JPH0136712B2 - - Google Patents

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JPH0136712B2
JPH0136712B2 JP57199962A JP19996282A JPH0136712B2 JP H0136712 B2 JPH0136712 B2 JP H0136712B2 JP 57199962 A JP57199962 A JP 57199962A JP 19996282 A JP19996282 A JP 19996282A JP H0136712 B2 JPH0136712 B2 JP H0136712B2
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JP
Japan
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thyristor
pilot
electrode
emitter
thyristors
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Application number
JP57199962A
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JPS5989462A (ja
Inventor
Hiromichi Oohashi
Yoshihiro Yamaguchi
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP57199962A priority Critical patent/JPS5989462A/ja
Priority to US06/527,477 priority patent/US4595939A/en
Priority to EP83108506A priority patent/EP0108874B1/en
Priority to DE8383108506T priority patent/DE3374740D1/de
Priority to CA000436498A priority patent/CA1188820A/en
Priority to CS836649A priority patent/CS254968B2/cs
Publication of JPS5989462A publication Critical patent/JPS5989462A/ja
Publication of JPH0136712B2 publication Critical patent/JPH0136712B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D18/00Thyristors

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  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Thyristors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はdi/dt耐量の増大と高感度化を図つた
サイリスタに関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
直流送電用サイリスタバルブなど電力変換装置
の大容量化、高電圧化に伴い、使用されているサ
イリスタを光トリガサイリスタに置きかえること
が強く要望されている。高電圧電力変換装置に光
トリガサイリスタを使うと、主回路と制御回路の
間の電気絶縁、誘導障害対策が容易になるため、
装置を大幅に小型・軽量化できる。
しかし、現在利用できる光トリガエネルギー
は、電気トリガエネルギーとくらべて微弱なた
め、光トリガサイリスタの光感度を電気トリガ式
サイリスタのゲート感度に換算して数10倍大きく
する必要があつた。一般に、サイリスタのゲート
感度を大きくすると、雷サージなど、主回路側か
ら混入する急峻な立上りの電圧ノイズに対してサ
イリスタは動作しやすくなる。過電圧が印加され
ても誤動作しな許容電圧上昇率をdv/dt耐量と
呼んでいる。受光部の面積を小さくし、この部分
で発生する変位電流を小さくすると、光感度を犠
性にしないでdv/dt耐量を上げることができる
が、受光部面積を小さくするとターンオン初期の
導通領域が減少し、ターンオン初期に発生する急
峻な立上りオン電流に対する耐量(di/dt耐量)
