの製造 前記重合体組成物を30m/mの押出機に供給
し、120℃に加熱溶解し、巾400mmのT−ダイを通
しフイルム状に径500mmのキヤステイングドラム
上に押出し、43%塩化カルシウム水溶液(95℃に
設定)に導入し、4分間浸漬した後10℃以下の冷
水中に導入した。つづいて95℃の沸水中でローラ
間1.5倍の延伸を実施し、含水率100wt%の芳香族
ポリアミドフイルムを得た。 フツ素樹脂水分散液塗布 得られた含水フイルムの片面にテトラフロロエ
チレン−ヘキサフロロプロピレン共重合体水分散
液を約10μ程度コーテイングした後蒸気雰囲気中
100℃テンターフレームで直角方向に1.7倍延伸
し、150℃,200℃で乾燥し厚み30μのフイルムを
得た。 積層フイルムの熱処理 得られた30μの積層フイルムを定長下紫外線で
2分間処理した後350℃10分間熱処理した。 積層フイルムの性能 得られた積層フイルムのフツ素樹脂塗布面に1
mm間隔で10mm角中100個のカツト面をつけ、粘着
テープをはりつけ一気にひきはがしたところ(ク
ロスカツトテスト)、全く剥離はみられず極めて
すぐれた接着性がみられた。尚同一芳香族ポリア
ミドフイルムとテトラフロロエチレン−ヘキサフ
ロロプロピレン共重合体フイルムとを熱圧着した
積層フイルムを同様なクロスカツトテストを試み
たところ、50個以上の剥離が認められ、本発明の
効果がはつきりとみられた。 又本発明方法の積層フイルムは250℃以上の温
度において自己粘着性を示し、電気導伝体を容易
にテーピングする事が出来た。
基を示し、かかる化合物群の代表的なものとして
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル等の如きアクリル酸エステル類;メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸−2−ハイドロオキシエチル等のメタクリ
ル酸類;エチレングリコール、ポリエチレングリ
コール等の如きグリコールとアクリル酸又はメタ
クリル酸とのエステル類;アクリルアミド、メタ
クリルアミド等の如きアクリル酸、メタクリル酸
のアミド類等があげられ、その他一般の架橋性化
合物も必要に応じて用いる事も可能である。 これら(1),(2)に示した化合物群から選ばれた1
種以上の架橋性化合物は、前記芳香族ポリアミド
系重合体に対して10重量%以下、好ましくは1〜
5重量%の範囲で配合することが好ましい。 本発明で用いる芳香族ポリアミドフイルムは、
前記芳香族ポリアミド系重合体をジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2
−ピロリドン等の如きアミド系溶剤、必要に応じ
て塩化カルシウム、塩化リチウム、塩化マグネシ
ウム、臭化リチウム、臭化カルシウムおよび臭化
アンモニウム等の如き金属ハロゲン化物類を配合
した前記アミド系溶剤に溶解せしめた重合体溶
液、あるいはジメチルスルホキシド、濃硫酸等に
溶解した重合体溶液を乾式、湿式、半乾半湿式等
の通常の方法によつて製膜したフイルムを包含す
る。 本発明で用いる芳香族ポリアミドフイルムは、
水あるいはアミド系水溶液を少くとも10重量%以
上含んでいることが必要であり、好ましくは水50
重量%以上、更に好ましくは100重量%以上含ん
だ含水フイルムがよい。含水率が10重量%未満の
ものにあつてはフツ素樹脂水分散液を塗布、乾
燥、熱処理後のフツ素樹脂と芳香族ポリアミドフ
イルムとの接着性に劣り、好ましくない。 含水フイルムにあつてアミド系溶剤を含んだ水
溶液を芳香族ポリアミドフイルム中に10重量%以
上含んだフイルムを用いることは、本発明に実施
するにあたり好ましい。 上述の含水芳香族ポリアミドフイルムを製造す
る方法としては、例えば前記の湿式及び乾式製膜
後水あるいはアミド溶剤水溶液中に浸漬すること
によつて容易に得られる。続いてフツ素樹脂水溶
液を塗布するが、被塗布含水芳香族ポリアミドフ
イルムは未延伸状態でもさしつかえないが、好ま
しくは少くとも一軸方向に延伸を施したものがよ
い。芳香族ポリアミドの延伸方法は、特開昭56−
40525号公報、特開昭58−175634号公報、特開昭
58−208017号公報等で提案された方法で容易に実
施出来る。かくして得られた10重量%以上の水も
しくはアミド溶剤水溶液を含んだ芳香族ポリアミ
ドフイルムの片面もしくは両面にフツ素樹脂水分
散液を塗布する。塗布方式は通常のコーテイング
技法を用いて容易に実施しうる。 本発明に用いるフツ素樹脂としてはフツ化ビニ
ル、フツ化ビニリデン、テトラフロロエチレン−
ヘキサフロロプロピレン共重合体、テトラフロロ
エチレン−エチレン共重合体、ポリトリフロロク
ロロエチレン、テトラフロロエチレン−パーフロ
ロビニルエーテル共重合体がその代表的なものと
してあげられる。 フツ素樹脂は水分散液が本発明に用いられる。
水分散液を用いることによつて含水芳香族ポリア
ミド表面へのぬれがよく均質に塗布できる。フツ
素樹脂水分散液中に樹脂が著しい凝集を起さない
程度にアミド系溶剤を添加することは、得られた
フツ素樹脂と芳香族ポリアミドフイルムとの接着
性が向上するので好ましい。アミド系溶剤のフツ
素樹脂水分散液中に添加する場合は、フツ素樹脂
に対して10〜100重量%の範囲がよい。 かくして得られたフツ素樹脂水分散液を片面も
しくは両面に塗布した含水芳香族ポリアミドフイ
ルムは乾燥し、水を除去する。乾燥条件は特に限
定されるものではなく、効率よく水を除去するこ
とが出来ればよいが、水を除去することによつて
含水芳香族ポリアミドフイルムは収縮を起すた
め、好ましくは定長下乾燥することが好ましい。 得られたフイルムをフツ素樹脂の融点以上400
℃以下の温度で、好ましくは定長あるいは緊張延
伸下、熱処理することによつて均質かつ接着力の
すぐれた積層フイルムが得られる。 尚、前述した架橋性化合物を添加した芳香族ポ
