JPH0135709B2 - - Google Patents
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- JPH0135709B2 JPH0135709B2 JP56199107A JP19910781A JPH0135709B2 JP H0135709 B2 JPH0135709 B2 JP H0135709B2 JP 56199107 A JP56199107 A JP 56199107A JP 19910781 A JP19910781 A JP 19910781A JP H0135709 B2 JPH0135709 B2 JP H0135709B2
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- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- defects
- paint
- steel
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
本発明は加工用塗装鋼板の連続塗装・焼付ライ
ンにおける製造方法に関するものである。 加工用塗装鋼板とは、鋼板メーカーにおいて予
め塗膜厚数μm〜十数μmの膜厚塗装を施した鋼
板であつて、需要家において厳しい加工を受ける
ものであり、主に洗濯機、冷蔵庫等の家電製品の
外板として使用されている。 この加工用塗装鋼板を用いることによつて、従
来家電メーカーで行つていた化成処理、塗装等の
工程が省略できることから、コストダウン、省力
化等のメリツトが大きく、その需要は増大の一途
をたどつている。加工用塗装鋼板は表面がそのま
ま製品の外面になるため、従来のいわゆるカラー
鉄板と異なり、塗装欠陥は極く軽微なものであつ
ても許されない程、厳しい許容基準が設けられる
のが普通である。塗膜欠陥は光沢、色調、均一
さ、平滑さ等主として外観上の欠陥として識別さ
れ、その原因は塗料要因、素材要因、塗装条件要
因など多様である。塗膜欠陥が多いと鋼板はスク
ラツプ化され、製品歩止りの著しい低下を来す。 一方、加工用塗装鋼板の塗料としては、塗装後
の加工変形に耐らなければならないことから、加
工性、耐食性、硬度等が重視され、これらの機能
充足度が高いことからポリエステル系塗料が多く
用いられている。また、素材としての鋼板は耐食
性を重視する立場から、溶融亜鉛めつき鋼板が使
われることが多い。 この亜鉛めつき鋼板の表面には、めつき時に付
着する微細な亜鉛カス、ドロス、アツシユ等と称
される汚れや異物がしばしば存在する。これらは
主として亜鉛の酸化物あるいは亜鉛とAl、Pb、
Fe等の合金である。また、めつき原板によつて
は表面傷や表面の濃化元素等の影響によつて局部
的に合金層が異常に発達した欠陥をつくる場合も
ある。上記亜鉛めつき面の汚れや異物、欠陥の上
にポリエステル系塗料を塗布、焼き付けると、点
状の塗膜欠陥が往々にして発生する。その形態
は、(1)異物や欠陥のところに塗料が寄り集つて局
部的に厚くなるもの、(2)厚くなつた部分にピンホ
ールを生じたもの、(3)逆にそこの塗料がはじかれ
て凹状となつているもの等であり、いずれも外観
的に点状の塗膜欠陥となる。 これらの塗膜欠陥がポリエステル系塗料の場合
特に出やすい理由は現在の処不明であるが、架橋
剤、顔料、溶剤、レベリング剤等他の成分の種類
を変えてもこの傾向は変らないことから、塗料の
主成分であるポリエステル樹脂の素材表面へのな
じみ性が、亜鉛基体と亜鉛酸化物あるいは亜鉛合
金層とでかなり異つていることに基因している可
能性がある。元来、ポリエステル系塗料ははじき
やすく、流展性が悪いという欠点があつたが、反
応技術の向上やレベリング剤の添加によつて塗布
作業性は著しく改善されてきた。しかし、前述の
ように亜鉛面に欠陥や異物が存在すると、往々に
して塗膜欠陥を発生するものである。従来、この
塗膜欠陥の対策としては、(1)表面に異物や欠陥の
ないきれいな亜鉛めつき鋼板を素材として選ぶ、
(2)塗装前処理として亜鉛めつき面にスコツチブラ
イトを十分にかける、ことが行われてきた。しか
し、完全にきれいな表面の亜鉛めつき鋼板を得る
ことは事実上極めて困難であること、またスコツ
チブライトについてはごく表面に付着した異物や
欠陥については効果はあるが、亜鉛めつき層にめ
