JPH0134677Y2 - - Google Patents

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JPH0134677Y2
JPH0134677Y2 JP5275184U JP5275184U JPH0134677Y2 JP H0134677 Y2 JPH0134677 Y2 JP H0134677Y2 JP 5275184 U JP5275184 U JP 5275184U JP 5275184 U JP5275184 U JP 5275184U JP H0134677 Y2 JPH0134677 Y2 JP H0134677Y2
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sleeve
water jacket
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の属する技術分野) 本考案は、水冷式エンジンのシリンダブロツク
において、ウオータジヤケツトの容量を調整する
ためにそのウオータジヤケツト内に挿入されるス
リーブに関するもので、特に、シリンダブロツク
のデツキ面に開口するオープンデツキタイプのウ
オータジヤケツト用のスリーブに関するものであ
る。
(考案の背景及び従来技術の問題点) 自動車用などのエンジンにおいては、その軽量
化を図るために、シリンダブロツクをアルミ合金
により製造することが多くなつてきている。その
ようなアルミ合金製のシリンダブロツクは、通
常、ダイカスト鋳造によつて成形されている。し
かしながら、ダイカスト鋳造には、コストの高い
金型を用いなければならない。そこで、排気量の
異なるエンジンを製造する場合にも、同一の金型
を用いて成形される1種類のシリンダブロツクを
共用化するようなことが行われている。そのよう
な場合、通常は、そのシリンダブロツクは最も排
気量の大きいエンジンに適合する形状とし、シリ
ンダボア径あるいはピストンのストロークを調整
することによつてエンジンの排気量を変えるよう
にしている。したがつて、そのシリンダブロツク
のウオータジヤケツトは、最も排気量の大きいエ
ンジンに適する容量となつている。そのために、
そのシリンダブロツクを排気量の小さいエンジン
に適用するときには、ウオータジヤケツトの容量
が過大なものとなつてしまう。このようにウオー
タジヤケツトの容量が過大であると、エンジンが
過度に冷却されることになり、安定した燃焼状態
が得られるまでに時間がかかり、燃料消費量が増
加するばかりでなく、寒冷時におけるヒータの立
ち上がり特性が悪化するなどの問題が生じる。
このような問題に対処するためには、例えば実
開昭57−43338号公報に示されているように、ウ
オータジヤケツト内に充填材を挿入し、そのウオ
ータジヤケツトの容量が小さくなるようにすれば
よい。しかしながら、そのようにウオータジヤケ
ツト内に充填材を挿入する場合には、その充填材
がエンジンの作動中に振動などによつて移動する
ことのないように、確実に所定の位置で保持され
るようにしなければならない。上記公報に示され
ているもののように砂型等によつて成形されるク
ローズドデツキタイプのシリンダブロツクの場合
には、そのウオータジヤケツトに充填材を固定保
持する保持部を形成することも可能であるが、ア
ルミダイカスト製のシリンダブロツクにおいて
は、そのような保持部を設けることはほとんど不
可能である。すなわち、シリンダブロツクをダイ
カスト鋳造するときには、その成形後に金型を引
き抜くことができるようにするために、そのウオ
ータジヤケツトは、内壁面及び外壁面が底部から
シリンダブロツクのデツキ面の開口に至るまでま
つすぐな面とされたオープンデツキタイプのもの
とされるのが普通であり、その内壁面に突出部を
設けることはできない。しかも、そのようなオー
プンデツキタイプのウオータジヤケツトは、底部
からシリンダブロツクのデツキ面側に向けて幅が
広がるようにされるので、内部に挿入された充填
材はどうしてもデツキ面側に抜けやすくなる。
充填材を、ウオータジヤケツト内に圧入される