が低下する。dv/dt、di/dt耐量など主要なサイ
リスタ特性を犠性にすることなく高い光感度の光
トリガサイリスタを実現することが重要な技術的
課題となつている。
第1図に代表的な光トリガサイリスタ断面図を
示す。導電型の異なる4層の半導体層が、シリコ
ンなどの半導体ウエハに形成してあり、1はPエ
ミツタ層、2はNベース層、3はPベース層、4
はNエミツタ層と呼ばれている。半導体ウエハの
中央部には、同芯円状にNエミツタ層4aからな
るパイロツトサイリスタ10が配置してあり、そ
の中央部には、Pベース層3を露出し受光部5と
している。Nエミツタ層4aにはアルミニウムな
どの蒸着層からなる電極5aが形成してある。パ
イロツトサイリスタ10と同芯円状に主サイリス
11が形成してあり、そのNエミツタ4bには
カソード電極5bが蒸着してある。Nエミツタ層
4bには短絡部7が設けてあり、所定の間隔でP
ベース層3とカソード電極5bが短絡してある。
主サイリスタ11の外周部にはdv/dt補償電極
8が設けてあり、dv/dt補償電極8は導体9に
よつて電極5aと電気的に結合してある。Pエミ
ツタ層1にはタングステンなどの金属で形成され
たアノード電極6が合金法などの方法により取付
けてある。
このようにして構成された光トリガサイリスタ
の受光部5に光量φの光トリガ信号を照射する
と、Nベース層2とPベース層3によつて形成さ
れる中央接合部J2の両側の空乏層領域で主に発生
する光電流Iphが流れ始める。第1図において破
線で示す光電流Iphは、Pベース層3を横方向に
流れ、主サイリスタ11に設けた短絡部7、カソ
ード電極5bを経由して、負荷12と電源13か
らなる外部回路へ流れる。光電流Iphが流れるP
ベース層3とPベース横方向抵抗R1の両端に発
生する電圧降下V1はPベース層3とNエミツタ
層4aからなる接合部J3を順方向にバイアスす
る。順バイアスの一番深いNエミツタ4aの内周
部4a′の電圧V1がJ3の拡散電位より大きくなると
4a′部分からの電子の注入が急増し、パイロツト
サイリスタ10は4a′部分から光ターンオンす
る。このターンオン電流Ipは4a−5a−9−8
−3−7−5bを経由して外部回路へ流れ出る。
Ipは主サイリスタ11に対してゲート電流として
機能し、Ipによつて主サイリスタ11がターンオ
ンし、この光トリガサイリスタはオン状態にな
る。以上の説明から明らかなように、光トリガサ
イリスタの光感度はPベース横方向抵抗R1によ
つて決定されR1が大きいほど光感度は大きくな
る。
次にこの光トリガサイリスタのアノード電極6
とカソード電極5bの間に急峻な立上りの電圧ノ
イズが印加された場合を考える。光トリガ信号を
受光部に照射した場合と異なり電圧ノイズが光ト
リガサイリスタのアノード電極6とカソード電極
5bの間に印加されると変位電流Idは光トリガサ
イリスタの全接合面積を流れる。受光部直下の中
央接合部J2の接合容量をC1とするとC1を経由して
流れる変位電流Id1は実線で示してあるように光
電流Iphと同一経路を流れる。一方、dv/dt補償
電極8の近傍の接合容量C2を介して流れる変位
電流Id2は主サイリスタ11に設けた短絡部7を
経由して流れる。この時の光トリガサイリスタを
等価回路で示すと第2図のようになる。A点はカ
ソード電極5bに対応する。パイロツトサイリス
10のNエミツタ層4aとPベース層3からな
るダイオードDのバイアス電圧VjはR1とR2の両
端電圧V1′,V2′の差V1′−V2′で表わせる。Vj=
V1′−V2′の値がJ3の拡散電位をこすとパイロツト
サイリスタ10はdv/dtトリガする。この場合、
R2の値を調節しVjの値を低くおさえると電圧ノ
イズが印加されてもJ3は順バイアスされにくくな
り、パイロツトサイリスタ10のdv/dt耐量は
R1の値と無関係に改善することができる。
以上の方法により、従来の光トリガサイリスタ
は光感度とdv/dt耐量の改善を図つていた。と
ころが、従来の光トリガサイリスタには次のよう
な欠点があつた。
即ち、従来の光トリガサイリスタでは、R1
R2を大きくし、dv/dt補償電極の効果を使い、
光感度とdv/dt耐量の改善おこなうが、不必要
にR2を大きくすると主サイリスタ11のゲート
感度が大きくなり、主サイリスタ11のdv/dt
耐量が低下してしまう問題があつた。R2は第2
図の等価回路から明らかなように、第1図の溝部
14直下のPベース層抵抗R2′と主サイリスタ1
1のNエミツタ層4a′直下のPベース層抵抗
R2″の和である。Nエミツタ4a′とPベース層3
によつて形成される接合部J3′のバイアス電圧は