り込んだ異物や地鉄界面から成長してきた局部的
合金層については効果が乏しいことから、これら
の対策は十分な効果を発揮するには到つていな
い。 本発明は、連続塗装・焼付ラインにおいて、溶
融亜鉛メツキ鋼板ストリツプにポリエステル系樹
脂塗料を塗布し、焼き付けて加工用塗装鋼板を製
造するに際して、前述した亜鉛めつき面の異物、
欠陥に起因する点状塗膜欠陥の発生を防止するこ
とを目的とする。 本発明によれば、溶融亜鉛めつき鋼板ストリツ
プにポリエステル系樹脂塗料を塗布し、焼き付け
て加工用塗装鋼板を連続的に製造するに際して、
塗料を塗布した後、鋼板温度が70℃に到るまでは
50〜100℃/minの昇温速度で鋼板を加熱するこ
とにより上記目的を達成することができる。 以下に本発明による加工用塗装鋼板の製造方法
の具体的効果、適正範囲等につき詳細に説明す
る。 第1図は厚さ0.5mmの溶融亜鉛めつき鋼板スト
リツプにメラミン樹脂を架橋剤として混合したポ
リエステル樹脂塗料を約7μmの厚みに塗布し、
焼き付けた場合の板温、昇温速度と亜鉛めつき面
の欠陥に起因した点状塗膜欠陥の発生数の関係を
示したものである。素材としての亜鉛めつき鋼板
ストリツプは、実験のため特に表面に異物や欠陥
の多いものを選び、また焼き付けは板温が180℃
になつた時点をもつて終了した。第1図から、点
状塗膜欠陥の発生数は板温の昇温速度と密接な関
係があり、50〜100℃/minの昇温速度で焼き付
けた場合に顕著に減少することがわかる。 さらに第1表は同様のめつき鋼板ストリツプに
同様のポリエステル樹脂塗料を塗布した後、最初
80〜125℃/minの昇温速度で加熱し、途中から
250℃/minの昇温速度で焼き付けを行つた場合
の、昇温速度切り換え温度(25〜90℃)および切
り換え温度までの昇温速度(80〜125℃)と点状
塗膜欠陥発生数との関係を示すものである。第1
表から、少なくとも鋼板が70℃になるまで50〜
100℃/minの昇温速度で加熱すると、その後250
℃/minという急激な昇温速度で加熱しても点状
塗膜欠陥は殆んど発生しないことがわかる。ま
た、切り換え温度までの昇温速度が110℃以上で
は、例え切り換え温度を80℃以上と高くしても点
状塗膜欠陥を効果的に抑制することはできない。
また、切り換え温度までの昇温速度が100℃以下
でも、切り換え温度が70℃未満ではやはり点状塗
膜欠陥の発出は多い。従つて、第1図から得られ
た点状塗膜欠陥を抑制するための昇温速度50〜
100℃/ninが必要なのは板温が70℃以下の温度範
囲であることがわかる。以上のことから、鋼板温
度が70℃に到るまでは50〜100℃/minの昇温速
度で加熱すると点状塗膜欠陥は著しく減少し、そ
の後急熱してもこの欠陥は増加しないことが明ら
かである。70℃までの間を徐熱することによる点
状塗膜欠陥防止の機構は定かではないが、この温
度領域においてポリエステル樹脂と異物や欠陥を
含む亜鉛表面とのなじみが十分に発揮されるため
であろうと考えられる。
ンにおける製造方法に関するものである。 加工用塗装鋼板とは、鋼板メーカーにおいて予
め塗膜厚数μm〜十数μmの膜厚塗装を施した鋼
板であつて、需要家において厳しい加工を受ける
ものであり、主に洗濯機、冷蔵庫等の家電製品の
外板として使用されている。 この加工用塗装鋼板を用いることによつて、従
来家電メーカーで行つていた化成処理、塗装等の
工程が省略できることから、コストダウン、省力
化等のメリツトが大きく、その需要は増大の一途
をたどつている。加工用塗装鋼板は表面がそのま
ま製品の外面になるため、従来のいわゆるカラー
鉄板と異なり、塗装欠陥は極く軽微なものであつ
ても許されない程、厳しい許容基準が設けられる
のが普通である。塗膜欠陥は光沢、色調、均一
さ、平滑さ等主として外観上の欠陥として識別さ
れ、その原因は塗料要因、素材要因、塗装条件要
因など多様である。塗膜欠陥が多いと鋼板はスク
ラツプ化され、製品歩止りの著しい低下を来す。 一方、加工用塗装鋼板の塗料としては、塗装後
の加工変形に耐らなければならないことから、加
工性、耐食性、硬度等が重視され、これらの機能
充足度が高いことからポリエステル系塗料が多く
用いられている。また、素材としての鋼板は耐食
性を重視する立場から、溶融亜鉛めつき鋼板が使
われることが多い。 この亜鉛めつき鋼板の表面には、めつき時に付
着する微細な亜鉛カス、ドロス、アツシユ等と称