ものとすることも考えられるが、そのようにする
と、その組み付けが困難になるばかりでなく、冷
却水の循環が妨げられることにもなりかねない。
(考案の目的) 本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、オープンデツキタイプ
のウオータジヤケツト内に簡単に組み付けること
ができるとともに、エンジンの作動時にはそのウ
オータジヤケツト内で確実に固定保持されるよう
にした、ウオータジヤケツトの容量調整用のスリ
ーブを得ることである。
(考案の特徴) この目的を達成するために、本考案では、ウオ
ータジヤケツト内に挿入されるスリーブを、冷却
水を吸収して膨潤する樹脂材料により形成し、そ
のスリーブに、ウオータジヤケツトの内壁面に向
けて突出する内方突起を設けている。このような
スリーブが挿入されたウオータジヤケツト内に冷
却水を導入すると、そのスリーブは膨潤して、そ
の内方突起がウオータジヤケツトの内壁面に圧接
し、スリーブの外周面をウオータジヤケツトの外
壁面に密着させる。そのスリーブは、その上下部
に適宜の切り欠きを設けたり、その肉厚を変えた
りすることによつて、所定の体積となるようにさ
れている。スリーブの上端には、膨潤したときに
シリンダヘツドガスケツトに当接する上方突出部
を設けておくことが望ましい。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
図中、第1図は本考案の一実施例によるスリー
ブを、エンジンのシリンダブロツクに装着する状
態で示す概略斜視図であり、第2図及び第3図
は、そのスリーブが装着されたシリンダブロツク
をそれぞれ異なる断面で示す縦断側面図である。
また、第4,5,6図は、それぞれそのスリーブ
の平面図、正面図及び側面図である。
第1図から明らかなように、このシリンダブロ
ツク1は4気筒エンジン用のもので、4個のシリ
ンダ2,2,……が、シリンダ壁によつて互いに
一体に結合されて直列に配設されている。シリン
ダブロツク1のデツキ面3には、これらのシリン
ダ2,2,……を取り囲むオープンデツキタイプ
のウオータジヤケツト4の開口5が形成されてい
る。シリンダブロツク1の側部には、ウオータポ
ンプ(図示せず)が取り付けられるウオータポン
プ取付部6が設けられており、この取付部6側か
らウオータジヤケツト4に冷却水が送られるよう
になつている。
第2図及び第3図に示すように、ウオータジヤ
ケツト4はデツキ面3からシリンダブロツク1の
内部に向けて設けられた溝状のもので、その内壁
面7及び外壁面8は、底部9からデツキ面3にか
けて徐々に広がるテーパ面とされている。ウオー
タジヤケツト4内の冷却水は、デツキ面3の開口
5から、デツキ面3に密着されるシリンダヘツド
ガスケツト(図示せず)の水穴を通して、シリン
ダヘツド(図示せず)のウオータジヤケツト内へ
と循環されるようになつている。
シリンダブロツク1のウオータジヤケツト4内
には、そのデツキ面3の開口5を通して、スリー
ブ10が挿入されるようになつている。このスリ
ーブ10は、冷却水を吸収して膨潤する66ナイロ
ンのような樹脂材料によつて形成されており、そ
の外周面11はウオータジヤケツト4の外壁面8
に沿う形状とされている。また、その肉厚は比較
的小さく、その内周面12とウオータジヤケツト
4の内壁面7との間に冷却水が十分流通し得る間
隙が形成されるようになつている。したがつて、
このスリーブ10の平面形状は、第4図に示すよ
うに中間の3つのくびれ部とその間を結ぶ円弧部
とからなる連続円弧形状となつている。
第5,6図から明らかなように、スリーブ10
の上端は切り欠き部によつて凹凸状に形成されて
おり、その凹部13の高さはウオータジヤケツト
4の半分程度の高さとされている。凸部14も一
般的にはそれよりやや高い程度の高さとされてい
るが、その凸部14のうちの2個所には、より上
方に突出する上方突出部15,15が設けられて
いる。この上方突出部15の高さは、第3図に示
すように、スリーブ10をウオータジヤケツト4
内に完全に挿入したとき、その頂部がデツキ面3
よりわずかに下方となるようにされている。ま