R2″で決定されるから溝部14を深くし、R2′を大
きくすることによりR2を大きくすれば主サイリ
スタ11のdv/dt耐量を低下させることなく、
パイロツトサイリスタ10の光感度を増大できる
が、主サイリスタ11のゲート感度が低下するた
め、パイロツトサイリスタ10のターンオンより
も主サイリスタ11のターンオンが遅れる問題が
あつた。その結果、光ターンオン初期のオン電流
がパイロツトサイリスタ10に集中し、di/dt耐
量が大幅に低下してしまう。このように、dv/
dt、di/dt耐量を損うことなく、光感度を改善す
るのに、従来のサイリスタでは限界があつた。
〔発明の目的〕
本発明は、このような事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、dv/dt耐量
などの特性を損うことなく、光感度(ゲート感
度)の向上とdi/dt耐量の大幅な改善を図つた実
用性の高いサイリスタを提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、ベース層に形成した集電電極に囲ま
れるように複数のパイロツトサイリスタを配し、
かつパイロツトサイリスタのエミツタ層に囲こま
れるベース層上にそれぞれゲート電極を形成し、
これらの各パイロツトサイリスタのゲート電極を
順次前段のパイロツトサイリスタのエミツタ層上
に設けられたエミツタ電極に電気的に接続すると
共に、最終段のパイロツトサイリスタのエミツタ
電極を前記集電電極と共通化し、もれ電流や過電
圧印加に伴う変位電流によつて生じるパイロツト
サイリスタ最終段のカソードエミツタバイアス電
圧より、その他のパイロツトサイリスタのカソー
ドエミツタバイアス電圧を小さくするか、等しく
なるようにしたことを特徴とする。
〔発明の効果〕
本発明によれば、dv/dt耐量を低下させるこ
となく、各パイロツトサイリスタのゲート感度を
大きくすることができ、更に受光部の径を従来の
2〜3倍以上も大きくすることができる。そして
受光部を大きくできる結果、光感度や光結合効率
を大幅に改善することができる。また受光部の径
を大きくすると、一般にこの部分で発生するもれ
電流が増加し高温動作時に耐圧が低下する傾向に
あるが、本発明では、もれ電流は変位電流と同一
経路を流れるからもれ電流による誤トリガ防止に
も効果がある。更に本発明では、複数のパイロツ
トサイリスタが順次ターンオンするので、第1の
パイロツトサイリスタにターンオン初期に流れる
電流が後段のパイロツトサイリスタ数に比例して
減少するから、第1のパイロツトサイリスタへの
ターンオン電流の集中を軽減することができ、
dv/dt耐量を損うことなくdi/dt耐量を大幅に拡
大することができる。
〔発明の実施例〕
以下、図を参照して、本発明の一実施例につい
て説明する。第3図および第4図は、本発明の実
施例に係るサイリスタの構成を示すもので、第3
図はゲート電極の平面図、第4図は断面図であ
る。
Pエミツタ層21、Nベース層22、Pベース
層23、Nエミツタ層24fの4つの積層された
半導体層からなる主サイリスタMTの上記Nエミ
ツタ層24fに隣接するPベース層23表面には
集電電極25が形成されており、この集電電極2
5に囲まれて複数のパイロツトサイリスタが形成
されている。ここでは、受光部26を備えた第1
のパイロツトサイリスタPT1からエミツタ電極を
集電電極25と共通化した第5のパイロツトサイ
リスタPT5まで、計5個のパイロツトサイリスタ
PT1〜PT5が形成されている。集電電極25の周
辺部、つまり各パイロツトサイリスタPT1〜PT5
の周りには、主サイリスタMTが形成される。第
1のパイロツトサイリスタPT1は受光部26の周
りに、円環状に、Nエミツタ層24aを形成し、
その表面に、エミツタ電極27を配置して構成さ
れる。また、第2から第5までのパイロツトサイ
リスタPT2〜PT5はPベース層23中に、集電電
極25に囲まれてNエミツタ層24b,25c,
24d,24eをそれぞれ形成し、これらのNエ
ミツタ層24b,24c,24d,24e上にそ
れぞれエミツタ電極28,29,30,31を形
成すると共に、Pベース層23上に各ゲート電極
32,33,34,35を形成して構成される。
このうち、第5のパイロツトサイリスタPT5のエ
ミツタ電極31は前記集電電極25と共通化され
ている。しかして、各段のパイロツトサイリスタ
PT2,PT3,PT4,PT5の各ゲート電極32,3
3,34,35はそれぞれ前段のパイロツトサイ
リスタPT1,PT2,PT3,PT4の各エミツタ電極