される汚れや異物がしばしば存在する。これらは
主として亜鉛の酸化物あるいは亜鉛とAl、Pb、
Fe等の合金である。また、めつき原板によつて
は表面傷や表面の濃化元素等の影響によつて局部
的に合金層が異常に発達した欠陥をつくる場合も
ある。上記亜鉛めつき面の汚れや異物、欠陥の上
にポリエステル系塗料を塗布、焼き付けると、点
状の塗膜欠陥が往々にして発生する。その形態
は、(1)異物や欠陥のところに塗料が寄り集つて局
部的に厚くなるもの、(2)厚くなつた部分にピンホ
ールを生じたもの、(3)逆にそこの塗料がはじかれ
て凹状となつているもの等であり、いずれも外観
的に点状の塗膜欠陥となる。 これらの塗膜欠陥がポリエステル系塗料の場合
特に出やすい理由は現在の処不明であるが、架橋
剤、顔料、溶剤、レベリング剤等他の成分の種類
を変えてもこの傾向は変らないことから、塗料の
主成分であるポリエステル樹脂の素材表面へのな
じみ性が、亜鉛基体と亜鉛酸化物あるいは亜鉛合
金層とでかなり異つていることに基因している可
能性がある。元来、ポリエステル系塗料ははじき
やすく、流展性が悪いという欠点があつたが、反
応技術の向上やレベリング剤の添加によつて塗布
作業性は著しく改善されてきた。しかし、前述の
ように亜鉛面に欠陥や異物が存在すると、往々に
して塗膜欠陥を発生するものである。従来、この
塗膜欠陥の対策としては、(1)表面に異物や欠陥の
ないきれいな亜鉛めつき鋼板を素材として選ぶ、
(2)塗装前処理として亜鉛めつき面にスコツチブラ
イトを十分にかける、ことが行われてきた。しか
し、完全にきれいな表面の亜鉛めつき鋼板を得る
ことは事実上極めて困難であること、またスコツ
チブライトについてはごく表面に付着した異物や
欠陥については効果はあるが、亜鉛めつき層にめ
り込んだ異物や地鉄界面から成長してきた局部的
合金層については効果が乏しいことから、これら
の対策は十分な効果を発揮するには到つていな
い。 本発明は、連続塗装・焼付ラインにおいて、溶
融亜鉛メツキ鋼板ストリツプにポリエステル系樹
脂塗料を塗布し、焼き付けて加工用塗装鋼板を製
造するに際して、前述した亜鉛めつき面の異物、
欠陥に起因する点状塗膜欠陥の発生を防止するこ
とを目的とする。 本発明によれば、溶融亜鉛めつき鋼板ストリツ
プにポリエステル系樹脂塗料を塗布し、焼き付け
て加工用塗装鋼板を連続的に製造するに際して、
塗料を塗布した後、鋼板温度が70℃に到るまでは
50〜100℃/minの昇温速度で鋼板を加熱するこ
とにより上記目的を達成することができる。 以下に本発明による加工用塗装鋼板の製造方法
の具体的効果、適正範囲等につき詳細に説明す
る。 第1図は厚さ0.5mmの溶融亜鉛めつき鋼板スト
リツプにメラミン樹脂を架橋剤として混合したポ
リエステル樹脂塗料を約7μmの厚みに塗布し、
焼き付けた場合の板温、昇温速度と亜鉛めつき面
の欠陥に起因した点状塗膜欠陥の発生数の関係を
示したものである。素材としての亜鉛めつき鋼板
ストリツプは、実験のため特に表面に異物や欠陥
の多いものを選び、また焼き付けは板温が180℃
になつた時点をもつて終了した。第1図から、点
状塗膜欠陥の発生数は板温の昇温速度と密接な関
係があり、50〜100℃/minの昇温速度で焼き付
けた場合に顕著に減少することがわかる。 さらに第1表は同様のめつき鋼板ストリツプに
同様のポリエステル樹脂塗料を塗布した後、最初
80〜125℃/minの昇温速度で加熱し、途中から
250℃/minの昇温速度で焼き付けを行つた場合
の、昇温速度切り換え温度(25〜90℃)および切
り換え温度までの昇温速度(80〜125℃)と点状
塗膜欠陥発生数との関係を示すものである。第1
表から、少なくとも鋼板が70℃になるまで50〜
100℃/minの昇温速度で加熱すると、その後250
℃/minという急激な昇温速度で加熱しても点状
塗膜欠陥は殆んど発生しないことがわかる。ま
た、切り換え温度までの昇温速度が110℃以上で
は、例え切り換え温度を80℃以上と高くしても点
状塗膜欠陥を効果的に抑制することはできない。
また、切り換え温度までの昇温速度が100℃以下
でも、切り換え温度が70℃未満ではやはり点状塗
膜欠陥の発出は多い。従つて、第1図から得られ
た点状塗膜欠陥を抑制するための昇温速度50〜
100℃/ninが必要なのは板温が70℃以下の温度範
囲であることがわかる。以上のことから、鋼板温
度が70℃に到るまでは50〜100℃/minの昇温速
