JPH0134578B2 - - Google Patents
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- JPH0134578B2 JPH0134578B2 JP54053283A JP5328379A JPH0134578B2 JP H0134578 B2 JPH0134578 B2 JP H0134578B2 JP 54053283 A JP54053283 A JP 54053283A JP 5328379 A JP5328379 A JP 5328379A JP H0134578 B2 JPH0134578 B2 JP H0134578B2
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Description
この発明は、圃場内を走行しつつ、圃場に植立
する穀稈を刈取り、刈取穀稈について脱穀を行な
うコンバインにおいて、収穫作業時の車速を適正
に制御する車速制御装置に、関するものである。 従来は、例えば特開昭53−58335号公報にみら
れるように、脱穀部に複数の負荷検出器を設けて
制御を行うものが知られている。しかしこれは、
負荷検出によつて制御を行うだけであるから、負
荷が軽ければとにかく増速する。従つて、選別が
良くない状態の時にも増速し、ますます選別を悪
くしてしまうことがあつた。 本願発明は、選別度による制御をまず優先さ
せ、負荷による制御を補助的に行つて、脱穀本来
の目的であるロスの少ない作業と、加えて能率よ
い作業を同時に実現しようとするものである。 第1−7図に図示の一実施例について、この発
明に係るコンバインの車速制御装置の構成を説明
すると、第1図に示すようなコンバイン、つまり
左右のクローラ1の駆動によつて圃場内で機体を
走行させつつ、圃場に植立する穀稈を、最前部の
分草板2により分草すると共に、該分草板2位置
よりやや後方向きにねかせて立上らせてある穀稈
引起し装置3により引起し、また植立穀稈を分草
板2後位の刈刃4により株元部で刈取り、刈取穀
稈については、横搬送帯5及び株元側及び穂先側
の縦搬送帯6,7によつて、機体上の脱穀部8方
向へと搬送し、脱穀部8の一側に沿わせてあるフ
イードチエン9にて刈取穀稈を後方搬送しつつ、
該刈取穀稈の穂先側を脱穀部8内へと供給して、
脱穀を行なわせ、脱穀部された穀粒はこれを、そ
の選別後に機体他側のトツプサツカー10に受け
させるように、構成されたコンバインであつて、
なお上記フイードチエン9に後上方向きの延長部
9aを設けて、脱穀部8を出る排ワラを該延長部
9aによつて搬出させるように、されていると共
に、駆動源を構成するエンジン11を、機体一側
の後部に塔載してあるコンバインにおいて、この
発明は、次のように実施されている。 すなわち、説明の都合上、先ず図示コンバイン
における前記脱穀部8とこの脱穀部8からの脱穀
部物について選別を行なう選別部12との構成
を、第2図について概略、説明すると、同図に示
すように、脱穀部8内には、機体前後方向に軸線
を沿わせて扱胴13を回転可能に設けてあり、前
記エンジン11から適宜の伝導機構を介して伝動
され回転駆動される該扱胴13は、その上に多数
植設された扱歯14によつて、刈取穀稈の穂先部
から穀粒を分離させ脱穀を行なう。また選別部1
2は、先ず、上記した扱胴13の下方に位置させ
てあるクリンプ網15を備えており、このクリン
プ網15は、その上に落下せしめられる脱穀物に
ついて、穀稈粒と細かなワラ屑等を漏下させ、非
漏下物は、該クリンプ網15後端の排塵口から排
出させる。クリンプ網15の下から後方にかけて
は、前方から後方にかけてフイードバン16、上
下に並列するチヤフシーブ17及びグレンシーブ
18、及びストローラツク19を備えている揺動
選別機構が、設けられており、また選別部12の
下部の最前位と最後位にはそれぞれ、唐箕20と
排塵フアン21とが設けられている。上記した揺
動選別機構16−19は、前記及び上下に揺動せ
しめられ、該機構における最前部のフイードバン
16は、その揺動に伴ない、クリンプ網15から
の漏下物について後方搬送しつつ、重い穀粒は下
層へ、軽いワラ屑等は上層へと、選別する。フイ
ードバン16からチヤフシーブ17へと落下する
穀粒中からは、唐箕20から送られる選別風でワ
ラ屑かさらに除去され、上記の穀粒は、チヤフシ
ーブ17を漏下することで再び選別され、このチ
ヤフシーブ17からさらにより目の細かいグレン
シーブ18を漏下し、且つ、その間に唐箕20の
選別風を受けて、精選された状態で一番口22へ
と供給される。またフイードバン16から唐箕2
0風の援けをかりつつストローラツク19上へと
移されるワラ屑からは、ストローラツク19の揺
動に伴ない、混入する穀粒が前方向きに分離され
てチヤフシーブ17上へ移されると共に、穂切れ
物と一部の穀粒が下層へ分離せしめられて、スト
ローラツク19の透孔から下方の二番口23へと
供給される。第2図に図示の揺動選別機構におい
ては、上記したストローラツク19の上方に、上
部ストローラツク24を設け、この上部ストロー
ラツク24を揺動させて、上記したストローラツ
ク19の選別作用を援けさせると共に、ワラ屑の
排出を促進させるように、図つている。ストロー
ラツク19自体の作用と排塵フアン21の吸引
風、そしてさらには唐箕20からの選別風によつ
て、ストローラツク19を出るワラ屑は、三番排
塵口25から機体後方向きに排出される。前記の
ように一番口22へと供給された穀粒は、該一番
口22内の一番コンベア26により機体他側方向
へ搬送され、図示省略の揚穀コンベアにより前記
トツプサツカー10へと移される。また前記のよ
うに二番口23へと供給された穂切れ物等は、二
番スロワ27によつて脱穀部8内へ還元され、脱
穀部8での再処理を受ける。 脱穀部8に作用する負荷を検出するために、次
のような脱穀負荷検出器が設けられている。すな
わち、この検出器は図示の場合、前記扱胴13の
回転数を検出する扱胴回転数検出器28に構成さ
れており、第2図に示すように、脱穀部8外で扱
胴軸13a上に設置されている。この扱胴回転数
検出器28は、第6図に示すように、扱胴軸13
aに固定され該扱胴軸13aと一体回転せしめら
れるロータ29を、備えており、ドラム状の該ロ
ータ29の内周面上には、円周方向で等間隔おき
に複数個のマグネツト30を固定してある。扱胴
回転数検出器28はさらに、同様に第6図に示す
ように、ロータ29に対設された位置固定のリー
ドスイツチ31を備えており、このリードスイツ
チ31に接続して、該リードスイツチ31からの
出力電圧を積分する積分器32が設けられてい
る。リードスイツチ31は、その一端子を電源端
子へ接続されると共に他端子をアースされてお
り、ロータ29の回転に伴ない該ロータ29内の
マグネツト30が該リードスイツチ31位置を通
過するごとに、磁気的にオン動作せしめられる。