27,28,29,30にAl線等の配線層36
を介して順次電気的に接続されている。従つて、
各段のパイロツトサイリスタPT2,PT3,PT4
PT5はそれぞれ前段のパイロツトサイリスタ
PT1,PT2,PT3,PT4のターンオン電流をゲー
ト電流として受けて、ターンオン動作するように
なつている。37,38はそれぞれカソード電
極、アノード電極である。
さて、このように構成された本サイリスタの受
光部26に光ゲート信号hνを照射すると、第1
のパイロツトサイリスタPT1の中央接合部の空乏
層領域で主に発生した光電流IphがPベース層2
3に流れ込む。この光電流IphはPベース層23
を横方向に流れ、Pベース層23に設けた集電電
極25を介したのち、Pベース層23とカソード
電極37との間に設けられた短絡部39を介して
上記カソード電極37に流れ込む。この結果、光
電流Iphは、第1のパイロツトサイリスタPT1
域のPベース層23に横方向電位差を発生し、こ
れによつて、第1のパイロツトサイリスタPT1
Nエミツタ層24aが順方向にバイアスされるこ
とになる。この順方向バイアス電圧の一番深い電
位が、上記Nエミツタ層24aとPベース層23
との間の接合部の拡散電位の値に近ずくと、これ
によつてNエミツタ層24aからPベース層23
への電子の注入が急激に増加し、第1パイロツト
サイリスタPT1は上記接合部からターンオンする
ことになる。この第1のパイロツトサイリスタ
PT1のターンオン電流は配線層36を介して第2
のパイロツトサイリスタPT2のゲート電極32に
ゲート電流として印加され、これによつて第2の
パイロツトサイリスタPT2がターンオンすること
になる。同様にしてパイロツトサイリスタPT2
ターンオンによつて、第3〜第5のパイロツトサ
イリスタPT3〜PT5が順次ターンオンすることに
なる。そして第5のパイロツトサイリスタPT5
ターンオン電流は、集電電極25から短絡部39
を介して、カソード電極37に流れ、この時上記
ターンオン電流は主サイリスタMTのゲート電流
として機能するから、主サイリスタMTがターン
オンすることになる。
ところで、サイリスタの光感度(ゲート感度)
を上げるには、一般に最初にターンオンする第1
パイロツトサイリスタPT1のNエミツタ層24a
直下のPベース層23の横方向抵抗を大きくすれ
ばよい。ところが、本発明からなる構造のサイリ
スタでは、この他に第2パイロツトサイリスタ
PT2のゲート電極32と集電電極25の間の抵抗
値Rp2の値を小さくした方がよい。
第5図に発明者らがおこなつた、第1パイロツ
トサイリスタPT1の最小光トリガパワーφ*とRp2
の関係を示す。Pp2>100Ωになるとφ*が急激に
増大し、光感度が低下することがわかる。これ
は、光電流Iphの一部が第1パイロツトサイリス
タPT1のNエミツタ層24a、配線層36、第2
パイロツトサイリスタPT2のゲート電極32、第
2パイロツトサイリスタPT2のNエミツタ層24
b直下のPベース層23を経由して、集電電極2
5へ流れる結果、集電電極25とゲート電極32
の間に、Nエミツタ24bを逆方向にバイアスす
る電圧が発生するからである。従つてゲート電極
32と集電電極25の間の抵抗Rp2を小さくし、
Nエミツタ層24bに印加される逆バイアス電圧
を小さくするほど光感度が各善される。次にこの
ような構造のサイリスタにdv/dt値の大きな電
圧ノイズがアノード・カソード間に加つた場合を
考える。本発明からなるサイリスタの等価回路を
第6図に示す。受光部のある第1パイロツトサイ
リスタPT1から第5パイロツトサイリスタPT5
でのNエミツタ24a,24b,24c,24
d,24e直下のPベース層23を経由して流れ
る変位電流を供給する接合容量をそれぞれC1
C5で表わす。CMは主サイリスタMTの内周部に
配置された短絡部39に流込む変位電流を供給す
る接合容量である。ダイオードD1〜D5は各パイ
ロツトサイリスタPT1〜PT5のNエミツタ層とP
ベース層23から形成されるダイオードである。
同様にAMは主サイリスタMTのNエミツタ層2
4fとPベース層23から形成されるダイオード
を表わしている。同図においてAはカソード電
極、Kはカソード電極を表わし、Bは受光部、C
〜Fはゲート電極32〜35をそれぞれ表わして
いる。又H1〜H5は集電電極25に対応してい
る。各接合容量C1〜CMを介して流れる変位電流
の密度をJdとすると、変位電流の発生に伴い集
電電極H1〜H5と受光部Bおよびゲート電極C〜
Fの間に発生する電位差V1〜V5はJdに比例する。
各比例定数をR1(=V1/Jd)、R2(=V2/Jd)、R3
