JPH0135829B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135829B2 JPH0135829B2 JP55136782A JP13678280A JPH0135829B2 JP H0135829 B2 JPH0135829 B2 JP H0135829B2 JP 55136782 A JP55136782 A JP 55136782A JP 13678280 A JP13678280 A JP 13678280A JP H0135829 B2 JPH0135829 B2 JP H0135829B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- formula
- aluminum salt
- acylcarnosine
- carnosine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は次の一般式()
(式中、nは2若しくは3を表わし、Rはメチル
基若しくはエチル基を表わす。) で表わされるN―アシルカルノシンアルミニウム
塩に関する。 近年、消化性潰瘍患者は増加する傾向にあり、
その治療剤の開発のために種々の研究が行なわれ
ている。 そこで本発明者らは、多くの化合物を合成し、
その薬理効果を検討したところ、上記式()で
表わされるN―アシルカルノシンアルミニウム塩
が極めて優れた消化性潰瘍治療効果を有すること
を見出し、本発明を完成した。 従つて、本発明の目的は新規なN―アシルカル
ノシンアルミニウム塩を提供せんとするにある。 本発明のN―アシルカルノシンアルミニウム塩
は例えばN―アシルカルノシンにアルミニウムア
ルコキシドを反応せしめることにより製造され
る。 N―アシルカルノシンとしては、D―体、L―
体、DL―体が使用される。 また、アルミニウムアルコキシドとしては、ア
ルミニウムメトキシド、アルミニウムエトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシド、アルミニウ
ムt―ブトキシド、アルミニウムシクロヘキシル
オキシド等が使用される。このアルミニウムアル
コキシドが水酸化アルミニウム又はその重合体等
の不純物を含んでいる場合には蒸留、溶媒抽出等
によつて不純物を除去したものを使用するのが好
ましい。 反応は適当な溶媒中、室温ないし80℃の温度で
行うのが好ましい。溶媒としては、水又はメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノー
ル等の有機溶媒あるいはこれらの混和物が使用さ
れる。反応後、反応液から溶媒及び副生するアル
コール類を除去すれば目的物()が単離され
る。 次に、本発明のN―アシルカルノシンアルミニ
ウム塩について、その消化性潰瘍治療効果を試験
した結果を示す。尚、比較対照化合物として従来
抗潰瘍作用を有することが知られているN―アセ
チル―L―グルタミンアルミニウム塩、蔗糖硫酸
エステルアルミニウム塩を用いた。 実験 1 幽門結紮潰瘍に対する作用: 体重210〜230gのドンリユウ系雄ラツトを1群
10匹とした。Stayら(Gastroenterclogy、5、
43〜61、1645)の方法に従い48時間絶食し、エー
テル麻酔下に幽門部を結紮する。14時間絶食、絶
水下に放置し、胃をとり出し、胃液を採取後、前
胃部に発生する潰瘍の面積(mm2)を解剖顕微鏡下
(10倍)に計測し潰瘍指数として表わした。薬物
は幽門結紮直後に経口的に投与した。 結果を表1に示す。
基若しくはエチル基を表わす。) で表わされるN―アシルカルノシンアルミニウム
塩に関する。 近年、消化性潰瘍患者は増加する傾向にあり、
その治療剤の開発のために種々の研究が行なわれ
ている。 そこで本発明者らは、多くの化合物を合成し、
その薬理効果を検討したところ、上記式()で
表わされるN―アシルカルノシンアルミニウム塩
が極めて優れた消化性潰瘍治療効果を有すること
を見出し、本発明を完成した。 従つて、本発明の目的は新規なN―アシルカル
ノシンアルミニウム塩を提供せんとするにある。 本発明のN―アシルカルノシンアルミニウム塩
は例えばN―アシルカルノシンにアルミニウムア
ルコキシドを反応せしめることにより製造され
る。 N―アシルカルノシンとしては、D―体、L―
体、DL―体が使用される。 また、アルミニウムアルコキシドとしては、ア
ルミニウムメトキシド、アルミニウムエトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシド、アルミニウ
ムt―ブトキシド、アルミニウムシクロヘキシル
オキシド等が使用される。このアルミニウムアル
コキシドが水酸化アルミニウム又はその重合体等
の不純物を含んでいる場合には蒸留、溶媒抽出等
によつて不純物を除去したものを使用するのが好
ましい。 反応は適当な溶媒中、室温ないし80℃の温度で
行うのが好ましい。溶媒としては、水又はメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノー
ル等の有機溶媒あるいはこれらの混和物が使用さ
れる。反応後、反応液から溶媒及び副生するアル
コール類を除去すれば目的物()が単離され
る。 次に、本発明のN―アシルカルノシンアルミニ
ウム塩について、その消化性潰瘍治療効果を試験