上記の積分器32に接続しては増巾器33が設け
られており、以上のメンバー20−33によつ
て、扱胴回転数検出回路C1が形成されている。
扱胴13の回転数は、該扱胴13に対する負荷の
増減に伴ない増減せしめられるものであり、扱胴
回転数検出回路C1は、その出力端に扱胴13回
転数に比例した電圧信号Vrevを出力する。 選別部12による脱穀物選別度を検出するため
に、次のような選別度検出器が設けられている。
すなわち、この検出器は図示の場合、前記の三番
排塵口25から排出される排塵中に含まれる穀粒
数、換言すると穀粒損失量を検出するグレン損失
検出器34に構成されており、第2図に示すよう
に、三番排塵口25の排塵端の上端縁から後下方
向きに傾斜させて、垂下設置されている。このグ
レン損失検出器34は、圧電性セラミツク盤等の
圧電素子を備えており、圧力を受けると該圧力に
応じた電圧スパイクないし電圧パルスを出力する
ものに、構成されている。したがつて、このグレ
ン損失検出器34は、三番排塵口25から排出さ
れる排塵物が該検出器34面に当たり圧力を受け
ると、該圧力に応じた周波数と振巾の電圧パルス
を出力する。このような電圧パルスは当然に、そ
の圧電素子面に穀粒が当たつた場合と軽いワラ屑
等が当たつた場合とでは、第3図に例示するパル
スP1,P2のように、周波数を異にする。三番排
塵物として排出される損失穀粒量から選別部12
の選別状態をみるために、第3図及び第6図に示
すように、グレン損失検出器34の本体に接続し
て、該検出器34の一部を構成するバンドパスフ
イルタ35が、設けられている。このバンドパス
フイルタ35は、第3図に示すように、穀粒に相
当する周波数の電圧パルスP1のみをフイルタリ
ングし、ワラ屑等に相当する電圧パルスP2は、
これをカツトして二次側へ伝えない。第6図に示
すように、バンドパスフイルタ35に接続して
は、穀粒相当の電圧パルスP1を増巾する増巾器
36が設けられており、この増巾器36に接続し
てさらに、該増巾器36からの電圧パルスを入力
されると一定時間オン動作して、一定の周波数及
び振巾の角形電圧パルスを出力するモノマルチ3
7が、設けられている。このモノマルチ37に接
続しては、該モノマルチ37の出力パルスを積分
する積分器38が設けられており、この積分器3
8に接続して増巾器39が設けられていて、以上
のメンバ−34−39によつて、グレン損失検出
回路C2が形成されている。以上により、選別部
12での脱穀物選別度は、三番排塵物中の穀粒量
からとられ、グレン損失検出回路C2はその出力
端に、損失穀粒量に比例した電圧信号Vlossを出
力する。 次に、説明の順序上、図示コンバインの走行駆
動部の構成を説明すると、前記クローラ1を駆動
する駆動輪40は、第4図に示すミツシヨンケー
ス41内の駆動部から回転駆動を受けるが、ミツ
シヨンケース41内の該駆動部は、第5図に示す
ハイドロスタテイツク・トランスミツシヨンを備
えたものに、構成されている。すなわち、第5図
に示すように、前記エンジン11にて駆動を受け
る可変容積形の油圧ポンプ42と、上記の駆動輪
40方向へと連動連結してある定容積形の油圧モ
ータ43とを、これらの油圧ポンプ42及び油圧
モータ43と共に閉回路を形成する1対の油給排
回路44,45によつて接続し、変速レバー46
による操作で油圧ポンプ42の斜板42a角度を
変更調節することで、該油圧ポンプ42の油吐出
方向と吐出量とを変更制御し、もつて油圧モータ
43の回転方向と回転数とを変更制御するよう
に、構成されたハイドロスタテイツク・トランス
ミツシヨンが、設けられているのである。第5図
において、47は油給排回路44,45における
高圧側回路の油圧を設定する高圧リリーフ弁、4
8,49はそれぞれ、油給排回路44,45から
高圧リリーフ弁47方向への油流通のみを許容す
る1対の逆止弁、50は油タンク51から油給排
回路44,45へと作動油を補給する油補給回
路、52はこの油補給回路50に挿入設置されエ
ンジン11にて駆動されて作動油補給を行なうチ
ヤージポンプ、53は油補給回路50の油圧を設
定する低圧リリーフ弁、54,55はそれぞれ、
油補給回路50から油給排回路44,45方向へ
の油流通のみを許容する1対の逆止弁である。 そして第4図に示すように、機体にシリンダ本
体端を枢着支持させたレバー操作用油圧シリンダ
56が設けられており、この油圧シリンダ56の
ピストンロツド56aを図示のように油圧ポンプ
42の斜板42a操作用の変速レバー46へと接
続して、レバー操作用油圧シリンダ56の伸縮動
作により変速レバー46を回動変位させ得るよう
に、図られている。そして、該油圧シリンダ56
を選択的に動作させるために、油タンク51から
油圧ポンプ57によりリリーフ弁58にて設定さ
れる油圧の作動油を上記のレバー操作用油圧シリ
ンダ56方向へ導く給油回路59と、レバー操作
用油圧シリンダ56の伸長作用油室及び縮小作用
油室にそれぞれ接続された油給排回路60,61
との間で、図示のような電磁切換弁62を、設け
てある。この電磁切換弁62は、給油回路59を
油タンク51方向へ接続すると共に両油給排回路
60,61端をブロツクして、油圧シリンダ56
を一定の伸縮位置で停止させる中立位置Nと、ソ
レノイド63の励磁により移される増速作用位置
Iであつて、給油回路59を油給排回路60へ接
続すると共に油給排回路61を油タンク51へと
接続して、レバー操作用油圧シリンダ56を伸長
動作させ、変速レバー46を、油圧ポンプ42を
正方向においてその斜板42a角度が増大せしめ
られるように矢印A方向に回動変位させる増速作
用位置Iと、ソレノイド64の励磁により移され
る減速作用位置であつて、給油回路59を油給
排回路61へ接続すると共に油給排回路60を油
タンク51へと接続して、レバー操作用油圧シリ
ンダ56を短縮動作させ、変速レバー46を、油
圧ポンプ42正転方向においてその斜板42a角
度が減少せしめられるように矢印A反対方向に回
動変位させる減速作用位置との、3位置N、、
を備えている。第4図において65は、変速レ
バー46の回動軌跡内に配して設けられた下限速
度規制スイツチであつて、この下限速度規制スイ
ツチ65は、後述するように、第6図に図示の制
御回路中に組入れられていて、変速レバー46が
ポンプ斜板42aを、油圧ポンプ42正転方向の
一定角度にまで矢印A反対方向に回動変位させた
ときに、該レバー46によりオフ動作せしめられ
て、機体前進方向での車速が一定速度以下になら
ないように、規制する。また第4図において66
は、電磁切換弁62とレバー操作用油圧シリンダ
56との間の両油給排回路60,61間を選択的
に短絡させる電磁短絡弁であつて、この電磁短絡
弁66は、常時はスプリングのバイアス下で図示
の非短絡位置Uをとり、ソレノイド67の励磁に
より短絡位置Sへ移されるものと、されている。
ソレノイド67に接続しては、電源68と手動ス
