JPH0134548B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0134548B2 JPH0134548B2 JP30544886A JP30544886A JPH0134548B2 JP H0134548 B2 JPH0134548 B2 JP H0134548B2 JP 30544886 A JP30544886 A JP 30544886A JP 30544886 A JP30544886 A JP 30544886A JP H0134548 B2 JPH0134548 B2 JP H0134548B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive sheet
- pressure
- formula
- metal
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Adhesive Tapes (AREA)
Description
本発明はガラスに対する、特に耐湿接着強度を
増強するための粘着シートに関する。 一般にガラス表面に貼着された粘着シートは通
常の環境湿度空間においては充分な接着強度を以
て貼着されているが、高湿度環境、例えば風呂
場、温室などの窓ガラスに貼着された粘着シート
は貼着後暫らくするとシート表面から浸入する空
気中の湿気の影響を受けてガラス面と粘着剤間の
結合力を弱めるような作用を受け、著るしくシー
トが剥れ易くなる欠点を生じた。 本発明者はこの現象が平滑なプラスチツクまた
は金属板では起らず、ガラス板に粘着剤を貼着し
た場合にのみ発生が認められることから、ガラス
界面の親水性基に基因し、粘着剤とガラス成分の
結合間にフイルムを通じて浸透した水分が介入し
て前記結合力を弱める結果を生ずるものと推定し
た。 本発明者等はかかる推定の下に常法によつて窓
ガラスに界面活性剤を含む水溶液を塗布しながら
粘着シートとガラス界面との間に空気と水滴を残
さぬようシート表面に均等な圧力(しごき)を加
え、シート端部から除去し、乾燥する前に前記界
面活性剤水溶液中に次の化学構造式() Me−OR ……() (但し、式中Meは金属、ORはアルコキシ基ま
たはアシレート基を表わす)を有する金属化合物
を添加・混合した所、該化合物を添加しない場合
に比し、著るしく接着強度を向上し、特に多湿環
境下に粘着シートを保持した場合に接着強度の低
下を起すことなくむしろ強度が増加することを見
出した。 想うに、この現象は前記金属化合物Me−OR
のORがアルコキシ基なる場合は、水と反応して
Me−OR+H2O→Me−(OH)+ROHとなり上記
Me−(OH)はガラス表面のSi−OHとさらに反
応してMe−(OH)+Si−OH→Me−O−Si+
H2Oとなり、ガラス表面が疎水性となるものと
信じられる。また前記金属系化合物、Me−OR
のORがアシレートの場合は水との付加反応によ
つて なるポリマー反応が生ずる過程において、ガラス
表面のSi−OHとさらに反応が進行するものと考
えられ、いずれの場合においても、これらの反応
により粘着剤、またはフイルムとガラス表面との
間に金属化合物が介在し、強固な結合を形成、こ
れによつて吸湿による水分とガラスとの結合を妨
害するものと考えられる。 この結果は、前記金属化合物を界面活性剤に添
加・混合するのではなく、粘着剤中に添加・混合
して作つた粘着シートを常法に従つて貼着した場
合にも同様に生ずることが確認された。 ここに記載した式()に相当する金属化合物
の使用量は、界面活性剤溶液中に混入して使用す
る場合には少なくとも0.0005重量%溶液濃度で使
用する必要があり、該濃度以下では効果が認めら
れない。 また同様に式()に相当する金属化合物を粘
着剤に混入して使用する場合は、粘着剤に対する
重量で、0.001%以上を必要とし、好ましい使用
量は0.01%以上である。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 ポリアクリル酸エステル粘着剤にジルコニウム
ラウレート0.05%を添加・混合し、厚さ50μのポ
リエステルフイルムに約0.1mmの厚さに均一に塗
布し、100℃の温度で5分間乾燥し、ガラス貼着
用粘着シートをを調製した。 次に厚さ3mmのガラス板に前記ガラス貼着用粘
着シートの巾25mm×長さ150mmの切断片を貼着し、
試験用試料Aとした。試料を室内に2日間放置し
てから、水中に24時間浸漬し、取出して脱水後、
直ちにシヨツパー型剥離試験機により接着力を測
定した。ジルコニウム化合物を使用しない粘着剤
で同様に処理した試料Bを対照として比較した結