度で加熱すると点状塗膜欠陥は著しく減少し、そ
の後急熱してもこの欠陥は増加しないことが明ら
かである。70℃までの間を徐熱することによる点
状塗膜欠陥防止の機構は定かではないが、この温
度領域においてポリエステル樹脂と異物や欠陥を
含む亜鉛表面とのなじみが十分に発揮されるため
であろうと考えられる。
【表】
本発明において用いられるポリエステル系塗料
はフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジ
ピン酸などの2塩基酸と、グリセリン、ペンタエ
リストール、エチレングリコール、ネオペンチル
グリコールなどの多価アルコールとの反応によつ
て得られる油変性を行わないオイルフリーポリエ
ステルと称される樹脂を基体樹脂とし、ブチル化
メラミン、メチル化メラミン等のアミノ樹脂を架
橋剤として含むものを意味し、プレコートメタル
用あるいは加工用塗装鋼板用としてよく用いられ
ているものである。また当然のことながら、塗料
の中には顔料、溶剤、レベリング剤等が含まれて
いるが、本発明においてはそれらの種類は特に限
定されることはない。 溶融亜鉛めつき鋼板ストリツプとは非合金およ
び合金化処理溶融亜鉛めつきの両方を含み、通常
0.3〜1.0mm程度の板厚で亜鉛付着量は40〜120
g/m2位のものがよく素材として用いられる。塗
装にあたつては了めスコツチブライトによる研磨
処理や脱脂処理が行われ、次いで塗装前処理とし
てのリン酸塩処理が行われる。その後水洗、乾燥
を経た後、ロールコーターによつて鋼板に塗料が
塗布される。塗料を塗布された鋼板はラインスピ
ードおよび炉温の調整によつて、鋼板温度が70℃
になるまでは50〜100℃/minの昇温速度で加熱
される。その後はラインの設備上の条件あるいは
塗料組成上の条件等に従つて任意の昇温速度で加
熱焼付がなされる。 なお、通常、加工用塗装鋼板は密着性、加工性
を重視した下塗り塗料を処理した後、光沢、硬度
等を重視した上塗り塗料が施される。この場合、
下塗り、上塗りともポリエステル系塗料とする場
合やエポキシ系など別種塗料とを組み合わせる場
合もある。本発明は溶融亜鉛めつき鋼板ストリツ
プ上に直接ポリエステル系塗料を塗布した場合の
塗膜欠陥の発生を防止するものであり、従つて少
なくとも下塗り塗料かポリエステル系塗料である
ことが前提条件である。なお、下塗り塗料であら
われた点状欠陥は上塗り塗料を処理しても細かい
凸状あるいは凹状欠陥として残るものであり、上
塗りによつて解消されることはない。 以下、本発明を好適実施例および比較例を挙げ
て具体的に説明する。 実施例 板厚0.5mmの溶融亜鉛めつき鋼板ストリツプを
スコツチブライト−リン酸塩処理した後、これに
ロールコーターで下記組成のポリエステル塗料を
乾燥膜厚7μに塗布し、その後鋼板温度が70℃ま
では80℃/minの昇温速度で、また70℃を超えた
ら250℃/minの昇温速度で加熱した。板温が220
℃に到達した後鋼板を炉からとり出して冷却し、
表面の塗膜欠陥を10倍ルーペで観察し、Znめつ
き面の異物、欠陥による点状欠陥を識別して数え
た。その結果を他の例とともに第2表に示す。 (塗料組成) (1) 樹 脂 65%テレフタル酸−グリセリン系ポ
リエステル樹脂ワニス 120重量部 50%ブチル化メラミン樹脂ワニス 40重量部 (2) 顔 料 酸化チタン 100重部 (3) 溶 剤 高沸点炭化水素溶剤 50重量部 (4) 添加剤 アクリル系表面調整剤 0.3重量部 (5) 不揮発分 64% 実施例 板厚0.6mmの合金化処理溶融亜鉛めつき鋼板ス
トリツプを、スコツチブライト−リン酸塩処理し
た後、これにロールコーターで下記組成のポリエ
ステル塗料を乾燥膜厚5μに塗布し、その後鋼板
温度が70℃までは100℃/minの昇温速度で、ま
た70℃を超えたら250℃/minの昇温速度で加熱
した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉からと
り出して冷却し、表面の点状欠陥を調べた。 (塗料組成) (1) 樹 脂 70%アジピン酸−エチレングリコー
ル系ポリエステル樹脂ワニス 110重量部 70%メチル化メラミン樹脂ワニス 26重量部 (2) 顔 料 酸化チタン 100重量部 (3) 溶 剤 高沸点炭化水素系溶剤 50重部 (4) 添加剤 シリコン系表面調整剤 0.5重量部 (5) 不揮発分 68% 実施例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が90℃までは90℃/minの昇温速度