イツチ69とが設けられており、手動スイツチ6
9をオン操作することで、電磁短絡弁66が短絡
位置Sへと移される。この電磁短絡弁66の短絡
位置Sでは、変速レバー46を自在に手動操作で
きる。なお電磁切換弁62のソレノイド63,6
4を手動スイツチにより励解磁させるように構成
して、手動操作時にも油圧シリンダ56にて斜板
42a角度を変更するようにることも、勿論可能
である。 図示コンバインの車速は、第6図に示す制御回
路によつて、前記した扱胴回転数検出回路C1の
出力とグレン損失検出回路C2の出力とに応じ、
前記したレバー操作用油圧シリンダ56の両ソレ
ノイド63,64を選択的に励解磁させること
で、制御される。このための上記制御回路の構成
を説明する前に、先ず制御ロジツクについて説明
すると、先ず扱胴回転数は、第7図aに示すよう
に、一定回転数巾の適正回転数ゾーンMと、それ
より回転数が高い過大回転数ゾーンHと、適正回
転数ゾーンMより回転数が低い過少回転数ゾーン
Lとの、3ゾーンに分割設定されており、適正回
転数ゾーンMの上限と下限はそれぞれ、扱胴回転
数検出回路C1の前記出力電出信号Vrevに相当す
る電圧で、第7図aに示すように適正ゾーン上限
電圧Vomax及び適正ゾーン下限電圧Vominとな
つている。またグレン損失は、第7図bに示すよ
うに、一定損失量より多い過大損失ゾーンHと該
一定損失量より少ない過少損失ゾーンLとの、2
ゾーンに分割設定されており、上記の一定損失量
は、グレン損失検出回路C2の前記出力電圧信号
Vlossに相当する電圧で、第7図bに示すように
ロス基準電圧Vdefとなつている。そして制御ロ
ジツクは、次の第1表に示すように、6つの制御
域、、、、、に分けて車速増減制御
を行なうものに、組立てられている。
する穀稈を刈取り、刈取穀稈について脱穀を行な
うコンバインにおいて、収穫作業時の車速を適正
に制御する車速制御装置に、関するものである。 従来は、例えば特開昭53−58335号公報にみら
れるように、脱穀部に複数の負荷検出器を設けて
制御を行うものが知られている。しかしこれは、
負荷検出によつて制御を行うだけであるから、負
荷が軽ければとにかく増速する。従つて、選別が
良くない状態の時にも増速し、ますます選別を悪
くしてしまうことがあつた。 本願発明は、選別度による制御をまず優先さ
せ、負荷による制御を補助的に行つて、脱穀本来
の目的であるロスの少ない作業と、加えて能率よ
い作業を同時に実現しようとするものである。 第1−7図に図示の一実施例について、この発
明に係るコンバインの車速制御装置の構成を説明
すると、第1図に示すようなコンバイン、つまり
左右のクローラ1の駆動によつて圃場内で機体を
走行させつつ、圃場に植立する穀稈を、最前部の
分草板2により分草すると共に、該分草板2位置
よりやや後方向きにねかせて立上らせてある穀稈
引起し装置3により引起し、また植立穀稈を分草
板2後位の刈刃4により株元部で刈取り、刈取穀
稈については、横搬送帯5及び株元側及び穂先側
の縦搬送帯6,7によつて、機体上の脱穀部8方
向へと搬送し、脱穀部8の一側に沿わせてあるフ
イードチエン9にて刈取穀稈を後方搬送しつつ、
該刈取穀稈の穂先側を脱穀部8内へと供給して、
脱穀を行なわせ、脱穀部された穀粒はこれを、そ
の選別後に機体他側のトツプサツカー10に受け
させるように、構成されたコンバインであつて、
なお上記フイードチエン9に後上方向きの延長部
9aを設けて、脱穀部8を出る排ワラを該延長部
9aによつて搬出させるように、されていると共
に、駆動源を構成するエンジン11を、機体一側
の後部に塔載してあるコンバインにおいて、この
発明は、次のように実施されている。 すなわち、説明の都合上、先ず図示コンバイン
における前記脱穀部8とこの脱穀部8からの脱穀
部物について選別を行なう選別部12との構成
を、第2図について概略、説明すると、同図に示
すように、脱穀部8内には、機体前後方向に軸線
を沿わせて扱胴13を回転可能に設けてあり、前
記エンジン11から適宜の伝導機構を介して伝動
され回転駆動される該扱胴13は、その上に多数
植設された扱歯14によつて、刈取穀稈の穂先部
から穀粒を分離させ脱穀を行なう。また選別部1
2は、先ず、上記した扱胴13の下方に位置させ
てあるクリンプ網15を備えており、このクリン
プ網15は、その上に落下せしめられる脱穀物に
ついて、穀稈粒と細かなワラ屑等を漏下させ、非
漏下物は、該クリンプ網15後端の排塵口から排
出させる。クリンプ網15の下から後方にかけて
は、前方から後方にかけてフイードバン16、上
下に並列するチヤフシーブ17及びグレンシーブ
18、及びストローラツク19を備えている揺動
選別機構が、設けられており、また選別部12の
下部の最前位と最後位にはそれぞれ、唐箕20と
排塵フアン21とが設けられている。上記した揺
動選別機構16−19は、前記及び上下に揺動せ
しめられ、該機構における最前部のフイードバン
16は、その揺動に伴ない、クリンプ網15から
の漏下物について後方搬送しつつ、重い穀粒は下
層へ、軽いワラ屑等は上層へと、選別する。フイ
ードバン16からチヤフシーブ17へと落下する
穀粒中からは、唐箕20から送られる選別風でワ
ラ屑かさらに除去され、上記の穀粒は、チヤフシ
ーブ17を漏下することで再び選別され、このチ
ヤフシーブ17からさらにより目の細かいグレン
シーブ18を漏下し、且つ、その間に唐箕20の
選別風を受けて、精選された状態で一番口22へ
と供給される。またフイードバン16から唐箕2
0風の援けをかりつつストローラツク19上へと
移されるワラ屑からは、ストローラツク19の揺
動に伴ない、混入する穀粒が前方向きに分離され
てチヤフシーブ17上へ移されると共に、穂切れ
物と一部の穀粒が下層へ分離せしめられて、スト
ローラツク19の透孔から下方の二番口23へと
供給される。第2図に図示の揺動選別機構におい
ては、上記したストローラツク19の上方に、上
部ストローラツク24を設け、この上部ストロー
ラツク24を揺動させて、上記したストローラツ
ク19の選別作用を援けさせると共に、ワラ屑の
排出を促進させるように、図つている。ストロー
ラツク19自体の作用と排塵フアン21の吸引
風、そしてさらには唐箕20からの選別風によつ
て、ストローラツク19を出るワラ屑は、三番排
塵口25から機体後方向きに排出される。前記の
ように一番口22へと供給された穀粒は、該一番
口22内の一番コンベア26により機体他側方向
へ搬送され、図示省略の揚穀コンベアにより前記
トツプサツカー10へと移される。また前記のよ
うに二番口23へと供給された穂切れ物等は、二
番スロワ27によつて脱穀部8内へ還元され、脱
穀部8での再処理を受ける。 脱穀部8に作用する負荷を検出するために、次
のような脱穀負荷検出器が設けられている。すな
わち、この検出器は図示の場合、前記扱胴13の
回転数を検出する扱胴回転数検出器28に構成さ