(=V3/Jd)、R4(=V4/Jd)、R5(=V5/Jd)で
表わす。
各パイロツトサイリスタPT1〜PT5の順方向バ
イアスの最大値は第6図においてダイオードD1
〜D5の両端電圧である。D1〜D5の両端に印加さ
れる順方向バイアスV12,V23,V34,V45および
V5はR1とR2、R2とR3、R3とR4、R4とR5の両端
電圧の差およびR5の両端電圧で、それぞれ表わ
すことができる。Jdは接合容量Cjとdv/dt値の
積であるからV12,V23,V34,V45およびV5は次
のようになる。
V12=V1−V2=(R1-R2)・Cj・dv/dt …(1) V23=V2−V3=(R2-R3)・Cj・dv/dt …(2) V34=V3−V4=(R3-R4)・Cj・dv/dt …(3) V45=V4−V5=(R4-R5)・Cj・dv/dt …(4) V5=V5=R5・Cj・dv/dt V12,V23,V34,V45およびV5の値が、各ダイ
オードD1〜D5の拡散電位になるとパイロツトサ
イリスタからの電子の注入が急増し、最初にバイ
アス電圧が拡散電位を越したパイロツトサイリス
タがdv/dtトリガする。本実施例ではV12,V23
V34,V45の値がV5より小さいか、等しくなるよ
うR1〜R5の値を選定してある。V12,V23,V34
V45がV5と等しくなるように設計した場合R5
R4−R5=R3−R4=R2−R3=R1−R2となり、こ
れらの関係からR5=R4/2=R3/3=R2/4=
R1/5の関係が得られる。従つて、前述した条
件を満足するには少くなくともR5R4/2、R5
R3/3、R5R2/4、R5R1/5の関係を満
すように、R1〜R5の値を選定しなくてはならな
い。
なお、本発明では前述したように第2パイロツ
トサイリスタPT2のゲート電極32と集電電極2
5の間の抵抗値を100Ω以下にして光感度の低下
を防止する必要がある。R2は第2パイロツトサ
イリスタPT2のNエミツタ幅に依存すのに対し
て、ゲート電極32と集電電極25の間の抵抗値
はNエミツタ長を大きくすることによつて低くで
きる。従つて前述したR1〜R5の条件と集電電極
25とゲート電極32の間の抵抗値の条件は相互
に矛盾なく実現できる。
ところで、このような構造ではdv/dt耐量が
最終段のパイロツトサイリスタPT5のPベース実
効抵抗Rnで決定される。実施例に示したように、
パイロツトサイリスタを5段にした場合、所定の
仕様のdv/dt値を満すようにR5を決定すればよ
い。その時、R1はR5の5倍まで大きくできる。
受光部のある第1パイロツトサイリスタPT1の光
感度を大きくしたり、又光信号伝送系との光結合
効率を大きくするため、受光部の径を大きくしよ
うとすると、一般にR1を大きくする必要がある。
本発明ではdv/dt耐量を犠性にすることなく容
易にR1を大きくすることができるので、光感度
や、光結合効率を大幅に改善することができる。
例えば4KVの光トリガサイリスタを使つた実験
によれば、受光部の直径d=1.5mmφの場合、
dv/dt=1500V/μsで従来例では最小光トリガパ
ワーφ*=4mwであつたものが、本発明からなる
5段パイロツトサイリスタの光トリガサイリスタ
では、φ*=2mwにすることができた。又同じφ*
=4mwで比較すると、本発明を実施した場合、
d=3mmφと2倍に改善することができた。1.5
mmφのバンドル型光フアイバーからなる光信号伝
送系と3mmφのそれとでは光源に発光ダイオード
を使つた場合、発光ダイオードの光出力とバンド
ル型光フアイバの光結合効率を3倍以上改善する
ことができる。いずれの場合も発光ダイオードの
駆動電流を大幅に改善できる。発光ダイオードの
駆動電流値は、発光ダイオードの寿命に大きく影
響するから本発明を実施することにより、光トリ
ガシステムの信頼性を大幅に向上させることがで
きる。特に、光トリガシステムに高い信頼性が要
求されている直流送電用サイリスタバルブ等に、
本発明からなる光トリガサイリスタを搭載する
と、大きな効果を発揮する。又、受光部の径を大
きくするとこの部分で発生するもれ電流が増加
し、高温動作時に耐圧が低下する傾向に一般にあ
るが、もれ電流は変位電流と同一経路を流れるか
ら、本発明を実施したサイリスタでは、もれ電流
による誤トリガ防止に対しても効果がある。その
結果、高温時の順方向阻止電圧特性のすぐれたサ
イリスタを実現できる。
さらに本発明では、集電電極によつて次に示す
効果が得られる。第2図に示してあるように従来
例ではR1、R2はカソード電極を介して電気的に