で、また90℃を超えたら300℃/minの昇温速度
で加熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉
からとり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べ
た。 実施例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が90℃までは100℃/minの昇温速度
で、また90℃を超えたら250℃/minの昇温速度
で加熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉
からとり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べ
た。 比較例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が70℃までは130℃/minの昇温速度
で、また70℃を超えたら250℃/minの昇温速度
で加熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉
からとり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べ
た。 比較例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が50℃までは80℃/min昇温速度で、
また50℃を超えたら250℃/minの昇温速度で加
熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉から
とり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べた。 比較例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が90℃までは150℃/minの昇温速度
で、また90℃を超えたら300℃/minの昇温速度
で加熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉
からとり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べ
た。 これらの結果をまとめて示す第2表によると、
鋼板温度が70℃になるまで昇温速度を遅くして加
熱した実施例はいずれも比較例のような点状欠陥
の発生がないことがわかる。この結果から、本発
明による方法が溶融亜鉛めつき鋼板ストリツプに
ポリエステル系塗料を塗布し、焼き付けて加工用
塗装鋼板を製造するに際して、亜鉛めつき面の異
物、欠陥に起因する点状塗膜欠陥の発生を防止す
る上で極めて効果的であることが明らかである。
はフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジ
ピン酸などの2塩基酸と、グリセリン、ペンタエ
リストール、エチレングリコール、ネオペンチル
グリコールなどの多価アルコールとの反応によつ
て得られる油変性を行わないオイルフリーポリエ
ステルと称される樹脂を基体樹脂とし、ブチル化
メラミン、メチル化メラミン等のアミノ樹脂を架
橋剤として含むものを意味し、プレコートメタル
用あるいは加工用塗装鋼板用としてよく用いられ
ているものである。また当然のことながら、塗料
の中には顔料、溶剤、レベリング剤等が含まれて
いるが、本発明においてはそれらの種類は特に限
定されることはない。 溶融亜鉛めつき鋼板ストリツプとは非合金およ
び合金化処理溶融亜鉛めつきの両方を含み、通常
0.3〜1.0mm程度の板厚で亜鉛付着量は40〜120
g/m2位のものがよく素材として用いられる。塗
装にあたつては了めスコツチブライトによる研磨
処理や脱脂処理が行われ、次いで塗装前処理とし
てのリン酸塩処理が行われる。その後水洗、乾燥
を経た後、ロールコーターによつて鋼板に塗料が
塗布される。塗料を塗布された鋼板はラインスピ
ードおよび炉温の調整によつて、鋼板温度が70℃
になるまでは50〜100℃/minの昇温速度で加熱