れており、第2図に示すように、脱穀部8外で扱
胴軸13a上に設置されている。この扱胴回転数
検出器28は、第6図に示すように、扱胴軸13
aに固定され該扱胴軸13aと一体回転せしめら
れるロータ29を、備えており、ドラム状の該ロ
ータ29の内周面上には、円周方向で等間隔おき
に複数個のマグネツト30を固定してある。扱胴
回転数検出器28はさらに、同様に第6図に示す
ように、ロータ29に対設された位置固定のリー
ドスイツチ31を備えており、このリードスイツ
チ31に接続して、該リードスイツチ31からの
出力電圧を積分する積分器32が設けられてい
る。リードスイツチ31は、その一端子を電源端
子へ接続されると共に他端子をアースされてお
り、ロータ29の回転に伴ない該ロータ29内の
マグネツト30が該リードスイツチ31位置を通
過するごとに、磁気的にオン動作せしめられる。
上記の積分器32に接続しては増巾器33が設け
られており、以上のメンバー20−33によつ
て、扱胴回転数検出回路C1が形成されている。
扱胴13の回転数は、該扱胴13に対する負荷の
増減に伴ない増減せしめられるものであり、扱胴
回転数検出回路C1は、その出力端に扱胴13回
転数に比例した電圧信号Vrevを出力する。 選別部12による脱穀物選別度を検出するため
に、次のような選別度検出器が設けられている。
すなわち、この検出器は図示の場合、前記の三番
排塵口25から排出される排塵中に含まれる穀粒
数、換言すると穀粒損失量を検出するグレン損失
検出器34に構成されており、第2図に示すよう
に、三番排塵口25の排塵端の上端縁から後下方
向きに傾斜させて、垂下設置されている。このグ
レン損失検出器34は、圧電性セラミツク盤等の
圧電素子を備えており、圧力を受けると該圧力に
応じた電圧スパイクないし電圧パルスを出力する
ものに、構成されている。したがつて、このグレ
ン損失検出器34は、三番排塵口25から排出さ
れる排塵物が該検出器34面に当たり圧力を受け
ると、該圧力に応じた周波数と振巾の電圧パルス
を出力する。このような電圧パルスは当然に、そ
の圧電素子面に穀粒が当たつた場合と軽いワラ屑
等が当たつた場合とでは、第3図に例示するパル
スP1,P2のように、周波数を異にする。三番排
塵物として排出される損失穀粒量から選別部12
の選別状態をみるために、第3図及び第6図に示
すように、グレン損失検出器34の本体に接続し
て、該検出器34の一部を構成するバンドパスフ
イルタ35が、設けられている。このバンドパス
フイルタ35は、第3図に示すように、穀粒に相
当する周波数の電圧パルスP1のみをフイルタリ
ングし、ワラ屑等に相当する電圧パルスP2は、
これをカツトして二次側へ伝えない。第6図に示
すように、バンドパスフイルタ35に接続して
は、穀粒相当の電圧パルスP1を増巾する増巾器
36が設けられており、この増巾器36に接続し
てさらに、該増巾器36からの電圧パルスを入力
されると一定時間オン動作して、一定の周波数及
び振巾の角形電圧パルスを出力するモノマルチ3
7が、設けられている。このモノマルチ37に接
続しては、該モノマルチ37の出力パルスを積分
する積分器38が設けられており、この積分器3
8に接続して増巾器39が設けられていて、以上
のメンバ−34−39によつて、グレン損失検出
回路C2が形成されている。以上により、選別部
12での脱穀物選別度は、三番排塵物中の穀粒量
からとられ、グレン損失検出回路C2はその出力
端に、損失穀粒量に比例した電圧信号Vlossを出
力する。 次に、説明の順序上、図示コンバインの走行駆
動部の構成を説明すると、前記クローラ1を駆動
する駆動輪40は、第4図に示すミツシヨンケー
ス41内の駆動部から回転駆動を受けるが、ミツ
シヨンケース41内の該駆動部は、第5図に示す
ハイドロスタテイツク・トランスミツシヨンを備
えたものに、構成されている。すなわち、第5図
に示すように、前記エンジン11にて駆動を受け
る可変容積形の油圧ポンプ42と、上記の駆動輪
40方向へと連動連結してある定容積形の油圧モ
ータ43とを、これらの油圧ポンプ42及び油圧
モータ43と共に閉回路を形成する1対の油給排
回路44,45によつて接続し、変速レバー46
による操作で油圧ポンプ42の斜板42a角度を
変更調節することで、該油圧ポンプ42の油吐出
方向と吐出量とを変更制御し、もつて油圧モータ
43の回転方向と回転数とを変更制御するよう
に、構成されたハイドロスタテイツク・トランス
ミツシヨンが、設けられているのである。第5図
において、47は油給排回路44,45における
高圧側回路の油圧を設定する高圧リリーフ弁、4
8,49はそれぞれ、油給排回路44,45から
高圧リリーフ弁47方向への油流通のみを許容す
る1対の逆止弁、50は油タンク51から油給排
回路44,45へと作動油を補給する油補給回
路、52はこの油補給回路50に挿入設置されエ
ンジン11にて駆動されて作動油補給を行なうチ
ヤージポンプ、53は油補給回路50の油圧を設
定する低圧リリーフ弁、54,55はそれぞれ、
油補給回路50から油給排回路44,45方向へ
の油流通のみを許容する1対の逆止弁である。 そして第4図に示すように、機体にシリンダ本
体端を枢着支持させたレバー操作用油圧シリンダ
56が設けられており、この油圧シリンダ56の
ピストンロツド56aを図示のように油圧ポンプ
42の斜板42a操作用の変速レバー46へと接
続して、レバー操作用油圧シリンダ56の伸縮動
作により変速レバー46を回動変位させ得るよう
に、図られている。そして、該油圧シリンダ56
を選択的に動作させるために、油タンク51から
油圧ポンプ57によりリリーフ弁58にて設定さ
れる油圧の作動油を上記のレバー操作用油圧シリ
ンダ56方向へ導く給油回路59と、レバー操作
用油圧シリンダ56の伸長作用油室及び縮小作用
油室にそれぞれ接続された油給排回路60,61
との間で、図示のような電磁切換弁62を、設け
てある。この電磁切換弁62は、給油回路59を
油タンク51方向へ接続すると共に両油給排回路
60,61端をブロツクして、油圧シリンダ56
を一定の伸縮位置で停止させる中立位置Nと、ソ
レノイド63の励磁により移される増速作用位置
Iであつて、給油回路59を油給排回路60へ接
続すると共に油給排回路61を油タンク51へと
接続して、レバー操作用油圧シリンダ56を伸長
動作させ、変速レバー46を、油圧ポンプ42を
正方向においてその斜板42a角度が増大せしめ
られるように矢印A方向に回動変位させる増速作
用位置Iと、ソレノイド64の励磁により移され
る減速作用位置であつて、給油回路59を油給
排回路61へ接続すると共に油給排回路60を油
タンク51へと接続して、レバー操作用油圧シリ
ンダ56を短縮動作させ、変速レバー46を、油
圧ポンプ42正転方向においてその斜板42a角
度が減少せしめられるように矢印A反対方向に回
動変位させる減速作用位置との、3位置N、、