した結果を示す。尚、比較対照化合物として従来
抗潰瘍作用を有することが知られているN―アセ
チル―L―グルタミンアルミニウム塩、蔗糖硫酸
エステルアルミニウム塩を用いた。 実験 1 幽門結紮潰瘍に対する作用: 体重210〜230gのドンリユウ系雄ラツトを1群
10匹とした。Stayら(Gastroenterclogy、5、
43〜61、1645)の方法に従い48時間絶食し、エー
テル麻酔下に幽門部を結紮する。14時間絶食、絶
水下に放置し、胃をとり出し、胃液を採取後、前
胃部に発生する潰瘍の面積(mm2)を解剖顕微鏡下
(10倍)に計測し潰瘍指数として表わした。薬物
は幽門結紮直後に経口的に投与した。 結果を表1に示す。
【表】
以上の実験結果から明らかな如く、本発明のN
―アシルカルノシンアルミニウム塩は、潰瘍モデ
ルに対し優れた抑制効果を示す。すなわち、幽門
結紮潰瘍試験において、N―アシルカルノシンア
ルミニウム塩はラツトに1000mg/Kgを経口投与し
た場合、潰瘍に対して、有意な抑制効果を示し、
既存の抗潰瘍剤と比較しても、同等若しくはそれ
以上の効果を示す。 次にこの発明を実施例によつて説明する。 実施例 1 アルミニウムイソプロポキシド0.70gを含むイ
ソプロピルアルコール20mlに60℃でN―アセチル
―L―カルノシン2.76gを加え、1時間撹拌後、
水10mlを加え30分撹拌して均一な溶液とした。そ
の後、不溶物を別し、減圧下イソプロピルアル
コールを留去し、残留した水溶液を凍結乾燥する
ことにより、無色粉末のN―アセチル―L―カル
ノシンアルミニウム塩2.8g(定量的)を得た。 融点:220℃(分解) 〔α〕25 D:+22.8゜(C=5%、水) IRνKBr naxcm-1:3400(OH)、1630(C=0)、1390、
1300 NMR(D2O)δ:1.63(3H、s、CH2 CO―) 2.21(2H、t、―COCH2 CH2NH―) 2.96(2H、m、
―アシルカルノシンアルミニウム塩は、潰瘍モデ
ルに対し優れた抑制効果を示す。すなわち、幽門
結紮潰瘍試験において、N―アシルカルノシンア
ルミニウム塩はラツトに1000mg/Kgを経口投与し
た場合、潰瘍に対して、有意な抑制効果を示し、
既存の抗潰瘍剤と比較しても、同等若しくはそれ
以上の効果を示す。 次にこの発明を実施例によつて説明する。 実施例 1 アルミニウムイソプロポキシド0.70gを含むイ
ソプロピルアルコール20mlに60℃でN―アセチル
―L―カルノシン2.76gを加え、1時間撹拌後、
水10mlを加え30分撹拌して均一な溶液とした。そ
の後、不溶物を別し、減圧下イソプロピルアル
コールを留去し、残留した水溶液を凍結乾燥する
ことにより、無色粉末のN―アセチル―L―カル
ノシンアルミニウム塩2.8g(定量的)を得た。 融点:220℃(分解) 〔α〕25 D:+22.8゜(C=5%、水) IRνKBr naxcm-1:3400(OH)、1630(C=0)、1390、
1300 NMR(D2O)δ:1.63(3H、s、CH2 CO―) 2.21(2H、t、―COCH2 CH2NH―) 2.96(2H、m、
【式】)
3.16(2H、t、―COCH2CH2 NH―)
4.44(1H、m、
【式】)
7.41、8.81(1H×2、s×2、イミダゾール環
プロトン) 元素分析 (C11H15N4O4)3Alとして 計算値(%) C:47.82、H:5.48、N:20.28 分析値(%) C:47.58、H:5.24、N:20.08 実施例 2 アルミニウムイソプロポキシド1.04gを含むイ
ソプロピルアルコール20mlに60℃でN―アセチル
―L―カルノシン2.73gを加え、実施例1と同様
に処理を行い、無色粉末のN―アセチル―L―カ
ルノシンアルミニウム塩2.9g(定量的)を得た。 融点:218゜(分解) 〔α〕25 D:+19.6゜(C=5%、水) IRνKBr naxcm-1:3400(OH)、1630(C=0)、1390、
1300 NMR(D2O)δ:1.91(3H、s、CH3 CO) 2.42(2H、t、―COCH2 CH2NH―) 3.10(2H、m、
プロトン) 元素分析 (C11H15N4O4)3Alとして 計算値(%) C:47.82、H:5.48、N:20.28 分析値(%) C:47.58、H:5.24、N:20.08 実施例 2 アルミニウムイソプロポキシド1.04gを含むイ
ソプロピルアルコール20mlに60℃でN―アセチル
―L―カルノシン2.73gを加え、実施例1と同様
に処理を行い、無色粉末のN―アセチル―L―カ
ルノシンアルミニウム塩2.9g(定量的)を得た。 融点:218゜(分解) 〔α〕25 D:+19.6゜(C=5%、水) IRνKBr naxcm-1:3400(OH)、1630(C=0)、1390、
1300 NMR(D2O)δ:1.91(3H、s、CH3 CO) 2.42(2H、t、―COCH2 CH2NH―) 3.10(2H、m、
【式】)
3.32(2H、t、―COCH2CH2 NH―)
4.44(1H、m、
【式】)
7.09、8.32(1H×2、s×2、イミダゾール環
プロトン) 元素分析 (C11H15N4O4)2AlOHとして 計算値(%) C:45.67、H:5.41、N:19.37 分析値(%) C:45.84、H:5.12、N:19.45 実施例 3 アルミニウムイソプロポキシド0.72gを含むイ
ソプロピルアルコール15mlに60℃でN―プロピオ