リアミドフイルムを本発明に用いた場合には、前
記熱処理前に紫外線、電子線を照射することによ
つて芳香族ポリアミドフイルムの耐熱性を向上す
ることが出来る。 発明の効果 上述の如く本発明方法で得られたフツ素樹脂塗布
芳香族ポリアミドフイルムは、すぐれた耐熱性と
電気的物性を示しかつ自己融着性がある。さらに
はフツ素樹脂と芳香族ポリアミドフイルムとの接
着性に極めてすぐれ、電気絶縁用途として広い用
途がある。 実施例 次に実施例をあげ本発明を更に詳細に説明す
る。尚実施例中の「部」はすべて「重量部」を示
す。 実施例 1 重合体組成物の調整 m−フエニレンイソフタルアミド重合体
(NMP中で重合体濃度0.5重量%で測定した固有
粘度1.36)33部をトリアリルイソシアヌレート1
部、N−メチル−2−ピロリドン(NMR)67部
及び無水塩化カルシウム6.6部混合液中に冷却下
(10℃以下)分散せしめ、冷却下減圧脱泡して重
合体組成物を調整した。 含水芳香族ポリアミドフイルムの製造 前記重合体組成物を30m/mの押出機に供給
し、120℃に加熱溶解し、巾400mmのT−ダイを通
しフイルム状に径500mmのキヤステイングドラム
上に押出し、43%塩化カルシウム水溶液(95℃に
設定)に導入し、4分間浸漬した後10℃以下の冷
水中に導入した。つづいて95℃の沸水中でローラ
間1.5倍の延伸を実施し、含水率100wt%の芳香族
ポリアミドフイルムを得た。 フツ素樹脂水分散液塗布 得られた含水フイルムの片面にテトラフロロエ
チレン−ヘキサフロロプロピレン共重合体水分散
液を約10μ程度コーテイングした後蒸気雰囲気中
100℃テンターフレームで直角方向に1.7倍延伸
し、150℃,200℃で乾燥し厚み30μのフイルムを
得た。 積層フイルムの熱処理 得られた30μの積層フイルムを定長下紫外線で
2分間処理した後350℃10分間熱処理した。 積層フイルムの性能 得られた積層フイルムのフツ素樹脂塗布面に1
mm間隔で10mm角中100個のカツト面をつけ、粘着
テープをはりつけ一気にひきはがしたところ(ク
ロスカツトテスト)、全く剥離はみられず極めて
すぐれた接着性がみられた。尚同一芳香族ポリア
ミドフイルムとテトラフロロエチレン−ヘキサフ
ロロプロピレン共重合体フイルムとを熱圧着した
積層フイルムを同様なクロスカツトテストを試み
たところ、50個以上の剥離が認められ、本発明の
効果がはつきりとみられた。 又本発明方法の積層フイルムは250℃以上の温
度において自己粘着性を示し、電気導伝体を容易
にテーピングする事が出来た。
Claims (1)
- 1 芳香族ポリアミドフイルムの片面又は両面に
フツ素樹脂の層を形成せしめた積層フイルムを製
造するに際し、芳香族ポリアミドフイルムに水又
はアミド溶剤の水溶液を10重量%以上含有せしめ
た状態で、該フイルムの片面又は両面にフツ素樹
脂を水分散液として塗布し、乾燥したのち該フツ
素樹脂の融点以上の温度で熱処理して、芳香族ポ
リアミドフイルムの表面に均一なフツ素樹脂層を
形成せしめることを特徴とする積層フイルムの製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7180484A JPS60217245A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 積層フイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7180484A JPS60217245A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 積層フイルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60217245A JPS60217245A (ja) | 1985-10-30 |
| JPH0133493B2 true JPH0133493B2 (ja) | 1989-07-13 |
Family
ID=13471116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7180484A Granted JPS60217245A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 積層フイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60217245A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2578705B2 (ja) * | 1992-03-30 | 1997-02-05 | 東海ゴム工業株式会社 | 燃料配管用樹脂チューブ及びその製造法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53102979A (en) * | 1977-02-22 | 1978-09-07 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Insulating film |
| JPS6038440A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-02-28 | Ube Ind Ltd | ポリアミド成形品の処理方法 |
-
1984
- 1984-04-12 JP JP7180484A patent/JPS60217245A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60217245A (ja) | 1985-10-30 |
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