を備えている。第4図において65は、変速レ
バー46の回動軌跡内に配して設けられた下限速
度規制スイツチであつて、この下限速度規制スイ
ツチ65は、後述するように、第6図に図示の制
御回路中に組入れられていて、変速レバー46が
ポンプ斜板42aを、油圧ポンプ42正転方向の
一定角度にまで矢印A反対方向に回動変位させた
ときに、該レバー46によりオフ動作せしめられ
て、機体前進方向での車速が一定速度以下になら
ないように、規制する。また第4図において66
は、電磁切換弁62とレバー操作用油圧シリンダ
56との間の両油給排回路60,61間を選択的
に短絡させる電磁短絡弁であつて、この電磁短絡
弁66は、常時はスプリングのバイアス下で図示
の非短絡位置Uをとり、ソレノイド67の励磁に
より短絡位置Sへ移されるものと、されている。
ソレノイド67に接続しては、電源68と手動ス
イツチ69とが設けられており、手動スイツチ6
9をオン操作することで、電磁短絡弁66が短絡
位置Sへと移される。この電磁短絡弁66の短絡
位置Sでは、変速レバー46を自在に手動操作で
きる。なお電磁切換弁62のソレノイド63,6
4を手動スイツチにより励解磁させるように構成
して、手動操作時にも油圧シリンダ56にて斜板
42a角度を変更するようにることも、勿論可能
である。 図示コンバインの車速は、第6図に示す制御回
路によつて、前記した扱胴回転数検出回路C1の
出力とグレン損失検出回路C2の出力とに応じ、
前記したレバー操作用油圧シリンダ56の両ソレ
ノイド63,64を選択的に励解磁させること
で、制御される。このための上記制御回路の構成
を説明する前に、先ず制御ロジツクについて説明
すると、先ず扱胴回転数は、第7図aに示すよう
に、一定回転数巾の適正回転数ゾーンMと、それ
より回転数が高い過大回転数ゾーンHと、適正回
転数ゾーンMより回転数が低い過少回転数ゾーン
Lとの、3ゾーンに分割設定されており、適正回
転数ゾーンMの上限と下限はそれぞれ、扱胴回転
数検出回路C1の前記出力電出信号Vrevに相当す
る電圧で、第7図aに示すように適正ゾーン上限
電圧Vomax及び適正ゾーン下限電圧Vominとな
つている。またグレン損失は、第7図bに示すよ
うに、一定損失量より多い過大損失ゾーンHと該
一定損失量より少ない過少損失ゾーンLとの、2
ゾーンに分割設定されており、上記の一定損失量
は、グレン損失検出回路C2の前記出力電圧信号
Vlossに相当する電圧で、第7図bに示すように
ロス基準電圧Vdefとなつている。そして制御ロ
ジツクは、次の第1表に示すように、6つの制御
域、、、、、に分けて車速増減制御
を行なうものに、組立てられている。
【表】
【表】
具体的な回路構成を第6図について説明する
と、扱胴回転数検出回路C1の出力電圧信号Vrev
を、プラス側入力端に供給される第1のコンパレ
ータ70及びマイナス側入力端に供給される第2
のコンパレータ71が、それぞれ設けられてい
る。そして、第1のコンパレータ70のマイナス
側入力端には、電源電圧Vccを第1の可変抵抗器
72で適当に落とし調整することで、前記した適
正ゾーン上限電圧Vomaxを導入し、また第2の
コンパレータ71のプラス側入力端には、上記の
上限電圧Vomaxを第2の可変抵抗器73でさら
に適当に落とし適整することで、前記した適正ゾ
ーン下限電圧Vominを導入してある。以上によ
り、第1のコンパレータ70は、扱胴回転数検出
回路C1の出力電圧Vrevの方が適正ゾーン上限電
圧Vomaxよりも高い場合(Vrev>Vomax)に
過大回転数信号電圧Vhを出力し、逆に第2のコ
ンパレータ71は、扱胴回転数検出回路C1の出
力電圧Vrevの方が適正ゾーン下限電圧Vominよ
りも低い場合(Verv<Vomin)に過小回転数信
号電圧V1を出するものと、なつている。またグ
レン損失検出回路C2の出力電圧信号Vlossをプラ
ス側入力端に供給される第3のコンパレータ74
が、設けられており、この第3のコンパレータ7
4のマイナス側入力端には、電源電圧Vccを第3
の可変抵抗器75で適当に落とし調整すること
で、前記したロス基準電圧Vdefを導入してある。
したがつてこの第3のコンパレータ74は、グレ
ン損失検出回路C2の出力電圧Vlossの方がロス基
準電圧Vdefよりも大きな場合(Vloss>Vdef)
にロス過大信号電圧Vgを出力する。 また同様に第6図に示すように、NAND回路
77が設けられており、このNAND回路77の
入力端には、第1のコンパレータ70を直接に、
また第3のコンパレータ74をインバータ78を
介して、それぞれ接続してある。さらに第1のパ
ルス発生器79と第2のパルス発生器80とが、
設けられており、このうち第1のパルス発生器7
9の入力端には、NAND回路77をインバータ
81を介して接続してある。また第2のパルス発
生器80の入力端には、第2のコンパレータ71
を直接に、また第3のコンパレータ74をダイオ
ード82を介して、それぞれ接続してある。以上
により、第1のパルス発生器79と第2のパルス
発生器80とは、コンパレータ70,71,74
の出力電圧Vh,Vl,Vgの有無により、次の第2
表のように作動せしめられることとなる。
と、扱胴回転数検出回路C1の出力電圧信号Vrev
を、プラス側入力端に供給される第1のコンパレ
ータ70及びマイナス側入力端に供給される第2
のコンパレータ71が、それぞれ設けられてい
る。そして、第1のコンパレータ70のマイナス
側入力端には、電源電圧Vccを第1の可変抵抗器
72で適当に落とし調整することで、前記した適
正ゾーン上限電圧Vomaxを導入し、また第2の
コンパレータ71のプラス側入力端には、上記の
上限電圧Vomaxを第2の可変抵抗器73でさら
に適当に落とし適整することで、前記した適正ゾ
ーン下限電圧Vominを導入してある。以上によ
り、第1のコンパレータ70は、扱胴回転数検出
回路C1の出力電圧Vrevの方が適正ゾーン上限電
圧Vomaxよりも高い場合(Vrev>Vomax)に
過大回転数信号電圧Vhを出力し、逆に第2のコ
ンパレータ71は、扱胴回転数検出回路C1の出
力電圧Vrevの方が適正ゾーン下限電圧Vominよ
りも低い場合(Verv<Vomin)に過小回転数信
号電圧V1を出するものと、なつている。またグ
レン損失検出回路C2の出力電圧信号Vlossをプラ
ス側入力端に供給される第3のコンパレータ74
が、設けられており、この第3のコンパレータ7
4のマイナス側入力端には、電源電圧Vccを第3
の可変抵抗器75で適当に落とし調整すること
で、前記したロス基準電圧Vdefを導入してある。
したがつてこの第3のコンパレータ74は、グレ
ン損失検出回路C2の出力電圧Vlossの方がロス基
準電圧Vdefよりも大きな場合(Vloss>Vdef)
にロス過大信号電圧Vgを出力する。 また同様に第6図に示すように、NAND回路
77が設けられており、このNAND回路77の