結合し、変位電流によりR1で発生する電圧をR2
の両端で発生する電圧で打ち消し、dv/dt耐量
を改善している。しかし前述したように主サイリ
スタのdv/dt耐量の低下を防止しようとすると
di/dt耐量が低下するといつた問題があつた。
これに対して本発明ではR1〜Rfは集電電極を
介して電気的に結合されているため、パイロツト
サイリスタの段数を容易に増設できる。即ち本発
明では、第6図に示されるように集電電極H1
H2,…で抵抗R1,R2,…の一端が短絡されるか
ら、初段のパイロツトサイリスタの接合容量C1
を流れる変位電流は抵抗R1を通つて集電電極に
流れて2段目にはバイアスとならず、2段目のパ
イロツトサイリスタの接合容量C2を流れる変位
電流は同様に抵抗R2を通つて集電電極に流れて
3段目のバイアスとはならない、という作用を有
するからである。そして受光部のある第1パイロ
ツトサイリスタPT1にターンオン初期に流れる電
流は後段のパイロツトサイリスタ数に比例して減
少するから、本発明からなるサイリスタは第1パ
イロツトサイリスタPT1へのターンオン電流の集
中を軽減できる。また、dv/dtノイズにより変
位電流が流れた時、第6図において例えば容量
C2を流れる変位電流は抵抗R2を通つてダイオー
ドD1に対して逆バイアスを発生し、容量C3を流
れる変位電流は抵抗R3を通つてダイオードD2
対して逆バイアスを発生する、という効果が得ら
れる。初段パイロツトサイリスタがターンオンし
た時も、そのターンオン電流はダイオードD1
ら抵抗R2を通つて集電電極に流れやはり、ダイ
オードD1に対して逆バイアスを発生する、とい
う関係が得られる。これらの結果本発明では、
di/dt耐量やdv/dt耐量を大きく保ちながら、ゲ
ート感度を高くすることができる。又、本発明か
らなるサイリスタでは光感度、dv/dt耐量を犠
性にすることなく、容易に受光部面積を大きくで
きるので、初期ターンオン領域が拡大し、ターン
オン初期のオン電流密度を大幅に低くすることが
できる。このような、理由により、本発明では、
従来例とくらべて、di/dt耐量を大幅に拡大でき
る。試作結果によれば、実施例のサイリスタでは
di/dt600Aと従来例とくらべて2〜3倍の
di/dt耐量を実現できた。
こうして本実施例により、dv/dt耐量等のサ
イリスタに要求される主要な特性を損うことなし
に、di/dt耐量と光感度(ゲート減度)の飛躍的
な向上を図つた高性能で実用性の高いサイリスタ
を実現することができる。
第7図に本発明のもう一つの実施例を模式的平
面図で示す。中心部に受光部のある第1パイロツ
トサイリスタPT1が形成され、これに対して3個
の第2パイロツトサイリスタPT21〜PT23および
3個の第3パイロツトサイリスタPT21〜PT23
交互に放射状に配列形成されている。第1パイロ
ツトサイリスタPT1のNエミツタの外周部には3
個の突出部を設けてここにもNエミツタ電極を配
設し、この突出部と第2パイロツトサイリスタ
PT21〜PT23の各ゲート電極の間をアルミニウム
線でボンデイング接続している。また第2パイロ
ツトサイリスタPT21〜PT23のNエミツタ層にも
突出部を設けてこの上にもやはり、Nエミツタ電
極を配設し、この突出部と第3パイロツトサイリ
スタPT31〜PT33の各ゲート電極との間をアルミ
ニウム線でボンデイング接続している。第3パイ
ロツトサイリスタPT31〜PT33では先の実施例と
同様、放射状に配設された集電電極40がエミツ
タ電極を兼ねている。各パイロツトサイリスタお
よび主サイリスタMTはシリコンウエハの<111
>面に形成してあり、各パイロツトサイリスタの
Nエミツタおよび集電電極40の周辺長方向は結
晶軸〔011〕、〔011〕、〔110〕、〔110〕、〔
10
1〕、〔101〕方向に配列してある。各Nエミツタ
および集電電極40の周辺長の半分は〔011〕、
〔110〕、〔101〕の結晶軸方向であり、この方
向の結晶軸方向であり、この方向の結晶軸はター
ンオン初期の導通領域を維持するのに適してお
り、確実なターンオンが実現できる。
尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるもの
ではない。実施例では、光サイリスタにつき例示
したが受光部にゲート電極を形成してなる電気ト
リガ式のサイリスタにも同様に適用することがで
きる。またパイロツトサイリスタの構成段数やそ
の配置構成は仕様に応じて定めればよいものであ
り、要は各パイロツトサイリスタをベース層に設
けられた集電電極によつて囲まれるように配置構