た、このスリーブ10の側部には、ウオータポン
プ取付部6に隣接する位置に切り欠き部16が設
けられていて、ウオータポンプからの冷却水通路
が確保されるようになつている。
スリーブ10の下端には、数個所に、下方に突
出する下方突出部17が設けられており、スリー
ブ10をウオータジヤケツト4内に挿入したと
き、その下方突出部17がウオータジヤケツト4
の底部9に当接して支持されるようになつてい
る。さらに、スリーブ10の下端部にも、数個所
に切り欠き部18が設けられていて、そのスリー
ブ10の全体の体積が所定の体積となるようにさ
れている。
スリーブ10には、その凹部13の底部と凸部
14及び上方突出部15の各頂部とに、その内周
面12から内方に向けて突出する内方突起19,
19,……がそれぞれ設けられている。この内方
突起19は、スリーブ10がウオータジヤケツト
4内に完全に挿入された状態で、その先端がウオ
ータジヤケツト4の内壁面7と軽く接触する程度
の高さとされている。したがつて、スリーブ10
は、軽く押し込むだけでウオータジヤケツト4内
に挿入することができるようになつている。
シリンダブロツク1は、所定の排気量のエンジ
ンに適合するように成形されている。したがつ
て、その排気量のエンジンの場合には、ウオータ
ジヤケツト4にスリーブ10が挿入されていない
状態のままのシリンダブロツク1によつて、エン
ジンが組み立てられる。
このシリンダブロツク1をより排気量の小さい
エンジンに適用するときには、ウオータジヤケツ
ト4の容量がその排気量のエンジンに合致するも
のとなるように予め定められた体積のスリーブ1
0を、第1図に示すようにシリンダブロツク1の
デツキ面3の上方から、開口5を通してウオータ
ジヤケツト4内に挿入する。このとき、このスリ
ーブ10とウオータジヤケツト4の内外壁面7,
8との間には互いに引つかかり合う部分がないの
で、スリーブ10は容易にウオータジヤケツト4
内に挿入される。そして、その下方突出部17が
ウオータジヤケツト4の底部9に当接した位置で
保持される。第2,3図に示されているように、
この状態では、スリーブ10の上端部はシリンダ
ブロツク1のデツキ面3より下方に位置すること
になる。
このようにウオータジヤケツト4内にスリーブ
10を挿入した後、シリンダブロツク1のデツキ
面3上にシリンダヘツドガスケツト及びシリンダ
ヘツドを組み付け、そのガスケツトをデツキ面3
に密着させる。
エンジンを組み立てた後、ウオータポンプ側か
らシリンダブロツク1に冷却水を導入すると、ウ
オータジヤケツト4内には冷却水が充満すること
になる。そのために、ウオータジヤケツト4内に
挿入されている樹脂製スリーブ10が、その冷却
水を吸収して膨潤する。その結果、スリーブ10
の上端部に設けられている内方突起19,19,
……が膨張し、その先端がウオータジヤケツト4
の内壁面7に圧接されるとともに、スリーブ10
の外周面11がウオータジヤケツト4の外壁面8
に向けて押圧されて密着する。こうして、スリー
ブ10とウオータジヤケツト4の内外壁面7,8
との間の摩擦力によつて、スリーブ10がその位
置で保持されるようになる。さらに、スリーブ1
0の膨潤によつて、その上方突出部15が上方に
伸び、その頂部がシリンダヘツドガスケツトに当
接するようになる。それによつて、スリーブ10
の上方への移動は、一層確実に阻止されるように
なる。
ウオータジヤケツト4内に設置されるスリーブ
10の上端は、部分的に2個所に設けられている
上方突出部15を除けば、デツキ面3よりかなり
低く位置するようにされているので、デツキ面3
の近辺においてはウオータジヤケツト4の容量は
十分に大きく保たれている。したがつて、エンジ
ンの作動中、特に著しく加熱されるシリンダブロ
ツク1のデツキ面3の近辺は、十分な量の冷却水
によつて冷却されることになり、スリーブ10を
挿入してもその冷却性が損われることはない。ま
た、幅の狭いウオータジヤケツト4の底部9にお
いても、そのスリーブ10に設けられた数個所の
下方突出部17のみが底部9に当接するように
し、さらにスリーブ10の下端部に切り欠き部1
8を設けているので、スリーブ10とウオータジ