入力端には、第1のコンパレータ70を直接に、
また第3のコンパレータ74をインバータ78を
介して、それぞれ接続してある。さらに第1のパ
ルス発生器79と第2のパルス発生器80とが、
設けられており、このうち第1のパルス発生器7
9の入力端には、NAND回路77をインバータ
81を介して接続してある。また第2のパルス発
生器80の入力端には、第2のコンパレータ71
を直接に、また第3のコンパレータ74をダイオ
ード82を介して、それぞれ接続してある。以上
により、第1のパルス発生器79と第2のパルス
発生器80とは、コンパレータ70,71,74
の出力電圧Vh,Vl,Vgの有無により、次の第2
表のように作動せしめられることとなる。
【表】
そしてさらに第6図に示すように、前記した電
磁切換弁56の各ソレノイド63,64は、サー
ジ吸収用のダイオード84,85と並列接続し、
且つ、一端で電源端子に接続すると共に他端はア
ースして、制御回路中に挿入されている。ソレノ
イド63,64のアース側には、エミツタ接地の
NPNトランジスタ86,87を備えたスイツチ
ング回路を設けてあり、上記トランジスタ86,
87のベースに第1及び第2のパルス発生器7
9,80がそれぞれ、抵抗器88,89を介して
接続されており、さらに、トランジスタ86,8
7のベースをプルダウン抵抗器90,91を介し
てアースして、上記の両スイツチング回路が完成
されている。以上よりして、各パルス発生器7
9,80から電圧パルスが出力されていない状態
では、各トランジスタ86,87のコレクタとエ
ミツタ間の抵抗値が無限大に近くその間に電流が
流れていないが、上記の電圧パルスが各パルス発
生器79,80から各トランジスタ86,87の
ースに入力されると、該トランジスタ86,87
のコレクタとエミツタ間の抵抗値が極減せしめら
れてその間に電流が流れ、各ソレノイド63,6
4を通して流れる該電流により各ソレノイド6
3,64が選択的に励磁せしめられる。 第6図に示すように、前記した下限速度規制ス
イツチ65は、ソレノイド64を電源端子に接続
する回路中に挿入されている。ソレノイド64
は、前述したように電磁切換弁62を減速作用位
置に変位させるためのものである。したがつ
て、下限速度規制スイツチ65が前記のように変
速レバー46によりオフ動作せしめられると、第
2のパルス発生器80が動作していても、上記ソ
レノイド64が励磁せず、このため、電磁切換弁
62が減速作用位置をとらないこととなつて、
機体前進方向での下限速度が規制される。 なお第1のコンパレータ70の出力端に接続し
て、第6図に示すようにエミツタ接地のNPNト
ランジスタ92を設けてあり、このトランジスタ
92のベースに第2のコンパレータ71の出力端
を接続して、スイツチング回路を構成し、第2の
コンパレータ71が過小回転数信号電圧V1を出
力している限り、何らかの原因で不測に第1のコ
ンパレータ70が過大回転数信号電圧Vhを出力
したとしても、該電圧Vhがアースにより消減す
るように図られている。すなわち、第2のコンパ
レータ71は、扱胴回転数を設定下限値と比較
し、その過小回転数信号電圧V1によつて車速減
速用のソレノイド64を励磁させるように、機能
するものであるが、上記のように図つて、減速側
を優先させてあるのである。 この発明に係る、第1−7図に図示の車速制御
装置は、以上に説明して来たように構成されてい
るので、コンバインによる収穫作業時に次のよう
に作用するものとなつている。すなわち、前記し
た第1表における各制御域−と第2表におけ
る各ケース−とが、互に対応することは明ら
かであり、扱胴回転数検出器28ないし扱胴回転
数検出回路C1による扱胴回転数検出値とグレン
損失検出器34ないしグレン損失検出回路C2に
よる損失穀粒値によつて、第2表に示すように、
第1のパルス発生器79と第2のパルス発生器8
0とが選択的に動作せしめられ、これにより第4
図に示す電磁切換弁62を増速作用位置に移す
ためのソレノイド63と減速作用位値に移すた
めのソレノイド64とが、選択的に励磁せしめら
れ、第1表に示すように、各制御域ないし、各ケ
ース−ごとに車速が減速或は増速される。そ
して第1表から明らかなように、各制御域ないし
ケース−の車速制御ロジツクは、グレン損失
が過大である場合には、扱胴13回転数の如何に
拘らず、つまり脱穀部8に作用している負荷の大
小に拘らず、車速をおとして選別度12での選別
精度を向上させるように、また選別部12での選
別度が適正範囲内にあつて扱胴13回転数が過大
であり脱穀部8が十分に余裕のある負荷しか受け
ていない場合には、車速を増して作業能率を向上
させるように、組立てられている。したがつて、
図示の車速制御装置によれば、コンバインによる
収穫作業時に、作業精度と作業能率とが向上せし
められた作業が、自動制下ですすめられることと
なるのである。 以上の実施例では、脱穀物選別度を検出する選
別度検出器として、排塵物中の損失穀粒割合を検
出するグレン損失検出器34を設けた。第8,9
図には、このような選別度検出器として、選別穀
稈粒中のワラ屑割合から、いわば選別度を直接的
に検出する選別度検出器34Aを設けてある他の
実施例を、示してある。すなわち、この他の実施
例に係る脱穀板8では、第8図に示すように、第
2図に図示の脱穀部8における上部ストローラツ
ク19を無くし、また排塵フアン95を、第2図
に図示の排塵フアン21と異なり、ストローラツ
ク19の後上方位に配して設けており、さらに、
第2図に図示の三番排塵口25に相当する三番排
塵口は、上下に並列する上部三番排塵口96と下
部三番排塵口97とであつて、排塵フアン95か
らの排塵物を排出する上部排塵口96と主として
ストローラツク19端からの排塵物を排出する下
部排塵口97とに、分割構成されているが、上記
した選別度検出器34Aは、前記のグレンシーブ
18の下方位で一番口22方向に傾斜させて設け
てある流穀板98であつてグレンシーブ18を漏
下する穀粒を一番口22方向へ誘導する流穀板9
8上に、設けられている。 そして、この選別度検出器34Aに附設される
バンドパスフイルタ35Aは、前記したバンドパ
スフイルタ35と異なり、検出器34A本体から
の電圧パルルスP1,P2中、ワラ屑に相当する電
圧パルスP2のみをフイルタリングし、穀粒に相
当する電圧パルスP1は、これをカツトして二次
側へ伝えないものに、構成されている。これより
して、選別度検出器34Aは、選別後の穀粒中の
ワラ屑割合を検出することで、選別度を直接に検
出するものとなつている。 したがつて、バンドパスフイルタ35Aの出力
信号を、扱胴回転数検出器28の出力信号と共に
先の実施例におけると同様に利用して、脱穀部の
作動制御を行なえることとなつている。なお1個
の選別度検出器34Aの使用のみでは、選別感度
が低いときには、複数個の検出器34Aを設け、
その出力を加算器で加算する等して、制御目的に