ニル―L―カルノシン1.97gを加え、実施例1と
同様に処理を行い、N―プロピオニル―L―カル
ノシンアルミニウム塩の無色粉末2.1g(定量的)
を得た。 融点:220℃(分解) 〔α〕25 D:+14.5゜(C=1%、水) IRνKBr naxcm-1:3400(OH)、1640(C=0)、1540 NMR(D2O)δ:1.02(3H、t、CH3 CH2―) 2.10(2H、q、CH3CH2 ―) 2.42(2H、t、―COCH2 CH2NH―) 3.15(2H、m、
プロトン) 元素分析 (C11H15N4O4)2AlOHとして 計算値(%) C:45.67、H:5.41、N:19.37 分析値(%) C:45.84、H:5.12、N:19.45 実施例 3 アルミニウムイソプロポキシド0.72gを含むイ
ソプロピルアルコール15mlに60℃でN―プロピオ
ニル―L―カルノシン1.97gを加え、実施例1と
同様に処理を行い、N―プロピオニル―L―カル
ノシンアルミニウム塩の無色粉末2.1g(定量的)
を得た。 融点:220℃(分解) 〔α〕25 D:+14.5゜(C=1%、水) IRνKBr naxcm-1:3400(OH)、1640(C=0)、1540 NMR(D2O)δ:1.02(3H、t、CH3 CH2―) 2.10(2H、q、CH3CH2 ―) 2.42(2H、t、―COCH2 CH2NH―) 3.15(2H、m、
【式】)
3.35(2H、t、―COCH2CH2 NH―)
4.44(1H、m、
【式】)
7.08、8.27(1H×2、s×2、イミダゾール環
プロトン) 元素分析 (C12H17N4O4)2AlOHとして 計算値(%) C:47.51、H:5.83、N:18.48 分析値(%) C:47.37、H:5.78、N:18.37
プロトン) 元素分析 (C12H17N4O4)2AlOHとして 計算値(%) C:47.51、H:5.83、N:18.48 分析値(%) C:47.37、H:5.78、N:18.37
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、nは2若しくは3を表わし、Rはメチル
基若しくはエチル基を表わす。) で表わされるN―アシルカルノシンアルミニウム
塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55136782A JPS5762264A (en) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | N-acylcarnosine aluminum salt and its preparation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55136782A JPS5762264A (en) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | N-acylcarnosine aluminum salt and its preparation |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5762264A JPS5762264A (en) | 1982-04-15 |
| JPH0135829B2 true JPH0135829B2 (ja) | 1989-07-27 |
Family
ID=15183384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55136782A Granted JPS5762264A (en) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | N-acylcarnosine aluminum salt and its preparation |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5762264A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0764824B2 (ja) * | 1985-01-19 | 1995-07-12 | 浜理薬品工業株式会社 | ホモカルノシン亜鉛塩 |
| US4882324A (en) * | 1986-11-21 | 1989-11-21 | Wright Arthur P G | Essentially pure acid hydroxyl ligand aluminum complexes and their preparation |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0667778B2 (ja) * | 1986-08-18 | 1994-08-31 | 製錬新基盤技術研究組合 | 溶融滓の自動吹製方法 |
-
1980
- 1980-10-02 JP JP55136782A patent/JPS5762264A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5762264A (en) | 1982-04-15 |
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