ヤケツト4との間の冷却水通路は確保される。
スリーブ10全体の体積は、冷却水の流れの妨
げにならない範囲内でその肉厚を変えたり、上端
の凹凸部13,14の高さや下端切り欠き部18
の形状等を変えたりすることによつて、任意に調
整することができる。そして、体積の異なる数種
類のスリーブ10を準備しておくことによつて、
そのシリンダブロツク1を排気量の異なる数種類
のエンジンに適合させるようにすることができ
る。
なお、上記実施例においては、スリーブ10に
2個の上方突出部15,15が設けられるものと
しているが、このような上方突出部15をより多
く設けることもできる。内方突起19の数も、上
記実施例のものより多く、あるいは少なくするこ
とができる。また、内方突起19は、スリーブ1
0の中間部等に設けるようにすることもできる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、オープンデツキタイプのウオータジヤケツト
のデツキ面開口から挿入されるスリーブによつ
て、そのウオータジヤケツトの容量を調整するよ
うにし、そのスリーブを、冷却水により膨潤する
樹脂材料を用いて形成するとともに、そのスリー
ブに、ウオータジヤケツトの内壁面に向けて突出
する内方突起を設けているので、そのスリーブを
ウオータジヤケツト内に挿入する作業が極めて簡
単なものとなり、しかも、そのウオータジヤケツ
ト内に冷却水を導入すると、そのスリーブが膨潤
してその位置で確実に固定されるようになる。し
たがつて、そのスリーブがシリンダブロツクのデ
ツキ面より下方の位置において保持されるように
することができ、ウオータジヤケツトによる冷却
性能が十分に発揮されるようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例としてのスリーブ
を、シリンダブロツクのウオータジヤケツト内に
挿入する状態で示す概略斜視図、第2図及び第3
図は、そのスリーブをウオータジヤケツト内に挿
入した状態を示す、それぞれ第1図の−線、
−線による断面図、第4図、第5図及び第6
図は、それぞれそのスリーブの平面図、正面図及
び側面図である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダ、3
……デツキ面、4……ウオータジヤケツト、5…
…開口、7……ウオータジヤケツトの内壁面、8
……ウオータジヤケツトの外壁面、10……スリ
ーブ、11……外周面、12……内周面、15…
…上方突出部、17……下方突出部、19……内
方突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダブロツク1のデツキ面3に開口する
    オープンデツキタイプのウオータジヤケツト4
    内に挿入されるスリーブ10であつて、 冷却水を吸収して膨潤する樹脂材料からな
    り、 その膨潤によつて前記ウオータジヤケツト4
    の内壁面7に圧接し、そのスリーブ10の外周
    面11をウオータジヤケツト4の外壁面8に密
    着させる内方突起19を備えるとともに、 エンジンの排気量に応じて予め定められた体
    積を有していることを特徴とする、 エンジンのシリンダブロツクにおけるウオー
    タジヤケツト容量調整用スリーブ。 (2) 前記スリーブ10の上端に、前記シリンダブ
    ロツク1のデツキ面3に密着されるシリンダヘ
    ツドガスケツトに当接する上方突出部15が、
    部分的に設けられていることを特徴とする、 実用新案登録請求の範囲第1項記載のスリー
    ブ。
JP5275184U 1984-04-12 1984-04-12 エンジンのシリンダブロツクにおけるウオ−タジヤケツト容量調整用スリ−ブ Granted JPS60164645U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS60164645U JPS60164645U (ja) 1985-11-01
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