用い得る。 以上の説明から明らかなように、この発明のコ
ンバインは車速制御装置は以下の効果を奏する。 この制御では、まずコンバインの収穫作業のロ
スがないように選別度に基づく車速の減速制御を
優先的に実施することになる。従つて選別ロスが
生じるのを確実に防止できる。 しかも選別度が良好な時には、負荷が許す限り
において増速を行うため、能率の高い作業が行え
る。
磁切換弁56の各ソレノイド63,64は、サー
ジ吸収用のダイオード84,85と並列接続し、
且つ、一端で電源端子に接続すると共に他端はア
ースして、制御回路中に挿入されている。ソレノ
イド63,64のアース側には、エミツタ接地の
NPNトランジスタ86,87を備えたスイツチ
ング回路を設けてあり、上記トランジスタ86,
87のベースに第1及び第2のパルス発生器7
9,80がそれぞれ、抵抗器88,89を介して
接続されており、さらに、トランジスタ86,8
7のベースをプルダウン抵抗器90,91を介し
てアースして、上記の両スイツチング回路が完成
されている。以上よりして、各パルス発生器7
9,80から電圧パルスが出力されていない状態
では、各トランジスタ86,87のコレクタとエ
ミツタ間の抵抗値が無限大に近くその間に電流が
流れていないが、上記の電圧パルスが各パルス発
生器79,80から各トランジスタ86,87の
ースに入力されると、該トランジスタ86,87
のコレクタとエミツタ間の抵抗値が極減せしめら
れてその間に電流が流れ、各ソレノイド63,6
4を通して流れる該電流により各ソレノイド6
3,64が選択的に励磁せしめられる。 第6図に示すように、前記した下限速度規制ス
イツチ65は、ソレノイド64を電源端子に接続
する回路中に挿入されている。ソレノイド64
は、前述したように電磁切換弁62を減速作用位
置に変位させるためのものである。したがつ
て、下限速度規制スイツチ65が前記のように変
速レバー46によりオフ動作せしめられると、第
2のパルス発生器80が動作していても、上記ソ
レノイド64が励磁せず、このため、電磁切換弁
62が減速作用位置をとらないこととなつて、
機体前進方向での下限速度が規制される。 なお第1のコンパレータ70の出力端に接続し
て、第6図に示すようにエミツタ接地のNPNト
ランジスタ92を設けてあり、このトランジスタ
92のベースに第2のコンパレータ71の出力端
を接続して、スイツチング回路を構成し、第2の
コンパレータ71が過小回転数信号電圧V1を出
力している限り、何らかの原因で不測に第1のコ
ンパレータ70が過大回転数信号電圧Vhを出力
したとしても、該電圧Vhがアースにより消減す
るように図られている。すなわち、第2のコンパ
レータ71は、扱胴回転数を設定下限値と比較
し、その過小回転数信号電圧V1によつて車速減
速用のソレノイド64を励磁させるように、機能
するものであるが、上記のように図つて、減速側
を優先させてあるのである。 この発明に係る、第1−7図に図示の車速制御
装置は、以上に説明して来たように構成されてい
るので、コンバインによる収穫作業時に次のよう
に作用するものとなつている。すなわち、前記し
た第1表における各制御域−と第2表におけ
る各ケース−とが、互に対応することは明ら
かであり、扱胴回転数検出器28ないし扱胴回転
数検出回路C1による扱胴回転数検出値とグレン
損失検出器34ないしグレン損失検出回路C2に
よる損失穀粒値によつて、第2表に示すように、
第1のパルス発生器79と第2のパルス発生器8
0とが選択的に動作せしめられ、これにより第4
図に示す電磁切換弁62を増速作用位置に移す
ためのソレノイド63と減速作用位値に移すた
めのソレノイド64とが、選択的に励磁せしめら
れ、第1表に示すように、各制御域ないし、各ケ
ース−ごとに車速が減速或は増速される。そ
して第1表から明らかなように、各制御域ないし
ケース−の車速制御ロジツクは、グレン損失
が過大である場合には、扱胴13回転数の如何に
拘らず、つまり脱穀部8に作用している負荷の大
小に拘らず、車速をおとして選別度12での選別
精度を向上させるように、また選別部12での選
別度が適正範囲内にあつて扱胴13回転数が過大
であり脱穀部8が十分に余裕のある負荷しか受け
ていない場合には、車速を増して作業能率を向上
させるように、組立てられている。したがつて、
図示の車速制御装置によれば、コンバインによる
収穫作業時に、作業精度と作業能率とが向上せし
められた作業が、自動制下ですすめられることと
なるのである。 以上の実施例では、脱穀物選別度を検出する選
別度検出器として、排塵物中の損失穀粒割合を検
出するグレン損失検出器34を設けた。第8,9
図には、このような選別度検出器として、選別穀
稈粒中のワラ屑割合から、いわば選別度を直接的
に検出する選別度検出器34Aを設けてある他の
実施例を、示してある。すなわち、この他の実施
例に係る脱穀板8では、第8図に示すように、第
2図に図示の脱穀部8における上部ストローラツ
ク19を無くし、また排塵フアン95を、第2図
に図示の排塵フアン21と異なり、ストローラツ
ク19の後上方位に配して設けており、さらに、
第2図に図示の三番排塵口25に相当する三番排
塵口は、上下に並列する上部三番排塵口96と下
部三番排塵口97とであつて、排塵フアン95か
らの排塵物を排出する上部排塵口96と主として
ストローラツク19端からの排塵物を排出する下
部排塵口97とに、分割構成されているが、上記
した選別度検出器34Aは、前記のグレンシーブ
18の下方位で一番口22方向に傾斜させて設け
てある流穀板98であつてグレンシーブ18を漏
下する穀粒を一番口22方向へ誘導する流穀板9
8上に、設けられている。 そして、この選別度検出器34Aに附設される
バンドパスフイルタ35Aは、前記したバンドパ
スフイルタ35と異なり、検出器34A本体から
の電圧パルルスP1,P2中、ワラ屑に相当する電
圧パルスP2のみをフイルタリングし、穀粒に相
当する電圧パルスP1は、これをカツトして二次
側へ伝えないものに、構成されている。これより
して、選別度検出器34Aは、選別後の穀粒中の
ワラ屑割合を検出することで、選別度を直接に検
出するものとなつている。 したがつて、バンドパスフイルタ35Aの出力
信号を、扱胴回転数検出器28の出力信号と共に
先の実施例におけると同様に利用して、脱穀部の
作動制御を行なえることとなつている。なお1個
の選別度検出器34Aの使用のみでは、選別感度
が低いときには、複数個の検出器34Aを設け、
その出力を加算器で加算する等して、制御目的に
用い得る。 以上の説明から明らかなように、この発明のコ
ンバインは車速制御装置は以下の効果を奏する。 この制御では、まずコンバインの収穫作業のロ
スがないように選別度に基づく車速の減速制御を
優先的に実施することになる。従つて選別ロスが
生じるのを確実に防止できる。 しかも選別度が良好な時には、負荷が許す限り