される。その後はラインの設備上の条件あるいは
塗料組成上の条件等に従つて任意の昇温速度で加
熱焼付がなされる。 なお、通常、加工用塗装鋼板は密着性、加工性
を重視した下塗り塗料を処理した後、光沢、硬度
等を重視した上塗り塗料が施される。この場合、
下塗り、上塗りともポリエステル系塗料とする場
合やエポキシ系など別種塗料とを組み合わせる場
合もある。本発明は溶融亜鉛めつき鋼板ストリツ
プ上に直接ポリエステル系塗料を塗布した場合の
塗膜欠陥の発生を防止するものであり、従つて少
なくとも下塗り塗料かポリエステル系塗料である
ことが前提条件である。なお、下塗り塗料であら
われた点状欠陥は上塗り塗料を処理しても細かい
凸状あるいは凹状欠陥として残るものであり、上
塗りによつて解消されることはない。 以下、本発明を好適実施例および比較例を挙げ
て具体的に説明する。 実施例 板厚0.5mmの溶融亜鉛めつき鋼板ストリツプを
スコツチブライト−リン酸塩処理した後、これに
ロールコーターで下記組成のポリエステル塗料を
乾燥膜厚7μに塗布し、その後鋼板温度が70℃ま
では80℃/minの昇温速度で、また70℃を超えた
ら250℃/minの昇温速度で加熱した。板温が220
℃に到達した後鋼板を炉からとり出して冷却し、
表面の塗膜欠陥を10倍ルーペで観察し、Znめつ
き面の異物、欠陥による点状欠陥を識別して数え
た。その結果を他の例とともに第2表に示す。 (塗料組成) (1) 樹 脂 65%テレフタル酸−グリセリン系ポ
リエステル樹脂ワニス 120重量部 50%ブチル化メラミン樹脂ワニス 40重量部 (2) 顔 料 酸化チタン 100重部 (3) 溶 剤 高沸点炭化水素溶剤 50重量部 (4) 添加剤 アクリル系表面調整剤 0.3重量部 (5) 不揮発分 64% 実施例 板厚0.6mmの合金化処理溶融亜鉛めつき鋼板ス
トリツプを、スコツチブライト−リン酸塩処理し
た後、これにロールコーターで下記組成のポリエ
ステル塗料を乾燥膜厚5μに塗布し、その後鋼板
温度が70℃までは100℃/minの昇温速度で、ま
た70℃を超えたら250℃/minの昇温速度で加熱
した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉からと
り出して冷却し、表面の点状欠陥を調べた。 (塗料組成) (1) 樹 脂 70%アジピン酸−エチレングリコー
ル系ポリエステル樹脂ワニス 110重量部 70%メチル化メラミン樹脂ワニス 26重量部 (2) 顔 料 酸化チタン 100重量部 (3) 溶 剤 高沸点炭化水素系溶剤 50重部 (4) 添加剤 シリコン系表面調整剤 0.5重量部 (5) 不揮発分 68% 実施例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が90℃までは90℃/minの昇温速度
で、また90℃を超えたら300℃/minの昇温速度
で加熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉
からとり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べ
た。 実施例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が90℃までは100℃/minの昇温速度
で、また90℃を超えたら250℃/minの昇温速度
で加熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉
からとり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べ
た。 比較例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が70℃までは130℃/minの昇温速度
で、また70℃を超えたら250℃/minの昇温速度
で加熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉
からとり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べ
た。 比較例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が50℃までは80℃/min昇温速度で、
また50℃を超えたら250℃/minの昇温速度で加
熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉から
とり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べた。 比較例 実施例と同じ鋼板ストリツプに同じ前処理を
施した後、同じ塗料を同様な膜厚で塗布し、その
後鋼板温度が90℃までは150℃/minの昇温速度
で、また90℃を超えたら300℃/minの昇温速度
で加熱した。板温が220℃に到達した後鋼板を炉
からとり出して冷却し、表面の点状欠陥を調べ
た。 これらの結果をまとめて示す第2表によると、
鋼板温度が70℃になるまで昇温速度を遅くして加
熱した実施例はいずれも比較例のような点状欠陥
の発生がないことがわかる。この結果から、本発
明による方法が溶融亜鉛めつき鋼板ストリツプに
ポリエステル系塗料を塗布し、焼き付けて加工用
塗装鋼板を製造するに際して、亜鉛めつき面の異
物、欠陥に起因する点状塗膜欠陥の発生を防止す
る上で極めて効果的であることが明らかである。
添付図面は溶融亜鉛めつき鋼板ストリツプにポ
リエステル系塗料を塗布し、焼き付けた場合の板
温昇温速度と、亜鉛面の異物、欠陥に起因する点
状塗膜欠陥の発生数との関係を示すグラフであ
る。
リエステル系塗料を塗布し、焼き付けた場合の板
温昇温速度と、亜鉛面の異物、欠陥に起因する点
状塗膜欠陥の発生数との関係を示すグラフであ
る。
Claims (1)
- 1 溶融亜鉛めつき鋼板ストリツプにポリエステ
ル系樹脂塗料を塗布し、焼き付けて加工用塗装鋼
板を連続的に製造するに際して、塗料を鋼板に塗
布した後、鋼板温度が70℃に到るまでは50〜100
℃/minの昇温速度で鋼板を加熱することを特徴
とする加工用塗装鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19910781A JPS58101768A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | 加工用塗装鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19910781A JPS58101768A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | 加工用塗装鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58101768A JPS58101768A (ja) | 1983-06-17 |
| JPH0135709B2 true JPH0135709B2 (ja) | 1989-07-26 |
Family
ID=16402232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19910781A Granted JPS58101768A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | 加工用塗装鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58101768A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60257878A (ja) * | 1984-06-04 | 1985-12-19 | Kawakami Toryo Kk | プレコ−ト用粉体塗料の塗膜形成方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5127249B2 (ja) * | 1972-08-29 | 1976-08-11 | ||
| JPS5758995B2 (ja) * | 1973-10-29 | 1982-12-13 | Toyota Auto Body Co Ltd |
-
1981
- 1981-12-10 JP JP19910781A patent/JPS58101768A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58101768A (ja) | 1983-06-17 |
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