果を次表に示す。
増強するための粘着シートに関する。 一般にガラス表面に貼着された粘着シートは通
常の環境湿度空間においては充分な接着強度を以
て貼着されているが、高湿度環境、例えば風呂
場、温室などの窓ガラスに貼着された粘着シート
は貼着後暫らくするとシート表面から浸入する空
気中の湿気の影響を受けてガラス面と粘着剤間の
結合力を弱めるような作用を受け、著るしくシー
トが剥れ易くなる欠点を生じた。 本発明者はこの現象が平滑なプラスチツクまた
は金属板では起らず、ガラス板に粘着剤を貼着し
た場合にのみ発生が認められることから、ガラス
界面の親水性基に基因し、粘着剤とガラス成分の
結合間にフイルムを通じて浸透した水分が介入し
て前記結合力を弱める結果を生ずるものと推定し
た。 本発明者等はかかる推定の下に常法によつて窓
ガラスに界面活性剤を含む水溶液を塗布しながら
粘着シートとガラス界面との間に空気と水滴を残
さぬようシート表面に均等な圧力(しごき)を加
え、シート端部から除去し、乾燥する前に前記界
面活性剤水溶液中に次の化学構造式() Me−OR ……() (但し、式中Meは金属、ORはアルコキシ基ま
たはアシレート基を表わす)を有する金属化合物
を添加・混合した所、該化合物を添加しない場合
に比し、著るしく接着強度を向上し、特に多湿環
境下に粘着シートを保持した場合に接着強度の低
下を起すことなくむしろ強度が増加することを見
出した。 想うに、この現象は前記金属化合物Me−OR
のORがアルコキシ基なる場合は、水と反応して
Me−OR+H2O→Me−(OH)+ROHとなり上記
Me−(OH)はガラス表面のSi−OHとさらに反
応してMe−(OH)+Si−OH→Me−O−Si+
H2Oとなり、ガラス表面が疎水性となるものと
信じられる。また前記金属系化合物、Me−OR
のORがアシレートの場合は水との付加反応によ
つて なるポリマー反応が生ずる過程において、ガラス
表面のSi−OHとさらに反応が進行するものと考
えられ、いずれの場合においても、これらの反応
により粘着剤、またはフイルムとガラス表面との
間に金属化合物が介在し、強固な結合を形成、こ
れによつて吸湿による水分とガラスとの結合を妨
害するものと考えられる。 この結果は、前記金属化合物を界面活性剤に添
加・混合するのではなく、粘着剤中に添加・混合
して作つた粘着シートを常法に従つて貼着した場
合にも同様に生ずることが確認された。 ここに記載した式()に相当する金属化合物
の使用量は、界面活性剤溶液中に混入して使用す
る場合には少なくとも0.0005重量%溶液濃度で使
用する必要があり、該濃度以下では効果が認めら
れない。 また同様に式()に相当する金属化合物を粘
着剤に混入して使用する場合は、粘着剤に対する
重量で、0.001%以上を必要とし、好ましい使用
量は0.01%以上である。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 ポリアクリル酸エステル粘着剤にジルコニウム
ラウレート0.05%を添加・混合し、厚さ50μのポ
リエステルフイルムに約0.1mmの厚さに均一に塗
布し、100℃の温度で5分間乾燥し、ガラス貼着
用粘着シートをを調製した。 次に厚さ3mmのガラス板に前記ガラス貼着用粘
着シートの巾25mm×長さ150mmの切断片を貼着し、
試験用試料Aとした。試料を室内に2日間放置し
てから、水中に24時間浸漬し、取出して脱水後、
直ちにシヨツパー型剥離試験機により接着力を測
定した。ジルコニウム化合物を使用しない粘着剤
で同様に処理した試料Bを対照として比較した結
果を次表に示す。
【表】
実施例 2
ポリアクリル酸エステル粘着剤にイソプロピル
トリイソステアロイルチタネートC3H7O−Ti
トリイソステアロイルチタネートC3H7O−Ti
【式】を0.01%混合し、実施例1と
同様に処理を行い対照試料と比較して接着強度を
測定した。
測定した。
【表】
実施例 3
ポリアクリル酸エステル粘着剤にメタクリロキ
シジメトキシクロム0.05%を混合し、厚さ50μの
ポリエステルフイルムに厚さ約0.1mmに均一に塗
布し、100℃の温度で5分間乾燥し、ガラス貼着
用粘着シートをを調製した。 次に厚さ3mmのガラス板に前記ガラス貼着用粘
着シートの巾25mm×長さ150mmの切断片を貼着し、
試験用試料Aとした。試料を室内に2日間放置し
てから、水中に24時間浸漬し、取り出して脱水
後、直ちにシヨツパー型剥離試験機により接着力
を測定した。ジルコニウム化合物を使用しない粘
着剤で同様に処理した試料Bを対照として比較し
た結果を次表に示す。
シジメトキシクロム0.05%を混合し、厚さ50μの