において増速を行うため、能率の高い作業が行え
る。
第1図はこの発明の一実施例を装備したコンバ
インの概略側面図、第2図は同コンバイン要部の
概略縦断側面図、第3図は同一実施例における2
部材の作用を説明するための模式図、第4図は同
一実施例における制御機構と油圧回路とを示す模
式図及び油圧回路図、第5図は上記コンバインの
走行駆動部を示す油圧回路図、第6図は同実施例
における電気制御回路を示すブロツク線図及び電
気回路図、第7図a,bはそれぞれ、同一実施例
における制御域設定を示す説明図。第8図はこの
発明の他の実施例を装備したコンバイン要部の概
略縦断側面図、第9図は同他の実施例における2
部材の作用を説明するための模式図である。 1……クローラ、8……脱穀部、11……エン
ジン、12……選別部、13……扱胴、13a…
…扱胴軸、20……唐箕、21……排塵フアン、
25……三番排塵口、28……扱胴回転数検出
器、29……ロータ、30……マグネツト、31
……リードスイツチ、32……積分器、34……
グレン損失検出器、35……バンドパスフイル
タ、37……モノマルチ、38……積分器、40
……駆動輪、41……ミツシヨンケース、42…
…油圧ポンプ、42a……斜板、43……油圧モ
ータ、44,45……油給排回路、46……変速
レバー、56……レバー挿作用油圧シリンダ、6
2……電磁切換弁、63,64……ソレノイド、
70,71,74……コンパレータ、76,77
……NAND回路、78……インバーダ、79,
80……パルス発生器、81……インバータ、8
2……ダイオード、83……インバータ、86,
87……トランジスタ、34A……選別度検出
器、95……排塵フアン、98……流穀板、35
A……バンドパスフイルタ。
インの概略側面図、第2図は同コンバイン要部の
概略縦断側面図、第3図は同一実施例における2
部材の作用を説明するための模式図、第4図は同
一実施例における制御機構と油圧回路とを示す模
式図及び油圧回路図、第5図は上記コンバインの
走行駆動部を示す油圧回路図、第6図は同実施例
における電気制御回路を示すブロツク線図及び電
気回路図、第7図a,bはそれぞれ、同一実施例
における制御域設定を示す説明図。第8図はこの
発明の他の実施例を装備したコンバイン要部の概
略縦断側面図、第9図は同他の実施例における2
部材の作用を説明するための模式図である。 1……クローラ、8……脱穀部、11……エン
ジン、12……選別部、13……扱胴、13a…
…扱胴軸、20……唐箕、21……排塵フアン、
25……三番排塵口、28……扱胴回転数検出
器、29……ロータ、30……マグネツト、31
……リードスイツチ、32……積分器、34……
グレン損失検出器、35……バンドパスフイル
タ、37……モノマルチ、38……積分器、40
……駆動輪、41……ミツシヨンケース、42…
…油圧ポンプ、42a……斜板、43……油圧モ
ータ、44,45……油給排回路、46……変速
レバー、56……レバー挿作用油圧シリンダ、6
2……電磁切換弁、63,64……ソレノイド、
70,71,74……コンパレータ、76,77
……NAND回路、78……インバーダ、79,
80……パルス発生器、81……インバータ、8
2……ダイオード、83……インバータ、86,
87……トランジスタ、34A……選別度検出
器、95……排塵フアン、98……流穀板、35
A……バンドパスフイルタ。
Claims (1)
- 1 脱穀部に作用する負荷を検出する脱穀負荷検
出器と、選別部による脱穀物選別度を検出する選
別度検出器とを設ける一方、選別度検出信号が過
大損失ゾーンの時は、脱穀負荷検出信号にかかわ
らず優先的に減速を行う手段と、選別度検出信号
が過小損失ゾーンでかつ脱穀負荷検出信号が軽負
荷ゾーンの時のみ増速を行う手段とを設けたこと
を特徴とするコンバインの車速制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5328379A JPS55144817A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Running speed controller of combined harvester |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5328379A JPS55144817A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Running speed controller of combined harvester |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55144817A JPS55144817A (en) | 1980-11-12 |
| JPH0134578B2 true JPH0134578B2 (ja) | 1989-07-20 |
Family
ID=12938401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5328379A Granted JPS55144817A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Running speed controller of combined harvester |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55144817A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2947609B1 (fr) * | 2009-07-06 | 2015-05-15 | Permaswage | Dispositif de raccordement pour canalisations et procede de raccordement associe |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3606745A (en) * | 1969-09-08 | 1971-09-21 | Massey Ferguson Ind Ltd | Grain flow rate monitor |
| JPS5358335A (en) * | 1976-11-08 | 1978-05-26 | Kubota Ltd | Combine |
-
1979
- 1979-04-27 JP JP5328379A patent/JPS55144817A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55144817A (en) | 1980-11-12 |
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