成して、前述した方法により、順次電気的に接続
すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサイリスタの一例を示す構成
図、第2図はその等価回路図、第3図は本発明の
一実施例のサイリスタの平面図、第4図はそのサ
イリスタの断面図、第5図は同じくそのサイリス
タの動作特性を説明するための図、第6図は同じ
くそのサイリスタの等価回路図、第7図は本発明
の他の実施例のサイリスタの模式的平面図であ
る。 MT…主サイリスタ、ST1〜ST5…パイロツト
サイリスタ、24a〜24f…Nエミツタ層、2
5…集電電極、26…受光部、27〜31…エミ
ツタ電極、32〜35…ゲート電極、36…配
線、37…カソード電極、38…アノード電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電型を交互に異ならせて積層された4つの
    半導体層からなる主サイリスタのベース層中に上
    記主サイリスタのエミツタ層を除く他の3つの半
    導体層を共有する複数のパイロツトサイリスタの
    エミツタ層を上記主サイリスタのエミツタ層と同
    導電型にそれぞれ形成してなるサイリスタにおい
    て、上記各パイロツトサイリスタは、主サイリス
    タのエミツタ層に隣接するベース層上に設けた集
    電電極の内側にそれぞれ個別に集電電極に取囲ま
    れるように配置し、かつ各パイロツトサイリスタ
    のエミツタ層に囲まれるベース層上にそれぞれゲ
    ート電極を形成し、これらの各パイロツトサイリ
    スタのゲート電極を順次前段のパイロツトサイリ
    スタのエミツタ層に設けられたエミツタ電極に電
    気的に接続し、最終段のパイロツトサイリスタの
    エミツタ電極を前記集電電極と共通化し、もれ電
    流や過電圧印加に伴う変位電流によつて生じる最
    終段のパイロツトサイリスタのカソード・エミツ
    タの順方向バイアス電圧に比べてその他のパイロ
    ツトサイリスタのカソード・エミツタの順方向バ
    イアス電圧を小さくまたは等しくなるように設定
    したことを特徴とするサイリスタ。 2 前記複数のパイロツトサイリスタのうち2段
    目のパイロツトサイリスタのゲート電極と前記集
    電電極の間の抵抗値を100Ω以下にしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のサイリス
    タ。 3 前記複数のパイロツトサイリスタのエミツタ
    層およびその上のエミツタ電極の一部に、これを
    隣接するパイロツトサイリスタのゲート電極に電
    気的に接続するための突出部を設けたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のサイリスタ。 4 前記複数のパイロツトサイリスタのうち初段
    のパイロツトサイリスタを光トリガ信号により点
    呼駆動することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のサイリスタ。
JP57199962A 1982-11-15 1982-11-15 サイリスタ Granted JPS5989462A (ja)

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JP57199962A JPS5989462A (ja) 1982-11-15 1982-11-15 サイリスタ
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EP83108506A EP0108874B1 (en) 1982-11-15 1983-08-29 Radiation-controllable thyristor
DE8383108506T DE3374740D1 (en) 1982-11-15 1983-08-29 Radiation-controllable thyristor
CA000436498A CA1188820A (en) 1982-11-15 1983-09-12 Radiation-controllable thyristor
CS836649A CS254968B2 (en) 1982-11-15 1983-09-13 Radiation-controllable semiconductor element

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