ポリエステルフイルムに厚さ約0.1mmに均一に塗
布し、100℃の温度で5分間乾燥し、ガラス貼着
用粘着シートをを調製した。 次に厚さ3mmのガラス板に前記ガラス貼着用粘
着シートの巾25mm×長さ150mmの切断片を貼着し、
試験用試料Aとした。試料を室内に2日間放置し
てから、水中に24時間浸漬し、取り出して脱水
後、直ちにシヨツパー型剥離試験機により接着力
を測定した。ジルコニウム化合物を使用しない粘
着剤で同様に処理した試料Bを対照として比較し
た結果を次表に示す。
【表】
実施例1、2、3の試験結果から明らかなよう
に、ガラス板に粘着剤シートを貼着する場合には
粘着剤中に少なくとも0.001重量%の次式Me−
OR(但し、式中Meは金属、ORはアルコキシ基
またはアシレート基を表わす)を有する金属化合
物を混合することにより、これら金属化合物を加
えない場合に比して少なくとも数倍の耐湿強度を
うることができた。
に、ガラス板に粘着剤シートを貼着する場合には
粘着剤中に少なくとも0.001重量%の次式Me−
OR(但し、式中Meは金属、ORはアルコキシ基
またはアシレート基を表わす)を有する金属化合
物を混合することにより、これら金属化合物を加
えない場合に比して少なくとも数倍の耐湿強度を
うることができた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリアクリル酸エステル系粘着剤に次の化学
構造式() Me−OR ……() (但し、式中Meは金属、ORはアルコキシ基ま
たはアシレート基を表わす)を有する金属化合物
を添加・混合して粘着剤のガラスに対する耐湿接
着強度を増強することを特徴とする粘着シート。 2 前記粘着シートがポリエステルフイルムまた
はポリ塩化ビニルフイルムを基材とするシートな
る特許請求の範囲第1項に記載の粘着シート。 3 式()中の金属(Me)がチタン(Ti)な
る特許請求の範囲第1項に記載の粘着シート。 4 式()中の金属(Me)がジルコニウム
(Zr)なる特許請求の範囲第1項に記載の粘着シ
ート。 5 式()中の金属(Me)がクロム(Cr)な
る特許請求の範囲第1項に記載の粘着シート。 6 前記式()の金属化合物が粘着剤に対し少
なくとも0.001重量%に相当する量で混合される
特許請求の範囲第1項に記載の粘着シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30544886A JPS62161877A (ja) | 1982-05-12 | 1986-12-23 | 粘着シ−ト |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7955782A JPS58196283A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 粘着シートの貼着方法 |
| JP30544886A JPS62161877A (ja) | 1982-05-12 | 1986-12-23 | 粘着シ−ト |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7955782A Division JPS58196283A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 粘着シートの貼着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62161877A JPS62161877A (ja) | 1987-07-17 |
| JPH0134548B2 true JPH0134548B2 (ja) | 1989-07-19 |
Family
ID=26420578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30544886A Granted JPS62161877A (ja) | 1982-05-12 | 1986-12-23 | 粘着シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62161877A (ja) |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP30544886A patent/JPS62161877A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62161877A (ja) | 1987-07-17 |
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